JP5952260B2 - シャワー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一般家庭の浴室やホテルのバスルーム、理・美容室、浴場、温泉場等において身体や頭髪等を洗うのに使用するシャワー装置に関する。
一般家庭の浴室やホテルのバスルーム、理・美容室、浴場、温泉場等などで使用されるシャワーヘッドは、給水源に接続されるシャワー基端部となるグリップ部と散水部を備えるヘッド部とを有し、通常、グリップ部にシャワーホースが接続されているとともにこのグリップ部は浴室などの壁面に取り付けられた支持フックに引っ掛けられるようになっている。このようなシャワーヘッドが支持フックに支着された状態では、ヘッドの向き、すなわちシャワー水の噴射方向は一定となり、シャワー水の当る領域が特定される。
しかしながら、使用者がシャワーを浴びる際、使用者の体格や立ち位置又は椅子に座った位置により、使用者の希望する場所にシャワー水が届かない場合がある。このようなとき、使用者が移動してシャワー水を望む場所に当るように調整したり、シャワーヘッドを手で持って動かしてシャワー水を希望する場所に当てる必要があった。
特開2006−101914号公報(特許文献1)には、ヘッド部の向きを自在に変更してシャワー水の向きを選択できるシャワー装置が開示されている。この種のヘッド部の向きを変える手段は、シャワ−の基端部とヘッド部の間に、内部に通水路を形成した球面継手を設け、球面継手の回動によりヘッドの向きを変えられるようになっている。
しかしながら、このような球面継手でシャワー水の噴射方向を調節する場合、大きく傾けると球面継手の内部に貫通してある通水路を塞いだり、通路面積が減じられることになる。このため曲げ角度を大きく確保できず、例えば真下に向けてシャワー水が届かない、などのように、広い範囲に亘って噴射方向を調節することができないといった不具合がある。
特開2006−101914号公報
この発明の目的は、ヘッドの曲げ角度を大きくすることができ、シャワー水の噴射方向の選択領域を大幅に変えることができ、使い勝手に優れたシャワー装置を提供しようとするものである。
また、本発明の他の目的は、曲げ角度が大きくなるとともに回転させることもできて、ヘッドの向き、すなわちシャワー水の噴射方向を3次元的に大きく変えることができるシャワー装置を提供しようとするものである。
本発明者らは、鋭意検討の結果、シャワー装置において、散水部を備えたヘッド部と、給水源に接続されたシャワー基端部(グリップ部)との間に、角度調節手段、特に、曲げ形状を保持可能な屈曲自在パイプと、ヘッド部とグリップ部とに通じる屈曲可能な通水路とを組み合わせた角度調節手段を設けることにより、水漏れすることなく、ヘッド部の曲げ角度を大きくでき、かつ屈曲状態を固定できることを見出した。
すなわち、請求項1の発明(第1の発明)では、散水部を備えたヘッド部と、給水源に接続されるシャワー基端部と、これらヘッド部とシャワー基端部の間に設けられ、散水部の向きを変えてシャワー水の散水方向を変更可能な角度調節手段とを具備したシャワー装置が提供される。
なお、ここで給水源とは水道水やお湯を供給するシャワーホースや給水配管を指す。
請求項2の発明(第2の発明)では、上記角度調節手段は、曲げ変形可能であり、曲げた場合にその曲げ形状を保持する屈曲自在パイプと、上記屈曲自在パイプの変形に伴って変形し、シャワー基端部側からヘッド側に通水を導く屈曲可能な通水路と、を備えたシャワー装置が提供される。
請求項3の発明(第3の発明)では、屈曲自在パイプは、オス(雄)形球面とメス(雌)形球面を互いに回動可能に嵌合した球面関節部を備え、この球面関節部を複数個連設してなる複数球面関節型屈曲自在パイプであることを特徴とするシャワー装置が提供される。すなわち、メス形球面にはオス形球面が回動自在に嵌合可能である。
請求項4の発明(第4の発明)では、複数球面関節型屈曲自在パイプは、一端にメス形球面を有し他端にオス形球面を有するメス・オス型パイプと、少なくとも一端にメス形球面を有するメス型パイプおよび少なくとも一端にオス形球面を有するオス型パイプを備え、隣り合うパイプのそれぞれのオス形球面とメス形球面とを互いに回動可能となるように嵌合して連結することにより球面関節部を複数個設けたことを特徴とするシャワー装置が提供される。
請求項5の発明(第5の発明)では、複数球面関節型屈曲自在パイプは、両端にオス形球面を備えたオス・オス型パイプと、少なくとも一端にメス形球面を備えた一対のメス型パイプとを備え、オス・オス型パイプの両端オス形球面とメス型パイプのメス形球面とを回動可能(自在)に嵌合することにより球面関節部を複数個設けたことを特徴とするシャワー装置が提供される。
請求項6の発明(第6の発明)では、複数球面関節型屈曲自在パイプは、両端にメス形球面を備えたメス・メス型パイプと、少なくとも一端にオス形球面を備えた一対のオス型パイプとを備え、メス・メス型パイプの両端メス形球面とオス型パイプのオス形球面とを回動可能(自在)に嵌合して連結することにより球面関節部を複数個設けたことを特徴とするシャワー装置が提供される。
請求項7の発明(第7の発明)では、複数球面関節型屈曲自在パイプにおけるオス形球面とメス形球面の摩擦力を調節するアジャスト手段を取り付けたことを特徴とするシャワー装置が提供される。
請求項8の発明(第8の発明)では、複数球面関節型屈曲自在パイプは、一端に内面が球面となっているメス形球面を有するとともに他端に連結ねじ部を備えた一対のメス型パイプと、一端に外面が上記メス形球面に嵌合して回動自在に摺接するオス形球面を有するとともに他端に連結ねじ部を備え、それぞれ上記メス型パイプの連結ねじ部側から挿入されて連結ねじ部同士で結合される一対のオス型パイプと、内面に上記オス型パイプのオス形球面に嵌合して回動自在に摺接するメス形球面を有し外面に上記メス型パイプの連結ねじ部に螺合される調節ねじ部を有するアジャスト手段と、を備えることにより球面関節部が複数個設けられていることを特徴とするシャワー装置が提供される。
請求項9の発明(第9の発明)では、通水路がフレキシブルホースで形成されていることを特徴とするシャワー装置が提供される。
請求項10の発明(第10の発明)では、フレキシブルホースは屈曲自在パイプの内部に挿通されていることを特徴とするシャワー装置が提供される。
請求項11の発明(第11の発明)では、フレキシブルホースは、少なくとも一端がヘッド部およびシャワー基端部の一方に対し回動可能に接続されていることを特徴とするシャワー装置が提供される。
請求項12の発明(第12の発明)では、フレキシブルホースは屈曲自在パイプを囲んで屈曲自在パイプの外側に配置されており、このフレキシブルホースの内側に通水路が形成されていることを特徴とするシャワー装置が提供される。
請求項13の発明(第13の発明)では、屈曲自在パイプが水密構造をなしており、この屈曲自在パイプの内部空間が上記屈曲可能な通水路を構成していることを特徴とするシャワー装置が提供される。
請求項14の発明(第14の発明)では、屈曲自在パイプの内面または外面に、チューブまたは皮膜を一体的に取付けて水密構造にしたことを特徴とするシャワー装置が提供される。
