JP2010214973A - 車両用シート装置 - Google Patents

車両用シート装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010214973A
JP2010214973A JP2009060320A JP2009060320A JP2010214973A JP 2010214973 A JP2010214973 A JP 2010214973A JP 2009060320 A JP2009060320 A JP 2009060320A JP 2009060320 A JP2009060320 A JP 2009060320A JP 2010214973 A JP2010214973 A JP 2010214973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
wires
pad
trim
pressure receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009060320A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Miyake
敦 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP2009060320A priority Critical patent/JP2010214973A/ja
Publication of JP2010214973A publication Critical patent/JP2010214973A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】シート・バックに実装されているワイヤによる乗員の上半身の後方移動への影響を低減し、アクティブ・ヘッドレストの受圧板に有効に荷重を伝達する。
【解決手段】本実施形態のシート装置は、アクティブ・ヘッドレスト機構を有している。シート・バック内の受圧板が所定以上の荷重を乗員から受けると、受圧板が後方の移動し、その動きに連動してヘッドレストが前方に移動する。乗員が後方に移動すると、インサート・ワイヤ42c、42dからなるワイヤ部と、トリム・ワイヤ32c、32dからなるワイヤ部が屈曲し、その中央部が後方へと移動する。これらワイヤ部は、トリム・ワイヤ間のギャップにおいて容易に屈曲することができるため、ワイヤ部が乗員の後方への移動を実質的に制限することがなく、乗員からの荷重をより適切に受圧板に伝えることができる。
【選択図】図7

Description

本発明は車両用のシート装置に関し、特に、後方衝突における着座者の後方への移動に応じて前方に移動することで後方衝突において着座者を保護するアクティブ・ヘッドレストを有するシート装置に関する。
従来、自動車のシート装置は、追突事故による乗員(着座者)への衝撃を低減するため、アクティブ・ヘッドレスト機構が実装されている。例えば、自動車が追突事故を起こした場合、衝撃により乗員の上半身は後方へ移動する。ヘッドレストは、通常時、乗員の頭部から離間している。アクティブ・ヘッドレスト機構は、乗員の上半身の動きに対応してヘッドレストを前方に移動させて、乗員の頭部とヘッドレストとの間の距離を減少させる。これにより、衝突の発生から乗員の後頭部がヘッドレストにあたるまでの頸部への負荷を小さくすることができる。
典型的な例において、アクティブ・ヘッドレスト機構は、シート・バック内に実装されている受圧板を有している。衝撃により乗員の上半身は後方へ移動して、乗員の上半身が受圧部を後方へと押し込む。受圧板はヘッドレストと連結されており、受圧板の後方への動きにより、ヘッドレストが前方へ移動する。乗員の頭部とヘッドレストとの間の距離が減少することで、乗員を衝突からより効果的に保護することができる。他の構造を有するいくつかのアクティブ・ヘッドレスト機構が知られており、例えば、特許文献1あるいは特許文献2にも、アクティブ・ヘッドレスト機構の例が開示されている。
特開平7−291005号公報 特開平11−34707号公報
このように、アクティブ・ヘッドレスト機構は、シート・バック内に実装されている受圧板により乗員からの圧力を受けることで、ヘッドレストを前方に移動する。衝突において乗員の頸部をより確実かつより効果的に保護するためには、乗員の背面による圧力を受圧板が的確に受けることできることが重要である。
ここで、シート・バックは、鉄鋼材で構成されたシート・バック・フレームの周囲にクッション性を有するシート・バック・パッドを有している。典型的には、シート・バック・パッドは、スポンジ状のウレタンフォームで形成されている。シート・バック・パッドの外側は、さらに、布や革で形成されているトリム・カバーで覆われる。
トリム・カバーをシート・バック・パッドに固定するため、シート・バック・パッド内にはワイヤ(インサート・ワイヤ)が配置されている。また、トリム・カバーにもワイヤ(トリム・ワイヤ)が固定されている。インサート・ワイヤとトリム・ワイヤとをホグリングにより固定することで、シート・バック・パッドを覆うトリム・カバーを、シート・バック・パッドにしっかりと固定する。
このように、シート・バックのパッド及びトリム・カバー内には、固定のためのワイヤが装着されている。発明者が検討したところ、これらワイヤが、アクティブ・ヘッドレスト機構の動作に好ましくない影響を与えることがわかった。具体的には、乗員の体が後方に移動するときワイヤが乗員の背面をサポートすることにより、乗員の後方への移動が小さくなる。その結果受圧板の動きも小さくなり、ヘッドレストの前方への移動が小さくなる。このため、衝突において、乗員の上半身が静止した状態からその頭部がヘッドレストに当たるまでの距離が大きくなる。これにより、乗員の頸部がより大きく屈曲し、乗員の頸部への負荷が大きくなる。
従って、車両の後方衝突において、乗員の上半身の後方への移動に対するワイヤの影響小さくし、アクティブ・ヘッドレスト機構がより適切にヘッドレストを前方に移動することができるシート・バック構造が望まれる。
本発明の一態様は、シート・クッションとシート・バックとを有する車両用シート装置である。前記シート・バックは、ヘッドレストと、着座者からの荷重を受ける受圧部と、前記受圧部への荷重に応じて前記ヘッドレストを前方に移動する移動機構と、前記受圧部の前にありクッション性を有するパッドと、前記パッドの外側を覆うトリム・カバーと、前記パッド及び/もしくは前記トリム・カバー内に保持されて一方向に延びており、屈曲しやすい屈曲部が形成されており、前記トリム・カバーを前記パッドに固定するワイヤ部とを有する。前記着座者が後方へ移動して前記受圧部に荷重を与えることで前記移動機構が前記ヘッドレストを前方へ移動する際、前記ワイヤ部は前記屈曲部において屈曲する。このようやワイヤ部の構造により、車両の後方衝突において、乗員の上半身の後方への移動に対するワイヤの影響小さくし、適切にヘッドレストを前方に移動することができる。
好ましい構成において、前記ワイヤ部は、前記一方向において分離して配列された2本のワイヤを有し、前記2本のワイヤ間において屈曲する。これにより、シンプルな構造でワイヤ部を効果的に屈曲させることができる。あるいは、好ましい他の構成において、前記ワイヤ部は、脆弱部を有する1本のワイヤで構成されており、前記脆弱部において屈曲する。これにより部品点数を少なくすることができる。
好ましい構成において、前記ワイヤ部は、前記シート・バックの左右方向に延びている。これにより、乗員の上半身の後方への移動に対するワイヤ部の影響をより効果的に小さくすることができる。さらに、前記ワイヤ部は分離して前記一方向に配列された2本のワイヤで構成され、前記屈曲部は前記シート・バックの左右方向における中央に形成されていることが好ましい。これにより、シンプルな構造でワイヤ部を効果的に屈曲させることができる。
好ましくは、前記パッド及び前記トリム・カバー内に前記ワイヤ部は保持されている。これにより、パッド及トリム・カバー内の双方のワイヤ部による乗員の上半身の後方への移動に対する影響を小さくすることができる。さらに、前記トリム・カバーは、前記一方向において分離して配置された複数の吊り込み袋を有し、前記複数の吊り込み袋のそれぞれは、分離して配列された複数のワイヤのそれぞれを保持していることが好ましい。これにより、乗員の上半身の後方への移動に対する影響をより小さくすることができる。
本発明によれば、シート・バックに実装されているワイヤによる乗員の上半身の後方移動への影響を低減し、シート・バック内の受圧部に有効に衝撃を伝達することで、車両の衝突においてより適切にヘッドレストを前方に移動することができるアクティブ・ヘッドレスト機構を得ることができる。
本実施形態に係る車両用シート装置の構成を模式的に示す斜視図である。 本実施形態に係る、アクティブ・ヘッドレスト機構の基本構造の一例を模式的に示す図である。 本実施形態に係るトリム・カバー・アセンブリの構成を模式的に示す図である。 本実施形態に係るパッド・アセンブリの構成を模式的に示す図である。 本実施形態の図4の破線円で示す部分における、インサート・ワイヤとトリム・ワイヤとの連結部分を模式的に示す図である。 本実施形態において、アクティブ・ヘッドレスト機構の動作時におけるパッド・アセンブリの形状変化を説明する図である。 本実施形態において、アクティブ・ヘッドレスト機構の動作時において、シート・バックの形状変化を説明する図である。
以下に、本発明を適用した実施の形態を説明する。説明の明確化のため以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。本形態の車両用シート装置は、アクティブ・ヘッドレスト機構を有している。アクティブ・ヘッドレスト機構はシート・バックに実装され、車両後方衝突時にヘッドレストを前方に移動する。これにより、後方衝突時における乗員(着座者)の頭部とヘッドレストとの間の距離を小さくし、乗員の頸部への負荷を小さくすることができる。
アクティブ・ヘッドレスト機構は、シート・バック内に、乗員からの圧力を受ける受圧部を有している。本形態のシート装置は、この受圧部の動作への影響を小さくすることができるシート・バック内のワイヤの構造にその特徴を有している。このワイヤ構造は、シート・バック・パッド内のインサート・ワイヤ及び/もしくはトリム・カバー内のトリム・ワイヤに適用することができる。
図1は、本発明のシート・バック構造を適用可能なシート装置の全体構成を模式的に示す斜視図である。車両用シート装置1は、乗員(着座者)が着席する座面を有するシート・クッション12と、着座した状態の乗員がその背中をもたれかけるシート・バック11とを有している。シート・バック11の頂部にはヘッドレスト13が装着されている。本明細書において、シート・バック11のシート・クッション12側を前側とし、その反対側を後側あるいは背面側とする。また、シート・クッション12側を下側としヘッドレスト13側を上側とする。これは、着座状態にある乗員の前後及び上下方向に対応し、また、車両の前後及び上下方向に対応する。
シート・バック11、シート・クッション12及びヘッドレスト13は、骨組みとしての内部フレーム、内部フレームの周囲を囲みクッション性を有する柔軟な部材で形成されたパッド、そしてパッドの外側を覆うトリム・カバーとを有している。図1は、一人用のシート装置を示しているが、本発明は、二人あるは三人用のシート装置に適用することができる。本形態において、シート装置1は、アクティブ・ヘッドレスト機構を有している。
図2は、アクティブ・ヘッドレスト機構の基本構造の一例を模式的に示している。図2において、左側が前方であり、乗員はヘッドレスト13の左側に着座する。アクティブ・ヘッドレスト機構は、シート・バック11内に実装されている受圧板21を有している。後方衝突による衝撃により乗員の上半身は後方へ移動してシート・バック11に沈み込み、乗員の上半身が受圧板21を後方へと押し込む。
受圧板21はヘッドレスト13と移動機構である回動アーム22を介して連結されている。受圧板21は、所定以上の荷重を受けると後方へと移動する。受圧板21の後方への動きにより、回動アーム22が回動してヘッドレスト13が前方へ移動する。乗員の上半身が静止した状態からその頭部がヘッドレストに当たるまでの距離を減少することで、乗員の頸部への負荷をより効果的に低減することができる。
図2に示したシンプルな構造例のほか、アクティブ・ヘッドレスト機構の他のいくつかの構造が知られている。アクティブ・ヘッドレスト機構は、乗員からの荷重を受ける受圧部と、その受圧部が受けた荷重に応じてヘッドレストを前方に移動する移動機構とを有している。他の構造例において、受圧部である受圧板とヘッドレストとが、移動機構であるワイヤ及びギアにより連結されており、受圧板の後方への移動により下方へ引かれたワイヤがギアを回転することで、ヘッドレストを前方に移動させる(傾ける)。
本発明は、どのようなアクティブ・ヘッドレスト機構を有するシート装置にも適用可能である。例えば、乗員からの圧力を受ける受圧部が板状(受圧板)である必要はなく、あるいは、受圧部に実装されたセンサが感知した圧力に応じて動作するアクティブ・ヘッドレスト機構を有するシート装置に適用することができる。
上述のように、シート・バック11は、骨組みであるフレーム、クッション性を有するパッド、そして外装であるトリム・カバーを有している。フレームは一般に鉄鋼材で構成されており、その前側を覆うようにパッドがフレームに固定される。パッドは一般に発泡ウレタン等の発泡樹脂素材で肉厚に形成されている。パッドの外側は、さらに、布や革で形成されているトリム・カバーで覆われる。トリム・カバーはトリム・ワイヤを保持している。パッドにトリム・カバーを被せ、トリム・ワイヤをパッド内に保持されているインサート・ワイヤに対して固定することで、トリム・カバーがパッドにしっかりと固定される。
図3は、本形態のトリム・カバー・アセンブリ30の構成を模式的に示す図である。図3において、トリム・カバー・アセンブリ30の表の部分を点線で示し、裏の部分を実線で示している。トリム・カバー・アセンブリ30は、トリム・カバー31と複数のトリム・ワイヤ32a〜32dとを有している。図3の好ましい構成において、トリム・カバー・アセンブリ30は4本のトリム・ワイヤ32a〜32dを有している。
トリム・カバー31の裏側には複数の吊り込み袋311a〜311dが縫製されている。図3の好ましい構成において、トリム・カバー31は、4つの吊り込み袋311a〜311dを有している。吊り込み袋311a〜311dのそれぞれの中に、トリム・ワイヤ32a〜32dが保持されている。吊り込み袋311a〜311dは、両端が開いている袋である。トリム・ワイヤ32a〜32dのそれぞれは、両端にリングを有しているが、その両端はどのような形状でもよい。また、図3のように、吊り込み袋311a〜311dに挿入されているトリム・ワイヤ32a〜32dの一部が吊り込み袋311a〜311dから外に出ていていてもよく、あるいは、全体が吊り込み袋311a〜311d内に収まっていてもよい。
トリム・ワイヤ32a〜32dは、それぞれ、その主部が一方向に直線状に延びる1本のワイヤである。トリム・ワイヤ32a、32bは、それぞれ、シート・バック11の前面に沿って上下方向に延びている。トリム・ワイヤ32aが、左右方向の中央よりも進行方向を向いて左側に保持され、トリム・ワイヤ32bが右側に保持されている。トリム・ワイヤ32a、32bの形状及び寸法は同一である、トリム・カバー31の左右中心において対称である。
本構成においては、上下方向の延びるワイヤ部は、左右のそれぞれにおいて、1本のトリム・ワイヤ32a、32bのみで構成されている。なお、トリム・ワイヤ32a〜32dはフラットな直線形状ではなく、屈曲や凹凸を繰り返して一方向の延びる形状であってもよい。トリム・ワイヤ32a〜32dは、金属あるいは樹脂で形成することができる。
トリム・ワイヤ32c、32dは、それぞれ、シート・バック11の前面に沿って左右方向に延びている。好ましい構成において、これらは同一の形状及び寸法を有している。さらに、トリム・ワイヤ32c、32dは、同一高さ位置において左右方向に分離して配列(縦列)されており、左右方向に延びる一つのワイヤ部を構成している。トリム・カバー31の左右方向における中心は、トリム・ワイヤ32c、32dの間のギャップ内にある。トリム・ワイヤ32c、32dから構成されるワイヤ部の左右端は、トリム・ワイヤ32a、32bの上端近傍にあり、4本のトリム・ワイヤ32a〜32dは、乗員の背中の周囲が収まる程度の略コの字形状を形成している。
トリム・ワイヤ32c、32dを保持している吊り込み袋311c、311dは、それぞれ左右方向の延びており、左右端が開いている。好ましい構成において、これらは同一形状、寸法を有している。また、これらは、同一高さ位置において左右方向に分離して形成されている。トリム・ワイヤ32a、32bを保持している吊り込み袋311a、311bは、それぞれ上下方向の延びており、上下端が開いている。なお、吊り込み袋311a〜311dの両端は、トリム・ワイヤ32a〜32dが挿入されていれば、閉じてあってもよい。
図4は、本形態のパッド・アセンブリ40の構成を模式的に示す図である。パッド・アセンブリ40は、スポンジ状の樹脂で形成されたパッド41と、そのパッド41内に配置されているインサート・ワイヤ42a〜42dとを有している。図4において、パッド41を点線で示し、インサート・ワイヤ42a〜42dを実線で示している。パッド41は、発泡ウレタン等の発泡樹脂素材で肉厚に形成されることにより、中央部に比べ両サイドが若干盛り上がっている。受圧板21は、インサート・ワイヤ42a〜42dで囲まれた中央の背後に位置する。なお、受圧板21は、設計により適切な位置に配置される。
パッド41の前面には、複数のスリット411a〜411cが形成されている。具体的には、左側で上下方向に延びるスリット411a、右側で上下方向に延びるスリット411b、そして左右方向の延びるスリット411cが形成されている。スリット411a〜411cは溝であり、パッド41の裏側までは貫通していない。スリット411cがスリット411a、411bにつながっているが、これらは離れていてもよい。
スリット411a〜411cの裏側において、パッド41内にインサート・ワイヤ42a〜42dが埋め込まれている。具体的には、スリット411aの奥のパッド41内にインサート・ワイヤ42aが埋め込まれており、スリット411bの奥のパッド41内にインサート・ワイヤ42bが埋め込まれており、スリット411cの奥のパッド41内にインサート・ワイヤ42c、42dが埋め込まれている。インサート・ワイヤ42a〜42dは、パッド41の樹脂成型時にパッド41内に埋め込まれ、パッド・アセンブリ40が一体的に形成される。設計によっては、スリット411a〜411が裏側まで貫通していてもよい。このとき、インサート・ワイヤ42a〜42dは、スリット411a〜411の上下左右のいずれかの位置に埋め込まれる。
インサート・ワイヤ42a〜42dは、それぞれ、一方向に直線状に延びる1本のワイヤである。インサート・ワイヤ42a、42bは、それぞれ、シート・バック11の前面に沿って上下方向(縦方向)に延びている。インサート・ワイヤ42aが、左右方向の中央よりも進行方向を向いて左側に保持され、インサート・ワイヤ42bが右側に保持されている。好ましくは、インサート・ワイヤ42a、42bの形状及び寸法は同一であり、パッド41の左右中心において対称である。好ましい構成において、上下方向の延びるワイヤ部は、左右のそれぞれにおいて、1本のインサート・ワイヤ42a、42bのみで構成されている。
インサート・ワイヤ42c、42dは、それぞれ、シート・バック11の前面に沿って左右方向(横方向)に延びている。さらに、インサート・ワイヤ42c、42dは、左右方向において並び互いに分離して配列されており、左右方向に延びる一つのワイヤ部を構成している。パッド41の左右方向における中心は、インサート・ワイヤ42c、42dの間のギャップ内にある。インサート・ワイヤ42c、42dから構成されるワイヤ部の左右端は、インサート・ワイヤ42a、42bの上端近傍にあり、4本のインサート・ワイヤ42a〜42dは、乗員の背中の周囲が収まる程度の略コの字形状を形成している。
なお、インサート・ワイヤ42a〜42dは、フラットな直線形状ではなく、屈曲や凹凸を繰り返して一方向の延びる形状であってもよい。また、インサート・ワイヤ42a〜42dの両端はどのような形状でもよく、例えば、トリム・ワイヤ32a〜32dのようにリングを形成してもよい。インサート・ワイヤ42a〜42dは、金属あるいは樹脂で形成することができる。
インサート・ワイヤ42a〜42dは、それぞれ、トリム・ワイヤ32a〜32dに対応している。これらは、ホグリングにより互に連結される。これにより、トリム・カバー・アセンブリ30をパッド・アセンブリ40にしっかりと固定することができる。トリム・ワイヤ32a〜32dは、吊り込み袋311a〜311dと共に、パッド41のスリット411a〜411c内に挿入される。具体的には、トリム・ワイヤ32aと吊り込み袋311aとはスリット411a内に、トリム・ワイヤ32bと吊り込み袋311bとはスリット411b内に、そして、トリム・ワイヤ32c、32dと吊り込み袋311c、311dとは、スリット411c内に挿入される。
スリット411a〜411cには、穴412a〜412fが形成されており、それらからインサート・ワイヤ42a〜42dの一部が露出している。この露出部分とトリム・ワイヤ32a〜32dとをホグリングで固定する。これにより、トリム・カバー・アセンブリ30がパッド41に吊り込まれて固定される。
図5は、図4の破線円で示す部分における、インサート・ワイヤ42bとトリム・ワイヤ32bとの連結部分を模式的に示す図である。図5(a)は、穴412cから露出しているインサート・ワイヤ42bを示す平面図、図5(b)はインサート・ワイヤ42bとトリム・ワイヤ32aとの連結部分の断面図であり、図5(c)は斜視図である。図5(b)、(c)に示すように、トリム・ワイヤ32bはスリット411b内においてインサート・ワイヤ42bの前に位置し、ホグリング43で連結されている。ホグリング43は、一般に金属である。スリット内の穴412b〜412fにおいても、同様の構造によりインサート・ワイヤ42a〜42dとトリム・ワイヤ32a〜32dとが連結される。
本構成例においては、トリム・ワイヤ32a、32bは、それぞれ、インサート・ワイヤ42a、42bに、二つのホグリングで固定され、トリム・ワイヤ32c、32dは、それぞれ、インサート・ワイヤ42c、42dに、一つのホグリングで固定されている。ワイヤ同士の固定に使用するホグリングの数は、設計により適切な値とすることができ、また、ホグリング以外の構造により二つのワイヤを連結してもよい。
本実施形態のシート・バック構造において重要な点は、一方向(左右方向)に延びるインサート・ワイヤ42c、42dが、その一方向において分離して配列さていること、さらに、一方向(左右方向)に延びるトリム・ワイヤ32c、32dが、その一方向において分離して配列されていることである。これにより、アクティブ・ヘッドレスト機構の動作に与える悪影響を低減することができる。
図6は、アクティブ・ヘッドレスト機構の動作時におけるパッド・アセンブリ40の形状変化を説明する図である。図6(a)は、衝突前の通常状態におけるパッド・アセンブリ40の形状を模式的に示す断面図であり、図6(b)は、乗員が後方に移動してパッド41内に沈み込み、受圧板21に荷重を与えることでヘッドレスト13を前方に移動する際におけるパッド・アセンブリ40の形状を模式的に示す断面図である。図6(b)に示すように、乗員が後方に移動すると、インサート・ワイヤ42c、42dからなるワイヤ部が屈曲し、その中央部が後方へと移動する。
図6(c)に示すように、従来のパッド・アセンブリのように、左右方向に延びるワイヤ部が1本のワイヤで構成されていると、そのワイヤが乗員の動きをある程度制限する。これに対して、本形態のインサート・ワイヤ42c、42dからなるワイヤ部は、インサート・ワイヤ42c、42dの間のギャップにおいて容易に屈曲することができるため、ワイヤ部が乗員の後方への移動を実質的に制限することがなく、乗員からの荷重をより適切に受圧板21に伝えることができる。
図7は、アクティブ・ヘッドレスト機構の動作時において、シート・バック11の形状変化を説明する図である。図7(a)は、衝突前の通常状態におけるトリム・カバー・アセンブリ30とパッド・アセンブリ40の形状を模式的に示す断面図であり、図7(b)は、乗員が後方に移動してパッド41内に沈み込み、受圧板21に荷重を与えることでヘッドレスト13を前方に移動する際におけるトリム・カバー・アセンブリ30とパッド・アセンブリ40の形状を模式的に示す断面図である。
図7(b)に示すように、乗員が後方に移動すると、インサート・ワイヤ42c、42dからなるワイヤ部と同様に、トリム・ワイヤ32c、32dからなるワイヤ部が屈曲し、その中央部が後方へと移動する。図7(c)に示すように、従来のトリム・カバー・アセンブリのように、左右方向に延びるワイヤ部が1本のワイヤで構成されていると、そのワイヤが乗員の動きをある程度制限する。これに対して、本形態のトリム・ワイヤ32c、32dからなるワイヤ部は、トリム・ワイヤ32c、32dの間のギャップにおいて容易に屈曲することができるため、ワイヤ部が乗員の後方への移動を実質的に制限することがなく、乗員からの荷重をより適切に受圧板21に伝えることができる。
図7に示すように、インサート・ワイヤ42c、42dとトリム・ワイヤ32c、32dとは、前後方向において並んで配置されている。このため、乗員の後方への動きへの影響をより小さくするためには、上記構成のように、トリム・カバー・アセンブリ30のワイヤ部とパッド・アセンブリ40のワイヤ部の双方が分離した二つのワイヤで構成されていることが好ましい。しかし、いずれか一方のワイヤ部を1本のワイヤで構成し、他方を二つの分離したワイヤで構成しても、乗員の動きへの影響を低減する効果を奏することができる。
乗員の動きへの影響をより低減するためには、図3及び7に示すように、左右方向の延びる吊り込み袋311c、311dは、分離していることが好ましい。しかし、一つの連続した吊り込み袋内に2本の分離したトリム・ワイヤ32c、32dを挿入してもよい。吊り込み袋による乗員の動きへの影響はトリム・ワイヤと比較して小さいため、このような構造であっても、十分な効果を奏することができる。
上記好ましい構成においては、左右方向の延びるワイヤ部は、二つのワイヤで構成されている。これに対して、ワイヤ部を3以上の分離したワイヤで構成してもよい。ワイヤ部は、左右方向の延びる複数のワイヤを、左右方向のそれぞれ分離して配列することで構成される。3以上のワイヤを使用する場合も、シート・バック11の左右方向における中心が、ワイヤ間のギャップ内にあることが好ましい。また、効果の実行性と、部品点数及び製造効率の点から、ワイヤ部は2本のワイヤで構成されていることが好ましい。
上記好ましい構成例においては、左右方向に延びるワイヤ部が、分離した2本のワイヤで構成されている。これに加え、上下方向に延びるワイヤ部を分離した複数のワイヤで構成してもよい。具体的には、インサート・ワイヤ42a、42b、トリム・ワイヤ32a、32bの全てあるいは一部を複数のワイヤに分割する。上記説明から理解されるように、好ましくは、上記全ての上下方向のワイヤ部を複数の分離したワイヤで構成することが好ましい。しかし、トリム・カバー・アセンブリ30あるいはパッド・アセンブリ40の一方のワイヤ部のみを複数のワイヤに分割してもよい。また、左もしくは右の一方のワイヤ部を複数のワイヤで構成することもできる。
図6及び7を参照した説明から理解されるように、シート・バック11の左右中央において、ワイヤ部が容易に屈曲することができることが好ましい。この点から、左右方向の延びるワイヤ部を分離する複数ワイヤで構成することが好ましい。しかし、左右方向の延びるワイヤ部を一つのワイヤで構成し、上下方向の延びるワイヤ部を複数ワイヤで構成しても、乗員の動きへの影響を低減する効果を奏することができる。また、シート・バックが、左右方向の中心おいて上下方向の延びるワイヤ部を有している場合、上述のように屈曲部を有するワイヤ構造は特に効果的である。
図3及び4を参照して説明した好ましい構成において、シート・バック11は、トリム・カバー・アセンブリ30とパッド・アセンブリ40のそれぞれにおいて、左右方向の延びる一つのワイヤ部と上下方向の延びる2本のワイヤ部とを有している。本形態のワイヤ部構造は、他の構成のシート・バックにも適用することができる。例えば、シート・バックは、上下方向の延びるワイヤ部のみを有する、あるいは、左右方向に延びる複数のワイヤ部(上下方向の位置が異なる)を有する、あるいは、上下方向に延びる1本のみのワイヤ部を有していてもよい。
図3及び4を参照して説明した構成のように、トリム・カバー・アセンブリあるいはパッド・アセンブリに保持されているワイヤ部が3本であり、さらに、上下方向の延びる2本のワイヤ部が左右に配置されている場合、左右方向のワイヤ部を2本の分離したワイヤで構成し、上下方向の延びる2本のワイヤ部は、1本のワイヤで構成することが好ましい。これにより、アクティブ・ヘッドレストへの影響低減の大きな効果を得つつ、部品点数の製造効率への影響を抑えることができる。
一般的な構造においては、トリム・カバーとパッドの双方に吊り込み固定のためのワイヤ部が保持されている。しかし、設計によっては、トリム・カバーを直接にインサート・ワイヤに固定し、トリム・ワイヤを省略してもよい。また、吊り込み袋を有していないトリム・カバー・アセンブリに本形態の構造を適用することができる。パッドは、美観上、トリム・ワイヤを挿入するスリットを有していることが好ましいが、これを有していないパッド・アセンブリに本形態の構造を適用することができる。
上述のように、本形態のワイヤ部の構造において重要な点は、乗員の動きに応じて屈曲しやすい屈曲部を有していることである。このような、上述の好ましい構成においては、2本のワイヤの間のギャップが屈曲しやすい屈曲部を構成している。構造のシンプルさ及び屈曲のしやすさの点で、この構成は優れたものである。しかし、これとは異なり、1本のワイヤに脆弱部を形成し、その脆弱部を屈曲部として作用させることもできる。具体的には、ワイヤの一部の径あるいは厚みを他の部分よりも小さくする、あるいは、ワイヤの一部に切欠きを形成することで、ワイヤに屈曲しやすい脆弱部を形成することができる。もしくは、ワイヤの一部を剛性の小さい材料、例えば樹脂で形成することで、金属で形成された主部よりもその部分でワイヤを屈曲しやすくすることができる。
以上、本発明を好ましい実施形態を例として説明したが、本発明が上記の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、上記の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することができる。
1 シート装置、11 シート・バック、12 シート・クッション
13 ヘッドレスト、21 受圧板、22 回動アーム
30 トリム・カバー・アセンブリ、31 トリム・カバー
32a〜32d トリム・ワイヤ、40 パッド・アセンブリ、41 パッド
42a〜42d インサート・ワイヤ、43 ホグリング
311a〜311d 吊り込み袋、411a〜411c パッドのスリット
412a〜412f スリット内の穴

Claims (7)

  1. シート・クッションとシート・バックとを有する車両用シート装置であって、前記シート・バックは、
    ヘッドレストと、
    着座者からの荷重を受ける受圧部と、
    前記受圧部への荷重に応じて前記ヘッドレストを前方に移動する移動機構と、
    前記受圧部の前にあり、クッション性を有するパッドと、
    前記パッドの外側を覆うトリム・カバーと、
    前記パッド及び/もしくは前記トリム・カバー内に保持されて一方向に延びており、屈曲しやすい屈曲部が形成されており、前記トリム・カバーを前記パッドに固定するワイヤ部と、
    を有し、
    前記着座者が後方へ移動して前記受圧部に荷重を与えることで前記移動機構が前記ヘッドレストを前方へ移動する際、前記ワイヤ部は前記屈曲部において屈曲する、
    車両用シート装置。
  2. 前記ワイヤ部は、前記一方向において分離して配列された2本のワイヤを有し、前記2本のワイヤ間において屈曲する、
    請求項1に記載の車両用シート装置。
  3. 前記ワイヤ部は、脆弱部を有する1本のワイヤで構成されており、前記脆弱部において屈曲する、
    請求項1に記載の車両用シート装置。
  4. 前記ワイヤ部は、前記シート・バックの左右方向に延びている、
    請求項1、2または3に記載の車両用シート装置。
  5. 前記ワイヤ部は分離して前記一方向に配列された2本のワイヤで構成され、前記屈曲部は前記シート・バックの左右方向における中央に形成されている、
    請求項4に記載の車両用シート装置。
  6. 前記パッド及び前記トリム・カバー内に前記ワイヤ部は保持されている、
    請求項1から5のいずれかに記載の車両用シート装置。
  7. 前記トリム・カバーは、前記一方向において分離して配置された複数の吊り込み袋を有し、
    前記複数の吊り込み袋のそれぞれは、分離して配列された複数のワイヤのそれぞれを保持している、
    請求項6に記載の車両用シート装置。
JP2009060320A 2009-03-12 2009-03-12 車両用シート装置 Pending JP2010214973A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009060320A JP2010214973A (ja) 2009-03-12 2009-03-12 車両用シート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009060320A JP2010214973A (ja) 2009-03-12 2009-03-12 車両用シート装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010214973A true JP2010214973A (ja) 2010-09-30

Family

ID=42974288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009060320A Pending JP2010214973A (ja) 2009-03-12 2009-03-12 車両用シート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010214973A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012086364A1 (ja) * 2010-12-24 2012-06-28 本田技研工業株式会社 車両用シートバック構造
JP2012176667A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Honda Motor Co Ltd 車両用シート
JP2013102859A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Bridgestone Corp 発泡成形体及び表皮材係止部材
EP2657071A4 (en) * 2010-12-24 2016-09-07 Ts Tech Co Ltd VEHICLE SEAT

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9771008B2 (en) 2010-12-24 2017-09-26 Honda Motor Co., Ltd. Seat back structure for vehicle
US9056568B2 (en) 2010-12-24 2015-06-16 Honda Motor Co., Ltd. Seat back structure for vehicle
CN105539232A (zh) * 2010-12-24 2016-05-04 本田技研工业株式会社 车辆用座椅靠背构造
EP2657071A4 (en) * 2010-12-24 2016-09-07 Ts Tech Co Ltd VEHICLE SEAT
WO2012086364A1 (ja) * 2010-12-24 2012-06-28 本田技研工業株式会社 車両用シートバック構造
US9896005B2 (en) 2010-12-24 2018-02-20 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat
US10144317B2 (en) 2010-12-24 2018-12-04 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat
US10569675B2 (en) 2010-12-24 2020-02-25 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat
US11001175B2 (en) 2010-12-24 2021-05-11 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat
US11560076B2 (en) 2010-12-24 2023-01-24 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat
US11833929B2 (en) 2010-12-24 2023-12-05 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat
JP2012176667A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Honda Motor Co Ltd 車両用シート
JP2013102859A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Bridgestone Corp 発泡成形体及び表皮材係止部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012086364A1 (ja) 車両用シートバック構造
US10093202B2 (en) Seatback frame
US10343569B2 (en) Seat for vehicles
JP2010012990A (ja) 車両用シート
US20090026814A1 (en) Seat having side airbag
JP2021037880A (ja) 車載シート装置
JP5316182B2 (ja) 車両用シートのシートクッション
JP5456351B2 (ja) 乗物用シート
JP2010214973A (ja) 車両用シート装置
US9663009B2 (en) Conveyance seat
JP2023103312A (ja) 乗物用シート
US20150306997A1 (en) Vehicle seat
JP5989856B2 (ja) 乗物用シート
JP7332955B2 (ja) 乗物用シート
JP2015003674A (ja) シートバックフレームのブラケット固定構造
JP6240276B2 (ja) 乗物用シート
JP7037032B2 (ja) 乗物用シート
JP7323814B2 (ja) 乗物用シート
JP6033739B2 (ja) 乗物用シート
JP5753614B2 (ja) 乗物用シート
JP7290775B2 (ja) 乗物用シート
JP2014037205A (ja) 車両用シート
JP7364877B2 (ja) シートクッション及び該シートクッションを備える乗物用シート
JP2019099099A (ja) シートへの圧力センサーの配置構造
JP7469618B2 (ja) 乗り物用シート

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100617