JP5975274B2 - 電極の検査方法およびその利用 - Google Patents
電極の検査方法およびその利用 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5975274B2 JP5975274B2 JP2012167445A JP2012167445A JP5975274B2 JP 5975274 B2 JP5975274 B2 JP 5975274B2 JP 2012167445 A JP2012167445 A JP 2012167445A JP 2012167445 A JP2012167445 A JP 2012167445A JP 5975274 B2 JP5975274 B2 JP 5975274B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- active material
- material layer
- electrode active
- resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
- Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
Description
(ステップS1)所定の電解液と該電解液中に配置された対極とを収容する本体と、該本体に連なる測定部であって上記電解液を介して対向する電極活物質層の一部に作用する測定部と、を備えたプローブを用意する工程;
(ステップS2)上記プローブの測定部を対向する電極活物質層の一部に作用させ、上記電解液を介して上記プローブ中の対極と上記電極活物質層の被測定部とを電気的に接続する工程;
(ステップS3)上記電気的に接続した対極と被測定部との間に、交流電流または交流電圧を入力してインピーダンスを測定する工程;
(ステップS4)上記インピーダンスの測定に基づき、上記電極の抵抗を算出する工程;
を包含する。そして、上記プローブ中の対極の面積は、該プローブの測定部の作用面積より100倍以上(好ましくは300倍以上)広い。
電極活物質層の面内における抵抗分布を明らかにすることで、電池を構築する前にあらかじめ電池性能を予測し得る。このため、面内における抵抗の分布が小さい電極を選択して電池の構築に用いることで、より電池性能の高い非水電解質二次電池を安定して製造することができる。
(A)所定の電解液と該電解液中に配置された対極とを収容する本体と、該本体に連なる測定部であって上記電解液を介して対向する電極活物質層の一部に作用する測定部と、を備えたプローブと、
(B)上記プローブ中の対極と、該プローブによって測定される上記電極活物質層の被測定部と、を電気的に接続可能な交流インピーダンス計測部と、
(C)上記交流インピーダンス計測部によって計測されたインピーダンスに基づいて、上記電極の抵抗を算出する制御部と、
を備えている。そして、上記プローブ中の対極の面積が、該プローブの測定部の作用面積より100倍以上(好ましくは300倍以上)広い。
ここで開示される抵抗検査装置は、検査対象たる電極活物質層の被測定部にプローブを作用させるという簡単な操作のみで、電極活物質層の任意の一部分の交流インピーダンスを測定することができる。さらに、測定部の作用面積に対して対極の面積を広く確保しているため、対極由来の反応抵抗成分を十分小さくすることができ、測定部に由来する抵抗のみを精度よく測定することができる。
上記製造方法によれば、より電池性能の高い非水電解質二次電池を安定して製造することができる。このことは、生産性や製造コストの観点からも好ましい。
交流インピーダンス法では、周波数を変化させながら検査対象(ここでは電極)に交流電圧(または交流電流)信号を入力し、そのときの応答電流(または応答電圧)を測定する。そして、入力した正弦波と応答信号とを比べることで、電極反応の伝達関数(インピーダンス)を求める。より具体的には、例えば周波数を10kHz程度の高周波から0.1Hz程度の低周波へと変化させ、各周波数における応答電流(または応答電圧)からインピーダンスを求める。一般にイオンと電子とでは移動速度に差があるため、交流インピーダンス法ではこの移動速度の差を利用して測定を行う。より具体的には、高周波領域では、電子は電圧の向きの変化に敏感に対応して移動し得るものの、イオンは反応が遅く移動が追い付かない。このため、系から電子の移動に関する成分のみを抽出し測定することができる。その後、周波数をより低くしていくと、イオンの移動が交流電圧の向きの変化に対応し得るようになる。したがって、電子の移動に加えてイオンの移動に係る成分を測定することができる。このインピーダンスの周波数特性を、いわゆるCole−Coleプロット(ナイキストプロット)やBodeプロット等に表わし、これを解析することによって各成分の抵抗値等を求めることができる。
ここで開示される検査対象としての電極は、集電体上に電極活物質層が形成された形態である。かかる電極としては、例えば非水電解質二次電池(典型的にはリチウムイオン二次電池)の構築に用いられる正極や負極が挙げられる。以下、リチウムイオン二次電池を例にして、その構成を説明する。
正極は、典型的には正極集電体と該正極集電体上に形成された少なくとも正極活物質を含む正極活物質層とを備えている。このような正極は、正極活物質と必要に応じて用いられる導電材やバインダ等とを適当な溶媒に分散させたペースト状またはスラリー状の組成物(正極活物質層形成用の分散液)を、シート状の正極集電体に付与し、該組成物を乾燥させることにより好ましく作製することができる。正極集電体には、導電性の良好な金属(例えばアルミニウム、ニッケル、チタン、ステンレス鋼等)からなる導電性部材が好適に使用され得る。また、上記溶媒としては水性溶媒および有機溶媒のいずれも使用可能であり、例えばN−メチル−2−ピロリドン(NMP)を用いることができる。
