JP5957751B2 - 多自由度補助装置 - Google Patents

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Description

本発明は多自由度補助装置に関する。
例えば、装着者の筋力を補助する装着式動作補助装置では、歩行動作を行う際に歩行支援する下肢補助機構を有するものと、腕の動作を支援する上体補助機構を有するものとがある(例えば、特許文献1、2参照)。
装着者の上体(腕、肩、脊椎)を補助する機構においては、上体に係る荷重を支持するために剛性を有する背フレームを設けている。また、二足歩行型ロボットの場合、ロボットの上体(腰から上の部分)が一体構造になっている。
特開2010−075548号公報 特開2010−207620号公報
上記従来の構造では、腕や肩を支持する背中の脊椎部が剛体で構成されているため、例えば、下方にある物体を上方に持ち上げる場合、腰から上の上体部分(上体全体)を前方に傾け、両腕で物体を持ち上げながら上体を後方に起こすことで物体を持ち上げることが可能になる。その際、装着者が背中を前方に曲げることになるが、装着者の背中に装着された背フレームが剛体であるので、装着者が動作しづらいという問題があった。
また、二足歩行型ロボットの場合も、ロボットの上体(腰から上の部分)が剛体であるので、上体全体を前後方向に駆動することになり、物体を持ち上げる際のモータの負荷が大きくなるため、持ち上げ動作をスムーズに行えなかった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した多自由度補助装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
(1)本発明は、上下方向に積重された複数の荷重支持部材と、
前記各荷重支持部材間に設けられ、上段の前記荷重支持部材と下段の前記荷重支持部材との間を前後方向及び左右方向及び旋回方向に揺動可能に連結する連結部と、
最上端の前記荷重支持部材に先端が結合され、前記各連結部を中心として前記各荷重支持部材の前記左右方向に延在する部位に形成された一対の挿通孔にそれぞれ挿通された索条体と、
前記一対の索条体の下端をそれぞれ巻き取ることで前記各荷重支持部材を垂直方向に積重された基準位置に復帰させる駆動機構と、
を備え、
前記各荷重支持部材は、外力の作用により前記各連結部の動作と共に、上段の前記荷重支持部材が下段の前記荷重支持部材に対して前記外力の作用方向にずれることが許容されており
前記複数の荷重支持部材は、前記連結部により下段の前記荷重支持部材に対して上段の前記荷重支持部材が前後方向及び左右方向及び旋回方向に移動可能に連結されると共に、前記外力の作用による移動方向に拘わらず鉛直方向の荷重を支持することを特徴とする。
(2)本発明の前記駆動機構は、
該索条体の下端が巻き掛けされたプーリと、
該プーリを駆動する駆動部と、
前記連結部により揺動可能に連結された前記各荷重支持部材を垂直方向に積重された基準位置に復帰させる際に前記駆動部を制御する制御部と、
を有することを特徴とする。
(3)本発明は、装着者の背中に装着される多自由度補助装置であって、
当該装着者の背中の動きに応じた生体信号を出力する生体信号検出部を設け、
前記制御部は、前記生体信号検出部から出力された背中の生体信号に基づいて前記駆動部を駆動させる制御信号を生成し、前記連結部により揺動可能に連結された前記各荷重支持部材を垂直方向に積重された基準位置に復帰させることを特徴とする。
(4)本発明の前記各荷重支持部材は、前記連結部により下段の前記荷重支持部材及び上段の前記荷重支持部材に対して所定範囲を超える移動量に達したとき、互い隣接する前記各荷重支持部材間の相対移動を規制する規制部を有することを特徴とする。
(5)本発明の前記複数の荷重支持部材は、最下端が装着者の腰に締結される腰フレームに固定され、最上端が上肢駆動部を支持し、当該装着者の上体の動作方向に応じて前後方向または左右方向または旋回方向に揺動することを特徴とする。
本発明によれば、各荷重支持部材が外力の作用による各連結部の動作と共に、上段の荷重支持部材が下段の荷重支持部材に対して外力の作用方向にずれるため、例えば背フレームを剛体により構成するものよりも物体を持ち上げる動作をスムーズに行うことができる。また、装着式動作補助装置に適用した場合は、垂直方向の荷重を支持しながら装着者の背中の動きに合わせて各荷重支持部材がずれるように動作することになり、装着者の負担を軽減でき、且つ装着者が背中を起立状態に戻す際には、駆動機構の補助動作により、各荷重支持部材が垂直方向に積重された状態に復帰させることで装着者の広背筋を補助することができる。
本発明による多自由度補助装置の一実施例が適用された装着式動作補助装置を背面側からみた斜視図である。 装着式動作補助装置の正面図である。 装着式動作補助装置の平面図である。 腕部補助機構を外した装着式動作補助装置を前側からみた斜視図である。 荷重支持部材の構成を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。 脊椎駆動機構を示す斜視図である。 脊椎ユニットが側方に撓んだ動作状態を示す一部切断して示す斜視図である。 脊椎ユニットが左右方向に撓んだ動作状態を示す斜視図である。 脊椎ユニットが前後方向に撓んだ動作状態を示す側面図である。 脊椎ユニットが旋回方向に回動した動作状態を示す平面図である。 装着式動作補助装置の制御系を示すブロック図である。 各制御機器の接続を示すブロック図である。 上肢駆動部の各制御機器を示すブロック図である。 制御装置が実行する随意制御の制御処理を説明するためのフローチャートである。 制御装置が実行する変形例1の自律制御の制御処理を説明するためのフローチャートである。 制御装置が実行する変形例2の安全機能制御の制御処理を説明するためのフローチャートである。 変形例3の脊椎ユニットが起立した状態を示す側面図である。 変形例3の脊椎ユニットの内部に形成された脊椎駆動機構を示す側面図である。 変形例3の脊椎ユニットが前後方向に撓んだ動作状態を示す斜視図である。 変形例3の脊椎ユニットが左右方向に撓んだ動作状態を示す側面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
〔装着式動作補助装置の構成〕
図1は本発明による多自由度補助装置の一実施例が適用された装着式動作補助装置を背面側からみた斜視図である。図2は装着式動作補助装置の正面図である。図3は装着式動作補助装置の平面図である。図4は腕部補助機構を外した装着式動作補助装置を前側からみた斜視図である。
