JP2010269733A - 車両用シート構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートバックに対するシートベルト装置の構成部品の組付性が良好である車両用シート構造を得る。
【解決手段】車両用シート10を構成するサブアセンブリ用部材36は、ヘッドレスト30をシートバック16に支持するためのヘッドレストサポート38と、シートバック16の肩部に配置されシートベルト18が挿通されたベルトガイド28と、ショルダリトラクタ20を保持するリトラクタカバー40とが、シートバック16に対し一体的に組み付けられるように一体的に設けられている。サブアセンブリ用部材36のリトラクタカバー40にショルダリトラクタ20を保持させて成るシート上部サブアセンブリ34は、シートバック16に組み付けられる際に、シートバック16の貫通孔44にヘッドレストサポート38を挿入させて該シートバック16に対し位置決めされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シート構造に関する。
リトラクタをシートバックフレームに取り付け、該リトラクタから延びるシートベルトが、ブラケットを介してシートバックフレームに支持されたショルダアンカに挿通されて成るシートベルト一体シートが知られている(例えば、特許文献1参照)。このシートベルト一体シートでは、上記のブラケットを介して、ヘッドレストフレームがシートバックフレームに固定的に支持されている。また、4点式のシートベルト装置を構成する複数のリトラクタがシートバックフレームの上部に取り付けられて成る車両用シートベルト装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
実開平5−76913号公報 特開2000−16238号公報
しかしながら、上記の如き従来の技術では、シートバックに対するシートベルトの構成部品の組付性について考慮されておらず、この点に改善の余地がある。
本発明は、シートバックに対するシートベルト装置の構成部品の組付性が良好である車両用シート構造を得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係る車両用シート構造は、ヘッドレストをシートバックに支持するためのヘッドレストサポート部と、前記シートバックの肩部に配置されシートベルトが挿通されたベルトガイド部とが、前記シートバックに対し共に組み付けられるように、一体的に設けられた被組付部材と、前記シートバックに設けられ、該シートバックに対して前記ヘッドレストサポート部において前記被組付部材を位置決めするための位置決め部と、を備えている。
請求項1記載の車両用シート構造では、少なくともシートベルトを挿通させるベルトガイド部が、シートバックに組みつけられた状態でシートベルト装置を構成する。このベルトガイド部が一体化された被組付部材は、シートバックに取り付ける際に、ヘッドレストサポート部においてシートバックの位置決め部において位置決めされる。この状態から被組付部材がシートバックに取り付けられる(保持される)と、被組付部材に一体化されたヘッドレストサポート部、ベルトガイド部は、それぞれシートバックに対する所定の位置に組み付けられる。
以上説明したように、本車両用シート構造では、被取付部品の取り付けによって、ヘッドレストの支持部品であるヘッドレストサポート部と、シートベルトの構成部品であるベルトガイド部とを共にシートバックに取り付けることができ、これらを個別に組み付ける構成と比較して、組付性が良好である。また、ヘッドレストサポート部を利用して、被組付部材全体としてのシートバックに対する位置決めを行うことができる。
このように、請求項1記載の車両用シート構造では、シートバックに対するシートベルト装置の構成部品の組付性が良好である。
請求項2記載の発明に係る車両用シート構造は、請求項1記載の車両用シート構造において、前記被組付部材には、前記シートベルトの一端側を引き出し可能に巻き取るリトラクタを保持するリトラクタ保持部が、前記ヘッドレストサポート部及び前記ベルトガイド部と共に前記シートバックに組み付けられるように、一体的に設けられている。
請求項2記載の車両用シート構造では、シートベルトの一端側を巻き取ったリトラクタが被組付部材のリトラクタ保持部に保持された状態で、該被組付部材をシートバックに対し位置決めし、保持させる。これにより、本車両用シート構造では、シートベルト装置を構成するリトラクタが、ヘッドレストサポート部、ベルトガイド部と共にシートバックに組み付けられる。したがって、本車両用シート構造では、シートバックに対するシートベルトの構成部品の組付性が一層良好である。
請求項3記載の発明に係る車両用シート構造は、請求項1又は請求項2記載の車両用シート構造において、前記ベルトガイドは、前記ヘッドレストに対するシート幅方向の両側に設けられ、4点式シートベルト装置を構成する一対の前記シートベルトを個別に挿通させている。