正極活物質としては、リチウムイオン二次電池の正極活物質として使用し得ることが知られている各種の材料の一種または二種以上を、特に限定なく使用することができる。例えば、リチウムと少なくとも一種の遷移金属元素とを構成金属元素として含む層状構造やスピネル構造等のリチウム遷移金属化合物、ポリアニオン型(例えばオリビン型)のリチウム遷移金属化合物、等を用いることができる。
導電材としては、典型的には炭素材料を用いることができる。より具体的には、例えば、種々のカーボンブラック(例えば、アセチレンブラック、ケッチェンブラック)、コークス、活性炭、黒鉛、炭素繊維(PAN系炭素繊維、ピッチ系炭素繊維)、カーボンナノチューブ等の炭素材料から選択される、一種または二種以上であり得る。なかでも、比較的粒径が小さく比表面積が大きいカーボンブラック(典型的には、アセチレンブラック)を好ましく用いることができる。
バインダとしては、使用する溶媒に溶解または分散可能なポリマーを用いることができる。例えば、水性溶媒を用いた正極合剤組成物においては、カルボキシメチルセルロース(CMC;典型的にはナトリウム塩)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)等のセルロース系ポリマー;ポリビニルアルコール(PVA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素系樹脂;スチレンブタジエンゴム(SBR)等のゴム類;を好ましく採用することができる。また、非水溶媒を用いた正極合剤組成物においては、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリ塩化ビニリデン(PVdC)等を好ましく採用することができる。
負極は、負極集電体と該負極集電体上に形成された少なくとも負極活物質を含む負極活物質層とを備えている。このような負極は、負極活物質と必要に応じて用いられるバインダ(結着剤)等とを適当な溶媒に分散させたペースト状またはスラリー状の組成物(負極活物質層形成用の分散液)をシート状の負極集電体に付与し、該組成物を乾燥させて負極活物質層(負極活物質層)を形成することにより好ましく作製することができる。負極集電体としては、導電性の良好な金属(例えば、銅、ニッケル、チタン、ステンレス鋼等)からなる導電性材料が好ましく用いられる。また上記溶媒としては、水性溶媒および有機溶媒のいずれも使用可能であり、例えば水を用いることができる。
負極活物質としては、従来からリチウムイオン二次電池に用いられる物質の一種または二種以上の材料を特に限定することなく使用することができる。特に限定されるものではないが、例えば、天然黒鉛(石墨)、人造黒鉛、ハードカーボン(難黒鉛化炭素)、ソフトカーボン(易黒鉛化炭素)、カーボンナノチューブ等の炭素材料;酸化ケイ素、酸化チタン、酸化バナジウム、酸化鉄、酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化ニオブ、酸化錫、リチウムケイ素複合酸化物、リチウムチタン複合酸化物(Lithium Titanium Composite Oxide:LTO、例えばLi4Ti5O12、LiTi2O4、Li2Ti3O7)、リチウムバナジウム複合酸化物、リチウムマンガン複合酸化物、リチウム錫複合酸化物等の金属酸化物材料;窒化リチウム、リチウムコバルト複合窒化物、リチウムニッケル複合窒化物等の金属窒化物材料;スズ、ケイ素、アルミニウム、亜鉛、リチウム等の金属もしくはこれらの金属元素を主体とする金属合金からなる金属材料;等を用いることができる。
以下、ここで開示される抵抗検査装置について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る抵抗検査装置の構造を示す斜視図である。ここで開示される抵抗検査装置200は、大まかに言って、プローブ110と、交流インピーダンス計測部130と、制御部140と、を備えている。なお、図1に示す態様では、さらに載置部120を備えている。
プローブ110は、プローブ本体112と、該本体に連なる測定部118とを有している。プローブ本体112は、所定の電解液116と、該電解液中に配置され電極用リードを備えた対極114と、を有している。図1の態様では、プローブ本体112は上端が解放された円筒形状であり、且つ下端には電解液116を介して検査対象(電極活物質層)の一部に作用する測定部118を有している。なお、プローブ本体112の上端(開口部)は、蓋体等で覆うこともできる。そして、プローブ110は、制御部140からの信号に基づいて垂直方向に昇降移動し、載置部120上に設置された検査対象(電極活物質層の一部)と電気的に接続可能なよう構成されている。
対極114としては、交流インピーダンスの測定時に入力する電圧(または電流)の領域内において、使用する電解液中で安定なものであれば特に限定なく、炭素材料、各種金属材料等を用いることができる。しかしながら金属リチウムを対極として用いる場合は、該金属リチウムの電気抵抗率が高いため、検査対象のみの反応抵抗を分離することが難しい場合がある。また、リチウムの表面状態が酸化等で変化すると、それによって抵抗値が大きく変動し、測定誤差を生じる場合もある。このため、検査対象の抵抗が比較的低い場合や、反応抵抗をより精密に分離・測定したい場合は、対極114として電気抵抗率(比抵抗)が低く、測定雰囲気中(電解液中)で安定性の高い材料を用いることが好ましい。かかる例としては、上述した正極または負極の活物質層形成用材料が挙げられる。より具体的には、検査対象として上述した正極や負極を、対極としても用いることができる。正極や負極は金属リチウムに比べて電気抵抗率が低いため、このような対極を用いることで対極由来の抵抗を一層低減し得る。したがって検査対象たる電極活物質層の抵抗を一層精度よく測定することができる。さらに正極や負極は、比較的高い電圧(例えば100mV〜1000mV)を入力した場合であっても電解液中で安定なため、金属リチウムを用いた場合にみられるような表面状態の変化やそれに伴う測定誤差や測定値のバラつき等が生じ難い。このため、精度の高い測定を安定的に行うことができる。
