JP2002045382A - 頸椎カラー - Google Patents

頸椎カラー

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JP2002045382A
JP2002045382A JP2000236047A JP2000236047A JP2002045382A JP 2002045382 A JP2002045382 A JP 2002045382A JP 2000236047 A JP2000236047 A JP 2000236047A JP 2000236047 A JP2000236047 A JP 2000236047A JP 2002045382 A JP2002045382 A JP 2002045382A
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collar
cervical
band
cervical vertebrae
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Kunihiro Yamamoto
邦弘 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手が頸部の後方まで届かない者でも、容易に
着脱が行えるようにする。 【解決手段】 頸部前方側の輪郭に沿うように湾曲自在
の帯状の本体11の両端部外側面に面ファスナ13、1
4を設けた第1部材1と、頸部後方側の輪郭に沿うよう
に湾曲自在で且つ第1部材1よりも長い帯状の本体21
の、両端部内側面に面ファスナ22、23を設けた第2
部材2とから成り、第2部材2の本体21の両端部を第
1部材1の本体11の両端部の上に重ね合わせ面ファス
ナ同士を対面させて貼着することにより、使用者の頸部
を取り囲む環状とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として頸部や頭
部を固定する目的で利用される頸椎カラーに関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる鞭打ち症などの頸椎疾患を患っ
た患者の治療に際し、頸椎の前屈を制限すべく固定した
り頸椎を保護したりするために、頸椎カラーと呼ばれる
装具が広く使用されている。
【0003】図2は、従来の頸椎カラーの一例を示す外
観図である。図2に示すように、この頸椎カラーは、全
体として頸部の周囲長よりもやや長い程度の細長い帯状
の本体31を有しており、その両端にそれぞれ一方がル
ープ面、他方がフック面である面ファスナ33、34が
縫着されている。使用時には、本体31の略中央のやや
窪んだ個所32に顎がくるような状態で頸部に巻き付
け、頸部後方で面ファスナ33、34を密着させて環状
とする。患者の症状に合わせて、本体31には比較的硬
いものや柔らかいものなどがあるが、基本的な形状は図
2に示したものと同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、患者がリウ
マチであったり、いわゆる五十肩といった疾患を併発し
ている場合、手が頸部後方まで上がらないことが多く、
このような患者は従来の頸椎カラーを自分では着脱する
ことができず、他人の助力を仰ぐ必要があった。
【0005】本発明はこのような課題に鑑みて成された
ものであり、その主たる目的は、手が頸部の後方まで回
らない者であっても、容易に着脱ができる頸椎カラーを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る頸椎カラーは、頸部前方側の輪
郭に沿うように湾曲自在の帯状体であって、該帯状体の
両端部外側面に貼着部を設けた第1部材と、頸部後方側
の輪郭に沿うように湾曲自在で且つ前記第1部材よりも
長い帯状体であって、該帯状体の両端部内側面に、前記
第1部材の貼着部と着脱自在の貼着部を設けた第2部材
とから成り、第2部材の帯状体の両端部を第1部材の帯
状体の両端部の上に重ね合わせ貼着部同士を対面させて
貼着することにより、使用者の頸部を取り囲む環状と成
すことを特徴としている。
【0007】また、上記本発明に係る頸椎カラーでは、
前記第2部材の帯状体の両端部に、環状の紐を取り付け
た構成とすると更に好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る頸椎カラーの
一実施形態を図1を参照して説明する。図1(a)はこ
の頸椎カラーを頸部から取り外した状態での外観斜視
図、図1(b)は頸部に装着した使用状態での外観斜視
図である。この頸椎カラーは、頸部の前部及び両側部前
方を覆う第1部材1と、頸部の後部及び両側部後方を覆
う第2部材2とを一組として構成される。
【0009】第1部材1は、その本体11の長手方向の
長さが20〜30cm程度であって、頸部前方の輪郭に
適合するように、予め若干湾曲した(又は両端部が屈曲
した)形状に成形され、且つ更に湾曲自在のクッション
性に富む構造となっている。また、本体11の両端部の
外側には、面ファスナ(フック面又はループ面の何れか
一方)13、14が縫着されている。なお、後述の理由
により、本体11の略中央部12は全体に下方に若干湾
曲した形状になっている。
【0010】一方、第2部材2は、その本体21の長手
方向の長さは第1部材1の本体11よりも長く30〜4
0cm程度であって、頸部後方の輪郭に適合するよう
に、予め若干湾曲した(又は両端部が屈曲した)形状に
成形され、且つ更に湾曲自在のクッション性に富む構造
となっている。また、本体21の両端部の内側には、面
ファスナ13、14とは相違する面構造(つまりループ
面又はフック面の何れか一方)である面ファスナ22、
23が縫着されている。また、環状の紐24、25が面
ファスナ22、23の外側に取り付けられている。
【0011】本体11、21は、何れも通気性を有する
ウレタンフォームなどから成る芯部をメッシュ状の編地
で被覆したものであり、厚さは中央部で約2〜3cm、
両端部で1cm程度、高さは5〜8cm程度である。長
期間の使用時の変形を回避するために、ウレタンフォー
ムは復元性の高いものが好ましく、例えば無圧マットレ
ス等に利用されているものが有用である。また、軽度の
頸椎疾患者用としては比較的柔らかいウレタンフォーム
を使用する一方、重度の頸椎疾患者用で頸部を強固に固
定する必要がある場合には硬いウレタンフォームを使用
するとよい。但し、この本体11、21の材料や寸法は
本発明を限定するものではなく、例えば、合成樹脂製の
板材の周囲にクッション性部材を取り付けたもの等、従
来、頸椎カラーとして利用されている種々の材料が使用
可能である。
【0012】この頸椎カラーを装着する際には次のよう
にする。通常、初めは、医師や義肢装具士等が患者の症
状や頸部寸法などに応じて適切な硬さ、大きさの頸椎カ
ラーを選定し、適切な頸部保持状態となるように患者の
頸部に装着する。すなわち、第1部材1を患者の頸部前
方、つまり咽喉部を覆うように押さえ、次いで、頸部の
後方から、第2部材2の本体21の両端部が第1部材1
の本体11の両端部の上に重なるように装着し、頸部の
大きさや固定状況に応じて適宜に寸法を調節して図1
(a)に示すように面ファスナ22、23を、面ファス
ナ13、14に貼り合わせる。これにより、図1(b)
に示すように環状となり、患者の頸部や頭部を適切に固
定することができる。第1部材1の本体11の中央部1
2はちょうど患者の顎部に位置に相当するため、前述し
たように下方に若干湾曲した形状となっている。
【0013】一旦、このように正しく装着したあと、患
者自身がこの頸椎カラーを取り外す場合には、左右何れ
か一方側の面ファスナは貼着したまま、他方の面ファス
ナを引き剥がして第1部材1と第2部材2との重なりを
解除し、頸部から取り外す。また、このように取り外し
た頸椎カラーを患者自身が再び装着する場合には、取り
外しと逆の手順で行えばよい。例えば、患者の手が頸部
の後方にまで回らなくても、より不自由な一方の手で第
1部材1を軽く押さえ、他方の、より自由が利くほうの
手で第2部材2の一方の端部を、対応する第1部材1の
端部から引き剥がす又は貼り付けることにより、容易に
着脱が行える。この動作は左右何れでもよいので、その
患者毎に又そのときの症状等に応じて、適宜に選ぶこと
ができる。
【0014】また、一般にリウマチ疾患等の場合、患者
の握力がかなり弱くなっており、本体21の端部自体を
把持することが困難であることが多いが、本体21の両
端部に設けた環状の紐24、25に指を掛けて引張るよ
うにすることにより、同様に容易に着脱が行える。
【0015】なお、上記実施形態は単に本発明の一例で
あって、本発明の趣旨の範囲で適宜に変形や修正が行え
ることは明らかである。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る頸椎カラー
によれば、手が頸部後方まで届かない者であっても、無
理なく容易に頸椎カラーを頸部に装着又は取り外しする
ことができる。また、従来のように頸部後方で着脱動作
を行う必要がある頸椎カラーでは、毛髪が長い女性等が
着脱を行う場合、たとえ頸部後方まで手が届いたとして
も、その着脱はたいへん面倒であった。これに対し、本
発明に係る頸椎カラーでは、後方に垂下した毛髪の下側
を側方から通すようにして着脱することができるので、
着脱が非常に容易に行える。
【0017】また、本発明にあって第2部材に環状の紐
を設けた構成とすれば、この紐を利用することにより、
握力が弱い者であっても自ら頸椎カラーを着脱すること
ができる。このようなことは、従来の頸椎カラーでは不
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である頸椎カラーの外観
図であり、(a)はこの頸椎カラーを頸部から取り外し
た状態での外観斜視図、(b)は頸部に装着した使用状
態での外観斜視図。
【図2】 従来の頸椎カラーの外観平面図。
【符号の説明】
1…第1部材 11…本体 13、14…面ファスナ 2…第2部材 21…本体 22、23…面ファスナ 24、25…環状の紐

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頸部前方側の輪郭に沿うように湾曲自在
    の帯状体であって、該帯状体の両端部外側面に貼着部を
    設けた第1部材と、頸部後方側の輪郭に沿うように湾曲
    自在で且つ前記第1部材よりも長い帯状体であって、該
    帯状体の両端部内側面に、前記第1部材の貼着部と着脱
    自在の貼着部を設けた第2部材とから成り、第2部材の
    帯状体の両端部を第1部材の帯状体の両端部の上に重ね
    合わせ貼着部同士を対面させて貼着することにより、使
    用者の頸部を取り囲む環状と成すことを特徴とする頸椎
    カラー。
  2. 【請求項2】 前記第2部材の帯状体の両端部に、環状
    の紐を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の頸
    椎カラー。
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