JP2011094684A - オイル供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルポンプから吐出されたオイルを、目標油圧が異なる複数の油圧系統に供給するにあたり、オイルポンプを駆動する動力を低減させる。
【解決手段】目標油圧の高い第1油圧系統15と、目標油圧の低い第2油圧系統12と、オイルを吐出するオイルポンプ1,2とを備えたオイル供給装置において、オイルポンプ1,2のオイルを第1油圧系統15に供給して供給油路11の油圧を高圧に調圧する状態と、オイルポンプ1,2のオイルを第2油圧系統12に供給して供給油路11の油圧を低圧に調圧する状態とを切り替える切替装置13と、オイルポンプ1,2のオイルが第1油圧系統15に供給されるときに油圧を蓄える一方、オイルポンプ1,2のオイルを第1油圧系統15に供給しない場合に、蓄えた圧力を放出して第1油圧系統15の油圧の低下を抑制する蓄圧器16とを備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、オイルポンプから吐出されたオイルを、目標油圧が異なる複数の油圧系統に供給するように構成されているオイル供給装置に関するものである。
オイルポンプから吐出されたオイルを、目標油圧が異なる複数の油圧系統に供給するように構成されたオイル供給装置を有する車両が知られており、その一例が、特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載された車両においては、エンジンに、トルクコンバータを有する多段変速機が接続されているとともに、その多段変速機にオイルを供給する油圧制御装置が設けられている。この油圧制御装置はポンプ部を備えており、このポンプ部は前記エンジンにより駆動される第1ポンプおよび第2ポンプを有している。前記第1ポンプから吐出された作動油が供給されるメイン吐出油ラインが設けられており、そのメイン吐出油ラインの作動油が、変速機コントロールバルブ群に供給されるように構成されている。また、メイン吐出油ラインの油圧を制御するメインリリーフ弁が設けられている。このメインリリーフ弁は、メイン吐出油ラインの余り油を出口から排出することにより、メイン吐出油ラインの油圧を制御するように構成されている。このメインリリーフ弁の出口には副作動油ラインが接続されている。
さらに、前記副作動油ラインの油圧を調整する副リリーフ弁が設けられている。この副リリーフ弁は、副作動油ラインの余り油を出口から排出することにより、副作動油ラインの油圧を制御するように構成されている。この副リリーフ弁により油圧が調整された作動油が、トルクコンバータに供給されるように構成されている。そして、副リリーフ弁から排出される余り油が、変速機の潤滑油回路に供給されるように構成されている。
一方、第2ポンプから吐出されたオイルが供給される副吐出油ラインが設けられており、第2オイルポンプから副吐出油ラインに吐出された作動油を、メイン吐出油ラインまたは副作動油ラインに切り替えて供給する流量切替弁が設けられている。さらに、副吐出油ラインにおける第2オイルポンプと流量切替弁との間と、前記メイン吐出油ラインとを接続する接続油路が設けられており、その接続油路にはチェック弁が設けられている。このチェック弁は、副吐出油ラインからメイン吐出油ラインへ向かう作動油の流れのみを許可し、作動油が逆向きに流れることを阻止するように構成されている。そして、通常の場合は、メイン吐出油ラインの圧力の方が、副吐出油ラインの圧力よりも高いため、チェック弁は閉弁状態となる。これに対して、メイン圧の方が低下した場合、チェック弁は開弁し、第2ポンプから吐出された作動油がメイン吐出油ラインに供給される。なお、オイルポンプから吐出されたオイルを、オイル必要部に供給するように構成された車両用の油圧装置は、特許文献2ないし5にも記載されている。
特開2007−177868号公報 特開2005−337502号公報 特開2004−76817号公報 特開2004−529299号公報 特開平3−134368号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたオイル供給装置においては、目標油圧が高い変速機コントロールバルブ群の油圧を確保するために、第1ポンプおよび第2ポンプから吐出された作動油を、共にメイン吐出油ラインに供給する回数もしくは頻度が相対的に多くなり、その第1ポンプおよび第2ポンプを駆動するための動力が増加する問題があった。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、オイルポンプから吐出されたオイルを、目標油圧が異なる複数の油圧系統に供給するにあたり、オイルポンプを駆動する動力を低減させることのできるオイル供給装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために請求項1の発明は、目標油圧が相対的に高い第1油圧系統と、目標油圧が前記第1油圧系統の目標油圧よりも相対的に低い第2油圧系統と、オイルポンプから吐出されたオイルを前記第1油圧系統および前記第2油圧系統に分岐させて供給する供給油路とを備えたオイル供給装置において、前記オイルポンプから吐出されたオイルを前記供給油路を経由させて前記第1油圧系統および前記第2油圧系統に供給することにより、前記供給油路の油圧を相対的に高圧に調圧する状態と、前記オイルポンプから吐出されるオイルを前記第2油圧系統に供給し、かつ、前記供給経路と前記第1油圧系統との間におけるオイルの流通を遮断することにより、前記供給油路の油圧を相対的に低圧に調圧する状態とを切り替える切替装置と、前記オイルポンプから吐出されるオイルが前記第1油圧系統に供給されているときにその油圧を蓄える一方、前記供給油路と前記第1油圧系統との間におけるオイルの流通が遮断された際に、蓄えた圧力を放出して前記第1油圧系統の油圧の低下を抑制する蓄圧器とを備えていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の構成に加えて、目標油圧が前記第2油圧系統の目標油圧よりも低い第3油圧系統と、前記オイルポンプから前記供給油路に供給されたオイルの一部を前記第3油圧系統に排出することにより、前記供給油路の油圧を制御する調圧弁とを有していることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項2の構成に加えて、前記オイルポンプは、前記供給油路に接続され、かつ、相互に並列に配置された第1オイルポンプおよび第2オイルポンプを含み、前記第2オイルポンプから前記供給油路に至る経路に、前記第2オイルポンプから吐出されたオイルが前記供給油路に向けて流れることを許容する一方、前記供給油路のオイルが前記第2オイルポンプに向けて逆流することを防止する逆止弁が設けられており、前記調圧弁は、前記供給油路のオイルの一部を前記第3油圧系統に排出する際に、前記第2オイルポンプから前記逆止弁の間へ吐出されたオイルを前記第3油圧系統に供給するように構成されていることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項3の構成に加えて、前記供給油路に、前記第1オイルポンプと前記第2油圧系統との間を接続または遮断するカット弁が設けられていることを