JP2018197035A - 乗物用シート - Google Patents

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昌弘 石川
Masahiro Ishikawa
昌弘 石川
広宣 近藤
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広宣 近藤
朗紀 ▲高▼橋
朗紀 ▲高▼橋
Akinori Takahashi
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Abstract

【課題】シートからその外部への配線の配索を伴うことなく、センサにて検知された情報を外部に伝えることが可能な乗物用シート、を提供する。
【解決手段】乗物用シートは、着座する乗員を支持するクッションパッド26と、乗員の着座情報を検知するセンサ51とを備える。センサ51は、クッションパッド26を介して、外部から加えられた力を電気に変換する発電部61と、発電部61から電力が供給され、無線により電気信号を送信する無線部62とを有する。
【選択図】図3

Description

この発明は、乗物用シートに関する。
従来の乗物用シートに関して、たとえば、特開2004−50956号公報には、組み付けやすく、必要な検知精度および耐久性を有するとともに、良好な座り心地を提供することを目的とした、車両用シートが開示されている(特許文献1)。
特許文献1に開示された車両用シートは、クッションパッドと、シートカバーと、クッションパッドおよびシートカバーの間に組み付けられ、シートに着座した乗員を検知するためのフィルム状の荷重検知センサと、荷重検知センサおよびシートカバーの間に配置される緩衝材とを備える。荷重検知センサには、シートの天板部に対応する領域と、シートの土手部に対応する領域との間に、一端が開放されたスリットが設けられている。
特開2004−50956号公報
上述の特許文献1に開示されるように、乗員に関する情報を検知するために、シートに各種のセンサが設けられた乗物用シートが知られている。
このような乗物用シートにおいては、センサにて検知された情報を電気信号として乗物本体側の制御部に伝えるため、シートから、乗物本体側の制御部まで配線を配索する必要が生じる。しかしながら、近年、シートアレンジの自由度が高まったり、シートアレンジ時におけるシートの移動量が大きくなっているため、シートからその外部への配線の配索が困難になっている。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、シートからその外部への配線の配索を伴うことなく、センサにて検知された情報を外部に伝えることが可能な乗物用シートを提供することである。
この発明に従った乗物用シートは、着座する乗員を支持するパッドと、乗員に関する情報を検知するセンサとを備える。センサは、パッドを介して、外部から加えられた力を電気に変換する発電部と、発電部から電力が供給され、無線により電気信号を送信する無線部とを有する。
このように構成された乗物用シートによれば、発電部から電力が供給された無線部により、シートに着座する乗員に関する情報を電気信号として外部に無線送信する。これにより、シートからその外部への配線の配索を伴うことなく、センサにて検知された情報を外部に伝えることができる。
また好ましくは、センサは、乗員が着座しているか否かを検知する着座センサである。パッドは、乗員からの荷重を受けて変形する。発電部は、変形したパッドから加えられた力を電気に変換する。
このように構成された乗物用シートによれば、シートからその外部への配線の配索を伴うことなく、センサにて検知された乗員の着座情報を外部に伝えることができる。
また好ましくは、パッドは、乗員を下方から支持するクッションパッドである。クッションパッドは、上面を有し、上面より乗員の重量を受けて変形する。発電部は、変形したクッションパッドから力が加えられることによって、発電のための動作をする作動部材を有する。作動部材は、上面から下方に離れた位置に設けられる。
このように構成された乗物用シートによれば、作動部材の動作時に発生する音がシートの外部に漏れることを抑制できる。
また好ましくは、乗物用シートは、クッションフレームをさらに備える。クッションフレームは、クッションパッドを下方から支持する支持部材を有する。クッションパッドを上面視した場合に、作動部材は、支持部材と重なる位置に設けられる。
