JP5961844B2 - 搬送作業システム - Google Patents

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本発明は、搬送作業システムに関する。
従来、ベルトコンベア等の搬送装置によって搬送される作業対象物に対して、ロボットハンド等の作業装置でワークの取付作業等を行う搬送作業システムにおいて、搬送装置や作業装置が予期せず停止した場合に、作業対象物とワークとの衝突防止を図る技術が開発されている。
例えば、特許文献1には、ロボットハンドを載せた可動台とワークを載せたワーク搬送手段とを有する搬送作業システムにおいて、所定の作業領域で可動台とワーク搬送手段とをワーク支持手段で予め連結しておき、ワーク搬送手段が予期せずに停止した際に、ワーク搬送手段の惰性による減速及び停止に同期して可動台を制御して減速及び停止させることが記載されている。
特開2008−23689号公報
しかし、特許文献1に記載の技術は、搬送装置と作業装置を機械的に連結することを前提としており、搬送装置と作業装置とが分離している場合には、搬送装置と作業装置の質量差等によって停止するタイミングがずれるため、対応することができない。
例えば、搬送装置で搬送する作業対象物が車体などの重量物であり、作業装置とワークの合計質量がこれよりも軽量な場合において、停電などによって主電源が喪失したときに、作業装置及びワークよりも作業対象物の方が惰性(慣性)によって大きく動き、作業装置及びワークが作業対象物に干渉するおそれがある。このとき、作業装置を制御して干渉を回避することが考えられるが、主電源が喪失しているため、作業装置を制御することができない。なお、作業対象物よりも作業装置及びワークの方が惰性により大きく動く場合も同様である。
本発明は、これらの問題に鑑みて成されたものであり、主電源手段からの電力供給が停止した場合に、ワーク及び作業手段と作業対象物との干渉を抑制することが可能な搬送作業システムを提供することを課題とする。
本発明は、搬送経路に沿って作業対象物を搬送する搬送手段と、前記搬送手段と分離した状態で、ワークを把持しながら前記作業対象物と並走する作業手段と、前記作業手段の動作を制御する作業制御手段と、前記搬送手段、前記作業手段及び前記作業制御手段に電力を供給する主電源手段と、前記主電源手段による電力供給が遮断された場合に前記作業手段及び前記作業制御手段に電力を供給可能であり、前記作業対象物が惰性により減速して停止するまでの間に前記作業手段及び前記作業制御手段の制御に必要な電源容量を少なくとも有する補助電源手段と、を備え、前記作業制御手段は、前記主電源手段による電力供給が遮断された際に、惰性によって移動する前記作業対象物に前記作業手段及び前記ワークのいずれかが干渉するか否かを判定し、干渉しないと判定した場合は、前記補助電源手段から前記作業手段に電力を供給せずに前記作業手段を停止し、干渉すると判定した場合は、前記補助電源手段から前記作業手段に電力を供給し、前記作業対象物の惰性による減速及び停止に対応して、前記作業手段及び前記ワークと前記作業対象物との干渉を回避するように前記作業手段を制御することを特徴とする搬送作業システムである。
このような構成によれば、作業制御手段は、前記主電源手段による電力供給が遮断された際に、惰性によって移動する前記作業対象物に前記作業手段及び前記ワークのいずれかが干渉するか否かを判定し、干渉しないと判定した場合は、前記補助電源手段から前記作業手段に電力を供給せずに前記作業手段を停止し、干渉すると判定した場合は、前記補助電源手段から前記作業手段に電力を供給する。そして、作業制御手段は、干渉すると判定した場合に、作業対象物の惰性による減速及び停止に対応して、作業手段及びワークと作業対象物との干渉を回避するように作業手段を制御するので、ワーク及び作業手段と作業対象物との干渉が回避される。そのため、作業対象物やワークの破損を防止できるとともに、作業手段の故障を抑制することができる。