図1乃至図4に示されるように、装着式動作補助装置10(以下「動作補助装置」と称する)は、装着者12(図1中一点鎖線で示す)の動作を支援(アシスト)する装置であり、脳からの信号により筋力を発生させる際に生じる生体信号(表面筋電位)及び/又は当該装着者の関節の動作角度や重心位置などを検出し、この検出信号に基づいて駆動部からの駆動力を付与するように作動する。尚、装着式動作補助装置では、装着者12の上体を補助する上体補助機構と、装着者12の下肢を補助する下肢補助機構とがある。本実施例では、装着者12の上体(左右の腕、広背筋)を補助する上体補助機構20について説明し、下肢補助機構の説明は省略する。
動作補助装置10を装着した装着者12は、自らの意思で両腕による物体の持ち上げ動作を行うと、その際に発生した生体信号及び/又は当該装着者の肩、肘関節の動作角度に応じた駆動トルクがアシスト力として上体補助機構20から付与され、例えば、通常持ち上げ動作で必要とされる筋力の半分の力で歩行することが可能になる。従って、装着者12は、自身の筋力と駆動部(本実施例では、電動式の駆動モータを用いる)からの駆動トルクとの合力によって上体を動作させることができる。
上体補助機構20は、装着者12の上肢に装着される上肢フレーム14と、上肢フレーム14を支持する脊椎ユニット(多自由度補助装置)22と、装着者12の腰に装着される腰フレーム30とよりなる。脊椎ユニット22は、装着者12の背骨に対向するように垂直方向に延在形成され、上端部が上肢フレーム14を支持し、下端部が腰フレーム30の後部に支持される。
上肢フレーム14は、脊椎ユニット22の最上段に揺動可能に連結されたブラケット15と、ブラケット15の左右両端に前後方向に揺動可能に連結された肩フレーム16A、16Bと、上肢駆動部17A,17Bとを有する。
その際、動作補助装置10は、持ち上げ動作に伴う背骨の前屈、伸展動作に応じて付与されるアシスト力(モータトルク)が脊椎ユニット22から装着者12に付与されるように制御している。そのため、動作補助装置10の各駆動部は、装着者12の生体信号に基づいて両腕及び広背筋の動作をアシストするように制御される。
〔脊椎ユニット22の構成〕
脊椎ユニット22は、本発明の多自由度補助装置を構成しており、複数の荷重支持部材24(24〜24)と、各荷重支持部材24(24〜24)を駆動する脊椎駆動機構28とからなる。脊椎駆動機構28は、各荷重支持部材24に挿通された一対のロープ(索条体)29A、29Bを巻き取るように構成されており、腰フレーム30の後部に収納されている。尚、荷重支持部材24及び脊椎駆動機構28の詳細は、後述する。
複数の荷重支持部材24(24〜24)は、夫々前後方向(A,B方向)、左右方向(C,D方向)、旋回方向(E,F方向)に揺動可能に連結され、腰フレーム30の後部に起立している。また、各荷重支持部材24は、上肢フレーム14に作用する荷重を支持するため、ステンレスやチタンなどの金属により形成されている。
また、ロープ29A、29Bは、合成樹脂繊維(例えばポリプロピレン形、ポリ塩化ビニリデン系の汎用繊維、またはアラミド系、ポリアルレート系、超高分子ポリエチレン系のスーパ繊維)からなり、強度の高いものが使用される。また、ロープ29A、29Bの代わりに、細いワイヤを撚ったケーブルの周囲を樹脂層で覆うように構成されたケーブルを用いても良い。
図5は荷重支持部材24の構成を示す図であり、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。図5(A)〜図5(C)に示されるように、荷重支持部材24は、水平方向に延在形成されたベース24aと、ベース24aの上面に設けられた突状球面連結部24bと、ベース24aの下面に設けられた凹状球面連結部24cとを有する。
突状球面連結部24bは、表面が半球状に形成された曲面を有しており、3次元での揺動を可能にしている。また、凹状球面連結部24cは、表面が突状球面連結部24bと同じ曲率半径を有する半球状の曲面に形成されている。
下段に位置する荷重支持部材24は、突状球面連結部24bが上段に位置する荷重支持部材24の凹状球面連結部24cに当接する。これにより上段の荷重支持部材24と下段の荷重支持部材24は、球面形状とされた突状球面連結部24bと凹状球面連結部24cとが互いに揺動可能に当接することで、外力の作用方向に揺動する。
また、各荷重支持部材24は、上肢フレーム14に作用する荷重を突状球面連結部24bと凹状球面連結部24cとにより球面全体で支持する。尚、突状球面連結部24b及び凹状球面連結部24cの表面の摩擦係数を小さくするため、グリース(潤滑剤)を塗布したり、あるいは低摩擦係数を有する四フッ化エチレン樹脂などの薄膜をコーティングしても良い。
突状球面連結部24b及び凹状球面連結部24cの周囲のベース24aの上下面には、上段の荷重支持部材24と下段の荷重支持部材24との相対的揺動範囲を記載する規制部24d〜24gが設けられている。規制部24f、24gには、装着者12の背骨との干渉を回避するため、凹部24jが設けられている。
各荷重支持部材24の左右方向に延在する規制部24d、24eには、ロープ29A、29Bが挿通される挿通孔24h、24iが上下方向に貫通している。ロープ29A、29Bは、上端が最上段の荷重支持部材24に結合され、各荷重支持部材24〜24の挿通孔24h、24iに挿通されている。
ロープ29A、29Bは、複数の荷重支持部材24(24〜24)が垂直方向に積重された基準位置(図2,図4に示す位置)にあるときは、左右両端の上下方向の間隔が均等であるので、垂直方向に直線状になっているが、複数の荷重支持部材24(24〜24)が左右方向(C,D方向)に揺動した場合、曲率半径の大きい方が伸展側となり、曲率半径の小さい方が屈曲側となる。ロープ29A、29Bの屈曲側では、規制部24d、24e間でたるんだ状態となり、互いに上下方向で対向する規制部24d、24eの間隔がロープ29A,29Bのたるみにより規制される。
また、複数の荷重支持部材24(24〜24)が前後方向(A,B方向)に揺動した場合、前後方向に形成された規制部24f、24gの上下方向の間隔が狭くなり、上下方向で対向する規制部24f、24g同士が当接することにより、前後方向の揺動範囲が規制される。
尚、各規制部24c〜24gに突起(ストッパ)またはクッション材などを設けることで各方向の揺動可能範囲を任意の角度範囲内となるように調整しても良い。
