JP5967656B2 - 運搬車のブレーキ装置 - Google Patents

運搬車のブレーキ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5967656B2
JP5967656B2 JP2012271937A JP2012271937A JP5967656B2 JP 5967656 B2 JP5967656 B2 JP 5967656B2 JP 2012271937 A JP2012271937 A JP 2012271937A JP 2012271937 A JP2012271937 A JP 2012271937A JP 5967656 B2 JP5967656 B2 JP 5967656B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
slide cam
brake device
transport vehicle
tooth plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012271937A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014117961A (ja
Inventor
晃穂 松本
晃穂 松本
Original Assignee
オーエム機器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オーエム機器株式会社 filed Critical オーエム機器株式会社
Priority to JP2012271937A priority Critical patent/JP5967656B2/ja
Publication of JP2014117961A publication Critical patent/JP2014117961A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5967656B2 publication Critical patent/JP5967656B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Description

本発明は、特に車高の低い(低床型)運搬車のブレーキ装置に関するものである。
運搬車における荷台となる台車は車輪を有しており、運搬車を移動させるには台車を手で押して車輪を回転させて走行する。この場合、特に、積荷の関係で台車の車高を低くしなければならないことがある。人が床面に立った状態で積荷の所定の高さにアプローチしなければならないようなときである。ところで、車輪にはブレーキを掛けたり、外したりすることができるのはもちろんであるが、車輪にブレーキ板のようなものを当ててその回転を止めるような構造のもの(下記特許文献1)では、床面との摩擦抵抗が小さいことから、滑って移動することがある。
もっとも確実なブレーキの方法は、下記特許文献2に見られるように、ブレーキ部材を床面に強く押し付けることである。そして、この構造におけるブレーキ部材の押付けはストロークを大きくとり、バネの力によることが好ましい。ブレーキ部材を一定のストロークで機械的に押し出すものでは、ブレーキ部材の押圧面のへたりや摩耗によって十分なブレーキ力が出なかったりするし、仮に床面が凹んだりしているときには、接地しないことがあるからである。このブレーキ構造は上記した低床型の運搬車でも同様である。なお、上記先行例のものは、バネを収容するケースがテレスコピック構造となっており、構造が複雑で横方向に大きなスペースを有する。
特開2003−182587号公報 特開2007−283902号公報
本発明は、上下方向にスペースが少ない低床型運搬車であっても、簡単な構造で床面に凹部があってもブレーキ部材をバネの力で強く床面に押し付けることができるようにしたものである。
以上の課題の下、本発明は、請求項1に記載した、台車に車輪を取り付けた運搬車のブレーキ装置であり、このブレーキ装置が台車と床面との間に設けられるものであって、適宜に操作されてブレーキを作動、非作動させる操作部材と、操作部材の動きに連動してスライドして頂面に傾斜する作用面を有するスライドカムと、バネで下方に付勢されてスライドカムの作用面の作用で昇降するブレーキ部材と、ブレーキ部材に取り付けられてスライドカムの作用面に当接している被作動部材とからなり、操作部材の所定の操作でスライドカムが被作動部材の下動を許容し、ブレーキ部材をバネの力で床面に押し付けることを特徴とする運搬車のブレーキ装置を提供したものである。
これにおいて、本発明は、請求項2に記載した、操作部材がペダル軸に固定されて台車の側方に設けられる二つの踏面を有するフットペダルであり、各踏面を踏むとペダル軸を正逆に所定角度回転させるとともに、ペダル軸にレバーが設けられており、レバーがリンクでスライドカムに連結されている構成、請求項3に記載した、操作部材の操作が非ブレーキ操作のとき、スライドカムの作用面の傾斜は最高位であってブレーキ部材は床面から持ち上げられており、ブレーキ操作にすると、スライドカムがスライドして作用面の傾斜が下がり、被作動部材も下がってブレーキ部材はバネの力で床面を押圧している構成、請求項4に記載した、ブレーキ部材がローラを回転可能に外嵌する連結軸で連結されて左右に二つあり、スライドカムの作用面がローラに対して下から接触している構成、請求項5に記載した、ペダル軸とブレーキ部材との間に上方に固定歯板が、下方に移動歯板が設けられるとともに、固定歯板と移動歯板との間に両歯板に噛合するピニオンが設けられ、リンクがピニオンに枢着され、移動歯板にスライドカムが連結されている構成、請求項6に記載した、運搬車が台車の上面と床面との間が30mm程度しかない低床型である構成を提供する。
