JPH0224282A - 過給機付きエンジンを備えた自動二輪車 - Google Patents
過給機付きエンジンを備えた自動二輪車Info
- Publication number
- JPH0224282A JPH0224282A JP63172322A JP17232288A JPH0224282A JP H0224282 A JPH0224282 A JP H0224282A JP 63172322 A JP63172322 A JP 63172322A JP 17232288 A JP17232288 A JP 17232288A JP H0224282 A JPH0224282 A JP H0224282A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- supercharger
- crankcase
- carburetor
- space
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Supercharger (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、エンジンの軸出力によって駆動される機械式
の過給機を備えた自動二輪車に関する。
の過給機を備えた自動二輪車に関する。
エンジンのクランク軸によって駆動される機械式の過給
機、いわゆるスーパチャージャーは、ターボ過給機のよ
うな作動遅れが生じることもなく、良好なスロットルレ
スポンスが得られることから、最近、この過給機付きエ
ンジンを自動二輪車に搭載することが試みられている。
機、いわゆるスーパチャージャーは、ターボ過給機のよ
うな作動遅れが生じることもなく、良好なスロットルレ
スポンスが得られることから、最近、この過給機付きエ
ンジンを自動二輪車に搭載することが試みられている。
ところで、この過給機は一般にクランク軸の軸出力によ
って駆動されるために、このクランク軸からの動力伝達
のことを考慮すると、なるべくクランクケースに近接し
た場所に設置することが望ましい。
って駆動されるために、このクランク軸からの動力伝達
のことを考慮すると、なるべくクランクケースに近接し
た場所に設置することが望ましい。
しかしながら、自動二輪車にあっては、フレーム内の限
られた空間部分に、エンジンを始めとして気化器やエア
クリーナ等の補機類が所狭しと配置されているために、
エンジン回りのスペースにそれ程余裕がなくなってきて
いる。
られた空間部分に、エンジンを始めとして気化器やエア
クリーナ等の補機類が所狭しと配置されているために、
エンジン回りのスペースにそれ程余裕がなくなってきて
いる。
このため、クランクケースの近くに過給機の設置スペー
スを確保することが甚だ困難となり、過給機のレイアウ
トに無理が生じるとともに、駆動力の取出し糸路も複雑
化するといった問題がある。
スを確保することが甚だ困難となり、過給機のレイアウ
トに無理が生じるとともに、駆動力の取出し糸路も複雑
化するといった問題がある。
したがって、本発明は、エンジン回りの基本的なレイア
ウトを大幅に変更することなく過給機を配置することが
でき、しかも、駆動力の取出しを容易に行なえるととも
に、吸気管路も短くできる過給機付きエンジンを備えた
自動二輪車の提供を目的とする。
ウトを大幅に変更することなく過給機を配置することが
でき、しかも、駆動力の取出しを容易に行なえるととも
に、吸気管路も短くできる過給機付きエンジンを備えた
自動二輪車の提供を目的とする。
そこで、本発明においては、クランクケースの上面に立
設されたシリンダの後方に、気化器とエアクリーナを前
後に間隔を開けて並置するととも′に、このエアクリー
ナと気化器を結ぶ吸気管路に、エンジンの軸出力によっ
て駆動される機械式の過給機を設け、この過給機はシリ
ンダの後方に突出するクランクケース上において、上記
エアクリーナと気化器との間の空間に収めたことを特徴
としている。
設されたシリンダの後方に、気化器とエアクリーナを前
後に間隔を開けて並置するととも′に、このエアクリー
ナと気化器を結ぶ吸気管路に、エンジンの軸出力によっ
て駆動される機械式の過給機を設け、この過給機はシリ
ンダの後方に突出するクランクケース上において、上記
エアクリーナと気化器との間の空間に収めたことを特徴
としている。
この構成によれば、エアクリーナと気化器との間に生じ
た空間を、過給機の設置スペースとして活用できるので
、エンジン回りの基本的なレイアウトを大幅に変更する
ことなく、クランクケース上に過給1機を設置すること
ができ、この過給機のレイアウトを難なく行なえる。
た空間を、過給機の設置スペースとして活用できるので
、エンジン回りの基本的なレイアウトを大幅に変更する
ことなく、クランクケース上に過給1機を設置すること
ができ、この過給機のレイアウトを難なく行なえる。
しかも、過給機がクランクケース上に位置するから、駆
動力の取出しも容易に行なうことができ、この過給機の
駆動系路の小型化や簡略化が可能となる。それとともに
、過給機とエアクリーナおよび気化器が隣接するので、
これらを結ぶ吸気管路の配管を容易に行なえるとともに
、吸気管路自体も短くすることができ、その分、吸気抵
抗を軽減することができる。
動力の取出しも容易に行なうことができ、この過給機の
駆動系路の小型化や簡略化が可能となる。それとともに
、過給機とエアクリーナおよび気化器が隣接するので、
これらを結ぶ吸気管路の配管を容易に行なえるとともに
、吸気管路自体も短くすることができ、その分、吸気抵
抗を軽減することができる。
以下本発明を、図面に示す一実施例にもとづいて説明す
る。
る。
第2図中符号lは自動二輪車の車体を構成するクレード
ル形のフレームであり、このフレームlにはエンジン2
が搭載されている。本実施例のエンジン2は4サイクル
空冷多気筒エンジンであり、そのクランクケース3内に
は車体の幅方向に沿うクランク軸4や歯車変速機5の変
速軸Bが支持されている。変速軸Bはクランク軸4の後
方に位置されており、その一端にはクラッチ7が設けら
れている。クラッチ7の入力側となるクラッチハウジン
グ8には減大歯車9が連結されており、この減大歯車9
はクランク軸4上の減小歯車10と噛み合っている。
ル形のフレームであり、このフレームlにはエンジン2
が搭載されている。本実施例のエンジン2は4サイクル
空冷多気筒エンジンであり、そのクランクケース3内に
は車体の幅方向に沿うクランク軸4や歯車変速機5の変
速軸Bが支持されている。変速軸Bはクランク軸4の後
方に位置されており、その一端にはクラッチ7が設けら
れている。クラッチ7の入力側となるクラッチハウジン
グ8には減大歯車9が連結されており、この減大歯車9
はクランク軸4上の減小歯車10と噛み合っている。
また、クランクケース3の前部上面にはピストン19を
収容したシリンダブロック11が立設されている。シリ
ンダブロック11は僅かに前傾されており、このシリン
ダブロック11上のシリンダヘッド12には、前方に向
って開口する排気口13と、後方に向って開口する吸気
口I4が開口されている。この吸気口14には横向き通
風形の気化器15が各気筒毎に連結されている。気化器
15はシリンダブロック11よりも後方に突出するクラ
ンクケース3の上方に位置されており、ジヨイント1g
を介して後方に位置する単一のサージタンク17に連な
っている。
収容したシリンダブロック11が立設されている。シリ
ンダブロック11は僅かに前傾されており、このシリン
ダブロック11上のシリンダヘッド12には、前方に向
って開口する排気口13と、後方に向って開口する吸気
口I4が開口されている。この吸気口14には横向き通
風形の気化器15が各気筒毎に連結されている。気化器
15はシリンダブロック11よりも後方に突出するクラ
ンクケース3の上方に位置されており、ジヨイント1g
を介して後方に位置する単一のサージタンク17に連な
っている。
なお、排気口13には排気管18が連結されている。
ところで、上記サージタンクI7の後面にはエアクリー
ナ20が連結されている。この場合、エアクリーナ20
と気化器15との間には、サージタンク17とジヨイン
ト16が存在するため、これらエアクリーナ20と気化
器15との間には比較的大きな空間21が形成されてお
り、この空間21はクランクケース3の後端部上に位置
している。エアクリーナ20とサージタンク17の互い
に重なり合う側壁には、これらエアクリーナ20とサー
ジタンク17とを連通させる連通孔45が形成されてお
り、この連通孔45にはエアクリーナ20からサージタ
ンク17に向う空気の流通のみを許容するり−ド弁46
が設けられている。
ナ20が連結されている。この場合、エアクリーナ20
と気化器15との間には、サージタンク17とジヨイン
ト16が存在するため、これらエアクリーナ20と気化
器15との間には比較的大きな空間21が形成されてお
り、この空間21はクランクケース3の後端部上に位置
している。エアクリーナ20とサージタンク17の互い
に重なり合う側壁には、これらエアクリーナ20とサー
ジタンク17とを連通させる連通孔45が形成されてお
り、この連通孔45にはエアクリーナ20からサージタ
ンク17に向う空気の流通のみを許容するり−ド弁46
が設けられている。
そして、このエアクリーナ20とサージタンク17とは
吸気管路22を介して連通されており、この吸気管路2
2にはエアクリーナ20で浄化された吸入空気をサージ
タンク17に圧送する機械式の過給機23が設けられて
いる。この過給機23はシリンダブロック11の後方に
突出するクランクケース3の後端部上において、上記エ
アクリーナ20とサージタンク17との間の空間21に
入り込んでおり、本実施例の場合は、過給機23の外郭
を構成するケーシング24がクランクケース3にボルト
締めされている。
吸気管路22を介して連通されており、この吸気管路2
2にはエアクリーナ20で浄化された吸入空気をサージ
