JP5956672B2 - 油圧供給装置 - Google Patents
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Description
この発明は油圧供給装置に関する。
特許文献1において駆動源(エンジン)によって駆動されるメインオイルポンプと、油圧モータによって駆動されるサブオイルポンプと、メインオイルポンプから吐出される吐出圧をライン圧に調圧する第1レギュレータバルブと、第1レギュレータバルブの第1排出ポートに接続されて調圧時に排出される排出圧を低圧のセカンダリ圧に調圧する第2レギュレータバルブとを備えると共に、第1レギュレータバルブの第2排出ポートを上記した油圧モータの吸入通路に接続し、よって第1レギュレータバルブから排出される余剰の作動油でサブオイルポンプを駆動するように構成された油圧供給装置が提案されている。
特許文献1記載の技術は上記のように構成することで、高圧なライン圧の余剰の作動油(油圧)を回生に利用しているが、サブオイルポンプを駆動するのに油圧モータを必要とすることから、結果として油圧ポンプ(モータ)が3基となって構造が複雑となっていた。また、低圧系には高圧のライン圧を減圧して供給するため、その分、油圧エネルギのロスが生じていた。
従って、この発明の目的は上記した不都合を解消し、簡易な構造で高圧なライン圧の余剰の作動油を回生に利用すると共に、油圧エネルギのロスを減少させるようにした油圧供給装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る油圧供給装置にあっては、駆動源に接続される第1ロータを備える第1油圧ポンプと、前記第1油圧ポンプの第1ロータに接続される第2ロータを備える第2油圧ポンプと、前記第1油圧ポンプの吸入口と作動油を貯留するリザーバとを接続する第1油路と、前記第2油圧ポンプの吸入口と前記リザーバとを接続する第2油路と、前記第1油圧ポンプの吐出口と油圧アクチュエータとを接続する第3油路と、前記第1油圧ポンプの吐出口から前記第3油路に吐出される作動油の圧力をライン圧に調圧する第1レギュレータバルブと、前記第2油圧ポンプの吐出口と前記油圧アクチュエータの潤滑系とを接続する第4油路と、前記第1レギュレータバルブから排出される作動油を前記第2油路に供給する第5油路と、前記第1レギュレータバルブから前記第5油路に排出される作動油の圧力を前記ライン圧より低圧に調圧する第2レギュレータバルブと、前記第2油路において前記第5油路への接続点と前記リザーバとの間に配置されて前記リザーバから前記第2油圧ポンプへの作動油の供給のみを許容する一方向弁とを備える如く構成した。
請求項2に係る油圧供給装置にあっては、前記第2油圧ポンプの吐出口から前記第4油路に吐出される作動油の圧力を、前記第2レギュレータバルブで調圧される圧力よりもさらに低圧に調圧する第3レギュレータバルブを備える如く構成した。
請求項1に係る油圧供給装置にあっては、駆動源に接続される第1油圧ポンプの第1ロータに接続される第2ロータを備える第2油圧ポンプと、第1油圧ポンプの吐出口から(第1油圧ポンプの吐出口と油圧アクチュエータとを接続する)第3油路に吐出される作動油の圧力をライン圧に調圧する第1レギュレータバルブと、第1レギュレータバルブから排出される作動油を第2油圧ポンプとリザーバを接続する第2油路に供給する第5油路と、第1レギュレータバルブから第5油路に排出される作動油の圧力を前記ライン圧より低圧に調圧する第2レギュレータバルブと、第2油路において第5油路への接続点とリザーバとの間に配置されてリザーバから第2油圧ポンプへの作動油の供給のみを許容する一方向弁とを備える如く構成したので、高圧なライン圧の余剰の作動油を回生に利用することができると共に、構造を簡易にすることができる。
即ち、第2油圧ポンプのロータ(第2ロータ)を駆動源に接続される第1油圧ポンプのロータ(第1ロータ)に接続する一方、第1油圧ポンプから吐出される作動油の圧力をライン圧に調圧する第1レギュレータバルブから排出される作動油を第2油圧ポンプとリザーバを接続する第2油路に供給するように構成したので、第1レギュレータバルブから排出される余剰の作動油によって第2油圧ポンプを駆動して油圧モータ類似の動作をさせることができ、駆動源の負荷をその分だけ低減させることができ、特許文献1記載の技術と同様、高圧なライン圧の余剰の作動油を回生に利用できると共に、その回生に第1、第2油圧ポンプのみで足りることとなって構造を簡易にすることができる。
