JP5966613B2 - 車両用ドア - Google Patents
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Description
なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的として位置づけることができる。
(4)このとき、前記アクチュエータが、ケーブルを介して前記留め部材及び前記第二留め部材のそれぞれに接続され、前記衝撃を受けたときに前記ケーブルを巻き取って前記留め部材及び前記第二留め部材のそれぞれを外すことが好ましい。
本実施形態では、車両の左側のフロントドアを例に挙げ、このドアが支点を中心に外側にスイングして開閉するヒンジドアである場合を説明するが、右側のフロントドアや左右のリヤドアにも同様に適用可能であり、また、スライドドアにも適用可能である。
本実施形態に係る車両用ドアについて、図1〜図5を用いて説明する。以下の説明では、自動車(車両)の進行方向を前方とし、その逆を後方とし、前方を基準に左右を定める。また、重力の方向を下方とし、その逆を上方として説明する。また、車体の中心に向かう側を内側、その逆を外側として説明する。
ドアトリム12は、ドアパネル11の内側に設けられた内装部材であり、その外周端部がインナパネル11bの平行面11bPの内側の面に取り付けられ、インナパネル11bとドアトリム12との間に隙間12cが形成される。なお、この隙間12cには緩衝材等が内蔵されていてもよい。
次に、図4(a)〜(d)及び図5を用いて、本車両用ドア10が狭域側突した場合の動作について説明する。図4(a)はドア10が狭域衝撃を受ける前の状態〔図3(b)と同一〕、図4(b)は狭域衝撃を受けた瞬間の状態、図4(c)は狭域衝撃を受けた後の状態のヒンジ20の状態をそれぞれ示す。また、図4(d)は、図4(c)の状態のときのドア10の変形の模式図であり、実線が本車両用ドア10の場合、破線が従来構造の場合を示す。また、図5は、実際に本車両用ドア10が活用される場面と動作とを説明するためのフローである。
さらに、アクチュエータ40が、ケーブル41を介して留め具26a,26bに接続され、狭域衝撃を受けたときにケーブル41を巻き取って留め具26a,26bを外すため、より確実に留め具26a,26bを外すことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
上記の実施形態では、前側部材であるヒンジ20に、長孔24,25と留め具26a,26bとが備えられたドア10の構成を説明したが、ドアパネル11の後端部11rをセンターピラー13bに固定する後側部材に留め部材が備えられたドア10であってもよい。留め部材を備えた後側部材であるロック機構30′,30″の構成について、図6〜図8を用いて説明する。
図6(a)に示すように、通常(すなわち衝突前)は、ストライカ31及び留め部材34がボルト32及びナット33によってセンターピラー13bに固定されており、通常のドア10の開閉や閉状態の維持(ロック)に何ら支障を与えることない。
図8(a)に示すように、このロック機構30″は、センターピラー13bの外面に固定されるストライカ(車体側部材)31と、ドアパネル11の後端部11rに固定されるラッチ(ドア側部材)35と、ストライカ31に係合された留め具(留め部材)36とを備えている。
図8(a)に示すように、通常(すなわち衝突前)は、留め具36がストライカ31に固定されているため、ラッチ35は車幅方向への移動のみ許容され、通常のドア10の開閉や閉状態の維持(ロック)に何ら支障を与えることない。一方、車両が狭域側突した場合は、図8(b)に示すようにアクチュエータ40が作動され、ケーブル41が巻き取られて留め具36がストライカ31から外される。これにより、ラッチ35がストライカ31と係合しながら前後方向に移動可能(摺動可能)な状態となる。
つまり、このような構成の車両用ドア10によっても、ドアパネル11は図7に実線で示すように変形し、上記した効果と同様の効果を得ることができる。
なお、上記したロック機構の第一,第二実施形態では、ヒンジ20とロック機構30′,30″とが、いずれも狭域側突時に前後方向へ移動可能となるように構成されているが、ロック機構30′,30″のみが狭域側突時に前後方向へ移動可能となるように構成され、ヒンジ20が従来と同様の構成であってもよい。つまり、ドアパネル11の前端部11f及び後端部11rをそれぞれ車体に固定する前側部材及び後側部材のうち、少なくとも一方が留め部材を有する構成であればよい。
なお、本車両用ドアは、自動車やトラック等の様々な車両のドアに適用可能である。
10 ドア(車両用ドア)
11 ドアパネル
11f ドアパネルの前端部
11r ドアパネルの後端部
13a フロントピラーロア(車体)
13b センターピラー(車体)
20 ヒンジ(前側部材,後側部材)
21 車体側部材
21a 第一固定部
21b 第一係合部
22 ドア側部材
22a 第二固定部
22b 第二係合部
23 ヒンジピン
24 第一孔部
25 第二孔部
26a 第一留め具(留め部材)
26b 第二留め具(留め部材)
30,30′,30″ ロック機構(前側部材,後側部材)
31 ストライカ(車体側部材)
34 第二留め部材
35 ラッチ(ドア側部材)
36 留め具
40 アクチュエータ
41 ケーブル
Claims (4)
- 車両に設けられたドアパネルと、前記ドアパネルの前端部及び後端部を車体に対してそれぞれ固定する前側部材及び後側部材とを備えた車両用ドアであって、
前記前側部材及び前記後側部材は、
前記車体に固定される車体側部材と、前記ドアパネルに固定され、前記車体側部材と係合するドア側部材と、を有し、
前記前側部材及び前記後側部材の少なくとも一方は、
前記車体側部材と前記ドア側部材との車両前後方向の相対位置を固定し、前記前側部材と前記後側部材との間に衝撃を受けると前記相対位置の固定を解除して前記車体側部材と前記ドア側部材との車両前後方向の相対移動を許容する留め部材をさらに有するヒンジであって、
前記車体側部材には、前記車体側部材と前記ドア側部材とを回動可能に支持する上下方向に延びたヒンジピンが挿通される第一孔部が穿孔され、
前記ドア側部材には、前記ヒンジピンが挿通される第二孔部が穿孔され、
前記第一孔部及び前記第二孔部の少なくとも一方が、前記ドアが閉じた状態で長手方向が車両前後方向と平行であるとともに、その長さが前記ヒンジピンの軸部の外径よりも大きく前記軸部が挿通された状態で隙間を有する長孔に形成され、
前記留め部材が、前記隙間に嵌め込まれ、前記衝撃を受けると前記隙間から外れる
ことを特徴とする、車両用ドア。 - 前記前側部材及び前記後側部材の残りの他方は、
前記車体側部材と前記車体との車両前後方向の相対位置を固定し、前記前側部材と前記後側部材との間に衝撃を受けると前記相対位置の固定を解除して前記車体側部材と前記車体との車両前後方向の相対移動を許容する第二留め部材をさらに有するロック機構であって、
前記車体としてのセンターピラーには、前記車体側部材としてのストライカが上下二箇所でボルト及びナットによって固定され、
前記第二留め部材は、二つに分割可能に形成され、前記センターピラーを前記ストライカとともに挟むように設けられるとともに、前記衝撃を受けると二つに分離して前記センターピラーと前記ナットとの間から外れる
ことを特徴とする、請求項1記載の車両用ドア。 - 前記衝撃を受けたときに前記留め部材及び前記第二留め部材のそれぞれを外すことで前記相対位置の固定をそれぞれ解除するアクチュエータを備える
ことを特徴とする、請求項2記載の車両用ドア。 - 前記アクチュエータが、ケーブルを介して前記留め部材及び前記第二留め部材のそれぞれに接続され、前記衝撃を受けたときに前記ケーブルを巻き取って前記留め部材及び前記第二留め部材のそれぞれを外す
ことを特徴とする、請求項3記載の車両用ドア。
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