請求項1の発明によると、ブレーキ力はブレーキ部材のバネによる床面への押付けであるから、床面に凹み等があっても、ブレーキ部材は床面まで到達して床面を押し付ける。そして、この押付け力はバネの力を強くすることでいくらでも強くすることができる。したがって、積荷の重量が大きい場合であっても確実にブレーキを効かすことができる。また、構成部材が簡単でコストがかからないとともに、上下スペースが狭い低床型の運搬車にも適用できる。
請求項2の構成によると、フットペダルの踏面はある程度の面積を確保できるし、請求項4の構成によると、ブレーキ力を高めるとともに、スライドカムの作用力をバランスできる。請求項5の構成によると、所謂、倍速機構を構成しており、スライドカムのストロークはピニオンのストロークの倍となり、スライドカムの傾斜の勾配を緩くできる。特に、バネを強くした場合、非ブレーキ状態にするときに、大きな力を必要とするが、勾配が緩いとその分軽くなる。
ブレーキ装置のブレーキ状態の側面図である。 ブレーキ装置の非ブレーキ状態の側面図である。 ブレーキ装置の平面図である。 ブレーキ部材の横断面図である。 ブレーキ装置のブレーキ状態の他の例を示す側面図である。 ブレーキ装置のブレーキ状態の他の例を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1はブレーキ装置のブレーキ状態を示す側面図、図2は非ブレーキ状態を示す側面図、図3はブレーキ装置の平面図であるが、この運搬車は荷物を積む台車1と、台車1の裏面に取り付けられるケース2と、いずれもケース2に収容された床面3を強く押すブレーキ部材4と、ブレーキ部材4を操作する操作部材(本例ではフットペダル5)と、ブレーキ部材4に取り付けた被作動部材(本例ではローラ6)と、ローラ6に下から接触しているスライドカム7と、スライドカム7とフットペダル5の心棒であるペダル軸8に設けられたレバー9とを連結するリンク10等からなる。
台車1は文字どおり荷物を積む台板であるが、本例は台車1の上面と床面3とが30mm程度の非常に低床型の運搬車を示している。ブレーキ部材4は下面にゴム等が取り付けられた筒体であり、ケース2内に左右二個が昇降可能に設けられている。また、ブレーキ部材4はバネ11で非常に強い力で下方に付勢されている。フットペダル5はペダル軸8で支えられて二つの踏面5a、5bを有しており、台車1の側方に設けられている。フットペダルの踏面5a、5bを踏むことで正逆に所定角度だけ回転し、踏面5bを踏むとブレーキ状態(図1の状態)になり、踏面5aを踏むと非ブレーキ状態(図2の状態)になる。
ブレーキ部材4について若干補足すると、図4は横断面図であるが、ケース2の中には昇降ガイド12で倒れが規制されて昇降する二つのボックス13が幅方向に設けられており、このボックス13の下部にゴム等が取り付けられている。ブレーキ部材4の中心には心棒14が台車1から下方に向けて設けられており、この心棒14の周囲に上記したバネ11がコイル状に嵌合されている。また、左右のボックス13は連結軸15で連結されており、連結軸15の外周に回転可能なローラ6が嵌合され、ローラ6の下面にスライドカム7の頂面の作用面16が接触している。
スライドカム7はリンク10でレバー9(フットペダル5)と連結されており、フットペダル5の踏面5aを踏めばスライドカム7の作用面16は最高位になっており、ブレーキ部材4はバネ11の力に抗して上方に上がっている。したがって、非ブレーキ状態となっている。一方、フットペダル5の踏面5bを踏めばリンク10やスライドカム7は図1等で右方に移動し、作用面15の傾斜は下がり、ブレーキ部材4はバネ11の力で下がり、床面3を強く押している。この状態がブレーキ状態であり、運搬車は動かない。また、ブレーキ部材4の下動は許容ストロークを十分にとってあり、バネ11の力によるものであるから、床面3に凹があっても強く押圧する。この場合、ローラ6の両側にブレーキ部材5を設けているから、一つのケース2に二つのブレーキ部材4があることになる。
図5は他の例を示す側面図、図6は同じく平面図であるが、本例のものは、フットペダル5とローラ6との間に、倍速機構を設けたものである。具体的には、ケース2内に固定歯板17と移動歯板18を上下に配し、この間に両歯面17、18に噛合するピニオン19を配し、リンク10をピニオン19に枢着し、スライドカム7を移動歯面18に連結したものである(スライドカム7に歯形を形成してもよい)。これによると、スライドカム7のストロークはピニオン19のストロークの倍となるから、作用面16の勾配を緩くでき、ブレーキ部材4を引き上げるときの力がバネ11の力を強くしたとしても、軽い力でできる。
ところで、以上のブレーキ構造は一つのセットを構成しており、一つのブレーキセットに二つのブレーキ部材4を配してブレーキの効きを強くしている。また、このブレーキセットは台車1の左右方向(並列)にも前後方向(直列)にも複数設けることができる。前者の場合はペダル軸8を延ばして同様なスライドカム7やブレーキ部材4を配せばよいし、後者の場合はスライドカム7を前後に延長してブレーキ部材4を配せばよい。いずれの場合でも、一つのフットペダル5で操作は可能である。このようにすることで、ブレーキ部材4を2×整数にでき、それだけ強いブレーキ力を得ることができる。台車1のサイズやそれに積む積荷の重量が大きくなると、非常に強いブレーキ力を要求されるから、それに応えられるようにしたものである。なお、場合によっては、ペダル軸8の端部に設けられるフットペダル5を台車1の左右に配してもよい。
1 台車
2 ケース
3 床面
4 ブレーキ部材
5 操作部材(フットペダル)
5a フットペダルの踏面
5b 〃
6 被作動部材(ローラ)
7 スライドカム
8 ペダル軸
9 レバー
10 リンク
11 バネ
12 昇降ガイド
13 ボックス
14 心棒
15 連結軸
16 作用面
17 固定歯板
18 移動歯板
19 ピニオン