また、第2油圧ポンプの吐出口と油圧アクチュエータの潤滑系とを第4油路で接続するように構成、換言すれば第1油圧ポンプから吐出される高圧の吐出圧を減圧して供給することがないので、油圧エネルギのロスを回避することができる。
また、第2レギュレータバルブは、第1レギュレータバルブから排出される作動油の圧力をライン圧より低圧に調圧する如く構成したので、上記した効果に加え、第1レギュレータバルブの背圧を適正な値に保持することができる。
請求項2に係る油圧供給装置にあっては、第2油圧ポンプの吐出口から第4油路に吐出される作動油の圧力を、第2レギュレータバルブで調圧される圧力よりもさらに低圧に調圧する第3レギュレータバルブを備える如く構成したので、上記した効果に加え、油圧アクチュエータの潤滑系に供給される作動油の圧力を必要最小限度の低圧に調圧することができ、油圧エネルギのロスを一層良く回避することができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る油圧供給装置を実施するための形態を説明する。
図1はこの発明の実施例に係る油圧供給装置を全体的に示す概略図である。
図1において、符号10は第1油圧ポンプ(オイルポンプ)を、符号12は第2油圧(送油)ポンプを示す。図2は第1油圧ポンプ10の破断平面図である。図示は省略するが、第2油圧ポンプ12も同様の構造を備える。尚、この実施例においては油圧供給装置を例えば車両の自動変速機、具体的には特開2012-237402号公報に記載されるような自動変速機用の油圧供給装置を例にとって説明する。
図示の如く、第1油圧ポンプ10(と第2油圧ポンプ12)は内接型のギヤポンプからなり、自動変速機のケース14に取り付け可能に構成されたケーシングの内部に回転自在に収容され、外周に6個の内歯が形成されたインナ(ドライブ)ロータ10a(と12a)と、インナロータ10a(と12a)の外周側に、その内歯と部分的に噛合う7個の外歯が形成されたアウタ(ドリブン)ロータ10b(と12b)とを備える。尚、第2油圧ポンプ12は第1油圧ポンプ10よりも容積が小さい構造とされる。
第1油圧ポンプ10のインナロータ10aはエンジン(ENG。内燃機関(駆動源))16に接続される。より具体的には、第1油圧ポンプ10のインナロータ10aはエンジン16のクランクシャフトにチェーンで接続されるギヤドライブシャフト16aにスプライン結合され、エンジン16の回転に同期して回転(駆動)される。
アウタロータ10b(と12b)はインナロータ10a(と12a)の回転に応じて従動し、リザーバ20に貯留される作動油(ATF)はそれらロータの回転によって吸入口10c(と12c)から吸込まれ、内歯と外歯の間を通って吐出口10d(と12d)から吐出される。リザーバ20は自動変速機のケース14の底部に形成されるオイルパンからなる。
第2油圧ポンプ12はインナロータ12aが第1油圧ポンプ10のインナロータ10aに連結部材12eを介して機械的に接続され、第1油圧ポンプ10がエンジン16に駆動されて回転するとき、第1油圧ポンプ10と共に回転するように構成される。
図1の説明に戻ると、第1油圧ポンプ10と第2油圧ポンプ12はエンジン16に駆動されて回転し、第1油路22と第2油路24を介して吸入口10cと12cからリザーバ20に貯留される作動油を汲み上げ、吐出口10dと12dから第3油路26と第4油路30とに加圧された作動油を吐出する。
第3油路26は油圧アクチュエータ(「PH系」と示す)32に接続され、第1油圧ポンプ10の吐出口から吐出される作動油の圧力(油圧)をライン圧(PH圧)として油圧アクチュエータ32に供給する。
第4油路30は油圧アクチュエータ32の潤滑系(「LUB系」と示す)32aに接続される。油圧アクチュエータ32は油圧クラッチ、トルクコンバータのロックアップクラッチなどからなり、その潤滑系32aは潤滑を必要とするそれらの構成部品を意味する。
第3油路26には第1レギュレータバルブ34が接続される。第1レギュレータバルブ34は、スプリング34aで所定位置に付勢されるスプール(図示せず)と、スプールによって開閉される入力ポート34bと、出力ポート34cと、フィードバック油路34d(図に破線で示す)を備える。
第1レギュレータバルブ34の入力ポート34bは第3油路26に接続されると共に、出力ポート34cは第5油路36を介して第2油路24に接続される。第2油路24にはリザーバ20と第2油圧ポンプ12の吸入口12cの間においてチェックバルブ(一方向弁)40が配置される。
より具体的には、第1レギュレータバルブ34の出力ポート34cは第5油路36から接続点24aを介して(チェックバルブ40と第2油圧ポンプ12の吸入口12cの間において)第2油路24に接続される。チェックバルブ40はリザーバ20から第2油圧ポンプ12への作動油の供給のみを許容する。
第1レギュレータバルブ34は、油圧アクチュエータ32に供給される作動油の一部を、スプールで開度が決定される入力ポート34bから入力し、フィードバック油路34dを介して調節することで、第1のオイルポンプ10から第3油路26に供給(吐出)される作動油の圧力をライン圧(PH圧)に調圧する。
第1レギュレータバルブ34の出力ポート34cから排出される余剰の作動油は、一方では前記したように第5油路36から第2油圧ポンプ12の吸入口12cに接続されると共に、他方では第5油路36の分岐路36aに供給される。
分岐路36aには第2レギュレータバルブ42が配置される。第2レギュレータバルブ42も第1レギュレータバルブ34と同様、スプリング42aで所定位置に付勢されるスプール(図示せず)と、スプールによって開閉される入力ポート42bと、出力ポート42cと、フィードバック油路42d(図に破線で示す)を備える。
第2レギュレータバルブ42は、第1レギュレータバルブ34の出力ポート34cから排出されて第5油路36の分岐路36aを流れる作動油(余剰の作動油)の圧力をライン圧(PH圧)より規定値だけ低圧な中間圧(PM圧)に調圧する。
即ち、第1レギュレータバルブ34の出力ポート34cから排出される余剰の作動油は第2レギュレータバルブ42によって中間圧に調圧され、第5油路36と第2油路24を介して第2油圧ポンプ12に供給されるが、その流量が第2油圧ポンプ12の容積よりも大きいと、第1レギュレータバルブ34の出力ポート34cの背圧がPH圧よりも高くなってロック状態となる一方、流量が第2油圧ポンプ12の容積より少ないと、第2油圧ポンプ12に供給される前に減圧されて回生が不可能となる。
そのため、第2レギュレータバルブ42は、第1レギュレータバルブ34から排出される余剰の作動油の流量が多いときは第1レギュレータバルブ34の出力ポート34cの背圧がPH圧より規定値だけ低圧な中間圧(PM圧)となるようにその流量を調圧、換言すれば第2油圧ポンプ12の容積を超える流量を出力ポート42cからリザーバ20に排出(解放)することで上記した不都合が生じるのを防止する。
また、第4油路30は分岐路30aを介して油圧アクチュエータ32の潤滑系(LUB系)32aに接続されると共に、分岐路30aには第3レギュレータバルブ44が配置される。
第3レギュレータバルブ44も第1、第2レギュレータバルブ34,42と同様、スプリング44aで所定位置に付勢されるスプール(図示せず)と、スプールによって開閉される入力ポート44bと、出力ポート44cと、フィードバック油路44d(図に破線で示す)を備える。
第3レギュレータバルブ44は、第2油圧ポンプ12の吐出口12dから排出される作動油をスプールで開度が決定される入力ポート44bから入力し、出力ポート44cを介してリザーバ20に排出することで、前記第4油路30を流れる作動油の圧力を中間圧(PM圧)よりさらに低圧の潤滑圧(LUB圧)に調圧する。調圧された作動油は油圧アクチュエータ32の潤滑系32aに供給される。
次いで、この実施例に係る油圧供給装置の動作を説明する。
図3は、エンジン16が低回転のときの装置の動作を示す、図1と同様の概略図である。
同図の場合、エンジン16によって駆動される第1油圧ポンプ10はリザーバ20から作動油を汲み上げて第3油路26に吐出する。吐出された作動油の圧力(油圧)は第1レギュレータバルブ34によってライン圧(PH圧)に調圧されて油圧アクチュエータ32に供給される。
また、第1油圧ポンプ10と機械的に接続される第2油圧ポンプ12はチェックバルブ40を介してリザーバ20から作動油を汲み上げ、矢印で示す如く、第4油路30に吐出する。吐出された作動油の圧力(油圧)は潤滑圧(LUB圧)に調圧されて油圧アクチュエータ32の潤滑系32aに供給される。
このとき、第1レギュレータバルブ34の出力ポート34cから排出された余剰の作動油は第5油路36と第2油路24を介して第2油圧ポンプ12の吸入口12cに供給されるが、エンジン16の回転数が低いことから、第1レギュレータバルブ34から排出される余剰の作動油の圧力と流量は小さく、余剰の作動油はリザーバ20から汲み上げられた作動油と共に油圧アクチュエータ32の潤滑系32aに供給されるに止まる。
図4は、エンジン16が高回転のときの装置の動作を示す、図1と同様の概略図である。
同図の場合も、エンジン16によって駆動される第1油圧ポンプ10はリザーバ20から作動油を汲み上げて第3油路26に吐出する。吐出された作動油の圧力は第1レギュレータバルブ34によってライン圧(PH圧)に調圧されて油圧アクチュエータ32に供給される。
また、第1レギュレータバルブ34の出力ポート34cから排出された余剰の作動油は第5油路36と第2油路24を介して第2油圧ポンプ12の吸入口12cに供給されるが、エンジン16の回転数が高いことから、第1レギュレータバルブ34から排出される余剰の作動油の圧力と流量が増加する。
この場合、第1レギュレータバルブ34から排出される余剰の作動油の圧力(背圧)は、第2レギュレータバルブ42によってPH圧より規定値だけ低圧な中間圧(PM圧)に調圧される。
従って、第2油圧ポンプ12の吸入口12cに供給される作動油の圧力(PM圧)と吐出口12dから吐出される作動油の圧力(LUB圧)との間に圧力差を生じる。
その結果、第2油圧ポンプ12は駆動力を発生する油圧モータとしても機能し、連結部材12eを介して第1油圧ポンプ10を機械的に駆動する。これにより、エンジン16のポンプ駆動トルクが低減される回生が実現される。
尚、第2油圧ポンプ12はモータとして機能するときであっても本来的にポンプであることから、第1レギュレータバルブ34から排出される余剰の作動油と共に油圧アクチュエータ32の潤滑系32aに供給することはいうまでもない。
上記した如く、この実施例に係る油圧供給装置にあっては、駆動源(エンジン)16に接続される第1ロータ(インナロータ)10aを備える第1油圧ポンプ10と、前記第1油圧ポンプの第1ロータに接続される第2ロータ(インナロータ)12aを備える第2油圧ポンプ12と、前記第1油圧ポンプ10の吸入口10cと作動油を貯留するリザーバ20とを接続する第1油路22と、前記第2油圧ポンプ12の吸入口12cと前記リザーバ20とを接続する第2油路24と、前記第1油圧ポンプ10の吐出口10dと油圧アクチュエータ32とを接続する第3油路26と、前記第1油圧ポンプの吐出口から前記第3油路に吐出される作動油の圧力をライン圧(PH圧)に調圧する第1レギュレータバルブ34と、前記第2油圧ポンプ12の吐出口12dと前記油圧アクチュエータ32の潤滑系32aとを接続する第4油路30と、前記第1レギュレータバルブ34から排出される余剰の作動油を前記第2油路24に接続する第5油路36と、前記第1レギュレータバルブ34から前記第5油路36に排出される余剰の作動油の圧力を前記ライン圧より低圧(PM圧)に調圧する第2レギュレータバルブ42と、前記第2油路において前記第5油路への接続点24aと前記リザーバ20との間に配置されて前記リザーバから前記第2油圧ポンプ12への作動油の供給のみを許容する一方向弁(チェックバルブ)40とを備える如く構成したので、高圧なライン圧(PH)の余剰の作動油を回生動作に利用することができると共に、構造を簡易にすることができる。
即ち、第2油圧ポンプ12のインナロータ(第2ロータ)12aをエンジン(駆動源)16に接続される第1油圧ポンプ10のインナロータ(第1ロータ)10aに連結部材12eを介して接続する一方、第1油圧ポンプ10から吐出される作動油の圧力をライン圧に調圧する第1レギュレータバルブ34から排出される余剰の作動油を第2油圧ポンプ12とリザーバ20を接続する第2油路24に供給するように構成したので、第1レギュレータバルブ34から排出される余剰の作動油によって第2油圧ポンプ12を駆動して油圧モータとしても機能させることができ、エンジン(駆動源)16の負荷(ポンプ駆動トルク)をその分だけ低減させることができる。これにより、特許文献1記載の技術と同様、高圧なライン圧の余剰の作動油を回生動作に利用することができると共に、その回生に第1、第2油圧ポンプ10,12のみで足りることとなって構造を簡易にすることができる。
また、第2油圧ポンプ12の吐出口12dと油圧アクチュエータ32の潤滑系32aとを第4油路30で接続するように構成、換言すれば第1油圧ポンプ10から吐出される高圧の作動油を減圧して供給することがないので、油圧エネルギのロスを回避することができる。
また、前記第2レギュレータバルブ42は、前記第1レギュレータバルブ34から排出される作動油の圧力を前記ライン圧より低圧、より具体的には、中間圧(PM圧)に調圧する如く構成したので、上記した効果に加え、第1レギュレータバルブ34の出力ポート34cの背圧を適正な値に保持することができる。
また、前記第2油圧ポンプ12の吐出口12dから前記第4油路30に吐出される作動油の圧力を、前記第2レギュレータバルブ42で調圧される圧力よりもさらに低圧に調圧する第3レギュレータバルブを備える如く構成したので、上記した効果に加え、油圧アクチュエータ32の潤滑系32aに供給される作動油の圧力を必要最小限度の低圧に調圧することができ、油圧エネルギのロスを一層良く回避することができる。
上記において油圧供給装置を自動変速機の油圧供給装置を例にとって説明したが、それに限られるものではない。また、駆動源としてエンジン16を例示したが、それに限られるものではなく、駆動源はエンジンと電動モータとのハイブリッド、あるいは電動モータであっても良い。
この発明によれば、駆動源に接続される第1油圧ポンプと、第1油圧ポンプのロータに接続される第2油圧ポンプと、第1油圧ポンプから第1油圧ポンプの吐出口と油圧アクチュエータとを接続する第3油路に吐出される作動油の圧力をライン圧に調圧する第1レギュレータバルブと、第2油圧ポンプと油圧アクチュエータの潤滑系とを接続する第4油路と、第1レギュレータバルブから排出される余剰の作動油の圧力をライン圧より低圧に調圧する第2レギュレータバルブと、第2油圧ポンプとリザーバを接続する第2油路に配置されてリザーバから第2油圧ポンプへの作動油の供給を許容する一方向弁とを備えるように構成したので、余剰の作動油を回生できると共に、油圧エネルギのロスを減少することができる。
10 第1油圧ポンプ、10a ロータ(インナロータ)、10c 吸入口、10d 吐出口、12 第2油圧ポンプ、12a ロータ(インナロータ)、12c 吸入口、12d 吐出口、16 エンジン(内燃機関。駆動源)、20 リザーバ、22 第1油路、24 第2油路、26 第3油路、30 第4油路、32 油圧アクチュエータ、32a 油圧アクチュエータの潤滑系、34 第1レギュレータバルブ、34b 入力ポート、34c 出力ポート、36 第5油路、40 チェックバルブ(一方向弁)、42 第2レギュレータバルブ、42b 入力ポート、42c 出力ポート、44 第3レギュレータバルブ、44b 入力ポート、44c 出力ポート
Claims (2)
- 駆動源に接続される第1ロータを備える第1油圧ポンプと、前記第1油圧ポンプの第1ロータに接続される第2ロータを備える第2油圧ポンプと、前記第1油圧ポンプの吸入口と作動油を貯留するリザーバとを接続する第1油路と、前記第2油圧ポンプの吸入口と前記リザーバとを接続する第2油路と、前記第1油圧ポンプの吐出口と油圧アクチュエータとを接続する第3油路と、前記第1油圧ポンプの吐出口から前記第3油路に吐出される作動油の圧力をライン圧に調圧する第1レギュレータバルブと、前記第2油圧ポンプの吐出口と前記油圧アクチュエータの潤滑系とを接続する第4油路と、前記第1レギュレータバルブから排出される作動油を前記第2油路に供給する第5油路と、前記第1レギュレータバルブから前記第5油路に排出される作動油の圧力を前記ライン圧より低圧に調圧する第2レギュレータバルブと、前記第2油路において前記第5油路への接続点と前記リザーバとの間に配置されて前記リザーバから前記第2油圧ポンプへの作動油の供給のみを許容する一方向弁とを備えたことを特徴とする油圧供給装置。
- 前記第2油圧ポンプの吐出口から前記第4油路に吐出される作動油の圧力を、前記第2レギュレータバルブで調圧される圧力よりもさらに低圧に調圧する第3レギュレータバルブを備えたことを特徴とする請求項1記載の油圧供給装置。
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