JP2007319349A - 股関節保護具 - Google Patents

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▲高▼義 山本
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Abstract

【課題】肌への負担を軽減することができる股関節保護具を提供する。
【解決手段】左半体7と右半体8を有する保護具本体9と、胴回り方向に配設されるとともに保護具本体9の左右方向中央領域に縫着した回転防止用締付ベルト10を、備える。左半体7と右半体8の一方を対応する足Lの大腿Eまでの上下長さ寸法を有する上下長寸法半体11とする。上下長寸法半体11が、大腿E回りに巻設して大腿Eの内転を防止する内転防止用ベルト5を有する。かつ、左半体7及び右半体8が、夫々複数本の補強用合成樹脂製ボーン6を上下方向に有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、股関節保護具に関する。
従来、(例えば手術した後に)股関節の脱臼を防止する股関節保護具としては、図14に示すように、腰部Wを包囲して姿勢を安定させる腰保護部材40と、大腿Dを包囲して大腿Dの内転を防止しつつ動きを規制する大腿保護部材41を備えたものがある。また、右脚の大腿の内転を防止する右大腿保護部材と、左脚の大腿の内転を防止する左大腿保護部材を、連結部材にて連結したものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、いずれも金属を有するものであり、重く、ハードな分だけ肌に負担がかかりやすいという欠点があった。また、金属部分が身体に当たり、睡眠時に負担がかかりやすかった。また、重くハードな股関節保護具を長期にわたって装着するので、精神的な負担が大きかった。また、金属部分に衣類が当たり、布を傷めることが多かった。また、重くてハードなので、自ら装着するのが困難で、他人の手を借りる必要があった。また、ハードゆえに伸縮性が全くなく、フィット感がなく、個々にオーダーしてもピッタリと合いにくいという問題があった。また、採寸してから出来上がるまでに、長い期間(例えば2週間)がかかるという問題があった。
特開2001−70328号公報
解決しようとする課題は、重く、ハードな分だけ肌に負担がかかりやすい点である。また、金属部分が身体に当たり、睡眠時に負担がかかりやすい点である。また、重くハードな股関節保護具を長期にわたって装着するので、精神的な負担が大きい点である。また、金属部分に衣類が当たり、布を傷めることが多い点である。また、重くてハードなので、自ら装着するのが困難で、他人の手を借りる必要がある点である。また、ハードゆえに伸縮性が全くなく、フィット感がなく、個々にオーダーしてもピッタリと合いにくいという点である。また、採寸してから出来上がるまでに、長い期間(例えば2週間)がかかるという点である。
そこで、本発明に係る股関節保護具は、左半体と右半体を有する保護具本体と、胴回り方向に配設されるとともに上記保護具本体の左右方向中央領域に縫着した回転防止用締付ベルトを、備え、上記左半体と右半体の一方を対応する足の大腿までの上下長さ寸法を有する上下長寸法半体とし、該上下長寸法半体が、上記大腿回りに巻設して該大腿の内転を防止する内転防止用ベルトを有し、かつ、上記左半体及び右半体が、夫々複数本の補強用合成樹脂製ボーンを上下方向に有するものである。
