JP5955131B2 - 発電装置を備えた車両用シート - Google Patents

発電装置を備えた車両用シート Download PDF

Info

Publication number
JP5955131B2
JP5955131B2 JP2012145988A JP2012145988A JP5955131B2 JP 5955131 B2 JP5955131 B2 JP 5955131B2 JP 2012145988 A JP2012145988 A JP 2012145988A JP 2012145988 A JP2012145988 A JP 2012145988A JP 5955131 B2 JP5955131 B2 JP 5955131B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power generation
seat
generation device
vehicle seat
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012145988A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014008846A (ja
Inventor
広 余郷
広 余郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TS Tech Co Ltd filed Critical TS Tech Co Ltd
Priority to JP2012145988A priority Critical patent/JP5955131B2/ja
Priority to PCT/JP2013/067497 priority patent/WO2014003050A1/ja
Publication of JP2014008846A publication Critical patent/JP2014008846A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5955131B2 publication Critical patent/JP5955131B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、発電装置を備えた車両用シートに関する。
従来、走行時の車両の振動や乗員の着座時の振動を利用して発電する発電装置を備えた車両用シートが種々提案されている。このような発電装置として、例えば、特許文献1に記載の車両用シートの発電装置のようなものが知られている。
この車両用シートの発電装置は、車両のエンジンの駆動に関係なく発電することが可能であり、車両用シートにおける乗員の着座によって振動が発生する部位、及び車両走行によって振動が発生する部位にそれぞれ配置された圧電素子と、圧電素子から発電する電気を整流する整流回路と、整流回路からの電気を蓄電する蓄電池と、蓄電池に蓄電された電気を車両内の負荷に供給する制御手段とを備えている。
乗員がシートに着座すると、乗員の重量がシートクッションに加わる。この重量を受けて生じた弾性曲げがシートクッションの骨格となるクッションフレームに作用し、クッションフレームに配置された圧電素子に振動が加わり、圧電素子が発電する。また、走行時の車両の振動がシートに伝達されると、クッションフレームが振動するため、圧電素子が発電する。
このように、車両用シートに発電装置を設けることで、車両用シートに配置された圧電素子が、乗員の着座や車両の振動を利用して発電を行い、発電された電気を車両内の負荷に供給するため、エンジンの駆動に関係ないエネルギーを有効に利用することができる。
特開2010−285068号公報
しかし、特許文献1のような発電装置は、走行時の車両の振動及び乗員の動きを利用して発電することが可能であるものの、発電された電気が蓄電される蓄電池と、電気が供給される車両内の負荷部との配置について考慮されていなかったため、圧電素子と蓄電池の配置関係、蓄電池と負荷部の配置関係によっては発電装置全体が大型化してしまい、発電電力の損失が増加する恐れがあった。そのため、走行時の車両の振動及び乗員の動きを利用して効率的に発電可能であって、発電電力の損失を低減可能な、発電装置を備えた車両用シートが望まれていた。
また、この発電装置は蓄電池や負荷部の配置について考慮されていなかったため、蓄電池や負荷部が車両用シート内に配置されている場合には、乗員がシートに着座したときにクッション弾性のような自然な感触を得られ難くなる恐れがあった。そのため、乗員がクッション弾性のような自然な感触を得て着座できる、発電装置を備えた車両用シートが望まれていた。
さらに、この発電装置の蓄電池の取付場所によっては、蓄電池の安定した支持が得られ難くなる恐れがあった。そのため、蓄電池の取付性を向上させた、発電装置を備えた車両用シートが望まれていた。
その上、この発電装置の負荷部の取付場所によっては、負荷部の安定した支持が得られ難くなる恐れがあり、また負荷部が車両内を照らす照明部であった場合には、乗員の視界を確保し難くなる恐れがあった。そのため、負荷部の取付性の向上及び乗員の車両内の視界確保の向上を可能にした、発電装置を備えた車両用シートが望まれていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、走行時の車両の振動及び乗員の動きを利用して効率的に発電可能であって、かつ発電電力の損失を低減可能な、発電装置を備えた車両用シートを提供することにある。
本発明の他の目的は、発電装置全体の大型化を抑制可能な、発電装置を備えた車両用シートを提供することにある。
本発明の他の目的は、乗員がクッション弾性のような自然な感触を得て、かつ安定した支持を得て着座できる、発電装置を備えた車両用シートを提供することにある。
本発明の他の目的は、蓄電池の取付性を向上させた、発電装置を備えた車両用シートを提供することにある。
本発明の他の目的は、負荷部の取付性の向上及び乗員の車両内の視界確保の向上を可能にした、発電装置を備えた車両用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明に係る発電装置を備えた車両用シートによれば、発電装置を備えた車両用シートであって、該車両用シートで前記発電装置が発電した電気を整流する整流器と、該整流器が整流した電気を蓄電する蓄電池と、該蓄電池が蓄電した電気を負荷部に供給する制御部と、該制御部によって電気の供給を受ける前記負荷部と、シートベルトと、該シートベルトが取り外しされたことを検出する取外し検出器と、を備え、前記負荷部は、前記車両用シートの周辺部に取り付けられている照明部であり、前記照明部は、前記車両用シートのうち、車両のドアに近い側に取り付けられており、前記制御部は、前記取外し検出器の検出信号に基づいて、電気を前記照明部に供給すること、により解決される。
このように車両用シートは、発電装置と、整流器と、蓄電池と、制御部と、負荷部とを備えて構成されているため、発電装置全体の大型化を抑制することができ、ハーネスの短縮により発電電力の損失を低減可能な、発電装置を備えた車両用シートを提供できる。
このとき、骨格となるシートフレームを備え、前記蓄電池は、前記シートフレームに囲まれた領域に取り付けられていると好適である。
このように蓄電池は、シートフレームに囲まれた領域に取り付けられているため、蓄電池を含めた発電装置全体の大型化を一層抑制することができる。
このとき、骨格となるシートバックフレームを備えたシートバックを有し、前記蓄電池は、前記シートバックフレームの中央より下側の領域に取り付けられていると好適である。
このように蓄電池は、シートバックフレームの中央より下側の領域に取り付けられているため、剛性の高いシートバックフレームの部位に蓄電池を取り付けることができ、蓄電池の安定した支持が得られる。また、蓄電池は、シートバック内部に取り付けられているため、シートバックを含む車両用シート全体がコンパクト化できる。
このとき、乗員を支持する弾性部材を備えたシートクッションを有し、前記蓄電池は、前記シートクッションの前記弾性部材と異なる位置に取り付けられていると好適である。
このように、蓄電池は、シートクッションの弾性部材と異なる位置に取り付けられているため、蓄電池と弾性部材が干渉することを抑制でき、乗員が弾性部材により快適に着座できると共に、発電装置全体の大型化を抑制することができる。
このとき、前記負荷部は、前記車両用シートの周辺部に取り付けられている照明部であると、乗員が車両内で照明部の灯りによって視界を確保することができ、かつ車両用シートに設けられた蓄電池と照明部の配置関係がコンパクトになり、照明部を容易に取り付けることができる。
このとき、前記蓄電池は、前記車両用シートのうち、前記照明部が設けられた側に取り付けられていると好適である。
このように構成されているため、蓄電池と照明部の配置関係が一層コンパクトになり、ハーネスの短縮により、発電電力の損失を低減できる。
このとき、前記シートベルトが引き出されたことを検出する引出し検出器とを備え、前記照明部は、前記シートベルトのバックル部に取り付けられ、前記制御部は、前記引出し検出器の検出信号に基づいて、電気を前記照明部に供給すると好適である。
このように構成されているため、乗員がシートベルトを引き出す際に、照明部の灯りによってシートベルトのバックルや乗員の手元などの視界を確保することができ、シートベルトを容易に装着できるようになる。
このとき、シートベルトが取り外しされたことを検出する取外し検出器とを備え、前記照明部は、前記車両用シートのうち、前記車両のドアに近い側に取り付けられており、前記制御部は、前記取外し検出器の検出信号に基づいて、電気を前記照明部に供給すると、乗員がシートベルトを取り外した際に、照明部の灯りによって、インナーハンドルや乗員の足元などの視界を確保することができ、車両から降り易くなる。
このとき、前記発電装置は、複数取り付けられていると好適である。
このように構成されているため、発電量を向上できると共に、1台の発電装置にトラブルが生じた場合に、他の発電装置が発電を補うことができるようになる。
このとき、前記蓄電池は、前記車両用シートのうち、前記照明部が設けられた側に取り付けられていると好適である。
このように構成されているため、蓄電池と照明部の配置関係がコンパクトになり、ハーネスの短縮により、発電電力の損失を低減できる。
このとき、乗員の動きを伝達する伝達部材と、前記伝達部材に固定された磁性体と、前記車両用シート側に固定されたコイルと、前記伝達部材及び前記磁性体を乗員側に付勢するスプリング部材とを備え、前記伝達部材は、前記乗員と前記発電装置の間に配置され、前記伝達部材は、前記乗員の動きに連動して、回動軸を軸として回動可能であり、前記乗員の動きに連動して、前記磁性体が前記コイルの近傍を通過することで電磁誘導により発電すると好適である。
また、前記伝達部材は、曲げられた部分を備え、前記磁性体は、前記伝達部材の曲げられた部分内側に固定されていると好適である。
このとき、前記発電装置は、前記乗員を支持する弾性部材を備えたシートクッション内に配置され、前記伝達部材は、前記弾性部材と異なる位置に取り付けられており、前記シートクッションは、前方部分に板状のパンフレームを備えたシートクッションフレームを有し、前記伝達部材の前記回動軸は、前記パンフレームの正面側端辺に沿って左右方向に延出して取り付けられていると好適である。
また、前記シートクッションフレームは、前記パンフレーム下方に棒状のサブマリン抑制部材を備え、前記伝達部材は、前記サブマリン抑制部材と異なる位置に取り付けられていると好適である。
発明によれば、車両用シートは、発電装置と、整流器と、蓄電池と、制御部と、負荷部とを備えて構成されているため、発電装置全体の大型化を抑制することができ、ハーネスの短縮により発電電力の損失を低減可能な、発電装置を備えた車両用シートを提供できる。
発明によれば、蓄電池は、シートフレームに囲まれた領域に取り付けられているため、蓄電池を含めた発電装置全体の大型化を一層抑制することができる。
発明によれば、蓄電池は、シートバックフレームの中央より下側の領域に取り付けられているため、剛性の高いシートバックフレームの部位に蓄電池を取り付けることができ、蓄電池の安定した支持が得られる。また、蓄電池は、シートバック内部に取り付けられているため、シートバックを含む車両用シート全体がコンパクト化できる。
発明によれば、蓄電池は、シートクッションの弾性部材と異なる位置に取り付けられているため、蓄電池と弾性部材が干渉することを抑制でき、乗員が弾性部材により快適に着座できると共に、発電装置全体の大型化を抑制することができる。
発明によれば、乗員が車両内で照明部の灯りによって視界を確保することができ、かつ車両用シートに設けられた蓄電池と照明部の配置関係がコンパクトになり、照明部を容易に取り付けることができる。
発明によれば、蓄電池と照明部の配置関係が一層コンパクトになり、ハーネスの短縮により、発電電力の損失を低減できる。
発明によれば、乗員がシートベルトを引き出す際に、照明部の灯りによってシートベルトのバックルや乗員の手元などの視界を確保することができ、シートベルトを容易に装着できるようになる。
発明によれば、乗員がシートベルトを取り外した際に、照明部の灯りによって、インナーハンドルや乗員の足元などの視界を確保することができ、車両から降り易くなる。
発明によれば、発電量を向上できると共に、1台の発電装置にトラブルが生じた場合に、他の発電装置が発電を補うことができるようになる。
発明によれば、蓄電池と照明部の配置関係がコンパクトになり、ハーネスの短縮により、発電電力の損失を低減できる。
本発明に係る発電装置を備えた車両用シートの概略斜視図である。 本発明の第1実施形態を示す図1のシートクッションを左側から見た概略図であり、乗員が着座した状態を示す説明図である。 本発明の第2実施形態を示す図1のシートクッションを左側から見た概略図であり、乗員が着座した状態を示す説明図である。 本発明の第3実施形態を示す図1のシートバックを真上側から見た概略図であり、乗員が着座した状態を示す説明図である。 本発明に係る発電装置全体の制御を示すブロック図である。 本発明に係る発電装置全体の制御の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る発電装置全体の制御の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図を参照して説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができる。
図1は、本発明に係る発電装置を備えた車両用シートの概略斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態を示す図1のシートクッションを左側から見た概略説明図である。図3は、本発明の第2実施形態を示す図1のシートクッションを左側から見た概略説明図である。図4は、本発明の第3実施形態を示す図1のシートバックを真上側から見た概略説明図である。図5は、本発明に係る発電装置全体の制御を示すブロック図である。図6は、本発明に係る発電装置全体の制御の一例を示すフローチャートである。図7は、本発明に係る発電装置全体の制御の一例を示すフローチャートである。
本実施形態は、発電装置を備えた車両用シートに関する発明である。