請求項1の発明(第1の発明)によれば、ヘッド部がシャワー基端部に対し角度変更可能であるから、散水部の向き、すなわちシャワー水の噴射方向を自在に変更することができる。例えば、ハンド式シャワーヘッドの場合は、シャワー基端部に相当するグリップ部を壁掛けフックに引っ掛けて固定した状態で使用する場合もあり、または手で握ってシャワーの向きを変えつつ操作する場合もあるが、いずれの場合でもヘッド部の向きを調節できるので、噴射方向を選択でき、使い勝手が良くなる。
請求項2の発明(第2の発明)によれば、角度調節手段が、曲げ変形可能であり、曲げた場合にその曲げ形状を保持する屈曲自在パイプと、上記屈曲自在パイプの変形に伴って変形し、シャワー基端部側からヘッド側に通水を導く屈曲可能な通水路とを備えるので、曲げ形状を維持する手段と通水路を確保する手段を別個に構成してそれぞれの役割を分担することができる。
請求項3の発明(第3の発明)によれば、屈曲自在パイプが、オス形球面とメス形球面を互いに回動可能に嵌合した球面関節部を複数個連設して構成された複数球面関節型屈曲自在パイプであるから、従来の単一の球面継手タイプに比べて曲げ角度を大きく変えることができる。加えて、球面関節構造であるからヘッドを回転させることもでき、よって、シャワー水の噴射方向を3次元的に調節することもできる。
請求項4の発明(第4の発明)によれば、一端にメス形球面を有し他端にオス形球面を有するメス・オス型パイプを用いて隣り合うパイプのそれぞれのオス形球面とメス形球面とを互いに回動可能に連結するので、多数個の球面関節部を容易に構成することができ、しかもその場合、部品を共通化して部品の種類が少なくてすむ。
請求項5の発明(第5の発明)によれば、両端にオス形球面を備えたオス・オス型パイプと、少なくとも一端にメス形球面を備えた一対のメス型パイプとにより、上記オス・オス型パイプの両端オス形球面をメス型パイプのメス形球面に回動可能(自在)に嵌合するので、多数個の球面関節部を容易に構成することができる。
請求項6の発明(第6の発明)によれば、両端にメス形球面を備えたメス・メス型パイプと、少なくとも一端にオス形球面を備えた一対のオス型パイプとにより、上記メス・メス型パイプの両端メス形球面とオス型パイプのオス形球面とを回動可能(自在)に嵌合するので、多数個の球面関節部を容易に設けることができる。
請求項7の発明(第7の発明)によれば、オス形球面とメス形球面の摩擦力を調節するアジャスト手段を設けたので、互いに摺動する球面の摩擦力を調節することができ、曲げた状態の形状保持に必要な摩擦力や外から加える曲げ力を調整したり、または摺動面が摩耗した場合の摩擦力の復元などに有効になる。
請求項8の発明(第8の発明)によれば、一対のオス型パイプをそれぞれ上記メス型パイプの連結ねじ部側から挿入して連結ねじ部同士で結合するので、強い力を加えて無理やり押し込むような組み付け作業は不要であり、また、アジャスト手段により互いに摺接するオス形球面とメス形球面の摩擦力を調節することができる。
請求項9の発明(第9の発明)によれば、通水路がフレキシブルホースで形成されるので、屈曲自在パイプの曲げに追随して曲げ可能であり、よってシャワー基端部側からヘッド側に通じる通水路を曲げ変形自在に確保できる。
請求項10の発明(第10の発明)によれば、フレキシブルホースが屈曲自在パイプの内部に挿通されているので、機械的強度の大きなパイプが柔軟なホースを保護できる。
請求項11の発明(第11の発明)によれば、フレキシブルホースの少なくとも一端がヘッド部およびシャワー基端部の一方に対し回動可能に接続されているので、球面関節構造を持つ屈曲自在パイプを軸線の周りに回転させた場合、フレキシブルホースの少なくとも一端はシャワー基端部またはヘッド部に対して相対的に回転し、よってフレキシブルホースの捩れを未然に防止することができる。
この結果、ヘッド部の曲げ方向への調節ばかりでなく回転の調節が可能になるから、シャワー水の噴射方向が3次元的に変更可能になる。
請求項12の発明(第12の発明)によれば、フレキシブルホースは屈曲自在パイプを囲んで屈曲自在パイプの外側に配置されており、このフレキシブルホースの内側に通水路が形成されるので、通水路の断面積を大きく確保することができる。
請求項13の発明(第13の発明)によれば、屈曲自在パイプが水密構造をなしており、この屈曲自在パイプの内部空間が上記屈曲可能な通水路を構成しているので、屈曲自在パイプが通水路を兼ねることになり、格別な通水路を設ける必要がない。
請求項14の発明(第14の発明)によれば、屈曲自在パイプの内面または外面に、チューブまたは皮膜を一体的に取付けて水密構造にしたので、通水路を兼用した屈曲自在パイプを構成することができる。
図1は、実施例1のシャワーヘッドの側面図であり、(A)図は直立姿勢(非屈曲状態)の図、(B)図は俯き状態(鶴首状ヘッド部が俯く状態又は重力方向に屈曲させた状態)に調節した姿勢の図、(C)図は仰向き状態(鶴首状ヘッド部が仰向く状態又は重力に反する方向に屈曲させた状態)に調節した姿勢の図である。 図2は、図1のシャワーヘッドの断面図である。 図3は、図1のシャワーヘッドに用いた屈曲自在パイプを分解した断面図である。 図4は、図1のシャワーヘッドに用いたフレキシブルホースの断面図である。 図5は、実施例2のシャワーヘッドの断面図である。 図6は、図5のシャワーヘッドに用いた屈曲自在パイプを分解した断面図である。 図7は、実施例3のシャワーヘッドの断面図である。 図8は、図7のシャワーヘッドに用いた屈曲自在パイプを分解した断面図である。 図9は、実施例4のシャワーヘッドの断面図である。 図10は、図9のシャワーヘッドに用いた屈曲自在パイプを分解した断面図である。 図11は、実施例5のシャワーヘッドの断面図である。 図12は、実施例6のシャワーヘッドの断面図である。 図13は、実施例7のシャワーヘッドの正面図及び側面図を示し、理・美容室などで使用されるハンド式シャワーヘッドに適用した例であり、(A)図は正面図、(B)図は側面図、(C)図は俯き状態に調節した姿勢の側面図である。 図14は、図13のシャワーヘッドの断面図である。
本発明のシャワー装置において、角度調節手段は、水漏れすることなく、散水部の向き(シャワー水の噴射方向)を自在に変更でき、かつ所定向きに固定可能な手段であればよいが、曲げ変形可能で、かつ曲げ形状を保持する屈曲自在パイプと、この屈曲自在パイプの変形に伴って変形し、シャワー基端部(グリップ部)側からヘッド部側に通水を導く屈曲可能な通水路との組み合わせで形成できる。角度調節手段は、グリップ部とヘッド部との間に介在する継手(ジョイント)としての役割を有する部材であってもよい。
(フレキシブルホース)
通水路は、中空内部を水が通過可能であり、かつ屈曲可能なフレキシブルホース(断面円形の中空状ホース)で形成できる。さらに、フレキシブルホースは、屈曲自在パイプの中空内部に挿通されていてもよく、フレキシブルホースの中空内部に屈曲自在パイプが挿通されていてもよい。フレキシブルホースの中空内部に屈曲自在パイプが挿通された態様では、通水路は、フレキシブルホース内壁(内面)と屈曲自在パイプ外壁(外面)との隙間を水が通過してもよく、屈曲自在パイプの中空内部を水が通過してもよい。なお、フレキシブルホースは、屈曲自在パイプに密着又は近接して配設されるホース(例えば、薄肉のチューブ又は皮膜)であってもよい。
フレキシブルホースは、屈曲可能な材料で形成されていればよく、合成樹脂やゴムなどで形成されているが、柔軟性に優れる点から、軟質樹脂(オレフィン系樹脂、軟質塩化ビニル系樹脂、ウレタン系樹脂、熱可塑性エラストマーなど)やゴム(ニトリルゴムやシリコーンゴムなどの合成ゴム、天然ゴムなど)で形成されたホース好ましく、耐久性や安全性などの点から、合成ゴムホース(特にシリコーンゴムホース)が特に好ましい。フレキシブルホースは、蛇腹構造であってもよいが、通常、非蛇腹(ストレート)構造である。具体的には、フレキシブルホースは、水道用ホース、繊維強化ホースなどの耐圧ホース、シリコーンゴムホースなどであってもよい。
フレキシブルホースが屈曲自在パイプの内部に挿通される場合、屈曲自在パイプの中空内部、グリップ部及びヘッド部に接着剤などを用いて密着して固定してもよいが、屈曲自在パイプの回動(又は回転)によりフレキシブルホースが捩れることを防止するため、フレキシブルホースも回動可能に形成されているのが好ましい。具体的には、フレキシブルホースを回動可能に形成する方法としては、グリップ部及び/又はヘッド部との連結部を水密な状態(水漏れしない状態)で回動可能に形成できれば特に限定されないが、簡便性などの点から、フレキシブルホースと、グリップ部及び/又はヘッド部のホース差込口(凹部)とをリング形シール材(Oリング)を介して嵌合する方法が好ましい。
リング形シール部材の材質としては、水密性を向上できる点から、天然ゴムや合成ゴムなどが挙げられるが、耐久性や安全性などの点から、合成ゴム(特にシリコーンゴム)が好ましい。リング形シール材を介在させることにより、嵌合部からの水漏れを防止できるとともに、フレキシブルホースを回転可能にできるため、屈曲自在パイプと組み合わせても360°回転が可能となる。
フレキシブルホースがゴムホースなどの軟質材料で形成されている場合、フレキシブルホースを軟質ホースとこのホースの開口端部に装着したコネクタとで形成し、このコネクタと前記ホース差込口(凹部)とをリング形シール材を介して嵌合してもよい。コネクタは、グリップ部及びヘッド部のいずれか一方と回動可能なように、軟質ホースの少なくとも一方の開口端部に装着されていればよいが、ヘッド部を円滑に回転できる点から、両方の開口端部に装着するのが好ましい。
コネクタと軟質ホースとの装着方法は、特に限定されず、接着などであってもよいが、簡便性などの点から、軟質ホースの中空部にコネクタの端部を挿入して軟質材料の可撓力(特にゴムの収縮力)を利用して固定する方法であってもよい。この方法において、コネクタの端部表面に周方向に延びる凸部(例えば、微小な凸部)を形成して固定する方法が好ましく、簡便かつ強固に固定できる点から、コネクタの端部に竹の子口を形成して固定する方法が特に好ましい。竹の子口とは、竹の子形状の端部を意味し、詳しくは、周方向に延びる凸部(例えば、微小な凸部)を表面に有する装着端部のうち、前記凸部が開口端部側の高さが小さくなる傾斜面を有する装着端部である。このような凸部を形成すると、軟質ホース中空部への挿入が容易でかつ引き抜きが困難となる。さらに、軟質ホースの内部にコネクタの凸部に嵌合する凹部を形成してもよい。
コネクタには、リング形シール材を装着し固定するための凹部を周方向に形成してもよい。コネクタの材質としては、例えば、ポリプロピレンやABS樹脂などの硬質合成樹脂などが汎用される。
一方、フレキシブルホースの内部に屈曲自在パイプを挿通する場合、フレキシブルホースの捩れは視認可能で容易に元に戻せるため、フレキシブルホースはグリップ部及びヘッド部に固定してもよい。フレキシブルホースをグリップ部及びヘッド部に水密に装着する方法としては、金属材料などで形成されたホースバンドで締結する方法、接着剤で固定する方法などが挙げられる。
フレキシブルホースの長さは、シャワーの種類に応じて選択でき、例えば、10〜200mm、好ましくは30〜80mm、さらに好ましくは50〜100mm程度である。
フレキシブルホースの内径も、シャワーの種類に応じて選択でき、例えば、屈曲自在パイプの中空内部に挿通する場合、グリップ部及びヘッド部の流路径と同一径であってもよく、例えば、3〜30mm、好ましくは5〜20mm、さらに好ましくは8〜15mm程度である。フレキシブルホースの中空内部に屈曲自在パイプが挿通される場合、フレキシブルホースの内径は、例えば、5〜100mm、好ましくは10〜50mm、さらに好ましくは15〜40mm程度である。
フレキシブルホースの厚みは、例えば、0.3〜10mm、好ましくは0.5〜8mm、さらに好ましくは1〜5mm程度である
(屈曲自在パイプ)
屈曲自在パイプは、曲げ変形可能で、かつ曲げ形状を保持可能な中空状パイプ(断面円形の中空状パイプ)であればよいが、曲げ変形性と曲げ形状保持性に優れる点から、球面関節部(球面継手部又は球面関節構造)を有するパイプが好ましい。球面関節部では、一方のパイプ部材の内壁(内面)の球面(メス形球面)と、このメス形球面と同一の曲率を有する他方のパイプ部材の外壁(外面)の球面(オス形球面)とが回動可能に嵌合(球面嵌合)しているため、一方のパイプ部材から他方のパイプ部材が抜け出ることなく、360°回転でき、かつ大きく曲げることができるため、回動可能なフレキシブルホースと組み合わせると、シャワーの散布方向を3次元的に変更できる。さらに、同一の曲率を有するメス形球面とオス形球面とが密着して適度な摩擦力が発現するように摺接しているため、屈曲後の状態を保持できる。
オス形球面及びメス形球面の形状は、部分的な球面であり、オス形球面を有する部材が抜け出ることなく、回動可能であれば特に限定されず、軸方向の断面形状が円の直径を含む部分円である形状であればよい。
球面関節部の数は、1以上であればよいが、回動の自由度が高く、ヘッド部の向きを容易に変更できる点から、複数個が好ましく、例えば、2〜10、好ましくは2〜8、さらに好ましくは2〜6(特に2〜5)程度である。球面関節部の数を2以上にすれば、ヘッドの向きを容易に大きい角度で屈曲できるようになり、簡便な構造でヘッドを屈曲できる点から、球面関節部の数は、例えば、2〜4、好ましくは2〜3(特に2)であってもよい。
屈曲自在パイプは、球面関節部の他に、他の連結部又はジョイント部(螺合可能な連結ねじ部など)を有していてもよく、特に、ヘッド部及びグリップ部との連結部は、水密性を高めるため、ヘッド部及びグリップ部に対して螺合するための連結ねじ部を形成するのが好ましい。
屈曲自在パイプは、複数のパイプ部材を球面関節部や他の連結部で結合して組み合わせているが、各パイプ部材としては、例えば、メス・オス型パイプ(一端の内壁にメス形球面を有し、他端の外壁にオス形球面を有するパイプ部材)、メス・メス型パイプ(両端の内壁にそれぞれ別個にメス形球面を有するパイプ部材)、オス・オス型パイプ(両端の外壁にそれぞれ別個にオス形球面を有するパイプ部材)、メス型パイプ(一端の内壁にメス形球面を有し、他端の内壁又は外壁に連結ねじ部などの連結部を有するパイプ部材)、オス型パイプ(一端の壁にオス形球面を有し、他端の内壁又は外壁に連結ねじ部などの連結部を有するオス型パイプ部材)などが挙げられる。組み合わせるパイプ部材の数は、特に限定されず、例えば、2〜10、好ましくは3〜8、さらに好ましくは3〜6(特に3〜5)程度である。
これらのパイプ部材は、オス形球面とメス形球面とが嵌合するように適宜組み合わせて使用できる。オス形球面とメス形球面との嵌合方法としては、パイプの可撓性を利用して、オス形球面とメス形球面とを対向させて圧力を付与して嵌合させる方法(無理入れする方法)、一端にメス形球面を有するメス型パイプ部材(メス型パイプ)の他端を、オス形球面を有するパイプ部材が通過可能な大きさに形成し、他端からオス形球面を有するパイプ部材を挿入して嵌合させる方法などが挙げられる。これらの嵌合方法のうち、ポリアセタール樹脂などの剛性の高い材質のパイプ部材にも適用でき、さらにアジャスト手段と組み合わせて嵌合状態を調節できる点から、無理入れの必要がない後者の嵌合方法が好ましい。
アジャスト手段としては、メス型パイプに挿入して嵌合させたオス形球面を有するパイプ部材を固定可能な手段であれば特に限定されないが、外壁(外面)が連結ねじ部(調節ねじ部)で形成され、かつ内壁(内面)がメス形球面で形成されたアジャストリングが好ましい。このアジャストリングでは、外壁の連結ねじ部がメス型パイプの連結ねじ部と螺合して、オス形球面を有するパイプ部材をメス型パイプに固定できる。さらに、内壁のメス形球面がメス形パイプのメス形球面と組み合わされて、オス形球面と球面嵌合する。そのため、連結ねじ部(調節ねじ部)の螺合の程度を調整することにより、メス形球面とオス形球面との摩擦力を調節でき、所望の回動性及び固定性を有する嵌合状態に調整できる。
前記パイプ部材を組み合わせた屈曲自在パイプとしては、例えば、メス・オス型パイプの両端にそれぞれオス型パイプ及びメス形パイプを球面嵌合させたパイプ(後述する図2及び図12の態様)、オス・オス型パイプの両端にメス形パイプを球面嵌合させたパイプ(図5の態様)、メス・メス型パイプの両端にオス型パイプを球面嵌合させたパイプ(図7の態様)、オス型パイプ同士を連結ねじ部で螺合したパイプの両端にメス型パイプを球面嵌合させたパイプ(図9及び図14の態様)、メス型パイプ同士を連結ねじ部で螺合したパイプの両端にオス型パイプを球面嵌合させたパイプ、メス・オス型パイプ同士を球面嵌合させたパイプの両端にそれぞれオス型パイプ及びメス型パイプを球面嵌合させたパイプ(図11の態様)などが挙げられる。
これらの屈曲自在パイプのうち、硬質の材料でも容易に嵌合でき、かつアジャストリングにより嵌合状態を調整できる点から、少なくともメス型パイプを含み、かつこのメス型パイプにアジャストリングを組み合わせた屈曲自在パイプが好ましく、さらに球面関節部間に適度な距離を形成でき、屈曲を容易にできる点から、オス型パイプ同士を連結ねじ部で螺合したパイプの両端にメス型パイプを球面嵌合させた屈曲自在パイプ(特に、他端の内壁に連結ねじ部を有するオス型パイプと他端の外壁に連結ねじ部を有するオス型パイプとを連結ねじ部で螺合したパイプの両端に、メス型パイプとアジャストリングとを組み合わせて球面嵌合させた屈曲自在パイプ)が特に好ましい。
屈曲自在パイプの材質としては、硬質の合成樹脂、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂、硬質塩化ビニル系樹脂、ABS樹脂などのスチレン系樹脂、ポリオキシメチレンなどのポリアセタール樹脂、ポリカーボネートなどが挙げられる。これらのうち、耐摩耗性に優れ、球面関節部を繰り返し使用しても耐久性に優れる点から、ポリオキシメチレンなどのポリアセタール樹脂が好ましい。
屈曲自在パイプの長さは、前記フレキシブルホースの長さと同程度の長さであってもよい。屈曲自在パイプの平均内径は、フレキシブルホースの内径に対して、例えば、1/5〜5倍、好ましくは1/4〜4倍、さらに好ましくは1/3〜3倍程度である。
以下、実施例に基づいて、本発明のシャワー装置を説明するが、本発明のシャワー装置は、以下の実施例に限定されない。
(実施例1)
実施例1について、図1ないし図4に基づいて説明する。図1は、一般家庭の浴室やホテルのバスルーム、浴場や温泉場などで使用され、シャワーホースに接続されるハンド式シャワーヘッドの使用状況を示す側面図であり、(A)図は直立姿勢の図、(B)図は俯き状態に調節した姿勢の図、(C)図は仰向き状態に調節した姿勢の図、図2は同シャワーヘッドの断面図、図3は、同シャワーヘッドに用いた屈曲自在パイプを分解した断面図、図4は同シャワーヘッドに用いたフレキシブルホースの断面図である。
図において、シャワーヘッドを構成するシャワー基端部としてのグリップ部1およびヘッド部2は、それぞれ合成樹脂にて形成されており、互いに分割されている。
これらグリップ部1とヘッド部2の間には、ヘッド部の向きを調節可能な角度調節手段3が設けられている。
グリップ部1は、基端部に接続ねじ部4を有しており、このねじ部4は給水源としてのシャワーホース5に取り付けられたホース金具(樹脂製のものもある)6に接続される。シャワーホース5は給水装置としての図示しない混合栓などに接続される。ホース金具6は、浴室の壁に取り付けたU字形の支持フック7に差し込まれるようになっており、これにより、シャワーヘッドは支持フック7に脱着可能に支持される。
グリップ部1内には、基端から先端に至るグリップ部側通水路8が形成されている。この通水路8の先端にはホース差込口8a(図4参照)が形成されている。また、グリップ部1の先端には連結ねじ部9が形成されている。
ヘッド部2は、前面に散水板10を備えており、この散水板10には多数の散水孔11が形成されている。この散水板10は水密を保つゴムなどのパッキン材12を介して押えリング13によってヘッド部2に脱着可能に取付けられている。
また、ヘッド部2には、グリップ部側から流れてくる水(お湯)を散水板10に導くヘッド側通水路14が形成されており、このヘッド側通水路14の上記グリップ部1に対向する基端部にはホース差込口14a(図4参照)が形成されている。さらに、ヘッド部2の基端部には連結ねじ部15が形成されている。
上記グリップ部1とヘッド部2の間に設けられた角度調節手段3について説明する。
角度調節手段3は、屈曲自在パイプ16と、この屈曲自在パイプ16内に配設され、グリップ部側からヘッド側に通水を導くための通水路としてフレキシブルホース17を備えている。
屈曲自在パイプ16は、上記ヘッド部2をグリップ部1に対して3次元的に向きを調節すべく、手で外力を加えると屈曲および回転可能であり、しかも外力を除くとその屈曲形状を維持し、および回転した位置で留まる機能を備えている。
屈曲自在パイプ16は、本実施例の場合、図3にも示される通り、それぞれ合成樹脂(金属でも可)からなる1個のメス・オス型パイプ18と、少なくとも一端にメス形球面を有するメス型パイプ19と、少なくとも一端にオス形球面を有するオス型パイプ20により構成されている。
上記メス・オス型パイプ18は、一端に少なくとも内面が球面(略半球面状)をなすメス形球面18aと、他端に少なくとも外面が、上記メス形球面の外面と曲率を等しくした球面をなすオス形球面18bを備えた中空パイプ構造をもつ。
上記少なくとも一端にメス形球面を有するメス型パイプ19は、一端に少なくとも内面が上記オス形球面の外面と曲率を等しくした球面をなすメス形球面19aと、他端に、本実施例の場合、連結ねじ部19bを備えた中空パイプ構造をもつ。
上記少なくとも一端にオス形球面を有するオス型パイプ20は、一端に少なくとも外面が上記メス形球面と曲率を等しくした球面をなすオス形球面20aと、他端の内面に、本実施例の場合、連結ねじ部20bを有するパイプ構造をもつ。
このようなメス・オス型パイプ18とメス型パイプ19およびオス型パイプ20は、それぞれ隣り合うパイプのそれぞれオス形球面18b,20aをメス形球面18a,19aに、互いに回動可能となるように嵌合して連結してある。この場合、メス・オス型パイプ18のメス形球面18a側の開口部の径D1は、オス型パイプ20に形成したオス形球面20aの外径d1より小さくなっており(狭まっており)、また、メス・オス型パイプ18の他端に形成したオス形球面18bの外径d2は、メス型パイプ19に形成したメス形球面19a側の開口部の径D2より大きくなっている。なお、d1=d2、D1=D2となっている。
したがって、オス形球面18b,20aとメス形球面18a,19aとは、強い力を加えて無理やり押し込むことにより、オス形球面をメス形球面内に挿入して嵌合させ、互いに抜け出さないように結合してある。
このような連結構造のパイプは、オス形球面18b,20aとメス形球面18a,19aが互いに回動可能に連結され、かつ曲率を等しくしてあるので所定の摩擦力で互いに摺接する球面関節構造を構成している。そして、このような関節部が2箇所形成されていることになる。
ゆえに、このパイプ連結構造体は、全体として2箇所で折れ曲がる屈曲自在パイプ16となる。この屈曲自在パイプ16は、両端の内面に形成された連結ねじ部19b,20bを、グリップ部側の端部の外面に形成された連結ねじ部9およびヘッド部側の端部の外面に形成された連結ねじ部15にねじ込むことで、グリップ部1とヘッド部2の間に掛け渡され、これらグリップ部1とヘッド部2を機械的に連結する。
上記屈曲自在パイプ16の内部には、通水路としてフレキシブルホース17が挿通されている。フレキシブルホース17は、図4に示されるとおり、例えば水道用ホース、繊維強化などの耐圧ホース、またはシリコーン製ゴムなどのようなゴムホース21の両端に差込コネクタ22,22を備え、これらコネクタ22,22にゴム質リング形シール材としてのOリング23,23を装着して構成されている。差込みコネクタ22は竹の子口(竹の子形状の端部)22aを有し、この竹の子口22aに上記ゴムホース21の両端を押し込んである。
このようなフレキシブルホース17は、両端のコネクタ22,22を、グリップ部側通水路8のホース差込口8aおよびヘッド側通水路14のホース差込口14aに挿入することで、グリップ部1とヘッド側を結ぶ軸線上に位置し、シャワーホース5より供給される水をグリップ部側通水路8からヘッド側通水路14に導くようになっている。
また、両端のコネクタ22,22をホース差込口8aおよびホース差込口14aに挿入した場合、Oリング23,23がホース差込口8a,14aの内周面に密着して水漏れを防止するとともに、Oリング23,23がホース差込口8a,14aの内周面と摺接することで、フレキシブルホース17はグリップ部1およびヘッド部2に対し相対的に回ることができるようになっている。
このような構成の実施例1について、作用を説明する。
このシャワーヘッドはグリップ部1を有するので、使用者はグリップ部1を把持して操作でき、散水板10からシャワー水が放出されている状態で把持した手で向きを操作すればシャワー水を身体の当てたい箇所に向かわせることができる。
そして、両手が塞がっている場合などは、シャワーヘッドを浴室の壁に取り付けた支持フック7に引っ掛けて使用する。この状態では散水板11の向き、すなわちシャワー水の噴射方向は一定の向きになる。この状態でシャワー水の向きを変えたい場合は、使用者がヘッド部2を掴んでその向きを変えたい方向に力を加える。
すると、屈曲自在パイプ16は、メス・オス型パイプ18とメス型パイプ19およびオス型パイプ20の間で、それぞれオス形球面とメス形球面が結合された球面継手を構成しているので、これらパイプ18,19および20は相互に回動する。すなわち、屈曲自在パイプ16はどのような方向へも曲げることができるとともに、軸線の回りで相互の回転が可能である。よって、ヘッド部2の向きを、屈曲自在パイプ16を曲げることで図1の(B)図や(C)図のように変更させたり、または(A)図の矢印のように回すこともできる。よってシャワー水の噴射方向を3次元方向に変えることができる。
特に、上記屈曲自在パイプ16は、メス形球面とオス形球面が摺接する球面継手箇所を2箇所持っているので、1箇所の屈曲点をもつ従来の場合に比べて曲げ角度を大きくすることができ、この分シャワー水の噴射方向を広い範囲に亘り選択することができる。よって、例えばシャワー水を真下に向けて噴射するなど、の使い勝手が増す。
しかも、メス形球面とオス形球面の嵌合構造は、球面同士が互いに摺接しているので、摩擦力をもっており、よって曲げた形状や回した姿勢を維持することができる。
そして、このように屈曲自在パイプ16を屈曲変形させた場合、内部に挿通されているフレキシブルホース17も屈曲自在であるため屈曲自在パイプ16の曲がりに追随して曲がる。
また、ヘッド部2の向きを上記軸線の回りで回した場合は、フレキシブルホース17に捩り力が加わるが、ゴムホース21の両端のOリング23,23は、ホース差込口8a,14a内に摺接しているのでその接触面で相対的に回り、よってホースの捩れを防止することができる。この場合、Oリング23はホース差込口8a,14aの内周面に対し触面積が小さい状態で接しているので、抵抗が小さく、円滑に回り、ホースの捩れを防止する。
よって、フレキシブルホース17は、屈曲自在パイプの曲がりや回転に追随し、確実に通水経路を確保して水漏れを防止することができる。
なお、上記実施例の屈曲自在パイプ16は、1本のメス・オス型パイプ18を用いているのでメス形球面とオス形球面の嵌合箇所が2箇所となり、球面関節部が2箇所になっているが、メス・オス型パイプ18を2本連結すれば、球面関節部は4箇所になり、曲げ角を更に大きく変更することができる。よって、メス・オス型パイプ18の使用本数は多数本であってもよい。
(実施例2)
次に実施例2について、図5および図6に基づいて説明する。
図5は実施例2のシャワーヘッドの断面図、図6は同シャワーヘッドに用いた屈曲自在パイプを分解した断面図である。実施例2においては、屈曲自在パイプ30の構造が実施例1の屈曲自在パイプ16と異なり、その他の部材は実施例1と同様であってよいので、同一部材については同一番号を付して説明を省略する。
本実施例の屈曲自在パイプ30は、それぞれ合成樹脂からなる1個のオス・オス型パイプ31と、少なくとも一端にメス形球面を有する2個のメス型パイプ32,32により構成されている。
上記オス・オス型パイプ31は、両端に少なくとも外面が球面をなすオス形球面31a,31aを備えた中空パイプ構造をもつ。
また、上記少なくとも一端にメス形球面を有するメス型パイプ32,32は、本実施例の場合、一端に少なくとも内面が上記オス形球面の外面と曲率を等しくした球面をなすメス形球面32aと他端に連結ねじ部19bを備えた中空パイプ構造をもつ。
このようなオス型パイプ31とメス型パイプ32,32は、それぞれ隣り合うパイプのそれぞれオス形球面31a,31aをメス形球面32a,32aに、互いに回動可能となるように嵌合して連結してある。この場合の嵌合も無理やりに押し込む嵌合である。
このような連結構造のパイプは、オス形球面31a,31aとメス形球面32a,32aが互いに回動可能に連結され、かつ曲率を等しくしてあるので所定の摩擦力で互いに摺接する球面関節構造を構成する。そして、このような関節部は2箇所形成されている。
ゆえに、このパイプ連結体は、全体として屈曲自在なパイプ30となる。
そして、この屈曲自在パイプ30も、両端の内面に形成された連結ねじ部19b,19bを、グリップ部側の端部の外面に形成された連結ねじ部9およびヘッド側の端部の外面に形成された連結ねじ部15にねじ込むことで、グリップ部1とヘッド部2に掛け渡され、これらグリップ部1とヘッド部2を機械的に連結する。
そして、このような屈曲自在パイプ30の内部に、図4と同様な構造のフレキシブルホース17が挿通されている。
このような構成の実施例2の場合、シャワー水の噴射方向を変えたい場合は、屈曲自在パイプ30に曲げ変形を与え、または回転させてヘッド部2の向きを変え、これによりシャワー水の噴射方向を3次元的に変えることができる。
この場合も、屈曲自在パイプ30がメス形球面とオス形球面が結合された球面継手箇所を2箇所もっているので、曲げ角度を大きく変えることができる。
また、この実施例でも、屈曲自在パイプ30の内部にフレキシブルホース17が図4と同様の構造で取付けてあるから、屈曲自在パイプ30の曲がりに追随してフレキシブルホース17も曲がるとともに、回転に対しても、Oリング23,23がホース差込口8a,14aに摺接して回るのでホースの捩れを防止することができる。
よって、フレキシブルホース17は、屈曲自在パイプの曲がりや回転に追随し、通水経路を確保することができる。
また、この実施例の場合、1種類のオス型パイプ31と1種類のメス型パイプ32とで構成できるので部品の種類が少なくてすむ。
なお、実施例2の構造において、メス型パイプ32,32の連結ねじ部19bに代えて、ここにメス形球面32aを形成すれば、このメス形球面32aに別のオス・オス型パイプ31を増やして連結することができ、よって、メス形球面とオス形球面の結合された球面継手箇所をさらに増やすことができるので、曲げ角度の調節範囲を更に大きくすることができる。
(実施例3)
次に実施例3について、図7および図8に基づいて説明する。
図7は実施例3のシャワーヘッドの断面図、図8は同シャワーヘッドに用いた屈曲自在パイプを分解した断面図である。
実施例3においては、実施例1の屈曲自在パイプ16を異なる構造の屈曲自在パイプ40に変えた例であり、その他の部材は実施例1と同様であってよいので、同一部材については同一番号を付して説明を省略する。
本実施例の屈曲自在パイプ40は、それぞれ合成樹脂からなる1個のメス・メス型パイプ41と、少なくとも一端にオス形球面を有する2個のオス型パイプ42,42により構成されている。
上記メス・メス型パイプ41は、少なくとも内面が球面をなすメス形球面41a,41aを両端に備えた中空パイプ構造をもつ。
また、上記少なくとも一端にオス形球面を有するオス型パイプ42,42は、本実施例の場合、一端に少なくとも外面が上記メス形球面の内面と曲率を等しくした球面をなすオス形球面42aと他端に連結ねじ部19bを備えた中空パイプ構造をもつ。
このようなメス・メス型パイプ41とオス型パイプ42,42は、それぞれ隣り合うパイプのそれぞれメス形球面41a,41aとオス形球面42a,42aを互いに回動可能となるように嵌合して連結してある。この場合の嵌合も無理入れによる嵌合である。
このような連結構造のパイプは、メス形球面41a,41a、とオス形球面42a,42aが互いに回動可能に連結され、かつ曲率を等しくしてあるので所定の摩擦力で互いに摺接する球面関節構造を構成する。そして、このような関節部は2箇所形成されている。
ゆえに、このパイプ連結体は、全体として屈曲自在なパイプ40となる。
そして、この屈曲自在パイプ40も、両端の内面に形成された連結ねじ部19b,19bを、グリップ部側の端部の外面に形成された連結ねじ部9およびヘッド側の端部の外面に形成された連結ねじ部15にねじ込むことで、グリップ部1とヘッド部2に掛け渡され、これらグリップ部1とヘッド部2を機械的に連結する。
また、このような屈曲自在パイプ40の内部に、図4と同様な構造のフレキシブルホース17が挿通されている。
このような構成の実施例3の場合、シャワー水の噴射方向を変えたい場合は、ヘッド部に力を加えて屈曲自在パイプ40に曲げ変形を与える、または回転させてヘッド部2の向きを変え、これによりシャワー水の噴射方向を3次元的に変えることができる。
この場合も、屈曲自在パイプ40が、メス形球面とオス形球面が結合された球面継手箇所を2箇所もっているので、曲げ角度を大きく調節することができる。
また、この実施例でも、屈曲自在パイプ40の内部にフレキシブルホース17を、図4と同様の構造で取付けてあるから、屈曲自在パイプ40の曲がりに追随してゴムホース21が曲がるとともに、回転に対しても、Oリング23,23がホース差込口8a,14a内で摺接して回るのでホースの捩れを防止することができる。よって、フレキシブルホース17は、通水経路を確保することができる。
また、この実施例の場合も、1種類のメス・メス型パイプ41と1種類のオス型パイプ42で構成できるので部品の種類が少なくてすむ。
なお、実施例3の構造においても、オス型パイプ42,42の連結ねじ部19bに代えて、ここにオス形球面42aを形成すれば、このオス形球面42aに別のメス・メス型パイプ41を増やして連結することができ、よって、メス形球面とオス形球面の結合された球面継手箇所をさらに増やすことができることになり、曲げ角度の調節範囲を更に大きくすることができる。
(実施例4)
次に実施例4について、図9および図10に基づいて説明する。
図9は実施例4のシャワーヘッドの断面図、図10は同シャワーヘッドに用いた屈曲自在パイプを分解した断面図である。
実施例4においては、実施例1の屈曲自在パイプ16を異なる構造の屈曲自在パイプ50に変えた例であり、その他の部材は実施例1と同様であってよいので、同一部材については同一番号を付して説明を省略する。
本実施例の屈曲自在パイプ50は、図10にも示される通り、それぞれ合成樹脂からなる一対のメス型パイプ51,51と、一対のオス型パイプ52,52および一対のアジャスト手段としてのアジャストリング53,53により構成されている。
メス型パイプ51,51は、一端に内面が球面となっているメス形球面51a,51aを有するとともに他端に連結ねじ部19b,19bを備えている。
オス型パイプ52,52は、それぞれ一端に外面がオス形球面52a,52aを有するとともに他端に相互に螺着可能な連結ねじ部52b,52cを備えている。詳しくは、連結ねじ部52bは他端の内面に形成され、連結ねじ部52cは他端の外面に形成され、連結ねじ部52cを連結ねじ部52bに挿入して螺合されている。上記オス形球面52a,52aは、上記メス型パイプ51,51の各メス形球面51a,51aに回動可能に嵌合し、互いに摺接するように、曲率を等しくしてある。
そして、メス型パイプ51におけるメス形球面51a側の開口部の内径d3は、オス型パイプ52,52におけるそれぞれオス形球面52a,52aの外径D3より小さくなっており(d3<D3)、オス形球面52a,52aは上記内径d3の開口部より抜け出ないようになっている。しかしながら、オス型パイプ52,52のそれぞれ他端に形成した連結ねじ部52b,52cの外径D4は、メス型パイプ51の開口部の内径d3より小さくなっている(D4<d3)。
アジャストリング53,53は、内面に上記オス型パイプ52,52のオス形球面52a,52aに嵌合して回動自在に摺接するメス形球面53a,53aを有しており、外面に上記メス型パイプの連結ねじ部19b,19bに螺合される調節ねじ部53b,53bを有する。上記メス形球面53a,53aは、上記メス型パイプ51,51のメス形球面51a,51aと同様な曲率を有する。
上記のメス型パイプ51,51、オス型パイプ52,52およびアジャストリング53,53は、以下のようにして組み立てられる。
すなわち、オス型パイプ52,52の連結ねじ部52b,52cとメス型パイプ51,51の連結メスねじ部19b,19bとをそれぞれ向かい合わせて、図10の矢印で示すように、メス型パイプ51,51の連結メスねじ部19b側の開口より、オス型パイプ52,52をそれぞれ挿通し、オス型パイプ52,52の連結ねじ部52b,52cを、メス型パイプ51,51の内径d3の開口部より突出させる。これら突出した連結ねじ部52b、52c同士を互いにねじ結合することで一対のオス型パイプ52,52が相互に一体的に連結される。
次に、アジャストリング53,53のメス形球面53a,53aとメス型パイプ51,51の連結メスねじ部19b,19bとをそれぞれ向かい合わせて、同じく図10の矢印で示すように、アジャストリング53,53の連結オスネジ部53b,53bをメス型パイプ51,51の連結メスねじ部19b、19bに螺合し、アジャストリング53,53のメス形球面53a,53aをオス型パイプ52,52のオス形球面52a,52aに当接させる。これにより、アジャストリング53,53はオス型パイプ52,52が矢印方向と逆方向に抜けるのを防止するストッパとなっている。
上記の作業により、メス型パイプ51,51、オス型パイプ52,52およびアジャストリング53,53が相互に組みつけられ、全体としてパイプ形状になるとともに、メス形球面51a,51aおよび53a,53aと、オス形球面52a,52aの摺接する球面関節部が軸方向に2箇所形成されるので、複数球面関節型屈曲自在パイプとなる。
そして、この屈曲自在パイプ50は、メス型パイプ51,51に形成した連結ねじ部19b,19bを、グリップ部側連結ねじ部9およびヘッド側連結ねじ部15にねじ込むことで、グリップ部1とヘッド部2に掛け渡され、これらグリップ部1とヘッド部2を機械的に連結する。
上記屈曲自在パイプ50の内部には、通水路としてフレキシブルホース17が、図4と同様な構造で取付けられている。
このような構成の実施例4について、作用を説明する。
本例の屈曲自在パイプ50を構成するメス形球面とオス形球面が結合された球面継手は、球面と球面が相互に回動可能であるから屈曲パイプ50を、図1の(B)図および(C)図で示すように、曲げることができるばかりでなく、図1の(A)図で矢印で示すように、軸線の周りに回転させることもできるので、ヘッド部2の向きを広い範囲に亘って選択することができる。
しかも、この場合、球面継手箇所を2箇所持っているので、1箇所の屈曲点をもつ従来の場合に比べて曲げ範囲を大きくすることができ、曲げ角の調整範囲を大きくすることができる。
このように屈曲自在パイプ50を屈曲変形させた場合、内部に挿通されているホース17は、自身が屈曲自在であるため屈曲自在パイプ50の曲がりに追随して曲がる。
また、屈曲自在パイプ50を回転させた場合、フレキシブルホース17に捩りが加わるが、フレキシブルホース17の両端のOリング23,23がホース差込口8a,14a内で摺接して回り、ホースの捩れを防止することができる。この場合、Oリング23はホース差込口8a,14aの内周面に対し、接触面積が小さい状態で接するので、抵抗が小さく、グリップ部1およびヘッド部2に対し円滑に回り、ホースの捩れを防止することができる。よって、フレキシブルホース17は、屈曲自在パイプ50の曲がりや回転に追随し、通水経路を確保することができる。
また、メス型パイプ51,51に螺合してあるアジャストリング53,53を回して螺進させると、アジャストリング53,53のメス形球面53a,53aがオス型パイプ52,52のオス形球面52a,52aを押圧する。これにより、オス形球面52a,52aと、メス形球面51a,51aおよび53a,53aとの摩擦力を変えることができる。よって、屈曲自在パイプ50を曲げたり、回すときに、その抵抗が大きい場合はアジャストリング53,53を緩めて抵抗を小さくしたり、または、摩擦抵抗が小さい場合はアジャストリング53,53を締め込んで抵抗を増すこともできる。これにより、屈曲操作の力加減を調節することができる。
そして、この実施例の場合、オス型パイプ52,52を、図10の矢印で示すように、メス型パイプ51,51の連結メスねじ部19b側から挿通して連結ねじ部52b,52c同士をねじ結合するとともに、アジャストリング53,53を、同じく図10の矢印で示すように、メス型パイプ51,51に螺合してオス型パイプ52,52を押えるので、実施例1ないし実施例3のように、無理やり押し込んで嵌合する組み立て方法の場合に比べて、組み付けが容易になるとともに、メス形球面とオス形球面の互いの嵌合部の抜けを防止することができる。
(実施例5)
次に実施例5について、図11に基づいて説明する。
図11は実施例5のシャワーヘッドの断面図である。
上記実施例1ないし実施例4では、複数の球面継手構造をもつ屈曲自在パイプ16,30,40,50と、端部が相対的に回動可能なフレキシブルホース17をパイプの軸線上に配置したことにより、パイプの屈曲と回転を可能としたシャワーヘッドについて説明したが、本発明は、パイプの曲げ変形だけでシャワー水の噴射方向を調節可能としたシャワーヘッドであってもよい。
このような曲げ調節可能なシャワーヘッドについて実施例5に基づいて説明する。
本実施例の屈曲自在パイプ60は、実施例1の屈曲自在パイプ16と同様な構造であって、メス形球面18a,19aとオス形球面18b、19bが結合された球面継手箇所を複数箇所備えており、曲げ変形可能であり、曲げた場合にその曲げ形状を保持する。
この屈曲自在パイプ60は、実施例1のパイプより細く形成してあり、パイプの両端をグリップ部1とヘッド部2の軸線上でこれら両者間に掛け渡し、これらグリップ部1とヘッド部2を機械的に連結してある。なお、断面図には表れていないが、グリップ部1及びヘッド部2における屈曲材パイプ60との嵌合部は、いずれも流路に大きな影響を与えない構造でグリップ部1及びヘッド部2の本体に固定されている。
そして、グリップ部1とヘッド部2の間には、上記屈曲自在パイプ60の外側に位置して、このパイプを囲うようにフレキシブルホース61が連結されている。このフレキシブルホース61は、両端が金属などで形成されたホースバンド62,62などによりグリップ部1およびヘッド部2に水密に連結されており、内部に通水路63を構成している。
したがって、グリップ部1の通水路8に供給された水は、上記フレキシブルホース61で囲まれた通水路63を通り、ヘッド側通水路14に送られるようになっている。
このような構成の実施例5の場合、屈曲自在パイプ60がメス形球面18a,19aとオス形球面18b、19bの結合された球面継手箇所を複数箇所備えているので、曲げ角度を大きく変えることができ、噴射方向の調節範囲が増す。
しかも、フレキシブルホース61は、ヘッド部の回転に対しては捩れが発生するものの、屈曲自在パイプ60の曲げ変形に追随して曲がるので、屈曲自在パイプ60の曲げを阻害せず、グリップ部側からヘッド側に向かう通水路を確保できる。
(実施例6)
次に実施例6について、図12に基づいて説明する。
図12は実施例6のシャワーヘッドの断面図である。
この実施例6は、屈曲自在パイプを水密構造、すなわち水漏れしない構造にすることで、屈曲自在パイプ自身が通水路を兼用したものである。
実施例6の屈曲自在パイプ70は、実施例1の屈曲自在パイプ16と同様なパイプ18,19,20を組み合わせた構造の屈曲自在パイプを用いており、この屈曲自在パイプ70は、曲げ変形可能であり、曲げた場合にその曲げ形状を保持する機能を奏する。
この屈曲自在パイプ70の内側には、変形自在な柔軟性のゴムや蛇腹などからなるチューブ71を挿通し、このチューブ71の両端をパイプ70に対して接着や圧入、挟着、その他の手段により接合して水密を保ち、チューブ71をパイプ70に対して一体的に取付けてある。
このような構成の場合、チューブ71が屈曲自在パイプ70と一体化しているので、取扱いが容易になり、組み付け作業が簡単になる。
そして、グリップ部側通水路8から送り込まれる水は、屈曲自在パイプ70内、実質的にはチューブ71内に形成された通水路72を通りヘッド側通水路14側に流れる。
水圧によってチューブ71が膨らんでも、チューブ71の外周囲を屈曲自在パイプ70が囲っているので、チューブ71はパイプ70の内面に接して膨らみが規制され、よってチューブ71の肉厚を薄くしても、破れたり、水漏れを生じることはなく、通水路としての機能を果たす。
屈曲自在パイプを水密構造、すなわち水漏れしない構造にすることで屈曲自在パイプ自身が通水路を兼用するものとしては、上記実施例6に限らず、例えば、実施例1ないし実施例4に示された屈曲自在パイプ16,30,40,50の外周面に、図示しないが熱収縮チューブやゴムチューブなどを密着して被着すれば、屈曲自在パイプ16,30,40,50を水密構造にでき、図4に示すような格別なフレキシブルホース17を用いなくてもパイプ自身の内部に通水路を構成することが出来る。
また、屈曲自在パイプ16,30,40,50の内面に防水皮膜を形成してパイプ自身の内部に通水路を構成することが出来る。
(実施例7)
次に、実施例7について、図13及び図14に基づいて説明する。実施例7は、美容室や理容室の洗髪台に用いられる小型のハンド式シャワーヘッドに適用した例を示し、図13の(A)図は正面図、(B)図は側面図、(C)図は曲げ状態に調節した姿勢の側面図、図14は断面図である。
理・美容室で使用されるハンド式シャワーヘッドは、仰向けに寝たお客の後頭部を洗髪するのに適するように、シャワーヘッド全体が理・美容師の手のひらに納まる程度の小形になっている。
本実施例では、シャワーヘッド80を、シャワー基端部81とヘッド部82とに分割し、これらシャワー基端部81とヘッド部82の間に角度調節手段83を連結してある。
シャワー基端部81は、接続ねじ部84を有しており、このねじ部84は給水源としてのシャワーホース85に接続される。
ヘッド部82には、多数の散水孔85を形成した散水板86が取り付けられている。
本実施例の角度調節手段83は、実施例4の図9および図10に示された屈曲自在パイプ50と同様の構造を採用しており、したがって本実施例では実施例4に用いられた部品と構成を同一にするものは同一番号を用いて説明を省略する。
そして、屈曲自在パイプ50の内部には、実施例4と同様のフレキシブルホース17が、図4と同様な構造で取付けられている。
このような構成の実施例7の場合、この種の理・美容室用シャワーヘッドは、仰向けに寝たお客の後頭部と洗面台との間の隙間に差し入れて、お客様の後頭部を洗髪するのに適するように小型になっているが、洗髪中に手のひらの中でヘッドの向きを微妙に調節してシャワー水の当る箇所を変えるのに有効となる。
また、本発明は、シャワー基端部が浴室の壁に固定されていたり、給水配管に接続されているようなシャワー装置にも適用可能である。
以上説明した通り本発明によれば、シャワー基端部に対しヘッド部の向きを変更可能であるから、シャワー水の噴射方向を自在に変更することができる。しかも、シャワー基端部とヘッド部をと連結する角度調節手段は、オス形球面とメス形球面を互いに回動可能に嵌合した球面関節部を複数個連設して構成された複数球面関節構造であるから、従来の単一の球面継手タイプに比べて曲げ方向を大きく調節することができ、使い勝手が向上する。
また、本発明によれば、曲げ角度を大幅に大きくすることができるばかりでなく、ヘッドを回転させることもできるので、シャワー水の噴射方向を3次元的に調節することもでき、使い勝手が増す。
1…グリップ部(シャワー基端部)
2…ヘッド部
3…角度調節手段
16,30,40,50,60,70,83…屈曲自在パイプ
17,61,71…フレキシブルホース
18…メス・オス型パイプ
18a,19a,32a,41a,51a…メス形球面
18b,20a,31a,42a,52a…オス形球面
19,32,51…メス型パイプ
19b,20b…連結ねじ部
20,42,52…オス型パイプ
21…ゴムホース
22…コネクタ
31…オス・オス型パイプ
41…メス・メス型パイプ
53…アジャストリング
61…フレキシブルホース
71…チューブ

Claims (5)

  1. 散水部を備えたヘッド部と、給水源に接続されるシャワー基端部と、これらヘッド部とシャワー基端部の間に設けられ、散水部の向きを変えてシャワー水の散水方向を変更可能な角度調節手段とを具備したシャワー装置であって、
    上記角度調節手段が、
    オス形球面とメス形球面を互いに回動可能に嵌合した球面関節部を備え、しかもこの球面関節部複数個連結されており、繰返して曲げ変形可能であり、曲げた場合にその曲げ形状を保持する複数球面関節型屈曲自在パイプと、
    この複数球面関節型屈曲自在パイプにおけるオス形球面とメス形球面の摩擦力を調節するアジャスト手段と、
    上記複数球面関節型屈曲自在パイプの変形に伴って変形し、シャワー基端部側からヘッド側に通水を導く屈曲可能な通水路とを備えることを特徴とするシャワー装置。
  2. 複数球面関節型屈曲自在パイプが、両端にメス形球面を備えたメス・メス型パイプと、少なくとも一端にオス形球面を備えた一対のオス型パイプとを備え、メス・メス型パイプの両端メス形球面とオス型パイプのオス形球面と回動可能に嵌合した状態で連結されることにより球面関節部を複数個設けたことを特徴とする請求項1に記載のシャワー装置。
  3. 複数球面関節型屈曲自在パイプが、一端に内面が球面となっているメス形球面を有するとともに他端に連結ねじ部を備えた一対のメス型パイプと、一端に外面が上記メス形球面に嵌合して回動自在に摺接するオス形球面を有するとともに他端に連結ねじ部を備え、それぞれ上記メス型パイプの連結ねじ部側から挿入されて連結ねじ部同士で結合される一対のオス型パイプと、内面に上記オス型パイプのオス形球面に嵌合して回動自在に摺接するメス形球面を有し外面に上記メス型パイプの連結ねじ部に螺合される調節ねじ部を有するアジャスト手段と、を備えることにより球面関節部が複数個設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシャワー装置。
  4. 通水路がフレキシブルホースで形成されているとともに、屈曲自在パイプの内部に挿通されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一に記載のシャワー装置。
  5. フレキシブルホースが、少なくとも一端がヘッド部およびシャワー基端部の一方に対し回動可能に接続されていることを特徴とする請求項4に記載のシャワー装置。
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