また、上記保護具本体が、少なくとも腹部の略全体に対応する範囲の外面全体にわたって、第1面状ファスナーを有するとともに、上記回転防止用締付ベルトの夫々が、左右一対の突片部を有し、該突片部が、上記第1面状ファスナーと着脱自在な第2面状ファスナーを内面側に有し、上記第1面状ファスナーと上記第2面状ファスナーを貼着させることにより締付力を調整可能に構成し、かつ、上記回転防止用締付ベルトが、外面側に第3面状ファスナーを有するとともに、上記内転防止用ベルトが、上記第1面状ファスナー及び上記第3面状ファスナーと着脱自在な第4面状ファスナーを内面側に有し、第4面状ファスナーを、上記第1面状ファスナー及び/又は第3面状ファスナーと貼着させることにより上記大腿に対する外転方向への牽引力を調整可能に構成したものである。
また、上記左半体と右半体の間に、周囲長調節用マチ布部を介在させ、該マチ布部に回転防止用締付ベルトを縫着したものである。
また、左半体と右半体を有する保護具本体と、左半分と右半分に分離した左突片・右突片の各基端を上記保護具本体の左右方向中央領域に縫着した回転防止用締付ベルトを、備え、上記左半体と右半体の一方を対応する足の大腿までの上下長さ寸法を有する上下長寸法半体とし、該上下長寸法半体が、上記大腿回りに巻設して該大腿の内転を防止する内転防止用ベルトを有し、かつ、上記左半体及び右半体が、夫々複数本の補強用合成樹脂製ボーンを上下方向に有し、上記保護具本体が、少なくとも腹部の略全体に対応する範囲の外面全体にわたって、第1面状ファスナーを有するとともに、上記左突片・右突片の夫々が、上記第1面状ファスナーと着脱自在な第2面状ファスナーを内面側に有し、上記第1面状ファスナーと上記第2面状ファスナーを貼着させることにより締付力を調整可能に構成し、かつ、上記回転防止用締付ベルトが、外面側に第3面状ファスナーを有するとともに、上記内転防止用ベルトが、上記第1面状ファスナー及び上記第3面状ファスナーと着脱自在な第4面状ファスナーを内面側に有し、第4面状ファスナーを、上記第1面状ファスナー及び/又は第3面状ファスナーと貼着させることにより上記大腿に対する外転方向への牽引力を調整可能に構成したものである。
また、上記上下長寸法半体が、前部から後部にかけて上記ボーンを有するものである。 また、上記左半体が、2枚の左布体と、該2枚の左布体にてサンドイッチ状に内包される上記ボーンを備え、かつ、上記右半体が、2枚の右布体と、該2枚の右布体にてサンドイッチ状に内包される上記ボーンを備えたものである。
また、上記ボーンが、複数本の合成樹脂線材を編んだものから成る細帯状である。
また、上記左半体の前端縁と、上記右半体の前端縁を、ファスナーにて相互に着脱可能に構成したものである。
また、上記回転防止用締付ベルトを上下に2枚備えたものである。
また、上記左布体、上記右布体、及び、上記回転防止用締付ベルトが、伸縮自在な素材から成るものである。
本発明の股関節保護具によれば、肌への負担を軽減することができる。睡眠時の負担を軽減することができる。また、精神的な負担を軽減することができる。また、布を傷めることを防止することができる。また、自ら容易に装着することができる。また、フィット感があり、個々にオーダーしなくてもピッタリと合う。また、必要な時にすぐに入手することができる。
図1・図2は、本発明の第1の実施の形態の使用状態(具体的には、マネキン人形Mに着用させた状態)を示す。この股関節保護具は、股関節Kの脱臼を防止するために、身体の動きを規制する機能を有する。特に、脱臼を防止しようとする足Lの大腿E(図例では左足)に、内転防止用ベルト5を巻設して、大腿Eの内転(図1の矢印A方向に回転すること)を防止する。すなわち、足Lが内転しようとすると、内転防止用ベルト5によって、外転方向へ牽引力Fがはたらく。また、上下方向に複数本の合成樹脂製ボーン6(詳細は後述する。)を有しており、その弾性復元力により、前にかがんだり、足Lを曲げるなどの股関節Kを曲げる動作をしにくいように、身体の動きを規制することができる。ボーン6は、例えば、ナイロンから成る。