電解液116としては、典型的には非水溶媒(有機溶媒)中に支持塩を含むものが用いられる。上記非水溶媒としては、例えば一般的なリチウムイオン二次電池の電解液に用いられる有機溶媒の一種または二種以上を適宜選択して使用することができる。特に好ましい非水溶媒として、エチレンカーボネート(EC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ビニレンカーボネート(VC)、プロピレンカーボネート(PC)等のカーボネート類が例示される。例えば、ECとDMCとEMCとを3:4:3の体積比で含む混合溶媒を用いることができる。
上記支持塩としては、例えば一般的なリチウムイオン二次電池において支持塩として用いられるリチウム塩の一種または二種以上を、適宜選択して使用することができる。かかるリチウム塩として、LiPF6,LiBF4,LiClO4,LiEBF6,Li(CF3SO2)2N,LiCF3SO3等が例示される。特に好ましい例として、LiPF6が挙げられる。非水電解液中の支持塩濃度は、例えば0.7mol/L〜1.3mol/L(典型的には1.0mol/L〜1.2mol/L)の範囲内となるように調製することが好ましい。
測定部118は、プローブ本体112から連なっており、電解液116を介してプローブ中の対極114と電極活物質層の被測定部とを電気的に接続し得る部位である。測定部(電極活物質層の被測定部と接し得る測定端部)の作用面積(断面積)は、小さいほど対極由来の抵抗成分の影響を抑制し得るため好ましい。一方であまりに小さすぎる場合は、測定地点の電極活物質層の状態により、得られる結果がバラつく虞がある。このため、測定部の作用面積は例えば、0.01cm2〜0.1cm2(典型的には0.02cm2〜0.05cm2)とすることが好ましく、図3に示す例では凡そ0.03cm2である。測定端部の形状は特に限定されないが、円形状を好ましく採用し得る。かかる形状の場合、測定部(電極活物質層の被測定部と接し得る測定端部)の直径は、例えばΦ1mm〜Φ10mm(典型的にはΦ2mm〜Φ5mm)であり得、図3に示す例では凡そΦ2mmである。
載置部120は、検査対象としての電極を載置する載置台と、該電極を固定するための治具(例えばクランプ)とを備えている。そして、制御部140からの信号に基づいて、図示しない駆動モータによって水平方向(図1のXおよびYの矢印の方向)または垂直方向に移動可能なよう構成されている。
交流インピーダンス計測部130は、プローブ110中の対極114と電極活物質層の被測定部とを電気的に接続する部位である。交流インピーダンス計測部としては、一般的なインピーダンス測定装置として常套的に使用されているものから任意に選択することができる。また、交流インピーダンスの測定方法も特に限定されず、例えばリサージュ法、交流ブリッジ法等のアナログ方式や、デジタル・フーリエ積分法、ノイズ印加による高速フーリエ変換法等のデジタル方式を適宜採用し得る。好適な一態様では、交流インピーダンス計測部として、電流と電圧を制御し得るポテンショ/ガルバノスタット(PS/GS:potentiostat/galvanostat)と、正弦波発振回路を内蔵した周波数応答アナライザ(FRA:Frequency Response Analyzer)とを組み合わせて用いる。このような計測部としては、例えばソーラトロン社製の1287型ポテンショ/ガルバノスタットと、1255B型周波数応答アナライザとを使用し得る。なお、インピーダンス測定の条件は、検査対象たる電極活物質層の構成等に応じて適宜変更することができる。そして、制御部140からの信号に基づいて、電気的に接続したプローブ110と被測定部との間に交流電流または交流電圧を入力して、インピーダンスを測定する。また、得られたインピーダンスの測定結果は、インピーダンス計測部の出力として制御部140に送られる。
制御部140は、所定の情報に基づいて交流インピーダンスの計測やプローブの調整等をコントロールする。より具体的には、載置部に設置された検査対象(電極)の被測定部の調整、プローブの駆動、インピーダンス測定等の制御;計測されたインピーダンスに基づく電極の抵抗算出;等を行う。制御部140の典型的な構成には、少なくとも、かかる制御を行うためのプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)と、そのプログラムを実行可能なCPU(Central Processing Unit)と、入出力ポートと、が含まれる。制御部140には、プローブやインピーダンス計測部等からの信号(出力)が入力ポートを介して入力される。また、制御部140からはプローブや交流インピーダンス計測部等への駆動信号が出力ポートを介して出力される。
次に、ここで開示される抵抗検査を好適に実施し得る一実施態様について、図1の抵抗測定装置を参照しつつ説明する。ここで開示される抵抗検査方法は、以下の工程を包含する。
(ステップS1)所定の電解液と該電解液中に配置された対極とを収容する本体と、該本体に連なる測定部であって上記電解液を介して対向する電極活物質層の一部に作用する測定部と、を備えたプローブを用意する工程;