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項4の構成に加えて、前記第1オイルポンプと前記第2油圧系統との間を前記カット弁により遮断している際に、前記第1オイルポンプから吐出されるオイルの一部を前記カット弁を迂回して前記第2油圧系統に供給する迂回油路と、この迂回油路に設けられ、かつ、オイルの流通する方向に対して垂直な平面内における断面積を相対的に狭くした絞り部とを備えていることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項4の構成に加えて、前記第1オイルポンプの容量は前記第2オイルポンプの容量よりも少なく構成されており、前記第1オイルポンプから前記第2油圧系統に至るオイルの供給経路を前記第1カット弁により遮断しているときに、前記第2オイルポンプから吐出されたオイルを前記第1オイルポンプの吸入口に導く案内装置が設けられていることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、オイルポンプから吐出されるオイルを、供給油路を経由させて第1油圧系統および第2油圧系統に供給することにより、供給油路の油圧を相対的に高圧に調圧する状態と、オイルポンプから吐出されるオイルを第2油圧系統に供給し、かつ、供給経路と第1油圧系統との間におけるオイルの流通を遮断することにより、供給油路の油圧を相対的に低圧に調圧する状態とを切り替えることができる。また、オイルポンプから吐出されるオイルが第1油圧系統に供給されているときには、その油圧が蓄圧器に蓄えられる。さらに、供給油路と第1油圧系統との間におけるオイルの流通が遮断された際に、蓄圧器に蓄えた圧力を放出して第1油圧系統の油圧の低下を抑制することができる。したがって、オイルポンプの負荷を第1油圧系統の目標油圧に応じたものにする程度(具体的には、回数、頻度、時間など)を相対的に少なくすることができ、オイルポンプを駆動するための動力を低減することができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明と同様の効果を得られる他に、オイルポンプから吐出されたオイルの一部を調圧弁を介して第3油圧系統に排出することにより、供給油路の油圧を制御することができる。
請求項3の発明によれば、請求項2の発明と同様の効果を得られる他に、第2オイルポンプから吐出されたオイルが、逆止弁を経由して供給油路に供給される。また、供給油路のオイルの一部を調圧弁を経由させて第3油圧系統に排出する際に、第2オイルポンプから逆止弁の間に吐出されたオイルが、調圧弁を経由して第3油圧系統に供給することができる。したがって、第2オイルポンプの負荷を、第3油圧系統の目標油圧に対応したものとすることができる。
請求項4の発明によれば、請求項3の発明と同様の効果を得られる他に、第1オイルポンプと第2油圧系統との間をカット弁により遮断すると、第1オイルポンプから吐出されたオイルが第1油圧系統に供給されて第2油圧系統には供給されないため、第1油圧系統の高油圧が、第2油圧系統に作用することを防止できる。
請求項5の発明によれば、請求項4の発明と同様の効果を得られる他に、第1オイルポンプと第2油圧系統との間をカット弁により遮断している際に、第1オイルポンプから吐出されるオイルの一部が迂回油路を経由して第2油圧系統に供給することができる。したがって、第2油圧系統におけるオイル量の不足を回避することができる。
請求項6の発明によれば、請求項4の発明と同様の効果を得られる他に、第1オイルポンプから吐出されたオイルを第1油圧系統に供給し、かつ、第2オイルポンプから吐出されたオイルを、第1オイルポンプを経由して第1油圧系統に供給することができる。したがって、第1オイルポンプの容量を相対的に少なくすることができる。
この発明のオイル供給装置の第1具体例を示す油圧回路図である。 この発明のオイル供給装置の第2具体例を示す油圧回路図である。 この発明のオイル供給装置の第3具体例を示す油圧回路図である。 この発明のオイル供給装置の第4具体例を示す油圧回路図である。 この発明のオイル供給装置の第5具体例を示す油圧回路図である。
この発明のオイル供給装置は、動力源によって駆動されるオイルポンプを備えており、そのオイルポンプから吐出されたオイルが、第1油圧系統および第2油圧系統に供給される。この発明における切替装置は、具体的にはバルブにより構成することができる。すなわち、バルブの開閉、もしくはバルブにより油路同士の接続先を変更することにより、オイルポンプから吐出されたオイルの供給先が変更される。このオイル供給装置は、例えば、車両の動力伝達装置における動力伝達状態を制御するために、第1油圧系統および第2油圧系統にオイルを供給する装置として用いることができる。この発明における油圧系統には、動力伝達装置の動力伝達状態を制御するためにオイルが供給される油圧室、その油圧室に供給するオイル量を制御する流量制御弁、油圧室の油圧を制御する圧力制御弁、オイルが通る油路などが含まれる。また、この発明における供給油路および迂回油路は、オイルが通る油路であればよく、貫通孔、切欠部、溝、バルブのポートなどが含まれる。前記動力伝達装置における動力伝達状態には、回転部材同士の間の変速比、回転部材同士の間で伝達されるトルクの容量、一方の回転部材に対する他方の回転部材の回転方向などが含まれる。以下、オイル供給装置を車両に用いる場合の具体例を順次説明する。
(第1具体例)
この発明のオイル供給装置の第1具体例を図1に基づいて説明する。この発明のオイル供給装置は複数のオイルポンプ、より具体的には独立した第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2を有している。この第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2は別々に駆動または停止することが可能に構成されている。この第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2を駆動する動力源3が設けられており、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2は回転式または往復式のいずれであってもよい。また、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2を駆動する動力源3は、エンジンまたは電動機のいずれであってもよい。まず、第1オイルポンプ1の構成について説明すると、第1オイルポンプ1は吸入口4および吐出口5を有しており、吸入口4には油路6が接続されている。また、油路6には逆止弁7を介在させて油路8が接続されており、その油路8がオイルパン9に接続されている。さらに、油路8にはストレーナ10が設けられている。前記逆止弁7は、油路8から油路6に向けてオイルが流れる場合に開放され、油路6から油路8に向けてオイルが流れようとすると閉じられるように構成されている。
前記第1オイルポンプ1の吐出口には油路11が接続されており、その油路11が中圧ライン12に接続されている。また、油路11には逆止弁13を介在させて油路14が接続されている。この逆止弁13は、油路11から油路14に向けてオイルが流れる場合に開放され、油路14から油路11に向けてオイルが流れようとすると閉じられるように構成されている。この油路14に高圧ライン15および蓄圧器16が接続されている。また、高圧ライン15と蓄圧器16とが並列に配置されている。この蓄圧器16は油圧を蓄えかつ放出する機能を有するものであり、蓄圧器16はブラダ型、ピストン型、ダイアフラム型のいずれでもよい。
