JP5977248B2 - ホスホン酸及び精油を用いる、植物製品の収穫前又は収穫後の処理の新規な方法 - Google Patents

ホスホン酸及び精油を用いる、植物製品の収穫前又は収穫後の処理の新規な方法 Download PDF

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Description

本発明は植物製品の収穫前又は収穫後の処理方法に関する。
果実及び野菜が市場に置かれた場合に、それらの速やかな消費を確保するために、それらの官能検査品質を損なわずに魅力的な外観を維持することは重要である。果実及び野菜の外観及び風味を変えてしまい得る現象としては、特にそれらの表面での真菌及び細菌の増殖が挙げられ、これは栽培中及び/又は収穫後に生じ得る。そうした引き起こされた劣化及び損傷は、市場に置かれる前の比較的長い期間の保管の間、又は野菜及び果実の取扱いにおいて、表皮に現れる極めて小さな切れ目、傷み、及び傷に関して、なお一層増加させる。果実及び野菜、並びに栽培中の植物に損傷を与え得る別の現象は、やけどの現象であり、これは冒された果実及び野菜の表皮を黒くする。
ホスホン酸(H−PO)(PA)は、亜リン酸(HPO)としてもよく知られている。PAの活性は、うどん粉菌(藻菌)に対して最もよく知られている。対照的に、果実及び野菜に寄生する子嚢菌及び不完全菌類(Fusarium spp、Botrytis sp、Phlyctema sp、Penicillium spp等)に関して、PAはそれほど効果的ではない。それにもかかわらず、収穫後の処理においてPAを適用する試みがなされてきた。実際に、様々な作物に対する処理後の許容される最大の残留制限(MRLs)(PAにおいて表される)は、25と50ppmの間であり、そのため、収穫後の処理は、比較的高い用量を用いることが可能であった。比較として、同じ作物にとってのピリメタミン(Pyrimethanil)のMRLは、5と10ppmの間である。残念ながら、特にペニシリウム属(アオカビ、Penicillums)に対して、常温での活性は非常に弱く、特に、オレンジにおけるアオカビ(属)の場合、たとえ約10,000ppmの処理用量であっても、活性は非常に弱い。
しかしながら、処理溶液の温度を上げることが(特に40℃を超えて上げる場合)、様々な殺真菌剤の効能を著しく向上させることが知られている。そのため、特許文献1には、ホスホン酸及びオイゲノールを用いて、この組み合わせを30と60℃の間の温度で塗布(適用)することによる、果実及び野菜の処理のための新規な方法が開示されている。しかしながら、この高い温度での適用は、実施が容易ではなく、様々な制約を含み、浸漬(ディッピング)により行われるべき、且つ、通常行われ、そして、スプレーには適していない。そのため、この処理は、実際には、果樹園での処理において、それ程適していない。特許文献2には、ペニシリウム(アオカビ、Phenicillim)に対する活性のみが開示され、常温で実行された場合のその方法の最終的な活性に関する結果は、まったく開示されていない。
実際には、ホスホン酸及びオイゲノールが、通常高温で、広い範囲だが弱い強度の活性を示すことが明らかになり、そのため、これらは日々の業務においては不十分であると見なされた。
EP1941802 EP1941802
そのため、常温で、栽培中の植物、果実及び野菜の処理のための新規な方法を提供することが望まれている。
そのため、本発明は、
‐ ホスホン酸の少なくとも部分的に塩化した形態、及び
‐ 精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質、及び/又はこれらの混合物の常温での適用(塗布)を含む、収穫前又は収穫後の植物製品の処理方法に関する。
精油に関して、丁子油、タイム油、オレガノ油、桂皮油、及びハッカ油を言及することができ、テルペン物質としては、オイゲノール、イソオイゲノール、L−カルボン、チモール、ゲラニオール、カルバクロール、桂皮アルデヒド、及びそれらの混合物が挙げられる。
上述した論考及び以下のセクションにおいて、丁子油、及び/又はオイゲノール、イソオイゲノール、並びにそれらの混合物が、特に言及され得る。
ホスホン酸の少なくとも部分的に塩化した形態は、金属カチオン、例えば、アルカリ金属(Na若しくはK)、又はアルカリ土類(Ca2+若しくはMg2+)を伴うモノホスファイト(ホスファイトH−POの分子)、ジホスファイト(H−PO 2−)、又はセスキホスファイト(H−PO0.5 1.5−)としてもよい。そのため、本発明に係る方法に適したホスホン酸塩は、一般式:
