JPH056976Y2 - - Google Patents

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JPH056976Y2
JPH056976Y2 JP11728190U JP11728190U JPH056976Y2 JP H056976 Y2 JPH056976 Y2 JP H056976Y2 JP 11728190 U JP11728190 U JP 11728190U JP 11728190 U JP11728190 U JP 11728190U JP H056976 Y2 JPH056976 Y2 JP H056976Y2
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belt
traction
belt body
chin
back pain
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、腰痛解消用(又は肩凝り解消用をも
兼ねた)牽引ベルトに関するものである。
[従来の技術] 従来、腰痛の解消療法の一つとしていわゆる牽
引療法と称するものがあり、これはベツドに寝か
せた患者の腰部にコルセツト状のカバー材を嵌め
て紐でしつかり固定し、このカバー材の両側にフ
ツクを引つ掛けてベツドの後方部から機械的に強
く引つ張り、患者の腰部を強く牽引して骨盤を引
き下げ脊椎を伸ばすことにより腰痛を解消する療
法である。
第10図及び第11図に示すように腰痛は、お
もに椎間板a内部にある髄核bが腰部の老化やス
トレスにより後方に飛び出し、脊髄の内部を通る
神経cを刺激して痛みが生じるのである。前記牽
引療法は、骨盤を牽引することにより椎間板内部
の内圧を下げ、髄核を椎間板内部の元の場所へ戻
す効果がある。尚、慢性の場合は、間歇牽引を行
うことにより椎間板内部の内圧を上げ下げさせる
ことにより椎間板や靱帯の新陳代謝を活発にし、
又筋肉のマツサージ効果も得られ、椎間板の老化
を防止し、弾力性を取り戻すのに効果的である。
人により差はあるが、約1か月間、毎日朝夕1回
ずつ15分位かけて間歇牽引を行うと効果的であ
る。又、適度な運動と並行して行うことが理想的
である。
[考案が解決しようとする課題] 最近、圧倒的に多くなつてきている腰痛の治療
法として、今一番多く行われかつ効果を挙げてい
るのが前記牽引療法であるが、牽引療法用の装置
を備えた病院や診療所等に行かないとその治療を
受けられないという欠点がある。
そこで、本考案はいつでも何処でも手軽に自分
自身で牽引療法ができるようにした、便利な腰痛
解消用の牽引ベルトを提供することを技術的課題
としたものである。
[課題を解決するための手段] この技術的課題を解決するための具体的手段と
して、本考案は、所定の幅及び長さを有する布製
のベルト本体と、このベルト本体の外面側に取り
付けた手掛け用の一対の把手部材とを備えたこと
を要旨とするものである。
また、本考案は、前記ベルト本体の外面側要部
に顎に引つ掛けるための顎掛部材を取り付けると
共に、ベルト本体の両端部に手指を引つ掛けるた
めの指掛部材を設けて肩凝り解消用をも兼ねたこ
とを要旨とするものである。
[作用] ベルト本体を自分の腰部に巻き付けて固定し、
ベツド等に身を横たえて腰の両脇に位置する前記
把手に手を掛け両手を同時に強く押し下げると、
ベルト本体によつて腰部を下方に牽引することが
できる。また、顎掛部材が付いている場合には、
ベルト本体と顎掛部材との間に顔を通して顎掛部
材を下顎に引つ掛けるようにし、両手を広げてそ
の親指を前記指掛部材に引つ掛けて、両手を同時
に頭上に向けて一杯に伸ばせば頸椎を上方に牽引
することができ、これにより肩凝りを解消させる
ことができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面により詳しく
説明する。
第1図において、1は丈夫な布製のベルト本体
であり、幅が50〜150mm、長さが1000〜1200mm程
度に形成され、その外側面の要所にはベルト本体
1と同じ素材の一対の把手2が縫着されている。
また、ベルト本体1の一方の端部には止め金具3
が取り付けられ、他方の端部には革製の舌片4が
縫着されている。更に、ベルト本体1の内面側に
は、第2図に示すようにゴムで格子状に形成した
滑止部材5を、前記把手2の縫着部位に対応させ
てそれぞれ取り付けてある。この滑止部材5は、
格子状のものに限らず線状その他の形状のもので
良く、また部分的に設けるのでなくベルト本体1
の内面側全体に設けるようにしても良い。
本考案に係る牽引ベルトは上記のように構成さ
れ、これを使用するには第3図に示すようにベル
ト本体1を腰部に巻いて舌片4側の端部を止め金
具3に通してしつかり固定し、この時一対の把手
2が腰の両側に位置するようにする。次いで、第
4図のようにベツド6等の上に仰向けに寝て、把
手2を握つて両手を同時に強く足のほうへ押し下
げると、腰部が牽引され脊椎が伸ばされることに
よつて腰痛を解消することができる。この場合、
ベルト本体1の内面側の滑止部材5が腰骨部に密
着し、押し下げ時のベルト本体1の滑りを防止す
るから、牽引を確実かつ十分に行うことができ
る。
このベルト本体1は、腰部から外せば小さく折