図6は脊椎駆動機構28を示す斜視図である。図6に示されるように、脊椎駆動機構28は、脊椎駆動モータ28aと、脊椎駆動モータ28aのモータ回転軸28bの両端に結合された一対のプーリ28c、28dとよりなる。一対のプーリ28c、28dの外周溝には、一対のロープ29A,29Bの下端が締結されている。また、一対のプーリ28c、28dの回転量(回転角)は、プーリ28c、28dの半径と回転角との関係からロープ29A,29Bの巻き取り長さが決まるため、脊椎ユニット22におけるロープ29A,29Bの巻き取り長さに応じた任意の回転角が設定される。例えば装着者12が上体(腰より上)を前後方向または左右方向または旋回方向に屈曲動作させた場合、その動作量に応じて複数の荷重支持部材24(24〜24)が揺動動作するため、一対のプーリ28c、28dは、当該揺動動作に応じた長さ分のロープ29A,29Bを繰り出すように回動する。
また、装着者12が屈曲動作後に伸展動作する場合、そのときの広背筋の生体信号を検出し、当該生体信号に基づいて脊椎駆動モータ28aの回転角を制御して複数の荷重支持部材24(24〜24)が基準位置に復帰するように補助力を付与する。
脊椎駆動モータ28aは、例えばステッピングモータからなり、任意の所定角度にモータ回転軸28bを回動させることが可能である。また、脊椎駆動モータ28aには、モータ回転軸28bの回動角度を検出する脊椎角度センサ78(図12A参照)が設けられており、この脊椎角度センサ78からの検出信号によりプーリ28c、28dの回転量(回転角)及びロープ29A,29Bの巻き取り長さを求めることが可能になる。
このように、動作補助装置10は、脊椎駆動モータ28aによりロープ29A,29Bを巻き取ることで例えば背フレームを剛体により構成するものよりも物体を持ち上げる動作をスムーズに行うことができる。また、脊椎ユニット22からなる多自由度補助装置を動作補助装置10に適用した場合は、垂直方向の荷重を支持しながら装着者12の背中の動きに合わせて各荷重支持部材24がずれるように動作することになり、装着者12の負担を軽減でき、且つ装着者12が背中を起立状態に戻す際には、脊椎駆動機構28の補助動作により、各荷重支持部材24が垂直方向に積重された状態に復帰させることで装着者12の広背筋を補助することができる。
〔上肢フレーム14の構成〕
図1〜図3に示されるように、上肢フレーム14の肩フレーム16A、16Bは、脊椎ユニット22の最上端に連結されたブラケット15の両端に支持され、肩幅方向(左右方向)に延在する。肩フレーム16A、16Bの端部には、運搬物を持ち上げる際に両腕の動作をアシストする上肢駆動部17A,17Bが設けられている。従って、肩フレーム16A、16Bに支持される上肢駆動部17A,17Bの質量は、脊椎ユニット22に支持され、且つ脊椎ユニット22を支持する腰フレーム30が下肢駆動機構のフレーム(図示せず)により支持されるため、装着者12には上肢フレーム14及び上肢駆動部17A,17Bの重さを感じることなく、作業が行える。
また、肩フレーム16A,16Bは、装着者12の肩の動きに対応するため、ブラケット15に対して軸15a,15bにより所定角度範囲で前後方向に揺動可能に支持されている。
右腕側の上肢駆動部17Aは、右肩より下の右上腕を駆動する肩駆動部40Aと、右肘より下の右下腕を駆動する腕駆動部42Aとを有する。左腕側の上肢駆動部17Bは、左肩より下の左上腕を駆動する肩駆動部40Bと、左肘より下の左下腕を駆動する腕駆動部42Bとを有する。
肩駆動部40A、40Bは、肩関節に対応する位置に設けられた駆動モー43A,43Bと、肩駆動モータ43A,43Bの駆動トルクにより回動する第1腕フレーム44A、44Bとを有する。また、腕駆動部42A、42Bは、肘関節に対応する位置に設けられた腕駆動モータ45A,45Bと、腕駆動モータ45A,45Bの駆動トルクにより回動する第2腕フレーム46A,46Bとを有する。
これらの駆動モータ43A,43B,45A,45Bは、後述する制御装置100(図11参照)からの制御信号により駆動トルクを制御されるDCモータまたはACモータなどからなる電動モータからなる。また、各駆動モータ42A,42B,46A,46Bは、モータ回転を所定の減速比で減速する減速機構(駆動部に内蔵)を有しており、小型ではあるが十分な駆動力を付与することができる。
第1腕フレーム44A、44Bは、上腕(肩と肘との間)に締結されるベルトとバックルなどからなる上肢締結ベルト48A,48Bが設けられている。また、第2腕フレーム46A,46Bには、装着者12の下腕(肘と手首の間)が当接する上肢締結部材50A、50Bが取り付けられている。上肢締結部材50A,50Bは、断面形状が円弧状に形成され、上方から腕を収納するように装着され、且つ腕の上方を跨ぐように締結されるベルトとバックルなどからなる上肢締結ベルト52A,52Bが設けられている。
装着者12は、左右上腕が上肢締結ベルト48A,48Bにより第1腕フレーム44A,44Bに締結され、且つ上肢締結ベルト52A,52Bにより、左右下腕が上肢締結部材50A,50Bに締結されるため、腰より上の上体を動かすと、装着者12の背骨(背中)の動きにあわせて脊椎ユニット22の各荷重支持部材24(24〜24)が動作方向にずれて各方向(前後方向、左右方向、旋回方向)の揺動動作が許容される。
〔腰フレーム30の構成〕
図1〜図4に示されるように、腰フレーム30は、上方からみると前側に装着者12が出入りするための前側開口31を有し、前側開口31を除く装着者12の腰の外周に当接する腰締結部32を有する。この前側開口31には、装着者12の腰を締結するベルト及びバックルなどからなる腰締結ベルト34が取り付けられている。腰締結部32は、装着者12の腰が前側開口31から腰フレーム30の腰締結部32内側に挿入された後、腰締結ベルト34により締結される。
また、装着者12の腰の周囲に装着される腰フレーム30には、各駆動モータ及び制御装置100及び制御装置100を駆動させるための電源として機能するバッテリ36A,36Bが取り付けられている。
〔脊椎ユニット22の動作〕
図7は脊椎ユニット22が側方に撓んだ動作状態を示す一部切断して示す斜視図である。図8は脊椎ユニット22が左右方向に撓んだ動作状態を示す斜視図である。図9は脊椎ユニット22が前後方向に撓んだ動作状態を示す側面図である。図10は脊椎ユニット22が旋回方向に回動した動作状態を示す平面図である。
図7に示されるように、装着者12が上体を左方向(C方向)に揺動した場合、装着者12の上体動作による外力が付加されると共に、脊椎ユニット22の各荷重支持部材24(24〜24)が同一方向(C方向)に傾く。各荷重支持部材24(24〜24)の間は、下段の荷重支持部材24の突状球面連結部24bと上段の荷重支持部材24の凹状球面連結部24cとが互いに球面形状に形成されて3次元(3自由度)で揺動可能に連結されているので、殆ど負荷のない状態で揺動する。