PO
(ここで、Mは、金属原子、特にアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属、又はアンモニウム基、又はアミノ基を表し、
xは、1〜2.8、特に1〜2.5、特に1.3〜1.7であり、
yは、0.2〜2、特に0.5〜2、特に1.3〜1.7であり、
且つ、x+y=3である。)に相当する。
特に、例えば、MがカリウムのH1.51.5POの塩が好ましい。
特に、アルカリ金属又はアルカリ土類の塩が好ましく、特にホスホン酸のカリウム塩が好ましく、特にセスキホスファイトカリウムが好ましい。
ホスホン酸塩は、前もって調製されてもよく、処理組成物中のその場で形成されてもよい。ホスホン酸塩は、通常、ホスホン酸及び対応する塩基、例えばKOHとの間の反応で調製又は形成され、例えば、塩基の量は所望の塩に対して適切な量にする。
前述及び後述するセクションにおいて、用語「ホスホン酸の少なくとも部分的に塩化した形態」及び「ホスホン酸塩」は、互いに代替できるものとして使用できたものであり、前もって調製された塩又は、その場で実際に形成された塩を示す。
そのため、本発明はまた、
‐ ホスホン酸
‐ 塩基、及び
‐ 精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質、及び/又はこれらの混合物
の常温での適用からなる、収穫前又は収穫後の植物製品の処理方法に関する。
そのため、本発明はまた、
‐ ホスホン酸
‐ 塩基、及び
‐ 精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質、及び/又はこれらの混合物
の常温での適用を含む、収穫前又は収穫後の植物製品の処理方法に関する。
用語「収穫前又は収穫後の植物製品」は、栽培中の植物と同様に、茎から摘み取られていない果実又は野菜、又は収穫された果実又は野菜を示す。
処理は、公知の方法により、果樹園において、及び又は収穫後の段階で行われ得る。そのため、処理組成物の適用は、あらゆる公知の方法、例えば、収穫前又は収穫後の植物製品へのスプレーにより、又は保持された処理溶液中への果実又は野菜の浸漬により行われ得る。
果実及び野菜は、木箱(クレート)若しくはパレット中に保管される際に処理されてもよく、また、例えばオレンジの場合のように、たとえ木箱若しくはパレットを用いない場合であっても、市販される前に処理されてもよい。
より好ましくは、木箱又はパレット中の果実及び野菜が浸漬により処理される場合、処理組成物は特許出願FR0109627又はEP1941802に開示されたデバイスを用いて適用されてもよい。これらのデバイスは、パレット又は木箱中に保管された果実及び野菜に液体を均一に適用できる点で、特に有利である。
しかしながら、常温でのスプレーを用いた果樹園での処理が、より特に処理に適している。
適用する製品の量は、一般的に、処理される収穫前又は収穫後の植物製品の量、並びに、保管条件、及び、保管した果実若しくは野菜の実際の及び/又は所望の成熟度に依存する。
一般的に、精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質、及び/又はこれらの混合物の適用量は、300ppmと4500ppmの間であり、特に500ppmと1000ppmの間である。ホスホン酸カリウム塩の適用量は、一般的に、1000ppmと20000ppmの間であり、特に1000ppmと15000ppmの間である。
好ましい態様によれば、本発明に係る処理の方法は、同時の、別々の、又は連続した、その成分の長い時間に亘る適用からなってもよい。
好ましい態様によれば、本発明に係る処理の方法は、同時の、別々の、又は連続した、その成分の長い時間に亘る適用を含んでもよい。
本発明に係る発明は、一方では、精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質、及び/又はこれらの混合物を含む組成物の適用を含んでもよく、他方では、ホスホン酸塩を含む組成物の適用を含んでもよい。
代わりに、本発明に係る方法は、精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質、及び/又はこれらの混合物、並びにホスホン酸塩を含む混合物の適用を含んでもよい。この場合、この方法は、一方で、精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質、及び/又はこれらの混合物を含む組成物を、他方で、ホスホン酸塩を含む組成物へ加えることを含む、前記した混合物を調製する準備工程を含んでもよい。
前述した混合物は、アルコール等の1以上の有機溶媒、及び/又はTween80等の1以上の乳化剤を含んでもよい。
一般的に、ホスホン酸塩を含む組成物は、必要とされる濃度での、亜リン酸の所望の塩の水溶液、又はホスホン酸及び所望の塩基を含む水溶液である。この点において、750g/Lで濃縮したセスキホスファイトカリウム水溶液が、実際に言及され得た。
ホスホン酸を含む組成物は、一般的に、0.1容量%と1容量%の間の濃度で使用され、すなわち、100リットルの水当たり、0.1リットルから1リットルの組成物の濃度で用いられる。
精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質、及び/又はこれらの混合物を含む組成物は、精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質、及び/又はこれらの混合物のほかに、1以上の非イオン性乳化剤、レシチン、大豆油を含んでもよい。
この点において、一般的に、
− 丁子油:20質量%
− 非イオン性乳化剤:18質量%
− 加水分解されたレシチン:27質量%
− 大豆油:35質量%
を含む、Bioxeda(登録商標、Xeda製)組成物に実際に言及され得た。
精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質、及び/又はこれらの混合物を含む組成物は、0.1質量/容量と1質量/容量%の間の濃度、すなわち、100リットルの水当たり0.1kgと1kgの間の組成物の濃度で一般的に使用され、一般的には、0.3質量/容量%と0.7質量/容量%の間の組成物の濃度で使用される。
一般的に、そのため、上記で示した濃度に再構成した3000と10000リットルの間の処理組成物を、100〜300トンの収穫後の処理される野菜又は果実、及び果樹園の1ヘクタール当たり500リットルと1000リットルの間で適用され得る。
理論に拘束されることなく、全ての真菌の成長を抑える即効性の作用により、並びに/又は、ホスホン酸の部分的に塩化した効果により、並びに、緩衝溶液として働くことにより揮発性製品(例えばオイゲノール)の急速な蒸発を遅くさせ、これにより植物基材上からの2つの活性成分の長期に亘って確実に存在させることを可能にする、混合した亜リン酸カリウム塩/オイゲノールの形態を誘導する例えばオイゲノールにより、ホスホン酸塩と精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質及び/又はこれらの混合物との相乗活性が発揮できたと考えられる。
そのため、この混合物の可能性のある相乗効果は、精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質及び/又はこれらの混合物の蒸発の制限に関連していると考えられ、これにより、処理された植物上の活性物質の長時間に亘る一定の存在を可能にする。
本発明に係る方法は、合成有機製品の残留物を残さずに、食品の処理を可能にする。これは非常に広い範囲の殺真菌及び/又は殺細菌の活性を有する。これはまた、寒さによる腐敗(cold rot)を相当低い濃度で抑えることを可能にし、様々な異なる作物のための規制を下回る残留物量を確実に達成する。そのため、本発明に係る方法により用いられるホスホン酸の量は、許容される規制の約10倍低い残留物量の程度までを達成することを可能にする。
2つの活性成分の組み合わせは、真菌の耐性菌を生じさせない。さらに、本発明に係る方法は、ホスホン酸がリン酸塩及び大気中に蒸発するオイゲノールに変換して、環境汚染の非常に低いリスクしか有さない。
本発明に係る方法はまた、1以上の他の殺菌剤、例えば、殺真菌剤、ダニ駆除剤、殺虫剤、又は除草剤の適用を含んでもよい。
別の態様によれば、本発明はまた、本発明に係る方法に適した組成物に関する。
したがって、本発明は、少なくとも部分的に塩化した形態のホスホン酸、並びに精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質及び/又はこれらの混合物を含む組成物に関する。
ホスホン酸塩は、ホスホン酸と、例えば、所望の塩に適した塩基量で、KOH等の対応する塩基との反応により、前もって調製されてもよく、又は処理組成物中のその場で形成されてもよい。
そのため、本発明はまた、ホスホン酸、塩基、並びに精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質及び/又はこれらの混合物を含む組成物に関する。
予期しないことに、本発明に係る組成物は透明のままであり、長時間に亘って安定である。
本発明に係る組み合わせは、0℃と30度の間の温度を有する。
そのため、この組成物は、一般的に、
− 水中で、
− 10質量/容量%と60質量/容量%の間のホスホン酸塩、
− 1質量/容量%と20質量/容量%の間の精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質及び/又はこれらの混合物
を含む。
より詳しくは、
− 10質量/容量%と20質量/容量%の間のホスホン酸、3質量/容量%と10質量/容量%の間の精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質及び/又はこれらの混合物、並びに10質量/容量%と20質量/容量%の間の塩基を含む。
本発明に係る組成物はまた、非イオン性乳化剤、レシチン、大豆油、1以上の水系の塩基、1以上のアルコール等の有機溶媒、及び/又はTween80等の1以上の乳化剤を含んでもよい。
本発明に係る組成物は、750g/Lで濃縮したセスキホスファイトカリウム溶液と、
− 精油:20質量%
− 非イオン性乳化剤:18質量%
− 加水分解されたレシチン:27質量%
− 大豆油:35質量%
を含む組成物との混合により調製され得る。
本発明に係る組成物は、本明細書において、本発明の準備工程の方法として上述した方法により調製されてもよい。
一般的に、本発明に係る組成物のpHは、5と8の間、好ましくは6.2と7.4の間、より好ましくは6.5と7の間である。
より詳細には、そのため、本発明はまた、水溶液中の、部分的に又は完全に塩化されたホスホン酸塩と、精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質及び/又はこれらの非塩化された混合物とを含む組成物であって、5と8の間のpHを有する組成物に関する。
より高いpHは、部分的に蒸気による、その活性を含むオイゲノールの揮発性の過剰な損失をもたらし、また、薬害の現象をもたらし得るとみなされる。
より低いpHは、その混合物の活性の損失を伴う、テルペンの急激な蒸発をもたらし得る。
以下に、本発明の詳細で且つ非限定的な実施例を示す。
<実施例1>
常温でのホスホン酸及び精油(又はその活性成分のテルペン)の組み合わせの活性
精油とホスホン酸カリウム塩(セスキホスファイトカリウム)の組み合わせの、保管中のジャガイモにおける真菌感染の生存率及び病害を低減する有効性を以下の方法で測定した。塊茎を準備した。500個の塊茎を、リゾクトニア(Rhizoctonia)(Nicola Bioの亜種)、ヘルミントスポリウム ソラニン(Helminthosporium solani)(Vivaldi traditionalの亜種)の平均的な感染として選んだ。その塊茎を、15℃で45日間静置し、症状を進行させた。50個の塊茎(6〜8kg)を、精油(570ppm又は1140ppmで)の組成物、0.6質量%又は1.2質量%のホスホン酸カリウム塩の組成物、又はそれらの混合物で処理した。ホスホン酸溶液を、常温、5kg当たり75mLの適用割合でスプレーした。50mLの丁子油溶液をスプレーした。処理した後、その塊茎を8℃で45日間静置した。リゾクトニア(Rhizoctonia)及びヘルミントスポリウム(Helminthosporium)のコロニーの生存率をモニターした。結果を以下の表にまとめた。
Figure 0005977248
上述した結果は、ホスホン酸単独又は精油(若しくはその中の活性成分のテルペン)単独が、リゾクトニア(Rhizoctonia)又はヘルミントスポリウム ソラニン(Helminthosporium solani)のまったく不十分な程度の成長の抑制を示す。しかしながら、2つの活性成分の組み合わせは、最も低いオイル及びホスホン酸の用量で、ヘルミントスポリウム(Helminthosporium)の成長の十分な抑制を達成することを可能にする。同様に、丁子油の最も高い濃度の用量で、ほとんど完全な態様で、リゾクトニア(Rhizoctonia)の成長の阻害を可能にし、これはこの真菌を抑制するのが非常に難しいことから、注目に値する。これらの結果は、播種後の真菌の完全な抑制を達成することができるため、特に予想外であり、非常に優れた結果である。
<実施例2>
柑橘類に対する常温でのホスホン酸及び丁子油の組み合わせの活性
柑橘類(オレンジ及びマンダリン/ダンジェリン)上のゲオトリクム種(Geotrichum sp)に対する、丁子油及びホスホン酸カリウム塩の組み合わせの有効性/選択性を評価した。表皮を穿孔後、ゲオトリクム種(Geotrichum sp)の胞子の懸濁液で、果実に播種した。ホスホン酸のみ又は丁子油との組み合わせの場合、常温でスプレーにより適用を行った。丁子油のみを適用した場合、果実を49℃と51℃の間の温度での浴槽中に2分間浸漬した。果実を保管した。異なる時間間隔で、冒された表皮の割合及び対照(Control)における病害の進行段階を測定することにより、果実をそれぞれ、薬害及び有効性の兆候を検査した。試験した変動値は、罹患率(冒された果実の割合)及び発病の重症度(病害により罹患した果実表面の割合)であった。
以下の表に行った処理をまとめる。
Figure 0005977248
上記の表中の、マンダリンオータニーク品種に対して得られた結果は、未処理の対照果実と、50℃で丁子油のみを適用した果実と、ホスホン酸カリウム塩のみを適用した果実と、常温で2つの組成物の組み合わせで処理した果実とを比較する。
14日の処理後に、丁子油のみ、及びホスホン酸カリウム塩のみの適用は、まったく活性を示さなかった。しかしながら、2つの組成物の組み合わせは、対照に比べて、80%の活性をもたらした。この現象は、個々の処理では真菌の成長の抑制が得られなかったのに対し、その混合物は91.6%の抑制の達成を可能にするという、感染した果実の表皮の解析に関して、より明白であった。
<実施例3>
コレトトリカム グロエオスポリオイデス(Colletotrichum gloeosporioides)に感染したオリーブの木に対する、常温でのホスホン酸及び丁子油の組み合わせの活性
この真菌は、オリーブの果樹園に強く発病する(スペインにおいて、約70%のオリーブの木に、この真菌が発病する)。
この病害の抑制は、実際には存在せず、Bordeaux混合物及びCaptanを含む銅処理が、低い程度の活性を示す唯一の処理である。丁子油及びホスホン酸カリウム塩の約20%での組成物を、それぞれ0.3%及び0.5%の用量で別々に適用し、それらの組み合わせも同じ用量で同様に適用した。
結果を以下の表にまとめる。
Figure 0005977248
上記の表の結果は、丁子油単独又はホスホン酸単独の適用が、対照に比べて低い活性しか示さず、さらに、未処理の対照と同様に、長時間に亘ると感染の割合が徐々に増加する傾向を示す。対照的に、両方の製品の混合物は、適用処理を繰り返した後で、感染の比率が減少する傾向とともに、非常に顕著な感染の減少(ホスホン酸単独に比べて、約3倍高い)を示した。
上述したすべての結果は、常温での丁子油とホスホン酸カリウム塩との間の相乗効果を実証する。
<実施例4>
本発明に係る組成物の調製
水、オイゲノール、イソプロパノール、及び乳化剤を含ませた混合物に、計算された量のホスホン酸を加える。その後、pH6.8の混合物水溶液(1%)に相当する、所望の塩化の程度まで、わずかな追加量のカリウム水酸化物をゆっくり加えることにより、この混合物を中和する。

Claims (20)

  1. ‐ ホスホン酸の少なくとも部分的に塩化した形態、及び
    ‐ 丁子油、タイム油、及びオレガノ油から選択され、テルペン物質としては、オイゲノール、チモール、ゲラニオール、カルバクロールから選択される、精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質、及び/又はこれらの混合物
    の常温での適用を含む、植物製品の収穫前又は収穫後の処理方法。
  2. 前記ホスホン酸の塩が一般式:
    xyPO3
    (式中、
    Mは、アルカリ金属若しくはアルカリ土類金属等の金属原子、又はアンモニウム基、又はアミノ基を示し、
    xは、1と2.8の間であり、
    yは0.2と2の間であり、
    x+y=3である)
    を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記塩が、MがカリウムであるH1.51.5PO3の一般式を有する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記ホスホン酸の塩が、対応する塩基の存在下で、前もって調製される、又は処理組成物中でその場で形成される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質、及び/又はこれらの混合物が、丁子油若しくはオイゲノール、又はそれらの混合物から選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. ‐ ホスホン酸
    ‐ 塩基、及び
    前記精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質、及び/又はこれらの混合物
    の常温での適用を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 殺真菌処理及び/又は殺細菌処理のための、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. フィトフトラ(Phytophthora)、モニリア(Monilia)、ペニシリウム種(Penicillium sp)、ゲオトリクム種(Geotrichum sp)、リゾクトニア(Rhizoctonia)、ヘルミントスポリウム(Helminthosporium)、又はコレトトリカム(Colletotrichum)の処理
    のための、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. スプレーにより行われる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 果樹園において行われる、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質、及び/又はこれらの混合物の適用のための用量が、300ppmと4500ppmの間であり、ホスホン酸カリウム塩適用のための用量が、1000ppmと20000ppmの間である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 長時間に亘る、同時の、別々の、又は連続した成分の適用を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 一方で、前記精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質、及び/又はこれらの混合物を、他方で、ホスホン酸の塩を含む組成物へ加えることによる、成分の混合物を調製する準備工程をさらに含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記ホスホン酸の塩を含む組成物が、750g/Lのセスキホスファイトカリウムの濃縮した水溶液である、請求項13に記載の方法。
  15. 精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質、及び/又はこれらの混合物を含む前記組成物が、
    − 丁子油:20質量%
    − 非イオン性乳化剤:18質量%
    − 加水分解されたレシチン:27質量%
    − 大豆油:35質量%
    からなる、請求項13又は14に記載の方法。
  16. 1以上の他の植物衛生上の植物保護製品の適用を含む、請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 少なくとも部分的に塩化した形態のホスホン酸丁子油、タイム油、及びオレガノ油から選択される精油若しくはオイゲノール、チモール、ゲラニオール、及びカルバクロールから選択される精油に含まれる1以上のテルペン物質、及び/又はこれらの混合物とを含み、非イオン性乳化剤、レシチン、大豆油、無機塩基、有機塩基、水、1以上の有機溶媒、並びに/又は1以上の乳化剤を含む組成物。
  18. − 水中で、
    − 10質量/容量%と60質量/容量%の間のホスホン酸の塩、
    − 1質量/容量%と20質量/容量%の間の前記精油若しくは精油に含まれる1以上のテルペン物質、及び/又はこれらの混合物
    を含む、請求項17に記載の組成物。
  19. pHが5と8の間である、請求項17又は18に記載の組成物。
  20. 前記ホスホン酸の塩が、MがカリウムであるH1.51.5PO3の一般式を有する、請求項17〜19のいずれか一項に記載の組成物。
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