JP5972022B2 - ビニルエーテル系樹脂組成物及びその硬化物 - Google Patents

ビニルエーテル系樹脂組成物及びその硬化物 Download PDF

Info

Publication number
JP5972022B2
JP5972022B2 JP2012096301A JP2012096301A JP5972022B2 JP 5972022 B2 JP5972022 B2 JP 5972022B2 JP 2012096301 A JP2012096301 A JP 2012096301A JP 2012096301 A JP2012096301 A JP 2012096301A JP 5972022 B2 JP5972022 B2 JP 5972022B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl ether
compound
resin composition
ether
glycol divinyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012096301A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013053297A (ja
Inventor
卓馬 北條
卓馬 北條
育巳 加藤
育巳 加藤
登 山縣
登 山縣
武明 光藤
武明 光藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Carbide Industries Co Inc
Original Assignee
Nippon Carbide Industries Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Carbide Industries Co Inc filed Critical Nippon Carbide Industries Co Inc
Priority to JP2012096301A priority Critical patent/JP5972022B2/ja
Publication of JP2013053297A publication Critical patent/JP2013053297A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5972022B2 publication Critical patent/JP5972022B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、接着剤に適するビニルエーテル系樹脂組成物及びその硬化物に関するものである。さらに詳しくは、ポリオレフィン等の難接着性材料に対して優れた接着力を有するビニルエーテル系樹脂組成物及びその硬化物に関するものである。
ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等)は、比較的安価で、物理的性質に優れ、加工が容易なため、自動車部品、電機部品、建築資材、食品包装用フィルムの材料として幅広い分野で使用されている。また、ポリオレフィンは、結晶性かつ非極性であるため、接着が困難な材料(以下、難接着性材料)である。
一方、接着剤用樹脂組成物として、ビニルエーテルを含有した光カチオン硬化型の接着剤用樹脂組成物は、たとえば特許文献1や特許文献2等に記載されているように広く知られている。ビニルエーテル系樹脂組成物は、低粘度であるため薄膜化しやすく、揮発性有機溶剤を使用しないため環境負荷を低減でき、皮膚への刺激性も低いことから、接着剤の用途に使用されている。
しかし、従来の接着剤用のビニルエーテル系樹脂組成物は、接着力が十分ではないため、これまで難接着性材料の接着に用いることが難しかった。そのため、ポリオレフィン等の難接着性材料に対しても、優れた接着力を有するビニルエーテル系樹脂組成物が求められている。
特開平7−228842号公報 特開2002−146331号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものである。本発明の課題は、ポリオレフィン等の難接着性材料に対して、優れた接着力を有するビニルエーテル系樹脂組成物およびその硬化物を提供するものである。
本発明は、以下の(1)〜(7)に記載の事項をその特徴とする。
(1)ビニルエーテル基を2つ以上有するビニルエーテルモノマー(A)と、ウレタン骨格を有するとともに末端にビニルエーテル基を有する化合物(B)と、光重合開始剤(C)と、を含有し、
前記ビニルエーテルモノマー(A)と前記化合物(B)との質量比は、ビニルエーテルモノマー(A)/化合物(B)=35/65〜90/10の範囲であることを特徴とするビニルエーテル系樹脂組成物。
(2)前記ビニルエーテルモノマー(A)と前記化合物(B)との質量比は、ビニルエーテルモノマー(A)/化合物(B)=35/65〜60/40の範囲である前記(1)に記載のビニルエーテル系樹脂組成物。
(3)前記ビニルエーテルモノマー(A)は、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、ジプロピレングリコールジビニルエーテル、及びトリプロピレングリコールジビニルエーテルの少なくとも一つである前記(1)又は(2)に記載のビニルエーテル系樹脂組成物。
(4)前記ビニルエーテルモノマー(A)は、
ジエチレングリコールジビニルエーテル、及びトリエチレングリコールジビニルエーテルの少なくとも一つであるエチレン系ビニルエーテルと、