(ステップS2)上記プローブの測定部を対向する電極活物質層の一部に作用させ、上記電解液を介して上記プローブ中の対極と上記電極活物質層の被測定部とを電気的に接続する工程;
(ステップS3)上記電気的に接続した対極と被測定部との間に、交流電流または交流電圧を入力してインピーダンスを測定する工程;
(ステップS4)上記インピーダンスの測定に基づき、上記電極の抵抗を算出する工程;
かかる抵抗検査方法によれば、電極活物質層の任意の一部分の抵抗を個別に、且つ極めて簡便に測定することができる。以下、各工程を順に説明する。
ここで開示される抵抗検査方法では、まずプローブを用意する。このようなプローブは、例えば、プローブ本体112の上端に設けられた開口部から対極114をプローブの内部に収容した後、電解液116を注入することによって作製し得る。なお、ここで開示される対極114は上述の通り非常に面積が広いため、図1に示す態様ではロール状に丸められた状態でプローブ本体112に収容されている。
ここで開示される抵抗検査方法では、次にプローブの測定部118を対向する電極活物質層の一部に作用させ、電解液116を介してプローブ中の対極114と電極活物質層の被測定部とを電気的に接続する。より具体的には、プローブあるいは載置部を上下左右に動かして、検査対象たる電極活物質層の一部(被測定部)に押し当てる。これにより電極活物質層の一部(被測定部)が電解液を介してプローブ中の対極と局所的に電気接続される。検査対象としての電極活物質層は多孔性であって、電極活物質と導電材の粒子間等に空孔とも称すべき微小な隙間を有している。このため、電解液を備えたプローブが電極活物質層と接することで、かかる電極活物質層の微小な隙間に電解液が浸み込み得る。好ましい一態様では、検査対象としての電極活物質層を備えた電極を、上記プローブ中の電解液と同種の電解液で満たした容器内に設置した状態で測定を行う。あるいは、電極活物質層内に事前に電解液を十分含浸させた電極を用いて測定を行うことが好ましい。より再現性の高い測定を安定して行うためには、本工程を数秒〜数分程度保持した後に、以下の工程に進むことが好ましい。
ここで開示される抵抗検査方法では、次に電気的に接続した対極と被測定部との間に交流電流または交流電圧を入力してインピーダンスを測定する。対極はその一部に導電性材料からなる電極用リードを有している。また、検査対象たる電極は、端部において電極活物質層が設けられておらず(あるいは除去されて)、集電体が露出するように形成されている。この対極のリードと電極の集電体が露出した部位とに、電流ケーブルと電圧ケーブルをそれぞれ接続し、交流電流または交流電圧を入力する。そして、制御部からの信号に基づいて、交流インピーダンスの測定を行う。
上記測定によって、例えば図2のようなCole−Coleプロットを得ることができる。本工程では、上記インピーダンスの測定結果に基づいて電極活物質層の被測定部における抵抗値を算出する。検査対象の反応抵抗の値は、例えばCole−Coleプロットから読み取ることができる。より具体的には、Cole−Coleプロットの低周波側で実軸と交わる交点の値(R0+R1)から、高周波側で実軸と交わる交点の値(R0)を差し引くことにより、電極に係る反応抵抗R1を算出し得る。Cole−Coleプロットが実軸と交点を有しない場合には、P2からP3への変曲点を(R0+R1)と、P1からP2への変曲点を(R0)と、みなして反応抵抗R1を算出することもできる。あるいは、そのCole−Coleプロットの形状を、適切に選択した等価回路と照らし合わせて(カーブフィッティングして)解析することで、等価回路の各パラメータ値(例えば反応抵抗R1)を求めることもできる。かかる等価回路は、例えば図2に示すものであり得る。すなわち、ここで開示される抵抗検査方法で得られるCole−Coleプロットの等価回路は、直流抵抗成分R0と、反応抵抗成分R1と、容量成分C1と、ワールブルグインピーダンス成分W0とが、図2に示すように接続されたものであり得る。
このように電極面内の抵抗分布を測定することで、局所的な抵抗分布を把握することができる。より具体的には、例えばエージング処理後の電極における酸化被膜の形成状況の把握や、耐久試験後の電極における抵抗の変化(劣化)解析等に広く活用し得る。
さらに、本発明の他の側面として、電極と非水電解質とを含む非水電解質二次電池の製造方法が開示される。かかる製造方法は、集電体上に電極活物質層が形成された電極を用意すること;上記記載の抵抗検査方法によって、電極の抵抗を検査すること;上記検査済みの電極を用いて非水電解質二次電池を構築すること;を包含する。かかる製造方法によれば、より電池性能の高い非水電解質二次電池を安定して製造することができる。このことは、生産性や製造コストの観点からも好ましい。
(正極シートの作製)
正極活物質として、平均粒径が6μmであり、BET比表面積が0.7m2/gのLiNi0.5Mn1.5O4を用意した。この正極活物質と、アセチレンブラック(導電材)と、PVdF(バインダ)とを、これらの質量比が89:8:3となるようにNMPに分散させて、スラリー状の組成物を調製した。この組成物を厚さ15μmの長尺状アルミニウム箔(正極集電体)の片面に塗付し、乾燥させて正極活物質層を形成した。この正極活物質層付き集電体をロールプレスして、上記正極活物質層の密度を2.3g/cm3に調整し、11cm×11cmの正極シートを得た。
