JP5963188B2 - スキッド、これを備えた機器搬入装置及びこれを用いた機器搬入方法 - Google Patents
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Description
両端部が前記レールの上面に載せられて当該上面上を摺動するスキッド本体部と、
前記スキッド本体部の上側に設置されて、鉛直方向の旋回軸回りに水平に旋回可能な、前記被搬入機器が載置されるターンテーブルと、
前記スキッド本体部上に設置されて、前記レールの幅方向に摺動可能に設けられたスライドテーブルと、
前記スライドテーブルを前記レールの幅方向に摺動させるスライドテーブル駆動手段とを有し、
前記ターンテーブルは、前記スライドテーブル上で前記鉛直方向の旋回軸回りに水平に旋回可能に設けられている
ことを特徴とする。
前記スキッド本体部の両端部の下面には、外周面が前記レールの側面であるガイド面に対向しているガイドローラが、それぞれ複数個取り付けられていることを特徴とする。
前記スキッド本体部の両端部と前記レールとの間には摺動材が介設されていることを特徴とする。
前記スライドテーブル駆動手段は、前記スキッド本体部に設けられた油圧ジャッキ反力受けと前記スライドテーブルとの間に介設された油圧ジャッキであることを特徴とする。
前記スキッド本体部の上面には前記レールの幅方向に延びた摺動溝が形成される一方、前記スライドテーブルの下面には摺動部が突設され、この摺動部が前記摺動溝に嵌め込まれており、
前記スライドテーブルは、前記摺動溝に沿って前記レールの幅方向に摺動可能であること、
を特徴とする。
前記スキッド本体部の摺動溝と前記スライドテーブルの摺動部との間には摺動材が介設されていることを特徴とする。
前記ターンテーブルに形成された旋回ピン穴と、前記スライドテーブルに形成された旋回ピン穴に鉛直方向に挿入された旋回ピンを有しており、
前記ターンテーブルは、前記旋回ピンを前記鉛直方向の旋回軸とし、前記旋回ピン回りに水平に旋回可能であること、
を特徴とする。
前記スライドテーブルの旋回ピン穴と前記旋回ピンとの間には摺動材が介設されていることを特徴とする。
前記スライドテーブルと前記ターンテーブルの間には摺動材が介設されていることを特徴とする。
前記ターンテーブルに形成された旋回防止ピン穴と、前記スライドテーブルに形成された旋回防止ピン穴に挿入された旋回防止ピンを有することを特徴とする。
前記ターンテーブルの両側面と前記スライドテーブルの両側面とに当てられ、前記スライドテーブル又は前記ターンテーブルに着脱可能に固定された旋回防止プレートを有することを特徴とする。
前記スキッドを前記レールに沿って機器搬入方向前方へ移動させるスキッド駆動手段と、
を有することを特徴とする。
前記スキッド駆動手段は、
前記スキッドの機器搬入方向後方において、両端の反力受け固定部が前記レールに着脱可能に固定された油圧ジャッキ反力受けと、
ジャッキ本体部の基端側が前記油圧ジャッキ反力受けに連結され、ピストンロッドの先端側が前記スキッドに連結された油圧ジャッキと、
を備えた構成であることを特徴とする。
前記レールの上面には、複数の固定ピン穴が前記レールの長手方向に沿って一列に配設されており、
前記油圧ジャッキ反力受けの反力受け固定部は、固定ピンが、前記レールに設けられた前記固定ピン穴と、前記反力受け固定部に設けられた固定ピン穴とに挿入されることにより、前記レールに着脱可能に固定されていること、
を特徴とする。
前記機器搬入口には前記1対のレールである第1レールが設置される一方、前記原子炉格納容器内には一対の第2レールが設置され、前記第1レールと前記第2レールは屈折した配置になっており、
前記被搬入機器が前記機器搬入口を通過する途中で、前記スライドテーブル駆動手段によって、前記スライドテーブルを、前記第1レールの幅方向で且つ前記第2レールが設置されている方向と反対方向に摺動させることにより、前記スライドテーブルとともに前記ターンテーブル及び前記被搬入機器を前記反対方向へ移動させた後、
前記被搬入機器が前記機器搬入口を通過する途中から、前記被搬入機器の機器搬入方向後部を前記スキッドの前記ターンテーブルに載せ、且つ、前記被搬入機器の機器搬入方向前端をクレーンで吊り上げた状態で、前記クレーンにより、前記被搬入機器を前記ターンテーブルとともに前記旋回軸回りに水平に前記第2レールが設置されている方向へ旋回させ、
且つ、前記スキッド駆動手段によって、前記被搬入機器を、前記スキッドとともに前記第1レールに沿って機器搬入方向前方へ移動させることにより、
前記被搬入機器を、前記第2レールまで搬入することを特徴とする。
前記機器搬入口には前記1対のレールである第1レールが設置される一方、前記原子炉格納容器内には一対の第2レールが設置され、前記第1レールと前記第2レールは屈折した配置になっており、
前記被搬入機器が前記機器搬入口を通過する途中で、前記スライドテーブル駆動手段によって、前記スライドテーブルを、前記第1レールの幅方向で且つ前記第2レールが設置されている方向と反対方向に摺動させることにより、前記スライドテーブルとともに前記ターンテーブル及び前記被搬入機器を前記反対方向へ移動させた後、
前記被搬入機器が前記機器搬入口を通過する途中から、前記被搬入機器の機器搬入方向後部を前記スキッドの前記ターンテーブルに載せ、且つ、前記被搬入機器の機器搬入方向前端をクレーンで吊り上げた状態で、前記クレーンにより、前記被搬入機器を前記ターンテーブルとともに前記旋回軸回りに水平に前記第2レールが設置されている方向へ旋回させ、
且つ、前記油圧ジャッキ反力受けの反力受け固定部を前記第1レールに固定した状態で、前記油圧ジャッキのピストンロッドを伸ばすことにより、前記スキッドとともに前記被搬入機器を、前記第1レールに沿って機器搬入方向前方へ移動させる第1手順と、この第1手順を実施後、前記油圧ジャッキ反力受けの反力受け固定部の前記第1レールへの固定を解除した後、前記油圧ジャッキのピストンロッドを縮めることにより、前記油圧ジャッキ反力受けを機器搬入方向前方へ前記第1レールに沿って移動させ、この移動位置において、前記油圧ジャッキ反力受けの反力受け固定部を前記第1レールに固定する第2手順とを、順次繰り返して、前記被搬入機器を前記第1レールに沿って移動させることにより、
前記被搬入機器を、前記第2レールまで搬入することを特徴とする。
また、第17発明の機器搬入方法は、機器搬入装置を用いて、被搬入機器を、原子炉格納容器の機器搬入口を通過する途中から前記原子炉格納容器内へと搬入する機器搬入方法であって、
前記機器搬入装置は、前記被搬入機器を一対のレールに沿って移動させるためのスキッドと、前記スキッドを前記レールに沿って機器搬入方向前方へ移動させるスキッド駆動手段と、を有するものであり、
前記スキッドは、両端部が前記レールの上面に載せられて当該上面上を摺動するスキッド本体部と、前記スキッド本体部の上側に設置されて、鉛直方向の旋回軸回りに水平に旋回可能な、前記被搬入機器が載置されるターンテーブルと、を有するものであり、
前記機器搬入口には前記1対のレールである第1レールが設置される一方、前記原子炉格納容器内には一対の第2レールが設置され、前記第1レールと前記第2レールは屈折した配置になっており、
前記被搬入機器が前記機器搬入口を通過する途中から、前記被搬入機器の機器搬入方向後部を前記スキッドの前記ターンテーブルに載せ、且つ、前記被搬入機器の機器搬入方向前端をクレーンで吊り上げた状態で、前記クレーンにより、前記被搬入機器を前記ターンテーブルとともに前記旋回軸回りに水平に前記第2レールが設置されている方向へ旋回させ、
且つ、前記スキッド駆動手段によって、前記被搬入機器を、前記スキッドとともに前記第1レールに沿って機器搬入方向前方へ移動させることにより、
前記被搬入機器を、前記第2レールまで搬入することを特徴とする。
また、第18発明の機器搬入方法は、機器搬入装置を用いて、被搬入機器を、原子炉格納容器の機器搬入口を通過する途中から前記原子炉格納容器内へと搬入する機器搬入方法であって、
前記機器搬入装置は、前記被搬入機器を一対のレールに沿って移動させるためのスキッドと、前記スキッドを前記レールに沿って機器搬入方向前方へ移動させるスキッド駆動手段と、を有するものであり、
前記スキッドは、両端部が前記レールの上面に載せられて当該上面上を摺動するスキッド本体部と、前記スキッド本体部の上側に設置されて、鉛直方向の旋回軸回りに水平に旋回可能な、前記被搬入機器が載置されるターンテーブルと、を有するものであり、
前記スキッド駆動手段は、前記スキッドの機器搬入方向後方において、両端の反力受け固定部が前記レールに着脱可能に固定された油圧ジャッキ反力受けと、ジャッキ本体部の基端側が前記油圧ジャッキ反力受けに連結され、ピストンロッドの先端側が前記スキッドに連結された油圧ジャッキと、を備えた構成であり、
前記機器搬入口には前記1対のレールである第1レールが設置される一方、前記原子炉格納容器内には一対の第2レールが設置され、前記第1レールと前記第2レールは屈折した配置になっており、