ジプロピレングリコールジビニルエーテル、及びトリプロピレングリコールジビニルエーテルの少なくとも一つであるプロピレン系ビニルエーテルと、
を含有し、
前記エチレン系ビニルエーテルと前記プロピレン系ビニルエーテルとの質量比は、エチレン系ビニルエーテル/プロピレン系ビニルエーテル=10/40〜40/10の範囲である前記(1)乃至(3)のいずれか一つに記載のビニルエーテル系樹脂組成物。
(5)前記化合物(B)は、下記構造式(1)及び(2)で表される化合物の少なくとも一つである前記(1)乃至(4)のいずれか一つに記載のビニルエーテル系樹脂組成物。
Figure 0005972022
Figure 0005972022
(式(1)及び(2)中、−X−、−X−、−X−、−X−、は、それぞれ独立に、−C−、−C−、−COC2−、−COCOC−、−C−、−COC−、−COCOC−、又は下記構造式(3)で表される置換基を表す。また、式(1)及び(2)中、−Z−は、下記構造式(4)で表されるイソホロンジイソシアネートに由来する置換基を表す。
また、式(1)及び(2)中、l、m、nは正の整数を表す。)
Figure 0005972022
Figure 0005972022
(6)前記光重合開始剤(C)は、トリス(4−メチルフェニル)スルホニウムヘキサフルオロホスファート、及びジフェニル[4−(フェニルチオ)フェニル]スルホニウムヘキサフルオロホスファートの少なくとも一つである前記(1)乃至(5)のいずれか一つに記載のビニルエーテル系樹脂組成物。
(7)前記(1)乃至(6)のいずれか一つに記載のビニルエーテル系樹脂組成物の硬化物。
本発明によれば、ポリオレフィン等の難接着性材料に対して、優れた接着力を有するビニルエーテル系樹脂組成物及びその硬化物を提供することができる。
以下本発明のビニルエーテル系樹脂組成物及びその硬化物(以下単に「ビニルエーテル系樹脂組成物」と称する場合がある)について詳細に説明する。
本発明のビニルエーテル系樹脂組成物は、少なくとも、ビニルエーテル基を2つ以上有するビニルエーテルモノマー(A)と、ウレタン骨格を有するとともに末端にビニルエーテル基を有する化合物(B)と、光重合開始剤(C)と、を含み、ビニルエーテルモノマー(A)と化合物(B)との質量比が、ビニルエーテルモノマー(A)/化合物(B)=35/65〜90/10の範囲にある。
さらに、光重合開始剤の作用によりビニルエーテルモノマー(A)に含まれるビニルエーテル基と、化合物(B)に含まれるビニルエーテル基とが、反応した結合があるため、本発明のビニルエーテル系樹脂組成物は、優れた接着力を発現する。
本発明に用いるビニルエーテル基を2つ以上有するビニルエーテルモノマー(A)は、例えば、エチレングリコールジビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、テトラエチレングリコールジビニルエーテル、ペンタエチレングリコールジビニルエーテル、ジプロピレングリコールジビニルエーテル、トリプロピレングリコールジビニルエーテル、シクロヘキサンジオールジビニルエーテル、シクロヘキサンジメチロールジビニルエーテル、1,4−ブタンジオールジビニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエーテル、ペンタエリスリトールテトラビニルエーテル等が挙げられる。また、ビニルエーテルモノマー(A)は、上記ビニルエーテルを一種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
ビニルエーテルモノマー(A)の分子量は、蒸留精製による製造の容易さの点と薄膜化に対応するには低粘度であることが必要であるため、300以下が好ましい。
ビニルエーテル系樹脂組成物の低臭気性及び接着力向上の観点より、本発明に用いるビニルエーテルモノマー(A)は、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、ジプロピレングリコールジビニルエーテル及びトリプロピレングリコールジビニルエーテルの少なくとも一つを用いることが好ましい。通常、モノマー類は反応性希釈剤と呼ばれ広く使用されている。有機溶媒を用いなくても重合開始剤を溶解させることができるため、環境負荷が小さい。しかしながら、モノマー類は臭気の問題を有していることが多く、作業環境の悪化が問題となる。本発明に用いるビニルエーテルモノマー(A)は、低臭気性である為に、この問題を解決することができる。
本発明に用いるビニルエーテルモノマー(A)は、ビニルエーテル基を2つ以上有するため、架橋密度が高くなり、耐溶剤性に優れた性質を示す。
本発明に用いるビニルエーテルモノマー(A)は、接着力向上の点において、ジプロピレングリコールジビニルエーテル及びトリプロピレングリコールジビニルエーテルの少なくとも一つがより好ましい。
また、本発明に用いるビニルエーテルモノマー(A)は、ビニルエーテル系樹脂組成物を調製した際に、光重合開始剤(C)が溶解しやすく、光重合開始剤が経時で析出せず、ビニルエーテル系樹脂組成物の貯蔵安定性が優れるため、ジエチレングリコールジビニルエーテル及びトリエチレングリコールジビニルエーテルの少なくとも一つがより好ましい。
本発明に用いるビニルエーテルモノマー(A)は、
ジエチレングリコールジビニルエーテル、及びトリエチレングリコールジビニルエーテルの少なくとも一つからなるエチレン系ビニルエーテルと、
ジプロピレングリコールジビニルエーテル、及びトリプロピレングリコールジビニルエーテルの少なくとも一つからなるプロピレン系ビニルエーテルと、
を含有し、