このときの揺動動作では、揺動方向の外周側(右側)の各荷重支持部材24(24〜24)の間隔が広くなり、揺動方向の内周側(左側)の各荷重支持部材24(24〜24)の間隔が狭くなるため、揺動方向の外周側となるロープ29Bの張力が増大し、内周側のロープ29Aに圧縮力が作用する。
装着者12の上体が前後方向、左右方向、旋回方向に動作すると、その動作方向に各荷重支持部材24(24〜24)が突状球面連結部24b、凹状球面連結部24cの曲面に沿って移動し、その移動量に応じてプーリ28b、28cが回動してロープ29A,29Bが繰り出される。
尚、各荷重支持部材24(24〜24)の連結部分は、左右に配された一対のロープ29A、29Bとの摩擦(抵抗)により略同じ角度でC方向に傾くように動作する。また、揺動方向の内周側では、各荷重支持部材24(24〜24)の間隔が狭くなることでロープ29Aがたるみ側方にく字状に折り曲げられるため、各荷重支持部材24(24〜24)の規制部24d間にロープ29Aのたるみ部分が挟持されてロープ29Aがストッパとなり、各荷重支持部材24(24〜24)の揺動が制限される。
作業者12が広背筋の筋力により上体を屈曲状態から垂直状態に戻そうとすると、広背筋の生体信号(筋電位信号)が検出されて脊椎駆動モータ28aによりプーリ28c、28dが駆動されてロープ29A,29Bが同時に巻き取られる。その際、湾曲した内側のロープ29Aは、たるみが除去されると共に、外側のロープ29Bには一定の張力が付与される。そのため、ロープ29A,29Bが同時に巻き取られることで、傾いた状態の各荷重支持部材24(24〜24)は、垂直状態に復帰する。
図8中一点鎖線で示されるように、脊椎ユニット22の各荷重支持部材24(24〜24)は、D方向に揺動した場合も上記のように各荷重支持部材24(24〜24)が同一方向(D方向)に傾く。
このときの揺動動作では、図7の場合とは逆に、揺動方向の外周側(左側)の各荷重支持部材24(24〜24)の間隔が広くなり、揺動方向の内周側(右側)の各荷重支持部材24(24〜24)の間隔が狭くなるため、揺動方向の外周側となるロープ29Aの張力が増大し、内周側のロープ29Bに圧縮力が作用する。
図9に示されるように、装着者12が前後方向(A、B方向)に上体を傾けた場合は、上記と同様に各荷重支持部材24(24〜24)が同一方向(A、B方向)に傾くように動作する。
装着者12は、図9中一点鎖線で示すように腰から上が前方向(A方向)に例えば45°〜60°位まで大きく傾けることが可能であるが、後方向(B方向)には図9中二点鎖線で示すように背骨の構造から例えば5°〜10°位までしか傾けることができない。一方、脊椎ユニット22の各荷重支持部材24(24〜24)は、下段の荷重支持部材24の突状球面連結部24bと上段の荷重支持部材24の凹状球面連結部24cとが互いに球面同士で揺動可能に連結されているので、前後方向に大きく揺動することが可能である。しかしながら、脊椎ユニット22は、外力(装着者12の力)が作用した場合にその方向に揺動する構成であるので、装着者12の背骨と略同じ方向に同じ角度で傾くように動作する。
また、各荷重支持部材24(24〜24)のA,B方向の規制部24f,24gは、中心からの距離が短いので、上下面の傾斜角度を小さくして脊椎ユニット22の揺動範囲が装着者12の背骨の揺動範囲と同じになるようにしてある。あるいは、規制部24f,24gの上下面に突起(ストッパ)を設けて前後方向の揺動範囲が装着者12の背骨の揺動範囲と一致するようにしても良い。
図10に示されるように、装着者12が腰を中心に肩をE、F方向に旋回させた場合、脊椎ユニット22は、最上段のブラケット15に連結された肩フレーム16A,16Bが水平方向に回動すると共に、脊椎ユニット22の各荷重支持部材24(24〜24)も各荷重支持部材24間でE、F方向に揺動する。この場合、脊椎ユニット22では、下段の荷重支持部材24の突状球面連結部24bと上段の荷重支持部材24の凹状球面連結部24cとが互いに球面同士で揺動可能に連結されているので、装着者12の肩の旋回動作に合わせてE、F方向に揺動する。
また、各荷重支持部材24(24〜24)が3自由度で揺動可能に連結されているため、上記前後方向(A,B方向)、左右方向(C,D方向)、旋回方向(E,F方向)を組み合わせた動作にも脊椎ユニット22が追従するように動作する。
〔制御システムの構成〕
図11は装着式動作補助装置の制御系を示すブロック図である。図11に示されるように、動作補助装置10の制御系システムは、装着者12に対してアシスト力を付与する駆動部140と、装着者12の動作に応じた肩、肘などの関節角度(物理現象)、及び、装着者12の重心位置(物理現象)を検出する物理現象検出部142と、装着者12の筋肉の活動に伴って発生する筋電位等を含む(生体信号)を検出する生体信号検出部144とを備えている。尚、上記駆動部140は、駆動モータ43A,43B,45A,45B及び脊椎駆動機構28の脊椎駆動モータ28a(図12B参照)からなる。物理現象検出部142は、上記肩、肘などの関節回動角度を検出する角度センサ70,72,74,76,78(図12A参照)からなる。生体信号検出部144は、上肢生体信号を検出する各生体信号検出センサ238a,238b,240a,240b,242a,242b,244a,244b,246a,246b,248a,248b及び背筋生体信号検出センサ250a,250b(図12B参照)からなる。
データ格納部146には、基準パラメータデータベース148と、指令信号データベース150とが格納されている。
また、制御装置100は、フェーズ特定部152と、随意的制御部154と、ゲイン変更部156と、自律的制御部160とを備えている。
随意的制御部154は、生体信号検出部の検出信号に応じた指令信号を電力増幅部158に供給する。随意的制御部154は、生体信号検出部144に所定の指令関数f(t)またはゲインPを適用して指令信号を生成する。このゲインPは予め設定された値又は関数でも良く、ゲイン変更部156を介して調整することができる。
また、装着者12の皮膚が汗で濡れることが予想される場合には、生体信号検出部144からの生体信号の入力が得られないときに、物理現象検出部142により検出された各データ(角度センサ70,72,74,76,78(図12A参照)により検出された関節角度データに基づいて各駆動モータ43A,43B,45A,45Bの駆動トルク及び脊椎駆動モータ28aの回転量(回転角)を制御する方法を選択することも可能である。