前記被搬入機器が前記機器搬入口を通過する途中から、前記被搬入機器の機器搬入方向後部を前記スキッドの前記ターンテーブルに載せ、且つ、前記被搬入機器の機器搬入方向前端をクレーンで吊り上げた状態で、前記クレーンにより、前記被搬入機器を前記ターンテーブルとともに前記旋回軸回りに水平に前記第2レールが設置されている方向へ旋回させ、
且つ、前記油圧ジャッキ反力受けの反力受け固定部を前記第1レールに固定した状態で、前記油圧ジャッキのピストンロッドを伸ばすことにより、前記スキッドとともに前記被搬入機器を、前記第1レールに沿って機器搬入方向前方へ移動させる第1手順と、この第1手順を実施後、前記油圧ジャッキ反力受けの反力受け固定部の前記第1レールへの固定を解除した後、前記油圧ジャッキのピストンロッドを縮めることにより、前記油圧ジャッキ反力受けを機器搬入方向前方へ前記第1レールに沿って移動させ、この移動位置において、前記油圧ジャッキ反力受けの反力受け固定部を前記第1レールに固定する第2手順とを、順次繰り返して、前記被搬入機器を前記第1レールに沿って移動させることにより、
前記被搬入機器を、前記第2レールまで搬入することを特徴とする。
また、前記スキッド本体部上に設置されて、前記レールの幅方向に摺動可能に設けられたスライドテーブルと、前記スライドテーブルを前記レールの幅方向に摺動させるスライドテーブル駆動手段とを有し、前記ターンテーブルは、前記スライドテーブル上で前記鉛直方向の旋回軸回りに水平に旋回可能に設けられていることを特徴としているため、スライドテーブルによって被搬入機器をレールの幅方向に移動させることにより、機器搬入口における被搬入機器の位置を調整することができる。このため、ターンテーブルによって被搬入機器を旋回させる際、被搬入機器が機器搬入口と干渉するのを確実に回避することができる。
また、第17発明の機器搬入方法によれば、機器搬入装置を用いて、被搬入機器を、原子炉格納容器の機器搬入口を通過する途中から前記原子炉格納容器内へと搬入する機器搬入方法であって、前記機器搬入装置は、前記被搬入機器を一対のレールに沿って移動させるためのスキッドと、前記スキッドを前記レールに沿って機器搬入方向前方へ移動させるスキッド駆動手段と、を有するものであり、前記スキッドは、両端部が前記レールの上面に載せられて当該上面上を摺動するスキッド本体部と、前記スキッド本体部の上側に設置されて、鉛直方向の旋回軸回りに水平に旋回可能な、前記被搬入機器が載置されるターンテーブルと、を有するものであり、前記機器搬入口には前記1対のレールである第1レールが設置される一方、前記原子炉格納容器内には一対の第2レールが設置され、前記第1レールと前記第2レールは屈折した配置になっており、前記被搬入機器が前記機器搬入口を通過する途中から、前記被搬入機器の機器搬入方向後部を前記スキッドの前記ターンテーブルに載せ、且つ、前記被搬入機器の機器搬入方向前端をクレーンで吊り上げた状態で、前記クレーンにより、前記被搬入機器を前記ターンテーブルとともに前記旋回軸回りに水平に前記第2レールが設置されている方向へ旋回させ、且つ、前記スキッド駆動手段によって、前記被搬入機器を、前記スキッドとともに前記第1レールに沿って機器搬入方向前方へ移動させることにより、前記被搬入機器を、前記第2レールまで搬入することを特徴としているため、SG壁などの障害物が機器搬入口の直ぐ前に位置していても、被搬入機器を、ターンテーブルによる旋回と、スキッド駆動手段及びスキッドによるレールに沿った移動とにより、障害物との干渉を回避して、原子炉格納容器内に搬入することができる。
また、第18発明の機器搬入方法によれば、機器搬入装置を用いて、被搬入機器を、原子炉格納容器の機器搬入口を通過する途中から前記原子炉格納容器内へと搬入する機器搬入方法であって、前記機器搬入装置は、前記被搬入機器を一対のレールに沿って移動させるためのスキッドと、前記スキッドを前記レールに沿って機器搬入方向前方へ移動させるスキッド駆動手段と、を有するものであり、前記スキッドは、両端部が前記レールの上面に載せられて当該上面上を摺動するスキッド本体部と、前記スキッド本体部の上側に設置されて、鉛直方向の旋回軸回りに水平に旋回可能な、前記被搬入機器が載置されるターンテーブルと、を有するものであり、前記スキッド駆動手段は、前記スキッドの機器搬入方向後方において、両端の反力受け固定部が前記レールに着脱可能に固定された油圧ジャッキ反力受けと、ジャッキ本体部の基端側が前記油圧ジャッキ反力受けに連結され、ピストンロッドの先端側が前記スキッドに連結された油圧ジャッキと、を備えた構成であり、前記機器搬入口には前記1対のレールである第1レールが設置される一方、前記原子炉格納容器内には一対の第2レールが設置され、前記第1レールと前記第2レールは屈折した配置になっており、前記被搬入機器が前記機器搬入口を通過する途中から、前記被搬入機器の機器搬入方向後部を前記スキッドの前記ターンテーブルに載せ、且つ、前記被搬入機器の機器搬入方向前端をクレーンで吊り上げた状態で、前記クレーンにより、前記被搬入機器を前記ターンテーブルとともに前記旋回軸回りに水平に前記第2レールが設置されている方向へ旋回させ、且つ、前記油圧ジャッキ反力受けの反力受け固定部を前記第1レールに固定した状態で、前記油圧ジャッキのピストンロッドを伸ばすことにより、前記スキッドとともに前記被搬入機器を、前記第1レールに沿って機器搬入方向前方へ移動させる第1手順と、この第1手順を実施後、前記油圧ジャッキ反力受けの反力受け固定部の前記第1レールへの固定を解除した後、前記油圧ジャッキのピストンロッドを縮めることにより、前記油圧ジャッキ反力受けを機器搬入方向前方へ前記第1レールに沿って移動させ、この移動位置において、前記油圧ジャッキ反力受けの反力受け固定部を前記第1レールに固定する第2手順とを、順次繰り返して、前記被搬入機器を前記第1レールに沿って移動させることにより、前記被搬入機器を、前記第2レールまで搬入することを特徴としているため、SG壁などの障害物が機器搬入口の直ぐ前に位置していても、被搬入機器を、ターンテーブルによる旋回と、スキッド駆動手段及びスキッドによるレールに沿った移動とにより、障害物との干渉を回避して、原子炉格納容器内に搬入することができる。また、このときに被搬入機器を、油圧ジャッキと油圧ジャッキ反力受けとを有するスキッド駆動手段により、容易且つ確実にレールに沿って移動させることができる。
まず、図1及び図2に基づき、本発明の実施の形態例に係る原子炉容器上蓋4aの輸送容器11(被搬入機器)を搬入するための機器搬入装置1の全体的な概要について説明する。なお、図1には原子炉建屋2の外部27から原子炉格納容器3の機器搬入口3cまでを主に示しており、図2には原子炉格納容器3の機器搬入口3cから原子炉格納容器3の内部29までを主に示している。
油圧ジャッキ30はジャッキ本体部(シリンダ部)30aと、ピストンロッド30bとを有しており、その長手方向が第1レール21の長手方向(機器搬入方向)に沿うように配設されている。油圧ジャッキ30は、作業員が操作する油圧供給装置(図示省略)から油圧が供給されることによって、作動(ピストンロッド30bが伸縮)する。ジャッキ本体部30aの基端側には連結ピン穴30cを有する基端側連結部30dが設けられ、ピストンロッド30bの先端側には連結ピン穴30eを有する先端側連結部30fが設けられている。
次に、図1及び図14〜図16に基づき、前半の輸送容器搬入手順、即ち、原子炉建屋2の外部27から、原子炉建屋2の機器搬入口2cと、原子炉建屋2の機器搬入口2cと原子炉格納容器3の機器搬入口3cとの間の機器搬入ルート28とを経て、原子炉格納容器3の機器搬入口3cまで輸送容器11を搬入する手順について説明する。このときには第1レール21において、図14〜図16に示すような油圧ジャッキ30の蠕動運動を行うことにより、取替用の原子炉容器上蓋4aを収納した輸送容器11を、上部スキッド23及び下部スキッド24とともに搬送する。
次に、図2、図17〜図22及び図23〜図28に基づき、後半の輸送容器搬入手順、即ち原子炉格納容器3の機器搬入口3cから原子炉格納容器3内へ輸送容器11を搬入する手順について説明する。なお、図17〜図22では、説明の便宜上、輸送容器11を一点鎖線の透視図で示している。
次に、図29〜図35に基づき、輸送容器11の構成について詳述する。図29には取替用の原子炉容器上蓋4aを収納した状態の輸送容器11の構成を示している。
次に、図29及び図36〜図37に基づき、輸送容器11の組立手順について説明する。輸送容器11の組立作業は、製造工場において、当該製造工場に装備されているクレーンなどの組立設備(図示省略)を用いて実施される。
次に、図29及び図42〜図46に基づき、輸送容器11の解体手順について説明する。輸送容器11の解体作業は、原子炉格納容器3内で実施する。このため、輸送容器11の解体作業には、原子炉格納容器3内に設置されているポーラクレーン131を利用する。
次に、図47及び図48に基づき、輸送容器11を、原子炉容器4から取り外された使用後の原子炉容器上蓋4aを保管するための保管容器として利用する場合の構成について説明する。
これに対して、本実施の形態例の輸送容器11では、輸送容器上部胴11Aの外面11w−1と輸送容器下部胴11Bの外面11x−1が揃うようにすることよって内面11w−2と内面11x−2に段差11yを生じさせ、この段差11yを利用してすみ肉溶接を行うことにより、溶接方法が開先溶接からすみ肉溶接になり、更に溶接姿勢が水平から下向きになるため、溶接施工性が向上する。
なお、この保管容器として用いた輸送容器11の搬出は、搬入と逆の手順で行うことができる。
以上のことから、本実施の形態例の上部スキッド23によれば、両端部23aが第1レール21の上面21cに載せられて当該上面21c上を摺動する上部スキッド本体部23Aと、上部スキッド本体部23の上側に設置されて、鉛直方向の旋回軸回りに水平に旋回可能な、輸送容器11(被搬入機器)が載置されるターンテーブル23Cとを有することを特徴としているため、ターンテーブル23Cに載せた輸送容器11を、ターンテーブル11Cとともに旋回させることができる。従って、本上部スキッド23は、取替用の原子炉容器上蓋4aを収納した大型の輸送容器11を、機器搬入口11cを通過する途中から方向転換させて搬入するのに適している。
このため、SG壁6が機器搬入口3cの直ぐ前に位置していても、輸送容器11を、スライドテーブル23Bによる第1レール21の幅方向への移動と、ターンテーブル23Cによる旋回と、スキッド駆動手段(油圧ジャッキ30、油圧ジャッキ反力受け25)及び上部スキッド23による第1レール21に沿った移動とにより、確実に機器搬入口3cやSG壁6との干渉を回避して、原子炉格納容器3内に搬入することができる。また、このときに輸送容器11を、油圧ジャッキ30と油圧ジャッキ反力受け25とを有するスキッド駆動手段により、容易且つ確実に第1レール21に沿って移動させることができる。
2 原子炉建屋
2a 原子炉建屋の側壁
2c 原子炉建屋の機器搬入口
2c−1 機器搬入口の内周面の下部
3 原子炉格納容器
3a 原子炉格納容器の側壁
3c 原子炉格納容器の機器搬入口
3c−1 機器搬入口の内周面の下部
4 原子炉容器
4a 原子炉容器上蓋
4b 原子炉容器上蓋のフランジ部
4c 原子炉容器上蓋の上蓋本体部
5 蒸気発生器
6 SG壁
7 シャッタ
8 引き戸
10 支持台
11 原子炉容器上蓋輸送容器
11A 輸送容器上部胴
11B 輸送容器下部胴
11B−1 輸送容器下部胴の下部
11C 輸送容器天板
11D 輸送容器底板
11E 上部防振板
11F 中間部防振板
11a 上部防振板のハウジング用穴
11b 中間部防振板のハウジング用穴
11c,11d 防振板支持部
11f 第1反転ラグ
11g 第2反転ラグ
11h 吊りラグ
11i 吊上げ金具
11j 支持部
11k 押しボルト穴
11m 支持部
11n 押しボルト穴
11o,11p,11q フランジ部
11r,11s,11t,11u 吊りラグ
11w−1 輸送容器上部胴の外面
11w−2 輸送容器上部胴の内面
11x−1 輸送容器下部胴の外面
11x−2 輸送容器下部胴の内面
11y 段差
11z 輸送容器下部胴の上端面
21 第1レール
21A 第1直線レール部
21B 曲りレール部
21C 第2直線レール部
21a 固定ピン穴(位置決めピン穴)
21b 固定ボルト穴
21c レールの上面
21d レールのガイド面(側面)
22 第2レール
23 上部スキッド
23A 上部スキッド本体部
23B スライドテーブル
23C ターンテーブル
23a 上部スキッド本体部の端部
23b 上部スキッド本体部の端部の下面
23c スライドテーブルの下面
23d スライドテーブルの摺動部(スライド部)
23e 上部スキッド本体部の上面
23f 上部スキッド本体部の摺動溝(スライド溝)
23h 輸送容器支持面
23i 旋回ピン穴
23j 旋回ピン穴(軸受)
23k ターンテーブルの上面
23m,23n 旋回防止ピン穴
23o ターンテーブルの側面
23p スライドテーブルの側面
23q 油圧ジャッキ連結部
23r 連結ピン穴
23s 油圧ジャッキ連結部
23t 連結棒連結部
24 下部スキッド
24a 下部スキッドの端部
24b 下部スキッドの端部の下面
24c 連結棒連結部
24d 輸送容器支持面
24e 上側フランジ
25 油圧ジャッキ反力受け
25a 固定ピン穴(位置決めピン穴)
25b 固定ボルト穴
25c 油圧ジャッキ連結部
25d 連結ピン穴
25e 反力受け本体部
25f 反力受け固定部
26 連結棒
26a,26b,26c 連結棒の分割部
26d,26e 連結棒の接続部
26f,26g 連結棒の連結部
27 原子炉建屋の外部
28 機器搬入ルート
29 原子炉格納容器の内部
30 搬入用の油圧ジャッキ
30a ジャッキ本体部(シリンダ部)
30b ピストンロッド
30c 連結ピン穴
30d 基端側連結部
30e 連結ピン穴
30f 先端側連結部
31 原子炉建屋外部の仮設基礎
32 機器搬入ルートの床面
33 原子炉格納容器内の床面
34 原子炉格納容器内のキャビティ
35 輸送容器搬入位置(立て起こし位置)
41 固定ピン(位置ぎめピン)
42 固定ボルト
51 基端側の連結ピン
52 先端側の連結ピン
61 固定ボルト
62 摺動材
63 固定ボルト
64 ガイドローラ
64a ガイドローラの回転軸
64b ガイドローラの外周面
71 摺動材
72 固定ボルト
73 ガイドローラ
73a ガイドローラの回転軸
73b ガイドローラの外周面
74 横断面がコ字状の摺動材
75 固定ボルト
76 固定ナット
77 固定ボルト
78 旋回ピン
79 板状の摺動材
80 円筒状の摺動材
81 固定ボルト
82 旋回防止ピン
83 旋回防止プレート
84 固定ボルト
85 スライド用の油圧ジャッキ
85a ピストンロッド
85b ジャッキ本体部(シリンダ部)
86 手動ポンプ
87 油圧ジャッキ反力受け
88 スライドストッパ
89 スリーブ
91,92 連結ピン
101 CRDMハウジング
101a CRDMハウジングの外径が大きい部分
101b CRDMハウジングの外径が小さい部分
102 押しボルト
103 押しボルト固定ナット
104 サポートパッド
105 押しボルト
106 押しボルト固定ナット
107 サポートパッド
108 ハウジング用穴ガイド
108a ガイド本体部
108b フランジ部
109 ハウジング用穴ガイド
109A ハウジング用穴ガイドの第1分割部
109B ハウジング用穴ガイドの第2分割部
109a ガイド本体部
109b フランジ部
111 第1接続ボルト
113 第3接続ボルト
115 第5接続ボルト
117 第4接続ボルト
119 第2接続ボルト
121 乾燥剤
131 ポーラクレーン
131a フック
131b 吊り具
131c 主巻線
131d マルチスリング
132 チェーンブロック
133,134,135,136,137 シール溶接部
138 シールプレート
141 ジャッキアップ用の油圧ジャッキ
142 反転架台
143 第1ピボット
144 第2ピボット
145 受け台
146 ウインチ
146 ウインチのワイヤ
147 仮受台
Claims (18)
- 被搬入機器を一対のレールに沿って移動させるためのスキッドであって、
両端部が前記レールの上面に載せられて当該上面上を摺動するスキッド本体部と、
前記スキッド本体部の上側に設置されて、鉛直方向の旋回軸回りに水平に旋回可能な、前記被搬入機器が載置されるターンテーブルと、
前記スキッド本体部上に設置されて、前記レールの幅方向に摺動可能に設けられたスライドテーブルと、
前記スライドテーブルを前記レールの幅方向に摺動させるスライドテーブル駆動手段とを有し、
前記ターンテーブルは、前記スライドテーブル上で前記鉛直方向の旋回軸回りに水平に旋回可能に設けられている
ことを特徴とするスキッド。 - 請求項1に記載のスキッドにおいて、
前記スキッド本体部の両端部の下面には、外周面が前記レールの側面であるガイド面に対向しているガイドローラが、それぞれ複数個取り付けられていることを特徴とするスキッド。 - 請求項1又は2に記載のスキッドにおいて、
前記スキッド本体部の両端部と前記レールとの間には摺動材が介設されていることを特徴とするスキッド。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載のスキッドにおいて、
前記スライドテーブル駆動手段は、前記スキッド本体部に設けられた油圧ジャッキ反力受けと前記スライドテーブルとの間に介設された油圧ジャッキであることを特徴とするスキッド。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載のスキッドにおいて、
前記スキッド本体部の上面には前記レールの幅方向に延びた摺動溝が形成される一方、前記スライドテーブルの下面には摺動部が突設され、この摺動部が前記摺動溝に嵌め込まれており、
前記スライドテーブルは、前記摺動溝に沿って前記レールの幅方向に摺動可能であること、
を特徴とするスキッド。 - 請求項5に記載のスキッドにおいて、
前記スキッド本体部の摺動溝と前記スライドテーブルの摺動部との間には摺動材が介設されていることを特徴とするスキッド。 - 請求項1〜6の何れか1項に記載のスキッドにおいて、
前記ターンテーブルに形成された旋回ピン穴と、前記スライドテーブルに形成された旋回ピン穴に鉛直方向に挿入された旋回ピンを有しており、
前記ターンテーブルは、前記旋回ピンを前記鉛直方向の旋回軸とし、前記旋回ピン回りに水平に旋回可能であること、
を特徴とするスキッド。 - 請求項7に記載のスキッドにおいて、
前記スライドテーブルの旋回ピン穴と前記旋回ピンとの間には摺動材が介設されていることを特徴とするスキッド。 - 請求項1〜8の何れか1項に記載のスキッドにおいて、
前記スライドテーブルと前記ターンテーブルの間には摺動材が介設されていることを特徴とするスキッド。 - 請求項1〜9の何れか1項に記載のスキッドにおいて、
前記ターンテーブルに形成された旋回防止ピン穴と、前記スライドテーブルに形成された旋回防止ピン穴に挿入された旋回防止ピンを有することを特徴とするスキッド。 - 請求項1〜9の何れか1項に記載のスキッドにおいて、
前記ターンテーブルの両側面と前記スライドテーブルの両側面とに当てられ、前記スライドテーブル又は前記ターンテーブルに着脱可能に固定された旋回防止プレートを有することを特徴とするスキッド。 - 請求項1〜11の何れか1項に記載のスキッドと、
前記スキッドを前記レールに沿って機器搬入方向前方へ移動させるスキッド駆動手段と、
を有することを特徴とする機器搬入装置。 - 請求項12に記載の機器搬入装置において、
前記スキッド駆動手段は、
前記スキッドの機器搬入方向後方において、両端の反力受け固定部が前記レールに着脱可能に固定された油圧ジャッキ反力受けと、
ジャッキ本体部の基端側が前記油圧ジャッキ反力受けに連結され、ピストンロッドの先端側が前記スキッドに連結された油圧ジャッキと、
を備えた構成であることを特徴とする機器搬入装置。 - 請求項13に記載の機器搬入装置において、
前記レールの上面には、複数の固定ピン穴が前記レールの長手方向に沿って一列に配設されており、
前記油圧ジャッキ反力受けの反力受け固定部は、固定ピンが、前記レールに設けられた前記固定ピン穴と、前記反力受け固定部に設けられた固定ピン穴とに挿入されることにより、前記レールに着脱可能に固定されていること、
を特徴とする機器搬入装置。 - 請求項12に記載の機器搬入装置を用いて、前記被搬入機器を、原子炉格納容器の機器搬入口を通過する途中から前記原子炉格納容器内へと搬入する機器搬入方法であって、
前記機器搬入口には前記1対のレールである第1レールが設置される一方、前記原子炉格納容器内には一対の第2レールが設置され、前記第1レールと前記第2レールは屈折した配置になっており、
前記被搬入機器が前記機器搬入口を通過する途中で、前記スライドテーブル駆動手段によって、前記スライドテーブルを、前記第1レールの幅方向で且つ前記第2レールが設置されている方向と反対方向に摺動させることにより、前記スライドテーブルとともに前記ターンテーブル及び前記被搬入機器を前記反対方向へ移動させた後、
前記被搬入機器が前記機器搬入口を通過する途中から、前記被搬入機器の機器搬入方向後部を前記スキッドの前記ターンテーブルに載せ、且つ、前記被搬入機器の機器搬入方向前端をクレーンで吊り上げた状態で、前記クレーンにより、前記被搬入機器を前記ターンテーブルとともに前記旋回軸回りに水平に前記第2レールが設置されている方向へ旋回させ、
且つ、前記スキッド駆動手段によって、前記被搬入機器を、前記スキッドとともに前記第1レールに沿って機器搬入方向前方へ移動させることにより、
前記被搬入機器を、前記第2レールまで搬入することを特徴とする機器搬入方法。 - 請求項13又は14に記載の機器搬入装置を用いて、前記被搬入機器を、原子炉格納容器の機器搬入口を通過する途中から前記原子炉格納容器内へと搬入する機器搬入方法であって、
前記機器搬入口には前記1対のレールである第1レールが設置される一方、前記原子炉格納容器内には一対の第2レールが設置され、前記第1レールと前記第2レールは屈折した配置になっており、
前記被搬入機器が前記機器搬入口を通過する途中で、前記スライドテーブル駆動手段によって、前記スライドテーブルを、前記第1レールの幅方向で且つ前記第2レールが設置されている方向と反対方向に摺動させることにより、前記スライドテーブルとともに前記ターンテーブル及び前記被搬入機器を前記反対方向へ移動させた後、
前記被搬入機器が前記機器搬入口を通過する途中から、前記被搬入機器の機器搬入方向後部を前記スキッドの前記ターンテーブルに載せ、且つ、前記被搬入機器の機器搬入方向前端をクレーンで吊り上げた状態で、前記クレーンにより、前記被搬入機器を前記ターンテーブルとともに前記旋回軸回りに水平に前記第2レールが設置されている方向へ旋回させ、