一方、前記油路11の油圧を制御する調圧弁17が設けられている。この調圧弁17は、入力ポート18およびフィードバックポート19および制御ポート20およびドレーンポート21および入力ポート22および出力ポート23を有しているとともに、予め定められた方向に往復動可能なスプール24を有している。また、スプール24を一方向に押圧するバネ25が設けられている。そして、前記入力ポート18およびフィードバックポート19には前記油路11が接続されている。また、制御ポート20には油路26が接続されており、油路11には油路27が接続されている。さらに、油路26と油路27とを接続また遮断するカット弁(開閉弁)28が設けられている。このカット弁28は、通電と非通電とを切り替えることのできるON/OFFソレノイドバルブにより構成されており、ポート29,30を有している。このポート29が油路26に接続され、ポート30が油路27に接続されている。そして、カット弁28への通電および非通電を制御することにより、油路26と油路27とが接続または遮断される。
前記ドレーンポート21および出力ポート23には油路31が接続されており、その油路31には低圧ライン32が接続されている。この油路31にはリリーフ弁33を介在させて油路34が接続され、この油路34が油路8に接続されている。このリリーフ弁33は、弁体および弁体を押圧するバネを有している。そして、油路31の油圧が予め定められた油圧以下ではリリーフ弁33が閉じられ、油路31の油圧が予め定められた油圧を超えるとリリーフ弁33が開放されて、油路31のオイルを34に排出するように、バネのバネ定数が決定されている。
さらに、前記入力ポート22には油路35が接続されており、前記第2オイルポンプ2の吐出口36が油路35に接続され、第2オイルポンプ2の吸入口37が油路34に接続されている。また、油路35と油路11とが逆止弁38を介在して接続されている。この逆止弁38は、油路35から油路11に向けてオイルが流れることを許容し、かつ、油路11から油路35に向けてオイルが流れることを防止するように構成されている。このように、第1オイルポンプ1と第2オイルポンプ2とが並列に配置されている。
上記のように構成されたオイル供給装置は、例えば、車両の動力伝達装置用の油圧回路にオイルを供給する機構として用いることができる。なお、車両に設けられている動力伝達装置はいずれも図示しない。この第1具体例においては、車両の動力源から駆動輪に至る動力伝達経路に、トルクコンバータおよび前後進切換装置ならびにベルト型無段変速機を備えているものとして説明する。駆動輪に動力を伝達する動力源は、エンジンまたは電動機の何れでもよい。また、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2を駆動する動力源3と、駆動輪を駆動する動力源とは、同一物であってもよいし、異なっていてもよい。前記トルクコンバータは、作動油の運動エネルギにより入力回転部材と出力回転部材との間で動力伝達をおこなう流体伝動装置である。また、入力回転部材と出力回転部材との間で摩擦力により動力伝達をおこなうロックアップクラッチが設けられている。
一方、前後進切換装置は、出力回転部材の回転方向に対して、ベルト型無段変速機のプライマリプーリの回転方向を正逆に切り替える装置である。この前後進切換装置としては、例えば、ダブルピニオン型の遊星歯車機構、ブレーキ、クラッチを有するものを用いることができる。このブレーキの係合および解放を制御する油圧室が設けられ、クラッチの係合および解放を制御する油圧室が設けられている。このような構成の前後進切換装置を備えた車両において、クラッチを係合してブレーキを解放すると、サンギヤとキャリヤとが一体回転して、出力回転部材の回転方向と、ベルト型無段変速機のプライマリプーリの回転方向とが同じとなる。これに対して、ブレーキを係合してクラッチを解放すると、出力回転部材の回転方向と、ベルト型無段変速機のプライマリプーリの回転方向とが逆になる。
さらに、ベルト型無段変速機はプライマリプーリおよびセカンダリプーリを有しており、そのプライマリプーリおよびセカンダリプーリにベルトが巻き掛けられている。そのプライマリプーリの油圧室に供給されるオイルの流量を制御することにより、ベルト型無段変速機の変速比が制御されるように構成されている。これに対して、セカンダリプーリの油圧室の油圧を制御することにより、ベルト型無段変速機の伝達トルクが制御されるように構成されている。なお、プライマリプーリおよびセカンダリプーリ、前後進切換装置の回転要素を支持する軸受が設けられている。
上記のオイル供給装置を、前述した構成の車両に用いると、プライマリプーリの油圧室、セカンダリプーリの油圧室、クラッチの油圧室、ブレーキの油圧室などの他、油圧室の油圧を制御する圧力制御弁、油圧室のオイル量を制御する流量制御弁などが高圧ライン15に含まれる。また、トルクコンバータを構成するケーシングの内部、ロックアップクラッチに作用する油圧を制御するロックアップコントロールバルブなどが、中圧ライン12に含まれる。さらに、軸受、前後進切換装置を構成する歯車同士の噛み合い部分、ベルトとプーリとの接触部分などを含む被潤滑部が、低圧ライン32に含まれる。
さらに、車両には、駆動輪に動力を伝達する動力源の回転数、車速、加速要求、制動要求、シフトポジション、ベルト型無段変速機の入力回転数および出力回転スプール、蓄圧器16の内部圧力などを検知する各種のセンサが設けられており、そのセンサの検知信号が入力される電子制御装置が設けられている。そして、電子制御装置において、車速および加速要求に基づいて、ベルト型無段変速機の変速比および伝達トルクが求められ、ロックアップクラッチの係合および解放が判断される。また、電子制御装置においては、ベルト型無段変速機の変速比および伝達トルク、シフトポジションに基づいて各油圧室に供給されるオイル量および各油圧室の油圧が算出され、その算出結果に基づいて、高圧ライン15における必要油圧(もしくは目標油圧)が求められる。さらに、ロックアップクラッチの係合圧に基づいて中圧ライン12における必要油圧(もしくは目標油圧)が求められる。また、回転部材の回転数、またはベルト型無段変速機の伝達トルクなどに基づいて、潤滑系統に供給するオイルの必要流量が求められ、そのオイルの必要流量に基づいて、低圧ライン32における必要油圧(もしくは目標油圧)が求められる。
そして、高圧ライン15の必要油圧は、中圧ライン12の必要油圧よりも高圧である。また、中圧ライン12の必要油圧は、低圧ライン32の必要油圧よりも高圧である。つまり、高圧ライン15および中圧ライン12ならびに低圧ライン32は、いずれも必要油圧に相対的な高低関係があるが、高圧と中圧と低圧とを相互に区別する固定的な基準値がある訳ではなく、状況により変化する。この電子制御装置からは、高圧ライン15の必要油圧または蓄圧器16の内部圧力に基づいて、カット弁28を制御する信号が出力される。