エチレン系ビニルエーテルとプロピレン系ビニルエーテルとの質量比が、エチレン系ビニルエーテル/プロピレン系ビニルエーテル=10/40〜40/10の範囲にあることがより好ましい。
ビニルエーテルモノマー(A)が、エチレン系ビニルエーテルとプロピレン系ビニルエーテルとを含み、その質量比がエチレン系ビニルエーテル/プロピレン系ビニルエーテル=10/40〜40/10の範囲内にあることで、ビニルエーテル系樹脂組成物の接着力はより一層向上し、かつ貯蔵安定性も良好となる。
本発明に用いる化合物(B)は、ウレタン骨格を有するとともに末端にビニルエーテル基を有する化合物であれば、各種の化合物を用いることができる。例えば、ヒドロキシモノビニルエーテルとイソシアネート類との反応物、ヒドロキシモノビニルエーテル、ポリエステルジオールとイソシアネート類との反応物、ヒドロキシモノビニルエーテル、ポリアルキレンジオールとイソシアネート類との反応物等が挙げられる。また、ポリオール類のヒドロキシ末端をアセチレンによりビニルエーテルとした反応物を用いてもよい。
また、化合物(B)は、上記反応物を一種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
さらに、化合物(B)は、ビニルエーテル基を2つ以上有してもよい。
本発明に用いる化合物(B)の重量平均分子量は、300〜50,000の範囲であれば揮発性が小さく、低臭気になるため好ましい。さらに、製造の容易さの観点より、より好ましくは300〜20,000の範囲である。通常、本発明に用いる化合物(B)の分子量は、本発明に用いるビニルエーテルモノマー(A)の分子量よりも大きい。
本発明に用いる化合物(B)は、ウレタン骨格を有するため、凝集力が高く、かつ高伸度となり、本発明のビニルエーテル系樹脂組成物は接着剤用の樹脂組成物に用いた際に優れた性質を示す。
また、本発明に用いる化合物(B)は、ビニルエーテル系樹脂組成物の低臭気性及び接着力向上の観点より、下記構造式(1)及び(2)で表される化合物の少なくとも一つを用いることが好ましい。通常、接着剤用の樹脂組成物は、臭気のため作業環境の悪化が問題となる。下記構造式(1)及び(2)で表される化合物の少なくとも一つを用いる本発明のビニルエーテル系樹脂組成物は、低臭気性であるため、この問題を解決することができる。
Figure 0005972022
Figure 0005972022
(式(1)及び(2)中、−X−、−X−、−X−、−X−、は、それぞれ独立に、−C−、−C−、−COC2−、−COCOC−、−C−、−COC−、−COCOC−、又は下記構造式(3)で表される置換基を表す。また、式(1)及び(2)中、−Z−は、下記構造式(4)で表されるイソホロンジイソシアネートに由来する置換基を表す。
また、式(1)中、l、mは1〜200が好ましく、製造の容易さの観点より、より好ましくは1〜50である。また、式(2)中、nは1〜700が好ましく、製造の容易さの観点より、より好ましくは1〜100である。
Figure 0005972022
Figure 0005972022
本発明に用いる光重合開始剤(C)は、光の作用により、ビニルエーテルモノマー(A)と化合物(B)とを、共重合させる能力を有するものであれば、各種の開始剤を用いることができる。本発明では、ビニルエーテル系樹脂組成物の硬化速度の向上の点で、光により分解して、カチオン種を発生する光カチオン重合開始剤を用いることが好ましい。本発明に好適に用いることができる光カチオン重合開始剤は、例えば、アリールスルホニウム塩誘導体(ダウケミカル社製のサイラキュアUVI−6990、サイラキュアUVI−6974;ADEKA社製のアデカオプトマーSP−150、アデカオプトマーSP−152、アデカオプトマーSP−170、アデカオプトマーSP−172;サンアプロ社製のCPI−100P、CPI−110P,CPI−110A、CPI−210S;三和ケミカル社製のTS−91、TS−01;Lamberti社製のEsacure1187、Esacure1188等)、アリルヨードニウム塩誘導体(ローディア社製のRP−2074、BASF社製のイルガキュア250等)、アレン−イオン錯体誘導体、ジアゾニウム塩誘導体、トリアジン系開始剤及びその他のハロゲン化物等の酸発生剤が挙げられる。
尚、ビニルエーテル系樹脂組成物の低臭気性及び硬化性の観点より、本発明に用いる光重合開始剤(C)は、サンアプロ社製のCPI−100P、CPI−110P(ジフェニル[4−(フェニルチオ)フェニル]スルホニウムヘキサフルオロホスファート)、又は三和ケミカル社製のTS−91(トリス(4−メチルフェニル)スルホニウムヘキサフルオロホスファート)が好ましい。
また、光重合開始剤(C)の含有量は、ビニルエーテルモノマー(A)と化合物(B)との合計100質量部に対して、0.1〜10質量部の範囲が好ましく、特に好ましくは0.5〜8質量部の範囲である。光重合開始剤(C)の含有量が0.1質量部未満では、未反応物のビニルエーテルモノマー(A)と化合物(B)とが残存し接着力が低下する可能性があり、また、10質量部を超える範囲では、光重合開始剤(C)が経時により析出するため、ビニルエーテル系樹脂組成物の貯蔵安定性が劣る可能性がある。
本発明において、ビニルエーテルモノマー(A)と化合物(B)との質量比は、ビニルエーテルモノマー(A)/化合物(B)=35/65〜90/10の範囲である。前記質量比が35/65以下、つまりビニルエーテルモノマー(A)と化合物(B)との質量の和を100としたとき、(A)の質量が35未満であると、ビニルエーテル系樹脂組成物の硬化速度が遅くなり、接着剤として不適である。また、前記質量比が90/10を超える範囲である、つまり(A)の質量が90を超えると、ビニルエーテル系樹脂組成物は接着力が不十分のため不適である。