物理現象検出部142によって検出された関節角度(θknee,θhip)や重心位置は、基準パラメータデータベース148に入力される。フェーズ特定部152では、物理現象検出部142により検出された関節角度及び重心位置を基準パラメータデータベース148に格納された基準パラメータの関節角度及び重心位置と比較することにより、装着者12の動作のフェーズを特定する。
そして、自律的制御部160では、フェーズ特定部152により特定されたフェーズの制御データを得ると、このフェーズの制御データに応じた指令信号を生成し、この動力を駆動部140に発生させるための指令信号を電力増幅部158に供給する。
〔生体信号検出センサについて〕
図12Bに示す上肢生体信号を検出する各生体信号検出センサ238a,238b,240a,240b,242a,242b,244a,244b,246a,246b,248a,248bは、上肢駆動部17A,17Bを制御するための筋電位信号や神経伝達信号などの生体電位信号(生体信号)を皮膚を介して検出する生体信号検出部であり、微弱電位を検出するための電極(図示せず)を有する。
上肢駆動部17A,17Bの各駆動モータ43A,43B,45A,45Bは、当該装着者12の上体の各位置に貼り付けられた各生体信号検出センサ238a,238b,240a,240b,242a,242b,244a,344b,246a,246b,248a,248bによって検出された生体信号に基づいて駆動電流を制御される。
また、背筋生体信号検出センサ250a,250bは、装着者12の背中の動きに応じて脊椎ユニット22が揺動した場合、元の基準位置(各荷重支持部材24が垂直状態に積重された位置)に復帰させるための背筋力をアシストするためのトリガとなる生体電位を検出する。また、各生体信号検出センサは、電極の周囲を覆う粘着シールにより装着者12の皮膚表面に貼着するように取り付けられる。
人体においては、脳からの指令によって骨格筋を形成する筋肉の表面にシナプス伝達物質のアセチルコリンが放出される結果、筋線維膜のイオン透過性が変化して活動電位が発生する。そして、活動電位によって筋線維の収縮が発生し、筋力を発生させる。そのため、骨格筋の電位を検出することにより、動作の際に生じる筋力を推測することが可能になり、この推測された筋力に基づく仮想トルクから動作に必要なアシスト力(駆動トルク)を求めることが可能になる。
従って、動作補助装置10の制御装置100では、これらの各生体信号検出センサ238a,238b,240a,240b,242a,242b,244a,244b,246a,246b,248a,248b及び背筋生体信号検出センサ250a,250bによって検出された生体信号に基づいて各駆動モータ43A,43B,45A,45B及び脊椎駆動モータ28aに供給する駆動電流を求め、この駆動電流で駆動モータ43A,43B,45A,45B及び脊椎駆動モータ28aを駆動することで、必要なアシスト力(駆動トルク)が付与されて装着者12の上体の動作を補助する。
〔各制御機器の接続系統〕
図12Aは各制御機器の接続を示すブロック図である。図12Bは上肢駆動部の各制御機器を示すブロック図である。図12A及び図12Bに示されるように、バッテリ36A,36Bは、電源回路86に電源供給しており、電源回路86では所定電圧に変換して入出力インターフェイス88に定電圧を供給する。また、バッテリ36A,36Bの充電容量は、バッテリ充電警告部90によって監視されており、バッテリ充電警告部90は、予め設定された残量に低下すると、警告を発して装着者12にバッテリ交換または充電を報知する。
各駆動モータ28a,43A,43B,45A,45Bを駆動する第1乃至第5モータドライバ191〜195は、入出力インターフェイス88を介して制御装置100からの制御信号に応じた駆動電圧を増幅して各駆動モータ28a,43A,43B,45A,45Bに出力する。
図12Bに示す各生体信号検出センサ238a,238b,240a,240b,242a,242b,244a,244b,246a,246b,248a,248b,250a,250Bから出力された生体電位信号の検出信号は、電力増幅部158の第1乃至第14差動増幅器201〜214によって増幅され、A/D変換器(図示せず)によってデジタル信号に変換されて入出力インターフェイス88を介して制御装置100に入力される。尚、装着者12の皮膚表面で検出される生体電位信号は、微弱である。そのため、第1乃至第14差動増幅器201〜214で例えば、30μVの検出信号をコンピュータが判別可能な3V程度に増幅するには、10倍となる100dBの増幅率が必要になる。
図12Aに示す角度センサ70,72,74,76,78から出力された角度検出信号は、夫々第1乃至第5角度検出部111〜115に入力される。第1乃至第5角度検出部111〜115は、ロータリエンコーダによって検出されたパルス数を角度に相当する角度データ値に変換しており、検出された回動角度データは入出力インターフェイス88を介して制御装置100に入力される。
図12Aに示すデータ格納部146のメモリ130は、各データを格納する格納部であり、起立動作、歩行動作や着席動作など各動作パターン(タスク)毎に設定されたフェーズ単位の制御データが予め格納されたデータベース格納領域130Aと、各モータを制御するための制御プログラムが格納された制御プログラム格納領域130Bなどが設けられている。データベース格納領域130Aには、図11に示す基準パラメータデータベース148と指令信号データベース150が格納されている。
また、制御装置100から出力された制御データは、入出力インターフェイス88を介してデータ出力部132あるいは通信ユニット134に出力され、例えば、モニタ(図示せず)に表示したり、あるいはデータ監視用コンピュータ(図示せず)などにデータ通信で転送することもできる。
〔制御装置100の制御処理〕
ここで、脊椎駆動機構28の脊椎駆動モータ28aの制御方法について説明する。
図13は制御装置100の随意的制御部154が実行する随意制御の制御処理を説明するためのフローチャートである。図13に示されるように、S11では装着者12の広背筋の各生体電位を検出する背筋生体信号検出センサ250a,250bからの生体信号を取得する。次のS12では、背筋生体信号検出センサ250a,250bからの生体信号の波形の変化に応じたトルク解析を行う。
続いて、S13に進み、装着者12が上体を前後方向、左右方向、旋回方向の屈曲動作を行った後に、伸展動作を行う意図が有るか否かをチェックする。S13において、装着者12が伸展動作(例えば前かがみの姿勢で物を持ち上げる場合の動作)を行うものと判定された場合(YESの場合)、S14に進み、脊椎駆動モータ28aを駆動させ、プーリ28b、28cを回動させてロープ29A、29Bを巻き取る。このとき、脊椎駆動モータ28aは、予め設定されたトルク優先モード(重い物を持ち上げる場合の印加電圧制御モード)、あるいは回転量優先モード(上体を起こす場合の印加電流制御モード)で制御される。
また、S13において、伸展動作を行う意図が無いと判定された場合(NOの場合)、S17に進み、脊椎駆動モータ28aの制御を停止する。
次のS15では、角度センサ70,72,74,76,78から出力された角度検出信号を取得し、肩、肘、脊椎の各関節の動作状態を確認する。また、プーリ28b、28cの回転位置からロープ29A、29Bの繰り出し長さを求めることができ、このロープ繰り出し長さから脊椎ユニット22の曲がり具合(曲げ角度)を求めることもできる。これにより、装着者12の背中が曲がり過ぎていないか、あるいは脊椎ユニット22にかかる荷重が重すぎないかを判定することができる。
続いて、S16では、装着者12の上体の動作が許容範囲内か否かをチェックする。S16において、プーリ28b、28cの回転位置からロープ29A、29Bの繰り出し長さが許容範囲内の場合(YESの場合)、S11の処理に戻り、脊椎駆動モータ28aの制御を継続する。また、S16において、プーリ28b、28cの回転位置からロープ29A、29Bの繰り出し長さが許容範囲を超える場合(NOの場合)、S17に進み、脊椎駆動モータ28aの制御を停止する。
また、上記S13において、床反力センサやジャイロセンサが装備されている場合には、角度センサ70,72,74,76,78から出力された角度検出データ及び床反力センサによる重心位置検出データ、ジャイロセンサによる装着者12の姿勢検出データに基づいて全身の姿勢を判定し、装着者12の広角筋の伸展の意図(例えば前屈姿勢で物を持ち上げる場合)及び脊椎ユニットにかかる負荷を推定し、その推定された負荷に応じたトルクを発生するように印加電圧を制御して脊椎駆動モータ28aを駆動しても良い。
〔変形例1〕
図14は制御装置が実行する変形例1の自律制御の制御処理を説明するためのフローチャートである。図14に示されるように、S21において、装着者12の広背筋の各生体電位を検出する背筋生体信号検出センサ250a,250bからの生体信号を取得する。次のS22では、背筋生体信号検出センサ250a,250bからの生体信号が検出されたことをトリガとするため、生体信号の出力レベルの解析を行う。
次のS23では、装着者12が上体を前後方向、左右方向、旋回方向の屈曲動作を行った後に、伸展動作を行う意図が有るか否かをチェックする。S23においては、背筋生体信号検出センサ250a,250bからの生体信号の出力レベルが所定値以上に達した場合、伸展動作を行う意図が有ると判定する。
また、S23において、伸展動作を行う意図が有ると判定した場合(YESの場合)、S24に進み、脊椎駆動モータ28aを駆動させ、プーリ28b、28cを回動させてロープ29A、29Bを巻き取る。このとき、脊椎駆動モータ28aは、予め設定されたトルク優先モード(重い物を持ち上げる場合の制御モード)、あるいは回転量優先モード(上体を起こす場合の制御モード)で制御される。
また、S23において、伸展動作を行う意図が無いと判定された場合(NOの場合)、S27に進み、脊椎駆動モータ28aの制御を停止する。
次のS25では、角度センサ70,72,74,76,78から出力された角度検出信号を取得し、肩、肘、脊椎の各関節の動作状態を確認する。また、プーリ28b、28cの回転位置からロープ29A、29Bの繰り出し長さを求めることができ、このロープ繰り出し長さから脊椎ユニット22の曲がり具合(曲げ角度)を求めることもできる。これにより、装着者12の背中が曲がり過ぎていないか、あるいは脊椎駆動モータ28aのトルクから脊椎ユニット22にかかる荷重が重すぎないかを判定する。
S26では、装着者12の上体の動作が目的の範囲内に入ったか否かをチェックする。S26において、プーリ28b、28cの回転位置からロープ29A、29Bの繰り出し長さが許容範囲内の場合(YESの場合)、S11の処理に戻り、脊椎駆動モータ28aの制御を継続する。また、S26において、プーリ28b、28cの回転位置からロープ29A、29Bの繰り出し長さが目的の範囲内に入っていない場合(NOの場合)、S24に戻り、脊椎駆動モータ28aの制御を継続する。
また、S26において、プーリ28b、28cの回転位置からロープ29A、29Bの繰り出し長さが目的の範囲内に入った場合(YESの場合)、S27に進み、脊椎駆動モータ28aの制御を停止する。
また、上記S26において、床反力センサやジャイロセンサが装備されている場合には、角度センサ70,72,74,76,78から出力された角度検出データ及び床反力センサによる重心位置検出データ、ジャイロセンサによる装着者12の姿勢検出データに基づいて全身の姿勢を判定し、装着者12の姿勢が目的の範囲内に入ったかを推定し、その推定された姿勢の上体に応じたトルクを発生するように印加電圧を制御して脊椎駆動モータ28aを駆動しても良い。
〔変形例2〕
図15は制御装置100が実行する変形例2の安全機能制御の制御処理を説明するためのフローチャートである。図15に示されるように、S31において、装着者12の広背筋の各生体電位を検出する背筋生体信号検出センサ250a,250bからの生体信号を取得する。次のS32では、角度センサ70,72,74,76,78から出力された角度検出信号を取得し、肩、肘、脊椎の各関節の動作状態を確認する。また、プーリ28b、28cの回転位置からロープ29A、29Bの繰り出し長さを求めることができ、このロープ繰り出し長さから脊椎ユニット22の曲がり具合(曲げ角度)を求めることもできる。
続いて、S33に進み、装着者12の上体の動作が許容範囲内か否かをチェックする。S33において、プーリ28b、28cの回転位置からロープ29A、29Bの繰り出し長さが許容範囲内の場合(YESの場合)、S34に進み、装着者12が上体を前後方向、左右方向、旋回方向の屈曲動作を行った後に、伸展動作を行う意図が有るか否かをチェックする。S34においては、背筋生体信号検出センサ250a,250bからの生体信号の出力レベルが所定値以上に達した場合、伸展動作を行う意図が有ると判定する。
