JP5962224B2 - ノイズ対策設計検査についての情報処理方法、装置及びプログラム - Google Patents

ノイズ対策設計検査についての情報処理方法、装置及びプログラム Download PDF

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Description

本技術は、EMC(Electromagnetic Compatibility)対策設計の検査技術に関する。
プリント基板に搭載されるLSI(Large Scale Integrated circuit)はノイズを発生しており、配線パターンからはノイズ電磁波を放射している。また、配線パターンは静電気等のノイズを受けると、LSIの誤動作の原因となる。ノイズによる電磁波の放射や誤動作を防止するためにEMC対策設計が行われており、この設計品質をチェックするEMC設計チェックシステムが存在している。EMC設計チェックとは、電磁波放射量が大となる恐れのあるネットが存在するか否かを検出するチェックである。このチェックにより検出されたネットにEMC対策を行うことで、電磁波放射量を減らし、かつ、LSIの誤動作を防止するものである。
従来は、CAD(Computer Aided Design)の情報である配置座標や部品情報から、EMCに関連するネット毎に各種要素を全て採点し、その合計点により順位付けを行っている。例えば、図1に示すように、チェック1乃至5の5つの要素について、NET001乃至NET1000の1000個のネットをチェックする場合、5×1000=5000回チェックを行うことになる。そして、例えばチェック1乃至5で問題がない(検査をパスするとも呼ぶ。)場合には0点、チェック1で問題があれば10点、チェック2で問題があれば5点、チェック3で問題があれば10点、チェック4で問題があれば7点、チェック5で問題があれば10点といったように点数を付与するとする。そうすると、例えば図2に示すように、5000回のチェック結果がテーブルに登録され、ネット毎に点数の合計点(評価点)が算出される。この評価点が大きい順に並べれば、対策を実施すべきネットを選択することができる。但し、評価点がたとえ閾値未満であっても閾値を数点下回るだけであれば、対策を実施すべきと判定すべき場合もあるため、必ずしも一律にネットの選択ができるわけでもない。
以上の例では1000ネット程度であるが、実際により多くのネットについてチェックを実施することになるため、チェック全体の時間が長くなってしまう。
特開2010−257098号公報 特開平6−325109号公報 特開2011−8664号公報 特開2008−181353号公報 特開2002−32428号公報 特開2005−223120号公報 特開2006−172370号公報
本技術の目的は、EMC対策設計の検査に係る時間を短縮するための技術を提供することである。
本技術に係る情報処理方法は、基板に設けられる複数のネットに対する複数のノイズ対策設計検査について、検査をパスした場合に省略可能な他のノイズ対策設計検査に基づき決定された実行順序において最初のノイズ対策設計検査を、前記複数のネットの各々について実施する処理と、複数のネットの各々について、少なくとも直前に実施したノイズ対策設計検査の検査結果に基づき実行順序において省略不能な次のノイズ対策設計検査があれば、当該次のノイズ対策設計検査を実施する処理とを含む。
EMC対策設計の検査に係る時間を短縮できるようになる。
図1は、従来技術を説明するための図である。 図2は、従来技術を説明するための図である。 図3は、チェックの上位下位の関係を表す図である。 図4は、本実施の形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。 図5は、情報処理装置が実施するメインの処理フローを示す図である。 図6は、基板の一例を示す図である。 図7は、チェックの具体的処理を示す図である。 図8は、チェック結果のテーブルの初期状態を示す図である。 図9は、内層化チェックの処理結果の一例を示す図である。 図10は、チェック結果のテーブルの第2の状態を示す図である。 図11は、チェック結果のテーブルの第3の状態を示す図である。 図12は、チェック結果のテーブルの第4の状態を示す図である。 図13は、チェック結果のテーブルの第5の状態を示す図である。 図14は、チェック結果の集計結果の一例を示す図である。 図15は、集計結果のソート結果の一例を示す図である。 図16は、本実施の形態の効果を説明するための図である。 図17は、他の実施の形態の処理フローを示す図である。 図18は、他の実施の形態の処理フローを示す図である。 図19は、コンピュータの機能ブロック図である。
本実施の形態では、5項目のチェックを行う場合を想定する。すなわち、(1)チェック1:内層化パターンチェック(ネットが内層にある度合いについてのチェック)、(2)チェック2:表面パターン長チェック(ネットが基板表面に現れている度合いについてのチェック)、(3)チェック3:対策部品までの長さについての対策部品距離チェック(ノイズを発生する半導体チップと対策部品との間の長さについてのチェック)、(4)チェック4:パターンのガード化チェック(左又は右がガードされている度合いについてのチェック)、(5)チェック5:基板端チェック(ネットが基板端に近接している度合いについてのチェック)を想定する。
このようなチェックを実施する場合には、チェック1で問題がないと判断されると、チェック2、3及び5についてはチェックを省略することができる。これは、ネットが基準以上に内層化されている場合には、電磁波の放射が抑制されているため、ネットが長いことによって放射される電磁波についてのチェックであるチェック2及び3については省略できるためである。また、内層化されていれば、基板の端に配置しても電磁波の放射は抑制されているので、チェック5についても省略できる。
さらに、チェック2で問題がなければ、その効果からチェック3及び4については省略できる。また、チェック3で問題なければ、その効果からチェック4については省略できる。さらに、チェック4で問題なければ、そのネットを基板端に配置しても電磁波放射が増加する恐れはないので、チェック5については省略できる。
省略可否に基づくこのようなチェックの上位下位関係(優先関係又は従属関係とも呼ぶ)をまとめると図3に示すようになる。すなわち、図3では、各行に示されているチェック1乃至5の各々で問題なしと判定された場合に、各列に示されているチェック1乃至5のうち×マークが付されたチェックを省略することができ、丸マークが付されたチェックは省略できない。
チェック1の場合には3つのチェックを省略でき、チェック2の場合には2つのチェックを省略でき、チェック3の場合には1つのチェックを省略でき、チェック4の場合には1つのチェックを省略でき、チェック5の場合には省略できるチェックはない。
本実施の形態では、省略できる他のチェックの数が多い順にチェックを実施する。これによって全体として省略できるチェックの回数を増加させる。逆に言えば、自らのチェックに対して従属関係にない他のチェックの数が少ない順にチェックを実施する。
本実施の形態では、図3からも明らかなように、チェック1、チェック2、チェック3、チェック4、チェック5の順番で実施することになる。
なお、チェック3とチェック4とは省略できる他のチェックの数が同数であるが、このような場合には両者の上位下位関係に基づいて順番を決定する。すなわち、チェック3で問題なければチェック4を実施せずとも良いので、チェック3が優先して実施される。
結局、図3において「−」マークが付されているチェックについては、チェックで問題有りと判断されたチェックを表している。すなわち、そのチェックは省略されていない。
なお、一般的には、2つのチェックの各組み合わせについて上位下位関係を整理した上で、最上位から順番にチェックを並べれば、実行順序が決定される。
このようなチェックを実施するための情報処理装置1の構成例を図4に示す。本実施の形態に係る情報処理装置1は、ネットデータ格納部10と、チェック制御部11と、チェック結果格納部12と、出力部13と、印刷装置や表示装置などの出力装置14とを有する。
ネットデータ格納部10は、設計された基板に設けられる部品及びネットの配置座標及び接続関係を表すデータなどを格納する。
チェック制御部11は、第1チェック部111と、第2チェック部112と、第3チェック部113と、第4チェック部114と、第5チェック部115とを有する。第1チェック部111は、チェック1のための処理を実施する。第2チェック部112は、チェック2のための処理を実施する。第3チェック部113は、チェック3のための処理を実施する。第4チェック部114は、チェック4のための処理を実施する。第5チェック部115は、チェック5のための処理を実施する。チェック制御部11は、これらのチェック部111乃至115についての制御を行う。
チェック結果格納部12は、各チェック部のチェック結果を格納する。出力部13は、チェック結果からEMC対策を行うべきネットのリストを生成し、出力装置14に出力させる。
次に、図5乃至図15を用いて、情報処理装置1の処理内容を説明する。まず、チェック制御部11は、第1チェック部111に、ネットデータ格納部10に格納されているデータを用いて、チェック1の内層化チェックを実施させる(ステップS1)。
内層化チェックについては、図6のような基板の例を用いて具体的に説明する。図6の基板では、基板表面にIC1乃至IC5が設けられており、IC1のd1乃至d4ピンはクロック信号の出力ピンである。IC1からIC2を繋ぐネットの一部が内層化されており、点線で表されている。IC1から他のICを繋ぐネットは内層化されておらず、表面パターンに現れているものとする。
信号パターンからは、電磁波が放射されるが、パターンの上下をグランドや電源の広いパターンで挟むと、放射は小さくなる。従って、IC1のd1ピンについてのネットについては、内層化されたパターンのパターン長L2で、表面パターンのパターン長L1とすると、内層化チェックでは、表面露出率W1=L1/(L1+L2)を算出する。図6の例では、W1=0.2となる。d2ピン乃至d4ピンについてはW1=1となる。
