JPH0417135Y2 - - Google Patents

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JPH0417135Y2
JPH0417135Y2 JP1987198573U JP19857387U JPH0417135Y2 JP H0417135 Y2 JPH0417135 Y2 JP H0417135Y2 JP 1987198573 U JP1987198573 U JP 1987198573U JP 19857387 U JP19857387 U JP 19857387U JP H0417135 Y2 JPH0417135 Y2 JP H0417135Y2
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JP
Japan
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orthosis
human body
net material
net
mesh structure
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JP1987198573U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は整形外科用の義肢及び装具に関し、詳
細には優れた人体支持性を確保するのはもちろ
ん、軽量で通気性に優れ、長期間の連続装着又は
使用においても患者に与える苦痛や皮膚科的障害
等を大幅に軽減することができる義肢及び装具に
関するものである。
[従来の技術] 義手、義足並びに下肢装具や腰椎装具等に代表
される装具の素材としてプラスチツク材料が多く
使用されており、プラスチツク材料のもつ柔軟性
と剛性を調和させて有効に活用している。第4図
はプラスチツク製の短下肢装具を示す説明図であ
り、爪先部より踵部及び踵部より腓部に至る部位
までをプラスチツク材料を使つて一体成形し、本
体1を形成する。
そして本体1の前側には余裕をもたせるために
縦スリツト4を設けると共に、該スリツト4と交
差する様に固定用ベルト2が数本架け渡されてい
る。尚固定用ベルト2と本体1の着脱部分には、
何度も着脱でき、またスリツト4の間隙を自由に
調節できる様な面フアスナーテープ6(一般的に
はマジツクテープとも称される)が配設される。
前記装具の装着に当たつては固定用ベルト2を
外しておき、開口部5から足を本体1内へ挿入す
る。そして縦スリツト4部分の拡がりを規制して
足の抜けだしを防止するために固定用ベルト2を
貼着固定する。
上記以外の装具においても、大きさや形状が
種々異なるだけであつて、板状のプラスチツク材
料を手、足等の形状に合わせて成形し、人体の一
部に添着して使用する点は共通している。
また第5図は義足の例を示す一部破断説明図で
あり、足の外形に合わせて成形したプラスチツク
製の外形部材8と該外形部材8内部に同材料で形
成したソケツト9を形成したものである。
[考案が解決しようとする問題点] 上記の様な装具及び義肢を使用するに当たつて
は、ガス非透化性のプラスチツク材料が皮膚面に
当接され、人体の一部を被覆することになる。そ
の為皮膚から発生した汗の蒸発を阻害し、装具及
び義肢内で蒸れを生じ、装着者に不快感を与える
ばかりでなく、長期間の連続した装着によつて皮
膚疾患を起こすこともある。特に第4図に示した
装具の用に人体の一部をすつぽりと覆つてしまう
構造のものでは、この傾向が顕著である。この様
な事情を鑑みて人体当接面に布を介装したり、或
は本体1の壁面に通気孔3を穿設すること等が試
みられているが、通気効果を改善するまでには至
らず、根本的な解決手段とはなり得なかつた。
そこで本考案者らは装具及び義肢の機能を損な
わず、通気性に優れ、長期間にわたる装着でも問
題を生じない様なものを提供することを目的に研
究を重ね、本考案を完成し得たのである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、メツシユサイズの異なる熱可塑性プ
ラスチツクネツト材を素材とし、小メツシユ構造
のネツト材を内面側に配設し、加熱状態において
所定の形状に自由に成形加工した後冷却し、該成
形加工品を人体の支持部材とする装具及び義肢を
形成してなる点を要旨とする。
[作用及び実施例] 第1図は第4図に示した短下肢装具に本考案を
適用した例を示す説明図であり、本体1はシート
状の中低圧ポリエチレン製ネツト材を加熱し、足
部形状の型に合わせて成形したもので、外面側に
大メツシユ構造のネツト材11、内面側に小メツ
シユ構造のネツト材12を配設してなる。該本体
1の周縁部には布地16が縫い付けられ、ネツト
材の切口端部が直接人体に当接しない様に構成す
ると共に、固定用ベルト2の面フアスナーテープ
6を貼着するための受け面を形成する。
上記構造の装具であれば、装着時の通気性につ
いては何の支障も生じず、蒸れ等の不都合を生じ
ることは全くなくなる。上記ネツト材11,12
の素材としては上記例の他、ポリプロピレンなど
のポリオレフインや塩化ビニル樹脂、塩化ビニリ
デン樹脂等の熱可塑性プラスチツク材料であつて
もよく、また実用可能な他の熱可塑性プラスチツ
クの例として種々の熱可塑性エラストマーも包含
される。またネツト材11,12のメツシユの太
さ及び間隔は、装着部位や装着用途等に合わせて
所定の剛性及び柔軟性が発揮できる様なものを任
意に選定するものとし、外面側の大メツシユ構造
のネツト材11によつて装具としての強度を確保
すると共に、内面側の小メツシユ構造のネツト材
12によつて人体皮膚面との当接面積を確保して
着用者に痛みや不快感を与えない様にする。
第2図a,bは本考案による他の装具を示す説
明図であり、第2図aは大メツシユ構造のネツト
材として六角形状のメツシユを形成したネツト材
13を人体支持部材とし、その表裏両面に伸縮性
を有する粗面の布地14を添設した短下肢装具を
示す説明図である。該布地14によつて装具の接
触感を緩和すると共に、プラスチツク材との直
接々触箇所をなくしつつ通気性を確保したもので
ある。尚ネツト材13のメツシユ形状は上記の他
菱形や丸形或は大メツシユ内に小メツシユを2重
に形成したもの等であつても構わない。また第2
図bは手背屈装具の例を示す一部破断説明図であ
り、大メツシユ構造のネツト材11の内側に小メ
ツシユ構造のネツト材12を重ね合わせて成形し
たものであり、上記ネツト材12によつて人体と
の当接保持力を確保すると共に、上記ネツト材1
1により保形性及び外部からの衝撃に対する緩衝
性を確保し、複合材料として構成せしめたもので
ある。
第3図a,bは上記した第2図a,bの複合材
料構造を模式的に説明する図であり、第3aに示
す様に大メツシユ構造と小メツシユ構造のものを
直接積層したり、或は硬質ネツト材と軟質ネツト
材を組み合わせても良い。また第3図bに示す様
にネツト材11,12の間に、通気性を有する連
続発泡構造の合成樹脂フオーム材15(ウレタン
フオームや軟質ポリ塩化ビニルフオーム等)を添
設し、緩衝性及び肌ざわり性を高めたものであ
る。また上記積層例の他、装着部位や用途に合わ
せ、種々の積層組み合せによつて複合材料を構成
したものを使用しても良い。
本考案は図示した装具に限られず、下肢装具、
上肢装具及び体幹装具の全てに適用でき、さらに
第5図に示した義足の外形部材やソケツト9をネ
ツト材によつて形成することもでき、他の義手や
義足にも適用可能である。
また装具及び義肢の人体支持部分を小メツシユ
構造のネツト材によつて形成することにより、従
来品に比較して軽量化がはかれ、装着者の負担を
軽減できるという副次的効果もある。
[考案の効果] 本考案の義肢及び装具は通気性に優れ人体の発
汗を阻害することはなく、長期間の連続した使用
によつても患者に対して苦痛を与えず、また皮膚
疾患の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の代表的な実施例を示す説明
図、第2図a,bは本考案の他の実施例を示す一
部破断説明図、第3図a,bは本考案ネツト材の
積層例を示す説明図、第4図は従来の短下肢装具
の例を示す斜視説明図、第5図は従来の義足の例
を示す一部破断説明図である。 1……本体、2……固定ベルト、3……通気
孔、4……縦スリツト、5……開口部、6……面
フアスナーテープ、8……外形部材、9……ソケ
ツト、10,13……ネツト材、11……大メツ
シユ構造のネツト材、12……小メツシユ構造の
ネツト材、14……布地、15……合成樹脂フオ
ーム、16……布地。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 人体に装着される義肢及び装具であつて、メツ
    シユ構造の大きさの異なる熱可塑性プラスチツク
    ネツト材を複数組合わせ所定の3次元形状に湾曲
    成形して人体支持部材とし、小メツシユ構造のネ
    ツト材を内面側に配設してなることを特徴とする
    義肢及び装具。
JP1987198573U 1987-12-26 1987-12-26 Expired JPH0417135Y2 (ja)

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JPH01101512U JPH01101512U (ja) 1989-07-07
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JP3911645B2 (ja) * 1996-07-05 2007-05-09 中村ブレイス株式会社 手関節装具
JP2012161607A (ja) * 2012-02-01 2012-08-30 Shogo Tsuchida 軽量化歩装具

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JPS61142022U (ja) * 1985-02-23 1986-09-02

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