請求項3記載の車両用シート構造では、4点式シートベルト装置を構成する左右一対のシートベルトが、シートバックの左右の肩部にそれぞれ設けられたベルトガイド部に個別に挿通されている。ここで、本車両用シート構造では、左右のベルトガイド部が被組付部材に一体化されているので、部品点数が多くなりやすい4点式シートベルト装置の構成部品の組付性が良好である。特に、4点式シートベルト装置が左右のシートベルトを個別に巻き取る一対のリトラクタを有する構成では、請求項2の如くリトラクタ保持部を被組付部材に一体化した構成とすることで、4点式シートベルト装置の構成部品の組付性を一層向上させることが可能となる。
以上説明したように本発明に係る車両用シート構造は、シートバックに対するシートベルト装置の構成部品の組付性が良好であるという優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係る車両用シートの上部におけるサブアセンブリの組付前の状態を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両用シートの上部を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両用シートの概略全体構成を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る車両用シートを構成するサブアセンブリ用部材のシート幅方向端部を拡大して示す斜視図である。 図4の4−4線に沿った断面図である。 図4の5−5線に沿った断面図である。 本発明の実施形態の変形例に係る車両用シートの上部を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る車両用シート構造が適用された車両用シート10について、図1〜図6に基づいて説明する。先ず、車両用シート10の概略全体構成について説明し、次いで本発明の要部であるシート上部サブアセンブリ34について説明することとする。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印Wは、それぞれ車両用シート10が適用された車両としての自動車の前(走行)方向、上方向、シート幅方向に略一致する車幅方向を示している。
(車両用シートの全体構成)
図3には、車両用シート10の概略全体構成が正面図にて示されている。この図に示される如く、車両用シート10は、シートベルト装置としての4点式シートベルト装置12が組み込まれて構成されている。具体的には、車両用シート10は、乗員Pが着座するためのシートクッション14と、該シートクッション14の後端に連結され乗員Pの上体を車両後方から支持するためのシートバック16とを有して構成されている。
4点式シートベルト装置12は、左右一対のシートベルト18を備えている。各シートベルト18の上端側は、シートバック16に設けられたショルダリトラクタ20に引き出し可能に巻き取られている。この実施形態では、ショルダリトラクタ20は左右のシートベルト18に対応して左右一対設けられている。これにより、左右のシートベルト18は、個別にショルダリトラクタ20に巻き取られている。一方、各シートベルト18の下端側は、シートクッション14の後部に設けられたアンカ部材22に係止されている。なお、各シートベルト18の下端側についても、シートクッション14の後部に設けたラップリトラクタにて引き出し可能に巻き取られた構成としても良い。
また、4点式シートベルト装置12では、一方のシートベルト18の中間部にタングプレート24が設けられると共に、他方のシートベルト18の中間部にタングプレート24の結合、結合解除が可能なバックル26が設けられている。これにより、4点式シートベルト装置12では、タングプレート24をバックル26に結合することで、図3に示される如く左右のシートベルト18が乗員Pに装着されるようになっている。この装着状態について補足すると、左右のシートベルト18は、タングプレート24、バックル26よりも車両上下方向の上側部分が主に乗員Pの上体を拘束する一対のショルダシートベルト18Aとされ、タングプレート24とバックル26とで結合されて左右のアンカ部材22を繋ぐ部分が乗員Pの腰部を拘束するラップシートベルト18Bとされている。
また、この実施形態に係る4点式シートベルト装置12は、シートバック16の左右の肩部16Aにそれぞれ設けられたベルトガイド部としての左右一対のショルダショルダベルトガイド28を有する。各ショルダベルトガイド28には、左右対応するシートベルト18がシート前後方向に摺動可能に挿通されている。すなわち、左右のシートベルト18は、個別にショルダベルトガイド28に挿通されている。
さらに、車両用シート10は、シートバック16の上端におけるシート幅方向中央部に設けられたヘッドレスト30を備えている。ヘッドレスト30は、乗員Pの頭部Hを車両後方から支持可能に設けられている。この実施形態では、ヘッドレスト30は、ヘッドレストステー32(図1参照)を有しており、該ヘッドレストステー32のシートバック16(後述するヘッドレストサポート38)への進入量に応じて、車両上下方向の位置を調整可能とされている。また、この実施形態では、ヘッドレストステー32はシート幅方向に並列して2本設けられている。
(シートバック上部組付アセンブリの構成)
上記の通り、シートバック16における車両上下方向の上部には、左右一対のショルダベルトガイド28、ヘッドレスト30が設けられている。また、この実施形態では、図2に示される如く、ショルダリトラクタ20がシートバック16における車両上下方向の上部に設けられている。そして、車両用シート10では、これら部品がシート上部サブアセンブリ34としてサブアセンブリ化(ユニット化)され、一体的にシートバック16に組みつけられるようになっている。この実施形態では、シート上部サブアセンブリ34は、被組付部材としてのサブアセンブリ用部材36によって、左右一対のショルダベルトガイド28、ヘッドレスト30、ショルダリトラクタ20がサブアセンブリ化されている。
図1に示される如く、サブアセンブリ用部材36は、ヘッドレストステー32を支持するためのヘッドレストサポート部としてのヘッドレストサポート38と、ショルダベルトガイド28と、ショルダリトラクタ20を保持するためのリトラクタ保持部としてのリトラクタカバー40と、これらを連結する連結部42とを主要部として構成されている。
ヘッドレストサポート38は、車両上下方向に長手とされると共に該車両上下方向の上向きに開口された筒状を成しており、ヘッドレストステー32が挿入されるようになっている。ヘッドレストサポート38は、左右のヘッドレストステー32が個別に挿入されるように左右一対設けられている。これらヘッドレストサポート38は、シートバック16の頂部16Bに形成された貫通孔44を通じてシートバック16内に挿入され、シートバック16を構成するシートバックフレーム45に支持されている。
この実施形態では、各ヘッドレストサポート38は、シートバックフレーム45に固定された筒状のヘッドレストサポートブラケット45Aに個別に挿入又は挿通されることで、シートバックフレーム45に支持されている。なお、このヘッドレストサポートブラケット45A及びヘッドレストサポート38の何れか一方に、他方に係合する係合爪を設け、ヘッドレストサポート38をヘッドレストサポートブラケット45Aに対し抜け止めするようにしても良い。このような係合爪は、ヘッドレストサポート38がヘッドレストサポートブラケット45Aに挿入(挿通)過程で変形され、挿入後に復原されて相手方に係合する構造を採用することができる。この実施形態では、貫通孔44及びヘッドレストサポートブラケット45Aの少なくとも一方が本発明における位置決め部に相当する。
連結部42は、左右のヘッドレストサポート38を連結すると共に該左右のヘッドレストサポート38に対するシート幅方向の外側に張り出され、この張出部分の先端近傍にショルダベルトガイド28が一体に形成されている。左右のショルダベルトガイド28は、それぞれ連結部42上におけるシート幅方向に離間した2位置から車両上下方向の上向きに立設された一対の脚部28Aと、該一対の脚部28Aから互いに近接すると共に連結部42と対向するように延出された一対の上梁部28Bとで構成されている。各ショルダベルトガイド28は、一対の上梁部28B間に形成されたスリット28Cから、該一対の上梁部28Bと連結部42との間にシートベルト18をセットする(挿通状態とする)ようになっている。
リトラクタカバー40は、図4に示される如く、連結部42におけるショルダベルトガイド28に対する車両前後方向の後側に一体化されている。リトラクタカバー40は、矩形箱状に形成されており、内部にショルダリトラクタ20を収容するようになっている。ショルダリトラクタ20について補足すると、図5及び図6に示される如く、ショルダリトラクタ20は、シートベルト18が巻き回されたスプール46を回転可能に支持するフレーム48を有する。フレーム48は、一対の脚板48A間でスプール46を回転可能に支持すると共に、一対の脚板48Aを連結する連結板48Bが該一対の脚板48Aよりも車両下方に張り出されおり、該張出部分にボルト孔48Cが形成されている。ショルダリトラクタ20のフレーム48は、連結板48Bがシートバックフレーム45に設けられたリトラクタ固定アンカ(ブラケット)45Bに重ね合わされた状態で、ボルト孔48Cを貫通する図示しないボルト及びナットによってリトラクタ固定アンカ45Bに締結固定されるようになっている。この実施形態では、このショルダリトラクタ20の締結構造を、シートバック16に対するシート上部サブアセンブリ34の固定構造(の一部)として捉えることができる。