つぎに、第1具体例において実行可能な制御例および作用効果を説明する。まず、ベルト型無段変速機で変速を実行する場合、あるいは、伝達トルクが増加する場合のように、高圧ライン15の必要油圧を上昇させる条件が成立するとともに、中圧ライン12にオイルを供給する条件が成立した場合について説明する。このように、高圧ライン15の必要油圧が上昇すると、カット弁28が制御されて油路26と油路27とが接続される。一方、動力源3により第1オイルポンプ1が駆動されており、オイルパン9のオイルが油路8,6を経由して第1オイルポンプ1に吸い込まれ、第1オイルポンプ1から吐出されたオイルが油路11へ供給される。この油路11にオイルが供給されて油路11の油圧が油路14の油圧を超えると、逆止弁13が開放される。その結果、油路11のオイルの一部が油路14に供給され、その油路14のオイルが高圧ライン15および蓄圧器16に供給される。この蓄圧器16においてはオイルの圧力が蓄えられる。
一方、前記油路11に供給されたオイルの一部は中圧ライン12に供給されるとともに、油路11の油圧がフィードバックポート19に作用する。このフィードバックポート19の油圧により、スプール24を図1で下向きに押圧する力が生じる。また、油路11の油圧は油路27および油路26を経由して制御ポート20に作用する。この制御ポート20の油圧、およびバネ25の弾性力により、前記スプール24を図1で上向きに押圧する力が生じる。前記油路11にオイルが供給されて油圧が上昇しても、制御ポート20の油圧、およびバネ25の弾性力により、前記スプール24を図1で上向きに押圧する力の方が、スプール24を図1で下向きに押圧する力よりも大きい場合は、スプール24は図1で下向きには移動せずに停止している。
このため、入力ポート18とドレーンポート21とが遮断され、かつ、入力ポート22と出力ポート23とが遮断されており、第1オイルポンプ1から吐出されたオイルは低圧ライン32には供給されない。また、第2オイルポンプ2が駆動されてオイルパン9のオイルが油路8および油路34を経由して第2オイルポンプ2に吸い込まれるとともに、第2オイルポンプ2からオイルが油路35に吐出されている。上記のように入力ポート22と出力ポート23とが遮断されているため油路35の油圧が上昇して、油路35の油圧が油路11の油圧を超えると、逆止弁38が開放される。すると、第2オイルポンプ2から油路35に吐出されたオイルが、油路11を経由して高圧ライン15および中圧ライン12に供給される。このように、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプから吐出されたオイルが共に高圧ライン15に供給されるため、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2の負荷は、高圧ライン15の必要油圧に対応した値となる。また、油路11の油圧は、高圧ライン15の油圧に対応させ相対的に高圧に調圧される。ここで、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2の負荷には、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2を駆動するために必要な動力、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2の仕事量が含まれる。
このようにして、高圧ライン15にオイルが供給されて油路14の油圧が上昇し、その油路14の油圧が油路11の油圧を超えると、逆止弁13が閉じられる。つまり、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2から高圧ライン15にオイルを供給する経路が遮断される。このように、逆止弁13が閉じられている場合に、高圧ライン15の実油圧が低下するようなことが生じた場合、例えば、高圧ライン15においてオイル漏れが生じた場合は、蓄圧器15の圧力が放出されて高圧ライン15の実油圧が低下することを抑制できる。
一方、油路14の油圧が上昇して逆止弁13が閉じられ、かつ、蓄圧器16の内部圧力が所定値を超えると、カット弁28が制御されて、油路26と油路27とが遮断される。すると、スプール24を図1で上向きに押圧する力は、バネ25の弾性力のみとなる。このように、カット弁28が制御されて油路26と油路27とが遮断された後に、中圧ライン12の必要油圧に対応するオイルの必要流量が、第1オイルポンプ1の吐出量を超えている場合は、フィードバックポート19に作用する油圧は相対的に低い。このため、スプール24は下向きには移動せず、入力ポート18とドレーンポート21とが遮断され、かつ、入力ポート22と出力ポート23とが遮断された状態に維持される。つまり、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2のオイルは共に中圧ライン12に供給され、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2の負荷は、中圧ライン12の必要油圧に対応した値となる。このように、油路1の油圧は中圧ライン12の必要油圧に対応させて中圧に調圧される。この中圧は前記高圧よりも低い。
そして、油路11の油圧が更に上昇して、第1オイルポンプ1の吐出量が、中圧ライン12の必要油圧に対応するオイルの必要流量を超えると、フィードバックポート19の油圧によりスプール24が図1で下向きに移動する。すると、入力ポート18とドレーンポート21とが接続され、かつ、入力ポート22と出力ポート23とが接続される。このため、油路11のオイルの一部が、油路31を経由して低圧ライン32に供給されて、油路11の油圧上昇が抑制される。また、第2オイルポンプ2から吐出されたオイルが、油路35および油路31を経由して低圧ライン32に供給されるとともに、油路35の油圧が油路11の油圧以下になると逆止弁38が閉じられる。つまり、第2オイルポンプ2から吐出されたオイルは中圧ライン12には供給されず、低圧ライン32に供給される。このように、スプール24が図1で下向きに移動して、入力ポート18とドレーンポート21とが接続され、かつ、入力ポート22と出力ポート23とが接続された場合は、第1オイルポンプ1の負荷は、中圧ライン12の必要油圧に対応する値となり、第2オイルポンプ2の負荷は、低圧ライン32の必要油圧に対応する値となる。
上記のようにして、油路11のオイルの一部が、調圧弁17を経由して油路31へ排出されて油路11の油圧が低下すると、フィードバックポート19からスプール24に加えられる押圧力が低下し、スプール24が図1で上向きに動作する。このため、入力ポート18とドレーンポート21とが遮断され、かつ、入力ポート22と出力ポート23とが遮断された状態に戻る。このように、調圧弁17の機能により油路11の油圧が制御される。より具体的には、油路11の油圧が予め定められた所定値を超えることを抑制できる。
なお、油路31の油圧が予め定められた所定値以下である場合は、リリーフ弁33が閉じられている。これに対して、油路31の油圧が予め定められた所定値を超えるとリリーフ弁33が開放されて、油路31のオイルが油路34に排出される。前記リリーフ弁32の開放または遮断はバネの弾性力に依存しており、そのバネのバネ定数は低圧ライン32の必要油圧に基づいて決定されている。例えば、油路31の油圧が、低圧ライン32の必要油圧を超えた場合に、リリーフ弁32が開放されるように、バネ定数が決定されている。この油路34に排出されたオイルは、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2により再度吸い込まれる。
上記のように、第1具体例においては、高圧ライン15および中圧ライン12ならびに低圧ライン32の必要油圧に基づいて、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2の負荷が最適なものになる。つまり、各ラインの必要油圧に対応するオイルの吐出量が、各オイルポンプから吐出されることとなる。したがって、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2を駆動する動力源3の動力が無駄に消費されることを回避できる。また、必要油圧が異なる3つのライン、つまり、高圧ライン15および中圧ライン12ならびに低圧ライン32にオイルを供給するにあたり、単数の調圧弁17を設ければ済み、2本の調圧弁を設ける必要はない。したがって、オイル供給装置の部品点数が増加することを抑制でき、オイル供給装置の製造コストの低減を図ることができる。また、第1具体例においては、カット弁28に代えて、油路27の油圧を減圧して油路26に供給する減圧弁(デューティソレノイドバルブまたはリニアソレノイドバルブ)を用いるとともに、その減圧弁の制御ポート20に作用する油圧を任意に制御可能に構成すれば、油路11の油圧を調圧弁17によりきめ細かく制御することができる。
(第2具体例)
つぎに、オイル供給装置の第2具体例を図2に基づいて説明する。この第2具体例と前記第1具体例とを比べると、第2具体例においては、調圧弁17に制御ポート20は設けられていない。また、第2具体例においては、第1オイルポンプ1の吐出口5には油路39が接続されており、その油路39と油路14とが逆止弁40を介在させて接続されている。この逆止弁40は、第1オイルポンプ1から吐出されたオイルが油路39を経由して油路14に供給されることを許容し、かつ、油路14のオイルが油路39に逆流することを防止するように構成されている。
また、この第2具体例においては、油路39と油路11との間にカット弁41が介在されている。このカット弁41は、例えば、ON/OFFソレノイドバルブにより構成することができ、カット弁41はポート42およびポート43を有するとともに、ポート42とポート43とを接続または遮断する弁体(図示せず)を備えている。そして、ポート42が油路11に接続され、ポート43が油路39に接続されている。したがって、カット弁41を制御することにより、油路11と油路39とを接続または遮断することができる。
つぎに、第2具体例の制御および作用効果を説明する。第1具体例と同様に高圧ライン15におけるオイル量を増加する要求がある場合は、カット弁41が制御されて、油路39と油路11とが遮断される。すると、第1オイルポンプ1から油路39に吐出されたオイルは、逆止弁40および油路14を経由して高圧ライン15に供給されるとともに、蓄圧器16に圧力が蓄えられる。一方、第2オイルポンプ2から吐出されたオイルは、油路35および油路12を経由して中圧ライン12に供給される。なお、油路39と油路11とが遮断されているため、第1オイルポンプ1から吐出されたオイルは、中圧ライン12または低圧ライン32のいずれにも供給されない。また、第2オイルポンプ2から吐出されたオイルは、高圧ライン15には供給されない。この第2具体例におけるその他の作用は第1具体例の作用と同じである。このように、第2具体例においても、高圧ライン15のオイル量を増加する要求がある場合は、第1オイルポンプ1の負荷は、高圧ライン15の必要油圧に対応したものとなり、第2オイルポンプ2の負荷は、中圧ライン12の必要油圧に対応したものとなる。
その後、高圧ライン15の油圧が上昇して、その高圧ライン15の油圧所定値を超えると逆止弁40が閉じられるとともに、カット弁41が制御されて、油路39と油路11とが接続される。すると、第1オイルポンプ1から油路39に吐出されたオイルが、油路11を経由して中圧ライン12に供給される。この第2具体例においても、中圧ライン12における必要油圧に相当するオイルの必要流量が、第1オイルポンプ1の吐出量よりも多い場合は、調圧弁17の入力ポート18とドレーンポート21とが遮断され、かつ、入力ポート22と出力ポート23とが遮断される。このため、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2の負荷は、中圧ライン12の必要油圧に対応した値となる。
ついで、第1オイルポンプ1の吐出量が、中圧ライン12における必要油圧に相当する必要流量を超えると、第1具体例と同様に、調圧弁17の入力ポート18とドレーンポート21とが接続され、かつ、入力ポート22と出力ポート23とが接続される。このため、第1具体例と同様にして、第1オイルポンプ1から吐出されたオイルは中圧ライン12に供給され、第2オイルポンプ2から吐出されたオイルは低圧ライン32に供給される。したがって、第1オイルポンプ1の負荷は、中圧ライン12の必要油圧に対応した値となり、第2オイルポンプ2の負荷は、低圧ライン32の必要油圧に対応した値となる。
さらに、この第2具体例においては、油路11と油路39との遮断または接続を制御するカット弁41が設けられているため、油路11と油路39とを遮断すると、高圧ライン15の油圧が、中圧ライン12および調圧弁17に伝達されることを防止できる。したがって、中圧ライン12および調圧弁17は、その耐久性および信頼性が向上する。また、高圧ライン15の油圧が、中圧ライン12および調圧弁17に伝達されることを防止できるため、高圧ライン15の油圧を減圧弁により減圧してから中圧ライン12に供給する必要もなく、そのための減圧弁を設けずに済む。さらに、中圧ライン12の必要油圧が一定圧であれば、フィードバックポート19を有する調圧弁17の調圧機能により中圧ライン12の油圧を所定圧以下に制御することができ、制御ポート20を設けずに済む。したがって、調圧弁17の製造コストを低減することができる。
この第2具体例において、高圧ライン15におけるオイル量を増加する要求がある場合に、カット弁41を制御して、油路39と油路11とを接続する制御をおこなうこともできる。このように制御すると、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2から吐出されたオイルは、高圧ライン15および中圧ライン12の両方に供給されるとともに、高圧ライン15の油圧が上昇すると、逆止弁40が閉じられる。すると、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2から吐出されたオイルが、中圧ライン12に供給される。なお、調圧弁17の作用は第1具体例と同じである。このようにして、油路11,39の油圧が、調圧弁17により高圧ライン15および中圧ライン12の負荷に対応した値に調圧される。さらに、第2具体例において、第1具体例と同じ構成部分については第1具体例と同じ作用効果を得られる。
(第3具体例)
