JP5974253B2 - 収納箱 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば遊技機の制御基板を収納可能な基板ケースの封印構造に関する。
スロットマシンなどの遊技機に使用される基板ケースは、2つの箱体を組み合わせた基板ケースの外周をワンウェイネジや(特許文献1参照)かしめピンによって(特許文献2参照)固定封印し、封印部分を破壊しなければ基板ケースが開かないように形成されている。
特開平10−216323号公報 特開2004−8580号公報
しかし、従来のかしめピンを用いた封印構造では、かしめピンの頭部に容易に触れることができ、かしめピンをむりやり引き抜くことができたので、基板ケースが不正に開封され易いという問題点があった。また、かしめピンの頭部に触れられなくするために、特許文献1のように、別部材でかしめピンを隠すことも考えられるが、部品点数が増加したり、作業に手間がかかるという問題がある。
そこで本願発明は、簡易な作業で封印でき、封印後にかしめピンに容易に触れることができない基板ケースの封印構造を提供することを目的とする。
本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、第一ケース(上ケース110)と、第一ケース(110)に装着される第二ケース(下ケース120)とを備えたケース(基板ケース100)の封印構造であって、前記第一ケースに(110)設けられる第一封印ケース部(上封印ケース部10)と、前記第二ケース(120)に設けられ前記第一封印ケース部(10)と接合可能な第二封印ケース部(下封印ケース部20)と、固定ピン(かしめピン40)と、前記固定ピン(40)を用いて前記第一封印ケース部(10)と前記第二封印ケース部(20)とを固定することができるロック部材(ケースロック30)と、から構成されている。
本発明に係るケース(100)は、内部の空間に所定の収納物を収納可能な箱体であって、例えば、遊技機の作動を制御する制御基板を収納可能な基板ケースとすることができる。前記第一ケース(110)及び第二ケース(120)は、ケース(100)を形成する部材の片割れであり、例えば、一方に開口部を有する箱形とすることができるが、第一ケース(110)と第二ケース(120)を重ね合わせたときにその間に内部空間が生じるようになっていれば、いずれか一方が板状であってもよい。
そして、本発明における封印構造においては、前記第一封印ケース部(10)、第二封印ケース部(20)のいずれか一方又は双方は、前記第一ケース(110)と第二ケース(120)とを適正に接合させたときに前記固定ピン(40)及び前記ロック部材(30)を内部に収納可能とする収納部(4)を有するとともに、前記第一ケース(110)と第二ケース(120)とを適正に接合させたときに前記収納部(4)と連通し前記固定ピン(40)の一端部をケースの外側に露出可能とする開口部(3)を有している。
前記第一封印ケース部(10)、第二封印ケース部(20)は、好ましくは透明部材により形成され、例えば、一方に開口部を有する箱形とすることができるが、第一封印ケース部(10)と第二封印ケース部(20)を重ね合わせたときにその間に内部空間である収納部(4)が生じるようになっていれば、いずれか一方が板状であってもよい。
前記固定ピン(40)は、円柱状又は角柱状の固定部材であって、収納部(4)の内部側に位置する部分と、開口部(3)から露出する部分との外径寸法や形状が異なっていてもよい。
前記開口部(3)は、第一封印ケース部(10)と第二封印ケース部(20)とが適正に接合したときに開口部(3)となるものであってもよく、例えば、第一封印ケース部(10)の第二封印ケース部(20)との接合面に形成された切欠部(13)と、第二封印ケース部(20)の第一封印ケース部(10)との接合面に形成された切欠部(23)とが合致して、開口部(3)を形成するようになっていてもよい。また、開口部(3)は、固定ピン(40)の少なくとも一端部(操作側端部42A)をケースの外側に露出させることができる内径を有していればよく、例えば固定ピン(40)の他端部が一端部よりも大径である場合に、固定ピン(40)の他端部をケースの外側に露出させることができる(換言すると、ケース外側から開口部(3)に固定ピン(40)を差し込むことができるような)内径を有していてもよい。つまり、固定ピン(40)は、第一封印ケース部(10)と第二封印ケース部(20)とが接合される前にいずれかの封印ケース部にあらかじめセットしておくようにしてもよいし、第一封印ケース部(10)と第二封印ケース部(20)を接合した後で、開口部(3)から押入するようにしてもよい。
前記ロック部材(30)は、前記第一封印ケース部(10)、第二封印ケース部(20)の少なくともいずれか一方に設けられた軸止部(係止ピン16,26)に揺動自在に支持される揺動片(31)と、前記揺動片(31)の一方の端部側に設けられた係止片(32)とを少なくとも有している。また、少なくとも前記軸止部(16,26)が設けられていない方の封印ケース部(10,20)には、前記ロック部材(30)の係止片(32)を係止可能な係止部(係止板15,25)が設けられ、前記ロック部材(30)は、前記係止片(32)を収納部(4)の内部側に位置させた状態で前記軸止部(16,26)に支持されている。
前記ロック部材(30)は、揺動片(31)を複数有していてもよい。揺動片(31)は、板状又は棒状の部材とすることができる。前記軸止部(16,26)は、突起又は凹部とすることができ、揺動片(31)には、前記軸止部(16,26)と係合可能な凹部(ピン孔36)又は突起を設けることができる。前記係止片(32)は、例えば揺動片(31)の端部に形成された折曲片や突出部とすることができる。前記係止部(15,25)は、前記係止片(32)を係止可能な板部材や突起、溝部などとすることができ、軸止部(16,26)が設けられていない方の封印ケース部に設けるとともに、軸止部(16,26)が設けられている方の封印ケース部に設けてもよい。また、揺動片(31)が複数ある場合に、軸止部(16,26)を第一封印ケース部(10)、第二封印ケース部(20)の双方に設け、それぞれが揺動片(31)を支持するようにしてもよい。
また、前記固定ピン(40)は、前記開口部(3)から前記一端部である操作側端部(42A)を露出させ、操作側端部(42A)と反対側の押入側端部(41A)を前記開口部(3)内に位置させた状態で配置され、前記固定ピン(40)の操作側端部(42A)が押圧され、前記押入側端部(41A)が前記ロック部材(30)に当接することにより、前記揺動(31)が前記係止部(15,25)に近接する方向に回動するように形成されている。