なお、ステップS1乃至S9の基本的な処理フローを図7に示す。なお、チェック制御部11は、ネットデータ格納部10に格納されているネットのリストから、チェック結果格納部12に図8に示すようなテーブルを用意する。図8の例では、ネットにはNET001乃至NET007があり、チェック1乃至5の各列にチェック結果を登録するようになっている。なお、チェック結果については無次元数、すなわち比率又は百分率として数値を算出し、最後にネット毎に数値を合計できるようにする。
各チェック部は、チェック結果格納部12のテーブルに登録されているネットのうち未処理のネットを1つ特定する(図7:ステップS21)。各チェック部は、特定されたネットについて、本チェックを省略できるのか判断する(ステップS23)。例えば、図8に示すようなテーブルにおいて、数値が未登録の場合には省略不可であり、数値が登録されていれば省略可能であると判断する。これは、以下で示すように今回のチェック結果でエラーが発生していなければ図5に示したチェックの上位下位関係に従って、省略可能なチェックについて「0」(%)を登録してしまうためである。
また、図5に示したチェックの上位下位関係と、特定されたネットについての少なくとも直前のチェック結果とに基づき、本チェックが省略可能か判断してもよい。内層化チェックについては省略不可と判断されるが、表面パターン長チェック(チェック2)については内層化チェックでエラー判定されなければ省略可能で、エラー判定されれば省略不可と判断される。
本チェックを省略できる場合には処理はステップS31に移行する。一方、本チェックを省略できない場合には、各チェック部は、ネットデータ格納部10に格納されているネットの配置情報等を用いてチェックによる数値を算出し、予め設定されている閾値と比較することでエラー判定を実施し、算出された数値及び判定結果をチェック結果としてチェック結果格納部12におけるテーブルに格納する(ステップS25)。
図6を用いて説明した方法で内層化チェックについての数値W1を算出し、閾値以下であれば問題なしと判定し、閾値を超えている場合にはエラーと判定する。
エラーと判定された場合には(ステップS27:Yesルート)、処理はステップS31に移行する。一方、エラーと判定されなかった場合には(ステップS27:Noルート)、各チェック部は、上位下位関係において本チェックの下位チェックの省略設定を、チェック結果格納部12におけるテーブルに対して行う(ステップS29)。すなわち、上でも述べたように省略可能なチェックのチェック結果として「0」(%)を設定する。そして処理はステップS31に移行する。具体的には、チェック2、チェック3及びチェック5について省略設定として「0」(%)を設定する。
ステップS31では、各チェック部は、チェック結果格納部12のテーブルにおいて未処理のネットが存在するか判断し(ステップS31)、未処理のネットが存在する場合にはステップS21に戻る。一方、未処理のネットが存在しない場合には、呼出元の処理に戻る。
内層化チェックについて処理を実施すると、例えば図9に示すようなテーブルが、チェック結果格納部12において生成されることになる。図9の例では、NET001、NET002、NET006及びNET007については閾値40%以下であるから、内層化チェックで問題なし(OK)と判定されている。一方、NET003、NET004及びNET005については、閾値40%を超えているので、エラーと判定される。OKと判定されたNET001、NET002、NET006及びNET007については、チェック2、チェック3及びチェック5を省略できるので、それぞれについて「0」%を登録することでそれらのチェックを省略できるようにする。
図5の処理の説明に戻って、チェック制御部11は、ネットデータ格納部10に格納されているデータを用いて、第2チェック部112に表面パターン長チェックを実施させる(ステップS3)。
表面パターン長チェックについては、図6のような基板の例を用いて具体的に説明する。ノイズ源である信号パターンは、パターン長が長いほど電磁波の放射は増大する。しかしながら、パターン長は基板の大きさで制限されるため、基板の長手方向の長さに対するパターン長の比率W2を評価指標として採用する。すなわち、表面に露出しているパターンの全長L、基板サイズKx×Kyのうち長手方向の長さをKMAX(図6の例ではKx)とすると、表面パターン長率W2=L/KMAXとなる。図6の例では、例えばピンd1についてのネットのW2は0.2、ピンd2についてのネットのW2は0.5、ピンd3についてのネットのW2は0.65、ピンd4についてのネットのW2は0.1である。
第2チェック部112も、図7の処理を実施する。但し、ステップS23では、図9の例では、直前のチェック結果に基づき「0」(%)が登録されていないネットについては省略不可と判断してパターン長チェックを実施する。パターン長チェックの場合には、直前のチェック結果(内層化チェックのチェック結果)に基づき省略の可否が決定される。