つぎに、オイル供給装置の第3具体例を図3に基づいて説明する。この第3具体例も第2具体例と同様にカット弁41が設けられており、第3具体例と第2具体例とを比べると、カット弁41と各油路との接続関係が異なる。この第3具体例においては、油路35が逆止弁38を介在させて油路39に接続されており、その油路39がカット弁41のポート43に接続されている。また、カット弁41のポート42には油路11が接続されており、その油路11と油路39とを直接に接続する油路44が設けられている。その油路44には絞り部45が設けられている。この絞り部45はオイルが流通する方向に対して垂直な平面内の断面積が、その他の部位の断面積よりも狭くなっている。この絞り部45はオリフィスまたはチョークの何れでもよい。この第3具体例におけるその他の構成は、第2具体例の構成と同じである。
つぎに、この第3具体例の制御および作用を説明する。まず、高圧ライン15のオイル量を増加するときは、カット弁41を制御してポート42とポート43とを遮断する。すると、第1オイルポンプ1から油路39に吐出されたオイルの殆どは、逆止弁40を経由して高圧ライン15に供給される。ここで、カット弁41によりポート42とポート43とが遮断されているため、高圧ライン15の油圧が低圧ライン12および調圧弁17に作用することを回避でき、第2具体例と同様の効果を得られる。また、油路39のオイルの一部は、油路44の絞り部45を経由して油路11に供給され、その油路11から中圧ライン12に供給される。絞り部45を通るオイルの油圧は、油路39の油圧よりも低圧になっているため、中圧ライン12および調圧弁17に過大な負荷が掛かることはない。また、中圧ライン12におけるオイル量の不足を回避できる。一方、第2オイルポンプ2から吐出されたオイルは、逆止弁38を経由して油路39に供給され、第1オイルポンプ1と同様に高圧ライン15および中圧ライン12に供給される。上記のような作用により、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2の負荷は、高圧ライン15の必要油圧に対応した値となる。
その後、高圧ライン15の油圧が所定値を超えると逆止弁40が閉じられ、かつ、カット弁41が制御されて、ポート43とポート42とが接続される。すると、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2から吐出されたオイルは、共にカット弁41および油路11を経由して中圧ライン12に供給される。この第3具体例においても、第1オイルポンプ1の吐出量が、中圧ライン12の必要油圧に相当する必要流量未満である場合は、調圧弁17の入力ポート18とドレーンポート21とが遮断され、かつ、入力ポート22と出力ポート23とが遮断される。このようにして、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2から吐出されたオイルが中圧ライン12に供給されるため、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2の負荷は、低圧ライン12の必要油圧に対応した値となる。
一方、中圧ライン12の油圧が上昇して、第1オイルポンプ1の吐出量が、中圧ライン12の必要油圧に対応する必要流量を超えると、調圧弁17の入力ポート18とドレーンポート21とが接続され、かつ、入力ポート22と出力ポート23とが接続される。このため、第1オイルポンプ1から吐出されたオイルが中圧ライン12および低圧ライン32に供給される一方、第2オイルポンプ2から吐出されたオイルは、油路11を経由することなく低圧ライン32に供給される。したがって、第1オイルポンプ1の負荷は中圧ライン12の必要油圧に対応した値となり、第2オイルポンプ2の負荷は低圧ライン32の必要油圧に対応した値となる。
この第3具体例において、高圧ライン15におけるオイル量を増加する要求がある場合に、カット弁41を制御して、油路39と油路11とを接続する制御をおこなうこともできる。このように制御すると、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2から吐出されたオイルは、高圧ライン15および中圧ライン12の両方に供給されるとともに、高圧ライン15の油圧が上昇すると、逆止弁40が閉じられる。すると、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2から吐出されたオイルが、カット弁41を経由して中圧ライン12に供給される。なお、調圧弁17の作用は第1具体例と同じである。このようにして、油路11,39の油圧が、調圧弁17により高圧ライン15および中圧ライン12の負荷に対応した値に調圧される。さらに、第3具体例において、第2具体例と同じ構成部分については第2具体例と同じ作用効果を得られる。
(第4具体例)
つぎに、オイル供給装置の第4具体例を図4に基づいて説明する。この第4具体例と第2具体例とを比べると、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2の容量が異なる。この第4具体例では、第2オイルポンプ2の容量よりも第1オイルポンプ1の容量の方が少ない。また、第4具体例においては、油路6に接続された油路46が設けられており、その油路46と油路35とを接続または遮断するカット弁47が設けられている。このカット弁47は、例えば、ON/OFFソレノイドバルブにより構成することができ、カット弁47はポート48およびポート49を有しているとともに、そのポート48とポート49とを接続または遮断する弁体(図示せず)を備えている。そして、ポート48が油路35に接続され、ポート49が油路46に接続されている。したがって、カット弁47への通電・非通電を電子制御装置により制御することにより、油路6と油路35とを接続または遮断することができる。なお、この第4具体例において、上記の構成以外の構成は第2具体例と同じである。
この第4具体例の制御および作用を説明する。まず、高圧ライン15のオイル量を増加するときは、カット弁41を制御して油路11と油路39とを遮断する。すると、第1オイルポンプ1から吐出されたオイルは油路39および油路14を経由して高圧ライン15に供給される。一方、カット弁47が制御されて油路6と油路35とが接続される。つまり、第2オイルポンプ2の吐出口36と第1オイルポンプ1の吸入口4とが接続されて、第1オイルポンプ1と第2オイルポンプ2とが直列に接続された状態となる。そして、第2オイルポンプ2から吐出されたオイルが油路46を経由して第1オイルポンプ1に吸入され、そのオイルが第1オイルポンプ1から高圧ライン15に供給される。したがって、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2の負荷は、高圧ライン15の必要油圧に対応した値となる。
一方、高圧ライン15へのオイル供給量が十分になり油路14の油圧が上昇すると逆止弁40が閉じられる。また、カット弁41が制御されて油路11と油路39とが接続され、かつ、カット弁47が制御されて油路6と油路35とが遮断される。すると、第1オイルポンプ1から吐出されたオイルが、油路11を経由して中圧ライン12に供給されるとともに、第2オイルポンプ2から油路35へ吐出されたオイルが逆止弁38を経由して中圧ライン12へ供給される。したがって、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2の負荷は、中圧ライン12の必要油圧に対応した値になる。
さらに、中圧ライン12へのオイル供給量が十分になりフィードバックポート19の油圧が所定圧を超えると、スプール24が図4で下向きに移動して入力ポート18とドレーンポート21とが接続され、油路11のオイルの一部が低圧ライン32に排出される。また、第2オイルポンプ2から油路35に吐出されたオイルは、入力ポート22および出力ポート23を経由して低圧ライン32に供給される。したがって、第1オイルポンプ1の負荷は中圧ライン12の必要油圧に対応した値となり、第2オイルポンプ2の負荷は低圧ライン32の必要油圧に対応した値となる。
上記のように、第4具体例においても、高圧ライン15および中圧ライン12ならびに低圧ライン32の必要油圧に対応させて、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2の負荷を変更することができ、動力源3の動力損失を抑制できる。また第4具体例においては、第1オイルポンプ1の容量が第2オイルポンプ2の容量よりも小さいため、その第1オイルポンプ1の駆動に必要なトルクを相対的に低くすることができ、動力源3の動力損失を一層低減できる。また、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2の容量を設計する際の自由度が高まる。
この第4具体例において、高圧ライン15におけるオイル量を増加する要求がある場合に、カット弁41を制御して、油路39と油路11とを接続するとともに、カット弁47を制御して油路35と油路46とを遮断することもできる。このように制御すると、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2から吐出されたオイルは、高圧ライン15および中圧ライン12の両方に供給されるとともに、高圧ライン15の油圧が上昇すると、逆止弁40が閉じられる。すると、第1オイルポンプ1から吐出されたオイルがカット弁41を経由して中圧ライン12に供給される。また、第2オイルポンプ2から吐出されたオイルが、油路35を経由して中圧ライン12に供給される。なお、調圧弁17の作用は第1具体例と同じである。このようにして、油路11,39の油圧が、調圧弁17により高圧ライン15および中圧ライン12の負荷に対応した値に調圧される。さらに、第4具体例において、第2具体例と同じ構成部分については第2具体例と同じ作用効果を得られる。
(第5具体例)
つぎに、オイル供給装置の第5具体例を図5に基づいて説明する。この第5具体例と第2具体例とを比べると、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2の容量が異なる。この第5具体例では、第2オイルポンプ2の容量よりも第1オイルポンプ1の容量の方が少ない。また、第5具体例においては、油路6に接続された油路46が設けられており、その油路46と油路35とを接続または遮断するとともに、油路11と油路39とを接続または遮断するカット弁50が設けられている。このカット弁50は、例えば、ON/OFFソレノイドバルブにより構成することができ、カット弁50はポート51,52,53,54を有しているとともに、弁体(図示せず)を備えている。そして、ポート51が油路11に接続され、ポート52が油路35に接続され、ポート53が油路46に接続され、ポート54が油路39に接続されている。このカット弁50への通電・非通電を電子制御装置により制御すると、油路35と油路46とを接続または遮断することができるとともに、油路11と油路39とを接続または遮断することができる。より具体的には、油路11と油路39とを接続すると、油路6と油路36とが遮断されるように、カット弁50が構成されている。また、油路11と油路39とを遮断すると、油路6と油路36とが接続されるように、カット弁50が構成されている。なお、この第5具体例において、その他の構成は第2具体例と同じである。
この第5具体例の制御および作用効果を説明する。まず、高圧ライン15のオイル量を増加するときは、カット弁50を制御して油路11と油路39とを遮断し、かつ、油路35と油路6とを接続する。すると、第1オイルポンプ1から吐出されたオイルは油路39および油路14を経由して高圧ライン15に供給される。また、第2オイルポンプ2から油路35に吐出されたオイルは、油路6を経由して第1オイルポンプ1の吸入口4に吸い込まれる。つまり、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2の負荷は、高圧ライン15の必要油圧に対応した値となる。
その後、高圧ライン15のオイルが増加して油路14の油圧が所定値を超えると、逆止弁40が閉じられるとともに、カット弁50が制御されて油路11と油路39とが接続され、かつ、油路35と油路6とが遮断される。すると、第1オイルポンプ1から油路39に吐出されたオイルは、油路11を経由して中圧ライン12に供給される。一方、第2オイルポンプ2から油路35に吐出れたオイルも、逆止弁38および油路11を経由して中圧ライン12へ供給される。上記の作用により、第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2の負荷は、中圧ライン12の必要油圧に対応した値となる。
さらに、中圧ライン12へのオイル供給量が十分になりフィードバックポート19の油圧が所定値を超えると、調圧弁17のスプール24が図5で下向きに移動する。すると、油路11のオイルの一部が低圧ライン32に排出されるとともに、第2オイルポンプ2から油路35に吐出されたオイルが、入力ポート22および出力ポート23を経由して低圧ライン32に供給される。このため、第1オイルポンプ1の負荷は中圧ライン12の必要油圧に対応した値となり、第2オイルポンプ2の負荷は低圧ライン32の必要油圧に対応した値となる。なお、この第5具体例において、第2具体例と同じ構成部分については、第2具体例と同様の作用効果を得られる。また、第5具体例においては、油路11と油路39との接続および遮断と、油路35と油路6との接続および遮断とを、単一(単数)のカット弁50によりおこなうように構成されている。したがって、オイル供給装置の部品点数の増加を抑制でき、部品の配置スペースが拡大することを抑制できる。さらに、オイル供給装置の製造コストの上昇を抑制できる。
この第5具体例において、高圧ライン15におけるオイル量を増加する要求がある場合に、カット弁50を制御して、油路39と油路11とを接続するとともに、油路35と油路46とを遮断することもできる。このように制御すると、第1オイルポンプ1から油路39に吐出されたオイルが、その一部は逆止弁40を経由して高圧ライン15に供給され、他の一部はカット弁50を経由して中圧ライン12に供給される。また、逆止弁38が開放されると、第2オイルポンプ2から吐出されたオイルが油路11に供給され、そのオイルが中圧ライン12に供給される。そして、高圧ライン15の油圧が上昇すると、逆止弁40が閉じられる。すると、第1オイルポンプ1から吐出されたオイルがカット弁51を経由して中圧ライン12に供給される。また、第2オイルポンプ2から吐出されたオイルが、油路35を経由して中圧ライン12に供給される作用が継続される。なお、調圧弁17の作用は第1具体例と同じである。このようにして、油路11,39の油圧が、調圧弁17により高圧ライン15および中圧ライン12の負荷に対応した値に調圧される。さらに、第5具体例において、第2具体例と同じ構成部分については第2具体例と同じ作用効果を得られる。