そして、前記固定ピン(40)が固定位置まで押入されることにより、前記係止片(32)が前記係止部(15,25)に係止され、前記第一封印ケース部(10)及び前記第二封印ケース部(20)の装着解除方向への移動が規制されて、前記第一ケース(110)と前記第二ケース(120)とが取り外し不能に固定されるとともに、前記固定ピン(40)の操作側端部(42A)が前記開口部(3)内に没入して抜き出し操作できないように形成されていることを特徴とする。
ここで、「抜き出し操作できないように形成」されるとは、操作側端部(42A)の外周と開口部(3)の内周との間に隙間がない(開口部(3)の内径がそのような寸法に形成されている)ことや、固定ピン(40)が開口部(3)内に没入すると、開口部(3)が内側から閉塞される(例えば揺動片(31)の開口部側に遮蔽片(34)が設けられている)ことを含むものである。
(作用)
本発明において、第一ケース(110)と第二ケース(120)を封印固定する場合には、適位置で接合している第一封印ケース部(10)及び前記第二封印ケース部(20)の開口部(3)から露出している固定ピン(40)の操作側端部(42A)を押入する。あるいは、開口部(3)に固定ピン(40)の押入側端部(41A)を差し込んで押入する。固定ピン(40)を押入することにより、ロック部材(30)の揺動片(31)が回動し、係止片(32)が係止部(15,25)に係止される。係止片(32)は、係止部(15,25)に係止されることにより、第一封印ケース部(10)又は前記第二封印ケース部(20)のいずれか一方の、第一ケース(110)と第二ケース(120)の装着解除方向への移動を規制する。すなわち、揺動片(31)が第一封印ケース部(10)に支持されている場合には、第二封印ケース部(20)が装着解除方向に移動するのを阻止し、揺動片(31)が第二封印ケース部(20)に支持されている場合には、第一封印ケース部(10)が装着解除方向に移動するのを阻止する。すなわち、係止片(32)は、揺動片(31)が回動することにより、係止部(15,25)の装着解除方向側の位置に移動する。そして、係止片(32)と係止部(15,25)の係止が完了した(例えば板状の係止片(32)と係止部としての係止板が隙間なく密着した)場合には、固定ピン(40)の操作側端部(42A)は開口部(3)に没入し、かつ抜き出し操作できなくなる。この状態では、第一ケース(110)と第二ケース(120)の装着を解除できず、無理に解除しようとすると、係止片(32)や係止部(15,25)やロック部材(30)を支持している軸止部(16,26)が破壊され、痕跡が残る。第一ケース(110)と第二ケース(120)の装着を解除する場合には、ケース(100)から封印ケース部を切り離す。
本発明によれば、第一ケース(110)と第二ケース(120)とが取り外し不能に固定された状態では、固定ピン(40)の操作側端部(42A)を抜き出すことができないので、ケース(100)の不正な開封を防止することができる。また、従来のかしめピンは一度破壊すると二度と使用できないものであったが、本発明の固定ピン(40)とロック部材(30)は、適正に封印解除した場合には封印ケース部から取り出して再使用が可能である。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、前記ロック部材(30)は前記揺動片(31)を2つ備え、各前記揺動片(31)が線対称に配置されることにより、それぞれの係止片(32)が線対称に配置され、前記第一封印ケース部(10)、第二封印ケース部(20)の少なくともいずれか一方には、2つの前記揺動片(31)をそれぞれ支持する軸止部(16,26)が設けられていると共に、少なくとも前記軸止部(16,26)が設けられていない方の封印ケース部には、2つの前記揺動片(31)の係止片(32)がそれぞれ係止される2つの係止部(15,25)が設けられ、前記固定ピン(40)は、2つの前記揺動片(31)の間に配置されることを特徴とする。
本発明は、固定ピン(40)を押入することにより、2つの揺動片(31)の係止片(32)側が開いて、2つの係止片(32)が2つの係止部(15,25)にそれぞれ係止されるようにしたものである。なお、2つの揺動片(31)は別部材であってもよいが、取り扱いの便を鑑み、所定の連結部(連結紐37)によって連結された構造とするのが好ましい。
本発明によれば、第一封印ケース部(10)と第二封印ケース部(20)を強固に固定することができる。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、前記揺動片(31)の、前記係止片(32)と反対側の端部には、前記固定ピン(40)を固定位置まで押入したときに、前記固定ピン(40)の操作側端部(42A)よりも開口部(3)側に位置し、かつ前記開口部(3)よりも収納部(4)側に位置して、前記固定ピン(40)を抜き出し不能とする遮蔽片(34)が設けられていることを特徴とする。
本発明は、開口部(3)の内径寸法が固定ピン(40)の操作側端部(42A)の外径寸法よりも大きく、開口部(3)と操作側端部(42A)の外周との間に隙間がある場合に適している。
本発明においては、揺動片(31)は係止片(32)と遮蔽片(34)の間の位置で軸止されるようになっていることが前提である。そして、固定ピン(40)を押入する前には、係止片(32)が係止部(15,25)から離れており、遮蔽片(34)が開口部(3)を遮蔽しない位置となるよう、揺動片(31)を配置させ、固定ピン(40)を押入すると、係止片(32)が係止部(15,25)に係止され、遮蔽片(34)が開口部(3)を遮蔽するように形成されている。
なお、遮蔽片(34)に、固定ピン(40)を押入する際に、遮蔽片(34)と固定ピン(40)が干渉しないための切欠部(35)を設けてもよい。切欠部(35)の大きさを、固定ピン(40)の操作側端部(42A)の外径寸法に合わせておくか、あるいは操作側端部(42A)の外径寸法未満であれば、切欠部(35)から操作側端部(42A)の端面が視認できても、固定ピン(40)に対して抜き出し操作することはできない。
ここで、固定ピン(40)の操作側端部(42A)の外径は、抜き取り操作をし難くするためになるべく小さい方が好ましいが、押入側端部(41A)の外径は、揺動片(31)にある程度の揺動角度をもたせるために、操作側端部(42A)の外径よりも大きく設定することが考えられる。また、固定ピン(40)の操作側端部(42A)を開口部(3)から露出させた状態であらかじめ第一封印ケース部(10)又は第二封印ケース部(20)にセットしておき、上ケース(110)と下ケース(120)を装着するよりも、上ケース(110)と下ケース(120)を装着してから、ケース外側から固定ピン(40)を押入する方が、作業が容易である。