本実施形態の車両用シートSは、図1に示すように、シートクッションS1と、シートクッションS1の背面側に配置されたシートバックS2と、シートバックS2の上面側に配置されたヘッドレストS3と、シートベルト装置S4とから主に構成されている。
シートクッションS1は、骨格となるシートクッションフレーム10に、クッションパッド1aを載置して、クッションパッド1aの上から表皮材1bによって覆われており、乗員を下方から支持する構成となっている。
シートクッションフレーム10の下方には、車両用シートSの高さを調節するハイトリンク装置S5が設けられている。ハイトリンク装置S5は、左右方向に一対の前側回動アーム5aと、一対の後側回動アーム5bとを有し、各前側回動アーム5a同士、各後側回動アーム5b同士は、丸パイプで形成した連結シャフト5cにより連結されている。前側回動アーム5aと後側回動アーム5bが、連結シャフト5cを軸としてそれぞれ回動することにより、車両用シートSを車体フロアに対して上下させる。
本実施形態のシートクッションS1は、さらにシートクッションフレーム10の前方であって、乗員の腿下に対応する位置に、乗員の腿の動きを伝達する伝達部材16と、電磁誘導により発電する発電装置20とを備え、シートクッションフレーム10の後部近くの左側内面に、発電した電気を蓄電する蓄電池25とを備えている。
シートバックS2は、骨格となるシートバックフレーム40にクッションパッド2aを載置して、表皮2bで被覆されており、乗員の背中を後方から支持する構成となっている。
シートバックS2は、乗員の上体を支持するメイン部2cと、メイン部の左右両側に設けられ、正面側に突出した土手部2dとを備えている。
本実施形態のシートバックS2は、さらにシートバックフレーム40の側方であって、土手部2dの内部に、乗員の上体側部の動きを伝達する伝達部材46と、発電装置50とを備え、シートバックフレーム40の下部近くの右側内面に、蓄電池55とを備えている。
なお、ヘッドレストS3は、頭部の芯材となるピラー3cにクッションパッド3aを配して、表皮3bで被覆して形成される。
シートベルト装置S4は、乗員の上体を拘束するベルト4aと、シートバックS2の右側上面に設けられたスルーアンカー4bと、ベルト4a先端部に取り付けられたタングプレート4cと、シートクッションS1左側面の後端部に固定されたバックル4dとから構成される。
シートクッションフレーム10は、略矩形状の枠体からなり、図1に示すように、左右両端に配設された一対のサイドフレーム11と、各サイドフレーム11の前方の上面に架設された板状フレームとしてのパンフレーム12と、各サイドフレーム11の背面側端部の近くに架設された連結部材としてのメンバーパイプ13と、パンフレーム12とメンバーパイプ13を前後方向に連結するスプリング14と、各サイドフレーム11の正面側端部の近くに架設され、パンフレーム12下方に設けられたサブマリン抑制パイプ15とを備えている。
各サイドフレーム11は、前後方向に延出した板金部材からなり、互いに平行な状態で左右方向に離間している。
パンフレーム12は、乗員の腿を支持するように、上面が略平坦な略矩形状に形成された金属製フレームからなる。
パンフレーム12は左右方向の端部に一対の折曲部12aを有している。パンフレーム12は、各折曲部12aが各サイドフレーム11前方の上面に引っ掛かり固着接合されることによって、各サイドフレーム11の前方側に固定されている。
パンフレーム12の後方には、複数のスプリング14が所定の間隔をおいて、前後方向に略平行となるように延出されて配設されている。
各スプリング14は、Sバネまたはジグザグバネと呼ばれる波形状の線状部材からなり、クッションパッド1aを下方から支持する支持バネである。各スプリング14は、前端部がパンフレーム12に掛けられ、後端部がメンバーパイプ13に掛けられて固着接合されることにより、各サイドフレーム11の間に固定される。
スプリング14は、特許請求の範囲の弾性部材に該当する。
サブマリン抑制パイプ15は、左右方向に延出するパイプ部材である。サブマリン抑制パイプ15は、中央部15aの方が一対の端部15bよりも後側に位置している。
伝達部材16は、図1及び図2に示すように、公知な金属材料から形成された折曲形状のプレート体からなり、左右方向に延出されている。伝達部材16は、乗員の腿下に対応させた上面が略平坦な腿支持部16aと、シートクッション正面の形状に対応させた正面部16bと、腿支持部と正面部の上端部を連結させた連結部16cとから構成される。
伝達部材16背面側の端部は、パンフレーム12正面側の端部に左右方向に略全長にわたって取り付けられており、パンフレーム12よりも正面側に突出している。
伝達部材16背面側の端部とパンフレーム12正面側の端部は、所定の間隔をおいて設けられた複数のヒンジ17を介して取り付けられており、伝達部材16はヒンジ17を回動軸として回動可能である。
伝達部材16は、腿支持部16a上面と、正面部16b正面と、連結部16c上面とが、クッションパッド1aと当接された状態で配置されている。
そのため、伝達部材16は、乗員の腿の上下左右の動きがクッションパッド1aを介して伝達されることにより、乗員の腿の動きに連動してヒンジ17を回動軸として回動する構造となっている。
パンフレーム12及び伝達部材16の下方には、発電装置20が取り付けられている。
発電装置20は、伝達部材16に固定された磁性体21と、パンフレーム12前方に固定されたスプリング部材22と、パンフレーム12前方に固定された発電コイル23とから構成されている。
磁性体21は、N極とS極を交互に着磁された公知な永久磁石からなり、ヒンジ17を軸心として略円弧状に湾曲した形状である。磁性体21は左右方向に幅狭のものが複数設けられている。
各磁性体21の上端部の上面は、伝達部材16の腿支持部16aの略中央近くの底面に、左右方向に所定の間隔をおいて、接着剤などで固定されている。
磁性体21は、伝達部材16の回動に連動してヒンジ17を回動軸として回動する構造となっている。
磁性体21の下端部の背面には、スプリング部材22の前端部が接着剤などで固定されている。
スプリング部材22は、公知な金属材料の螺旋状バネからなり、ヒンジ17を軸心として略円弧状に湾曲した形状である。スプリング部材22は左右方向に幅狭のものが複数設けられている。
各スプリング部材22の後端部は、パンフレーム12前端部近くの底面に、左右方向に所定の間隔をおいて、接着剤などで固定されている。すなわち、各スプリング部材22は、パンフレーム12と伝達部材16の間に挟まれて固定されている。
各スプリング部材22は、伝達部材16及び磁性体21によって、ヒンジ17を回動軸としてパンフレーム12側に圧縮された状態で配置されているため、乗員の腿側に向かって伝達部材16及び磁性体21を付勢する構造となっている。
発電コイル23は、公知な螺旋状の線状導体からなり、前後方向に延出されている。発電コイル23は複数設けられている。
各発電コイル23は、コイル保持部材24を介して、パンフレーム12前端部近くの底面に、左右方向に所定の間隔をおいて固定されている。
すなわち、各発電コイル23と各磁性体21は、それぞれ同数設けられており、各発電コイル23と各磁性体21は、左右方向にそれぞれ対向するように取り付けられている。
各発電コイル23と各磁性体21は近接しており、各磁性体21は、各発電コイル23の近傍を、ヒンジ17を回動軸として回動する構造となっている。
コイル保持部材24は、公知な金属材料から形成されてなり、パンフレーム12に溶接固定される略矩形平板状の取付部24aと、発電コイル23を保持する略コ字状の保持部24bとから構成される。コイル保持部材24は複数設けられており、発電コイル23に沿って、前後方向に延出されている。
保持部24bの内部には発電コイル23が挟み込まれている。保持部24b内部の幅は、発電コイル23の直径よりも狭くなっており、発電コイル23が容易に脱落しないように形成されている。また、発電コイル23が挟持される際には、保持部24b内部の幅が弾性変形して拡開することにより、発電コイル23を受け入れ易く形成されている。
なお、コイル保持部材24は、公知な樹脂材料から形成されても良い。
蓄電池25は、円柱状のニッケル水素二次電池を複数備えた、略直方体形状の電池パックからなり、左側のサイドフレーム11後部近くの内側面に取り付けられている。また、蓄電池25は、長手方向が前後方向となるように配置されている。
なお、蓄電池25は、ニッケル水素二次電池に限定されることなく、ニッカド二次電池、リチウム水素二次電池、鉛蓄電池など蓄放電可能な電池であれば良い。
蓄電池25の左側側面には、不図示のフック部が設けられており、サイドフレーム11内側面に設けられた不図示のフック穴に掛けて着脱可能に取り付けられる。
なお、蓄電池25は、ボルト締めや溶接固定などによって、サイドフレーム11内側面に固定されても良い。
なお、本実施形態では、蓄電池25は、左側サイドフレーム11後部近くの内側面に取り付けられているが、これに限定されることなく、左側サイドフレーム11前部近くの内側面、またはパンフレーム12の底面に取り付けられても良い。その他、乗員から下方荷重を受けるスプリング部材22と異なる位置に取り付けられていれば良い。
このように蓄電池25がシートクッションS1内部に収納されれば、シートクッションS1を含む車両用シートS全体がコンパクト化できる。
本実施形態の発電装置20では、乗員の腿の動きに連動して、ヒンジ17を回動軸として回動する伝達部材16を介して、磁性体21が発電コイル23の近傍を回動することによって、電磁誘導により発電コイル23に電気が発生する。発電コイル23から発電した電気は、不図示の整流器60により整流されて蓄電池25に蓄電された後、後述するシートベルト装置S4のバックル4eに設けられたバックル照明部92に供給される。
発電装置20、蓄電池25、整流器60、後述する制御部70、バックル照明部92は、車両用シートS内または車両用シートS上に設けられている。車両用シートS内または車両用シートS上とは、車両用シートSに取り付けられているものをすべて含む。
伝達部材16は、シートクッションS1の外形形状に沿うように折曲形状のプレート体として形成されているため、伝達部材16の腿支持部16aと正面部16bと連結部16cとで形成される内部空間に磁性体21を収納させて固定することができ、伝達部材16及び磁性体21をコンパクトに配置できる。
伝達部材16及び発電装置20は、パンフレーム12前方に左右方向に略全長にわたって取り付けられているが、これに限定されることなく、シートクッションS1の右側半分のみに取り付けられても良い。少なくともシートクッションS1の右側半分に取り付けられれば、運転時に乗員のペダルを踏む際の右腿下の動きに対応させて、効率よく発電させることができる。
伝達部材16及び発電装置20は、パンフレーム12前方に左右方向に略全長にわたって取り付けられている。そのため、マニュアル車の場合には、運転時に乗員のクラッチペダルを踏む際の左腿下の動き、かつ、ブレーキペダル及びアクセルペダルを踏む際の右腿下の動きの両方に対応させて、効率よく発電させることができる。
伝達部材16は、クッションパッド1aの下方に設けられ、乗員の腿下に対応するように折曲形状のプレート体として形成されているため、乗員の着座時のフィーリングを確保できる。
伝達部材16はパンフレーム12正面側の端部から正面側に連続するように取り付けられており、伝達部材の回動する上下方向の幅の範囲内にパンフレーム12が配置されるため、シートクッションS1の上下方向の幅が過度に大型化することを抑制できる。
伝達部材16は、乗員の腿の動きに連動してヒンジ17を回動軸として回動する構造となっており、さらに腿の動きによって過度に荷重が加わった際には、正面部16bの下端部がサブマリン抑制パイプ15と当接して支持される構造となっている。そのため、ヒンジ17の損傷を抑制することができる。
なお、伝達部材16は、ヒンジ17を介してパンフレーム12正面側の端部に取り付けられており、ヒンジ17を回動軸として回動する構造となっているが、これに限定されなくても良い。例えば、伝達部材16は、不図示のヒンジを介してサブマリン抑制パイプ15に取り付けられ、このヒンジを回動軸として回動する構造としても良い。
サブマリン抑制パイプ15は各サイドフレーム11に連結されて支持剛性が高いため、
伝達部材16とサブマリン抑制パイプ15を固定するこのヒンジの支持剛性も向上できる。
また、伝達部材16は、不図示のヒンジを介してハイトリンク装置S5の連結シャフト5cに取り付けられ、このヒンジを回動軸として回動する構造としても良い。
連結シャフト5cは一対の前側回動アーム5aに連結されて支持剛性が高いため、伝達部材16と連結シャフト5cを固定するこのヒンジの支持剛性も向上できる。
伝達部材16は、ヒンジ17を回動軸として回動する構造となっているが、伝達部材16の下方に別途クッションパッド等を配置させて、伝達部材16の回動を規制するロック機構として備えさせても良い。このクッションパッドは、必要に応じて配置させて、伝達部材16の回動を規制できるものである。
また、乗員が操作可能なロック機構を備えさせても良い。例えば、伝達部材16底面と当接するように、伝達部材16の下方に公知なロック部材を取り付けると良い。このロック部材は、左右方向に移動可能であり、伝達部材16の回動規制を解除する場合には、伝達部材16底面と当接しない様に、左右外側に移動させる等すると良い。
伝達部材16は乗員の腿下に対応するように前後方向に折曲形状のプレート体からなり、腿支持部16aがパンフレーム12に対して上方側にやや鋭角突出して形成されているが、乗員の異なる体形に対応させて、伝達部材16に任意の角度調整機構を備えさせても良い。このようにすれば、腿支持部16aが上方側に鋭角突出する角度を任意に調整することができるため、乗員の体形を問わず、腿下の動きを効率よく伝達させて、発電装置20の発電量を向上できる。
磁性体21と発電コイル23の前後方向の対向面は、互いに略平行となるように近接して配置されている。そのため、発電装置20が全体的にコンパクト化でき、発電量を向上できる。
スプリング部材22によって磁性体21が乗員の腿側に向かって常に付勢されており、磁性体21の位置が固定されるので、磁性体21と発電コイル23との間隔寸法が常に安定することができ、充電効率を上げることができる。
スプリング部材22は、公知な金属材料の螺旋状バネからなり、乗員の腿側に向かって伝達部材16及びクッションパッド2aを付勢する構造となっている。そのため、スプリング部材22によって付勢された伝達部材16及びクッションパッド2aの反発力を利用して、乗員が安定した支持を得て着座できる。
次に、図3に基づいて本発明の第2実施形態に係る発電装置30を説明する。
発電装置30は、伝達部材16に固定されたリンクロッド34と、リンクロッド34後方に固定された磁性体31と、磁性体31後方に固定されたスプリング部材32と、パンフレーム12前方に固定された発電コイル33とから構成されても良い。
リンクロッド34は、公知な金属棒状体から形成されている。リンクロッド34は左右方向に幅狭のものが複数設けられている。なお、リンクロッド34は、公知な樹脂棒状体から形成されても良い。
各リンクロッド34の上端部の上面は、伝達部材16の連結部16cの略中央近くの底面に、左右方向に所定の間隔をおいて、接着剤などで固定されている。また、各リンクロッド34の下端部の後面には、磁性体31の前端部が接着剤などで固定されている。
各リンクロッド34の上端部は、伝達部材16の回動に連動して、ヒンジ17を回動軸として回動する構造となっている。また、各リンクロッド34の下端部は、後述する磁性体31の動きに連動して、前後方向に略水平に移動する構造となっている。
磁性体31は、パンフレーム12と前後方向に略平行に固定された平板形状である。磁性体31は左右方向に幅狭のものが複数設けられている。
各磁性体31の前端部の正面は、リンクロッド34の略中央近くの底面に、左右方向に所定の間隔をおいて、接着剤などで固定されている。
各磁性体31は、伝達部材16及びリンクロッド34の動きに連動して、前後方向に略水平に移動する構造となっている。
各磁性体31の後端部の後面には、スプリング部材32の前端部が接着剤などで固定されている。
スプリング部材32は、パンフレーム12と前後方向に略平行に配置されている。スプリング部材32は左右方向に幅狭のものが複数設けられている。
各スプリング部材32及び各磁性体31は、横断面コ字状からなる磁性体ガイド35内部に嵌め込まれている。
磁性体ガイド35は、パンフレーム12底面にガイド取付部材36を介して固定された上側内壁部35aと、対抗する下側内壁部35bと、上側内壁部35aと下側内壁部35bとの後端部を連結する連結部35cとから構成される。磁性体ガイド35は複数設けられている。
各スプリング部材32の後端部は、各連結部35c正面に接着剤などで固定されている。すなわち、各スプリング部材22は、各磁性体31と各連結部35cの間に挟まれて固定されており、磁性体ガイド35内に収納されている。
各スプリング部材32は、各磁性体31によって、各連結部35c側に圧縮された状態で配置されているため、正面側に向かって各磁性体31を付勢する構造となっている。
ガイド取付部材36は断面略矩形状からなり、磁性体ガイド35、パンフレーム12それぞれと接着剤などで固定されており、磁性体ガイド35とパンフレーム12を連結するように配置されている。
発電コイル33は、前後方向に延出されており、複数設けられている。
各発電コイル33は、コイル保持部材24を介して、パンフレーム12前端部近くの底面に、左右方向に所定の間隔をおいて固定されている。
すなわち、各発電コイル33と各磁性体31は、それぞれ同数設けられており、各発電コイル33と各磁性体31は、左右方向にそれぞれ対向するように取り付けられている。
各発電コイル33と各磁性体31は近接しており、各磁性体31は、各発電コイル33の近傍を、前後方向に略水平に移動する構造となっている。
第2実施形態の発電装置30では、乗員の腿の動きに連動して、ヒンジ17を回動軸として回動する伝達部材16と、回動する伝達部材16の動きから前後方向に略水平に移動する動きにリンクさせるリンクロッド34とを介して、磁性体31が発電コイル33の近傍を前後方向に略水平に移動することによって、電磁誘導により発電コイル33に電気が発生する。発電した電気は、不図示の整流器60により整流されて蓄電池25に蓄電された後、後述するシートベルト装置S4のバックル4eに設けられたバックル照明部92に供給される。
発電装置30、蓄電池25、整流器60、後述する制御部70、バックル照明部92は、車両用シートS内または車両用シートS上に設けられている。
磁性体31は、パンフレーム12と前後方向に略平行となるように配置されている。そのため、シートクッションS1の上下方向の幅が過度に大型化することを抑制できる。
次に、図1及び図4に基づいて本発明の第3実施形態に係る発電装置50を説明する。第3実施形態に係る発電装置50は、シートバックフレーム40に設けられたものである。
シートバックフレーム40は、図1に示すように、略コ字状に形成された中空円筒体のパイプフレーム41と、左右両端にパイプフレーム41と連結して配設された一対のサイドフレーム42と、各サイドフレーム42内側面の下端部の近くに架設された中空円筒体の連結パイプ43と、各サイドフレーム42内側面に架設された平板形状のプレート体からなる板状支持部材44とを備えている。
各サイドフレーム42は、板金部材を折り曲げた略L字形状からなり、上下方向に延出し、互いに平行な状態で左右方向に離間している。各サイドフレーム42は、上側から下側に連続して正面方向に徐々に張り出すような形で形成されている。
板状支持部材44は、ポリプロピレン等の合成樹脂からなり、乗員から後方荷重を受けた際に弾性変形しながら荷重支持するように構成されている。
板状支持部材44は、ワイヤスプリング45を介して各サイドフレーム42の内側に取り付けられて構成され、面状態を保持したまま前後方向に撓んで乗員を支持する。
伝達部材46は、図1及び図4に示すように、公知な金属材料から形成された一対の平板形状のプレート体からなり、土手部2dの内部に設けられている。
なお本実施形態では、伝達部材46は断面直線状のプレート体からなるが、これに限定されることなく、曲げられた部分を有するプレート体として形成されていても良い。
各伝達部材46は、各サイドフレーム42の側面外側であって、上下方向に沿って固定されている。各伝達部材46は、各サイドフレーム42よりも正面側に突出しており、正面方向よりもやや外側に鋭角になるようにそれぞれ形成されている。
各伝達部材46背面側の端部と、各サイドフレーム42の側面外側であって、前後方向の略中央部とは、所定の間隔をおいて設けられた複数のヒンジ47を介して、取り付けられており、各伝達部材46は各ヒンジ47を回動軸として回動可能である。
各伝達部材46は、乗員の上体側の面がクッションパッド2aと当接された状態で配置されている。
そのため、伝達部材46は、乗員の上体の左右の動きがクッションパッド2aを介して伝達されることにより、乗員の上体の動きに連動してヒンジ47を回動軸として回動する構造となっている。
各伝達部材46の後方には、それぞれ発電装置50が取り付けられている。
発電装置50は、各伝達部材46に固定された磁性体51と、各サイドフレーム42後方に固定されたスプリング部材52と、各サイドフレーム42の側面外側に固定された発電コイル53とから構成されている。
磁性体51は、ヒンジ47を軸心として略円弧状に湾曲した形状である。
各磁性体51の前端部の前面は、伝達部材46の略中央近くであって、乗員の上体側と逆側の面に接着剤などで固定されている。
各磁性体51は、各伝達部材46の回動に連動して各ヒンジ47を回動軸として回動する構造となっている。
各磁性体51の後端部の後面には、各スプリング部材52の外側端部が接着剤などで固定されている。
スプリング部材52は、ヒンジ47を軸心として略円弧状に湾曲した形状である。
各スプリング部材52の内側端部は、各サイドフレーム42後端部であって、左右方向の略中央に、接着剤などで固定されている。すなわち、各スプリング部材52は、各サイドフレーム42と伝達部材46の間に挟まれて固定されている。
各スプリング部材52は、各伝達部材46及び各磁性体51によって、各ヒンジ47を回動軸として各サイドフレーム42側に圧縮された状態で配置されているため、乗員の上体側に向かって各伝達部材46及び各磁性体51を付勢する構造となっている。
発電コイル53は、伝達部材46と左右方向に略平行な向きとなるよう配置されている。
各発電コイル53は、各コイル保持部材54を介して、各サイドフレーム42左右外側であって、後端部近くの側面に固定されている。
各発電コイル53と各磁性体51は近接しており、各磁性体51は、各発電コイル53の近傍を、ヒンジ47を回動軸として回動する構造となっている。
コイル保持部材54は、公知な金属材料から形成されてなり、各サイドフレーム42に溶接固定される略矩形平板状の固定部54aと、発電コイル53を保持する略コ字状の保持部54bとから構成される。
保持部54bは、略コ字状の内部に発電コイル53を挟み込むように形成されている。