また、S34において、伸展動作を行う意図が有ると判定された場合(YESの場合)、S35に進み、脊椎駆動モータ28aの制御を行う。この後は、S11に戻り、S11以降の処理を繰り返す。
また、上記S33において、プーリ28b、28cの回転位置からロープ29A、29Bの繰り出し長さが許容範囲を超えた場合(NOの場合)、S36に進み、脊椎ユニット22に作用する負荷が過大か否かをチェックする。S36において、脊椎ユニット22に作用する負荷が過大であると判定された場合(YESの場合)、S37に進み、アラーム(警報)を発する。これにより、装着者12は、上体の前屈動作(前屈角度)が許容範囲を超えてして持ち上げようする物体の荷重が大きすぎると、認識できる。
次のS38では、アラームを発してから所定時間が経過したか否かをチェックしており、所定時間が経過するまで(NOの場合)、S37のアラームを継続させる。また、S38で所定時間が経過した場合(YESの場合)、S39に進み、アラームを停止した後、S40で脊椎駆動モータ28aの制御を停止する。このように、装着者12が過大な荷重の物体を無理な姿勢(前屈姿勢)で持ち上げようとした場合、脊椎駆動モータ28aを停止して安全性を優先する。
また、S36において、脊椎ユニット22に作用する負荷が過大でないと判定された場合(NOの場合)、装着者12の安全性が確保されるため、S35に進み、脊椎駆動モータ28aの制御を行う。
〔変形例3〕
図16は変形例3の脊椎ユニットが起立した状態を示す側面図である。図16に示されるように、変形例3の脊椎ユニット300は、複数の荷重支持部材310(310〜310)を垂直方向に積重し、各荷重支持部材310(310〜310)の左右両側を平行リンク320(320〜320)により連結する構成である。
また、平行リンク320(320〜320)は、各荷重支持部材310(310〜310)の側面に固定されたブラケット330(320〜320)にボールジョイント340(340〜340)を介してどの方向にも揺動可能に連結されている。
各荷重支持部材310(310〜310)は、下段の荷重支持部材310の上面に形成された曲面350を上段の荷重支持部材310の下面に形成された曲面360に当接させた状態に連結される。曲面350、360は、球面の一部を構成しており、前後方向及び左右方向に湾曲している。
図17は変形例3の脊椎ユニットの内部に形成された脊椎駆動機構を示す側面図である。図17に示されるように、各荷重支持部材310(310〜310)の中央には、上下方向に貫通する空間370(370〜370)が形成されている。この空間370(370〜370)の内部には、一対のプーリ380(380〜380)、390(390〜390)が回転可能に支持されている。
また、一方のプーリ380(380〜380)は、空間370(370〜370)の前側に配置され、他方のプーリ390(390〜390)は、空間370(370〜370)の後方に配置されている。
また、各プーリ380(380〜380)、390(390〜390)には、1本のロープ(索条体)400が交互に巻き掛けされており、上端が最上端のプーリ390に結合され、下端が脊椎駆動機構28のプーリ28bに結合されている。ロープ400は、全てのプーリ380(380〜380)、390(390〜390)に巻き掛けされている。
そのため、装着者12の上体が前後方向、左右方向、旋回方向に動作すると、その動作方向に各荷重支持部材310(310〜310)が曲面350、360に沿って移動し、その移動量に応じてプーリ28bが回動してロープ400が繰り出される。そして、装着者12の広背筋からの生体信号が検出されて装着者12が上体を基準位置に戻そうとすると、脊椎駆動モータ28aがプーリ28bを所定角度駆動すると共に、ロープ400を巻き取る。これにより、脊椎ユニット300は、曲面350、360に沿って復帰動作を行うと共に、補助力を装着者12に付与して広背筋による復帰動作をアシストする。
図18は変形例3の脊椎ユニット300が前後方向に撓んだ動作状態を示す斜視図である。図18に示されるように、装着者12が前方向(A方向)に上体を屈曲させると、脊椎ユニット300の各荷重支持部材310(310〜310)も同一方向(前方向)に揺動する。そして、装着者12の上体が前方向に動作すると、その動作方向に各荷重支持部材310(310〜310)が曲面350、360に沿って移動し、その移動量に応じてプーリ28bが回動してロープ400が繰り出される。
また、脊椎ユニット300は、プーリ28bの回動角度に応じたロープ400の繰り出し長さによって前方向の移動量が制限される。
各荷重支持部材310(310〜310)は、上面中央に背面側から前面側に矩形状のガイド溝410が形成されている。このガイド溝410の左右両側には、曲面350、360が形成されている。また、ガイド溝410の底面は、曲面350、360と同じ曲率半径による曲面420が形成されている。
さらに、各荷重支持部材310(310〜310)の下面には、ガイド溝410に嵌合する嵌合部430が突出している。従って、各荷重支持部材310(310〜310)が前後方向(A,B方向)に移動する際は、嵌合部430がガイド溝410に嵌合した状態で移動方向を曲面350、360に沿うようにガイドされる。
また、操作者12の上体の動作に伴う各荷重支持部材310(310〜310)の変位量は、平行リンク320(320〜320)の作用により等間隔となる。
図19は変形例3の脊椎ユニットが左右方向に撓んだ動作状態を示す側面図である。図19に示されるように、嵌合部430の横幅寸法(C,D方向の寸法)は、ガイド溝410の横幅寸法よりも小さい。そのため、嵌合部430は、左右側面がガイド溝410の左右側面に当接するまで、C,D方向に移動することができる。
装着者12が上体を左右方向(C,D方向)に傾けると、その外力が各荷重支持部材310(310〜310)に伝わり、各荷重支持部材310(310〜310)も曲面350、360に沿って同一方向(C,D方向)に移動する。そして、装着者12の上体が左右方向に動作した場合も前後方向に動作させた場合と同様に、その移動量に応じてプーリ28bが回動してロープ400が繰り出される。
また、嵌合部430の左右側面がガイド溝410の左右側面に当接した場合、左右方向への移動が制限されるため、嵌合部430及びガイド溝410は、前後方向の移動をガイドすると共に、左右方向の移動量を規制する規制部としても機能する。
また、装着者12が上体を水平方向に旋回させる場合も各荷重支持部材310(310〜310)は、曲面350、360に沿って旋回方向に移動する。この場合もその移動量に応じてプーリ28bが回動してロープ400が繰り出される。