Claims (6)

  1. 台車に車輪を取り付けた運搬車のブレーキ装置であり、このブレーキ装置が台車と床面との間に設けられるものであって、適宜に操作されてブレーキを作動、非作動させる操作部材と、操作部材の動きに連動してスライドして頂面に傾斜する作用面を有するスライドカムと、バネで下方に付勢されてスライドカムの作用面の作用で昇降するブレーキ部材と、ブレーキ部材に取り付けられてスライドカムの作用面に当接している被作動部材とからなり、操作部材の所定の操作でスライドカムが被作動部材の下動を許容し、ブレーキ部材をバネの力で床面に押し付けることを特徴とする運搬車のブレーキ装置。
  2. 操作部材がペダル軸に固定されて台車の側方に設けられる二つの踏面を有するフットペダルであり、各踏面を踏むとペダル軸を正逆に所定角度回転させるとともに、ペダル軸にレバーが設けられており、レバーがリンクでスライドカムに連結されている請求項1の運搬車のブレーキ装置。
  3. 操作部材の操作が非ブレーキ操作のとき、スライドカムの作用面の傾斜は最高位であってブレーキ部材は床面から持ち上げられており、ブレーキ操作にすると、スライドカムがスライドして作用面の傾斜が下がり、被作動部材も下がってブレーキ部材はバネの力で床面を押圧している請求項1又は2の運搬車のブレーキ装置。
  4. ブレーキ部材がローラを回転可能に外嵌する連結軸で連結されて左右に二つあり、スライドカムの作用面がローラに対して下から接触している請求項1〜3いずれかの運搬車のブレーキ装置。
  5. ペダル軸とブレーキ部材との間に上方に固定歯板が、下方に移動歯板が設けられるとともに、固定歯板と移動歯板との間に両歯板に噛合するピニオンが設けられ、リンクがピニオンに枢着され、移動歯板にスライドカムが連結されている請求項2〜4いずれかの運搬車のブレーキ装置。
  6. 運搬車が台車の上面と床面との間が30mm程度しかない低床型である請求項1〜5いずれかの運搬車のブレーキ装置。
JP2012271937A 2012-12-13 2012-12-13 運搬車のブレーキ装置 Active JP5967656B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012271937A JP5967656B2 (ja) 2012-12-13 2012-12-13 運搬車のブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012271937A JP5967656B2 (ja) 2012-12-13 2012-12-13 運搬車のブレーキ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014117961A JP2014117961A (ja) 2014-06-30
JP5967656B2 true JP5967656B2 (ja) 2016-08-10