さらに、ビニルエーテルモノマー(A)と化合物(B)との質量比は、ビニルエーテルモノマー(A)/化合物(B)=35/65〜60/40の範囲にあることがより好ましい。質量比がこの範囲内であれば、ビニルエーテル系樹脂組成物の接着力はより一層向上することができる。
本発明のビニルエーテル系樹脂組成物は、ビニルエーテルモノマー(A)と、ウレタン骨格を有する化合物(B)と、光重合開始剤(C)とを含有する。本発明の発明者は、本発明のビニルエーテル系樹脂組成物がウレタン骨格とアルキレン骨格とを有する化合物(B)を含有するため、たとえばビニルエーテルモノマー(A)単独のビニルエーテル系樹脂組成物と比較して、難接着性材料であるポリオレフィンに対する接着力が優れると考えている。
本発明のビニルエーテル系樹脂組成物は、ビニルエーテルモノマー(A)と、ビニルエーテル基を有する化合物(B)と、光重合開始剤(C)とを含有する。ビニルエーテル基を有する化合物(B)は、光重合開始剤(C)との溶解性が悪いため、化合物(B)単独では重合反応が進行しない。本発明のビニルエーテル系樹脂組成物は、ビニルエーテルモノマー(A)を含有するため、重合反応が進行する。
尚、本発明のビニルエーテル系樹脂組成物は、発明の効果を阻害しない範囲で、各種樹脂、レベリング剤、消泡剤、光安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、重合禁止剤、帯電防止剤、シランカップリング剤、増感剤等を配合しても良い。
本発明のビニルエーテル系樹脂組成物は、各種基材(木材、紙、金属、樹脂、ガラス、セラミックス等)に対する接着剤用樹脂組成物だけでなく、ポリオレフィン等の難接着性材料に対する接着剤用樹脂組成物として、極めて好適である。また、本発明のビニルエーテル系樹脂組成物は、紫外線硬化、電子線硬化等の従来公知の光硬化方法により硬化させることができる。
以下、実施例により本発明を具体的に示すが、本発明はこれら実施例によってなんら限定されるものではない。
本願において、「重量平均分子量(以下Mwと略す)」とは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(以下GPCと略す)を用いた標準ポリスチレン換算法により算出するものである。GPC分析システム装置は、HLC−8220 GPC(東ソー社製)、カラムは、TSKgel SuperMultiporeHZ−H(東ソー社製)を直列に2本接続し、検出器には示差屈折率計(RI)(東ソー社製 HLC−8220装置組込)、移動相にテトラヒドロフラン(流速0.35mL/分)を用いて、カラム温度40℃の条件にて測定を行った。
(化合物(B1)の合成例)
〔下記構造式(1)で表されるウレタン骨格を有するとともに−X−、−X−がともに−C−であり、末端にビニルエーテル基を有する化合物(B)の合成〕
Figure 0005972022
ただし、式(1)−Z−は、下記構造式(4)で表されるイソホロンジイソシアネートに由来する置換基を表す。また、式(1)中、l、mは正の整数を表す。
Figure 0005972022
温度計、攪拌機及び還流冷却管を備えた反応容器内に、ポリカプロラクトンジオール477質量部、イソホロンジイソシアネート403質量部、及びジブチルスズジラウレート0.12質量部を入れ、攪拌下で、前記反応容器の内容物温度を60℃に昇温させ2時間反応させた。その後、ジブチルスズジラウレート0.72質量部、及び4−ヒドロキシブチルビニルエーテル227質量部を投入し、さらに2時間反応させた。冷却後、化合物(B)である、透明液体997質量部(化合物B1)を得た。
尚、反応終了は、赤外線吸収スペクトル(IR)でイソシアネート由来の2250cm−1のピークが消失したことにより確認した。化合物B1は、GPCを用いて測定を行ったところ、Mw=2050であった。
(化合物(B2)の合成例)
〔下記構造式(2)で示されるウレタン骨格を有するとともに−X−、−X−がともに−C−であり、末端にビニルエーテル基を有する化合物(B)の合成〕
Figure 0005972022
式(1)−Z−は、下記構造式(4)で表されるイソホロンジイソシアネートに由来する置換基を表す。また、式(2)中、nは正の整数を表す。
Figure 0005972022
温度計、攪拌機及び還流冷却管を備えた反応容器内に、ポリテトラメチレングリコール675質量部、イソホロンジイソシアネート300質量部、及びジブチルスズジラウレート0.12質量部を入れ、攪拌下で、前記反応容器の内容物温度を60℃に昇温させ2時間反応させた。その後、ジブチルスズジラウレート0.54質量部、及び4−ヒドロキシブチルビニルエーテル162質量部を投入し、さらに2時間反応させた。冷却後、化合物(B)である、透明液体1024質量部(化合物B2)を得た。
尚、反応終了は赤外線吸収スペクトル(IR)でイソシアネート由来の2250cm−1のピークが消失したことにより確認した。化合物B2は、GPCを用いて測定を行ったところ、Mw=4040であった。
(化合物(B3)の合成例)
〔下記構造式(1)で表されるウレタン骨格を有するとともに−X−、−X−がともに−COC2−であり、末端にビニルエーテル基を有する化合物(B)の合成〕
Figure 0005972022
式(1)−Z−は、下記構造式(4)で表されるイソホロンジイソシアネートに由来する置換基を表す。また、式(1)中、l、mは正の整数を表す。
Figure 0005972022
4−ヒドロキシブチルビニルエーテルをジエチレングリコールモノビニルエーテル258質量部に変更した以外は、化合物(B1)の合成例と同様の方法にて透明液体1024質量部(化合物B3)を得た。