なお、作業制御手段の制御の一例としては、例えば、作業対象物の惰性による減速及び停止に同期して作業手段が減速及び停止するように作業手段を制御すること等が挙げられる。
また、本発明は、前記主電源手段による電力供給が遮断された場合に、惰性によって減速及び停止する前記作業対象物の移動速度を測定する計測手段をさらに備え、前記補助電源手段は、前記計測手段にも電力を供給可能であり、前記作業制御手段は、干渉すると判定した場合に、前記計測手段によって測定した前記作業対象物の移動速度に基づいて、前記作業手段を制御する構成とするのが好ましい。
このような構成によれば、補助電源手段は、前記計測手段にも電力を供給可能であるので、主電源手段による電力供給が遮断された場合でも、惰性によって減速及び停止する作業対象物の移動速度を測定することができる。そして、作業制御手段は、干渉すると判定した場合に、計測手段によって測定した前記作業対象物の移動速度に基づいて、前記作業手段を制御するので、ワーク及び作業手段と作業対象物との干渉を確実に抑制することができる。
また、前記作業制御手段は、干渉すると判定した場合に、前記作業対象物の質量が大きい程、前記主電源手段による電力供給が遮断された場合における前記作業手段及び前記ワークの移動が停止するまでの時間が長くなるように、記憶手段に予め記録した前記作業対象物の惰性による減速及び停止に関する情報と前記作業対象物の質量とに基づいて前記作業手段の移動速度を設定する構成とするのが好ましい。
このような構成によれば、作業制御手段は、干渉すると判定した場合に、作業対象物の質量を取得し、当該質量が大きい程、主電源手段による電力供給が遮断された場合における作業手段及びワークの移動が停止するまでの時間が長くなるように、記憶手段に予め記録した作業対象物の惰性による減速及び停止に関する情報と前記質量とに基づいて作業手段の移動速度を設定するので、前記した計測手段を用いる場合等に比較して簡素な構成で、ワーク及び作業手段と作業対象物との干渉を抑制することができる。
また、本発明は、搬送経路に沿って作業対象物を搬送する搬送手段と、前記搬送手段と分離した状態で、ワークを把持しながら前記作業対象物と並走する作業手段と、前記搬送手段の動作を制御する搬送制御手段と、前記搬送手段、前記作業手段及び前記搬送制御手段に電力を供給する主電源手段と、前記主電源手段による電力供給が遮断された場合に前記搬送手段及び前記搬送制御手段に電力を供給可能であり、前記作業手段及び前記ワークが惰性により減速して停止するまでの間に前記搬送手段及び前記搬送制御手段の制御に必要な電源容量を少なくとも有する補助電源手段と、を備え、前記搬送制御手段は、前記主電源手段による電力供給が遮断された際に、惰性によって移動する前記作業手段及び前記ワークのいずれかに前記作業対象物が干渉するか否かを判定し、干渉しないと判定した場合は、前記補助電源手段から前記搬送手段に電力を供給せずに前記搬送手段を停止し、干渉すると判定した場合は、前記補助電源手段から前記搬送手段に電力を供給し、前記作業手段及び前記ワークの惰性による減速及び停止に対応して、前記作業手段及び前記ワークと前記作業対象物との干渉を回避するように前記搬送手段を制御することを特徴とする搬送作業システムである。
このような構成によれば、前記搬送制御手段は、前記主電源手段による電力供給が遮断された際に、惰性によって移動する前記作業手段及び前記ワークのいずれかに前記作業対象物が干渉するか否かを判定し、干渉しないと判定した場合は、前記補助電源手段から前記搬送手段に電力を供給せずに前記搬送手段を停止し、干渉すると判定した場合は、前記補助電源手段から前記搬送手段に電力を供給する。そして、搬送制御手段は、干渉すると判定した場合に、作業手段及びワークの惰性による減速及び停止に対応して、作業手段及びワークと作業対象物との干渉を回避するように搬送手段を制御するので、ワーク及び作業手段と作業対象物との干渉が回避される。そのため、作業対象物やワークの破損を防止できるとともに、作業手段の故障を抑制することができる。
本発明によれば、主電源手段からの電力供給が停止した場合に、ワーク及び作業手段と作業対象物との干渉を抑制することが可能な搬送作業システムを提供することができる。