具体的には、図3・図4に示すように、左半体7と右半体8を有する保護具本体9と、胴回り方向に配設されるとともに保護具本体9の左右方向中央領域Nに縫着Gした回転防止用締付ベルト10を、備える。回転防止用締付ベルト10を上下に2枚備えている。回転防止用締付ベルト10は、伸縮自在かつ通気性良好な素材(例えば、パンチング加工された布体等)から成る。左半体7が、対応する足L(左足)の大腿E(図1・図2参照)までの上下長さ寸法Hを有する上下長寸法半体11とされている。上下長寸法半体11が、大腿E回りに巻設して大腿Eの内転を防止する内転防止用ベルト5を有する。左半体7及び右半体8が、夫々複数本の補強用合成樹脂製ボーン6(詳細は後述する。)を上下方向に有する。
具体的には、上下長寸法半体11(左半体7)が15本以上25本以下のボーン6を有し、かつ、左半体7・右半体8のうち上下長寸法半体11でないもの───上下短寸法半体33───(右半体8)が5本以上15本以下のボーン6を有する。上下長寸法半体11が有するボーン6の本数及び上下短寸法半体33が有するボーン6の本数が、上記範囲にある場合、股関節の動きを適切に規制することができる。上下長寸法半体11が有するボーン6の本数が、15本未満の場合、身体の動きを適切に規制することができない虞れがある。上下長寸法半体11が有するボーン6の本数が、25本を超える場合、製造に過剰な手間がかかるとともに、余分なボーン6を有する虞れがある。上下短寸法半体33が有するボーン6の本数が、5本未満の場合、身体の動きを適切に規制することができない虞れがある。上下短寸法半体33が有するボーン6の本数が、15本を超える場合、製造に過剰な手間がかかるとともに、余分なボーン6を有する虞れがある。上下長寸法半体11が、前部12から後部13にかけてボーン6を有する。左半体7の前端縁14と、右半体8の前端縁15が、ファスナー16にて相互に着脱可能に構成されている。
図5〜図9に示すように、保護具本体9が、少なくとも腹部Bの略全体に対応する範囲Pの外面17全体にわたって、第1面状ファスナー1を有する。回転防止用締付ベルト10の夫々が、左右一対の突片部18,18を有する。突片部18が、第1面状ファスナー1と着脱自在な第2面状ファスナー2を内面19側に有する。第1面状ファスナー1と第2面状ファスナー2を貼着させることにより締付力Sを調整可能に構成されている。
回転防止用締付ベルト10が、外面20側に第3面状ファスナー3を有する。内転防止用ベルト5が、第3面状ファスナー3と着脱自在な第4面状ファスナー4を内面21側に有する。第4面状ファスナー4を、第3面状ファスナー3と貼着させることにより大腿Eに対する外転方向への牽引力Fを調整可能に構成されている。32は内転防止用ベルト5の長手方向途中部に設けられて内転防止用ベルト5の固定位置を安定させるための補助面ファスナーを示す。
図9に示すように、左半体7と右半体8の間に、周囲長調節用マチ布部22が介在している。マチ布部22は、好ましくは伸縮自在かつ通気性良好な素材(例えばパワーネット等)から成る。マチ布部22に回転防止用締付ベルト10が縫着Gされている。左半体7が、2枚の左布体23と、2枚の左布体23にてサンドイッチ状に内包されるボーン6を備えている。右半体8が、2枚の右布体24と、2枚の右布体24にてサンドイッチ状に内包されるボーン6を備えている。左布体23及び右布体24は、伸縮自在かつ通気性良好な素材(例えば、パンチング加工された布体等)から成る。なお、図9は、簡略図であって、ボーン6の本数は、少なく描いているが、実際は、ボーン6の本数は、上述の範囲にあるものとする。
図10・図11に示すように、ボーン6が、複数本の合成樹脂線材25を三ツ編み状に編んだものから成る細帯状である。具体的には、ボーン6が、6本の合成樹脂線材25を2本一組の三ツ編み状に編んだものから成る細帯状である。