尚、反応終了は、赤外線吸収スペクトル(IR)でイソシアネート由来の2250cm−1のピークが消失したことにより確認した。化合物B3は、GPCを用いて測定を行ったところ、Mw=1930であった。
(化合物(B4)合成例)
〔下記構造式(2)で示されるウレタン骨格を有するとともに−X−、−X−がともに−COC2−であり、末端にビニルエーテル基を有する化合物(B)の合成〕
Figure 0005972022
式(1)−Z−は、下記構造式(4)で表されるイソホロンジイソシアネートに由来する置換基を表す。また、式(2)中、nは正の整数を表す。
Figure 0005972022
4−ヒドロキシブチルビニルエーテルをジエチレングリコールモノビニルエーテル184質量部に変更した以外は、化合物(B2)の合成例と同様の方法にて透明液体1043質量部(化合物B4)を得た。
尚、反応終了は、赤外線吸収スペクトル(IR)でイソシアネート由来の2250cm−1のピークが消失したことにより確認した。化合物B4は、GPCを用いて測定を行ったところ、Mw=3840であった。
(化合物(B5)合成例)
〔下記構造式(1)で表されるウレタン骨格を有するとともに−X−、−X−がともに−COC−であり、末端にビニルエーテル基を有する化合物(B)の合成〕
Figure 0005972022
式(1)−Z−は、下記構造式(4)で表されるイソホロンジイソシアネートに由来する置換基を表す。式(1)中、l、mは正の整数を表す。
Figure 0005972022
4−ヒドロキシブチルビニルエーテルをジプロピレングリコールモノビニルエーテル313質量部に変更した以外は、化合物(B1)の合成例と同様の方法にて透明液体1074質量部(化合物B5)を得た。
尚、反応終了は、赤外線吸収スペクトル(IR)でイソシアネート由来の2250cm−1のピークが消失したことにより確認した。化合物B5のGPC測定を行ったところ、Mw=2160であった。
(化合物(B6)合成例)
〔下記構造式(2)で示されるウレタン骨格を有するとともに−X−、−X−がともに−COC−であり、末端にビニルエーテル基を有する化合物(B)の合成〕
Figure 0005972022
式(1)−Z−は、下記構造式(4)で表されるイソホロンジイソシアネートに由来する置換基を表す。式(2)中、nは正の整数を表す。
Figure 0005972022
4−ヒドロキシブチルビニルエーテルをジプロピレングリコールモノビニルエーテル223質量部に変更した以外は、化合物(B2)の合成例と同様の方法にて透明液体1079質量部(化合物B6)を得た。
尚、反応終了は、赤外線吸収スペクトル(IR)でイソシアネート由来の2250cm−1のピークが消失したことにより確認した。化合物B6は、GPCを用いて測定を行ったところ、Mw=3860であった。
(化合物(B7)合成例)
〔下記構造式(1)で表されるウレタン骨格を有するとともに−X−、−X−がともに下記構造式(3)で表される置換基であり、末端にビニルエーテル基を有する化合物(B)の合成〕
Figure 0005972022
式(1)−Z−は、下記構造式(4)で表されるイソホロンジイソシアネートに由来する置換基を表す。式(1)中、l、mは正の整数を表す。
Figure 0005972022
Figure 0005972022
4−ヒドロキシブチルビニルエーテルをシクロヘキサンジメタノールモノビニルエーテル333質量部に変更した以外は、化合物(B1)の合成例と同様の方法にて透明液体1091質量部(化合物B7)を得た。
尚、反応終了は、赤外線吸収スペクトル(IR)でイソシアネート由来の2250cm−1のピークが消失したことにより確認した。化合物B7は、GPCを用いて測定を行ったところ、Mw=2070であった。
(化合物(B8)合成例)
〔下記構造式(2)で示されるウレタン骨格を有するとともに−X−、−X−がともに下記構造式(3)で表される置換基であり、末端にビニルエーテル基を有する化合物(B)の合成〕
Figure 0005972022
式(2)−Z−は、下記構造式(4)で表されるイソホロンジイソシアネートに由来する置換基を表す。式(2)中、nは正の整数を表す。
Figure 0005972022
Figure 0005972022
4−ヒドロキシブチルビニルエーテルをシクロヘキサンジメタノールモノビニルエーテル237質量部に変更した以外は、化合物(B2)の合成例と同様の方法にて透明液体1091質量部(化合物B8)を得た。
尚、反応終了は、赤外線吸収スペクトル(IR)でイソシアネート由来の2250cm−1のピークが消失したことにより確認した。化合物B8は、GPCを用いて測定を行ったところ、Mw=3870であった。
(実施例1〜46及び比較例1〜9)
上記合成例によって得られた化合物B1〜B8と、各種のビニルエーテルモノマーと、各種の光重合開始剤(C)とを、それぞれ組み合わせて混合し、ビニルエーテル系樹脂組成物の各試験の評価を行った。実施例及び比較例の各処方と、溶解性試験、硬化性試験及び接着強度試験の各評価結果とを、表1、表2及び表3にそれぞれまとめた。
それぞれの実施例および比較例で使用したビニルエーテルモノマー(A)と光重合開始剤(C)の名称および構造を下に記す。A1〜A4はビニルエーテル基を2つ以上有するビニルエーテルモノマーである。
「ビニルエーテルモノマー(A)」
・エチレン系ビニルエーテル
A1:ジエチレングリコールジビニルエーテル[日本カーバイド工業社製]
A2:トリエチレングリコールジビニルエーテル[日本カーバイド工業社製]
・プロピレン系ビニルエーテル
A3:ジプロピレングリコールジビニルエーテル[日本カーバイド工業社製]