このように構成された乗物用シートによれば、乗員の重量を受けたクッションパッドを、作動部材の直上においてより大きく変形させることができる。これにより、乗員がシートに着座した時に、作動部材をより確実に動作させることができる。
以上に説明したように、この発明に従えば、シートからその外部への配線の配索を伴うことなく、センサにて検知された情報を外部に伝えることが可能な乗物用シートを提供することができる。
自動車のシートを示す概略斜視図である。 図1中のシートの分解組み立て図である。 図1中のIII−III線上の矢視方向から見たシートクッションを示す断面図である。 図3中の2点鎖線IVで囲まれた範囲を拡大して示す断面図である。 図3中に示すセンサの分解組み立て図である。 図3中のセンサの構成を説明するためのブロック図である。 センサ(発電部)の設置形態を示す上面図である。 実施の形態1における乗物用シートの第1変形例を示す図である。 実施の形態1における乗物用シートの第1変形例を示す図である。 実施の形態1における乗物用シートの第2変形例を示す図である。 実施の形態1における乗物用シートの第3変形例を示す図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、自動車のシートを示す概略斜視図である。図1を参照して、この発明の実施の形態1における乗物用シート10は、自動車に搭載されている。乗物用シート10は、運転席および助手席の車両後方に設置される後部座席(リアシート)である。
乗物用シート10は、一人掛け用の第1シート部10Aと、二人掛け用の第2シート部10Bとから構成されている。第1シート部10Aおよび第2シート部10Bは、車両幅方向に並んで設けられている。第1シート部10Aおよび第2シート部10Bの各々は、以下に説明するシート構造を共通して備える。
図2は、図1中のシートの分解組み立て図である。図2中には、代表的に、第1シート部10Aが示されている。まず、シートの全体構造について説明する。
図1および図2を参照して、乗物用シート10は、シートクッション21を有する。シートクッション21は、乗員を下方から支持するシート部位である。シートクッション21は、車両室内の床面上に設けられている。シートクッション21は、クッションフレーム31と、クッションパッド26と、クッションカバー22とを有する。
クッションフレーム31は、シートクッション21の骨格をなしている。クッションフレーム31は、サイドフレーム32と、サイドフレーム33と、フロントパイプ(フロントフレーム)34と、リアパイプ(リアフレーム)35とを有する。
サイドフレーム32およびサイドフレーム33は、車両幅方向に間隔を設けて配置されている。サイドフレーム32およびサイドフレーム33は、車両前後方向に沿って延びている。フロントパイプ34およびリアパイプ35は、車両幅方向に沿って延びている。フロントパイプ34は、車両前方側において、サイドフレーム32およびサイドフレーム33を繋ぐように設けられている。リアパイプ35は、車両後方側において、サイドフレーム32およびサイドフレーム33を繋ぐように設けられている。サイドフレーム32、サイドフレーム33、フロントパイプ34およびリアパイプ35は、略矩形の枠形状をなしている。
クッションフレーム31は、ワイヤーフレーム37をさらに有する。ワイヤーフレーム37は、ワイヤーが平面的に配索されることによって、シートクッション21の骨格をなすクッションフレーム31の一部を構成している。ワイヤーフレーム37は、サイドフレーム32、サイドフレーム33、フロントパイプ34およびリアパイプ35がなす枠形状の内側にて平面的に設けられている。ワイヤーフレーム37は、後述するクッションパッド26の下面28と対向して設けられている。
ワイヤーフレーム37は、その構成部位として、ワイヤー37Aと、ワイヤー37Bと、ワイヤー37Cと、ワイヤー37Dとを有する。
