JP2012224296A - 車両用シート - Google Patents

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展弘 山田
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Abstract

【課題】車両用シートの支持面の形を着座乗員の体格に合わせてより適切に調整できるようにする。
【解決手段】シートバック2は、その骨格を成す金属フレーム2Bと、金属フレーム2Bの両サイドフレーム2B2に両サイドの縁部が止着されて着座乗員の身体を面で支えるように架設された可撓性のネット材2Cと、を有する。金属フレーム2Bの両サイドフレーム2B2は、その間のセンターフレーム2B1に対してそれぞれ前に出っ張る方向と後ろに引っ込む方向とに回転可能に枢着されている。ネット材2Cは、金属フレーム2Bの両サイドフレーム2B2の回転位置の変動により、その両サイドの縁部間の幅Wの広狭が変えられて、着座乗員の身体を支える面の支持形態が変えられるようになっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用シートに関する。詳しくは、着座乗員の身体を支える支持構造を備えた車両用シートに関する。
従来、車両用シートにおいて、シートバックやシートクッションの両サイド部を出っ張らせた形にして、着座乗員の身体を両サイドから支えられるようにするサイドサポートを備えた構成が知られている(下記特許文献1参照)。
特開2009−165735号公報
しかし、上記特許文献1に記載の従来技術では、サイドサポートをする両サイド部の出っ張り量は調整できるが、背凭れ部や着座部となる中央部の形は調整することができない。したがって、シートバックやシートクッションの形を着座乗員の体格に合うように十分に調整することができなかった。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、車両用シートの支持面の形を着座乗員の体格に合わせてより適切に調整できるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、着座乗員の身体を支える支持構造を備えた車両用シートである。上記支持構造は、その骨格を成すシートフレームと、シートフレームの両サイド部に両サイドの縁部が止着されて着座乗員の身体を面で支えるように架設された可撓性の面状体と、を有する。シートフレームの両サイド部は、その間の中央部に対して出っ張る方向と引っ込む方向とに回転可能に枢着されている。面状体は、シートフレームの両サイド部の回転位置の変動により、その両サイドの縁部間の幅の広狭が変えられて、着座乗員の身体を支える面の支持形態が変えられるようになっている。
この第1の発明によれば、シートフレームの両サイド部を出っ張る方向に回転させることで、面状体の両サイドの縁部間の幅が狭められる。これにより、面状体は、着座乗員の身体を全体が大きな曲率で湾曲して受け止めるようになる状態となり、その幅内に収まる比較的小柄な乗員が着座する場合に、着座乗員の身体を包み込むように、その両サイド領域の面によって着座乗員の身体を両外側からサイドサポートすると共に、その中央領域の面も着座乗員の背面の形に沿って湾曲して、背面を広く面で密着させた状態で支えられるようになる。また、シートフレームの両サイド部を上記出っ張った位置から引っ込める方向に回転させることで、面状体の両サイドの縁部間の幅が広げられる。これにより、面状体は、着座乗員の身体を全体が小さな曲率で湾曲して受け止める状態となり、その幅に合う比較的大柄な乗員が着座する場合に、乗員の身体が沈み込み過ぎないように強くテンションをかけた状態で支えることができる状態となる。このように、車両用シートの支持面の形を着座乗員の体格に合わせてより適切に調整できるようにすることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、シートフレームの両サイド部は、出っ張る方向に向かって互いに内向する側に曲がった形に形成されている。
この第2の発明によれば、シートフレームの両サイド部が、上記出っ張る方向に向かって互いに内向する側に曲がった形に形成されていることにより、シートフレームの両サイド部が出っ張っている時もそうでない時も、面状体の撓めるスペースがより広く確保されるようになる。したがって、着座乗員の身体がシートフレームに干渉しにくくなるため、支持面の形をより適切に調整することができる。
実施例1の車両用シートの概略斜視図である。 車両用シートの分解斜視図である。 シートバックの両サイド部の可動域を示した平面図である。 シートバックの両サイド部の幅を狭めた状態を示した平面図である。 シートバックの両サイド部の幅を広げた状態を示した平面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の車両用シート1の構成について、図1〜図5を用いて説明する。本実施例の車両用シート1は、図1〜図2に示すように、自動車の後部座席として構成されており、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、頭部の支えとなるヘッドレスト5と、を有する。シートバック2は、その骨格を成す樹脂フレーム2Aと金属フレーム2Bとが一体的に組み付けられて成るフレーム構造体を備え、このフレーム構造体の金属フレーム2Bの前面部分に、着座乗員の身体を柔らかく受け止めるためのクッション体となる可撓性面状のネット材2Cが架け渡された構成となっている。ここで、シートバック2が本発明の「支持構造」に相当し、樹脂フレーム2Aが本発明の「シートフレーム」に相当し、ネット材2Cが本発明の「面状体」に相当する。
シートクッション3は、その骨格を成す枠状に組まれた基台3A上に、着座乗員の身体を柔らかく受け止めるためのクッション体3Bが設置された構成となっている。ここで、クッション体3Bは、図示しない合成樹脂の発泡成形体より成るパッド材の表面に、布製の表皮材が被せ付けられた構成となっている。上記シートクッション3は、その基台3Aの左右両サイドの後端部に、シートバック2の樹脂フレーム2Aの左右両サイドの下端部が、それぞれ、回転止め可能な回転軸装置として機能するリクライニング装置4を間に介して連結されている。これにより、シートバック2は、シートクッション3に対して、各リクライニング装置4の回転止め状態を解除することで、その背凭れ角度を調整することができるように構成されている。上記各リクライニング装置4の回転止め状態を解除する操作は、シートクッション3の車両外側の側部に設けられた図示しない解除レバーの操作によって行われるようになっている。
ヘッドレスト5は、内部に図示しない合成樹脂の発泡成形体より成るパッド材が内装されて、その表面に布製の表皮材が被せ付けられた構成となっている。このヘッドレスト5は、その下面部から突出する2本の金属製の棒状のステー5Aが、それぞれ、後述するシートバック2の金属フレーム2Bの上部フレーム2B3上に固定された各ホルダー2B5内に挿通されて止着されることにより、シートバック2の上部に固定された状態となって保持されている。
ところで、図3に示すように、上記シートバック2の前面部分に設けられた可撓性面状のネット材2Cは、その左右両サイドの各縁部が、それぞれ、金属フレーム2Bの左右の両サイドフレーム2B2の外側の縁部に止着されて架設されている。上記各サイドフレーム2B2は、その間のセンターフレーム2B1に対して、それぞれ、前に出っ張る方向と後ろに引っ込む方向とに回転可能な状態に枢着されており、後述する使用者による手動操作によって、その回転位置を前後方向に自由に変えたり固定したりすることができるようになっている。ここで、各センターフレーム2B1が本発明の「中央部」に相当し、各サイドフレーム2B2が本発明の「サイド部」にそれぞれ相当する。この、各サイドフレーム2B2の回転位置を変化させる移動により、ネット材2Cの両サイドの縁部間の幅Wの広狭が変えられて、着座乗員の身体を支えるネット材2Cの支え面の支持形態が変えられるようになっている。以下、上記シートバック2の詳しい構成について説明する。
図2に示すように、シートバック2は、ポリプロピレンやポリエチレン等の合成樹脂材料により一体成形された樹脂フレーム2Aと、複数の鋼管材を枠状に組み付けて構成した金属フレーム2Bと、織物や編物によりメッシュ状に形成された可撓性面状のネット材2Cと、から成る。樹脂フレーム2Aは、シートバック2の底部骨格を成し、金属フレーム2Bを上側から差し込んで装着することのできる基台2A1と、基台2A1の背面から上方側へ延びる形状とされて、シートバック2の背面全体を覆うように上方かつ両サイド方向に板状に広がるバックボード2A2と、を有する形に形成されている。バックボード2A2は、その左右両サイドの各縁部面が、それぞれ、シートバック2の左右両サイドの各側面を外側から覆うように前方側に板状に張り出した形に形成されている。
金属フレーム2Bは、左右一対の縦長状に延びる鋼管材により形成されたセンターフレーム2B1と、各センターフレーム2B1に対して外側に張り出すように枢着されたサイドフレーム2B2と、各センターフレーム2B1の上部同士を一体的に結合する上部フレーム2B3と、各センターフレーム2B1の下部同士を一体的に結合する下部フレーム2B4と、によって構成されている。各センターフレーム2B1は、シートバック2の高さ方向に真っ直ぐに延びる形に形成されており、それらの下端部が、前述した樹脂フレーム2Aの基台2A1上に形成された装着孔2A1a内にそれぞれ差し込まれることで、基台2A1上に一体的に装着された状態とされている。各サイドフレーム2B2は、それぞれ、1本の鋼管材の上部と下部をそれぞれ横向きに曲げ加工して、各端部を各センターフレーム2B1の上部と下部とにそれぞれシート前後方向に回転可能な状態となるように枢着した構成となっている。各サイドフレーム2B2は、それぞれ、図3に示すように、その横向きに曲げ加工された上部と下部とが、それぞれシート前方側に向かって互いに内向する側に曲げられた形に形成されている。この曲げ加工により、各サイドフレーム2B2は、その平面視の形状が、後方側に向かって凹状に窪む隙間Sを有した形状とされている。
ここで、上述した各サイドフレーム2B2と各センターフレーム2B1との連結部には、各サイドフレーム2B2の回転止めを行うことのできるロック機構(図示省略)が設けられている。上記図示しないロック機構は、シートバック2の肩口部等の箇所に設けられた図示しない切替レバー等の操作手段によって、各サイドフレーム2B2を回転止めした状態と、回転フリーな状態とに切り替えられるようになっており、各サイドフレーム2B2を適宜所望の回転位置に調整して固定することができるようになっている。
なお、上記各サイドフレーム2B2を前後方向に回転移動させる機構としては、各サイドフレーム2B2を直接、手動操作によって前後に回転移動させるようにしたものの他、両フレームの間に歯車機構を介在させてハンドル操作によって回転方向に送るようにしたものや、電気モータを用いた駆動により送るようにしたものなど、種々の電動式或いは手動式の作動機構を適用することができる。なお、各サイドフレーム2B2を互いに同期させて一斉に前後方向に回転移動させたり回転止めさせたりするように、各サイドフレーム2B2を歯車機構やリンク機構やケーブル等の伝達機構により連結して構成してもよい。これにより、各サイドフレーム2B2を常に左右対称の位置に移動させることができ、一方が他方に対して偏った位置状態で使用されることがないようにすることができる。
また、各サイドフレーム2B2の回転止めを行う上記図示しないロック機構としては、出力側(各サイドフレーム2B2)から入力軸(各センターフレーム2B1)を回転させられないようにする公知のウォーム減速機や、爪の係止構造により一方向(本実施例ではシート後方向)への回転は許容されるが、他方向(本実施例ではシート前方向)への回転は規制されるラチェット機構(他方向に回転させるには、上記操作手段により爪の係止状態を外して行う。)などの歯車機構を用いたものや、一方のフレームに設けた係止孔に他方に設けた係止ピンを差込ませて係止させる機構や、摩擦式のクラッチブレーキ機構や、電気モータのブレーキ力を利用した機構など、種々の電気的・機械的な回転止め機構を適用することができる。また、各サイドフレーム2B2と各センターフレーム2B1との嵌合による摩擦抵抗により、各サイドフレーム2B2の回転止めを行う構成としてもよい。
ネット材2Cは、その左右両サイドの各縁部に、合成樹脂の発泡成形体より成るパッド材2C1が一体的に結合されており、これらパッド材2C1を介して各縁部が各サイドフレーム2B2の外側の縁部にそれぞれ溶着されて固定されている。具体的には、各パッド材2C1は、それぞれ、シート後方側に開口する断面U字状の形に形成されており、そのU字の曲げ返し部分の前面部にネット材2Cの各縁部がそれぞれ一体的に溶着され、その後方側に開口するU字部分に各サイドフレーム2B2の外側の縁部がそれぞれ嵌め込まれて一体的に溶着されている。これにより、各サイドフレーム2B2は、それらの外側の各縁部が、各パッド材2C1によりその前面と内外側の各側面が覆われた状態として、それぞれ外側の各縁部に、ネット材2Cの左右両サイドの各縁部が一体的に固定された状態とされている。これにより、シートバック2に凭れ掛かった着座乗員の身体が、各サイドフレーム2B2に干渉する場合に、各サイドフレーム2B2に直接触れるのではなく、各パッド材2C1を介して間接的に柔らかく当てられるようになっている。
以上の組み付けにより、シートバック2が構成されている。上記シートバック2は、その左右の両サイドフレーム2B2を前に出っ張る方向に回転させることにより、ネット材2Cの両サイドの縁部間の幅Wが狭められる。これにより、ネット材2Cは、図4に示すように、その周長により、着座乗員の身体を全体が大きな曲率で後方側へ湾曲する態様で受け止めるようになる状態となり、その幅W内に収まる比較的小柄な乗員Ps(以下、乗員Ps)が着座する場合に、乗員Psの身体を包み込むように、その両サイド領域の面2C2によって乗員Psの身体を両外側からサイドサポートすると共に、その中央領域の面2C3も乗員Psの背面の形に沿って湾曲して、乗員Psの背面を広く面で密着させた状態で支えられるようになる。
上記の支持状態では、乗員Psの身体の両外側に各サイドフレーム2B2が前方側に向かって張り出した状態となっているが、乗員Psの身体の両側部には、各サイドフレーム2B2がそれぞれ上縁部と外縁部と下縁部にのみ形状を有した枠形状となっているためにその枠内が開口空間となっていることに加え、その上縁部と下縁部の各形状が、前述した凹状の隙間Sを有した曲げられた形状となっていることにより、乗員Psの身体がシート幅方向に変位することのできる空間(隙間S)が形成されている。これら空間(隙間S)は、例えば、車両の側突発生により、乗員Psの身体がシート幅方向に強い力で揺さ振られた際に、乗員Psの身体がサイドフレーム2B2に叩きつけられることがないように、その動きを逃がす空間部として機能するようになっている。
また、シートバック2の両サイドフレーム2B2を上記出っ張った位置から後ろに引っ込める方向に回転させることで、図5に示すように、ネット材2Cの両サイドの縁部間の幅Wが広げられる。これにより、ネット材2Cは、着座乗員の身体を全体が小さな曲率で湾曲して受け止める状態となり、その幅Wに合う比較的大柄な乗員Po(以下、乗員Po)が着座する場合に、乗員Poの身体が後方側に沈み込み過ぎないように、その両サイド領域の面2C2と中央領域の面2C3とによって強くテンションをかけた状態で支えることができる状態となる。詳しくは、各サイドフレーム2B2は、上述したように、それぞれ上縁部と外縁部と下縁部にのみ形状を有した枠形状となっているためにその枠内が開口空間となっていることに加え、その上縁部と下縁部の各形状が、前述した凹状の隙間Sを有した曲げられた形状となっていることにより、比較的大柄な乗員Poの体重がネット材2Cに凭れ掛けられても、その身体が各サイドフレーム2B2に触れないように、干渉を回避することができるようになっている。
このように、本実施例の構成によれば、車両用シート1の支持面の形を着座乗員の体格に合わせてより適切に調整することができる。また、各サイドフレーム2B2が、上記出っ張る方向に向かって互いに内向する側に曲がった形に形成されていることにより、各サイドフレーム2B2が前に大きく出っ張っている時もそうでない時も、ネット材2Cの撓めるスペースがより広く確保されるようになる。したがって、着座乗員の身体が金属フレーム2Bに干渉しにくくなるため、ネット材2Cの支持面の形をより適切に調整することができる。
なお、ネット材2Cの伸張性については特に説明しなかったが、ネット材2Cにある程度の伸張性が付与されていると、着座乗員の身体が弾性的に柔らかく受け止められるようになるが、図4において示したように、各サイドフレーム2B2が前に出っ張る方向に回されて、比較的小柄な乗員Psが凭れ掛かった際に、ネット材2Cが後方側に撓みすぎて金属フレーム2Bと干渉してしまったり、もしくは車両の側突発生時にネット材2Cが側方へ伸張しすぎてサイドフレーム2B2と干渉してしまったりするおそれがあるため、ネット材2Cの伸張性は、このような不具合が生じない程度に抑えられたものか、もしくはほとんどないようなものであってもよい。
また、各サイドフレーム2B2を前に出っ張る方向に回転させたときに、ネット材2Cがその周長により、後方側へ大きく撓めるようになるために、着座乗員の身体がセンターフレーム2B1に底付きしやすくなるが、各サイドフレーム2B2が上記回転によって前方側へ大きく移動することにより、上記底付きの問題を解消することができる。したがって、この底付きの問題を解消するためには、各サイドフレーム2B2を前に出っ張らせる方向に移動させる時の回動移動領域を、前方側に大きく移動変位する回転領域に設定することが好ましい。底付きの問題が生じない程度にネット材2Cの周長が設定されている場合には、むしろ、各サイドフレーム2B2を前に出っ張らせる方向に移動させる時の回動移動領域を、幅方向に大きく移動変位する回転領域に設定することで、体格差による横幅の違いをより大きくカバーすることができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。例えば、上記実施例では、本発明のシートフレームの両サイド部に相当するものとして、金属フレーム2Bの両サイドフレーム2B2を例示し、これらサイドフレーム2B2がそれぞれ1本の鋼管材の上部と下部をそれぞれ横向きに曲げ加工して枠状に形成したものを示したが、シートフレームの両サイド部は、板状に全面に亘って面を有して形成されたものであってもよい。シートフレームの中央部も同様である。また、上記実施例では、本発明の着座乗員の身体を支える支持構造として、シートバック2を例示したが、シートクッションやヘッドレストにこのような構造を適用してもよい。シートクッションに適用される場合には、シートフレームの両サイド部がその間の中央部に対して出っ張る方向は、シート上方向となり、引っ込む方向は、シート下方向となる。しかし、シートクッションに適用する場合には、着座乗員の体格の違いによって着座高さ位置に差異が生じる構成は好ましくないが、シートクッションに適用することは可能である。
1 車両用シート
2 シートバック(支持構造)
2A 樹脂フレーム(シートフレーム)
2A1 基台
2A1a 装着孔
2A2 バックボード
2B 金属フレーム
2B1 センターフレーム(中央部)
2B2 サイドフレーム(サイド部)
2B3 上部フレーム
2B4 下部フレーム
2B5 ホルダー
2C ネット材(面状体)
2C1 パッド材
2C2 サイド領域の面
2C3 中央領域の面
3 シートクッション
3A 基台
3B クッション体
4 リクライニング装置
5 ヘッドレスト
5A ステー
W 幅
S 隙間
Ps 比較的小柄な乗員
Po 比較的大柄な乗員

Claims (2)

  1. 着座乗員の身体を支える支持構造を備えた車両用シートであって、
    前記支持構造は、
    その骨格を成すシートフレームと、
    該シートフレームの両サイド部に両サイドの縁部が止着されて着座乗員の身体を面で支えるように架設された可撓性の面状体と、を有し、
    前記シートフレームの前記両サイド部は、その間の中央部に対して出っ張る方向と引っ込む方向とに回転可能に枢着されており、前記面状体は、前記シートフレームの前記両サイド部の回転位置の変動により、その両サイドの縁部間の幅の広狭が変えられて、着座乗員の身体を支える面の支持形態が変えられるようになっていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    前記シートフレームの前記両サイド部は、前記出っ張る方向に向かって互いに内向する側に曲がった形に形成されていることを特徴とする車両用シート。
JP2011095734A 2011-04-22 2011-04-22 車両用シート Withdrawn JP2012224296A (ja)

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