なお、コイル保持部材54は、公知な樹脂材料から形成されても良い。
蓄電池55は、右側のサイドフレーム42下部近くの内側面に着脱可能に取り付けられている。また、蓄電池55は、長手方向が上下方向となるように配置されている。
なお、本実施形態では、蓄電池55は、右側のサイドフレーム42下部近くの内側面に取り付けられているが、これに限定されることなく、乗員から後方荷重を受ける板状支持部材44と異なる位置に取り付けられていれば良い。
このようにすれば、乗員が快適に着座できると共に、蓄電池55がシートバックS2内部に収納され、シートバックS2を含む車両用シートS全体がコンパクト化できる。
第3実施形態の発電装置50では、乗員の上体の動きに連動して、ヒンジ47を回動軸として回動する伝達部材46を介して、磁性体51が発電コイル53の近傍を回動することによって、電磁誘導により発電コイル53に電気が発生する。発電コイル53から発電した電気は、不図示の整流器60により整流されて蓄電池55に蓄電された後、後述するシートベルト装置S4のスルーアンカー4bに設けられたアンカー照明部91に供給される。
発電装置50、蓄電池55、整流器60、後述する制御部70、アンカー照明部91は、車両用シートS内または車両用シートS上に設けられている。
各伝達部材46は、各サイドフレーム42の側面外側にヒンジ47を介して取り付けられているが、これに限定されることなく、各サイドフレーム42の正面にヒンジを介して取り付けられても良い。このような構造にすれば、各サイドフレーム42が、各伝達部材46と乗員の上体部との間に干渉することがなくなるため、各伝達部材46は乗員の上体の動きを一層受け易くなる。また、各サイドフレーム42の側面外側には、不図示のサイドエアバックが通常取り付けられるが、サイドエアバック取付の作業性も向上する。
伝達部材46は、各サイドフレーム42の側面外側に固定されているが、これに限定されることなく、シートバックS2の左側面、すなわち車両ドアと逆側の面のみに設けられても良い。このようにすれば、伝達部材46は、車両ドアに干渉されることなく、乗員の上体の動きに連動して、ヒンジ47を回動軸として回動させることができる。
また、伝達部材46は、板状支持部材44の両側面外側にヒンジを介して取り付けられても良い。このようにすれば、シートバックS2に複数の発電装置を備えさせることができ、発電装置の発電量を向上できる。
伝達部材46は、ヒンジ47を回動軸として回動する構造となっているが、伝達部材46の後方に別途クッションパッド等を配置させて、伝達部材46の回動を規制するロック機構として備えさせても良い。このクッションパッドは、必要に応じて配置させて、伝達部材46の回動を規制できるものである。
また、乗員が操作可能なロック機構を備えさせても良い。例えば、伝達部材46後面と当接するように、伝達部材46の後方に公知なロック部材を取り付けると良い。このロック部材は、上下方向に移動可能であり、伝達部材46の回動規制を解除する場合には、伝達部材46後面と当接しない様に上下外側に移動させる等すると良い。
発電装置50は、乗員の上体側に向かって各伝達部材46及び各磁性体51を付勢するスプリング部材52を備えているため、乗員の上体部の動きを安定的に支持することができる。
発電装置50は、各サイドフレーム42の上下方向の略中央であって、正面方向に張り出した部分に、ヒンジ47を介して取り付けられている。そのため、各サイドフレーム42の剛性が高い部分に取り付けられることができ、発電装置50の支持剛性も向上できる。
シートベルト装置S4では、ベルト4aがスルーアンカー4bで折り返され、ベルト4a後端部が不図示のベルトリマインダに巻かれた状態になっている。
スルーアンカー4bは、ベルト4aが引き出されたことを検出するアンカーセンサ81と、スルーアンカー4b右側面に取り付けられたアンカー照明部91とを備えている。
スルーアンカー4bからベルト4aが引き出された状態になると、アンカーセンサ81が制御部70に検出信号を伝送する構成となっている。
アンカーセンサ81は、特許請求の範囲の引出し検出器に該当する。
また、ベルト4a先端部のタングプレート4cは、バックル4dに着脱自在に取り付けられることができる。バックル4dは、タングプレート4cが装着されたことを検出するバックルセンサ82と、バックル4d上面及び左側面に取り付けられたバックル照明部92とを備えている。
タングプレート4cがバックル4dに装着された状態になると、バックルセンサ82が制御部70に検出信号を伝送する構成となっている。
バックルセンサ82は、特許請求の範囲の取外し検出器に該当する。
アンカー照明部91はスルーアンカー4b右側面に取り付けられている。そのため、アンカー照明部91の灯りによって、乗員がインナーハンドルの位置や乗員の足元などを容易に確認することができ、車両から降り易くなる。
また、バックル照明部92はバックル4d上面及び左側面に取り付けられている。そのため、バックル照明部92の灯りによって、乗員がバックル4dの位置や、タングプレート4cが装着されるバックル4dの装着穴などを容易に確認することができ、ベルト4aを装着し易くなる。
図5は、本発明に係る発電装置全体の制御の一例として発電装置20、50が発電した電気を複数の負荷部90に供給するための制御を示すブロック図である。詳細には、発電装置20、50には、それぞれ整流器60が接続され、整流器60には蓄電池25、55が接続され、蓄電池25、55には制御部70が接続されている。また、制御部70には、検出器80と複数の負荷部90が接続されている。
整流器60は、発電装置20、50で発電された電気を整流させ、整流させた電気は蓄電池25、55に蓄電される。制御部70は、検出器80の検出信号に基づいて、蓄電された電気を車両用シートSに取り付けられた複数の負荷部90に供給する。
検出器80には、アンカーセンサ81、バックルセンサ82が含まれる。
負荷部90には、アンカー照明部91、バックル照明部92が含まれる。
なお、負荷部90には、これらに限定されることなく、車両用シートS内部に設けられた不図示の送風ファン、車両用シートSを前後に調整するレール装置、車両用シートSを上下に調整するハイトリンク装置S5、シートバックS2をー後方に倒すリクライニング装置、その他車両用シートに別途設けられる照明部等を選択することができる。
このようにすれば、機能性及びデザイン性に優れた車両用シートSであって、さらに、乗員の動きを利用して効率的に発電可能であり、発電電力の損失を低減させた、発電装置を備えた車両用シートSを提供できる。
このように、発電装置20、50によって発電され、蓄電池25、55に蓄電された電気を複数の負荷部90に供給する構造では、不図示のバッテリーの消費量を削減することができるため、省エネルギーが可能となる。
図6は、本発明に係る発電装置全体の制御の一例として、ベルト4aが乗員によって引き出されたことを検知して、蓄電池25から電気をバックル照明部92に供給する制御を示すフローチャートである。
ST01:ベルト4aが乗員によって引き出されたかどうかを判定する。
具体的には、アンカーセンサ81が、ベルト4aはスルーアンカー4bから引き出された状態であるかどうかを検出する。Yesの場合はST02に進み、Noの場合はST01を繰り返す。
ST02:制御部70は、アンカーセンサ81の検出信号を記憶する。その後、制御部70は、蓄電池25の電気がバックル照明部92に供給されるように制御する。ST03に進む。
ST03:ベルト4aが乗員によって装着されたかどうかを判定する。
具体的には、バックルセンサ82は、ベルト4aのタングプレート4cがバックル4dに装着された状態であるかどうかを検出する。Yesの場合はST05に進み、Noの場合はST04に進む。