本発明によれば、固定ピン(40)の押入側端部(41A)の外径が操作側端部(42A)の外径よりも大きく、かつ、上ケース(110)と下ケース(120)を装着してから封印ケース部の開口部(3)に固定ピン(40)を挿入する仕様とした場合(開口部(3)の内径が押入側端部(41A)の外径よりも大きい)でも、ケース封印後の固定ピン(40)の抜き取りを効果的に防止することができる。
本願発明は、以上のように構成されているので、簡易な作業で封印でき、封印後にかしめピンに容易に触れることができない基板ケースの封印構造を提供することができる。
本発明の第一の実施の形態であって、基板ケースの表面及び側面を示す図である。 図1のA−A線断面図、B−B線断面図、C−C線断面図である。 第一の実施の形態における封印固定部の斜視図である。 第一の実施の形態における封印ケース部の分解斜視図である。 かしめピン及びケースロックをセットした封印ケース部の平面断面図である。 かしめピンを押入した状態の封印ケース部の平面断面図及び側面図である。 かしめピンをさらに押入した状態の封印ケース部の平面断面図及び側面図である。 かしめピンによりロックされた状態の封印ケース部の平面断面図である。 第一の実施の形態の変形例1であって、封印ケース部の斜視図である。 変形例1に係る封印ケース部の平面断面図である。 第一の実施の形態の変形例2であって、封印ケース部の斜視図である。 変形例2に係る封印ケース部の平面断面図である。 第一の実施の形態の変形例3であって、封印ケース部の平面断面図である。 第一の実施の形態の変形例4であって、封印ケース部の分解斜視図である。 第一の実施の形態の変形例5であって、封印ケース部の分解斜視図である。 本発明の第二の実施の形態であって、基板ケースの側面を示す図である。 第二の実施の形態における基板ケースの表面を示す図である。 第二の実施の形態における封印ケース部の縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る基板ケースを遊技機に設置した状態を示す斜視図である。
本発明を実施するための最良の形態を、第一の実施の形態及び第二の実施の形態に分けて、図面に基づき説明する。
(第一の実施の形態)
図1乃至図8は、本発明の第一の実施の形態を示す。
(基板ケース100)
本実施の形態に係る基板ケース100は、透明な収納箱であって、図1に示すように、上ケース110と、上ケース110と接合可能な下ケース120とを備えている。上ケース110は、下ケース120との接合側が開口する箱体であり、下ケース120は、上ケース110との接合側が開口する箱体である。下ケース120には、遊技機の作動を制御する制御基板200(図2参照)を固定することができる。制御基板200は、特に図示しないが、CPU、ROM、RAMなどの電子部品を搭載したプリント基板である。そして、制御基板200を固定した下ケース120の開口部を上ケース110で塞ぎ、両者を封印固定するすることにより、上ケース110と下ケース120との間に、制御基板200が封入されるようになっている(図2(A)参照)。
以下、基板ケース100及びその構成部分についての上下左右、前後の方向は、特に指定しない場合には、基板ケース100を、下ケース120が下側となるように水平面に設置した状態(図1(B)、図2参照)を基準にするとともに、上記した状態で上方となる面を「表面」、下方となる面を「裏面」といい、基板ケース100を表面側から視認したとき(図1(A)参照)に、上下左右側に位置する面を「側面」というものとする。
図1に示すように、前記基板ケース100の一の側面(図1における右側の面)には、上ケース110と下ケース120とを封印固定するための封印固定部1と、基板ケース100を例えば遊技機の筐体の裏板などの被固定部に固定するための固定部140が設けられている。固定部140は、一の側面の反対側の側面(図1における左側の面)にも設けられている。また、基板ケース100の、一の側面を挟んで相対向する2つの側面(図1における上下の面)には、上ケース110と下ケース120とを係合するための係合部130が設けられている。
固定部140は、図1(A)及び図1(A)のA−A線断面図である図2(A)に示すように、上ケース110及び下ケース120の側端部に形成された、ネジ穴を有するフランジ部である。係合部130は、図1(A)のC−C線断面図である図2(C)に示すように、下ケース120に形成された張出片131と、上ケース110に形成されたガイド溝132である。そして、上ケース110及び下ケース120の開口部を向かい合わせて、上ケース110のガイド溝132に下ケース120の張出片131を嵌め込み、下ケース120に対して上ケース110を(逆でも同じ)スライド移動させることにより、図1に示すような箱形の基板ケース100が形成されるようになっている。
そして、上記のようにして組み立てられた基板ケース100は、前記封印固定部1を封印したうえで、内蔵した制御基板200の基板面が視認可能となるように、遊技機内部の所定位置に取り付けられ、固定部140をネジ止めして固定される。例えば、スロットマシンの場合には、図19に示すように、筐体300の裏板などの、前扉400を開けると基板面を正面視することができる位置に固定される。パチンコ遊技機の場合には、特に図示しないが、遊技盤が設けられた前扉の裏側など、前扉を開けて前扉の裏側から基板面を見ることができる位置に固定される。
(封印固定部1)
次に、封印固定部1の構造について説明する。
封印固定部1は、図1(B)及び図3に示すように、上ケース110に設けられた複数の上封印ケース部10と、下ケース120に設けられた複数の下封印ケース部20を備え、一の上封印ケース部10と一の下封印ケース部20とが合体することにより、一の封印ケース部2が形成されるようになっている。また、図4及び図5に示すように、封印ケース部2の内部空間である収納部4に配置されるかしめピン40及びケースロック30を備えている。なお、図5は、図1(B)のD−D線断面図である。
上封印ケース部10は、図4に示すように、下側が開口する箱体であって、図1(A)に示すように、破壊可能部150を介して上ケース110の一の側面、固定部140、隣接する上封印ケース部10と連結されている。破壊可能部150は、例えばニッパーなどにより切り離し可能な薄肉部である。なお、図4以下は、単体の封印ケース部2を示しており、破壊可能部150は図示していない。
上封印ケース部10は、図4に示すように、表面板11と、表面板11の四辺に設けられた4つの側面板12を有しており、表面板11と4つの側面板12により囲まれた内部空間である収納部14を形成している。また、破壊可能部150によって上ケース110と連結されている側面板12Cの対向側の側面板12A(図3参照)には、下側が開放する方形の切欠部13が形成されている。そして、側面板12Cと側面板12Aに挟まれた側面板12B,12Bの内面には、収納部14の内側に向かって突設された係止板15が相対向して設けられている。係止板15は、板面が側面板12A,12Cと平行となるように設けられている。
一方、下封印ケース部20は、図4に示すように、上側が開口する箱体であって、上封印ケース部10と同様に、破壊可能部150を介して下ケース120の一の側面、固定部140、隣接する下封印ケース部20と連結されている(図1(A)参照)。下封印ケース部20は、図4に示すように、裏面板21と、裏面板21の四辺に設けられた4つの側面板22を有しており、裏面板21と4つの側面板22により囲まれた内部空間である収納部24を形成している。また、破壊可能部150によって下ケース120と連結されている側面板22Cの対向側の側面板22A(図3参照)には、上側が開放する方形の切欠部23が形成されている。そして、側面板22Cと側面板22Aに挟まれた側面板22B,22Bの内面には、収納部24の内側に向かって突設された係止板25が相対向して設けられている。係止板25は、板面が側面板22A,22Cと平行となるように設けられている。さらに、裏面板21の上面であって、前記係止板25よりもやや側面板12A寄りには、軸止部としての円柱状の係止ピン26が2つ、側面板22A,22Cと平行するように並んで突設されている。
そして、下ケース120と上ケース110が適正に接合されると、上封印ケース部10と下封印ケース部20が重なり合って内部に収納部4を有する封印ケース部2が形成される。また、上封印ケース部10と下封印ケース部20が重なり合ったときには、図2(B)、図3に示すように、上封印ケース部10の破壊可能部150と下封印ケース部20の破壊可能部150とが重なるようになっている。また、上封印ケース部10と下封印ケース部20が重なり合ったときには、図3に示すように、上封印ケース部10の切欠部13と下封印ケース部20の切欠部23とが合致して、方形の開口部3が形成される。
ケースロック30は、封印ケース部2の収納部4に収納されるロック部材であって、図4に示すように、線対称に形成された2つの板状の揺動片31を備え、各揺動片31を連結紐37で連結して一体化したものである。ケースロック30は、弾力性を有する合成樹脂から成り、2つの揺動片31が連結紐37で連結された形状で、射出成型により一体形成されているものである。
前記揺動片31の一方の側端部には、揺動片31の板面から直角に折曲して形成された係止片32と、この係止片32の折曲方向と逆方向に向かって斜めに突設された当接片33とが設けられている。すなわち、当接片33は、揺動片31の係止片32が設けられていない方の板面から略45度折曲して形成されており、揺動片31を上面視すると、揺動片31、係止片32、当接片33によりY字が形成されるようになっている(図8参照)。なお、ケースロック30は、図8に示すロック状態において、上ケース110又は下ケース120を装着解除方向に移動させた場合に、係止片32が係止板15,25によって破壊されずに変形し、係止板15,25が係止片32を乗り越えてしまうことがない程度の硬度を有している必要がある。
また、揺動片31の他方の側端部には、揺動片31の板面と直交する板状の遮蔽片34が設けられている。そして、遮蔽片34の当接片33の突出方向側の一辺には、半円形の切欠部35が形成されている。切欠部35の切り欠き幅(半円の直径部分)は、後述するかしめピンの操作部42の直径とほぼ同じがやや大きい寸法に形成され、切欠部35の切り欠き深さ(半円の半径部分)は、かしめピンの操作部42の半径とほぼ同じかやや大きい寸法に形成されている。あるいは、かしめピンの操作部42の半径よりも小さくてもよい。
なお、係止片32及び当接片33及び遮蔽片34の上下の幅は、揺動片31の板幅(図4における揺動片31の上下の幅)と同じ幅に形成されている。
さらに、揺動片31の下面には、長さ方向(図4における左右方向)中央部よりやや係止片32寄りの位置に、幅方向(図4における上下方向)を軸方向とするピン孔36が形成されている。このピン孔36は、下封印ケース部20の係止ピン26を挿入可能な径を有している。係止ピン26をピン孔36に挿入させることにより、揺動片31は、下封印ケース部20に、水平方向に揺動自在に支持されるものとなる。
そして、2つの揺動片31は、2つの当接片33が向かい合い2つの係止片32が反対方向を向くうように板面を向き合わせた状態で、揺動片31の上面端部から延びる連結紐37によって連結されている。連結紐37は、揺動片31の上面端部であって、ピン孔36のほぼ直上の位置に取り付いており、揺動片31がピン孔36を中心に揺動しても長さが変わらない。また、2つの揺動片31を平行に配置すると、2つの遮蔽片34の切欠部35が形成されている辺どうしが当接し(図4、図8参照)、半円形の切欠部35が合致して円形の開口部38が形成されるようになっている。
かしめピン40は、直方体形の押入部41と円柱形の操作部42を有する固定ピンである。押入部41において操作部42と反対側の面(押入側端部41A)の縦方向の角部には、面取りが施されている。
(封印固定部1の封印)
上記構成を有する封印固定部1による、上ケース110及び下ケース120の封印手順について、図5乃至図8に基づき説明する。なお、図5乃至図8では、連結紐37は省略している。
まず、封印ケース部2を平面視した図5に示すように、下封印ケース部20の収納部24内に、ケースロック30を設置する。具体的には、2つの揺動片31の、係止片32が設けられている端部側を収納部24の内部に位置させ、遮蔽片34を切欠部25側に位置させて、各揺動片31のピン孔36にそれぞれ係止ピン26を挿入して、裏面板21に取り付ける。このとき、2つの揺動片31は、当接片33が近接し遮蔽片34が離れるように、板面が下封印ケース部20の側面22Bに対して斜めになるように設置する。この際、2つの係止片32の端部32Aの距離が、係止板25の間の距離Lよりも短くなるように、揺動片31の傾斜角度を調整する。これは、ケースロック30の上部が下封印ケース部20から上方に突出した状態であるため、上ケース110をスライドして装着する際に、係止片32が上封印ケース部10の係止板15と接触して上ケース110の移動を阻害することがないようにするためである。ここで、ケースロック30をこのような状態にすると、揺動片31の回動によって連結紐37の両端部の付け根の位置がやや離れるために、連結紐37は直線状になる。つまり、連結紐37は、図5に示すように遮蔽片34が開いた状態とすることを可能とする長さに形成されている。このため、図4に示すように、揺動片31が平行な状態では、くの字型に曲がった状態となっているものである。なお、図5では、揺動片31の端部が下封印ケース部20の側面板22Bに当接して揺動片31がそれ以上回動しないようになっているが、そのような構成となっていなくても、直線状になった連結紐37はそれ以上伸びないので、連結紐37は、係止片32が係止板15,25からそれ以上離れる方向への揺動片31の回動を規制する機能も備えている。
次に、上ケース110のガイド溝132の封印固定側(図1における右側)の端部に、下ケース120の張出片131の反封印固定側(図1における左側)の端部を嵌め込み、下ケース120に対して上ケース110をスライド移動させて、下ケース120に上ケース110を装着し、下封印ケース部20と上封印ケース部10とが接合した状態とする。これにより、ケースロック30が封印ケース部2の内部に収納された状態となり、下封印ケース部20の切欠部23と上封印ケース部10の切欠部13が合致してできた開口部3からは、遮蔽片34の一部が突出した状態となる。また、下封印ケース部20の係止板25と上封印ケース部10の係止板15は前後左右方向において同じ位置で重なり、下封印ケース部20の裏面板21から上封印ケース部10の表面板11まで連続する立壁を形成する。
次に、かしめピン40を、押入部41の面取り部が上下方向となる向き(図4参照)にして、押入部41の先端側(面取り部のある側)から開口部3の2つの遮蔽片34の間に挿入する。そうすると、押入部41の先端が、互いに近接しほぼ面一の壁面を成している2つの当接片33に当接し、操作部42が開口部3から一部突出した状態となる。
そして、開口部3から突出しているかしめピン40の操作部42の先端(操作側端部42A)を、例えばドライバーなどの棒状部材の先端を用いてケース内方向に押入する。すると、図6(A)に示すように、かしめピン40の押入部41の先端が当接片33を押圧し、当接片33を押しのけるようにして進むので、揺動片31が係止ピン26を中心に、係止片32が係止板15,25に近接し遮蔽片34が開口部3を閉じる方向に移動するよう回動する。このとき、2つの遮蔽片34が互いに近接するが、図6(A)を右側面視した図6(B)に示すように、切欠部35がかしめピン40の操作部42を避けているので、操作部42の押入操作を妨げない。
さらにかしめピン40の操作部42を押入すると、図7(A)に示すように、係止片32が係止板15,25に掛かった状態となる。この状態ではまだ、当接片33はかしめピン40の押入部41の先端に設けられた面取り部と当接していて、押入部41の直径部分は当接片33の間を通り抜けていない。また、2つの遮蔽片34の向かい合う片が近接しているが、図7(B)に示すように、かしめピン40の操作部42は、切欠部35の間に挟まれた状態となっている。
そして、図7の状態からさらに、かしめピン40の操作部42を押入することにより、図8に示すように、かしめピン40の押入部41は封印ケース部2の開口部3と反対側の側面12C,22Cまで移動し、揺動片31は封印ケース部2の側板12B,22Bと平行な位置となる。当接片33は押入部41によって外側に押しのけられ、係止片32の遮蔽片34側の面が係止板15,25の開口部3と反対側の面に押しつけられ、係止片32が係止板15,25に係止された状態となる。また、2つの遮蔽片34は向かい合う片が当接して一枚の板状になり、かしめピン40の操作部42の先端よりも開口部3側の位置となる。そして、かしめピン40の操作部42は、2つの遮蔽片34の切欠部35により形成された開口部38の内側(側面板12C,22C側)に位置する。図示していないが、連結紐37は、元のくの字の状態(図4参照)に戻る。
この状態では、係止片32が、上封印ケース部10の係止板15の、上ケース110と下ケース120の装着解除方向(図8における左方向)への移動を阻止しており、揺動片31は下封印ケース部20の、装着解除方向と直交する方向の係止ピン26に軸止されているので、上封印ケース部10を下封印ケース部20に対して装着解除方向に移動させることはできず、結果として、上ケース110を下ケース120から取り外すことができない。上ケース110を無理に取り外そうとすると、係止片32がちぎれたり、あるいは、係止板15が折れたり、係止ピン26が折れたりして、破壊の痕跡が残る。かしめピン40及びケースロック30の状態は、透明な上封印ケース部10の表面板11を透して視認することができるので、このような場合には一見して不正な封印解除を看破できる。
また、この状態では、かしめピン40の操作部42を遮蔽片34の開口部38から視認可能ではあるが(図3参照)、操作部42の先端面は遮蔽片34よりも内側に位置しており(つまり遮蔽片34から突出しておらず)、操作部42の周囲と開口部38の内周との間にはほとんど隙間がないので、開口部38から操作部42を引き出してかしめピン40を抜き取ることは、遮蔽片34を破壊しない限り不可能である。
封印を解除する場合には、破壊可能部150を切断して、封印ケース部2を丸ごと基板ケース100から取り外す。
このように、本実施の形態による基板ケース100によれば、かしめピン40を押し込んでケースロック30が封印ケース部2を取り外し不能にロックすると、かしめピン40の操作部42が封印ケース部2の内部に隠れ、少なくとも引き抜き操作することができなくなるように形成されているので、不正な封印解除を防止することができる。
また、従来のかしめピンは一度かしめたら破壊して取り除くしかなかったので使い捨てであったが、本実施の形態においては、適正に封印解除した場合にはかしめピン40とケースロック30を再使用することができる。
なお、ケースロック30の揺動片31を軸止するための下封印ケース部20の係止ピン26と揺動片31のピン孔36の嵌合強度を、ケースロック30の自重では揺動片31が係止ピン26から外れず回動もしないが押圧操作によっては揺動片31が回動可能となるように設定しておくことにより、ケースロック30を図5に示す位置で維持させたまま(つまりケースロック30が落下したり動いたりすることなく)、基板ケース100の組み立て作業を行うことができる(第二の実施の形態において同じ)。
また、上記した実施の形態では、ケースロック30は、連結紐37で連結された2つの揺動片31が一体形成されたものとしてあったが、別部材として形成された2つの揺動片31をそれぞれ、下封印ケース部20に取り付けるようにしてもよい。
(変形例1)
上記した実施の形態においては、かしめピン40の操作側端部42Aを押し込み操作しやすいように、ケースロック30の遮蔽片34に切欠部35を設けてあったが、図9に示すように、遮蔽片34には切欠部35を設けなくてもよい。この場合には、ケースロック30の素材として、かしめピン40を押入していったときに、図10(A)に示すように、遮蔽片34がかしめピン40の操作部42に当接して湾曲する程度の弾力性を有しているものを用いる。このような弾力性を有していれば、操作部42の直径よりも細い棒状部材の先端でかしめピン40を最奥まで押し込むことにより、棒状部材に当接した遮蔽片34が湾曲して押入操作を妨げることはない。そして、かしめピン40を固定位置、すなわち係止片32が係止板15,25に係止される位置まで押入し、棒状部材を引き抜けば、図10(B)に示すように、遮蔽片34が復元力によってもとの板状に戻り、封印ケース部2の開口部3を塞いでかしめピン40の操作部42を覆い隠す。
このように形成した場合には、かしめピン40の操作部42にアクセスすることがより困難になり、不正防止効果が高まるものとなる。
(変形例2)
本発明には、ケースロック30に遮蔽片34を設けないものも含まれる。すなわち、図11に示すように、上封印ケース部10の切欠部13及び下封印ケース部20の切欠部23を半円形に形成し、上封印ケース部10のと下封印ケース部20が接合したときに形成される開口部3が、かしめピン40の操作部42とほぼ同径かあるいはやや大きい径の円形となるように形成する。また、かしめピン40の全長は、図12(B)に示すように、かしめピン40を固定位置まで押入したときに、操作部42の先端面が封印ケース部2の側面12A,22Aとほぼ面一になるかあるいは操作部42が切欠部23の内周面と接する範囲内とするのが好適である。
このように形成する場合には、下ケース120に上ケース110を装着する前に、かしめピン40を下封印ケース部20にセットしておく必要がある。すなわち、基板ケース100を組み立てた後では、開口部3からかしめピン40の押入部41を挿入できないので、あらかじめ、押入部41を下封印ケース部20の収納部24に配置し、操作部42を切欠部23に配置(図12(A)参照)しておかなければならない。
このように形成した場合には、かしめピン40をセットしてから下ケース120に上ケース110を装着するので、基板ケース100の組み立てに手間はかかるものの、ケースロック30の構造を簡素化でき、封印ケース部2の開口部3から表出しているのがかしめピン40の操作部42の先端面だけとなるので、不正行為を行い難くすることができる。
(変形例3)
本発明には、図13に示すように、ケースロック30に当接片33を設けないものも含まれる。すなわち、揺動片31とかしめピン40を図13(A)のように配置しておき、下ケース120に上ケース110を装着し、かしめピン40を押入する。そうすると、図13(B)に示すように、かしめピン40が揺動片31の内側に当接して揺動片31を押し広げ、係止片32が係止板15,25に係止される。なお、図示した例は遮蔽片34を設けていないが、封印ケース部2の開口部3の形状や揺動片31の形状及び配置によっては、遮蔽片34を設けて開口部3を塞ぐようにしてもよい。
(変形例4)
上記した実施の形態では、上封印ケース部10と下封印ケース部20の双方が箱形に形成されていたが、図14に示すように、下封印ケース部20を箱形に形成し、上封印ケース部10を板状に形成してもよい。この場合には、下封印ケース部20の側面板22Aに設けた切欠部23が封印ケース部2の開口部3となる。また、係止板15は上封印ケース部10にのみ設けてもよい。この場合、図示するように、下封印ケース部20の側面板22Cに、係止板15が通過可能な切り欠き22dを形成すれば、上封印ケース部10のスライド移動が阻害されない。またこの場合、図示しないが、上封印ケース部10の下面に、下封印ケース部20と接合したときに切り欠き22dに嵌り込む塞ぎ板を設けてもよい。あるいは、上封印ケース部10に係止ピンを設けてケースロック30を取り付け、下封印ケース部20に係止板25を設けてもよい。また、図14とは逆に、上封印ケース部10を箱形に形成し、下封印ケース部20を板状に形成してもよい。この場合にも、ケースロック30を支持するための係止ピンを上封印ケース部10又は下封印ケース部20のいずれかに設け、係止板を係止ピンが設けられていない方に設けることができる。
なお、上記したように形成した場合においても、開口部3の形状や、ケースロック30の形状や、かしめピン40の形状を、他の変形例に示したものとすることができる。
(変形例5)
本発明には、図15に示すように、ケースロック30の揺動片31が1つだけのもの含まれる。また、図示したように、かしめピン40は、押入側端部41Aと操作側端部42Aとが同一径の棒状であってもよい。図示した例では遮蔽片34を設けていないが、封印ケース部2の開口部3の形状や揺動片31の形状及び配置によっては、遮蔽片34を設けて開口部3を塞ぐようにしてもよい。また、図示した例において、揺動片31が当接片33を有しない形状(図13参照)としてもよい。
さらに、特に図示しないが、ケースロック30の形状としては、上記以外にも、揺動片31が3つ以上あるものを設けてもよい。例えば、4つの揺動片31を封印ケース部2の開口部3の周囲に配置し、開口部3からかしめピン40を押入すると、4つの揺動片31が放射状に開いて係止板に係止されるように形成することができる。
また、別体に形成された複数の揺動片31を、上封印ケース部10と下封印ケース部20のそれぞれに軸止し、上封印ケース部10に支持された揺動片31の係止片32が下封印ケース部20に形成された係止部に係止され、下封印ケース部20に支持された揺動片31の係止片32が上封印ケース部10に形成された係止部に係止されるように形成してもよい。
以上のように、ケースロック30及びかしめピン40の形状は、様々の態様にすることができる。要は、かしめピン40を封印ケース部2の内部に押入することにより、ケースロック30の揺動片31が回動して、係止片32が封印ケース部2の内部に設けられた係止部に係止され、揺動片31が支持固定されている封印ケース部と係止部が形成されている封印ケース部との装着解除方への移動を阻止するようになっていればよい。
(第二の実施の形態)
図16乃至図18は、本発明の第二の実施の形態を示す。
第二の実施の形態に係る基板ケース100の基本的構成は、第一の実施の形態とほぼ同様であるが、本実施の形態においては、下ケース120に上ケース110を被せて固定するようになっている。
(基板ケース100)
第二の実施の形態に係る基板ケース100は、図16に示すように、上ケース110と、下ケース120とを備えている。基板ケース100は、図16(A)に示すように、上ケース110の下側の開口と下ケース120の上側の開口を向かい合わせるようにして、上ケース110と下ケース120を接合するものとすることができる。あるいは、図16(B)に示すように、上ケース110の上封印ケース部10と反対側の端部に軸受け134を設け、下ケース120の下封印ケース部20と反対側の端部に軸部133を設け、軸部133に軸受け134を係合させた状態で、上ケース110を回動させて下ケース120と接合するようにしたものでもよい。なお、上ケース110に軸部を設け、下ケース120に軸受けを設けてもよい。上ケース110と下ケース120は、図示しない係合部と被係合部(例えば係止爪と係止孔)の係合により固定される。 そして、図16(A)(B)に示すいずれの場合においても、上封印ケース部10と下封印ケース部20は、上下に重なって封印ケース部2を構成する。
(封印固定部1)
本実施の形態における封印固定部1は、第一の実施の形態と基本的には同様である。すなわち、上ケース110に破壊可能部150を介して連結された複数の上封印ケース部10と、下ケース120に破壊可能部150を介して連結された複数の下封印ケース部20を備え、一の上封印ケース部10と一の下封印ケース部20とが合体することにより、一の封印ケース部2が形成されるようになっている。また、封印ケース部2の内部空間である収納部4に配置されるかしめピン40及びケースロック30を備えている。
そして、本実施の形態においては、図17に示すように、かしめピン40を基板ケース100の表面側から押入するように形成されている。具体的には、図17のE−E線断面図である図18に示すように、上封印ケース部10の表面板11には、かしめピン40の操作部42が貫通可能な開口部17が形成されている。上封印ケース部10の開口部17は、封印ケース部2の開口部3となる。また、上封印ケース部10の、上ケース110と破壊可能部150によって連結されている側面板12Cの対向側の側面板12A(図17参照)には、水平方向に突設された係止ピン16が設けられている。そして、係止ピン16には、ケースロック30の揺動片31が、係止片32を下側にして支持される。なお、図18では、破壊可能部150とケースロック30の連結紐37は省略している。本実施の形態では、ケースロック30には遮蔽片34が設けられていない。一方、下封印ケース部20の、下ケース120と破壊可能部150によって連結されている側面板22Cと直交する2つの側面板12Bにはそれぞれ、ケース内側に向かって張り出す係止板25が形成されている。
(封印固定部1の封印)
上記構成を有する封印固定部1による、上ケース110及び下ケース120の封印手順について、図18に基づき説明する。
本実施の形態においては、基板ケース100を、下ケース120が下側、上ケース110を上側にして、基板面が上側を向くように設置した状態で、封印作業を行うものである。
まず、上ケース110を、開口部が上側となる向き(すなわち上ケース110の表面が下側となる向き)にして、上封印ケース部10の収納部14内に、ケースロック30を設置する。具体的には、2つの揺動片31の、係止片32が設けられている端部側を上封印ケース部10の開口側(表面板11の反対側)に位置させて、各揺動片31のピン孔36にそれぞれ係止ピン16を挿入して、側面板12Aに取り付ける。ここで、揺動片31の幅寸法(図18における前後方向の長さ)を、上封印ケース部10の内幅から係止ピン16の長さを差し引いた寸法よりも短く形成することにより、揺動片31を側面板12C側に寄せて収納部14内に入れてから、ピン孔36に係止ピン16を挿入させることができる。そして、揺動片31を側面板12Aに取り付けたら、2つの揺動片31を、当接片33の先端が近接するように、板面が側面板12Bに対して斜めになるように設置する。またこの際、2つの係止片32の端部32Aの距離が、下封印ケース部20の係止板25の間の距離Lよりも短くなるように、揺動片31の傾斜角度を調整する。なお、揺動片31が図18(A)の位置に保持されるよう、ピン孔36と係止ピン16の嵌合強度を、ケースロック30の自重では揺動片31が揺動しないように設定するのが望ましい。
次に、上ケース110を、開口部が下側となる向き(すなわち上ケース110の表面が上側となる向き)にして、上封印ケース部10の収納部14内に、図18(A)に示す状態でかしめピン40を設置する。すなわち、上封印ケース部10の上側から開口部17に押入部41を挿入して収納部14に位置させるとともに、操作部42を開口部17から突出させる。先にケースロック30がセットしてあるため、押入部41が当接片33に支持されてかしめピン40が下方に抜け落ちることがない。なお、ピン孔36と係止ピン16の嵌合強度は、かしめピン40及びケースロック30の自重では揺動片31が揺動しないように設定するのが望ましい。
次に、下ケース120に上ケース110を装着し、下封印ケース部20と上封印ケース部10とが接合した状態とする。これにより、ケースロック30が封印ケース部2の内部に完全に収納された状態となる。
次に、上封印ケース部10の開口部17(封印ケース部2の開口部3)から突出しているかしめピン40の操作部42の操作側端部42Aを、例えばドライバーなどの棒状部材の先端を用いてケース内方向に押入する。すると、図18(B)に示すように、係止片32が係止板25に近接する方向に移動するよう回動する。さらにかしめピン40の操作部42を押入すると、図18(C)に示すように、かしめピン40の押入部41は下封印ケース部20の裏面板21まで移動し、かしめピン40の操作部42は、開口部17(3)の内周面と接する範囲内に位置する。この状態では、係止片32が、係止板25の下側に位置しているので、上ケース110の装着解除方向(図18における上方向)への移動を阻止しており、揺動片31は上封印ケース部10の、装着解除方向と直交する方向の係止ピン16に軸止されているので、上封印ケース部10を下封印ケース部20に対して装着解除方向に移動させることはできず、結果として、上ケース110を下ケース120から取り外すことができない。上ケース110を無理に取り外そうとすると、係止片32がちぎれたり、あるいは、係止板25が折れたり、係止ピン16が折れたりして、破壊の痕跡が残る。ケースロック30の状態は、透明な上封印ケース部10の表面板11を透して視認することができるので、このような場合には一見して不正な封印解除を看破できる。
また、この状態では、かしめピン40の操作部42を開口部17から視認可能ではあるが、操作部42の先端面は表面板11よりも内側に位置しており、操作部42の周囲と開口部17の内周との間にはほとんど隙間がないので、開口部17から操作部42を引き出してかしめピン40を抜き取ることは、表面板11を破壊しない限り不可能である。封印を解除する場合には、破壊可能部150を切断して、封印ケース部2を丸ごと基板ケース100から取り外す。
以上のような構成を有する第二の実施の形態は、第一の実施の形態と同様の効果を奏するものである。
なお、第二の実施の形態においても、上述した第一の実施の形態のおける各変形例を適用することができる。また、特に図示しないが、第二の実施の形態においても、第一の実施の形態と同様に、かしめピン40を基板ケース100の側面側から押入するように形成してもよい。この場合にも、ケースロック30の係止片32が封印ケース部2に設けられた係止部に係止されることにより、上封印ケース部10が下封印ケース部20から離れる方向(図18の上方向)に移動しないように形成する。係止片32が係止される係止部は、板状部材に限られず、係止片32が嵌入可能なスリットや開口部であってもよい。また、揺動片31は、上封印ケース部10と下封印ケース部20の装着解除方向と直交する方向に設けられた係止ピンに支持させるのが好ましい。
(他の実施の形態)
上記した第一及び第二の実施の形態では、ケースロック30及びかしめピン40を用いて基板ケース100の上ケース110と下ケース120の封印を行う場合について説明したが、本発明に係る封印構造は、基板ケース100と、基板ケース100を固定する遊技機の所定の固定ベース(例えば遊技機の筐体の裏板やリールユニットなどの内部装置の枠体)との封印にも応用できるものである。具体的には、特に図示しないが、基板ケース100は、下ケース120の裏面を固定ベースの表面と対向させて固定ベースに装着するように形成し、固定ベースには、基板ケース100を装着したときに封印ケース部2の内部に差し込まれる係止板を突設する。そして、封印ケース部2の裏面には、固定ベースの係止板を導入可能な開口部を設けておく。そして、基板ケース100を固定ベースの適位置に装着すると、封印ケース部2の収納部4内に係止板が挿入される。しかる後、封印ケース部2にかしめピン40を押入することにより、ケースロック30の揺動片31が回動して係止片32が固定ベースの係止板に係止される。これにより、基板ケース100が固定ベースに取り外し不能に固定される。
このように形成した場合には、基板ケース100の封印と、基板ケース100の固定ベースとの封印を、同じ封印固定部で、同じ部材(ケースロック30及びかしめピン40)で行うことができる。例えば、基板ケース100を示す図1において、図面上、固定部140よりも上側に位置する2つの封印ケース部2をケース固定用とし、固定部140よりも上側に位置する2つの封印ケース部2をベース固定用とすることができる。
なお、上記した各実施の形態、各変形例の各構成は、可能な範囲で適宜組み合わせて使用することができる。
1 封印固定部 2 封印ケース部
3 開口部 4 収納部
10 上封印ケース部(第一封印ケース部)11 表面板
12 側面板 13 切欠部
14 凹部 15 係止板
20 下封印ケース部(第一封印ケース部)21 裏面板
22 側面板 23 切欠部
24 凹部 25 係止板
26 係止ピン(軸止部)
30 ケースロック 31 揺動片
32 係止片 33 当接片
34 遮蔽片 35 切欠部
36 ピン孔 37 連結紐
38 開口部
40 かしめピン(固定ピン) 41 押入部
42 操作部
41A 押入側端部 42A 操作側端部
100 基板ケース(ケース) 110 上ケース(第一ケース)
120 下ケース(第二ケース) 130 係合部
131 張出片 132 ガイド溝
133 軸部 134 軸受け部
140 固定部 150 破壊可能部
200 制御基板

Claims (3)

  1. 第一ケースと、第一ケースに装着される第二ケースとを備えたケースの封印構造であって、
    前記第一ケースに設けられる第一封印ケース部と、
    前記第二ケースに設けられ前記第一封印ケース部と接合可能な第二封印ケース部と、
    固定ピンと、
    前記固定ピンを用いて前記第一封印ケース部と前記第二封印ケース部とを固定することができるロック部材と、から構成され、
    前記第一封印ケース部、第二封印ケース部のいずれか一方又は双方は、前記第一ケースと第二ケースとを適正に接合させたときに前記固定ピン及び前記ロック部材を内部に収納可能とする収納部を有するとともに、前記第一ケースと前記第二ケースとを適正に接合させたときに前記収納部と連通し前記固定ピンの一端部をケースの外側に露出可能とする開口部を有し、
    前記ロック部材は、前記第一封印ケース部、第二封印ケース部の少なくともいずれか一方に設けられた軸止部に揺動自在に支持される揺動片と、前記揺動片の一方の端部側に設けられた係止片とを少なくとも有し、
    少なくとも前記軸止部が設けられていない方の封印ケース部には、前記ロック部材の係止片を係止可能な係止部が設けられ、
    前記ロック部材は、前記係止片を収納部の内部側に位置させた状態で前記軸止部に支持され、
    前記固定ピンは、前記開口部から前記一端部である操作側端部を露出させ、操作側端部と反対側の押入側端部を前記開口部内に位置させた状態で配置され、
    前記固定ピンの操作側端部が押圧され、前記押入側端部が前記ロック部材に当接することにより、前記揺動が前記係止部に近接する方向に回動するように形成され、
    前記固定ピンが固定位置まで押入されることにより、前記係止片が前記係止部に係止され、前記第一封印ケース部及び前記第封印ケース部の装着解除方向への移動が規制されて、前記第一ケースと前記第二ケースとが取り外し不能に固定されるとともに、前記固定ピンの操作側端部が前記開口部内に没入して抜き出し操作できないように形成されていることを特徴とするケースの封印構造。
  2. 前記ロック部材は前記揺動片を2つ備え、各前記揺動片が線対称に配置されることにより、それぞれの係止片が線対称に配置され、
    前記第一封印ケース部、第二封印ケース部の少なくともいずれか一方には、2つの前記揺動片をそれぞれ支持する軸止部が設けられていると共に、少なくとも前記軸止部が設けられていない方の封印ケース部には、2つの前記揺動片の係止片がそれぞれ係止される2つの係止部が設けられ、
    前記固定ピンは、2つの前記揺動片の間に配置されることを特徴とする請求項1記載のケースの封印構造。
  3. 前記揺動片の、前記係止片と反対側の端部には、前記固定ピンを固定位置まで押入したときに、前記固定ピンの操作側端部よりも開口部側に位置し、かつ前記開口部よりも収納部側に位置して、前記固定ピンを抜き出し不能とする遮蔽片が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のケースの封印構造。
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