り畳むことができるので携帯に便利であり、かつ
専用の小袋を作つて収納すれば持ち運びに好都合
であり、従つて旅行先や出張先の宿等でもベルト
本体1を取り出して自分で簡単に牽引療法を行う
ことができる。また、ベルト本体1を腰に付けた
ままでも邪魔にならず、ズボン又はワイシヤツの
下に隠れるので体裁を悪くならず、把手2をズボ
ンの外側に出せばズボンを付けたままで直ちに牽
引療法を行うことができる。
第5図は、本考案の他の実施例を示すもので、
前記実施例と同様に丈夫な布で所定の幅、長さの
ベルト本体11を形成し、その外面側に一対の把
手12を縫着し、一方の端部には止め金具13を
設けると共に、他方の端部に革製の舌片14を縫
着し、内面側には滑り止め部材15を把手12の
位置に対応させて設けてある。更に、この場合は
ベルト本体11の外面側中央部に、顎に引つ掛け
るための顎掛部材16がその両端部を縫着するこ
とにより取り付けられ、更にベルト本体11の両
端部に親指を引つ掛けるための指掛部材17を、
両端部を縫着することによりそれぞれ取り付けて
ある。但し、舌片14側の端部には指掛部材17
を二つ設けてある。これは人によつて手の長さが
違うことを考慮したものである。
このように構成されたベルト本体11は、前記
実施例のものと同様に腰部を巻いて固定し、把手
12に手を掛けて押し下げることにより腰痛解消
する牽引療法の他に、肩凝り解消用としても使え
る点に特徴がある。即ち、第6図に示すように、
ベルト本体11と顎掛部材16との間の輪の部分
に顔を通して顎掛部材16を下顎に引つ掛け、第
7図のように両手の親指は指掛部材17にそれぞ
れ引つ掛けて、両手を広げたまま第8図に示すよ
うに頭上に引き上げると、頸椎が引つ張られて牽
引療法を行うことができる。ベルト本体11が後
頭部に引つ掛かる状態となるので、顎掛部材16
と共に首部をかなり強い力で牽引することができ
る。この際、第9図に示すようにベツド18等の
上に仰向けに寝て行うと良い。
このベルト本体11と前記ベルト本体1の現物
を作成して実際試したところ、何れも腰痛又は肩
凝りが速やかに解消して良好な結果が得られた。
尚、牽引ベルトは誰でも使えるように、その長
さによりL,M,Sの三つのサイズを用意するこ
とが好ましい。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、極めて
簡単な構成の牽引ベルトを用いて自分で簡単に牽
引療法を行うことができ、小さく折り畳んで持ち
運びや携帯に適するので、何処でも好きな時に手
軽に使用することができ、邪魔にならないので常
時腰部に付けておくこともでき、ズボンをはいた
ままでも使用が可能であり、しかも肩凝り解消を
も兼ねた牽引ベルトも提供できる等の実用上優れ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す牽引ベルトの外
面側平面図、第2図はその内面側平面図、第3図
は牽引ベルトを腰部に付けた時の状態図、第4図
は牽引要領を示す説明図、第5図は本考案の他の
実施例を出す牽引ベルトの外面側平面図、第6図
は肩凝り解消用としての使用方法を示す説明図、
第7図は第6図におけるA部の拡大図、第8図は
牽引要領を示す説明図、第9図はベツド上での牽
引状態を示す説明図、第10図は脊椎における椎
間板の説明図、第11図は椎間板中の髄核を示す
もので、イは正常時、ロは突出時の状態をそれぞ
れ示す説明図である。 1……ベルト本体、2……把手、3……止め金
具、4……舌片、5……滑止部材、6……ベツ
ド、11……ベルト本体、12……把手、13…
…止め金具、14……舌片、15……滑止部材、
16……顎掛部材、17……指掛部材、18……
ベツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 所定の幅及び長さを有する布製のベルト本体
    と、このベルト本体の外面側に取り付けた手掛
    け用の一対の把手部材とを備えたことを特徴と
    する腰痛解消用の牽引ベルト。 (2) 前記ベルト本体の外面側要部に顎に引つ掛け
    るための顎掛部材を取り付けると共に、ベルト
    本体の両端部に手指を引つ掛けるための指掛部
    材を設けて肩凝り解消用を兼ねたことを特徴と
    する請求項(1)記載の腰痛解消用の牽引ベルト。
JP11728190U 1990-11-08 1990-11-08 Expired - Lifetime JPH056976Y2 (ja)

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JPH0475516U JPH0475516U (ja) 1992-07-01
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JP2002045382A (ja) * 2000-08-03 2002-02-12 Kunihiro Yamamoto 頸椎カラー
JP2010158319A (ja) * 2009-01-06 2010-07-22 Iwao Kasahara 伸縮自在なサポーター

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