且つ、前記油圧ジャッキ反力受けの反力受け固定部を前記第1レールに固定した状態で、前記油圧ジャッキのピストンロッドを伸ばすことにより、前記スキッドとともに前記被搬入機器を、前記第1レールに沿って機器搬入方向前方へ移動させる第1手順と、この第1手順を実施後、前記油圧ジャッキ反力受けの反力受け固定部の前記第1レールへの固定を解除した後、前記油圧ジャッキのピストンロッドを縮めることにより、前記油圧ジャッキ反力受けを機器搬入方向前方へ前記第1レールに沿って移動させ、この移動位置において、前記油圧ジャッキ反力受けの反力受け固定部を前記第1レールに固定する第2手順とを、順次繰り返して、前記被搬入機器を前記第1レールに沿って移動させることにより、
前記被搬入機器を、前記第2レールまで搬入することを特徴とする機器搬入方法。 - 機器搬入装置を用いて、被搬入機器を、原子炉格納容器の機器搬入口を通過する途中から前記原子炉格納容器内へと搬入する機器搬入方法であって、
前記機器搬入装置は、前記被搬入機器を一対のレールに沿って移動させるためのスキッドと、前記スキッドを前記レールに沿って機器搬入方向前方へ移動させるスキッド駆動手段と、を有するものであり、
前記スキッドは、両端部が前記レールの上面に載せられて当該上面上を摺動するスキッド本体部と、前記スキッド本体部の上側に設置されて、鉛直方向の旋回軸回りに水平に旋回可能な、前記被搬入機器が載置されるターンテーブルと、を有するものであり、
前記機器搬入口には前記1対のレールである第1レールが設置される一方、前記原子炉格納容器内には一対の第2レールが設置され、前記第1レールと前記第2レールは屈折した配置になっており、
前記被搬入機器が前記機器搬入口を通過する途中から、前記被搬入機器の機器搬入方向後部を前記スキッドの前記ターンテーブルに載せ、且つ、前記被搬入機器の機器搬入方向前端をクレーンで吊り上げた状態で、前記クレーンにより、前記被搬入機器を前記ターンテーブルとともに前記旋回軸回りに水平に前記第2レールが設置されている方向へ旋回させ、
且つ、前記スキッド駆動手段によって、前記被搬入機器を、前記スキッドとともに前記第1レールに沿って機器搬入方向前方へ移動させることにより、
前記被搬入機器を、前記第2レールまで搬入することを特徴とする機器搬入方法。 - 機器搬入装置を用いて、被搬入機器を、原子炉格納容器の機器搬入口を通過する途中から前記原子炉格納容器内へと搬入する機器搬入方法であって、
前記機器搬入装置は、前記被搬入機器を一対のレールに沿って移動させるためのスキッドと、前記スキッドを前記レールに沿って機器搬入方向前方へ移動させるスキッド駆動手段と、を有するものであり、
前記スキッドは、両端部が前記レールの上面に載せられて当該上面上を摺動するスキッド本体部と、前記スキッド本体部の上側に設置されて、鉛直方向の旋回軸回りに水平に旋回可能な、前記被搬入機器が載置されるターンテーブルと、を有するものであり、
前記スキッド駆動手段は、前記スキッドの機器搬入方向後方において、両端の反力受け固定部が前記レールに着脱可能に固定された油圧ジャッキ反力受けと、ジャッキ本体部の基端側が前記油圧ジャッキ反力受けに連結され、ピストンロッドの先端側が前記スキッドに連結された油圧ジャッキと、を備えた構成であり、
前記機器搬入口には前記1対のレールである第1レールが設置される一方、前記原子炉格納容器内には一対の第2レールが設置され、前記第1レールと前記第2レールは屈折した配置になっており、
前記被搬入機器が前記機器搬入口を通過する途中から、前記被搬入機器の機器搬入方向後部を前記スキッドの前記ターンテーブルに載せ、且つ、前記被搬入機器の機器搬入方向前端をクレーンで吊り上げた状態で、前記クレーンにより、前記被搬入機器を前記ターンテーブルとともに前記旋回軸回りに水平に前記第2レールが設置されている方向へ旋回させ、
且つ、前記油圧ジャッキ反力受けの反力受け固定部を前記第1レールに固定した状態で、前記油圧ジャッキのピストンロッドを伸ばすことにより、前記スキッドとともに前記被搬入機器を、前記第1レールに沿って機器搬入方向前方へ移動させる第1手順と、この第1手順を実施後、前記油圧ジャッキ反力受けの反力受け固定部の前記第1レールへの固定を解除した後、前記油圧ジャッキのピストンロッドを縮めることにより、前記油圧ジャッキ反力受けを機器搬入方向前方へ前記第1レールに沿って移動させ、この移動位置において、前記油圧ジャッキ反力受けの反力受け固定部を前記第1レールに固定する第2手順とを、順次繰り返して、前記被搬入機器を前記第1レールに沿って移動させることにより、
前記被搬入機器を、前記第2レールまで搬入することを特徴とする機器搬入方法。
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