負極活物質として、平均粒径が20μmであり、BET比表面積が2.5m2/gの天然黒鉛系材料を用意した。この負極活物質とCMC(増粘剤)とSBR(バインダ)とを、これらの質量比が98:1:1となるようにイオン交換水と混合して、スラリー状の組成物を調製した。この組成物を厚さ10μmの銅箔(負極集電体)の片面に塗付し、乾燥させて負極活物質層を形成した。この負極活物質層付き集電体をロールプレスして、上記負極活物質層の密度を1.4g/cm3に調整し、正極シートと同サイズの長方形状に切り出して負極シートを得た。
上記作製した正極シートと負極シートとを、セパレータシート(PP/PE/PP三層構造の多孔質シート)を介して対向させ、捲回して捲回型の電極体を作製した。また、環状カーボネートとしてのモノフルオロエチレンカーボネートと、鎖状カーボネートとしてのフルオロメチルジフルオロメチルカーボネート(FH2CO(C=O)CHF2)とを、体積比1:1の割合で含む混合溶媒に、LiPF6を1mol/Lの濃度となるように溶解して、非水電解液を調製した。この電解液に、0.05mol/Lの濃度でLiBOBとLiPO2F2を溶解させた。上記作製した電極体とLiBOBを含んだ非水電解液とを適当なサイズのラミネート製の電池ケースに収容し、一部(開口部)を残して封止し、リチウムイオン二次電池を構築した。なお、このリチウムイオン二次電池には、正極シートおよび負極シートにそれぞれ接続され上記ラミネートフィルムの外部まで引き出された正極端子および負極端子が設けられている。
上記構築したリチウムイオン二次電池について、以下の手順に従って前処理をした。
(1)1/3Cのレートで4.9VまでCC充電する。
(2)10分間休止(保持)する。
(3)1/3Cのレートで3.5VまでCC放電する。
(4)10分間休止する。
上記(1)〜(4)の操作を3サイクル繰り返した。これによって、負極でLiBOBが還元分解され、負極活物質表面にその分解物を含む被膜が形成される。
上記前処理後のリチウムイオン二次電池(SOC0%の状態)から負極(表面に被膜の形成された負極活物質を有する負極、電位0.4V(vs.Li/Li+))を取り出して、上記電解液で満たされた容器内に設置した。そして、図1に示す抵抗検査装置を用いて、図1の1〜5に示す5か所において、交流インピーダンス法の測定を行った。測定装置および測定条件は、以下のとおりである。得られたCole−Coleプロットを図6に、また図6に基づいて算出された各測定点の抵抗値(Ω)を図7に示す。
・プローブ
本体:テルモシリンジ 針無(ポリプロピレン製)
対極:負極シート(面積:30cm2)
電解液:モノフルオロエチレンカーボネートとフルオロメチルジフルオロメチルカーボネートとを体積比1:1の割合で含む混合溶媒に、1mol/LのLiPF6と0.05mol/LのLiBOBと0.05mol/LのLiPO2F2とを溶解させた。
測定部:Φ2mm(面積:0.03cm2)
・交流インピーダンス計測部
装置:ソーラトロン社製「1287型ポテンショ/ガルバノスタット」および「1255B型周波数応答アナライザ(FRA)」
入力電圧:500mV
測定周波数範囲:100kHz〜0.5Hz
そこで、以下のように負極活物質層に含まれるホウ素(B)原子の含有量を測定した。
上記前処理後の負極を取り出し、非水電解質として用いた非水溶媒(EC:DMC:EMC=1:1:1の体積比で含む混合溶媒)で2〜3回軽く洗浄した。そして、この負極を図1に示す1〜5の5つの部位に切り分けて、誘導結合プラズマ発光分光分析(ICP‐AES:Inductively Coupled Plasma−Atomic Emission Spectrometry)分析用の測定用試料とした。この測定用試料をそれぞれ酸溶媒中(ここでは硫酸を用いた。)に加熱溶解させ、かかる溶液をICP−AESで分析することによって、各部位に含まれるホウ素(B)原子の含有量(μg)を測定した。そして、得られた値を測定用試料の面積(cm2)で除すことにより、単位面積当たりのホウ素(B)原子の量BM(μg/cm2)を算出した。結果を図7に示す。
(高温耐久試験)
次に、上記と同様に作製および前処理を行ったリチウムイオン二次電池を、温度60℃に設定された恒温槽内に2時間以上静置した後、以下の充放電操作(1)〜(4)を100サイクル繰り返した。
(1)2Cのレートで4.9VまでCC充電する。
(2)10分間休止する。
(3)2Cのレートで3.5VまでCC放電する。
(4)10分間休止する。
その後、高温耐久試験後のリチウムイオン二次電池から負極を取り出して、図1に示す1,3,5の3か所において、上記と同様に交流インピーダンス法の測定を行った。得られたCole−Coleプロットを図8に示す。なお、図8では、上記前処理後のCole−Coleプロットを「初期」、高温耐久試験後のCole−Coleプロットを「耐久後」とそれぞれ表記する。
12 正極集電体
14 正極活物質層
20 負極シート(負極)
22 負極集電体
24 負極活物質層
40 セパレータシート(セパレータ)
50 電池ケース
52 電池ケース本体
54 蓋体
55 安全弁
70 正極端子
72 負極端子
80 捲回電極体
100 非水電解質二次電池
110 プローブ
112 プローブ本体
114 対極
116 電解液
118 測定部
120 載置部
130 交流インピーダンス計測部
140 制御部
200 抵抗検査装置
Claims (10)
- 集電体上に電極活物質層が形成された電極の抵抗を検査する方法であって:
所定の電解液と該電解液中に配置された対極とを収容する本体と、該本体に連なる測定部であって前記電解液を介して対向する電極活物質層の一部に作用する測定部と、を備えたプローブを用意する工程;
前記プローブの測定部を対向する電極活物質層の一部に作用させ、前記電解液を介して前記プローブ中の対極と前記電極活物質層の被測定部とを電気的に接続する工程;
前記電気的に接続した対極と被測定部との間に、交流電流または交流電圧を入力してインピーダンスを測定する工程;および