本実施形態に係る搬送作業システムの主要部を模式的に示した側面図である。 本実施形態に係る搬送作業システムの全体構成を示したブロック図である。 本実施形態に係る搬送作業システムの制御フロー図である。 他の実施形態に係る搬送作業システムの全体構成を示したブロック図である。 惰性によって減速して停止する車体の速度と時間の関係を模式的に示したマップである。
本発明の実施形態について、図1乃至図3を参照して詳細に説明する。説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施形態では、作業対象物である車体にワークであるインストルメントパネルを取り付ける場合を例にとって説明する。
図1は、搬送作業システムの主要部を模式的に示した側面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る搬送作業システム1は、搬送経路である組立ラインに沿って作業対象物である車体2を搬送する搬送装置3と、この搬送中の車体2に対するインストルメントパネル(以下、「インパネ4」という。)の取付作業を補助するロボットアーム5と、を主に備えている。
搬送手段である搬送装置3は、吊り下げ支持した車体2を所定速度vで搬送する装置である。搬送装置3は、搬送経路である組立ラインに沿って空中に設けられたレール31と、レール31の上を所定速度vで走行する台車32と、台車32から垂設されたハンガー33と、を備えている。ハンガー33は、車体2を吊り下げ支持している。また、搬送装置3は、図2に示すように、駆動装置であるモータ(図示せず)の回転数を計測するエンコーダ35を備えている。通常時において、エンコーダ35は、モータの回転数(すなわち搬送装置3の移動速度)に応じたパルスを発生し搬送制御装置6に送信している。
図1に戻って、作業手段であるロボットアーム5は、インパネ4の重量を軽減した状態に支持して作業員の作業負担を軽減する装置である。ロボットアーム5は、インパネ4を把持するアーム部51と、アーム部51を支持する本体部52と、を備えている。本体部52は、組立ラインに沿って床面に設置されたレール53上を走行する走行装置を備えている。これにより、ロボットアーム5は、搬送装置3と分離した状態で、インパネ4を把持しながら車体2と並走することができる。
なお、図示は省略するが、ロボットアーム5は、インパネ4の重量を軽減した状態に支持するためのバランサー装置を備えている。
作業対象物である車体2は、自動車の骨格を形成する鋼製部材(いわゆるモノコックボディ)であり、車室への出入り口となる開口部2aを備えている。
ワークであるインパネ4は、車室前部に取り付けられる樹脂製の車両部品である。インパネ4は、ロボットアーム5に支持された状態で、作業員の案内によって開口部2aから車室内に搬入された後、作業員の手作業で車体2に締結固定される。
なお、車体2の質量は、インパネ4とロボットアーム5の合計質量よりも大きい。そのため、仮に、同じ速度で移動している搬送装置3とロボットアーム5とが停電などによって非常停止する場合、なんの対策も行わなければ、惰性によって減速して停止するまでの移動距離は、インパネ4及びロボットアーム5よりも車体2の方が大きい。そのため、両者が干渉するおそれがある。
図2は、本実施形態に係る搬送作業システムの全体構成を示したブロック図である。
図2に示すように、搬送作業システム1は、搬送装置3と、ロボットアーム5と、搬送制御装置6と、ロボットアーム制御装置7と、主電源装置8と、補助電源装置9と、全体制御装置10と、計測装置11と、複数のリレーR1−R5と、を主に備えている。
搬送制御装置6は、搬送装置3の稼働、停止、搬送速度等を制御する装置である。搬送制御装置6は、ケーブルC1を介して主電源装置8から電力の供給を受けている。また、搬送制御装置6は、ケーブルC2を介して搬送装置3に電力及び制御信号を供給している。ケーブルC1は、リレーR1を備えている。また、ケーブルC1のリレーR1よりも上流側には、電圧計V1が設置されており、主電源装置8から電力が供給されているか否かを検出している。
ロボットアーム制御装置7は、ロボットアーム5の稼働、停止、走行速度等を制御する装置である。ロボットアーム制御装置7は、ケーブルC1,C3を介して主電源装置8から電力の供給を受けている。ケーブルC3は、リレーR1と電圧計V1の間でケーブルC1に接続されている。ケーブルC3は、2つのリレーR2,R3を備えている。ロボットアーム制御装置7は、ケーブルC4を介してロボットアーム5に電力及び制御信号を供給している。また、ロボットアーム制御装置7は、ケーブルC6を介して搬送装置3のエンコーダ35に接続されており、停電などの非常時にケーブルC6を介してエンコーダ35に電力を供給するとともにエンコーダ35からパルス信号を受信する。ケーブルC6は、リレーR5を備えている。
主電源装置8は、搬送装置3、ロボットアーム5、搬送制御装置6、ロボットアーム制御装置7、等の各装置に電力を供給する装置である。主電源装置8は、例えば外部の発電所からの電力を所定の電圧に変換して供給する工場電源等で構成されている。
補助電源装置9は、主電源装置8による電力供給が遮断された場合に、ロボットアーム制御装置7、エンコーダ35及びロボットアーム5に電力を供給する装置である。補助電源装置9は、例えば、バッテリ、コンデンサ、キャパシタ、等の蓄電が可能な2次電源で構成されている。補助電源装置9は、主電源装置8の非常停止時に、搬送装置3及び車体2が惰性によって減速して停止するまでの短い間(例えば数秒間)、ロボットアーム5及びロボットアーム制御装置7の動作に必要な分の電力を蓄えることができる電源容量を有している。補助電源装置9には、電圧計V2が接続されており、補助電源装置9の充電状態を検出している。電圧計V2は、全体制御装置10に接続されており、全体制御装置10に充電状態を出力している。補助電源装置9は、ケーブルC3及びケーブルC5を介してロボットアーム制御装置7に接続されている。ケーブルC5は、リレーR2とリレーR3の間でケーブルC3に接続されている。ケーブルC5は、リレーR4を備えている。
なお、補助電源装置9とリレーR4の間には、図示しないAC/DCコンバータ等が設けられている。これにより、主電源装置8からの電力を降圧して補助電源装置9を充電したり、補助電源装置9の電力を昇圧してロボットアーム制御装置7及びロボットアーム5に供給することができる。
全体制御装置10は、搬送作業システム1全体を制御する装置である。具体的には、全体制御装置10は、リレーR1−R5に接続されており、搬送作業システム1の作動状態に応じてリレーR1−R5のON/OFF制御を行う。また、全体制御装置10は、搬送制御装置6及びロボットアーム制御装置7に接続されており、搬送制御装置6及びロボットアーム制御装置7との間で制御信号を送受信する。また、全体制御装置10は、電圧計V1,V2に接続されており、電圧計V1,V2の計測データを受信する。全体制御装置10は、主電源装置8とは別に設けられたバッテリ等の低圧電源(図示省略)に接続されている。全体制御装置10とリレーR3,R4,R5とが、ロボットアーム5、エンコーダ35及びロボットアーム制御装置7に補助電源装置9を接続する補助電源接続手段として機能する。全体制御装置10によるリレーR1−R5の制御については後記する。
エンコーダ35は、通常時及び停電時において、搬送装置3のモータ(図示せず)の回転数(すなわち搬送装置3の移動速度)を計測する計測装置である。搬送装置3を移動させるためのモータは、搬送装置3が惰性によって移動する場合もこれに追従して回転するので、その回転数を計測することにより搬送装置3の移動速度、ひいては車体2の移動速度を計測することができる。通常時において、リレーR5はOFF状態になっており、主電源装置8からエンコーダ35に電力が供給されている。一方、非常時においては、リレーR5がON状態になり、補助電源装置9からエンコーダ35に電力が供給される。エンコーダ35は、通常時には搬送制御装置6に計測したパルス信号を送信し、非常時にはロボットアーム制御装置7に計測したパルス信号を送信する。