なお、各具体例においては、別々に駆動および停止が可能な第1オイルポンプ1および第2オイルポンプ2が設けられており、各オイルポンプにそれぞれ吸入口および吐出口が設けられているが、単数のオイルポンプに吸入口および吐出口が2つずつ設けられた構成においても、この発明を適用可能である。また、各具体例においては、吸入口および吐出口が2個ずつ設けられているが、第2オイルポンプ2および逆止弁38が設けられていない構成でもよい。つまり、単数のオイルポンプに単数の吐出口および単数の吸入口が設けられている構成も、請求項1の発明に含まれる。
上記の第1具体例は請求項1ないし3の発明に対応しており、第1具体例で説明した構成と、この発明の構成との対応関係を説明すると、高圧ライン15が、この発明の第1油圧系統に相当し、中圧ライン12が、この発明の第2油圧系統に相当し、低圧ライン32が、この発明の第3油圧系統に相当し、第1オイルポンプ1が、この発明の第1オイルポンプに相当し、第2オイルポンプ2が、この発明の第2オイルポンプに相当し、油路11が、この発明の供給油路に相当し、逆止弁13および調圧弁17ならびにカット弁28が、この発明の切替装置に相当し、蓄圧器16が、この発明の蓄圧器に相当し、調圧弁17が、この発明の調圧弁に相当し、逆止弁38が、この発明の逆止弁に相当する。
また、第2具体例は、請求項1ないし4の発明に対応しており、第2具体例で説明した構成と、この発明の構成との対応関係を説明すると、カット弁41により接続される油路11および油路39が、この発明における供給油路に相当し、カット弁41が、この発明のカット弁に相当する。なお、第2具体例におけるその他の構成と、この発明の構成との対応関係は、第1具体例とこの発明の構成との対応関係と同じである。
また、第3具体例は請求項1ないし5の発明に対応しており、第3具体例で説明した構成と、この発明の構成との対応関係を説明すると、カット弁41により接続される油路11および油路39が、この発明における供給油路に相当し、カット弁41が、この発明のカット弁に相当し、油路44が、この発明の迂回油路に相当し、絞り部45が、この発明の絞り部に相当する。なお、第3具体例におけるその他の構成と、この発明の構成との対応関係は、第1具体例とこの発明の構成との対応関係と同じである。
また、第4具体例は請求項1ないし4の発明、請求項6の発明に対応しており、第4具体例で説明した構成と、この発明の構成との対応関係を説明すると、カット弁41により接続される油路11および油路39が、この発明における供給油路に相当し、カット弁41が、この発明のカット弁に相当し、油路46およびカット弁47が、この発明の案内装置に相当する。なお、第4具体例におけるその他の構成と、この発明の構成との対応関係は、第1具体例とこの発明の構成との対応関係と同じである。
また、第5具体例は請求項1ないし4の発明、請求項6の発明に対応しており、第5具体例で説明した構成と、この発明の構成との対応関係を説明すると、カット弁50により接続される油路11および油路39が、この発明における供給油路に相当し、カット弁51が、この発明のカット弁に相当し、油路46およびカット弁51が、この発明の案内装置に相当する。なお、第5具体例におけるその他の構成と、この発明の構成との対応関係は、第1具体例とこの発明の構成との対応関係と同じである。なお、上記の具体例においては動力伝達装置としてベルト型無段変速機が例示されているが、他の無段変速機、例えば、トロイダル型無段変速機であってもよい。また、無段変速機に代えて変速比を段階的に切り替えることのできる有段変速機であってもよい。
1…第1オイルポンプ、 2…第2オイルポンプ、 12…中圧ライン、 15…高圧ライン、 13,38…逆止弁、 16…蓄圧器、 17…調圧弁、 32…低圧ライン、 41,47,50…カット弁、 44,46…油路、 45…絞り部。

Claims (6)

  1. 目標油圧が相対的に高い第1油圧系統と、目標油圧が前記第1油圧系統の目標油圧よりも相対的に低い第2油圧系統と、オイルポンプから吐出されたオイルを前記第1油圧系統および前記第2油圧系統に分岐させて供給する供給油路とを備えたオイル供給装置において、
    前記オイルポンプから吐出されたオイルを前記供給油路を経由させて前記第1油圧系統および前記第2油圧系統に供給することにより、前記供給油路の油圧を相対的に高圧に調圧する状態と、前記オイルポンプから吐出されるオイルを前記第2油圧系統に供給し、かつ、前記供給経路と前記第1油圧系統との間におけるオイルの流通を遮断することにより、前記供給油路の油圧を相対的に低圧に調圧する状態とを切り替える切替装置と、
    前記オイルポンプから吐出されるオイルが前記第1油圧系統に供給されているときにその油圧を蓄える一方、前記供給油路と前記第1油圧系統との間におけるオイルの流通が遮断された際に、蓄えた圧力を放出して前記第1油圧系統の油圧の低下を抑制する蓄圧器と
    を備えていることを特徴とするオイル供給装置。
  2. 目標油圧が前記第2油圧系統の目標油圧よりも低い第3油圧系統と、
    前記オイルポンプから前記供給油路に供給されたオイルの一部を前記第3油圧系統に排出することにより、前記供給油路の油圧を制御する調圧弁と
    を有していることを特徴とする請求項1に記載のオイル供給装置。
  3. 前記オイルポンプは、前記供給油路に接続され、かつ、相互に並列に配置された第1オイルポンプおよび第2オイルポンプを含み、
    前記第2オイルポンプから前記供給油路に至る経路に、前記第2オイルポンプから吐出されたオイルが前記供給油路に向けて流れることを許容する一方、前記供給油路のオイルが前記第2オイルポンプに向けて逆流することを防止する逆止弁が設けられており、
    前記調圧弁は、前記供給油路のオイルの一部を前記第3油圧系統に排出する際に、前記第2オイルポンプから前記逆止弁の間へ吐出されたオイルを前記第3油圧系統に供給するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のオイル供給装置。
  4. 前記供給油路に、前記第1オイルポンプと前記第2油圧系統との間を接続または遮断するカット弁が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のオイル供給装置。
  5. 前記第1オイルポンプと前記第2油圧系統との間を前記カット弁により遮断している際に、前記第1オイルポンプから吐出されるオイルの一部を前記カット弁を迂回して前記第2油圧系統に供給する迂回油路と、
    この迂回油路に設けられ、かつ、オイルの流通する方向に対して垂直な平面内における断面積を相対的に狭くした絞り部と
    を備えていることを特徴とする請求項4に記載のオイル供給装置。
  6. 前記第1オイルポンプの容量は前記第2オイルポンプの容量よりも少なく構成されており、
    前記第1オイルポンプから前記第2油圧系統に至るオイルの供給経路を前記第1カット弁により遮断しているときに、前記第2オイルポンプから吐出されたオイルを前記第1オイルポンプの吸入口に導く案内装置が設けられていることを特徴とする請求項4に記載のオイル供給装置。
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