また、ステップS29では、図3に示した上位下位関係から、チェック3及びチェック4については省略可能となるので、パターン長チェックで問題ない場合(すなわちパスした場合)には、チェック3及びチェック4の省略設定として「0」(%)を設定する。
例えば図10に示すように、内層化チェックの結果からして、NET003、NET004及びNET005についてパターン長チェックを実施することになる。図10の例では、NET003については閾値40%以下の表面パターン長率W2が得られるので、問題なしと判断されてチェック3及びチェック4については省略設定として「0」(%)を登録する。NET004及びNET005については閾値40%を超えている表面パターン長率W2が得られているので、問題有りと判断される。
次に、チェック制御部11は、ネットデータ格納部10に格納されているデータを用いて、第3チェック部113に対策部品距離チェックを実施する(ステップS5)。
対策部品距離チェックについては、図6のような基板の例を用いて具体的に説明する。
(あ)クロック信号の場合、
クロック信号からは電磁波が放射されるが、対策部品があると放射は少なくなる。また、対策部品がクロックの出力ピンに近いほど小さくなる。従って、ICのクロック出力ピンから対策部品までの距離LPの、全長Lに対する割合W3で評価する。すなわち、W3=LP/Lである。なお、対策部品がない場合には、クロック出力ピンから対策部品までの距離LP=パターン全長Lとなる。図6のICのピンをクロック出力ピンとすると、出力ピンd1についてのW3は1であり、出力ピンd2についてのW3は1であり、対策部品が接続されている出力ピンd3についてのW3は0.15であり、出力ピンd4についてのW3は1である。
(い)リセット信号の場合
リセット信号は、電磁波放射は無いが外部からのノイズを受け誤動作を起こす場合がある。その危険度は、パターンが長いほど増大する。しかし、ICの入力ピンの直ぐそばに対策部品を置くことでノイズを受ける部分のパターンが短くなるので、ICの入力ピンから対策部品までの距離LPの、パターン全長Lに対する割合で危険度W3を表す。この場合も対策部品が存在しない場合には、IC入力ピンから対策部品までの距離LP=パターン全長Lとなる。図6のICのピンをリセット入力ピンであるとすると、入力ピンd1についてのW3は1であり、入力ピンd2についてのW3は1であり、対策部品が接続されている入力ピンd3についてのW3は0.15であり、入力ピンd4についてのW3は1である。
第3チェック部113も、図7の処理を実施する。但し、ステップS23では、図10の例では、最初のチェック結果及び直前のチェック結果に基づき「0」%が登録されていないネットについては省略不可と判断して対策部品距離チェックを実施する。
また、ステップS29では、図3に示した上位下位関係から、チェック4については省略可能となるので、対策部品距離チェックで問題ない場合には(すなわちパスした場合には)、チェック4について省略設定として「0」(%)を登録する。
例えば図11に示すように、内層化チェック及び表面パターン長チェックのチェック結果からするとNET004及びNET005について対策部品距離チェックを実施することになる。図11の例では、NET004については閾値40%以下の対策部品距離率W3が得られるので、問題なしと判断されてチェック4については省略設定として「0」(%)を設定する。NET005については閾値40%を超えている対策部品距離率W3が得られるので、問題有りと判断される。
次に、チェック制御部11は、ネットデータ格納部10に格納されているデータを用いて、第4チェック部114にガード化チェックを実施させる(ステップS7)。
ガード化チェックについては、図6のような基板の例を用いて具体的に説明する。
信号パターンからは、電磁波が放射されるが、パターンの左右か片方の近傍にグランドのビアやパターン(ガードグランドと呼ぶ)が設けられていると放射は小さくなる。従ってガードグランドが無い部分が長いほど電磁波の放射は大きくなる。従って、非ガード化率W4を、パターン全長Lに対するガードグランドが無い部分の割合で表す。すなわち、ガードグランドが一定距離(例えば1mm)以内にある部分をLGとすると、W4=(L−LG)/Lとなる。図6の例では、ガードグランドが設けられているのはd3ピンのネットであるから、d1ピンのW4は1であり、d2ピンのW4は1であり、d3ピンのW4は0.5であり、d4ピンのW4は1である。
第4チェック部114も、図7の処理を実施する。但し、ステップS23では、図11の例では、実施済みの3つのチェック結果に基づき「0」%が登録されていないネットについては省略不可と判断してガード化チェックを実施する。
また、ステップS29では、図3に示した上位下位関係から、チェック5については省略可能となるので、ガード化チェックで問題ない場合には、チェック5について省略設定として「0」(%)を登録する。
例えば図12に示すように、これまでのチェック結果からすると、NET001、NET002、NET005、NET006、NET007についてガード化チェックを実施することになる。図12の例では、NET005以外については閾値40%以下の非ガード化率W4が得られるので、問題なしと判断されてチェック5については「0」(%)を設定しようとするが、既に設定されているのでここでは設定しない。一方、NET005については閾値40%を超える非ガード化率W4が得られるので、問題有りと判断される。