前記インピーダンスの測定に基づき、前記電極の抵抗を算出する工程;
を包含し、
ここで、前記検査の対象である前記集電体上に電極活物質層が形成された電極は、リチウムイオン二次電池の電極であって正極集電体上に正極活物質層が形成された正極および負極集電体上に負極活物質層が形成された負極のうちの何れかであり、
前記プローブ中の対極として、前記リチウムイオン二次電池の前記正極活物質層が形成された正極集電体または前記負極活物質層が形成された負極集電体が用いられ、
該対極の面積が、該プローブの測定部の作用面積より200倍以上広いことを特徴とする、電極の抵抗検査方法。 - 前記プローブ中の対極の面積は、該プローブの測定部の作用面積よりも300倍以上広い、請求項1に記載の抵抗検査方法。
- 前記対極として、前記リチウムイオン二次電池の前記負極活物質層が形成された負極集電体を用いる、請求項1または2に記載の抵抗検査方法。
- 前記インピーダンスの測定において、前記電気的に接続した対極と被測定部との間に100mV〜1000mVの交流電圧を入力する、請求項1から3のいずれか一項に記載の抵抗検査方法。
- 前記プローブの測定部と前記電極活物質層の被測定部との間の電気的接続を維持した状態で前記電極活物質層上において所定のパターンで該プローブを連続的に走査させることによって、前記電極活物質層の面内における抵抗の分布を評価する、請求項1から4のいずれか一項に記載の抵抗検査方法。
- 前記プローブの測定部と前記電極活物質層の被測定部とを断続的に電気的接続し、該電極活物質層上において所定のパターンで該プローブを走査させることによって、前記電極活物質層の面内における抵抗の分布を評価する、請求項1から4のいずれか一項に記載の抵抗検査方法。
- 前記電極活物質層の面内における抵抗分布において、抵抗の最も高い値(RH)と最も低い値(RL)との比(RH/RL)が所定の基準値以下である場合に、前記電極を良品と判定する、請求項5または6に記載の抵抗検査方法。
- 集電体上に電極活物質層が形成された電極の抵抗検査装置であって:
所定の電解液と該電解液中に配置された対極とを収容する本体と、該本体に連なる測定部であって前記電解液を介して対向する電極活物質層の一部に作用する測定部と、を備えたプローブと、
前記プローブ中の対極と、該プローブによって測定される前記電極活物質層の被測定部と、を電気的に接続可能な交流インピーダンス計測部と、
前記交流インピーダンス計測部によって計測されたインピーダンスに基づいて、前記電極の抵抗を算出する制御部と、を備え、
ここで、前記検査の対象である前記集電体上に電極活物質層が形成された電極は、リチウムイオン二次電池の電極であって正極集電体上に正極活物質層が形成された正極および負極集電体上に負極活物質層が形成された負極のうちの何れかであり、
前記プローブ中の対極として、前記リチウムイオン二次電池の前記正極活物質層が形成された正極集電体または前記負極活物質層が形成された負極集電体が用いられており、
該対極の面積が、該プローブの測定部の作用面積より200倍以上広いことを特徴とする、抵抗検査装置。 - 電極と非水電解質とを含むリチウムイオン二次電池の製造方法であって:
集電体上に電極活物質層が形成された電極を用意すること;
請求項1から7のいずれか一項に記載の抵抗検査方法によって、前記電極の抵抗を検査すること;および
前記検査済みの電極を用いてリチウムイオン二次電池を構築すること;
を包含する、リチウムイオン二次電池の製造方法。 - 製造される電池の電極または非水電解質の少なくとも一方にオキサラト錯体化合物を含ませることを特徴とする、請求項9に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012167445A JP5975274B2 (ja) | 2012-07-27 | 2012-07-27 | 電極の検査方法およびその利用 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012167445A JP5975274B2 (ja) | 2012-07-27 | 2012-07-27 | 電極の検査方法およびその利用 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014025850A JP2014025850A (ja) | 2014-02-06 |
JP5975274B2 true JP5975274B2 (ja) | 2016-08-23 |
Family
ID=50199625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012167445A Active JP5975274B2 (ja) | 2012-07-27 | 2012-07-27 | 電極の検査方法およびその利用 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5975274B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11656283B2 (en) | 2018-10-30 | 2023-05-23 | Lg Energy Solution, Ltd. | Method for determining dispersibility of electrode material layer |