A4:トリプロピレングリコールジビニルエーテル[日本カーバイド工業社製]
・モノビニルエーテル
A5:シクロヘキシルビニルエーテル[日本カーバイド工業社製]
「光重合開始剤(C)」
C1:トリス(4−メチルフェニル)スルホニウムヘキサフルオロホスファート(下記構造式(5))[三和ケミカル社製、製品名 TS−91]
Figure 0005972022
C2:ジフェニル[4−(フェニルチオ)フェニル]スルホニウムヘキサフルオロホスファート(下記構造式(6))[サンアプロ社製、製品名 CPI−110P]
Figure 0005972022
(溶解性試験)
溶解性試験は、各ビニルエーテル系樹脂組成物における光重合開始剤の溶解性を評価することでおこなった。ビニルエーテル系樹脂組成物の調製時、光重合開始剤が経時で析出しなければ、貯蔵安定性に優れる。室温下で調製した時に溶解しないものを「×」、配合調製直後は溶解しているが、2時間室温下にて静置後に不溶化物が析出するものを「△」、2時間室温下にて静置後でも溶解しているものを「○」とそれぞれ評価した。
(硬化性試験)
塗布膜厚7μmのアプリケーターを用いて、PETフィルム上に、各ビニルエーテル系樹脂組成物の塗膜(膜厚30μm)を形成させ、照射強度160Wの高圧水銀ランプを用いて、ランプ高さ22cm、コンベア速度8m/分の条件で1回照射を行った。その1回の照射量は170mJ/cmであった。照射量170mJ/cmで硬化したものを「○」と、硬化不十分なものを「×」とそれぞれ評価した。
尚、上記溶解性試験で溶解せず「×」と評価したビニルエーテル系樹脂組成物は、硬化性試験を実施しなかった。
(接着強度試験)
接着強度試験は、下記の硬化方法で得られた試験片を硬化24時間後、JIS K 6854−2に準じ、引張速度を300mm/分の条件で180度剥離させその強度を測定することで行った。
剛性被着体には、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(サン・トックス社製、商品名:OPPフィルム PA21 厚み50μm コロナ処理面)を用い、たわみ性被着体には、無延伸ポリプロピレンフィルム(サン・トックス社製、商品名:CPPフィルム LU02 厚み40μm コロナ処理面)を用いた。
硬化方法は以下のとおりである。被着体同士に挟み込まれる各ビニルエーテル系樹脂組成物の厚みは、上記硬化性試験と同様に、膜厚30μmとした。上記硬化性試験と同様に、照射強度160Wの高圧水銀ランプにて170mJ/cmを照射して、各ビニルエーテル系樹脂組成物を硬化させた。
尚、上記の溶解性試験で溶解せず「×」と評価、または硬化性試験で硬化が不十分なため「×」と評価したビニルエーテル系樹脂組成物は、接着強度試験を実施しなかった。
また、上記溶解性試験において「△」と評価し、かつ上記硬化性試験において「○」と評価した実施例17及び26のビニルエーテル系樹脂組成物は、配合を調整して不溶化物が析出する前に、接着強度試験を実施した。
Figure 0005972022
表1の各評価結果により、ビニルエーテルモノマー(A)と化合物(B)との質量比がビニルエーテルモノマー(A)/化合物(B)=35/65〜90/10の範囲にある本発明の実施例1〜12のビニルエーテル系樹脂組成物は、比較例と比べて、硬化性及び難接着性材料(ポリプロピレンフィルム)に対する接着力がいずれも優れていることが確認された。
すなわち、本発明のビニルエーテル系樹脂組成物は、ポリオレフィン等の難接着性材料に対して優れた接着力を有することが確認された。
さらに、ビニルエーテルモノマー(A)と化合物(B)との質量比がビニルエーテルモノマー(A)/化合物(B)=35/65〜60/40の範囲にある、実施例3〜6及び9〜12の各ビニルエーテル系樹脂組成物は、実施例1、2、7、8及び各比較例と比べて、いずれも約2倍以上の接着力を有しているため、より優れていることが確認された。
Figure 0005972022
表2の各評価結果により、エチレン系ビニルエーテル(A1およびA2)とプロピレン系ビニルエーテル(A3およびA4)との質量比が、エチレン系ビニルエーテル/プロピレン系ビニルエーテル=10/40〜40/10の範囲にある実施例のビニルエーテル系樹脂組成物は、硬化性及び難接着性材料(ポリプロピレンフィルム)に対する接着強度がいずれも優れているとともに、溶解性が優れていることが確認された。
すなわち、ビニルエーテルモノマー(A)が、エチレン系ビニルエーテル(A1およびA2)とプロピレン系ビニルエーテル(A3およびA4)とを含み、その質量比がエチレン系ビニルエーテル/プロピレン系ビニルエーテル=10/40〜40/10の範囲にある本発明のビニルエーテル系樹脂組成物は、ポリオレフィン等の難接着性材料に対して優れた接着力を有し、かつ貯蔵安定性に優れる。
なお、表1に記載の実施例4と表2に記載の実施例33は同一のものである。
Figure 0005972022
表3の各評価結果により、ウレタン骨格を有するとともに末端にビニルエーテル基を有する化合物(B)を含む実施例49〜56は、化合物(B)を含まない比較例8と比べて接着力が優れていることが確認された。また、ビニルエーテル基を2つ以上有するビニルエーテルモノマー(A)であるトリエチレングリコールジビニルエーテルを含む実施例49〜56に記載のビニルエーテル系樹脂組成物は、比較例9に記載のビニルエーテル基を一つしか有さないモノビニルエーテルを含むビニルエーテル系樹脂組成物と比較して、溶解性試験の評価が優れていた。
なお、表1に記載の実施例4と表3に記載の実施例49、および表1に記載の実施例10と表3に記載の実施例50は、それぞれ同一のものである。