タンク17に圧送する機械式の過給機23が設けられて
いる。この過給機23はシリンダブロック11の後方に
突出するクランクケース3の後端部上において、上記エ
アクリーナ20とサージタンク17との間の空間21に
入り込んでおり、本実施例の場合は、過給機23の外郭
を構成するケーシング24がクランクケース3にボルト
締めされている。
このケーシング24内には、スクリュー状をなす二本の
ロータ25が収容されている。ロータ25はクランク軸
4と平行に設けられており、その外周面に形成した図示
しない凹部と凸部とを噛み合わせた状態でケーシング2
4に回転自在に支持されている。一方のロータ25の回
転軸2Bは、クランクケース3の後端部上面に突設した
膨出部27内に導入されており、この導入先端には従動
歯車28が連結されている。従動歯車28は中間歯車2
9を介して上記クラッチ7の減大歯車9と噛み合ってお
り、これら中間歯車29および従動歯車28の歯数は減
大歯車9の歯数よりも格段に少なくなっている。このた
め、過給機23のロータ25はクランク軸4の軸出力に
よって回転駆動されるとともに、減大歯車9の回転速度
が少なくともクランク軸4の回転速度と同等にまで増速
されて伝えられるようになっている。
ロータ25が収容されている。ロータ25はクランク軸
4と平行に設けられており、その外周面に形成した図示
しない凹部と凸部とを噛み合わせた状態でケーシング2
4に回転自在に支持されている。一方のロータ25の回
転軸2Bは、クランクケース3の後端部上面に突設した
膨出部27内に導入されており、この導入先端には従動
歯車28が連結されている。従動歯車28は中間歯車2
9を介して上記クラッチ7の減大歯車9と噛み合ってお
り、これら中間歯車29および従動歯車28の歯数は減
大歯車9の歯数よりも格段に少なくなっている。このた
め、過給機23のロータ25はクランク軸4の軸出力に
よって回転駆動されるとともに、減大歯車9の回転速度
が少なくともクランク軸4の回転速度と同等にまで増速
されて伝えられるようになっている。
なお、中間歯車29は中空の枢軸30を介してクランク
ケース3に回転自在に支持されており、上記クランクケ
ース3にボルト締めされた押えプレート31によって枢
軸30上に抜は止め保持されている。
ケース3に回転自在に支持されており、上記クランクケ
ース3にボルト締めされた押えプレート31によって枢
軸30上に抜は止め保持されている。
また、ケーシング24の下面には、ロータ25の軸方向
一端側に位置して吸入口32が開口されており、この吸
入口32は上記吸気管路22を構成する上流側吸気配管
33を介して後方のエアクリーナ20に連なっている。
一端側に位置して吸入口32が開口されており、この吸
入口32は上記吸気管路22を構成する上流側吸気配管
33を介して後方のエアクリーナ20に連なっている。
この吸入口32とはロータ25の軸方向反対側に位置す
るケーシング24の左側面には、加圧された吸入空気を
送り出す吐出口34が開口されている。この吐出口34
は下流側吸気配管35を介してサージタンク17に連な
っており、この下流側吸気配管35の途中には、加圧さ
れた吸入空気を冷却する空冷式のインタークーラ36が
設けられている。
るケーシング24の左側面には、加圧された吸入空気を
送り出す吐出口34が開口されている。この吐出口34
は下流側吸気配管35を介してサージタンク17に連な
っており、この下流側吸気配管35の途中には、加圧さ
れた吸入空気を冷却する空冷式のインタークーラ36が
設けられている。
インタークーラ36は例えばコルゲートフィン形のコア
37を備えており、このコア37の放熱面37aを前方
に向けた姿勢で、シリンダヘッド12の前方、つまりフ
レームlの前端のステアリングヘッドバイブlaと排気
管18との間に配置されている。そして、このコア37
の左側部に設けた流入口Haに、過給機23から延びる
下流側吸気配管35の前半部35aが接続されており、
この前半部85aはシリンダブロック11の左側方を通
・って前方に導かれている。コア37の右側部に設けた
流出口38bには、下流側吸気配管35の後半部35b
が接続されている。
37を備えており、このコア37の放熱面37aを前方
に向けた姿勢で、シリンダヘッド12の前方、つまりフ
レームlの前端のステアリングヘッドバイブlaと排気
管18との間に配置されている。そして、このコア37
の左側部に設けた流入口Haに、過給機23から延びる
下流側吸気配管35の前半部35aが接続されており、
この前半部85aはシリンダブロック11の左側方を通
・って前方に導かれている。コア37の右側部に設けた
流出口38bには、下流側吸気配管35の後半部35b
が接続されている。
この後半部35bはシリンダヘッド12や気化器15の
上方を通って後方に導かれており、その後端部がサージ
タンク17の上部に連なっている。したがって、下流側
吸気配管35は過給機23から一端前方に導かれた後、
再び後方に向って引き回されている。
上方を通って後方に導かれており、その後端部がサージ
タンク17の上部に連なっている。したがって、下流側
吸気配管35は過給機23から一端前方に導かれた後、
再び後方に向って引き回されている。
また、下流側吸気配管35の後半部35bには、加圧さ
れた吸入空気の脈動を減衰させる共鳴器39が分岐接続
されており、この共鳴器39はシリンダヘッド12の真
上であり、かつインタークーラ3Bの直後に配置されて
いる。
れた吸入空気の脈動を減衰させる共鳴器39が分岐接続
されており、この共鳴器39はシリンダヘッド12の真
上であり、かつインタークーラ3Bの直後に配置されて
いる。
なお、サージタンク17とエアクリーナ20とはバイパ
ス管40を介して連通されており、このバイパス管40
の途中には、エンジンブレーキ対策として吸気負圧に応
じて開閉されるリリーフ弁41が設けられている。リリ
ーフ弁41の負圧制御部41aは、負圧導入管42を介
して気化器15の吸気管路に連通されており、吸気負圧
が所定値に達すると、リリーフ弁41を開作動させて、
サージタンクlT内の空気を上流のエアクリーナ20に
逃すようになっている。
ス管40を介して連通されており、このバイパス管40
の途中には、エンジンブレーキ対策として吸気負圧に応
じて開閉されるリリーフ弁41が設けられている。リリ
ーフ弁41の負圧制御部41aは、負圧導入管42を介
して気化器15の吸気管路に連通されており、吸気負圧
が所定値に達すると、リリーフ弁41を開作動させて、
サージタンクlT内の空気を上流のエアクリーナ20に
逃すようになっている。
このような構成において、クランク軸4の軸出力がクラ
ッチ7の減大歯車9から中間歯車29および従動歯車2
Bを介してロータ25に伝わると、二本のロータ25が
噛み合いながら逆向きに回転し、エアクリーナ20で浄
化された吸入空気を吸入口32から吸込むとともに、こ
の吸入空気を加圧して吐出口34から下流側吸気配管3
5内に送り出す。この加圧された吸入空気は空冷式のイ
ンタークーラ3Bに導かれ、ここを通過する過程で走行
風との熱交換により冷却される。この際、インタークー
ラ3Bはステアリングヘッドバイブlaと排気管18と
の間に配置されているため、インタークーラ36に向う
走行風の流れがエンジン2やフレームlによって遮られ
ることもなく、加圧された吸入空気は効率良く冷却され
る。そして、このインタークーラ3Bによって冷却され
た吸入空気は、サージタンク17に導かれた後、気化器
15に分配され、このことにょり過給が開始される。
ッチ7の減大歯車9から中間歯車29および従動歯車2
Bを介してロータ25に伝わると、二本のロータ25が
噛み合いながら逆向きに回転し、エアクリーナ20で浄
化された吸入空気を吸入口32から吸込むとともに、こ
の吸入空気を加圧して吐出口34から下流側吸気配管3
5内に送り出す。この加圧された吸入空気は空冷式のイ
ンタークーラ3Bに導かれ、ここを通過する過程で走行
風との熱交換により冷却される。この際、インタークー
ラ3Bはステアリングヘッドバイブlaと排気管18と
の間に配置されているため、インタークーラ36に向う
走行風の流れがエンジン2やフレームlによって遮られ
ることもなく、加圧された吸入空気は効率良く冷却され
る。そして、このインタークーラ3Bによって冷却され
た吸入空気は、サージタンク17に導かれた後、気化器
15に分配され、このことにょり過給が開始される。
ところで、上記構成においては、クランクケース3上に
位置する気化器15とエアクリーナ20との間に、サー
ジタンク17やジヨイント16に対応した大きさの空間
21を形成したので、このクランクケース3上に生じた
空間21を、過給機23の設置スペースとして有効に活
用することができる。このため、エンジン回りの基本的
レイアウトを大幅に変更することなく、クランクケース
3上に過給機23を設置することができ、この過給機2
3のレイアウトを難なく行なうことができる。
位置する気化器15とエアクリーナ20との間に、サー
ジタンク17やジヨイント16に対応した大きさの空間
21を形成したので、このクランクケース3上に生じた
空間21を、過給機23の設置スペースとして有効に活
用することができる。このため、エンジン回りの基本的
レイアウトを大幅に変更することなく、クランクケース
3上に過給機23を設置することができ、この過給機2
3のレイアウトを難なく行なうことができる。
しかも、過給機28をシリンダブロック11の後方に突
出するクランクケース3上に設置すれば、この過給機2
3がクランク軸4を始めとして、このクランク軸4によ
って駆動される大径な減大歯車9と近接するので、クラ
ンクケース3からの駆動力の取出しを容易に行なうこと
ができる。このため、過給機23の駆動系路の小型化や
簡略化が可能となり、過給機23をコンパクトに組み込
む上で好都合となる。
出するクランクケース3上に設置すれば、この過給機2
3がクランク軸4を始めとして、このクランク軸4によ
って駆動される大径な減大歯車9と近接するので、クラ
ンクケース3からの駆動力の取出しを容易に行なうこと
ができる。このため、過給機23の駆動系路の小型化や
簡略化が可能となり、過給機23をコンパクトに組み込
む上で好都合となる。
また、過給機23がクランクケース3上において、エア
クリーナ20と隣接するので、過給機23とエアクリー
ナ20とを結ぶ上流側吸気配管33のレイアウトを容易
に行なえるとともに、その管長も短く抑えることができ
る。このため、吸気抵抗が軽減され、効率の良い過給が
可能となる。
クリーナ20と隣接するので、過給機23とエアクリー
ナ20とを結ぶ上流側吸気配管33のレイアウトを容易
に行なえるとともに、その管長も短く抑えることができ
る。このため、吸気抵抗が軽減され、効率の良い過給が
可能となる。
なお、上記実施例では、過給機と気化器との間にインタ
ークーラを設置したが、このインタークーラを省略して
過給機と気化器とを直接接続しても良く、この場合には
、下流側吸気配管の管長がより短くなり、配管がコンパ
クトに纏まる。
ークーラを設置したが、このインタークーラを省略して
過給機と気化器とを直接接続しても良く、この場合には
、下流側吸気配管の管長がより短くなり、配管がコンパ
クトに纏まる。
また、過給機の駆動手段も歯車に特定されるものではな
く、例えばベルト駆動としても良いとともに、その駆動
源もクラッチの減大歯車に限らず、クランク軸によって
直接駆動したり、バランサ軸を有するエンジンの場合に
は、このバランサ軸の軸出力によって駆動するようにし
ても良い。
く、例えばベルト駆動としても良いとともに、その駆動
源もクラッチの減大歯車に限らず、クランク軸によって
直接駆動したり、バランサ軸を有するエンジンの場合に
は、このバランサ軸の軸出力によって駆動するようにし
ても良い。
さらに、この過給機のロータもスクリュー状に制約され
ず、例えばまゆ形のロータを組み合わせたルーツ式の過
給機であっても良い。
ず、例えばまゆ形のロータを組み合わせたルーツ式の過
給機であっても良い。
以上詳述した本発明によれば、エアクリーナと過給機と
の間の空間を過給機の設置スペースとして活用できるの
で、エンジン回りの基本的レイアウトを大幅に変更する
ことなく、過給機を設置することができる。しかも、過
給機自体がクランクケース上に位置するから、エンジン
の軸出力の取出しを容易に行なえ、過給機の駆動系路の
小型化や簡略化が可能となるとともに、過給機とエアク
リーナおよび気化器が隣接することに伴って、吸気管路
長を短くでき、吸気抵抗を少なく抑えて効率の良い過給
が可能となる。
の間の空間を過給機の設置スペースとして活用できるの
で、エンジン回りの基本的レイアウトを大幅に変更する
ことなく、過給機を設置することができる。しかも、過
給機自体がクランクケース上に位置するから、エンジン
の軸出力の取出しを容易に行なえ、過給機の駆動系路の
小型化や簡略化が可能となるとともに、過給機とエアク
リーナおよび気化器が隣接することに伴って、吸気管路
長を短くでき、吸気抵抗を少なく抑えて効率の良い過給
が可能となる。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は過給機付きエ
ンジンの側面図、第2図は自動二輪車の側面図、第3図
は過給機の駆動系路を示す断面図、第4図はエンジンの
正面図である。 2・・・エンジン、3・・・クランクケース、ll・・
・シリンダブロック、12・・・シリンダヘッド、15
・・・気化器、20・・・エアクリーナ、21・・・空
間、22・・・吸気管路、23・・・過給機。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦
ンジンの側面図、第2図は自動二輪車の側面図、第3図
は過給機の駆動系路を示す断面図、第4図はエンジンの
正面図である。 2・・・エンジン、3・・・クランクケース、ll・・
・シリンダブロック、12・・・シリンダヘッド、15
・・・気化器、20・・・エアクリーナ、21・・・空
間、22・・・吸気管路、23・・・過給機。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦
Claims (1)
- クランクケースの上面にシリンダを立設し、このシリン
ダの後方に気化器とエアクリーナを前後に間隔を開けて
並置するとともに、このエアクリーナと気化器を結ぶ吸
気管路に、エンジンの軸出力によって駆動される機械式
の過給機を設け、この過給機はシリンダの後方に突出す
るクランクケース上において、上記エアクリーナと気化
器との間の空間に収めたことを特徴とする過給機付きエ
ンジンを備えた自動二輪車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63172322A JPH0224282A (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 過給機付きエンジンを備えた自動二輪車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63172322A JPH0224282A (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 過給機付きエンジンを備えた自動二輪車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0224282A true JPH0224282A (ja) | 1990-01-26 |
Family
ID=15939762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63172322A Pending JPH0224282A (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 過給機付きエンジンを備えた自動二輪車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0224282A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011046098A1 (ja) | 2009-10-14 | 2011-04-21 | 川崎重工業株式会社 | エンジンの過給装置 |
WO2011077898A1 (ja) * | 2009-12-24 | 2011-06-30 | 川崎重工業株式会社 | 過給機付き自動二輪車 |
JP2014065467A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗り型車両 |
WO2014097774A1 (ja) * | 2012-12-17 | 2014-06-26 | 川崎重工業株式会社 | エンジンの過給システム |
US20150114364A1 (en) * | 2012-07-11 | 2015-04-30 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Supercharger mounting structure for engine |
US20150114365A1 (en) * | 2012-07-11 | 2015-04-30 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Engine with supercharger |
-
1988
- 1988-07-11 JP JP63172322A patent/JPH0224282A/ja active Pending
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5622738B2 (ja) * | 2009-10-14 | 2014-11-12 | 川崎重工業株式会社 | エンジンの過給装置 |
US8707931B2 (en) | 2009-10-14 | 2014-04-29 | Kawasaki Jukogyo Kaubshiki Kaisha | Engine supercharging device |
WO2011046098A1 (ja) | 2009-10-14 | 2011-04-21 | 川崎重工業株式会社 | エンジンの過給装置 |
WO2011077898A1 (ja) * | 2009-12-24 | 2011-06-30 | 川崎重工業株式会社 | 過給機付き自動二輪車 |
US8584783B2 (en) | 2009-12-24 | 2013-11-19 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Motorcycle with supercharger |
EP2517953B1 (en) * | 2009-12-24 | 2020-01-01 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Two-wheeled motor vehicle with supercharger |
US20150114365A1 (en) * | 2012-07-11 | 2015-04-30 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Engine with supercharger |
US20150114364A1 (en) * | 2012-07-11 | 2015-04-30 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Supercharger mounting structure for engine |
US9869218B2 (en) * | 2012-07-11 | 2018-01-16 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Supercharger mounting structure for engine |
US9951794B2 (en) * | 2012-07-11 | 2018-04-24 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Engine with supercharger |
JP2014065467A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗り型車両 |
WO2014097774A1 (ja) * | 2012-12-17 | 2014-06-26 | 川崎重工業株式会社 | エンジンの過給システム |
CN104854339A (zh) * | 2012-12-17 | 2015-08-19 | 川崎重工业株式会社 | 发动机的增压系统 |
US20150275830A1 (en) * | 2012-12-17 | 2015-10-01 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Supercharging system for engine |
EP2933448A4 (en) * | 2012-12-17 | 2016-09-07 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | SEAT VEHICLE |
JPWO2014097774A1 (ja) * | 2012-12-17 | 2017-01-12 | 川崎重工業株式会社 | エンジンの過給システム |
EP2933471A4 (en) * | 2012-12-17 | 2017-02-08 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Supercharging system for engine |
US9677518B2 (en) | 2012-12-17 | 2017-06-13 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Saddled vehicle |
US9957928B2 (en) | 2012-12-17 | 2018-05-01 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Supercharging system for engine |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5752766B2 (ja) | 自動二輪車のエンジン | |
US4586337A (en) | Turbocompound system | |
US4932368A (en) | Suction arrangement for internal combustion engine | |
US6408832B1 (en) | Outboard motor with a charge air cooler | |
JP6657775B2 (ja) | 鞍乗型車両 | |
JP2000509124A (ja) | 過給される内燃エンジン | |
JPH01117920A (ja) | V型エンジンの吸気装置 | |
JPH0270920A (ja) | 過給機付きエンジンを備えた自動二輪車 | |
JP2002054439A (ja) | 車両用エンジンの冷却装置 | |
JPH026289A (ja) | 過給機付きエンジンを備えた自動二輪車 | |
JPH0224282A (ja) | 過給機付きエンジンを備えた自動二輪車 | |
US11708787B2 (en) | Utility vehicle | |
JPH0224284A (ja) | 過給機付きエンジンを備えた自動二輪車 | |
JPH0224283A (ja) | 過給機付きエンジンを備えた自動二輪車 | |
JPH0216330A (ja) | 過給機付きエンジンを備えた自動二輪車 | |
JPH08312475A (ja) | 機械式過給機付エンジンの吸気装置 | |
JPH11173154A (ja) | 機械式過給機 | |
JP2632903B2 (ja) | 自動二輪車用エンジン | |
JP2001233276A (ja) | 過給機を備えた自動二輪車 | |
JPH0639900B2 (ja) | 多気筒v型ターボエンジン | |
JPH01301917A (ja) | 過給機付きエンジンを備えた自動二輪車 | |
JPH0125884B2 (ja) | ||
JPH01301919A (ja) | 過給機付きエンジンを備えた自動二輪車 | |
JPH01313624A (ja) | 過給機付きエンジンを備えた自動二輪車 | |
JP2749078B2 (ja) | V型エンジン |