US11913782B2 (en) | 2019-12-09 | 2024-02-27 | Lg Energy Solution, Ltd. | Method and device for evaluating dispersion of binder in electrode mixture layer |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6361920B2 (ja) * | 2014-09-05 | 2018-07-25 | トヨタ自動車株式会社 | リチウムイオン電池 |
JP6238081B2 (ja) | 2014-11-07 | 2017-11-29 | トヨタ自動車株式会社 | 非水電解液二次電池 |
CN104849558B (zh) * | 2015-05-28 | 2018-01-16 | 东莞华贝电子科技有限公司 | 阻抗量测组件、阻抗量测装置及阻抗量测方法 |
WO2016208745A1 (ja) * | 2015-06-26 | 2016-12-29 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 | 電池の充電状態又は放電深度を推定する方法及びシステム、及び、電池の健全性を評価する方法及びシステム |
JP6696590B2 (ja) | 2016-12-20 | 2020-05-20 | ダイキン工業株式会社 | 電解液、電気化学デバイス、リチウムイオン二次電池及びモジュール |
WO2018123359A1 (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | ダイキン工業株式会社 | 電解液、電気化学デバイス、リチウムイオン二次電池及びモジュール |
JP6958392B2 (ja) * | 2018-01-30 | 2021-11-02 | トヨタ自動車株式会社 | 二次電池システムおよび二次電池の劣化状態推定方法 |
JP7025250B2 (ja) * | 2018-03-09 | 2022-02-24 | プライムアースEvエナジー株式会社 | 電極板検査装置及び電極板検査方法 |
JP7018374B2 (ja) * | 2018-03-09 | 2022-02-10 | プライムアースEvエナジー株式会社 | 電極板検査装置及び電極板検査方法 |
JP6943811B2 (ja) * | 2018-06-11 | 2021-10-06 | 本田技研工業株式会社 | イオン挙動検出装置、二次電池装置及び走査型プローブ顕微鏡 |
JP6865780B2 (ja) * | 2019-03-05 | 2021-04-28 | Ntn株式会社 | バッテリーチェッカー |
JP7193500B2 (ja) * | 2020-05-29 | 2022-12-20 | プライムアースEvエナジー株式会社 | リチウムイオン二次電池の検査方法及びリチウムイオン二次電池の検査プログラム |
JP2022056280A (ja) * | 2020-09-29 | 2022-04-08 | 茂 佐野 | 蓄電池充放電制御方法 |
JP7243700B2 (ja) * | 2020-10-15 | 2023-03-22 | 株式会社豊田中央研究所 | 抵抗測定装置、抵抗測定システム、抵抗測定方法及びそのプログラム |
WO2024024359A1 (ja) * | 2022-07-29 | 2024-02-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 不純物検出支援装置、不純物検出支援方法および被検査液処理システム |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5482288A (en) * | 1977-12-14 | 1979-06-30 | Toshiba Corp | Measuring apparatus of local corrosion susceptibility |
JPS6091250A (ja) * | 1983-10-25 | 1985-05-22 | Toshiba Corp | 電気化学測定方法 |
JP5094027B2 (ja) * | 2006-03-15 | 2012-12-12 | 三洋電機株式会社 | 非水電解質二次電池の製造方法 |
JP5397711B2 (ja) * | 2009-12-10 | 2014-01-22 | トヨタ自動車株式会社 | 電池用電極の製造方法 |
JP5533057B2 (ja) * | 2010-03-11 | 2014-06-25 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | カーボンブラック分散液 |
-
2012
- 2012-07-27 JP JP2012167445A patent/JP5975274B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11656283B2 (en) | 2018-10-30 | 2023-05-23 | Lg Energy Solution, Ltd. | Method for determining dispersibility of electrode material layer |
US11913782B2 (en) | 2019-12-09 | 2024-02-27 | Lg Energy Solution, Ltd. | Method and device for evaluating dispersion of binder in electrode mixture layer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014025850A (ja) | 2014-02-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5975274B2 (ja) | 電極の検査方法およびその利用 | |