装着者12が上体を揺動させた後、上体を基準位置(垂直状態)に復帰させようと広背筋による筋力を発生させようとすると、背筋生体信号検出センサ250a,250bにより生体信号が検出され、脊椎駆動モータ28aが駆動される。これにより、脊椎駆動機構28のプーリ28bが所定角度回動され、ロープ400が巻き取られる。
そのため、脊椎ユニット300は、ロープ400の張力がプーリ380(380〜380)を介して各荷重支持部材310(310〜310)に伝達され、各荷重支持部材310(310〜310)を垂直状態に積重させる基準位置に復帰させるアシスト力を装着者12に付与することができる。
また、各荷重支持部材310(310〜310)間の抵抗が小さすぎる場合には、各荷重支持部材310(310〜310)間を連結する平行リンク320(320〜320)にコイルバネまたはダンパなどの緩衝部材を設けるようにしても良い。
上記実施例及び変形例では、各荷重支持部材間を連結する曲面に沿うように前後方向、左右方向、旋回方向に揺動可能に連結された構成のものを一例として挙げたが、これに限らず、例えば各方向ごとに回転軸を設け、6本の回転軸を組み合わせて各荷重支持部材を各方向に揺動可能に連結する構成としても良い。
上記実施例及び変形例では、本発明の多自由度補助装置を装着式動作補助装置の脊椎ユニットに適用した場合について説明したが、これに限らず、例えばコンピュータ制御により動作する二足歩行形ロボットの脊椎部に適用することも可能である。
10 動作補助装置
12 装着者
14 上肢フレーム
15 ブラケット
16A、16B 肩フレーム
17A,17B 上肢駆動部
20 上体補助機構
22、300 脊椎ユニット
24(24〜24)、310(310〜310) 荷重支持部材
24a ベース
24b 突状球面連結部
24c 凹状球面連結部
24d〜24g 規制部
24h、24i 挿通孔
24j 凹部
28 脊椎駆動機構
28a 脊椎駆動モータ
28b モータ回転軸
28c、28d プーリ
29A、29B、400 ロープ(索条体)
30 腰フレーム
32 腰締結部
34 腰締結ベルト
36A,36B バッテリ
40A、40B 肩駆動部
42A、42B 腕駆動部
43A,43B 肩駆動モータ
44A、44B 第1腕フレーム
45A,45B 腕駆動モータ
46A,46B 第2腕フレーム
48A,48B 上肢締結ベルト
50A、50B 上肢締結部材
52A,52B 上肢締結ベルト
70,72,74,76,78 角度センサ
86 電源回路
88 入出力インターフェイス
90 バッテリ充電警告部
100 制御装置
111〜115 第1乃至第5角度検出部
130 メモリ
130A データベース格納領域
130B 制御プログラム格納領域
132 データ出力部
134 通信ユニット
140 駆動部
142 物理現象検出部
144 生体信号検出部
146 データ格納部
148 基準パラメータデータベース
150 指令信号データベース
152 フェーズ特定部
154 随意的制御部
156 ゲイン変更部
158 電力増幅部
160 自律的制御部
191〜195 第1乃至第5モータドライバ
201〜214 第1乃至第14差動増幅器
238a,238b,240a,240b,242a,242b,244a,244b,246a,246b,248a,248b 生体信号検出センサ
250a,250b 背筋生体信号検出センサ
320(320〜320) 平行リンク
330(320〜320) ブラケット
340(340〜340) ボールジョイント
350、360、420 曲面
370(370〜370) 空間
380(380〜380)、390(390〜390) プーリ
410 ガイド溝
430 嵌合部

Claims (5)

  1. 上下方向に積重された複数の荷重支持部材と、
    前記各荷重支持部材間に設けられ、上段の前記荷重支持部材と下段の前記荷重支持部材との間を前後方向及び左右方向及び旋回方向に揺動可能に連結する連結部と、
    最上端の前記荷重支持部材に先端が結合され、前記各連結部を中心として前記各荷重支持部材の前記左右方向に延在する部位に形成された一対の挿通孔にそれぞれ挿通された索条体と、
    前記一対の索条体の下端をそれぞれ巻き取ることで前記各荷重支持部材を垂直方向に積重された基準位置に復帰させる駆動機構と、
    を備え、
    前記各荷重支持部材は、外力の作用により前記各連結部の動作と共に、上段の前記荷重支持部材が下段の前記荷重支持部材に対して前記外力の作用方向にずれることが許容されており
    前記複数の荷重支持部材は、前記連結部により下段の前記荷重支持部材に対して上段の前記荷重支持部材が前後方向及び左右方向及び旋回方向に移動可能に連結されると共に、前記外力の作用による移動方向に拘わらず鉛直方向の荷重を支持することを特徴とする多自由度補助装置。
  2. 前記駆動機構は、
    該索条体の下端が巻き掛けされたプーリと、
    該プーリを駆動する駆動部と、
    前記連結部により揺動可能に連結された前記各荷重支持部材を垂直方向に積重された基準位置に復帰させる際に前記駆動部を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の多自由度補助装置。
  3. 装着者の背中に装着される多自由度補助装置であって、
    当該装着者の背中の動きに応じた生体信号を出力する生体信号検出部を設け、
    前記制御部は、前記生体信号検出部から出力された背中の生体信号に基づいて前記駆動部を駆動させる制御信号を生成し、前記連結部により揺動可能に連結された前記各荷重支持部材を垂直方向に積重された基準位置に復帰させることを特徴とする請求項2に記載の多自由度補助装置。
  4. 前記各荷重支持部材は、前記連結部により下段の前記荷重支持部材及び上段の前記荷重支持部材に対して所定範囲を超える移動量に達したとき、互い隣接する前記各荷重支持部材間の相対移動を規制する規制部を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の多自由度補助装置。
  5. 前記複数の荷重支持部材は、最下端が装着者の腰に締結される腰フレームに固定され、最上端が上肢駆動部を支持し、当該装着者の上体の動作方向に応じて前後方向または左右方向または旋回方向に揺動することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の多自由度補助装置。
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