図12・図13は、第2の実施の形態を示す。左半分と右半分に分離した左突片26・右突片27の各基端28,29を保護具本体9の左右方向中央領域Nに縫着Gした回転防止用締付ベルト10を、備える。そして、左突片26・右突片27の夫々が、上記第1面状ファスナー1と着脱自在な第2面状ファスナー2を内面30,31側に有する。その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
なお、図1〜図4に於ては、各面状ファスナーの多数の雄部材や雌部材を図示省略した。また、図5・図6・図8及び図12に於て、各面状ファスナーを簡略化して部分的に描いてあるが、各面状ファスナーを簡略化して描いてある面に、全面的に面状ファスナーを有している。
本発明は、設計変更可能であって、例えば、右半体8を、対応する足L(右足)の大腿Eまでの上下長さ寸法Hを有する上下長寸法半体11とするも良い。また、左半体7及び右半体8を、上下長寸法半体11とするも良い。つまり、右足用、左足用、両足用のいずれとするも良い。また内転防止用ベルト5が、第1面状ファスナー1と着脱自在な第4面状ファスナーを内面21側に有し、第4面状ファスナー4を、第1面状ファスナー1と貼着させることにより大腿Eに対する外転方向への牽引力Fを調整可能に構成するも良い。また、第4面状ファスナー4を、第1面状ファスナー1及び第3面状ファスナー3と貼着させることにより大腿Eに対する外転方向への牽引力を調整可能に構成するも良い。また、合成樹脂製ボーン6の編み方は、上述のものに限られない。例えば、4本の合成樹脂線材25をねじり状としたものから成る細帯状とするも良い。また、1本のボーン6を構成する合成樹脂線材25の本数は、増減自在である。また、左半体7及び右半体8が埋込状に合成樹脂製ボーン6を内有するも良い。
以上のように、本発明は、左半体7と右半体8を有する保護具本体9と、胴回り方向に配設されるとともに保護具本体9の左右方向中央領域Nに縫着Gした回転防止用締付ベルト10を、備え、左半体7と右半体8の一方を対応する足Lの大腿Eまでの上下長さ寸法Hを有する上下長寸法半体11とし、上下長寸法半体11が、大腿E回りに巻設して大腿Eの内転を防止する内転防止用ベルト5を有し、かつ、左半体7及び右半体8が、夫々複数本の補強用合成樹脂製ボーン6を上下方向に有するので、軽くてソフトであり、肌への当たりが柔らかく、肌への負担を軽減することができる。睡眠時の負担を軽減することができる。従来の股関節保護具と比較して軽く、装着時の精神的な負担を軽減することができる。また、布を傷めることを防止することができる。また、自ら容易に装着することができる。また、フィット感があり、個々にオーダーしなくてもピッタリと合う。また、必要な時にすぐに入手することができる。また、洗濯して清潔に使用することができる。
さらに、身体の動きを規制して股関節Kの脱臼を防止することができる。特に、脱臼を防止しようとする足Lの大腿Eに、内転防止用ベルト5を巻設して、大腿Eの内転を防止することができる。すなわち、足Lが内転しようとすると、内転防止用ベルト5によって、外転方向へ牽引力Fがはたらく。特に、回転防止用締付ベルト10にて保護具本体9が腰回りに回転するのを防止しつつ、内転防止用ベルト5にて足Lが内転するのを防止する。そして、内転防止用ベルト5の内転防止効果を最大限に発揮させることができる。言い換えると、回転防止用締付ベルト10によって骨盤状態を安定させつつ、内転防止用ベルト5にて足Lの内転を防止することができる。また、上下方向に複数本の合成樹脂製ボーン6の弾性復元力により、前にかがんだり、足Lを曲げるなどの股関節Kを曲げる動作をしにくいように、身体の動きを規制することができる。