ワイヤー37A、ワイヤー37B、ワイヤー37Cおよびワイヤー37Dの各々は、線状に延びている。ワイヤー37Aおよびワイヤー37Bは、車両前後方向に間隔を設けて配置されている。ワイヤー37Aおよびワイヤー37Bは、サイドフレーム32およびサイドフレーム33の間において、車両幅方向に沿って延びている。ワイヤー37Cおよびワイヤー37Dは、車両幅方向に間隔を設けて配置されている。ワイヤー37Cおよびワイヤー37Dは、フロントパイプ34およびリアパイプ35の間において、車両前後方向に延びている。ワイヤー37Cおよびワイヤー37Dは、ワイヤー37Aおよびワイヤー37Bと交差している。ワイヤー37A、ワイヤー37B、ワイヤー37Cおよびワイヤー37Dは、サイドフレーム32、サイドフレーム33、フロントパイプ34およびリアパイプ35がなす枠形状の内側で格子状に配索されている。
クッションパッド26は、クッションフレーム31上に載置されている。クッションパッド26は、発泡ウレタン等の弾性材からなり、シートに着席する乗員の重量を弾性的に受け止める。クッションパッド26は、シートに着座する乗員を下方から支持する。
クッションパッド26は、上面27と、下面28とを有する。上面27は、上方に面して設けられている。上面27は、クッションパッド26において、シートに着座した乗員の重量を受ける。下面28は、下方に面して設けられている。下面28は、車両室内の床面と対向して設けられている。
ワイヤーフレーム37は、クッションパッド26を下方から支持する支持部材として設けられている。ワイヤーフレーム37は、上面27の裏側、すなわち、下面28の側からクッションパッド26を支持する。
クッションカバー22は、クッションパッド26の表面全体に被せられている。クッションカバー22は、シートクッション21の外観をなしている。クッションカバー22は、たとえば、ファブリック(布)またはレザー(革)からなる。
図1を参照して、乗物用シート10は、シートバック41をさらに有する。シートバック41は、乗員の背部を支持するシート部位である。シートバック41は、車両後方側のシートクッション21の端部から立ち上がるように設けられている。
シートバック41は、バックフレーム(不図示)と、バックパッド(不図示)と、バックカバー42とを有する。
バックフレームは、シートバック41に内蔵されている。バックフレームは、シートバック41の傾きを調節するためのリクライナー46(図2を参照のこと)を介して、シートクッション21のクッションフレーム31に連結されている。バックパッドは、バックフレームを覆うように設けられている。バックパッドは、発泡ウレタン等の弾性材からなり、乗員からの荷重を弾性的に受け止める。バックカバー42は、バックパッドの表面全体に被せられている。バックカバー42は、シートバック41の外観をなしている。
図3は、図1中のIII−III線上の矢視方向から見たシートクッションを示す断面図である。図4は、図3中の2点鎖線IVで囲まれた範囲を拡大して示す断面図である。図5は、図3中に示すセンサの分解組み立て図である。図6は、図3中のセンサの構成を説明するためのブロック図である。続いて、乗物用シート10に設けられるセンサ51について説明する。
図3から図6を参照して、本実施の形態における乗物用シート10は、センサ51をさらに有する。センサ51は、シートに着座する乗員に関する情報を検知する。本実施の形態では、センサ51が、シートに乗員が着座しているか否かを検知する着座センサである。
センサ51は、発電部61と、無線部62とを有する。発電部61は、クッションパッド26を介して、外部から加えられた力を電気に変換する。無線部62は、発電部61から電力が供給され、電気信号を無線により送信する。本実施の形態では、発電部61と無線部62とが一体に設けられたセンサ51が用いられている。
より具体的に説明すると、センサ51の構造は、本体部53と、作動部材52とが組み合わさって構成されている。作動部材52は、本体部53に対して、回動軸101を中心に回動可能に取り付けられている。作動部材52は、回動軸101を中心にして、発電のための動作である回動動作を行なう。
本体部53には、発電素子54と、基板56とが設けられている。発電素子54は、電磁誘導を利用して電気を発生する。より具体的には、発電素子54は、作動部材52の回動動作が本体部53に伝達されることによって、コイル内の磁束の向きを変化させ、コイルに起電力を発生させる。このような構成において、作動部材52および発電素子54によって、発電部61が構成されている。
基板56には、無線IC(Integrated Circuit)が搭載されている。無線ICは、発電素子54から供給された電力を駆動電力として用いることにより、電気信号を無線送信する。このような構成において、無線ICを搭載する基板56によって、無線部62が構成されている。
なお、図5中には、作動部材52の一端に回動軸101が配置され、作動部材52の他端が揺動端となる構成が示されているが、このような構成に限られず、たとえば、作動部材52の一端および他端間の中心付近に回動軸101が配置され、作動部材52の一端および他端が揺動端となる構成であってもよい。また、作動部材が行なう発電のための動作は、回動動作に限られず、たとえば、一方向に沿った往復移動であってもよい。
センサ51は、クッションパッド26に設けられている。発電部61は、無線部62とともに、クッションパッド26に設けられている。センサ51は、クッションパッド26に内蔵されている。
センサ51は、上面27から下方に離れた位置に設けられている。作動部材52は、上面27から下方に離れた位置に設けられている。センサ51は、上下方向において、上面27よりも下面28に近い位置に設けられている。センサ51は、上下方向において、下面28よりも上面27に近い位置に設けられてもよい。
センサ51は、車両幅方向において、サイドフレーム32およびサイドフレーム33の間に設けられている。センサ51は、車両幅方向におけるクッションパッド26の中央部に設けられている。センサ51は、車両前後方向において、フロントパイプ34およびリアパイプ35の間に設けられている。センサ51は、車両前後方向において、車両前方側のクッションパッド26の端部よりも車両後方側のクッションパッド26の端部に近い位置に設けられている。
クッションパッド26には、センサ収容部58と、蓋挿入部57とが設けられている。蓋挿入部57は、下面28から凹む凹形状を有し、センサ収容部58は、その蓋挿入部57の底面からさらに凹む凹形状を有する。センサ51は、センサ収容部58に収容されている。センサ51は、作動部材52が上方に位置するように配置されている。センサ51は、作動部材52がクッションパッド26を挟んで上面27と対峙するように配置されている。
クッションパッド26は、蓋部26Qを有する。蓋部26Qは、クッションパッド26と同様に弾性材からなり、クッションパッド26の一部をなす。蓋部26Qは、蓋挿入部57が有する凹形状に対応する形状を有する。蓋部26Qが蓋挿入部57に挿入されることによって、センサ収容部58が閉空間とされている。
シートに乗員が着座すると、クッションパッド26は、上面27より乗員の重量を受けて変形する。変形したクッションパッド26が、センサ収容部58に収容されたセンサ51の発電部61(より具体的には、作動部材52)を押圧することによって、作動部材52が回動動作する。発電部61は、作動部材52の回動動作に伴って電気を発生し、無線部62に電力を供給する。発電部61から電力が供給された無線部62は、シートに乗員が着座していることを示す電気信号を、車両本体側の制御部110に無線送信する。
車両本体側に伝えられた乗員の着座情報は、たとえば、シートへの乗員の着座時、シートベルトが装着されていない場合に発せられる警告音(シートベルト警告音)の制御に利用される。
このような構成によれば、シートから車両本体側への配線の配索を伴うことなく、センサ51にて検知された乗員の着座情報を車両本体側に伝えることができる。これにより、シートのシートアレンジが高い自由度を有していたり、シートアレンジ時におけるシートの移動量が大きい場合であっても、着座センサの搭載を可能とできる。
また、本実施の形態では、作動部材52が、上面27から下方に離れた位置に設けられている。このような構成により、作動部材52の動作音が乗員に届くことを抑制し、車室室内の静粛性を高めることができる。
図7は、センサ(発電部)の設置形態を示す上面図である。図7中では、クッションパッド26の外形が2点鎖線によって示されている。
図3および図7を参照して、クッションパッド26を上面視した場合に(言い換えれば、上面27を正面から見た場合に)、作動部材52は、ワイヤーフレーム37と重なる位置に設けられている。
より具体的には、作動部材52は、ワイヤーフレーム37のうちのワイヤー37Aと重なる位置に設けられている。作動部材52は、ワイヤー37Cおよびワイヤー37Dの間において、ワイヤー37Aと重なる位置に設けられている。
このような構成によれば、クッションパッド26が、作動部材52の下方において、ワイヤー37Aにより支持されているため、上面27より乗員の重量を受けたクッションパッド26を、作動部材52の直上においてより大きく変形させることができる。これにより、乗員がシートに着座した時に、作動部材52をより確実に回動動作させることができる。
以上に説明した、この発明の実施の形態1における乗物用シートの構造についてまとめて説明すると、本実施の形態における乗物用シート10は、着座する乗員を支持するパッドとしてのクッションパッド26と、乗員に関する情報としての乗員の着座情報を検知するセンサ51とを備える。センサ51は、クッションパッド26を介して、外部から加えられた力を電気に変換する発電部61と、発電部61から電力が供給され、無線により電気信号を送信する無線部62とを有する。
このように構成された、この発明の実施の形態1における乗物用シート10によれば、シートからその外部への配線の配索を伴うことなく、センサ51にて検知された着座情報を外部に伝えることができる。
なお、本実施の形態では、シートクッション21のクッションパッド26に、センサ51(発電部61)が設けられる構成について説明したが、これに限られず、シートバック41のバックパッドに、センサ51(発電部61)が設けられる構成としてもよい。
また、本発明の発電部における発電方式は、上記の電磁誘導式に限られず、たとえば、車両走行時の振動により発生するクッションパッド26からの圧力を圧電素子などを用いて電力に変換する振動発電式であってもよい。本発明の無線部は、外部への送信機能だけでなく、外部からの受信機能をさらに備えてもよい。
また、本発明が適用される乗物用シートは、後部座席に限られず、たとえば、運転席や助手席であってもよい。また、本実施の形態においては、本発明を自動車のシートに適用したが、これに限られず、飛行機、船、電車等に搭載されるシートに適用してもよい。
(実施の形態2)
本実施の形態では、実施の形態1における乗物用シートの各種変形例について説明する。
図8および図9は、実施の形態1における乗物用シートの第1変形例を示す図である。図8中には、実施の形態1における図3に対応するシートクッション21の断面図が示されている。図9中には、実施の形態1における図7に対応するシートクッション21の上面図が示されている。
図8および図9を参照して、本変形例では、クッションフレーム31が、支持プレート71をさらに有する。支持プレート71は、クッションパッド26の下面28に沿う板形状を有する。支持プレート71は、ワイヤー37Aおよびワイヤー37Bに架け渡されている。支持プレート71は、クッションパッド26を下方から支持する支持部材として設けられている。
クッションパッド26を上面視した場合に、作動部材52は、支持プレート71と重なる位置に設けられている。
このような構成においても、上面27より乗員の重量を受けたクッションパッド26を、作動部材52の直上においてより大きく変形させ、乗員がシートに着座した時に、作動部材52をより確実に回動動作させることができる。
なお、支持プレート71は、ワイヤー37Aおよびワイヤー37Bに限られず、たとえば、ワイヤー37Cおよびワイヤー37Dに架け渡されてもよいし、ワイヤー37A、ワイヤー37B、ワイヤー37Cおよびワイヤー37Dに架け渡されてもよい。
クッションパッド26を下方から支持する支持部材は、上記に限られず、たとえば、クッションパッド26を弾性的に支持するバネ材(Sバネ)であってもよいし、剛性を備えるブラケットやパネル材であってもよい。支持部材は、樹脂から形成されてもよいし、金属から形成されてもよい。
図10は、実施の形態1における乗物用シートの第2変形例を示す図である。図10中には、実施の形態1における図3に対応するシートクッション21の断面図が示されている。
図10を参照して、本変形例では、センサ51(発電部61)が、クッションパッド26の下面28に設けられている。センサ51(発電部61)は、ブラケット72を介して、下面28に対向して設けられている。ブラケット72は、たとえば、クッションフレーム31(図中では、ワイヤーフレーム37)に取り付けられている。
このような構成においても、乗員がシートに着座した時に生じるクッションパッド26の下面28の変形を受けて、発電部61にて発電を行なうことができる。
図11は、実施の形態1における乗物用シートの第3変形例を示す図である。図11は、実施の形態1における図6に対応するブロック図である。
図11を参照して、本変形例では、センサ51が、発電部61と、無線部62と、センシング部63と、バッテリ64とを有する。
発電部61は、クッションパッド26に設けられている。発電部61の発電方式は、特に限定されないが、たとえば、クッションパッド26から車両走行時の振動を受けて発電する振動発電式である。バッテリ64は、発電部61にて発生した電気を蓄える。発電部61は、バッテリ64を通じて、センシング部63および無線部62に駆動用の電力を供給する。
センシング部63は、フィルム状の感圧センサから構成されており、シートに着座した乗員の重量を検知する。好ましくは、センシング部63は、クッションパッド26の上面27に設けられている。無線部62は、センシング部63における乗員の重量の検知を受けて、シートに乗員が着座していることを示す電気信号を車両本体側の制御部110に無線送信する。
本変形例におけるセンシング部63を、シートに着座する乗員の心拍の状態や呼吸の状態などの生体情報を検知可能なセンサに置き換えて、センサ51を生体センサとして構成することも可能である。
このように構成された、この発明の実施の形態2における乗物用シートによれば、実施の形態1に記載の効果を同様に奏することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、たとえば、着座センサを備えた乗物用シートに適用される。
10 乗物用シート、10A 第1シート部、10B 第2シート部、21 シートクッション、22 クッションカバー、26 クッションパッド、26Q 蓋部、27 上面、28 下面、31 クッションフレーム、32,33 サイドフレーム、34 フロントパイプ、35 リアパイプ、37 ワイヤーフレーム、37A,37B,37C,37D ワイヤー、41 シートバック、42 バックカバー、46 リクライナー、51 センサ、52 作動部材、53 本体部、54 発電素子、56 基板、57 蓋挿入部、58 センサ収容部、61 発電部、62 無線部、63 センシング部、64 バッテリ、71 支持プレート、72 ブラケット、101 回動軸、110 制御部。

Claims (4)

  1. 着座する乗員を支持するパッドと、
    前記乗員に関する情報を検知するセンサとを備え、
    前記センサは、
    前記パッドを介して、外部から加えられた力を電気に変換する発電部と、
    前記発電部から電力が供給され、無線により電気信号を送信する無線部とを有する、乗物用シート。
  2. 前記センサは、前記乗員が着座しているか否かを検知する着座センサであり、
    前記パッドは、前記乗員からの荷重を受けて変形し、
    前記発電部は、変形した前記パッドから加えられた力を電気に変換する、請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記パッドは、前記乗員を下方から支持するクッションパッドであり、
    前記クッションパッドは、上面を有し、前記上面より前記乗員の重量を受けて変形し、
    前記発電部は、変形した前記クッションパッドから力が加えられることによって、発電のための動作をする作動部材を有し、
    前記作動部材は、前記上面から下方に離れた位置に設けられる、請求項1または2に記載の乗物用シート。
  4. クッションフレームをさらに備え、
    前記クッションフレームは、前記クッションパッドを下方から支持する支持部材を有し、
    前記クッションパッドを上面視した場合に、前記作動部材は、前記支持部材と重なる位置に設けられる、請求項3に記載の乗物用シート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022046015A (ja) * 2020-09-10 2022-03-23 Apb株式会社 乗物用座席及びその製造方法
WO2022190474A1 (ja) * 2021-03-11 2022-09-15 テイ・エス テック株式会社 シート、シートクッション、シートシステム、および車両システム

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