表1から表3のそれぞれに記載の実施例1〜56および比較例1〜8のビニルエーテル系樹脂組成物は、低臭気ビニルエーテルモノマーであるジエチレングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、ジプロピレングリコールジビニルエーテル及びトリプロピレングリコールジビニルエーテルを使用している為、いずれも臭気をほとんど感じないものであった。また、皮膚への刺激性も低いものであった。
本発明は、ポリオレフィン等の難接着性材料に対して優れた接着力を有するビニルエーテル系樹脂組成物及びその硬化物であり、接着剤、シール材として利用可能である。

Claims (6)

  1. ビニルエーテル基を2つ以上有するビニルエーテルモノマー(A)と、下記構造式(1)及び(2)で表される化合物の少なくとも一つである、ウレタン骨格を有するとともに末端にビニルエーテル基を有する化合物(B)と、光重合開始剤(C)と、を含有し、
    前記ビニルエーテルモノマー(A)と前記化合物(B)との質量比は、ビニルエーテルモノマー(A)/化合物(B)=35/65〜90/10の範囲であることを特徴とするビニルエーテル系樹脂組成物。
    Figure 0005972022
    Figure 0005972022
    (式(1)及び(2)中、−X −、−X −、−X −、−X −、は、それぞれ独立に、−C −、−C −、−C OC 2 −、−C OC OC −、−C −、−C OC −、−C OC OC −、又は下記構造式(3)で表される置換基を表す。また、式(1)及び(2)中、−Z−は、下記構造式(4)で表されるイソホロンジイソシアネートに由来する置換基を表す。
    また、式(1)及び(2)中、l、m、nは正の整数を表す。)
    Figure 0005972022
    Figure 0005972022
  2. 前記ビニルエーテルモノマー(A)と前記化合物(B)との質量比は、ビニルエーテルモノマー(A)/化合物(B)=35/65〜60/40の範囲である請求項1に記載のビニルエーテル系樹脂組成物。
  3. 前記ビニルエーテルモノマー(A)は、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、ジプロピレングリコールジビニルエーテル、及びトリプロピレングリコールジビニルエーテルの少なくとも一つである請求項1又は2に記載のビニルエーテル系樹脂組成物。
  4. 前記ビニルエーテルモノマー(A)は、
    ジエチレングリコールジビニルエーテル、及びトリエチレングリコールジビニルエーテルの少なくとも一つであるエチレン系ビニルエーテルと、
    ジプロピレングリコールジビニルエーテル、及びトリプロピレングリコールジビニルエーテルの少なくとも一つであるプロピレン系ビニルエーテルと、
    を含有し、
    前記エチレン系ビニルエーテルと前記プロピレン系ビニルエーテルとの質量比は、エチレン系ビニルエーテル/プロピレン系ビニルエーテル=10/40〜40/10の範囲である請求項1乃至3のいずれか一項に記載のビニルエーテル系樹脂組成物。
  5. 前記光重合開始剤(C)は、トリス(4−メチルフェニル)スルホニウムヘキサフルオロホスファート、及びジフェニル[4−(フェニルチオ)フェニル]スルホニウムヘキサフルオロホスファートの少なくとも一つである請求項1乃至のいずれか一項に記載のビニルエーテル系樹脂組成物。
  6. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のビニルエーテル系樹脂組成物の硬化物。
JP2012096301A 2011-04-21 2012-04-20 ビニルエーテル系樹脂組成物及びその硬化物 Active JP5972022B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012096301A JP5972022B2 (ja) 2011-04-21 2012-04-20 ビニルエーテル系樹脂組成物及びその硬化物

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011095005 2011-04-21
JP2011095005 2011-04-21
JP2011172365 2011-08-05
JP2011172365 2011-08-05
JP2012096301A JP5972022B2 (ja) 2011-04-21 2012-04-20 ビニルエーテル系樹脂組成物及びその硬化物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013053297A JP2013053297A (ja) 2013-03-21
JP5972022B2 true JP5972022B2 (ja) 2016-08-17

Family

ID=48130570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012096301A Active JP5972022B2 (ja) 2011-04-21 2012-04-20 ビニルエーテル系樹脂組成物及びその硬化物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5972022B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6121238B2 (ja) * 2013-05-20 2017-04-26 日本カーバイド工業株式会社 ビニルエーテル系樹脂組成物