本実施形態に係る搬送作業システム1は、基本的に以上のように構成されるものであり、次に、図1乃至図3(特に図3)を参照して、搬送作業システム1の動作について説明する。図3は、搬送作業システムの制御フロー図である。
[通常制御]
初めに、全体制御装置10は、電圧計V1の計測データに基づいて、主電源装置8から電力が供給されているか否か(ON/OFF状態)を判定する(ステップS1)。全体制御装置10は、電圧計V1の計測データが所定の閾値を超えている場合、主電源装置8から電力が供給されている(ON状態である)と判断する。一方、全体制御装置10は、電圧計V1の計測データが所定の閾値以下である場合、主電源装置8から電力が供給されていない(OFF状態である)と判断する。ここで、主電源装置8がOFF状態となる場合としては、例えば地震や落雷などによって停電が生じた場合等が考えられる。
主電源装置8から電力が供給されていると判断された場合(ステップS1,No)、全体制御装置10は、次に、電圧計V2の計測データに基づいて、補助電源装置9の充電状態を判定する(ステップS6)。具体的には、全体制御装置10は、電圧計V2の計測データが所定の閾値を超えている場合、補助電源装置9は充電不要であると判断する。一方、全体制御装置10は、電圧計V2の計測データが所定の閾値以下である場合、補助電源装置9は要充電状態であると判断する。
補助電源装置9が充電不要であると判断された場合(ステップS6,No)、全体制御装置10は、リレーR1,R2,R3をON状態にするとともに、リレーR4,R5をOFF状態にして、搬送装置3、ロボットアーム5、搬送制御装置6、ロボットアーム制御装置7に対して主電源装置8から電力を供給する。
これにより、搬送制御装置6によって制御された搬送装置3が、車体2を所定速度vで搬送するとともに、ロボットアーム制御装置7によって制御されたロボットアーム5が、インパネ4を把持しながら車体2と同じ所定速度vで並走する。そして、作業員は、ロボットアーム5で無重量状態に支持されたインパネ4を車体2に挿入し、車体2とインパネ4の取付作業を行う。
[充電制御]
補助電源装置9が要充電状態であると判断された場合(ステップS6,Yes)、全体制御装置10は、リレーR1,R3をOFF状態にして、搬送装置3、ロボットアーム5、搬送制御装置6、ロボットアーム制御装置7に対する電力供給をカットすると共に、リレーR2,R4をON状態にして、主電源装置8と補助電源装置9を接続し、補助電源装置9を充電する。なお、充電制御(ステップS6)は、搬送作業システム1の作業に支障がないタイミングで行うように設定するのが好ましい。
[非常停止制御]
例えば停電が発生し、主電源装置8からの電力供給が遮断されたと判断された場合(ステップS1,Yes)、全体制御装置10は、次に、ロボットアーム5の作動状態を判定する(ステップS2)。具体的には、全体制御装置10は、ロボットアーム制御装置7と通信し、ロボットアーム5又はインパネ4が車体2に挿入されているか否かを判定する。なお、ロボットアーム5又はインパネ4が車体2に挿入されていない状態とは、例えば、ロボットアーム5が、部品置き場(図示せず)にインパネ4を取りに行く動作を行っている場合等である。また、主電源装置8からの電力供給が遮断されると、搬送制御装置6及び搬送装置3の駆動は停止する。その際、作業対象物である車体2及び搬送装置3は、惰性(慣性)によって移動しつつ減速した後停止する。
ロボットアーム5又はインパネ4が車体2に挿入されている状態である場合(ステップS2,Yes)、全体制御装置10は、リレーR1,R2をOFF状態にして、搬送装置3及び搬送制御装置6と主電源装置8とを非接続状態にすると共に、リレーR3,R4,R5をON状態にして、ロボットアーム5、ロボットアーム制御装置7及びエンコーダ35に補助電源装置9から電力を供給する(ステップS3)。
ちなみに、リレーR1,R2をOFF状態にすることにより、主電源装置8からの電力供給が急に回復した場合に、搬送装置3及びロボットアーム5が予期せぬ動作をすることを防止できる。