Family

ID=51173223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012271937A Active JP5967656B2 (ja) 2012-12-13 2012-12-13 運搬車のブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5967656B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL274908B2 (en) * 2017-12-20 2024-04-01 Keter Home And Garden Products Ltd A trolley and a mechanical braking system for it
IL257294A (en) 2018-02-01 2018-03-29 Milwaukee Electric Tool Corp Connectable box
IL260225A (en) 2018-06-24 2018-07-31 Keter Plastic Ltd pushcart

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1232144A (ja) * 1969-03-13 1971-05-19
JPS4824141Y1 (ja) * 1970-09-14 1973-07-13
US4073369A (en) * 1977-01-14 1978-02-14 Nordskog Company Inc. Brake and tie-down mechanism
JPS60127281U (ja) * 1984-02-07 1985-08-27 トヨタ自動車株式会社 手動運搬車
JPS6283780U (ja) * 1985-11-16 1987-05-28
PL2051896T3 (pl) * 2006-08-08 2018-11-30 Loadhog Limited Transportowanie ładunków
JP2008266011A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Katsuyuki Kojima 微小昇降積載台を具えたドーリと立体収納棚
JP2011235865A (ja) * 2010-05-06 2011-11-24 Ito Seitai Kogyosho:Kk 台車スケーター

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014117961A (ja) 2014-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8516656B2 (en) Combination castor whose castor units are braked simultaneously
JP5801419B2 (ja) 補助ローラ
JP5967656B2 (ja) 運搬車のブレーキ装置
US20160160561A1 (en) Picking ladder cart
JP5361792B2 (ja) ブレーキ付きキャスター、キャスターユニット、それらを備えた移動車
JP2013136268A (ja) 運搬用台車
JP2013067361A (ja) ミートワゴン用電動カート
JP6174621B2 (ja) 段差対応型のキャスター装置
KR200473749Y1 (ko) 리어카 브레이크 장치
US1591719A (en) Combination truck and conveyer
JP6204321B2 (ja) 移動体及びそれを用いた昇降台装置
JP6935901B2 (ja) 昇降装置
JP5913257B2 (ja) 手押し式台車
KR101433579B1 (ko) 기계식 주차설비
JP2018167803A (ja) 荷役運搬車のブレーキ装置
US2693253A (en) Brake system for vehicles
JP2011218948A (ja) 運搬用台車のブレーキ構造
JP6101731B2 (ja) 台車連結装置及び台車
KR101807236B1 (ko) 손수레
JP5311312B2 (ja) 運搬用かご台車
JP2014125130A5 (ja)
CN107901703B (zh) 一种移动底盘及应用于智能婴儿床的移动底盘
CN102019991B (zh) 油压托板车的刹车结构
CN105059348A (zh) 一种板车双轮刹车装置
JP2011245952A (ja) ユニット搭載治具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5967656

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250