JP6289039B2 (ja) * 2013-11-05 2018-03-07 日本カーバイド工業株式会社 ビニルエーテル系樹脂組成物
JP6478731B2 (ja) * 2015-03-11 2019-03-06 日本カーバイド工業株式会社 硬化性樹脂組成物
JP6534377B2 (ja) * 2016-11-29 2019-06-26 ユニバーサル製缶株式会社 ライナ付キャップの製造方法
KR102554238B1 (ko) * 2017-09-28 2023-07-10 니폰 제온 가부시키가이샤 수지 조성물 및 수지막

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4956198A (en) * 1988-09-13 1990-09-11 Desoto, Inc. Ultraviolet-curable cationic vinyl ether polyurethane coating compositions
JPH04502777A (ja) * 1988-10-03 1992-05-21 デソート インコーポレイテッド ビニルエーテルポリウレタン及び不飽和エラストマーの紫外線硬化性配合物及びこれを含む塗料
US5019636A (en) * 1989-05-10 1991-05-28 Allied-Signal Inc. Polyester chain-extended vinyl ether urethane oligomers
US5139872A (en) * 1990-08-29 1992-08-18 Allied-Signal Inc. Vinyl ether based optical fiber coatings
JPH05287696A (ja) * 1992-04-09 1993-11-02 Nippon Kayaku Co Ltd 紙用活性エネルギー線硬化性樹脂組成物及びその硬化物
JPH05320287A (ja) * 1992-05-27 1993-12-03 Nippon Kayaku Co Ltd 樹脂組成物及びその硬化物
JP5964007B2 (ja) * 2009-04-02 2016-08-03 コニカミノルタ株式会社 活性エネルギー線硬化型インクジェットインク、インクジェット記録方法及び印刷物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013053297A (ja) 2013-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5972022B2 (ja) ビニルエーテル系樹脂組成物及びその硬化物
EP3271323B1 (en) Uv curable hot melt pressure sensitive adhesives
WO2007086461A1 (ja) チオール化合物を含有する硬化性組成物
KR20140047666A (ko) 오늄-에폭시 수지 가교결합 시스템을 갖는 감압 접착제
JPWO2012096111A1 (ja) ラジカル硬化性ホットメルトウレタン樹脂組成物、及び光学用成形体
JP2018039962A (ja) (メタ)アクリルアミド変性ポリロタキサン
WO2008032850A1 (fr) Composition photopolymérisable
JP6289039B2 (ja) ビニルエーテル系樹脂組成物
JP6164929B2 (ja) カーボネート骨格含有ビニルエーテル系樹脂化合物
JPH08231938A (ja) ラミネート用活性エネルギー線硬化型接着剤組成物
JP4696659B2 (ja) 紫外線硬化性樹脂組成物
JP6525619B2 (ja) 光硬化する組成物ならびにその組成物から得られる光硬化物および粘接着剤
JP5447097B2 (ja) カチオン重合性組成物、それを含むコーティング剤及び接着剤ならびにそれらを用いて得られる塗装物及び積層体
WO2007119582A1 (ja) 多官能オキセタニル基含有紫外線硬化性樹脂組成物
US11542354B2 (en) Curable heat-seal adhesives for bonding polymers
JP6148067B2 (ja) ビニルエーテル系樹脂組成物
JP4608621B2 (ja) (メタ)アクリルアミド及びこれを含んでなる光重合性組成物
JP6381140B2 (ja) 組成物、硬化性組成物、その製造方法および硬化物
JP6121238B2 (ja) ビニルエーテル系樹脂組成物
TW202231688A (zh) 彈性體形成用組合物、彈性體、積層體、電機裝置、致動器、感測器、及彈性體形成用組合物之製造方法
JP3954701B2 (ja) スルホニウム塩化合物、カチオン重合開始剤、及び硬化性組成物
JP5418783B2 (ja) 光硬化型接着剤組成物
JP3367301B2 (ja) 電子線硬化型単官能ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー及びそれを含有する電子線硬化型接着剤組成物
JP2016060760A (ja) 水性接着剤組成物
JPH024612B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160712

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5972022

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250