エンコーダ35は、搬送装置3の移動に伴って回転するモータの回転数をパルス信号として計測し、ロボットアーム制御装置7に送信する(ステップS4)。ロボットアーム制御装置7は、このパルス信号に基づいて、惰性によって減速して停止する車体2(及び搬送装置3)の移動速度を把握することができる。
ロボットアーム制御装置7は、インパネ4を把持した状態のロボットアーム5を、エンコーダ35によって計測したパルス信号(すなわち車体2の移動速度)に同期して移動させる(ステップS5)。すなわち、ロボットアーム制御装置7は、惰性によって次第に減速・停止する車体2の移動速度と同じ移動速度で、ロボットアーム5及びインパネ4を移動・停止させる。これにより、車体2とインパネ4の相対的位置関係が保持されるので、車体2とインパネ4の干渉が防止されることになる。
なお、ロボットアーム5がインパネ4を車体2の内部に挿入していない場合(ステップS2,No)、ロボットアーム5及びインパネ4と車体2との干渉が生じ得ないので、全体制御装置10及びロボットアーム制御装置7は、そのまま制御を終了する。
本実施形態に係る搬送作業システム1によれば、電圧計V1の計測データに基づいて主電源装置8による電力供給が遮断されたことを検知した場合に、全体制御装置10は、リレーR3,R4,R5をON状態にして、ロボットアーム5、エンコーダ35及びロボットアーム制御装置7に補助電源装置9を接続するので、主電源装置8による電力供給が遮断された場合でも、補助電源装置9からロボットアーム5、エンコーダ35及びロボットアーム制御装置7に速やかに電力を供給することができる。
そして、ロボットアーム制御装置7は、エンコーダ35で計測したパルス信号の変化(すなわち車体2の惰性による減速及び停止)に同期するように、ロボットアーム5及びインパネ4の移動速度を制御するので、ロボットアーム5及びインパネ4と車体2との相対的位置関係が保たれる。そのため、ロボットアーム5及びインパネ4と車体2との干渉を回避して、車体2やインパネ4の破損を防止できるとともに、ロボットアーム5の故障を抑制することができる。
また、補助電源装置9は、車体2が惰性により減速して停止するまでの短い間(例えば数秒間)にロボットアーム5及びロボットアーム制御装置7の制御に必要な電源容量を少なくとも有していれば足りるので、設備の小型化や低コスト化を図ることができる。
また、補助電源装置9は、エンコーダ35にも電力を供給しているので、主電源装置8による電力供給が遮断された場合でも、惰性によって減速及び停止する車体2の移動速度を測定して、ロボットアーム5を確実に抑制することができる。
[他の実施形態]
次に、他の実施形態に係る搬送作業システムについて、図4、図5を参照して説明する。説明において、前記した実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図4は、他の実施形態に係る搬送作業システムの全体構成を示したブロック図である。
他の実施形態に係る搬送作業システム1Aは、車体2の惰性による減速及び停止に関する情報を記憶装置71に予め記録しておき、この情報に基づいてロボットアーム5を制御する点が、前記した搬送作業システム1(図2参照)と相違する。以下、相違点を中心に説明する。
図4に示すように、ロボットアーム制御装置7は、例えばハードディスク、RAM、ROM等からなる記憶装置71を備えている。記憶装置71には、車体2の惰性による減速及び停止に関する情報がマップとして記憶されている。当該マップは、事前実験や計算によって予め求められたものである。
図5は、惰性によって減速して停止する車体の速度と時間の関係を模式的に示したマップである。
図5に示すように、所定の搬送速度vで移動している車体2は、主電源装置8からの電力供給が遮断されると、搬送装置3の摩擦抵抗などによって直線的に減速し、所定時間t1で停止する。なお、より質量の大きい車体2を搬送している場合は、所定時間t2(t2>t1)で停止する。ロボットアーム制御装置7は、例えば、車体2の質量に関する情報を、全体制御装置10を介して搬送制御装置6から取得する。ロボットアーム制御装置7は、車体2の質量に関する情報に基づいて、適宜マップを選択して使用する。