リトラクタカバー40は、図5に示される如く、ショルダリトラクタ20におけるフレーム48の連結板48Bの上記張出部分を除く部分を収容しつつ、該ショルダリトラクタ20を保持するようになっている。図6に示される如く、リトラクタカバー40は、車両前方を向いて開口しており、該開口部分からショルダリトラクタ20が入り込まされる構成である。ショルダリトラクタ20は、一対の脚板48Aの自由端(連結板48Bとは反対側の端部)をリトラクタカバー40の後壁40Aに突き当てた状態で、該リトラクタカバー40の一対の側壁40Bから開口側に張り出した係合アーム40Cが連結板48Bに弾性変形状態で当接されている。さらに、係合アーム40Cの先端は係合爪40Dとされており、該係合爪40Dが連結板48Bに形成された係合凹部48Dに入り込まされている。
以上により、ショルダリトラクタ20は、少なくともシート上部サブアセンブリ34のシートバック16への組付の際に該サブアセンブリ用部材36から脱落することない程度に、リトラクタカバー40に保持される構成である。また、リトラクタカバー40は、車両前後方向の前端側でかつ車両上下方向の上端側の角部近傍で連結部42における車両後端側に連結されており、該連結部分にはシートベルト18を連結部42上に導出するためのベルト導出孔40Eが形成されている。このベルト導出孔40Eから導出されたシートベルト18が、図4及び図5に示される如くショルダベルトガイド28に挿通される構成である。
以上説明したサブアセンブリ用部材36は、樹脂の射出成形によって、ヘッドレストサポート38、ショルダベルトガイド28、リトラクタカバー40、及び連結部42が一体に形成されている。なお、サブアセンブリ用部材36は、シートバック16への組付前に一体化されていれば良く、該サブアセンブリ用部材36の構成部分のうち少なくとも一部が別部材として形成され、その後の接合によって一体化されても良い。すなわち、サブアセンブリ用部材36は、シートバック16に対する組み付けの際に一体化(ショルダリトラクタ20を含めサブアセンブリ化)されるように構成されていれば良く、各部の材質は適宜選択し得る。
このように各一対のヘッドレストサポート38、ショルダベルトガイド28、及びリトラクタカバー40が一体化されているサブアセンブリ用部材36に対し、各リトラクタカバー40にショルダリトラクタ20をそれぞれ保持させることで、シート上部サブアセンブリ34が構成されるようになっている。
また、車両用シート10は、シートバック16を車両後方側から覆うシートバックボード50を備えている。シートバックボード50は、リトラクタカバー40(ショルダリトラクタ20)の配置部分に対応するシート幅方向外端側でかつ車両上端側の角部が切り欠かれており、該リトラクタカバー40とは干渉しない構成とされている。換言すれば、シートバックボード50は、リトラクタカバー40の配置部分を除くシートバック16の背面側を略全面(フレーム48のリトラクタ固定アンカ45Bへの締結部分を含む)に亘り車両後方側から覆う構成とされている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
上記構成の車両用シート10では、ショルダベルトガイド28、ヘッドレストサポート38、リトラクタカバー40、ショルダリトラクタ20は、シート上部サブアセンブリ34として一体的にシートバック16の上部に組み付けられる。すなわち、ショルダベルトガイド28、ヘッドレストサポート38、リトラクタカバー40が連結部42を介して一体化されたサブアセンブリ用部材36を、各リトラクタカバー40にショルダリトラクタ20を保持させた状態で、シートバック16に組み付ける。
より具体的には、左右のヘッドレストサポート38をシートバック16の貫通孔44に挿入する。これにより、サブアセンブリ用部材36のシートバック16に対する位置が決まる。この位置決め状態から、ショルダリトラクタ20のフレーム48を構成する連結板48Bをリトラクタ固定アンカ45Bに重ね合わせ、該フレーム48をリトラクタ固定アンカ45Bに締結する。これにより、シート上部サブアセンブリ34がシートバック16に組み付けられる。
すなわち、シートバック16の上部には、ショルダベルトガイド28、ヘッドレストサポート38、及びリトラクタカバー40に覆われたショルダリトラクタ20が組み付けられる。その後、シートバック16にシートバックボード50を組み付け、ヘッドレストサポート38にヘッドレスト30のヘッドレストステー32を挿入することで、車両用シート10への主要な部品の組み付けが完了する。
ここで、車両用シート10では、ショルダベルトガイド28、ヘッドレストサポート38、リトラクタカバー40、ショルダリトラクタ20が、サブアセンブリ用部材36の連結部42を介してシート上部サブアセンブリ34として一体化されている。このため、本車両用シート10では、これら複数の機能部分を一体的に(同時に)シートバック16に組み付けることができる。したがって、車両用シート10では、ショルダベルトガイド28、ヘッドレストサポート38、リトラクタカバー40、ショルダリトラクタ20を個別にシートバック16に組み付ける構成と比較して、これら各部品の組付性が良好である。
別の見方をすると、車両用シート10では、4点式シートベルト装置12を構成するショルダベルトガイド28、リトラクタカバー40、ショルダリトラクタ20を、既存部品であるヘッドレストサポート38と共にシートバック16に組み付けることができる。しかも、この組み付けの際に、既存部品であるヘッドレストサポート38をシートバック16の貫通孔44(サポートホルダ)に差し込むことで、これらサブアセンブリ化された組付部品(サブアセンブリ用部材36)を全体としてシートバック16に対し位置決めすることができる。
また、一般に4点式シートベルト装置は、それぞれ左右一対のショルダベルトガイド28、リトラクタカバー40、ショルダリトラクタ20を備えるために、これらが個別にシートバック16に組み付けられる構成では部品点数が多く組付性に劣る。これに対して本車両用シート10では、左右のショルダベルトガイド28、リトラクタカバー40、ショルダリトラクタ20を含めたシート上部サブアセンブリ34として、一体にシートバック16に組み付けることができる。すなわち、車両用シート10は、4点式シートベルト装置12を容易にアセンブリ化することができる。
このように、実施形態に係る車両用シート10では、シートバック16に対する4点式シートベルト装置12の構成部品の組付性が良好である。
なお、上記した実施形態では、サブアセンブリ用部材36がリトラクタカバー40を含んで構成された(ショルダリトラクタ20がサブアセンブリ化される)例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、図7に示される如く、リトラクタカバー40を有しないサブアセンブリ用部材52を備えた構成としても良い。この構成では、ショルダリトラクタ20をシートバック16内に収容したり、シートバック16の車両後方に位置する車体に支持させたりすることができる(図7は、前者の例を示している)。すなわち、本発明は、4点式シートベルト装置12が全体として組み込まれた車両用シート10に適用された構成には限定されることはない。
また、上記した実施形態では、一人掛けの車両用シート10に本発明が適用された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、2人又は3人掛けのベンチシートに本発明を適用しても良い。この場合、例えば、複数の座席分のサブアセンブリ用部材36をさらに一体化した構成(例えば、サブアセンブリ用部材36の連結部42が各二対のヘッドレストサポート38、ショルダベルトガイド28、リトラクタカバー40を連結した構成)とすることも可能である。
さらに、上記した実施形態では、4点式シートベルト装置12が車両用シート10に組み込まれた例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、3点式のシートベルト装置が組み込まれた車両用シートに本発明を適用しても良い。また、本発明は、シートベルト装置が組み込まれた車両用シートに適用される構成に限られず、例えば、車両衝突時に膨張展開される膨張部がショルダシートベルト18A及びラップシートベルト18Bの少なくとも一方に設けられたエアベルト装置が組み込まれた車両用シートに適用することができる。このエアベルト装置についても、3点式であっても4点式であっても良いことは言うまでもない。
10 車両用シート
12 4点式シートベルト装置
16 シートバック
18 シートベルト
20 リトラクタ
28 ベルトガイド
30 ヘッドレスト
36 サブアセンブリ用部材(被組付部材)
38 ヘッドレストサポート
40 リトラクタカバー
44 貫通孔(位置決め部)
45A サポートホルダ(位置決め部)

Claims (3)

  1. ヘッドレストをシートバックに支持するためのヘッドレストサポート部と、前記シートバックの肩部に配置されシートベルトが挿通されたベルトガイド部とが、前記シートバックに対し共に組み付けられるように、一体的に設けられた被組付部材と、
    前記シートバックに設けられ、該シートバックに対して前記ヘッドレストサポート部において前記被組付部材を位置決めするための位置決め部と、
    を備えた車両用シート構造。
  2. 前記被組付部材には、前記シートベルトの一端側を引き出し可能に巻き取るリトラクタを保持するリトラクタ保持部が、前記ヘッドレストサポート部及び前記ベルトガイド部と共に前記シートバックに組み付けられるように、一体的に設けられている請求項1記載の車両用シート構造。
  3. 前記ベルトガイドは、前記ヘッドレストに対するシート幅方向の両側に設けられ、4点式シートベルト装置を構成する一対の前記シートベルトを個別に挿通させている請求項1又は請求項2記載の車両用シート構造。
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