次に、チェック制御部11は、ネットデータ格納部10に格納されているデータを用いて、第5チェック部115に基板端チェックを実施させる(ステップS9)。
基板端チェックについては、図6のような基板の例を用いて具体的に説明する。
基板端近くに信号パターンがあると、信号直下のグランド面積が不足し、電磁波の放射が増大する。パターン全長Lに対する基板端に近接している長さ(例えば基板の長手方向の長さ×0.01=2mm以内に配置されている長さ)の合計LEの割合W5である基板端率で評価する。すなわち、W5=LE/Lで算出する。図6の例では、例えば、d1ピンのネットについてはW5=0.85であり、d2ピンのネットについてはW5=0%であり、d3ピンのネットについてはW5=0%であり、d4ピンのネットについてはW5=0%である。
第5チェック部115も、図7の処理を実施する。但し、ステップS23では、図12の例では、実施済みの4つのチェック結果に基づき「0」%が登録されていないネットについては省略不可と判断して基板端チェックを実施する。
また、ステップS29では下位のチェックがもう無いので、特別な処理を実施しない。
例えば図13に示すように、これまでのチェック結果からすると、NET003、NET004、NET005について基板端チェックを実施することになる。図13の例では、NET003以外については閾値40%以下の基板端率が得られるので、問題なしと判断される。一方、NET003については閾値40%を超える基板端率が得られるので、問題有りと判断される。
そして、出力部13は、チェック結果格納部12に格納されているチェック結果を集計し、大きい順にソートする(ステップS11)。本実施の形態では、各チェックについて無次元数の数値を算出しているので、チェック結果として算出された数値を合計しても良い。図13の例について集計すると、図14に示すようになる。合計の値が大きい方がEMC対策を優先的に実施すべきネットということになるので、数値が大きい順にソートすると、図15のようになる。図15の例では、NET005、NET004、NET003、NET006、NET007、NET001、NET002の順番が得られる。
そして、出力部13は、ソート結果を出力装置14などに出力する(ステップS13)。ネットワークに接続されている他のコンピュータに出力する場合もある。
このようにすれば、実際に実行するチェックの回数を減らすことができ、処理時間を短縮することができるようになる。
例えば1000ネットの基板についてチェックを行って各チェックにおいて10%のエラーが発生すると仮定する。従来技術によれば5つのチェックを行う場合には、5000回チェックを実施することになる。一方、本実施の形態によれば、図16に示すように、チェック1を実施した1000ネットのうち900ネットについてはチェック4のみ実施すれば良くなる。一方、チェック1でエラーとなった100ネットのうち90ネットについてはチェック5のみを実施すれば良くなる。さらに、チェック2でエラーとなった10ネットのうち9ネットについてはチェック5のみを実施すれば良くなる。一方、チェック3でエラーとなった1ネットについてはチェック4及びチェック5が行われると仮定する。そうすると合計で2111回のチェックが行われるだけになるので、この例では2889回のチェックが省略される。
以上本技術の実施の形態を説明したが、本技術はこれに限定されるものではない。例えば、図4に示した機能ブロック図は一例であって、必ずしも実際のプログラムモジュール構成と一致するわけではない。また、処理フローについても、処理結果が変わらない限り変形することができる。例えば、上で述べた例ではチェック1を全てのネットについて実施した後に、該当するネットについてチェック2を実施し、該当するネットについてチェック3を実施し、該当するネットについてチェック4を実施し、該当するネットについてチェック5を実施するという処理フローを示した。しかしながら、1つのネットについてチェック1を実施した後、当該チェック1のチェック結果に従って直ぐにそのネットについて次のチェックを実施するようにしても良い。例えば、チェック1がエラーであれば、チェック2を実施し、チェック2をパスするとチェック5を実施する。このネットについてチェック5が完了した後に、次のネットについて同様に処理を行うようにしても同様の結果が得られる。このような場合、図17及び図18に示されるような処理フローで処理される。すなわち、この処理フローでは、外側にネット毎のループが設けられており、各ネットについては、最初に内層化チェックを実施し、それ以降のチェックは、直前のチェック結果に基づき、基本的な実行順番(すなわちチェック1、2、3、4、5の順番)において省略不能とされる次のチェックを実施するものである。
内層化チェックで問題なしと判断された場合には省略不能なチェック4であるガード化チェックを実施して次のネットについての処理に移行する。内層化チェックで問題有りと判断された場合には実行順番に従って表面パターン長チェックを実施して、表面パターン長チェックで問題なしと判断されると、省略不能なチェック5である基板端チェックを実施して次のネットについての処理に移行する。表面パターン長チェックで問題有りと判断された場合には実行順番に従って対策部品距離チェックを実施して、対策部品距離チェックで問題なしと判断されると省略不能なチェック5である基板端チェックを実施して次のネットについての処理に移行する。一方、対策部品距離チェックで問題有りと判断された場合には実行順番に従ってガード化チェックを実施して、ガード化チェックで問題なしと判断されると次のネットについての処理に移行する。ガード化チェックで問題有りと判断されると実行順番に従って基板端チェックを実施して、次のネットについての処理に移行する。このように実行の要否を判断するのではなくロジックに組み込んでも良い。
さらに、情報処理装置1を1台のコンピュータで実施する場合もあれば、複数台のコンピュータで実施する場合もある。さらに、スタンドアロン型の実施だけではなく、サーバ・クライアント型の実施であっても良い。すなわち、ネットワークに繋がったクライアントコンピュータからの要求に応じて、上で述べた処理をサーバで実施して処理結果をクライアントコンピュータに返信するようにしても良い。
また、上では各チェックについて同一の閾値が用いられる例が示されているが、異なる閾値が設定される場合もある。
なお、上で述べた情報処理装置1は、コンピュータ装置であって、図19に示すように、メモリ2501とCPU(Central Processing Unit)2503とハードディスク・ドライブ(HDD:Hard Disk Drive)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。CPU2503は、アプリケーション・プログラムの処理内容に応じて表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、所定の動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、主としてメモリ2501に格納されるが、HDD2505に格納されるようにしてもよい。本技術の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及びアプリケーション・プログラムなどのプログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
以上述べた本実施の形態をまとめると、以下のようになる。
本実施の形態に係る情報処理方法は、(A)基板に設けられる複数のネットに対する複数のノイズ対策設計検査について、検査をパスした場合に省略可能な他のノイズ対策設計検査に基づき決定された実行順序において最初のノイズ対策設計検査を、複数のネットの各々について実施する処理と、(B)複数のネットの各々について、少なくとも直前に実施したノイズ対策設計検査の検査結果に基づき実行順序において省略不能な次のノイズ対策設計検査があれば、当該次のノイズ対策設計検査を実施する処理とを含む。
このようにすれば、全体のチェック回数を削減できて処理時間を短縮できるようになる。
なお、上で述べた複数のノイズ対策設計検査が、内層化についての第1の検査と、基板の表面のパターン長についての第2の検査と、ノイズ対策部品についての第3の検査と、ガードパターンについての第4の検査と、基板の端からの距離についての第5の検査とを含むようにしても良い。この場合、実行順序が、第1の検査、第2の検査、第3の検査、第4の検査、第5の検査の順であり、第1の検査について省略可能な他のノイズ対策設計検査が、第2の検査、第3の検査、第5の検査であり、第2の検査について省略可能な他のノイズ対策設計検査が、第3の検査及び第4の検査であり、第3の検査について省略可能な他のノイズ対策設計検査が第4の検査であり、第4の検査について省略可能な他のノイズ対策設計検査が第5の検査である場合もある。
このように検査の省略可能性によって上位下位の関係が存在しており、実行順番を上位下位の関係に従って設定することで、効率的な検査が可能となる。
また、複数のノイズ対策設計検査の各検査結果が無次元量で表され、複数のノイズ対策設計検査の各検査結果を加算して、検査結果を表す値が大きい順に複数のネットをソートするようにしても良い。総合的に複数のネットを比較できるようになる。
さらに、複数のノイズ対策設計検査の各々について閾値が設定されており、検査をパスしたか否かを、当該閾値を超えているか否かによって判断するようにしても良い。
さらに、上で述べた第1の検査において、ネットのパターンの全長に対する、当該パターンのうち表面層に露出する部分の長さの比率を算出するようにしても良い。
また、上で述べた第2の検査において、基板の長手方向の長さに対する、表面層に露出するパターン部分の長さの比率を算出するようにしても良い。
さらに、上で述べた第3の検査において、ネットのパターン全長に対する、対策部品とノイズの影響を受ける素子との間におけるパターンの長さの比率を算出するようにしても良い。
さらに、上で述べた第4の検査において、ネットのパターン全長に対する、当該ネットの左又は右にガードパターンが存在しない部分の長さの比率を算出するようにしても良い。
さらに、上で述べた第5の検査において、ネットのパターン全長に対する、基板の端から一定距離以内のパターン部分の長さの合計の比率を算出するようにしても良い。
なお、上で述べたような処理をコンピュータに実施させるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROMなどの光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ(例えばROM)、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
基板に設けられる複数のネットに対する複数のノイズ対策設計検査について、検査をパスした場合に省略可能な他のノイズ対策設計検査に基づき決定された実行順序において最初のノイズ対策設計検査を、前記複数のネットの各々について実施し、
前記複数のネットの各々について、少なくとも直前に実施したノイズ対策設計検査の検査結果に基づき前記実行順序において省略不能な次のノイズ対策設計検査があれば、当該次のノイズ対策設計検査を実施する
処理を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記2)
前記複数のノイズ対策設計検査が、
前記内層化についての第1の検査と、前記基板の表面のパターン長についての第2の検査と、ノイズ対策部品についての第3の検査と、ガードパターンについての第4の検査と、前記基板の端からの距離についての第5の検査と、
を含み、
前記実行順序が、前記第1の検査、前記第2の検査、前記第3の検査、前記第4の検査、前記第5の検査の順であり、
前記第1の検査について省略可能な前記他のノイズ対策設計検査が、前記第2の検査、前記第3の検査、前記第5の検査であり、
前記第2の検査について省略可能な前記他のノイズ対策設計検査が、前記第3の検査、前記第4の検査であり、
前記第3の検査について省略可能な前記他のノイズ対策設計検査が、前記第4の検査であり、
前記第4の検査について省略可能な前記他のノイズ対策設計検査が、前記第5の検査である
付記1記載のプログラム。
(付記3)
前記複数のノイズ対策設計検査の各検査結果が無次元量で表され、
前記複数のノイズ対策設計検査の各検査結果を加算して、検査結果を表す値が大きい順に前記複数のネットをソートする
付記1又は2記載のプログラム。
(付記4)
前記複数のノイズ対策設計検査の各々について閾値が設定されており、
前記検査をパスしたか否かを、当該閾値を超えているか否かによって判断する
付記3記載のプログラム。
(付記5)
前記第1の検査において、前記ネットのパターンの全長に対する、当該パターンのうち表面層に露出する部分の長さの比率を算出する
付記2記載のプログラム。
(付記6)
前記第2の検査において、前記基板の長手方向の長さに対する、表面層に露出するパターン部分の長さの比率を算出する
付記2記載のプログラム。
(付記7)
前記第3の検査において、前記ネットのパターン全長に対する、前記対策部品とノイズの影響を受ける素子との間におけるパターンの長さの比率を算出する
付記2記載のプログラム。
(付記8)
前記第4の検査において、前記ネットのパターン全長に対する、当該ネットの左又は右にガードパターンが存在しない部分の長さの比率を算出する
付記2記載のプログラム。
(付記9)
前記第5の検査において、前記ネットのパターン全長に対する、前記基板の端から一定距離以内のパターン部分の長さの合計の比率を算出する
請求項2記載のプログラム。
(付記10)
基板に設けられる複数のネットに対する複数のノイズ対策設計検査について、検査をパスした場合に省略可能な他のノイズ対策設計検査に基づき決定された実行順序において最初のノイズ対策設計検査を、前記複数のネットの各々について実施し、
前記複数のネットの各々について、少なくとも直前に実施したノイズ対策設計検査の検査結果に基づき前記実行順序において省略不能な次のノイズ対策設計検査があれば、当該次のノイズ対策設計検査を実施する
処理を、コンピュータにより実行する情報処理方法。
(付記11)
基板に設けられる複数のネットのデータを格納するデータ格納部と、
前記複数のネットに対する複数のノイズ対策設計検査について、検査をパスした場合に省略可能な他のノイズ対策設計検査に基づき決定された実行順序において最初のノイズ対策設計検査を、前記複数のネットの各々について実施し、前記複数のネットの各々について、少なくとも直前に実施したノイズ対策設計検査の検査結果に基づき前記実行順序において省略不能な次のノイズ対策設計検査があれば、当該次のノイズ対策設計検査を実施するチェック部と、
を有する情報処理装置。
10 ネットデータ格納部
11 チェック制御部
12 チェック結果格納部
13 出力部
14 出力装置

Claims (6)