ST04:制御部70は、アンカーセンサ81の検出信号の記憶から経過した所定時間に関する閾値が設定されており、所定時間が経過したかどうかを判定する。Yesの場合はST05に進み、Noの場合はST03に戻る。
ST05:制御部70は、バックルセンサ82の検出信号を記憶して、バックル照明部92への電気供給を中止する。または、制御部70は、所定の時間が経過したことを記憶して、電気供給を中止する。
なお、本実施形態の制御部70では、ベルト引出し時の検出信号またはベルト装着時の検出信号を記憶して、電気がバックル照明部92に供給されるように制御しているが、これに限定されることなく、種々変形が可能である。
例えば、制御部70は、ベルトリマインダによるベルト巻取り時の検出信号を記憶して、電気がバックル照明部92、その他の負荷部90に供給されるように制御しても良い。
また、制御部70は、乗員が車両用シートSに着座したとき、座席から立ち上がったときの検出信号を記憶して、電気がバックル照明部92、その他の負荷部90に供給されるように制御しても良い。
このようにすれば、乗員の趣向に合わせて、照明部の灯りを照らすことができ、機能性、デザイン性に優れた、車両用シートSを提供できる。
また、本実施形態の蓄電池25は、発電装置20から発電された電気を蓄電して、バックル照明部92に供給しているが、これに限定されることなく、種々変形が可能である。
例えば、ベルトリマインダに別の発電装置を設けて、乗員によるベルト4aの引き出しや、ベルト4a装着時に乗員の上体の動きによるベルト4aの上下動など、に伴うベルトリマインダの回転を利用して発電しても良い。この発電した電気が、蓄電池25を介してバックル照明部92に供給されると良い。
このようにすれば、乗員がベルト4aを引き出す動きによって、発電装置から電気が発電されるので、バックル照明部92に電気を一層供給し易くすることができる。
図7は、本発明に係る発電装置全体の制御の一例として、ベルト4aが乗員によって取り外しされたことを検知して、蓄電池55から電気をアンカー照明部91に供給する制御を示すフローチャートである。
ST11:ベルト4aが乗員によって取り外されたかどうかを判定する。
具体的には、バックルセンサ82が、ベルト4aのタングプレート4cはバックル4dに装着された状態であるかどうかを検出する。Yesの場合、すなわち、タングプレート4cがバックル4dから取り外された状態である場合はST12に進み、Noの場合はST11を繰り返す。
ST12:制御部70は、バックルセンサ82の検出信号の途絶を記憶する。その後、制御部70は、蓄電池55の電気がアンカー照明部91に供給されるように制御する。ST13に進む。
ST13:不図示の車両ドアが乗員によって閉じられたかどうかを判定する。
具体的には、不図示のドアセンサは、開かれた車両ドアが閉じられた状態にあるかどうかを検出する。Yesの場合はST15に進み、Noの場合はST14に進む。
ST14:制御部70は、バックルセンサ82の検出信号の記憶から経過した所定時間に関する閾値が設定されており、所定時間が経過したかどうかを判定する。Yesの場合はST15に進み、Noの場合はST13に戻る。
ST15:制御部70は、不図示のドアセンサの検出信号を記憶して、アンカー照明部91への電気供給を中止する。または、制御部70は、所定の時間が経過したことを記憶して、電気供給を中止する。
なお、本実施形態では、制御部70が、検出器80の検出信号を記憶して、蓄電池25、55の電気が負荷部90に供給されるように制御しているが、これに限定されることなく、種々変形が可能である。
例えば、蓄電池25、55の電気が、所定の時間、アンカー照明部91、バックル照明部92、その他の負荷部90に供給されるように制御部70で制御しても良い。これにより、乗員の趣向に合わせて、照明部の灯りを照らすことができ、機能性、デザイン性に優れた車両用シートSを提供できる。
なお、上記各実施形態では、具体例として自動車のフロントシートについて説明したが、これに限定されることなく、自動車のミドルシート、リアシートについても適用可能であることは勿論である。
S 車両用シート
S1 シートクッション
S2 シートバック
S3 ヘッドレスト
S4 シートベルト装置
S5 ハイトリンク装置
1a、2a、3a クッションパッド
1b、2b、3b 表皮
2c メイン部
2d 土手部
3c ピラー
4a ベルト
4b スルーアンカー
4c タングプレート
4d バックル
4e バックルスイッチ
5a 前側回動アーム
5b 後側回動アーム
5c 連結シャフト
10 シートクッションフレーム
11 サイドフレーム
12 パンフレーム
12a 折曲部
13 メンバーパイプ
14 スプリング
15 サブマリン抑制パイプ
15a 中央部
15b 端部
16 伝達部材
16a 腿支持部
16b 正面部
16c 連結部
17 ヒンジ
20 発電装置
21 磁性体
22 スプリング部材
23 発電コイル
24 コイル取付部材
24a 取付部
24b 保持部
25 蓄電池
30 発電装置
31 磁性体
32 スプリング部材
33 発電コイル
34 リンクロッド
35 磁性体ガイド
35a 上側内壁部
35b 下側内壁部
35c 後端部
36 ガイド取付部材
40 シートバックフレーム
41 パイプフレーム
42 サイドフレーム
43 連結パイプ
44 板状支持部材
45 ワイヤスプリング
46 伝達部材
47 ヒンジ
50 発電装置
51 磁性体
52 スプリング部材
53 発電コイル
54 コイル取付部材
54a 取付部
54b 保持部
55 蓄電池
60 整流器
70 制御部
80 検出器
81 アンカーセンサ
82 バックルセンサ
90 負荷部
91 アンカー照明部
92 バックル照明部

Claims (12)

  1. 発電装置を備えた車両用シートであって、
    該車両用シートで前記発電装置が発電した電気を整流する整流器と、
    該整流器が整流した電気を蓄電する蓄電池と、
    該蓄電池が蓄電した電気を負荷部に供給する制御部と、
    該制御部によって電気の供給を受ける前記負荷部と、
    シートベルトと、該シートベルトが取り外しされたことを検出する取外し検出器と、を備え、
    前記負荷部は、前記車両用シートの周辺部に取り付けられている照明部であり、
    前記照明部は、前記車両用シートのうち、車両のドアに近い側に取り付けられており、
    前記制御部は、前記取外し検出器の検出信号に基づいて、電気を前記照明部に供給することを特徴とする発電装置を備えた車両用シート。
  2. 骨格となるシートフレームを備え、
    前記蓄電池は、前記シートフレームに囲まれた領域に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の発電装置を備えた車両用シート。
  3. 骨格となるシートバックフレームを備えたシートバックを有し、
    前記蓄電池は、前記シートバックフレームの中央より下側の領域に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至2何れか記載の発電装置を備えた車両用シート。
  4. 乗員を支持する弾性部材を備えたシートクッションを有し、
    前記蓄電池は、前記シートクッションの前記弾性部材と異なる位置に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至3何れか記載の発電装置を備えた車両用シート。
  5. 前記蓄電池は、前記車両用シートのうち、前記照明部が設けられた側に取り付けられていることを特徴とする請求項記載の発電装置を備えた車両用シート。
  6. 前記シートベルトが引き出されたことを検出する引出し検出器とを備え、
    前記照明部は、前記シートベルトのバックル部に取り付けられ、
    前記制御部は、前記引出し検出器の検出信号に基づいて、電気を前記照明部に供給することを特徴とする請求項乃至何れか記載の発電装置を備えた車両用シート。
  7. 前記発電装置は、複数取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至何れか記載の発電装置を備えた車両用シート。
  8. 前記蓄電池は、前記車両用シートのうち、前記照明部が設けられた側に取り付けられていることを特徴とする請求項乃至いずれか記載の発電装置を備えた車両用シート。
  9. 乗員の動きを伝達する伝達部材と、
    前記伝達部材に固定された磁性体と、前記車両用シート側に固定されたコイルと、前記伝達部材及び前記磁性体を乗員側に付勢するスプリング部材とを備え、
    前記伝達部材は、前記乗員と前記発電装置の間に配置され、
    前記伝達部材は、前記乗員の動きに連動して、回動軸を軸として回動可能であり、
    前記乗員の動きに連動して、前記磁性体が前記コイルの近傍を通過することで電磁誘導により発電することを特徴とする請求項1記載の発電装置を備えた車両用シート。
  10. 前記伝達部材は、曲げられた部分を備え、
    前記磁性体は、前記伝達部材の曲げられた部分内側に固定されていることを特徴とする請求項9記載の発電装置を備えた車両用シート。
  11. 前記発電装置は、前記乗員を支持する弾性部材を備えたシートクッション内に配置され、
    前記伝達部材は、前記弾性部材と異なる位置に取り付けられており、
    前記シートクッションは、前方部分に板状のパンフレームを備えたシートクッションフレームを有し、
    前記伝達部材の前記回動軸は、前記パンフレームの正面側端辺に沿って左右方向に延出して取り付けられていることを特徴とする請求項9又は10記載の発電装置を備えた車両用シート。
  12. 前記シートクッションフレームは、前記パンフレーム下方に棒状のサブマリン抑制部材を備え、
    前記伝達部材は、前記サブマリン抑制部材と異なる位置に取り付けられていることを特徴とする請求項11記載の発電装置を備えた車両用シート。
JP2012145988A 2012-06-28 2012-06-28 発電装置を備えた車両用シート Active JP5955131B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012145988A JP5955131B2 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 発電装置を備えた車両用シート
PCT/JP2013/067497 WO2014003050A1 (ja) 2012-06-28 2013-06-26 発電装置及び発電装置を備えた車両用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012145988A JP5955131B2 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 発電装置を備えた車両用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014008846A JP2014008846A (ja) 2014-01-20
JP5955131B2 true JP5955131B2 (ja) 2016-07-20

Family

ID=50105914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012145988A Active JP5955131B2 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 発電装置を備えた車両用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5955131B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104442478A (zh) * 2014-12-15 2015-03-25 广西大学 发电座椅
JP2019034658A (ja) * 2017-08-17 2019-03-07 テイ・エス テック株式会社 シートへのセンシング部材の配置構造
US11607142B2 (en) 2017-08-15 2023-03-21 Ts Tech Co., Ltd. Biosensor arrangement structure

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0639636U (ja) * 1992-10-29 1994-05-27 デルタ工業株式会社 自動車用シートベルト
JP2008230338A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Mazda Motor Corp 車両の照明装置
JP2010285068A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Nhk Spring Co Ltd 車両用発電装置及び車両用発電方法
JP2011196368A (ja) * 2010-02-26 2011-10-06 Imasen Electric Ind Co Ltd 発電装置
JP5737008B2 (ja) * 2011-06-29 2015-06-17 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014008846A (ja) 2014-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100601766B1 (ko) 차량용 시트
JP5955131B2 (ja) 発電装置を備えた車両用シート
KR20060049414A (ko) 차량용 시트
US20220242279A1 (en) Vehicle seat
KR20100033580A (ko) 시트쿠션 익스텐션 장치
WO2014003050A1 (ja) 発電装置及び発電装置を備えた車両用シート
WO2014199750A1 (ja) シートベルト装置
WO2014104362A1 (ja) 車両用シート
JP2014008845A (ja) 発電装置及び発電装置を備えた車両用シート
JP7216307B2 (ja) 乗物用シート
JP2019077230A (ja) 乗物用シート
JP5880309B2 (ja) 車両用シート
KR101273706B1 (ko) 차량용 시트의 등받이의 쿠션 조절장치
JP2012224296A (ja) 車両用シート
JP6677104B2 (ja) 乗物室内構造
JP6021636B2 (ja) 車両用シート
JP2010269733A (ja) 車両用シート構造
JP2018197035A (ja) 乗物用シート
JP5785858B2 (ja) ヘッドレスト及び車両用シート
JP2010285029A (ja) 乗物用シート
WO2023054403A1 (ja) 乗り物用シート
JP5457728B2 (ja) 乗物用シート
WO2024013805A1 (ja) 車両用シートフレーム
JP2008195166A (ja) シートベルト装置
JP2022149966A (ja) 乗物用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5955131

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250