ロボットアーム制御装置7は、主電源装置8からの電力供給が遮断された場合、記憶装置71から上記のマップを読み取り、このマップに基づいてロボットアーム5の移動速度を制御し、ロボットアーム5及びインパネ4の移動と車体2の移動とを同期させる。これにより、ロボットアーム5及びインパネ4と車体2との相対的位置関係が保たれる。そのため、ロボットアーム5及びインパネ4と車体2との干渉を回避して、車体2やインパネ4の破損を防止できるとともに、ロボットアーム5の故障を抑制することができる。また、非常時にエンコーダ35に電力を供給するケーブルC6及びリレーR5(図2参照)が不要になるので、システム全体の簡素化、低コスト化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、ロボットアーム制御装置7と別体に補助電源装置9を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ロボットアーム制御装置7に補助電源装置9を内蔵するようにしてもよい。
また、本実施形態では、補助電源装置9をバッテリ、コンデンサ、キャパシタ等で構成したが、例えば、補助電源装置9を自家発電機等で構成してもよい。
また、本実施形態では、車体2にインパネ4を取り付ける場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、車両用シート、タイヤ、ウィンドシールド等をワークとした取付作業にも適用することができる。また、車両以外の工業製品等を作業対象物とした取付作業等にも適用することができる。
また、本実施形態のロボットアーム5は、作業員の加える外力によって受動的に動くものであるが、本発明はこれに限られるものではなく、アーム部51の各関節部にアクチュエータを備えた自律型のロボットアームであってもよい。
また、本実施形態では、ロボットアーム制御装置7は、惰性によって減速して停止する車体2に同期してロボットアーム5及びインパネ4を移動させる構成としたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、自律型のロボットアームの場合であれば、ロボットアーム及びワークと車体2との干渉を回避するために、車体2が減速して停止するまでの間に、車体2からロボットアーム及びワークを取り出して、安全な床上にワークを載置するように制御してもよい。
また、本実施形態では、主電源装置8からの電力供給が遮断された場合に、リレーR1,R2をOFF状態にすることとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。主電源装置8からの電力供給が遮断された場合に、リレーR1,R2をON状態にしておけば、例えば停電時間が短い瞬間停電の場合に、作業を続行することができる。
さらに、本実施形態では、車体2が惰性によって減速・停止するものとした上で、ロボットアーム5を制御対象としたが、本発明はこれとは逆に、ロボットアーム5及びインパネ4(ワーク)が惰性によって減速・停止するものとした上で、搬送装置3を制御対象としてもよい。この場合、図示は省略するが、補助電源装置9を搬送制御装置6及び搬送装置3に接続し、ロボットアーム5及びインパネ4が惰性によって減速・停止するのに同期して、搬送装置3にブレーキをかけて、両者の相対的位置関係を保持するようにしてもよい。これにより、ロボットアーム5及びインパネ4と車体2との干渉を回避することができる。
また、搬送装置3で搬送している作業対象物よりもワーク及びロボットアームの方が質量が大きい場合は、ワーク及びロボットアームの惰性による減速・停止に合わせて、搬送装置3が減速・停止するように移動制御すればよい。
1 搬送作業システム
2 車体(作業対象物)
2a 開口部
3 搬送装置(搬送手段)
4 インストルメントパネル(ワーク)