  1. 基板に設けられる複数のネットに対する3以上のノイズ対策設計検査について検査をパスした場合に省略可能な他のノイズ対策設計検査の数の多い順に決定された実行順序であって、前記省略可能な他のノイズ対策設計検査の数が同数であればノイズ対策設計検査の上位下位関係からより上位となるノイズ対策設計検査を先に実行するように設定された前記実行順序において、最初のノイズ対策設計検査を、前記複数のネットの各々について実施し、
    前記複数のネットの各々について、少なくとも直前に実施したノイズ対策設計検査の検査結果に基づき前記実行順序において省略不能な次のノイズ対策設計検査があれば、当該次のノイズ対策設計検査を実施する
    処理を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
  2. 基板に設けられる複数のネットに対する複数のノイズ対策設計検査について、検査をパスした場合に省略可能な他のノイズ対策設計検査に基づき決定された実行順序において最初のノイズ対策設計検査を、前記複数のネットの各々について実施し、
    前記複数のネットの各々について、少なくとも直前に実施したノイズ対策設計検査の検査結果に基づき前記実行順序において省略不能な次のノイズ対策設計検査があれば、当該次のノイズ対策設計検査を実施する
    処理を、コンピュータに実行させ、
    前記複数のノイズ対策設計検査が、
    前記内層化についての第1の検査と、前記基板の表面のパターン長についての第2の検査と、ノイズ対策部品についての第3の検査と、ガードパターンについての第4の検査と、前記基板の端からの距離についての第5の検査と、
    を含み、
    前記実行順序が、前記第1の検査、前記第2の検査、前記第3の検査、前記第4の検査、前記第5の検査の順であり、
    前記第1の検査について省略可能な前記他のノイズ対策設計検査が、前記第2の検査、前記第3の検査、前記第5の検査であり、
    前記第2の検査について省略可能な前記他のノイズ対策設計検査が、前記第3の検査、前記第4の検査であり、
    前記第3の検査について省略可能な前記他のノイズ対策設計検査が、前記第4の検査であり、
    前記第4の検査について省略可能な前記他のノイズ対策設計検査が、前記第5の検査である
    ログラム。
  3. 基板に設けられる複数のネットに対する複数のノイズ対策設計検査について、検査をパスした場合に省略可能な他のノイズ対策設計検査に基づき決定された実行順序において最初のノイズ対策設計検査を、前記複数のネットの各々について実施し、
    前記複数のネットの各々について、少なくとも直前に実施したノイズ対策設計検査の検査結果に基づき前記実行順序において省略不能な次のノイズ対策設計検査があれば、当該次のノイズ対策設計検査を実施する
    処理を、コンピュータに実行させ、
    前記複数のノイズ対策設計検査の各検査結果が無次元量で表され、
    前記複数のノイズ対策設計検査の各検査結果を加算して、検査結果を表す値が大きい順に前記複数のネットをソートする
    処理をさらに前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
  4. 前記複数のノイズ対策設計検査の各々について閾値が設定されており、
    前記検査をパスしたか否かを、当該閾値を超えているか否かによって判断する
    請求項3記載のプログラム。
  5. 基板に設けられる複数のネットに対する3以上のノイズ対策設計検査について検査をパスした場合に省略可能な他のノイズ対策設計検査の数の多い順に決定された実行順序であって、前記省略可能な他のノイズ対策設計検査の数が同数であればノイズ対策設計検査の上位下位関係からより上位となるノイズ対策設計検査を先に実行するように設定された前記実行順序において、最初のノイズ対策設計検査を、前記複数のネットの各々について実施し、
    前記複数のネットの各々について、少なくとも直前に実施したノイズ対策設計検査の検査結果に基づき前記実行順序において省略不能な次のノイズ対策設計検査があれば、当該次のノイズ対策設計検査を実施する
    処理を、コンピュータにより実行する情報処理方法。
  6. 基板に設けられる複数のネットのデータを格納するデータ格納部と、
    前記複数のネットに対する3以上のノイズ対策設計検査について検査をパスした場合に省略可能な他のノイズ対策設計検査の数の多い順に決定された実行順序であって、前記省略可能な他のノイズ対策設計検査の数が同数であればノイズ対策設計検査の上位下位関係からより上位となるノイズ対策設計検査を先に実行するように設定された前記実行順序において、最初のノイズ対策設計検査を、前記複数のネットの各々について実施し、前記複数のネットの各々について、少なくとも直前に実施したノイズ対策設計検査の検査結果に基づき前記実行順序において省略不能な次のノイズ対策設計検査があれば、当該次のノイズ対策設計検査を実施するチェック部と、
    を有する情報処理装置。
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