JP5954689B2 - 湯水混合水栓装置 - Google Patents

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本発明は、湯水混合水栓装置に係り、特に、少なくとも一部を樹脂により形成する湯水混合水栓に関する。
従来から、給湯源から供給される湯と給水源から供給される水を混合して湯水を吐止水する湯水混合水栓装置として、例えば、特許文献1に記載されているように、給湯源から供給される湯が通過する通湯路と給水源から供給される水が通過する通水路を内部に形成すると共に、これらの通湯路及び通水路のそれぞれを通過させて弁ユニットの混合室内で混合された湯水を吐水口に流出させる湯水混合路を内部に形成する通水路形成部材を備え、これらを本体カバーによって覆うことによって、湯水混合水栓装置を形成しているものが知られている。
特開平8−302771号公報
上述した従来の湯水混合水栓装置に用いられている本体カバーにおいては、本体カバーの係止突起と台座に設けられた切欠部とが係合することにより、本体カバーが湯水混合水栓装置に係止されている。
しかしながら、本体カバーを形成する材料として、合成樹脂等の強度が比較的剛性が低い材料を採用した場合、本体カバーに拡径方向へ膨張させるような力が加わった場合に本体カバーが撓み、本体カバーが破損してしまうという問題がある。特に、本体カバーの表面に意匠性を高める為の金属めっきを施した場合においては、あるいは金属めっきがはがれてしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、本体カバーを合成樹脂等の剛性が比較的低い材料で形成した場合であっても、本体カバーの破損や金属めっきの剥れが抑制できる湯水混合水栓装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、給湯源から供給される湯と給水源から供給される水を混合して湯水を吐止水する湯水混合水栓装置であって、略円筒形状の湯水混合水栓本体と、前記湯水混合水栓本体の周囲を覆う本体カバーと、を備え、前記湯水混合水栓本体あるいは前記本体カバーのうち一方に、係止突起を、前記湯水混合水栓本体あるいは前記本体カバーのうち他方に、前記係止突起の前記湯水混合水栓本体の軸方向への移動をガイドする軸方向ガイド部と前記係止突起の前記軸方向ガイド部から円周方向への移動をガイドする円周方向ガイド部とを、それぞれ備え、前記本体カバーを円周方向に回転させて前記係止突起を前記円周方向ガイド部に進入さた状態で、前記本体カバー前記湯水混合水栓本体に軸方向へ移動できないように係止されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、本体カバーに拡径方向へ膨張させるような力をかけることなく軸方向への移動を規制して固定することが可能となる。これにより、拡径方向への力に起因する本体カバーの破損、金属めっきの剥離を抑制することが可能となる。
本発明において、好ましくは、更に、前記軸方向ガイド部が、軸方向に形成された軸方向溝であり、前記円周方向ガイド部が、前記軸方向溝と略垂直な円周方向に形成された円周方向溝である。
これにより、突起部をガイドする際に、挟み込むような形でガイドすることが可能となるため、本体カバーの組立が容易となる。
本発明において、好ましくは、更に、前記本体カバーが前記係止突起を、前記湯水混合水栓本体が前記軸方向溝ならびに前記円周方向溝をそれぞれ有する。
これにより、本体カバーに溝を設けた場合と比較して、本体カバーに薄肉部を形成する必要がないために強度を低下させることがなくなる。
本発明において、好ましくは、更に、前記円周方向溝に、円周方向溝内部に隆起した抜け止め部を有する。
このように構成された本発明においては、係止突起が円周方向溝へ進入する際に一時的
に隆起部を乗り越える必要がある。その際に、上述したような本体カバーを軸方向へ伸長
または圧縮する力が加わり、本体カバーの回転移動に抵抗が生じる。係止突起が隆起部を
乗り越えた後においては、本体カバーを軸方向へ伸長または圧縮する力が除去される。こ
れにより、本体カバーに常に力をかけることなく、本体カバーを固定することができる。
本発明において、好ましくは、更に、前記係止突起が、前記円周方向ガイド部にガイドされる状態の少なくとも一部において、前記本体カバーに対して、軸方向に伸長または圧縮する力が掛かる。
このように構成された本発明においては、本体カバーに伸長または圧縮する力をかけることにより、円周方向への本体カバーの回転移動に抵抗が生じ、使用段階において本体カバーが回転してしまい、外れてしまう恐れを低減できる。
本発明において、好ましくは、更に、前記湯水混合水栓本体の前記係止突起と接触する上端縁が、平らである。
このように構成された本発明においては、本体カバーを係止する際に、まず上端縁と係止突起を接触させ、その後周方向に回転することで簡単に突起係止を軸方向溝に誘導することが可能となり、組立が容易となる。
本発明の湯水混合水栓装置によれば、本体カバーを合成樹脂のような比較的剛性が低い材料で形成し、金属めっきを施した場合であっても、カバーの破損やめっき剥離を抑制できる。
本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置を斜め前方から見た概略斜視図である。 本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置を示す背面断面図である。 本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置を示す側面断面図である。 本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置の台座部材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置の通水路形成部材及びねじ部材を示す斜視図である。 図2のVII−VII線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置の通水路形成部材及びナットホルダ部材を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置のナットホルダ部材を示す平面図である。 本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置の湯水混合バルブユニット、円筒部材、押さえ部材及びビス部材を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置における本体カバーの係止方法を示した模式図である。
以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置について説明する。
まず、図1は、本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置を斜め前方から見た概略斜視図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置1は、給湯源(図示せず)から供給される湯と給水源(図示せず)から供給される水を混合し、1つの操作ハンドル2を操作することにより湯水の流量と温度を調整した湯水をスパウト4の吐水口4aから吐止水することができる、いわゆる、シングルレバー式の湯水混合水栓装置である。
すなわち、湯水混合水栓装置1は、台所のシンク又は洗面台のカウンター6上に配置され、操作ハンドル2を上方(図1に示されている矢印「開」の方向)に回動操作した場合には、スパウト4の吐水口4aから吐出される湯水を吐水状態に設定することができるようになっており、操作ハンドル2をより上方に回動させた位置に設定する程、スパウト4の吐水口4aから吐出される湯水の流量を大きく設定することができるようになっている。一方、操作ハンドル2を下方(図1に示されている矢印「閉」の方向)に回動操作した場合には、スパウト4の吐水口4aから吐出される湯水を止水状態に設定することができるようになっている。
また、操作ハンドル2を図1に示されている右方向(図1に示されている矢印「C」の方向)に回動操作した場合には、スパウト4の吐水口4aから吐出される湯水の温度を低温側に設定することができるようになっている。一方、操作ハンドル2を図1に示されている左方向(図1に示されている矢印「H」の方向)に回動操作した場合には、スパウト4の吐水口4aから吐出される湯水の温度を高温側に設定することができるようになっている。
また、スパウト4は、その基端部に形成されて湯水混合水栓装置1の内部構造の一部(詳細は後述する台座部材8及び通水路形成部材10の一部)の外周を取り囲むカバー部4bを備え、このカバー部4bは、湯水混合水栓装置1の鉛直方向に延びる中心軸線Aを中心に図1に示されている右方向(図1に示されている矢印「R」の方向)及び図1に示されている左方向(図1に示されている矢印「L」の方向)に回動可能になっており、スパウト4の全体を湯水混合水栓装置1の中心軸線Aを中心に旋回することができるようになっている。
つぎに、図2〜図10により、本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置の内部構造について説明する。
図2は本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置を示す背面断面図であり、図3は本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置を示す側面断面図であり、図4は本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置を示す分解斜視図である。
図2〜図4に示すように、湯水混合水栓装置1は、カウンター6を上下方向に貫く取付穴6aの上縁に密封して取り付けられるシール部材であるシートパッキン12と、このシートパッキン12の上面に取り付けられた金属製の台座部材8と、馬蹄形状の固定金具14と、この固定金具14に締結される締付金具16と、台座部材8の上方に取り付けられる樹脂製の通水路形成部材10と、この通水路形成部材10を台座部材8上に固定する一対のねじ部材18と、この通水路形成部材10の上方に取り付けられる湯水混合バルブユニット20と、この湯水混合バルブユニット20の外周を取り囲む円筒部材22と、この円筒部材22の内側に取り付けられるほぼ円環状の押さえ部材24と、この押さえ部材24の3箇所に形成された取付孔24aのそれぞれに取り付けられるビス部材26と、円筒部材22の外周を取り囲む本体カバー28とを備えている。この実施例において、通水路形成部材10、湯水混合バルブユニット20、円筒部材22を併せて、本発明における湯水混合水栓本体とする。
つぎに、図5は、本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置の台座部材を示す斜視図である。
図2〜図5に示すように、湯水混合水栓装置1の台座部材8は、カウンター6の取付穴6aの表側(上側)に取り付けられたシートパッキン12を介して常時カウンター6の上面よりも上側に位置し、カウンター6の取付穴6aの上方を覆っている。また、台材部材8は、カウンター6の裏側(下側)から取り付けられた固定金具14と共にカウンター6を挟み込んだ状態で締付金具16を締め付けることにより、カウンター6上に固定されるようになっている。また、万一、樹脂製の通水路形成部材10が破損して漏水した場合であっても、台座部材8とカウンター6の取付穴6aとの間がシートパッキン12により密封されているため、漏水をカウンター6上のみに留め、漏水がカウンターの取付穴から台座部材8の下方に漏出することを防ぐことができ、早期に漏水を発見しやすくすることができるようになっている。
さらに、図2〜図5に示すように、台座部材8においては、給湯源(図示せず)から延びる給湯ホース30が接続され且つこの給湯ホース30から供給される湯が通過する通湯孔8aが形成されている。また、給水源(図示せず)から延びる給湯ホース30が接続され且つ給水ホース32から供給される水が通過する通水孔8bが形成されている。また、給湯ホース30の接続部30a及び給水ホース32の接続部32aは、それぞれに対応する台座部材8の通湯孔8a及び通水孔8bに平パッキン34を介して接続されている。
つぎに、図6は本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置の通水路形成部材及びねじ部材を示す斜視図であり、図7は図2のVII−VII線に沿った断面図であり、図8は本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置の通水路形成部材及びナットホルダ部材を示す分解斜視図である。
図2〜図8に示すように、湯水混合水栓装置1の樹脂製の通水路形成部材10は、台座部材8の上方に取り付けられた状態で台座部材8の通湯孔8a及び通水孔8bのそれぞれと連通する通湯路10a及び通水路10bを内部にそれぞれ形成すると共に、これらの通湯路10a及び通水路10bのそれぞれを通過させて湯水混合バルブユニット20の湯水混合室20a内で混合された湯水をスパウト4に流出させる湯水混合路10cを内部に形成している。
また、図2〜図8に示すように、樹脂製の通水路形成部材10には、上下方向に貫くように貫通孔10dが形成されており、これらの貫通孔10dのそれぞれにねじ部材18を挿入し、台座部材8に形成された雌ねじ孔8cにねじ部材18の下端部を螺合させることにより、通水路形成部材10と台座部材8とを締結することができるようになっている。
また、図2〜図4に示すように、樹脂製の通水路形成部材10と台座部材8とが接続された状態では、通水路形成部材10の給湯路10a及び給水路10bとそれぞれに対応する台座部材8の通湯孔8a及び通水孔8bとの接続部は、Oリング36が取り付けられて液密的にシールされている。
つぎに、図9は本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置のナットホルダ部材を示す平面図であり、図10は本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置の湯水混合バルブユニット、円筒部材、押さえ部材及びビス部材を示す分解斜視図である。
図6〜図10に示すように、通水路形成部材10の外周には、樹脂製のナットホルダ部材38が着脱可能に取り付けられている。このナットホルダ部材38は、その一部に切欠き38aが形成されたほぼ円環形状であり、三箇所に金属製のナット40が固定されている。
また、ナットホルダ部材38は、通水路形成部材10にナットホルダ部材38を着脱する際、切欠き38aの水平方向の幅が伸縮するように弾性変形可能であり、ナットホルダ部材38の全体について、樹脂製の通水路形成部材10に対して着脱可能な弾性を保持しつつ、剛性を備えた材料で形成されている。なお、図9に示すナットホルダ部材38においては、弾性変形前後のそれぞれの状態を実線及び破線でそれぞれ示している。
さらに、通水路形成部材10の外周にナットホルダ部材38が取り付けられた状態では、通水路形成部材10の上面の三箇所から下方に延びるように形成された3つのビス取付孔10eのそれぞれが、ナットホルダ部材38のナット40の取付孔40aのそれぞれと上下方向に対向して互いに一致するようになっている。
また、図2〜図10に示すように、押さえ部材24の取付孔24aに取り付けられたビス部材26のそれぞれは、通水路形成部材10の各ビス取付孔10eを貫いてナットホルダ部材38の各ナット40に螺合されるようになっている。さらに、ビス部材26が、樹脂製の通水路形成部材10とは別部材であるナットホルダ部材38の金属製のナット40に締結されるため、ビス部材26が樹脂製の通水路形成部材10に直接的に締結される場合に比べて締結強度を高めることができるようになっている。また、ビス部材26がナット40に締結された状態では、押さえ部材24が、円筒部材22の内周側の中間部分よりも上方に形成されて内方に突出する保持部22aの上面に上方から押し付けられ、円筒部材22が通水路形成部材10に対して固定されるようになっている。
さらに、図2〜図9に示すように、ナットホルダ部材38を通水路形成部材10に取り付けた状態では、ナットホルダ部材38の外周面が通水路形成部材10の外周面(外径)よりも外側に突出し、このナットホルダ部材38の外周部の下面がスパウト4のカバー部4bの上端に当接しており、スパウト4のカバー部4bの上下方向の移動が規制されるようになっている。
また、スパウト4のカバー部4bの内周面と通水路形成部材10の外周面との間には、所定の隙間が形成され、この隙間により、スパウト4のカバー部4bが湯水混合水栓装置1の鉛直方向に延びる中心軸線Aを中心に図1に示されている右方向(図1に示されている矢印「R」の方向)及び図1に示されている左方向(図1に示されている矢印「L」の方向)に回動可能になっている。さらに、スパウト4のカバー部4bの内周面と通水路形成部材10の外周面との間の隙間により、万一、樹脂製の通水路形成部材10が破損して通水路形成部材10の外部に漏水が生じたとしても、この隙間がカウンター6上への漏水の抜け道となり、漏水がスパウト4のカバー部4bの下部からカウンター6上に流出し、早期に漏水を発見しやすくすることができるようになっている。
さらに、図2〜図10に示すように、押さえ部材24の中央穴24aの周縁は、円筒部材22の保持部22aの内周縁よりも内側に突出しており、押さえ部材24が湯水混合バルブユニット20のケーシング部材42の段部42aに当接し、湯水混合バルブユニット20が通水路形成部材10の上面に固定されるようになっている。
また、図2〜図4及び図10に示すように、円筒部材22の外周面の一部には、円筒部材22の上端から下方に延びる軸方向ガイド部としての軸方向溝22cと、その下端からほぼ水平方向に延びる円周方向ガイド部としての円周方向溝22dが形成されている。
一方、本体カバー28の内周面の一部には、円筒部材22の軸方向溝22c及び円周方向溝22dに進入可能な係止突起28aが形成されている。
図11に本体カバー28を取り付ける様子を示す。図11aに示すように、本体カバー28は円筒部材22の上方から取り付けられる。図11bに示すように、円筒部材22の上端縁が平坦であるため、本体カバー28の係止突起28aをこの上端縁に接触させた状態で円周方向に回転させることにより、簡単に係止突起28aを軸方向溝22cに対応する位置まで導くことができる。
次いで、図11cに示すように係止突起28aを軸方向溝22cに挿入することで、円筒部材22を本体カバー28で覆う。軸方向溝22cに一定距離挿入したところで、図11dに示すように本体カバー28を円周方向に回転させることによって、係止突起28aを円周方向溝22dに進入させる。このとき、図11eに示すように、円周方向溝22dの奥まで進入するためには隆起部22e(抜け止め部)を乗り越える必要がある。円筒部材22の上端とこの隆起部22eまでの距離が、本体カバー28の内部上端から係止突起28aまでの距離より長く設定されているために、隆起部28eを乗り越える際には本体カバー28が伸長する方向の力が発生し、本体カバー28を撓ませる必要がある。つまり、本体カバー28を撓ませることができる程度の力をかけて回転させないと、係止突起28aは隆起部22eを乗り越えて移動することができない。
最終的に図11fに示すように、係止突起28aは円周方向溝22dの最端部まで進入することで固定される。前述のように、係止突起28aが隆起部28eを乗り越える為には一定以上の力が必要となる。つまり、本体カバー28を取り外す為には、明確な意思をもって一定上の力で円周方向にカバーを回転させる必要がある。言い換えると、通常使用において本体カバー28が外れてしまうことを抑制することが可能となる。
さらに、図2〜図4に示すように、本体カバー28の上方の開口部28bにおいては、湯水混合バルブユニット20の可動弁体44を操作する湯水混合バルブユニット20の操作軸部材46が上方に貫いた状態となっており、この操作軸部材46に操作ハンドル2の軸受け部2aが固定して取り付けられている。
つぎに、図2〜図4及び図10に示すように、本実施形態の湯水混合水栓装置1に組み込まれている湯水混合バルブユニット20の構造については、周知の湯水混合バルブユニットの構造と同様であるため、詳細な説明は省略するが、湯水混合バルブユニット20は、ケーシング部材42と、このケーシング部材42の下端に固定されて固定弁体48を下側から固定する固定弁体保持部材50と、固定弁体48と、この固定弁体48の上部に摺動及び回転可能に配置された可動弁体44と、この可動弁体44の可動を操作する操作軸部材46によって構成されている。
また、図2及び図3に示すように、固定弁体保持部材50には、通水路形成部材10の通湯路10aから供給される湯と通水路形成部材10の通水路10bから供給される水の各々が流入する通湯路50a及び通水路50bがそれぞれ形成されている。これらの通湯路50a及び通水路50bのそれぞれを通過した湯と水は、固定弁体48及び可動弁体44を介して通水路形成部材10の通湯路10a及び通水路10bのそれぞれと湯水混合路10cとを連通させる湯水混合室20aで混合され、この混合された湯水の流量と温度が調整されるようになっている。湯水混合室20aで調整された湯水は、固定弁体保持部材50に形成されている湯水混合路50cから通水路形成部材10の湯水混合路10cへ流出するようになっている。さらに、通水路形成部材10の湯水混合路10c内の湯水は、スパウト4の流入口4cから吐水口4aに向って流れるようになっている。
つぎに、上述した本発明の一実施形態による湯水混合水栓装置1の動作(作用)について説明する。
湯水混合水栓装置1を使用する際、図1に示すように、操作ハンドル2を矢印「開」の方向に引き上げ、必要に応じて、操作ハンドル2を矢印H又は矢印Cの方向に回動操作を行うと、通水路形成部材10の通湯路10a及び通水路10bのそれぞれと湯水混合路10cとが連通するように可動弁体44が摺動及び又は回転移動し、通水路形成部材10の通湯路10a及び通水路10bのそれぞれから湯と水が流出し、固定弁体保持部材50の通湯路50a及び通水路50bを経て湯水混合室20a内に流入する。そして、この湯水混合室20a内で混合されて所定の流量で所定の温度に調整された湯水は、固定弁体保持部材50の湯水混合路50cを経て通水路形成部材10の湯水混合路10cからスパウト4の流入口4cに流入し、吐水口4aから吐水される。
また、スパウト4の吐水口4aの水平方向の位置を変更したい場合には、スパウト4のカバー部4bを湯水混合水栓装置1の中心軸線Aを中心に図1に示されている右方向(図1に示されている矢印「R」の方向)又は図1に示されている左方向(図1に示されている矢印「L」の方向)に回動させ、スパウト4の全体を湯水混合水栓装置1の中心軸線Aを中心に旋回させる。
1 湯水混合水栓装置
2 操作ハンドル
2a 軸受部
4 スパウト
4a 吐水口
4b カバー部(カバー部材)
4c 流入口
6 カウンター
6a カウンターの取付穴
8 台座部材
8a 通湯孔
8b 通水孔
8c 雌ねじ孔
8d 台座中心部材
8e 台座周辺部竿
8f 給湯ホース貫通孔
8g 給水ホース貫通孔
10 通水路形成部材
10a 通湯路
10b 通水路
10c 湯水混合路
10d 貫通孔
10e ビス取付孔
12 シートパッキン(シール部材)
14 固定金具
16 締付金具
18 ねじ部材
20 湯水混合バルブユニット
20a 湯水混合室
22 円筒部材
22a 保持部
22b 保持部の内周縁
22c 軸方向溝(軸方向ガイド部)
22d 円周方向溝(円周方向ガイド部)
24 押さえ部材
24a 取付孔
24b 中央穴
26 ビス部材
28 本体カバー
28a 係止突起
28b 開口部
30 給湯ホース(給湯源)
30a 接続部
32 給水ホース(給水源)
32a 接続部
34、35 平パッキン
36、37 Oリング
38 ナットホルダ部材
38a 切欠き
40 ナット
40a 取付孔
42 ケーシング部材
42a 段部
44 可動弁体
46 操作軸部材
48 固定弁体
50 固定弁体保持部材
50a 通湯路
50b 通水路
50c 湯水混合路

Claims (6)

  1. 給湯源から供給される湯と給水源から供給される水を混合して湯水を吐止水する湯水混合水栓装置であって、
    略円筒形状の湯水混合水栓本体と、
    前記湯水混合水栓本体の周囲を覆う本体カバーと、を備え、
    前記湯水混合水栓本体あるいは前記本体カバーのうち一方に、係止突起を、
    前記湯水混合水栓本体あるいは前記本体カバーのうち他方に、前記係止突起の前記湯水混合水栓本体の軸方向への移動をガイドする軸方向ガイド部と前記係止突起の前記軸方向ガイド部から円周方向への移動をガイドする円周方向ガイド部とを、それぞれ備え、
    前記本体カバーを円周方向に回転させて前記係止突起を前記円周方向ガイド部に進入さた状態で、前記本体カバー前記湯水混合水栓本体に軸方向へ移動できないように係止されていることを特徴とする湯水混合水栓装置。
  2. 前記軸方向ガイド部が、軸方向に形成された軸方向溝であり、
    前記円周方向ガイド部が、前記軸方向溝と略垂直な円周方向に形成された円周方向溝であることを特徴とする請求項1に記載の湯水混合水栓装置
  3. 前記本体カバーが前記係止突起を、前記湯水混合水栓本体が前記軸方向溝ならびに前記円周方向溝をそれぞれ有することを特徴とする請求項2に記載の湯水混合水栓装置。
  4. 前記円周方向溝に、円周方向溝内部に隆起した抜け止め部を有することを特徴とする請求項2または3に記載の湯水混合水栓装置。
  5. 記係止突起が、前記円周方向ガイド部にガイドされる状態の少なくとも一部において、
    前記本体カバーに対して、軸方向に伸長または圧縮する力が掛かることを特徴とする請
    求項1〜4の何れか一項に記載の湯水混合水栓装置。
  6. 前記湯水混合水栓本体の前記係止突起と接触する上端縁が、平らであることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の湯水混合水栓装置。
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