また、保護具本体9が、少なくとも腹部Bの略全体に対応する範囲Pの外面17全体にわたって、第1面状ファスナー1を有するとともに、回転防止用締付ベルト10の夫々が、左右一対の突片部18を有し、突片部18が、第1面状ファスナー1と着脱自在な第2面状ファスナー2を内面19側に有し、第1面状ファスナー1と第2面状ファスナー2を貼着させることにより締付力を調整可能に構成し、かつ、回転防止用締付ベルト10が、外面20側に第3面状ファスナー3を有するとともに、内転防止用ベルト5が、第1面状ファスナー1及び第3面状ファスナー3と着脱自在な第4面状ファスナー4を内面21側に有し、第4面状ファスナー4を、第1面状ファスナー1及び/又は第3面状ファスナー3と貼着させることにより大腿Eに対する外転方向への牽引力Fを調整可能に構成したので、面状ファスナーの着脱により、容易に装着・脱着することができる。
また、左半体7と右半体8の間に、周囲長調節用マチ布部22を介在させ、マチ布部22に回転防止用締付ベルト10を縫着Gしたので、周囲長が短くなるように回転防止用締付ベルト10を固定する際、マチ布部22が保護具本体9のたわみを吸収する。特に、腰回りが太い人から細い人まで、幅広い人が着用することができる。
また、左半体7と右半体8を有する保護具本体9と、左半分と右半分に分離した左突片26・右突片27の各基端28・29を保護具本体9の左右方向中央領域Nに縫着Gした回転防止用締付ベルト10を、備え、左半体7と右半体8の一方を対応する足Lの大腿Eまでの上下長さ寸法Hを有する上下長寸法半体11とし、上下長寸法半体11が、大腿E回りに巻設して大腿Eの内転を防止する内転防止用ベルト5を有し、かつ、左半体7及び右半体8が、夫々複数本の補強用合成樹脂製ボーン6を上下方向に有し、保護具本体9が、少なくとも腹部Bの略全体に対応する範囲Pの外面17全体にわたって、第1面状ファスナー1を有するとともに、左突片26・右突片27の夫々が、第1面状ファスナー1と着脱自在な第2面状ファスナー2を内面30・31側に有し、第1面状ファスナー1と第2面状ファスナー2を貼着させることにより締付力Sを調整可能に構成し、かつ、回転防止用締付ベルト10が、外面20側に第3面状ファスナー3を有するとともに、内転防止用ベルト5が、第1面状ファスナー1及び第3面状ファスナー3と着脱自在な第4面状ファスナー4を内面21側に有し、第4面状ファスナー4を、第1面状ファスナー1及び/又は第3面状ファスナー3と貼着させることにより大腿Eに対する外転方向への牽引力Fを調整可能に構成したので、軽くてソフトであり、肌への当たりが柔らかく、肌への負担を軽減することができる。
睡眠時の負担を軽減することができる。従来の股関節保護具と比較して軽く、装着時の精神的な負担を軽減することができる。また、布を傷めることを防止することができる。また、自ら容易に装着することができる。また、フィット感があり、個々にオーダーしなくてもピッタリと合う。また、必要な時にすぐに入手することができる。また、洗濯して清潔に使用することができる。
さらに、身体の動きを規制して股関節Kの脱臼を防止することができる。特に、脱臼を防止しようとする足Lの大腿Eに、内転防止用ベルト5を巻設して、大腿Eの内転を防止することができる。すなわち、足Lが内転しようとすると、内転防止用ベルト5によって、外転方向へ牽引力Fがはたらく。特に、回転防止用締付ベルト10にて保護具本体9が腰回りに回転するのを防止しつつ、内転防止用ベルト5にて足Lが内転するのを防止する。そして、内転防止用ベルト5の内転防止効果を最大限に発揮させることができる。言い換えると、回転防止用締付ベルト10によって骨盤状態を安定させつつ、内転防止用ベルト5にて足Lの内転を防止することができる。また、上下方向に複数本の合成樹脂製ボーン6の弾性復元力により、前にかがんだり、足Lを曲げるなどの股関節Kを曲げる動作をしにくいように、身体の動きを規制することができる。
また、面状ファスナーの着脱により、容易に装着・脱着することができる。
また、上下長寸法半体11が、前部12から後部13にかけてボーン6を有するので、適切かつ確実に股関節を保護することができる。
また、左半体7が、2枚の左布体23と、2枚の左布体23にてサンドイッチ状に内包されるボーン6を備え、かつ、右半体8が、2枚の右布体24と、2枚の右布体24にてサンドイッチ状に内包されるボーン6を備えたので、容易に製造することができる。また、着用感及び外観が良い。
また、ボーン6が、複数本の合成樹脂線材25を編んだものから成る細帯状であるので、身体の形状にフィットしやすく、かつ、動きの規制を若干緩和することができ、着用感が良い。
また、左半体7の前端縁14と、右半体8の前端縁15を、ファスナー16にて相互に着脱可能に構成したので、この股関節保護具の着脱を容易かつスムーズに行なうことができる。特に、股関節を伸ばしたままの状態で、股関節保護具を着脱することができる。そして、保護具本体を装着したままで、排泄をすることができる。
また、回転防止用締付ベルト10を上下に2枚備えたので、上の回転防止用締付ベルト10で腰を安定させつつ保護し、かつ、下の回転防止用締付ベルト10で骨盤・股関節Kを安定させつつ保護することができる。
また、左布体23、右布体24、及び、回転防止用締付ベルト10が、伸縮自在な素材から成るので、身体にフィットさせることができる。すなわち、着用感が良い。
本発明の第1の実施の形態の使用状態を示す正面図である。 背面図である。 内面側を示す正面図である。 外面側を示す背面図である。 正面図である。 背面図である。 内面側を示す正面図である。 外面側を示す背面図である。 図8のZ−Z断面図である。 図7のY−Y断面図である。 ボーンを示す正面図である。 第2の実施の形態を示す背面図である。 図12のX−X断面図である。 従来例の使用状態を示す正面図である。
符号の説明
1 第1面状ファスナー
2 第2面状ファスナー
3 第3面状ファスナー
4 第4面状ファスナー
5 内転防止用ベルト
6 (合成樹脂製)ボーン
7 左半体
8 右半体
9 保護具本体
10 回転防止用締付ベルト
11 上下長寸法半体
12 前部
13 後部
14 前端縁
15 前端縁
16 ファスナー
17 外面
18 突片部
19 内面
20 外面
21 内面
22 マチ布部
23 左布体
24 右布体
25 合成樹脂線材
26 左突片
27 右突片
28 基端
29 基端
30 内面
31 内面
B 腹部
E 大腿
F 牽引力
G 縫着
H 上下長さ寸法
L 足
N 左右方向中央領域
P 範囲
S 締付力

Claims (10)

  1. 左半体(7)と右半体(8)を有する保護具本体(9)と、胴回り方向に配設されるとともに上記保護具本体(9)の左右方向中央領域(N)に縫着(G)した回転防止用締付ベルト(10)を、備え、上記左半体(7)と右半体(8)の一方を対応する足(L)の大腿(E)までの上下長さ寸法(H)を有する上下長寸法半体(11)とし、該上下長寸法半体(11)が、上記大腿(E)回りに巻設して該大腿(E)の内転を防止する内転防止用ベルト(5)を有し、かつ、上記左半体(7)及び右半体(8)が、夫々複数本の補強用合成樹脂製ボーン(6)を上下方向に有することを特徴とする股関節保護具。
  2. 上記保護具本体(9)が、少なくとも腹部(B)の略全体に対応する範囲(P)の外面(17)全体にわたって、第1面状ファスナー(1)を有するとともに、上記回転防止用締付ベルト(10)の夫々が、左右一対の突片部(18)を有し、該突片部(18)が、上記第1面状ファスナー(1)と着脱自在な第2面状ファスナー(2)を内面(19)側に有し、上記第1面状ファスナー(1)と上記第2面状ファスナー(2)を貼着させることにより締付力を調整可能に構成し、
    かつ、上記回転防止用締付ベルト(10)が、外面(20)側に第3面状ファスナー(3)を有するとともに、上記内転防止用ベルト(5)が、上記第1面状ファスナー(1)及び上記第3面状ファスナー(3)と着脱自在な第4面状ファスナー(4)を内面(21)側に有し、第4面状ファスナー(4)を、上記第1面状ファスナー(1)及び/又は第3面状ファスナー(3)と貼着させることにより上記大腿(E)に対する外転方向への牽引力(F)を調整可能に構成した請求項1記載の股関節保護具。
  3. 上記左半体(7)と右半体(8)の間に、周囲長調節用マチ布部(22)を介在させ、該マチ布部(22)に回転防止用締付ベルト(10)を縫着(G)した請求項1又は2記載の股関節保護具。
  4. 左半体(7)と右半体(8)を有する保護具本体(9)と、左半分と右半分に分離した左突片(26)・右突片(27)の各基端(28)(29)を上記保護具本体(9)の左右方向中央領域(N)に縫着(G)した回転防止用締付ベルト(10)を、備え、上記左半体(7)と右半体(8)の一方を対応する足(L)の大腿(E)までの上下長さ寸法(H)を有する上下長寸法半体(11)とし、該上下長寸法半体(11)が、上記大腿(E)回りに巻設して該大腿(E)の内転を防止する内転防止用ベルト(5)を有し、かつ、上記左半体(7)及び右半体(8)が、夫々複数本の補強用合成樹脂製ボーン(6)を上下方向に有し、 上記保護具本体(9)が、少なくとも腹部(B)の略全体に対応する範囲(P)の外面(17)全体にわたって、第1面状ファスナー(1)を有するとともに、上記左突片(26)・右突片(27)の夫々が、上記第1面状ファスナー(1)と着脱自在な第2面状ファスナー(2)を内面(30)(31)側に有し、上記第1面状ファスナー(1)と上記第2面状ファスナー(2)を貼着させることにより締付力(S)を調整可能に構成し、
    かつ、上記回転防止用締付ベルト(10)が、外面(20)側に第3面状ファスナー(3)を有するとともに、上記内転防止用ベルト(5)が、上記第1面状ファスナー(1)及び上記第3面状ファスナー(3)と着脱自在な第4面状ファスナー(4)を内面(21)側に有し、第4面状ファスナー(4)を、上記第1面状ファスナー(1)及び/又は第3面状ファスナー(3)と貼着させることにより上記大腿(E)に対する外転方向への牽引力(F)を調整可能に構成したことを特徴とする股関節保護具。
  5. 上記上下長寸法半体(11)が、前部(12)から後部(13)にかけて上記ボーン(6)を有する請求項1,2,3又は4記載の股関節保護具。
  6. 上記左半体(7)が、2枚の左布体(23)と、該2枚の左布体(23)にてサンドイッチ状に内包される上記ボーン(6)を備え、かつ、上記右半体(8)が、2枚の右布体(24)と、該2枚の右布体(24)にてサンドイッチ状に内包される上記ボーン(6)を備えた請求項1,2,3,4又は5記載の股関節保護具。
  7. 上記ボーン(6)が、複数本の合成樹脂線材(25)を編んだものから成る細帯状である請求項1,2,3,4,5又は6記載の股関節保護具。
  8. 上記左半体(7)の前端縁(14)と、上記右半体(8)の前端縁(15)を、ファスナー(16)にて相互に着脱可能に構成した請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の股関節保護具。
  9. 上記回転防止用締付ベルト(10)を上下に2枚備えた請求項1,2,3,4,5,6,7又は8記載の股関節保護具。
  10. 上記左布体(23)、上記右布体(24)、及び、上記回転防止用締付ベルト(10)が、伸縮自在な素材から成る請求項6記載の股関節保護具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015048562A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 株式会社Avenda 股関節安定化ウエア

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