5 ロボットアーム(作業手段)
6 搬送制御装置(搬送制御手段)
7 ロボットアーム制御装置(作業制御手段)
8 主電源装置(主電源手段)
9 補助電源装置(補助電源手段)
10 全体制御装置
35 エンコーダ(計測手段)
R1−R5 リレー

Claims (4)

  1. 搬送経路に沿って作業対象物を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段と分離した状態で、ワークを把持しながら前記作業対象物と並走する作業手段と、
    前記作業手段の動作を制御する作業制御手段と、
    前記搬送手段、前記作業手段及び前記作業制御手段に電力を供給する主電源手段と、
    前記主電源手段による電力供給が遮断された場合に前記作業手段及び前記作業制御手段に電力を供給可能であり、前記作業対象物が惰性により減速して停止するまでの間に前記作業手段及び前記作業制御手段の制御に必要な電源容量を少なくとも有する補助電源手段と、
    を備え、
    前記作業制御手段は、前記主電源手段による電力供給が遮断された際に、惰性によって移動する前記作業対象物に前記作業手段及び前記ワークのいずれかが干渉するか否かを判定し、干渉しないと判定した場合は、前記補助電源手段から前記作業手段に電力を供給せずに前記作業手段を停止し、干渉すると判定した場合は、前記補助電源手段から前記作業手段に電力を供給し、前記作業対象物の惰性による減速及び停止に対応して、前記作業手段及び前記ワークと前記作業対象物との干渉を回避するように前記作業手段を制御することを特徴とする搬送作業システム。
  2. 前記主電源手段による電力供給が遮断された場合に、惰性によって減速及び停止する前記作業対象物の移動速度を測定する計測手段をさらに備え、
    前記補助電源手段は、前記計測手段にも電力を供給可能であり
    前記作業制御手段は、干渉すると判定した場合に、前記計測手段によって測定した前記作業対象物の移動速度に基づいて、前記作業手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の搬送作業システム。
  3. 前記作業制御手段は、干渉すると判定した場合に、前記作業対象物の質量が大きい程、前記主電源手段による電力供給が遮断された場合における前記作業手段及び前記ワークの移動が停止するまでの時間が長くなるように、記憶手段に予め記録した前記作業対象物の惰性による減速及び停止に関する情報と前記作業対象物の質量とに基づいて前記作業手段の移動速度を設定することを特徴とする請求項1に記載の搬送作業システム。
  4. 搬送経路に沿って作業対象物を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段と分離した状態で、ワークを把持しながら前記作業対象物と並走する作業手段と、
    前記搬送手段の動作を制御する搬送制御手段と、
    前記搬送手段、前記作業手段及び前記搬送制御手段に電力を供給する主電源手段と、
    前記主電源手段による電力供給が遮断された場合に前記搬送手段及び前記搬送制御手段に電力を供給可能であり、前記作業手段及び前記ワークが惰性により減速して停止するまでの間に前記搬送手段及び前記搬送制御手段の制御に必要な電源容量を少なくとも有する補助電源手段と、
    を備え、
    前記搬送制御手段は、前記主電源手段による電力供給が遮断された際に、惰性によって移動する前記作業手段及び前記ワークのいずれかに前記作業対象物が干渉するか否かを判定し、干渉しないと判定した場合は、前記補助電源手段から前記搬送手段に電力を供給せずに前記搬送手段を停止し、干渉すると判定した場合は、前記補助電源手段から前記搬送手段に電力を供給し、前記作業手段及び前記ワークの惰性による減速及び停止に対応して、前記作業手段及び前記ワークと前記作業対象物との干渉を回避するように前記搬送手段を制御することを特徴とする搬送作業システム。
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