Müller et al. | Study of the influence of mechanical pressure on the performance and aging of Lithium-ion battery cells | |
JP7096973B2 (ja) | 非水電解液二次電池の製造方法および製造システム | |
WO2012095913A1 (ja) | リチウムイオン二次電池の劣化評価方法、及び電池パック | |
JP5783433B2 (ja) | リチウムイオン二次電池 | |
US10516188B2 (en) | Wound electrode body lithium ion battery having active electrode material layers of different widths | |
Wu et al. | High-rate capability of lithium-ion batteries after storing at elevated temperature | |
JP5583480B2 (ja) | リチウムイオン二次電池の検査方法 | |
KR101847550B1 (ko) | 비수 전해액 이차 전지 및 당해 전지의 제조 방법 | |
JP2012212513A (ja) | リチウム二次電池の状態検出方法 | |
JP7018374B2 (ja) | 電極板検査装置及び電極板検査方法 | |
Ledwoch et al. | Determining the electrochemical transport parameters of sodium-ions in hard carbon composite electrodes | |
JP5729609B2 (ja) | 電極の評価方法 | |
KR20190039075A (ko) | 리튬-이온 배터리의 고온 에이징 공정 | |
Kubal et al. | The influence of temperature on area-specific impedance and capacity of Li-ion cells with nickel-containing positive electrodes | |
Sun et al. | Electrochemical and impedance investigation of the effect of lithium malonate on the performance of natural graphite electrodes in lithium-ion batteries | |
JP7025250B2 (ja) | 電極板検査装置及び電極板検査方法 | |
CN105789570A (zh) | 锂离子二次电池和制造锂离子二次电池的方法 | |
Parikh | Understanding the Limitations in Battery Components for Improving Energy Density under Extreme Fast Charging (XFC) Conditions | |
Keefe | PROBING CHANGES IN THE SOLID ELECTROLYTE INTERPHASE IN LI-ION CELLS | |
JP2024073277A (ja) | 非水電解液二次電池の被膜評価装置及び非水電解液二次電池の被膜評価方法 | |
KR20220154013A (ko) | 리튬 이차전지의 수명 특성 예측 방법 | |
Töyrä Mendez | Temperature Dependence of Resistance of a Ni-rich Li-ion Cathode | |
KR20240097717A (ko) | 리튬 이온 이차 전지의 검사 방법 및 이것을 사용한 제조 방법 | |
Lee | Effects of Transition Metal Dissolution and Deposition on LI-Ion Batteries: A Multi-Scale Approach. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140724 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150515 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150611 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160114 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160407 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20160414 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160623 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160706 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5975274 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |