JP2012176667A - 車両用シート - Google Patents
車両用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012176667A JP2012176667A JP2011040246A JP2011040246A JP2012176667A JP 2012176667 A JP2012176667 A JP 2012176667A JP 2011040246 A JP2011040246 A JP 2011040246A JP 2011040246 A JP2011040246 A JP 2011040246A JP 2012176667 A JP2012176667 A JP 2012176667A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- groove
- portions
- occupant
- wires
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
【解決手段】複数のワイヤは、横溝25,26に沿って位置する横溝対応用ワイヤ85を含み、この横溝対応用ワイヤ85の少なくとも一部は、複数の係止部31,32の間で非連続となるように分割された、複数のワイヤ分割体37,39から成り、この複数のワイヤ分割体37,39は、複数の係止部31,32に対して個別に部分的に露出した露出部58を、それぞれ有し、表皮体22は、横溝25,26の中に入込むように位置した入込み部51,52を有し、この入込み部51,52は、横溝25,26の中に入り込んだ状態で、複数の係止部31,32を通して複数の露出部58に個別に掛けられている。
【効果】表皮体22の固定される部位が非連続とされることで、乗員が着座した際に不快に感じる部位が大幅に減少する。即ち、乗員の着座時における快適性を高めることができる。
【選択図】図2
Description
図15に示すように、車両用シート100のシートクッション101には、幅方向に2本の横溝102,102が設けられ、これらの横溝102,102の下方に第2のワイヤ103,103が埋設されている。第2のワイヤ103,103は、シートクッション101の幅方向に向かって埋設されており、これらの第2のワイヤ103,103に引張られるように、表皮材104が横溝102,102に沈み込んでいる。車両の乗員は、表皮材104の上面に着座する。着座面の大部分が、横溝102,102に沿って引張られ、横溝102,102に沈込んでしまう。乗員がより快適に着座できるようにするには、改良の余地がある。
クッション体は、着座面に細長く形成された1つ又は複数の溝部と、この1つ又は複数の溝部の底に溝長手方向に配列された複数の係止部とを有し、
複数のワイヤは、溝部に沿って位置する溝対応用ワイヤを含み、
この溝対応用ワイヤの少なくとも一部は、複数の係止部の間で非連続となるように分割された、複数のワイヤ分割体から成り、
表皮体は、溝部の中に入込むように位置した入込み部を有し、
この入込み部は、溝部の中に入り込んだ状態で、複数の係止部にて複数のワイヤ分割体に個別に掛け留められていることを特徴とした。
この屈曲部は、クッション体の着座面に対し、溝長手方向とは異なる方向へ屈曲していることを特徴とした。
なお、説明中において、「右」とは車両用シートに着座した乗員からみて右を意味する。「左」、「前」、「後」、「上」、「下」も同様である。
図1に示すように、車両用シート10は、シート基部11と、このシート基部11に支持され乗員が着座するシートクッション20と、このシートクッション20の後部から立上げられ乗員の背中を支えるシートバック14と、このシートバック14の先端に設けられるヘッドレスト15とからなる。
シートクッション20の詳細を次図以降で説明する。
クッション体21には、幅方向に沿って溝状に形成される前部横溝25と、この前部横溝25の後部であってシートバック(図1、符号14)近傍において溝状に形成される後部横溝26とが形成されている。これらの横溝25,26の左側端部は、シートクッション20の長手方向に向かって溝状に形成されている左部縦溝27に交わっている。同様に、横溝25,26の右側端部は、長手方向に向かって溝状に形成されている右部縦溝28に交わっている
後部横溝26も同様である。即ち、後部横溝26の底には、後述する表皮を固定するための係止部32が後部横溝26の溝長手方向に沿って3つ配列されている。
さらに、縦溝27,28についても同様である。即ち、左部縦溝27には4つの左部縦溝係止部33が配列され、右部縦溝28には4つの右部縦溝係止部34が配列されている。
また、後部横溝26に沿って、表皮体22を固定するための後部横溝対応用ワイヤ38が、クッション体21内に埋設されている。後部横溝対応用ワイヤ38は、後部横溝係止部32と後部横溝係止部32との間で非連続となるよう分割された、3つの後部ワイヤ分割体39からなる。
右部縦溝28に沿って、表皮体22を固定するための右部連続ワイヤ42が、クッション体21内に埋設されている。右部連続ワイヤ42は、右部縦溝係止部34に重なる部位において右部縦溝係止部34に向かって略コの字形状に形成されている。右部縦溝係止部34と右部縦溝係止部34との間は、一体的に連続している。
左部連続ワイヤ41の後方端部と、右部連続ワイヤ42の後方端部とは、一体的に接続用ワイヤ43で接続されている。
このようにシートクッションの左右の膨出部や後方の部位に、一体的に連続したワイヤ41,42,43が設けられているため、乗員の非着座領域の剛性を高めることができ、乗員のホールド性が高まる。
第1・第2の部材45,46の入込み部51,52及び先端が袋状に形成された袋部材53の基部が、糸54,54によって一体的に縫い合わせている。袋部材53には、表皮体側ワイヤ55が通されている。
表皮体側ワイヤ55は、前部ワイヤ分割体37の露出部58にホグリング59を用いて連結されている。表皮体側ワイヤ55が連結されることにより、入込み部51,52が露出部58に掛けられる。
また、入込み部が露出部に掛けられるという点において、連続ワイヤ41,42も同様であり(図3参照)、詳細な説明は割愛する。
ワイヤ分割体37,39の詳細を次図において説明する。
また、前部ワイヤ分割体37の他端から、平面視で略直角の方向に向かって第2の屈曲部62が延びている。第2の屈曲部62は、第1の屈曲部61とは逆の方向に向かって延びている。
第2の屈曲部62の先端から、前部ワイヤ分割体37に平行に平行部64が延びている。平行部64は、前部ワイヤ分割体37の一端に近づく方向に向かって延びている。
平行部63,64は、共に露出部58近傍まで延びている。
前部ワイヤ分割体37と、屈曲部61,62と、平行部63,64とは一体的に形成され、略S字形状を呈する。
また、前部ワイヤ分割体37や後部ワイヤ分割体39の中央を上方に突出させて露出部58,69としたが、他のワイヤ部分と同一平面上に露出部を形成することも可能である。詳細は後述する。
本発明に係るシートクッション20の別実施例について次図以降で説明する。
図8及び図9に示されるように、実施例2に係るシートクッション70では、後部ワイヤ分割体39の両端から後部に向かって略垂直に屈曲部72,72が延びている。
後部ワイヤ分割体39と、屈曲部72,72とは一体的に形成され、略U字形状を呈する。
このようなシートクッション70を用いた場合も、乗員の着座時における快適性を高めることができる。
図10に示されるように、実施例3に係るシートクッション80は、前部横溝25にのみワイヤ分割体(前部ワイヤ分割体37)が埋設されている。即ち、シートバック(図1、符号14)近傍のバック近傍溝81には、ワイヤ分割体が埋設されていない。
前部横溝25にのみワイヤ分割体が埋設される場合であっても、本発明の効果を得ることができる。
図11から図13までに示すように、左右の縦溝91,91にも溝対応用ワイヤ92,92が取付けられている。溝対応用ワイヤ92は、複数のワイヤ分割体94からなる。複数のワイヤ分割体94は、それぞれの係止部31〜34にて係止されている。ワイヤ分割体94の両端から略直角方向に向かって屈曲部95,95が一体的に延ばされ、これらの屈曲部95,95の先端から平行部96,96が延ばされている。ワイヤ分割体94と、屈曲部95,95と、平行部96,96とは一体的に形成され、略S字形状を呈する。
なお、屈曲部を互いに同じ方向に向かって形成した場合(図9参照)であっても、上記効果を得ることができる。
略C字形状の屈曲部98が、ワイヤ分割体94の一端から一体的に延びている。屈曲部98の一部は、溝長手方向とは異なる方向に屈曲している。
ワイヤ分割体94と、屈曲部98とは一体的に形成され、略e字形状を呈する。
Claims (2)
- クッション体(21)と、このクッション体(21)の表面を覆う表皮体(22)と、前記クッション体(21)に埋設されている複数のワイヤと、を含んでいる車両用シートにおいて、
前記クッション体(21)は、着座面に細長く形成された1つ又は複数の溝部(25,26,91)と、この1つ又は複数の溝部(25,26,91)の底に溝長手方向に配列された複数の係止部(31〜34)とを有し、
前記複数のワイヤは、前記溝部(25,26,91)に沿って位置する溝対応用ワイヤ(36,38,92)を含み、
この溝対応用ワイヤ(36,38,92)の少なくとも一部は、前記複数の係止部(31〜34)の間で非連続となるように分割された、複数のワイヤ分割体(37,39,94)から成り、
前記表皮体(22)は、前記溝部(25,26,91)の中に入込むように位置した入込み部(51,52)を有し、
この入込み部(51,52)は、前記溝部(25,26,91)の中に入り込んだ状態で、前記複数の係止部(31〜34)にて前記複数のワイヤ分割体(37,39,94)に個別に掛け留められていることを特徴とした車両用シート。 - 前記複数のワイヤ分割体(37,39,94)の前記溝長手方向の端部には、屈曲部(61,62,65,66,72,95,98)が形成されており、
この屈曲部(61,62,65,66,72,95,98)は、前記クッション体(21)の前記着座面に対し、前記溝長手方向とは異なる方向へ屈曲していることを特徴とした請求項1記載の車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011040246A JP5759749B2 (ja) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011040246A JP5759749B2 (ja) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | 車両用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012176667A true JP2012176667A (ja) | 2012-09-13 |
JP5759749B2 JP5759749B2 (ja) | 2015-08-05 |
Family
ID=46978844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011040246A Expired - Fee Related JP5759749B2 (ja) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | 車両用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5759749B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104717830A (zh) * | 2015-03-30 | 2015-06-17 | 浙江省三门中力汽车用品有限公司 | 电线内嵌的汽车坐垫主板及其电线排布方法 |
JP2016088365A (ja) * | 2014-11-07 | 2016-05-23 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
JP2020069894A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | 株式会社タチエス | 車両用シート及び車両用シートの製造方法 |
JP7417787B1 (ja) | 2023-09-29 | 2024-01-18 | 株式会社タチエス | 車両用シート |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58129863U (ja) * | 1982-02-26 | 1983-09-02 | マツダ株式会社 | 自動車用座席装置 |
JPH0484044U (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-22 | ||
JP2010214973A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-30 | Nhk Spring Co Ltd | 車両用シート装置 |
-
2011
- 2011-02-25 JP JP2011040246A patent/JP5759749B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58129863U (ja) * | 1982-02-26 | 1983-09-02 | マツダ株式会社 | 自動車用座席装置 |
JPH0484044U (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-22 | ||
JP2010214973A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-30 | Nhk Spring Co Ltd | 車両用シート装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016088365A (ja) * | 2014-11-07 | 2016-05-23 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
CN104717830A (zh) * | 2015-03-30 | 2015-06-17 | 浙江省三门中力汽车用品有限公司 | 电线内嵌的汽车坐垫主板及其电线排布方法 |
JP2020069894A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | 株式会社タチエス | 車両用シート及び車両用シートの製造方法 |
JP7158244B2 (ja) | 2018-10-31 | 2022-10-21 | 株式会社タチエス | 車両用シート及び車両用シートの製造方法 |
JP7417787B1 (ja) | 2023-09-29 | 2024-01-18 | 株式会社タチエス | 車両用シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5759749B2 (ja) | 2015-08-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5960545B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5472474B2 (ja) | シートバックボード及び車両用シート | |
JP6475278B2 (ja) | 車両用シート | |
US9028004B2 (en) | Vehicle seat | |
US9517709B2 (en) | Vehicle seat | |
US20140028074A1 (en) | Vehicular seats | |
US10245988B2 (en) | Vehicle seat provided with seat belt retractor | |
US10315544B2 (en) | Vehicle seat | |
JP5759749B2 (ja) | 車両用シート | |
CN104661871A (zh) | 车用座椅 | |
JP6085546B2 (ja) | 車両用シート及びトリムカバー | |
US20120267939A1 (en) | Vehicle net seat | |
US8991918B2 (en) | Child seat attachment structure | |
US9663009B2 (en) | Conveyance seat | |
JP6355883B2 (ja) | 椅子 | |
JP2014100939A (ja) | 乗物用シート | |
JP6492918B2 (ja) | 乗物用シートのシートカバーおよび乗物用シート | |
JP7262639B2 (ja) | 車両用シート及びカバー部材 | |
JP6126959B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5956594B2 (ja) | 車両用シート | |
JP6898571B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP4481787B2 (ja) | シートクッションパッド | |
JP2022187383A (ja) | 乗物用シート | |
JP2021181302A (ja) | 乗物用シート | |
JP6513726B2 (ja) | 乗物用シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140924 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140924 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150602 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150608 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5759749 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |