JP5953197B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Description
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11を備えている。この車体フレーム11は、前輪操向部13を操向自在に支えるヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21の下部から車両後方へ延びるメインフレーム22と、ヘッドパイプ21の上部とメインフレーム22間に渡され結合強度を高めるサブフレーム23と、メインフレーム22の前部から斜後ろ下方へ延びてエンジン15を支持するダウンフレーム24と、メインフレーム22の後端から下方へ延び後輪懸架部24を揺動自在に支持するピボットフレーム26と、このピボットフレーム26の上部後端から後上方へ延びてシート16を支えるシートレール25と、ピボットフレーム26から後上方へ延びてシートレール25を支えるサポートフレーム29と、からなる。図中、メインフレーム22、サブフレーム23、シートレール25、ピボットフレーム26及びサポートフレーム29は、車幅方向左右に設けられている。シートレール25の後端に、テールライト35やナンバープレート36が取付けられるリヤフェンダ37が後輪18の後上方を覆うように取付けられる。
図2に示すように、エンジン15は、クランクケース46と、このクランクケース46から車両斜め前上方へ前傾して延びるシリンダ部47とを有する。同様に、シリンダ部47の中心軸47cも、クランクケース46のクランク軸48の中心から車両斜め前上方へ鉛直線VLに対し角度θで前傾するように延びている。ここで、実施例での角度θは45°以上とされ、シリンダ部47は、鉛直方向よりも水平方向に近い角度まで前傾される。シリンダヘッド53は、シリンダブロック51の上面52に取付けられる。シリンダ部47は、シリンダブロック51と、シリンダブロックの上面52に載置されるシリンダヘッド53と、このシリンダヘッドの上面54に載置されるヘッドカバー55とからなる。
吸気系70は、エンジン15の運転状態に応じで、所定量の混合気をエンジン15に送る装置であって、クランクケース46の上方に配置されエンジン15に取入れる空気を浄化するエアクリーナ71と、このエアクリーナ71の上部に設けられる吸気口71aと、エアクリーナ71の右側面下部から車幅方向右側へ少し延びた後、曲がって前方へ延びる吸気通路72と、この吸気通路72の先が車幅方向内側に曲がった箇所に設けられるチャンバー112と、このチャンバー112に接続されると共にエアクリーナ71の直前に配置され吸入空気を圧縮し過給空気にするスーパーチャージャ73と、このスーパーチャージャ73から斜め前上方へ延びる第1過給空気通路81と、この第1過給空気通路81の先に接続され過給空気を冷やすインタークーラ43と、このインタークーラ43から後方に延びる第2過給空気通路82と、この第2過給空気通路82の先に接続され過給空気を一時蓄えるサージタンク74と、このサージタンク74から斜め前下方に延びる第3過給空気通路83と、この第3過給空気通路83の先が接続されるスロットルボデイ67と、サージタンク74から下方に延び車幅方向右側に曲がってスーパーチャージャ73の入口に設けたチャンバー112につながるバイパス通路84と、このバイパス通路84に介在され運転状態に応じて適宜開閉制御されるバイパス用スロットルボデイ77とからなる。サージタンク74は、インタークーラ43の後方に配置される。また、バイパス用スロットルボデイ77は、スーパーチャージャ73の上方に配置される。また、エアクリーナ71は、その上部に吸気口71aが配置され、その下部に出力側の吸気通路72が配置されている構造から、上半部がダーテイサイドであり、下半部がクリーンサイドとなっている。
インタークーラ43は、ヘッドパイプ21の後方に配置される。また、車両側面視で、インタークーラ43を構成し空気が通過するコア部(図3、符号101)の面が、ヘッドパイプ21の軸方向に沿って配置される。つまり、インタークーラ43は、ヘッドパイプ21に平行に配置されている。サージタンク74は、インタークーラ43の後方に配置され、過給空気通路(第1過給空気通路81)は、斜め前上方へ延びてインタークーラ43に接続される。サージタンク74は、スーパーチャージャ73の直上に配置されている。さらに、サージタンク74からスロットルボデイ67へ延びている通路(第3過給空気通路83)と、バイパス通路84とは逆V字状に配置される。
図3にて、仮に、スロットルボデイ67とバイパス用スロットルボデイ77とが車幅方向にオフセットされていない状態で車両長手方向に並んで配置されると、スロットルボデイ67とバイパス用スロットルボデイ77間の距離が長くなる場合があり、逆V字状のなす角度が大きくなる。すると、車両長手方向に必要なスペースが嵩む。
図1にて、カウル40の車両前面41に、走行風を取入れる走行風取入口42が形成され、この走行風取入口42からインタークーラ43へ延び走行風を案内するダクト部材44が備えられている。このダクト部材44により、走行風は円滑にインタークーラ43に導かれる。
図3にて、サージタンク74の後方に、エアクリーナ71が配置され、このエアクリーナ71の側方を通って、インタークーラ43の排風が車両後下方へ導かれるように、インタークーラ43に、排風通路120が形成されている。
図3において、インタークーラ43に形成される排風通路120は、コア部101と略同一幅で車両後方に延びる左右の第1側壁121L、121Rと、左の第1側壁121Lの後端から車両後斜め左方に延びる左の第2側壁122Lと、この左の第2側壁122Lの後端から車両後方へ延びる左の第3側壁123Lと、右の第1側壁121Rの後端から車両後斜め左方に延びるガイド部材111(右の第2側壁122R)と、この右の第2側壁122Rの後端から車両後方へ延びる右の第3側壁123Rとを有する。右の第2側壁122Rは、サージタンク74の前方に、インタークーラ43の排風を車幅方向中心より、左方へガイドするものである。
図4に示すように、エンジン15の吸気系70に、外気を浄化するエアクリーナ71が設けられ、このエアクリーナ71の車両前方にエンジン15に過給空気を供給するスーパーチャージャ73が設けられ、このスーパーチャージャ73の車両前方に過給空気通路(第1過給空気通路(図2、符号81))が延びており、第1過給空気通路81の下流に過給空気を冷やすインタークーラ43が設けられ、このインタークーラ43の後方に冷やした過給空気を一時的に溜めるサージタンク74が設けられ、サージタンク74の下流に過給空気に所定量の燃料を混合させエンジン15に混合気を送るスロットルボデイ67が設けられる。
図5に示すように、吸気系70は、上流から下流に向け、エアクリーナ71、スーパーチャージャ73、インタークーラ43、サージタンク74及びスロットルボデイ67がこの順に連結されている。サージタンク74とスーパーチャージャ73の入口112の間に、余剰になった過給空気を戻すバイパス通路84が設けられ、このバイパス通路84の途中に、バイパス用スロットルボデイ77が介在されている。
サージタンク74とスーパーチャージャ73間に、余剰になった過給空気をスーパーチャージャの入口に設けたチャンバー112へと戻すバイパス通路84が設けられ、このバイパス通路84にバイパス用スロットルボデイ77が介在される。バイパス用スロットルボデイ77は、スロットルボデイ67と関係して開閉制御される。
Claims (7)
- 車体フレーム(11)に締結されるエンジン(15)と、このエンジン(15)の吸気系(70)に設けられ外気を浄化するエアクリーナ(71)と、このエアクリーナ(71)の下流に設けられ前記エンジン(15)に過給空気を供給するスーパーチャージャ(73)と、このスーパーチャージャ(73)の下流に延びている過給空気通路(81)と、この過給空気通路(81)の下流に設けられ過給空気を冷やすインタークーラ(43)と、このインタークーラ(43)の下流に設けられ、冷やされた過給空気を一時的に溜めるサージタンク(74)と、このサージタンク(74)の下流に設けられ、前記エンジン(15)に供給される空気量を調節するスロットルボデイ(67)と、が備えられている鞍乗り型車両において、
前記エンジン(15)は、クランクケース(46)と、このクランクケース(46)から車両斜め前上方へ前傾して延びるシリンダ部(47)とを有し、
前記スーパーチャージャ(73)は、前記シリンダ部(47)の後方で前記クランクケース(46)の上面(49)に配置され、
前記インタークーラ(43)は、前記車体フレーム(11)のヘッドパイプ(21)後方に配置され、
前記サージタンク(74)は、前記インタークーラ(43)の後方に配置され、
前記過給空気通路(81)は、斜め前上方へ延びて前記インタークーラ(43)に接続され、
前記サージタンク(74)は、車幅方向中心より、左右の一方にオフセットして配置され、
前記サージタンク(74)の前方に、前記インタークーラ(43)の排風を車幅方向中心より、左右の他方へガイドするガイド部材(111)が配置されている、
ことを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記インタークーラ(43)は、走行風で過給空気を冷やすコア部(101)と、このコア部(101)の車幅方向左右に設けられ過給空気を一時的に溜める左右のタンク部(102L、102R)とを有し、
前記サージタンク(74)は、前記左右のタンク部(102L、102R)の一方に寄せて配置され、
前記過給空気通路(81)は、前記左右のタンク部(102L、102R)の他方に接続されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。 - 前記サージタンク(74)は、車両側面視で、前記スーパチャージャ(73)の直上に配置され、
前記サージタンク(74)と前記スーパーチャージャ(73)間に、余剰になった過給空気を前記スーパーチャージャ(73)の入口へと戻すバイパス通路(84)が設けられていることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両。 - 車両側面視で、前記サージタンク(74)から前記スロットルボデイ(67)へ延びている通路(83)と、前記バイパス通路(84)とは逆V字状に配置され、
車両平面視で、前記スロットルボデイ(67)と、前記バイパス通路(84)に介在されるバイパス用スロットルボデイ(77)とは、車幅方向にオフセット配置されていることを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両。 - 前記サージタンク(74)の後方に、前記エアクリーナ(71)が配置され、
このエアクリーナ(71)の側方を通って、前記インタークーラ(43)の排風が車両後下方へ導かれるように排風通路(120)が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の鞍乗り型車両。 - 車両側面視で、前記インタークーラ(43)は、前記ヘッドパイプ(21)に平行に配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の鞍乗り型車両。
- 前記鞍乗り型車両の前面に、走行風取入口(42)が形成され、
この走行風取入口(42)から前記インタークーラ(43)へ延びて走行風を案内するダクト部材(44)が備えられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の鞍乗り型車両。
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