JP2016037820A - 水栓装置 - Google Patents

水栓装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016037820A
JP2016037820A JP2014163553A JP2014163553A JP2016037820A JP 2016037820 A JP2016037820 A JP 2016037820A JP 2014163553 A JP2014163553 A JP 2014163553A JP 2014163553 A JP2014163553 A JP 2014163553A JP 2016037820 A JP2016037820 A JP 2016037820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water discharge
hose
discharge head
water
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014163553A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6543894B2 (ja
Inventor
憲作 吉永
Kensaku Yoshinaga
憲作 吉永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2014163553A priority Critical patent/JP6543894B2/ja
Publication of JP2016037820A publication Critical patent/JP2016037820A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6543894B2 publication Critical patent/JP6543894B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Abstract

【課題】優れた外観意匠性を実現するための屈曲部を有する水栓装置において、外観意匠性を損なうことなくプルアウト式の吐水ヘッド構造を実現し、更にはプルアウト後の吐水ヘッドの操作性も向上させる。【解決手段】設置面に取り付けられる立管形状の基部と、前記基部の管内に挿通されるホースと、前記基部の上端に着脱可能であり前記ホースからの水を吐水する吐水ヘッドと、を備え、前記吐水ヘッドは、前記基部の上端に載置されるように接続部材を介して前記基部に装着され、前記接続部材を介して前記ホースと接続され、前記接続部材によって少なくとも前記基部の管内に挿通された前記ホースの軸と直交する第1の回転軸周りに回転可能に構成されていることを特徴とする水栓装置。【選択図】図4

Description

本発明は水栓装置に関し、特に、吐水ヘッドを基部から引き出して使用可能な水栓装置に関する。
従来、使用者等の操作によって吐水ヘッドの位置や傾きを調整可能に構成した水栓装置が知られている。また、カウンターや洗面台等の設置面に固定された管状の基部と、基部の管内を挿通して給水源に接続されたホースを連結され、管状体から取り外し可能な吐水ヘッドと、を備えるプルアウト式の水栓装置も知られている。このようなプルアウト式の水栓装置では、水栓装置の吐水方向や吐水角度の自由度向上に関して様々な工夫が為されている。
例えば、特許文献1には、設置面としてのカウンターに立設される管状の基部と、基部の管内に挿通されたホースと、ホースに連結されていて前記基部の上端に着脱可能な吐水ヘッドと、を備えたホース収納式水栓であって、基部の途中位置に人力で屈曲可能な関節部を設けたものが開示されている。このホース収納式水栓によれば、管状体に装着された状態での吐水ヘッドの位置や角度の選択範囲が広くなる。
特許文献2には、設置面としての洗面台等に固着された取付基部と、この取付基部に固定された多関節形状の支持アームと、この支持アーム先端に固定された吐水ヘッドと、を備える吐水装置が開示されている。この吐水装置によれば、吐水ヘッドの位置調整の自由度が向上する。
特開2000−144832号公報 実開平01−79664号公報
しかしながら、上述した従来の水栓装置においては次のような問題がある。
特許文献1に記載の技術では、基部の管内に吐水ヘッドに連結されたホースを挿通しているため、基部を一定以上に大きく屈曲させると基部の管内に挿通されたホースも大きく屈曲することとなり、屈曲部を挿通するホースに大きな負担がかかる。また、ホースの引き出し時又は収納時に屈曲部を通るホースの擦過抵抗が大きく、ホースの引き出しや収納がしにくく不便である。
ところで、設置面から延びる立管部と、この立管部に対して略直交して形成されるスパウト部と、を有する全体L字形状の水栓装置が知られている。この全体L字状の水栓装置は、その直線的な外観のため意匠性が良い。しかしながら、このような全体L字状の水栓装置においてスパウト部を引き出し自在のプルアウト式構成を実現することは困難であった。
例えば、スパウト部の途中で分割して先端側スパウト部と立管側スパウト部とし、先端側スパウト部を吐水ヘッドとし、立管部と立管側スパウト部とを吐水ヘッドを取り付けるための基部とする構成が考えられる。しかしながら、この構成では、立管部と立管側スパウト部の間に略直角に屈曲する屈曲部を有するため、上述のように屈曲部を挿通するホースにかかる負担が大きく、ホースの引き出しや収納がしにくい。
また、例えば、立管部の途中で分割してスパウト側立管部と基端側立管部とし、スパウト部とスパウト側立管部を吐水ヘッドとし、基端側立管部を吐水ヘッドを取り付けるための基部とする構成が考えられる。しかしながら、この構成では、略直角に屈曲するスパウト部とスパウト側立管部が吐水ヘッドになるため、吐水ヘッドを引き出して使用する際に、吐水ヘッドに接続されたホースを屈曲させながら使う必要が生じてしまい、使い勝手が悪くなる。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、優れた外観意匠を実現するための屈曲部を有する水栓装置において、外観意匠を損なうことなくプルアウト式の吐水ヘッド構造を実現し、更にはプルアウト後の吐水ヘッドの操作性を向上させることを目的とする。
本発明の態様の1つは、設置面に取り付けられる立管形状の基部と、前記基部の管内に挿通されるホースと、前記基部の上端に着脱可能であり前記ホースからの水を吐水する吐水ヘッドと、を備え、前記吐水ヘッドは、前記基部の上端に載置されるように接続部材を介して前記基部に装着され、前記接続部材を介して前記ホースと接続され、前記接続部材によって少なくとも前記基部の管内に挿通された前記ホースの軸と直交する第1の回転軸周りに回転可能に構成されていることを特徴とする水栓装置である。
このように構成した水栓装置においては、接続部材によって吐水ヘッドが第1の回転軸周りに回転可能に接続されているため、吐水ヘッドを引き出した後も吐水ヘッドの取り回しがしやすく、水栓装置の操作性を向上させることができる。
また、本発明の選択的な態様の1つは、前記吐水ヘッドは、前記接続部材によって前記基部の管内に挿通された前記ホースの軸である第2の回転軸周りに回転可能に構成され、前記接続部材によって構成される前記第1の回転軸と前記第2の回転軸は、前記吐水ヘッドを前記基部に装着した状態で使用可能であり、前記吐水ヘッドを前記基部に装着した状態において、前記第2の回転軸は、前記基部と同軸となることを特徴とする水栓装置である。
このように構成した水栓装置においては、吐水ヘッドを基部に装着した状態においても、第2の回転軸周りに接続部材を回転させて吐水ヘッドをカウンターと略平行な水平面内で首振り回動させたり、第1の回転軸周りで接続部材を回転させて吐水ヘッドをカウンターと略垂直な鉛直面内で首振り回動させたりすることができる。
また、本発明の選択的な態様の1つは、前記接続部材に形成され前記吐水ヘッドと接続される吐水ヘッド接続部と、前記接続部材に形成され前記ホースと接続されるホース接続部と、前記吐水ヘッド及び前記吐水ヘッド接続部を覆う吐水ヘッドカバーと、前記基部に形成され前記ホース接続部を収容する収容凹部と、を備えることを特徴とする水栓装置である。
このように構成した水栓装置においては、接続部材の吐水ヘッド接続部が吐水ヘッドカバーによって覆われており、また、ホース接続部が水栓本体の収容凹部に収容されるため、吐水ヘッドを水栓本体に装着した際には、接続部材を水栓装置の内部に隠すことができる。これにより、接続部材によって実現している第1の回転軸と第2の回転軸を1つの継ぎ目に集約することができ、かつ目立ちにくくすることができるため、水栓装置の外観意匠性を損なうことがない。
なお、上述した水栓装置は、他の装置やシステムに組み込まれた状態で実施されたり他の方法とともに実施されたりする等の各種の態様を含む。
本発明によれば、優れた外観意匠性を実現するための屈曲部を有する水栓装置において、外観意匠性を損なうことなくプルアウト式の吐水ヘッド構造を実現し、更にはプルアウト後の吐水ヘッドの操作性も向上させることができる。
本実施形態に係る水栓装置の外観を示す図である。 本実施形態に係る水栓装置の外観を示す図である。 本実施形態に係る水栓装置の分解斜視図である。 吐水部の拡大斜視図である。 吐水部の断面図である。 接続部材の構造を説明する拡大斜視図である。 吐水ヘッドの動作を説明する図である。 接続部材側の回転軸構成部の拡大斜視図である。 吐水ヘッド側の回転軸構成部の拡大斜視図である。 回転軸構成部の拡大分解斜視図である。 吐水ヘッドの動作と回転軸構成部内の通水路を説明する図である。 吐水ヘッド内の通水路を説明する図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。
図1,図2は本実施形態に係る水栓装置100の外観を示す図、図3は本実施形態に係る水栓装置100の分解斜視図、図4は吐水部10の拡大斜視図、図5は吐水部10の断面図、図6は接続部材40の構造を説明する拡大斜視図、図7は吐水ヘッド30の動作を説明する図、図8は回転軸構成部43の拡大斜視図、図9は回転軸構成部34の拡大斜視図、図10は回転軸構成部34,43の拡大分解斜視図、図11は吐水ヘッド30の動作と回転軸構成部34,43内の通水路を説明する図、図12は吐水ヘッド30内の通水路を説明する図である。
本実施形態の水栓装置100は、吐水部10と水栓本体50が別体として設けられたセパレート式の水栓装置であり、設置面としてのシンク近傍のカウンターCに吐水部10と水栓本体50とがそれぞれ固定されている。なお、吐水部10と水栓本体50とは別体に限るものではなく一体化してもかまわない。
水栓本体50は、いわゆるシングルレバー水栓であり、給水配管P1に接続された給水ホースH1、給湯配管P2に接続された給湯ホースH2、及び、吐水部10に接続された吐水ホースH3を、カウンターCの下からそれぞれ接続されている。水栓本体50は、供給された湯と水を混合するための混合弁を内蔵しており、給水ホースH1を介して給水配管P1から給水を受けるとともに給湯ホースH2を介して給湯配管P2から給湯を受け、混合弁による湯水の混合によって得られた混合水を吐水ホースH3を介して吐水部10へ供給する。
水栓本体50は、給水配管P1および給湯配管P2からの給水及び/又は給湯を受けてその混合量および流量を調整するための操作部として操作レバー51を有する。例えば、シングルレバー水栓としての水栓本体50は、操作レバー51の左右方向への回転操作によって湯水の混合量を調整して吐水温度を調整し、操作レバー51の前後方向への回転操作によって吐水量の調整を行うことができる。これにより、水栓装置100の使用者は、操作レバー51の操作によって吐水部10から吐水される湯水の吐水量や吐水温度を制御することができる。
吐水部10は、基端側をカウンターCに固定された立管形状の基部としての吐水部本体20、吐水部本体20の先端側に載置した状態で吐水部本体20に装着される長尺角材状の外形の吐水ヘッド30、及び、吐水ヘッド30を吐水部本体20に装着する際に吐水ヘッド30と吐水部本体20とを連結する接続部材40を有する。
吐水部本体20は、基体21、及び、当該基体21の外側を覆う筒状に形成されたカバー部22を有する。基体21は、基体21の下部に設けられた取付部211、基体21の基端と先端との間を貫通して設けられたホース挿通孔212、ホース挿通孔212の基端側の開口の第1ホース出入口213、及び、ホース挿通孔212の先端側の開口の第2ホース出入口214を有する。
取付部211は、カウンターCに設けられた取付孔C1よりも幅広のフランジ部2111、及び、フランジ部2111よりも基端側に設けられて取付孔C1と略同径の管状の雄ねじ部2112を有する。雄ねじ部2112は外周面にネジ溝が形成されており、この雄ねじ部2112をカウンターCの上面側から取付孔C1に挿通してフランジ部2111の下面をカウンターCの上面に当接させ、雄ねじ部2112に対してカウンターCの下側から三角パッキン、ワッシャ等を介してナット等の雌ねじ構造を有する部材をねじ込む。これにより、取付部211がカウンターCに固定され、ひいては基体21がカウンターCに固定される。このようにして基体21をカウンターCに固定した状態において、第1ホース出入口213はカウンターCの下に開口し、第2ホース出入口214はカウンターCよりも上に開口する。
ホース挿通孔212内には、カウンターCの下を通って水栓本体50から延びる吐水ホースH3が第1ホース出入口213側から挿通されており、この吐水ホースH3は第2ホース出入口214に着脱可能に装着される接続部材40に対して接続される。このため、第1ホース出入口213からは吐水ホースH3の水栓本体50へ向けて延びる側が出入りし、第2ホース出入口214からは接続部材40及び吐水ホースH3の接続部材40へ向けて延びる部分が出入りする。ホース挿通孔212の径は、全体的に吐水ホースH3よりも太く形成されており、ホース挿通孔212内に挿通された吐水ホースH3は、吐水ヘッド30の引き出し度合いに応じてホース挿通孔212内を挿通方向に沿って進退移動することができる。
接続部材40は、第2ホース出入口214に対して着脱可能に装着される装着部42と、後述する吐水ヘッド30の回転軸構成部34と一体化して吐水ヘッド30と接続部材40との間の回転軸(後述する第1の回転軸R1)を構成する回転軸構成部43と、を有する。
装着部42は、基体21の略円筒状の第2ホース出入口214の内径より僅かに小さい外径を有する円筒状であり、装着部42を第2ホース出入口214に挿入することで接続部材40を吐水部本体20に対して装着すると、図7に示すように装着部42が収容凹部としての第2ホース出入口214付近のホース挿通孔212内に収容されてその円筒軸周りに回転可能に遊嵌される。すなわち、第2ホース出入口214付近のホース挿通孔212は吐水ヘッド接続部を構成し、第2ホース出入口214(又は装着部42)の円筒軸が第2の回転軸R2を構成する。なお、この第2の回転軸R2は、ホース挿通穴212に挿通された吐水ホースH3の軸と略一致する。
装着部42には、第2の回転軸R2の延びる方向において回転軸構成部43が設けられる側と反対側に向けて開口された開口421に対して吐水ホースH3の一端が連結されている。この開口421を有する装着部42が本実施形態においてホース接続部を構成する。
具体的には、装着部42の開口421に対し、吐水ホースH3の先端部にシール材としての三角パッキンH31を装着して開口421内部に向けて押圧した状態とし、吐水ホースH3の周面に沿って形成された係合部H32に対して装着部42の外側面に形成された窓部411から係止具412を遊嵌する。係止具412は、窓部411の縁に係止されるとともに係合部H32にも係止され、吐水ホースH3の開口421からの抜け止めとして機能する。これにより、吐水ホースH3が装着部42に対してホース軸X1周りに回転自在に接続される。
従って、吐水部本体20に吐水ヘッド30を装着した状態で図6に示す矢印の方向に回転させたり、吐水ヘッド30を吐水部本体20から引き出して使用したりする際に、吐水ホースH3が捻れにくい構造が実現される。また、窓部411から係止具412を係合部H32に遊嵌するだけで吐水ホースH3を装着部42に対して連結できるため、接続部材40への吐水ホースH3の取り付けや取り外しが容易であり、水栓装置100の組立作業性や分解メンテナンス性が向上する。
装着部42には、その外壁に略半球状の凹部413が、円周方向に沿って一定の間隔で複数設けられている。
一方、基体21のホース挿通孔212には、その内壁に略半球状の突起215が、第2ホース出入口214から所定距離の円周方向に沿って一定の間隔で複数設けられている。図5,図6に示す例では、ホース挿通孔212の円筒軸に対称な位置にそれぞれ突起215が設けられている。これら突起215は、装着部42を基体21に対して所定の装着状態で装着したときに、第2ホース出入口214からの距離が凹部413と略一致する位置に設けてある。すなわち、装着部42を基体21に装着して第2の回転軸R2周りに回転すると、いずれかの回転位置で凹部413と突起215が対面するようにしてある。
突起215は、ホース挿通孔212の内側面から出没自在に設けてあり、ホース挿通孔212に向けて突出する方向へ付勢されている。
具体的には、図5に示すように、基体21の外側面からホース挿通孔212に近づくほど縮径する截頭半球状の孔216がホース挿通孔212側へ貫通するように形成してあり、孔216の入口216aよりも広径であってホース挿通孔212側の開口216bよりも狭径の球体としてのボールベアリング217を基体21の外側から孔216に嵌装して、開口216bからボールベアリング217の一部をホース挿通孔212側へ突出させて、ボールベアリング217を基体21の外側面側から弾性部材としての環状の板バネ218で基体21に向けて押圧付勢してある。これにより、ホース挿通孔212へ突出したボールベアリング217の一部が、ホース挿通孔212の内側面から出没自在な突起215となる。
以上のように、突起215と凹部413とを設けることにより、ホース挿通孔212の中で第2の回転軸R2周りに装着部42を回転させたときに、突起215と凹部413とが対面する回転範囲内では突起215が回転方向に沿って凹部413への嵌合状態と非嵌合状態とが繰り返されてクリック感が発生し、突起215と凹部413とが対面しない回転範囲内では、突起215の当接対称面に凹部413が無いため非嵌合状態が継続してクリック感が発生しない。従って、例えば、所定の回転範囲ではクリック感を発生させ、非所定の回転範囲ではクリック感を発生させないように構成することで、クリック感の有無によって所定の回転範囲と非所定の回転範囲を使用者が識別できるようにすることができる。
回転軸構成部43は、装着部42の上端と一体的に構成された一端閉塞円筒状の部位であり、その円筒軸は、装着部42の第2の回転軸R2と略直交する方向としてある。この回転軸構成部43の円筒軸及び後述する回転軸構成部34の円筒軸が本実施形態において第1の回転軸R1を構成する。
回転軸構成部43と装着部42とをつなぐ連接部431には、回転軸構成部43の内部空間と装着部42の内部空間との間を連通する連通孔432が形成されている。吐水ホースH3から装着部42に供給された湯水は、この連通孔432を通って回転軸構成部43の円筒内に供給される。
吐水ヘッド30は、主として図3、図4、図10に示すように、吐水ヘッド30の外側を覆う吐水ヘッドカバーとしてのカバー部31、吐水ヘッド30の基端部30bから先端部30aへ連通する通水路WP2を設けられた通水路形成部32、吐水ヘッド30の先端部30aに設けられた吐水口33、及び、吐水ヘッド30の基端部30bに設けられた回転軸構成部34を有する。カバー部31は、下面を開口した矩形箱状であり、本実施形態では通水路形成部32及び吐水ヘッド接続部としての回転軸構成部34を覆うように設けられている。以下、図3に示した方向(前後上下左右)を用いて説明する。
回転軸構成部34は、図9に示すように、通水路形成部32の後端の一部を刳り抜き状に凹ませた凹部351内に設けられている。本実施形態において、凹部351は、通水路形成部32の上側壁部分(以下、上庇部353とする。)と右側壁部分(以下、横庇部352とする)を残しつつ後端右下から凹ませて設けてある。凹部351内において、回転軸構成部34は、円筒軸を左右方向に配向させて、横庇部352から左方へ向けて突出するように設けられた円筒状の部位である。回転軸構成部34の筒内空間は、横庇部352内を通って、通水路形成部32内の通水路WP2に連通されている。
回転軸構成部34は、回転軸構成部43の内径と略一致する外径を有する。回転軸構成部34を、オーリング等の水密封止材を介在させつつ回転軸構成部43の開口433へ挿入すると、回転軸構成部34と回転軸構成部43とが合体して、回転軸構成部34が回転軸構成部34の内部で第1の回転軸R1の軸周りに回転可能になる。
これにより、吐水部10は、吐水部本体20に吐水ヘッド30を装着した状態において、吐水部本体20と吐水ヘッド30の間の角度が略90°の全体L字型の状態と、吐水部本体20と吐水ヘッド30の間の角度が略180°の全体I字型の状態との間の適宜の角度の状態を実現可能となる。また、吐水部10は、吐水部本体20から吐水ヘッド30を取り外した状態において、吐水部本体20とホースH3の間の角度が略90°の状態と、吐水部本体20とホースH3の間の角度が略180°の状態との間の適宜の角度の状態を実現可能となる。
回転軸構成部34と回転軸構成部43は、固定具を用いて合体した状態に固定される。具体的には、凹部352の上面から前面にかけて、回転軸構成部34に合体したときの回転軸構成部43の円筒の閉塞面434側に沿って、溝354が形成されている。この溝354に固定具としての固定板36を係合させて、固定板36の略中央に形成された孔361と、回転軸構成部43の円筒の閉塞面434に形成された孔436との位置を合わせて、固定具としてのビス37を孔361を通して孔436に固定する。これにより、回転軸構成部34と回転軸構成部43とを合体した状態に固定することができる。また、固定板36とビス37を用いて回転軸構成部34と回転軸構成部43の合体状態を固定するため、第1の回転軸R1及びその内部に形成される通水路WP3(図12参照)を、組立やメンテナンスが容易な構造で実現できる。
回転軸構成部43は、その円筒側面に円筒軸に沿う方向に溝435,435が一定間隔を空けて形成されている。溝435,435には、化粧板38の端部の爪部381、381を係止することにより、回転軸構成部43の円筒側面に化粧板38を固定してある。本実施形態では、庇部35で覆われない回転軸構成部43の円筒側面部分を覆うように、化粧板38を取り付けてある。従って、化粧板38の表面にカバー部22やカバー部31と統一性のある意匠性を付与することにより、水栓装置100の全体に統一感ある意匠を実現できる。
吐水ヘッド30は、図11に示すように、第1の回転軸R1を軸心として装着部42(図11には不図示)に対して一定の角度範囲(図11では、略90°〜略180°)で回転可能である。この角度範囲において、互いに合体した回転軸構成部43と回転軸構成部34の連通孔432と通水孔341が互いに重複するように構成されている。従って、吐水ヘッド30と接続部材40の装着部42との角度に関わらず、吐水ホースH3と回転軸構成部43の通水路WP3との間は常に連通した状態になっている。
以上説明したように、水栓本体50から吐水ホースH3を介して接続部材40へ供給される混合水は、図11、図12に示すように、接続部材40内の通水路WP1を通って鉛直上方へ流れて回転軸構成部34,43の内部へ至り、回転軸構成部34,43の内部に形成された通水路WP3から吐水ヘッド30内の通水路WP2を通って吐水ヘッド30の先端部30aへ至り、吐水口33から吐出される。
以上説明した吐水部本体20において、回転軸構成部43は、装着部42を第2ホース出入口214に装着した状態で、第2ホース出入口214の外に位置するように設けられている。すなわち、互いに合体して第2の回転軸R2を構成する回転軸構成部34と回転軸構成部43が吐水部本体20の外に位置するため、第2の回転軸R2を軸心とした吐水部本体20に対する吐水ヘッド30の回転を、吐水ヘッド20を吐水部本体20に装着した状態で使用可能である。むろん、第1の回転軸R1を軸心とした吐水部本体20に対する吐水ヘッド30の回転も使用可能である。すなわち、吐水ヘッド30を吐水部本体20に装着した状態で、吐水ヘッド30は、第2の回転軸R2周りに接続部材40を回転させてカウンターCと略平行な水平面内で首振り回動させたり、第2の回転軸周りで接続部材40を回転させてカウンターCと略垂直な鉛直面内で首振り回動させたりすることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限られず、上述した実施形態の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成等も含まれる。また,本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されず,特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
10…吐水部、20…吐水部本体、21…基体、211…取付部、2111…フランジ部、2112…雄ねじ部、212…ホース挿通孔、213…第1ホース出入口、214…第2ホース出入口、215…突起、216…孔、216a…入口、216b…開口、217…ボールベアリング、218…板バネ、22…カバー部、30…吐水ヘッド、30a…先端部、30b…基端部、31…カバー部、32…通水路形成部、33…吐水口、34…回転軸構成部、341…通水孔、35…庇部、351…凹部、352…横庇部、353…上庇部、354…溝、36…固定板、361…孔、37…ビス、38…化粧板、381…爪部、40…接続部材、411…窓部、412…係止具、413…凹部、42…装着部、421…開口、43…回転軸構成部、431…連接部、432…連通孔、433…開口、434…閉塞面、435…溝、436…孔、50…水栓本体、51…操作レバー、100…水栓装置、C…カウンター、C1…取付孔、H1…給水ホース、H2…給湯ホース、H3…吐水ホース、H31…三角パッキン、H32…係合部、P1…給水配管、P2…給湯配管、R1…第1の回転軸、R2…第2の回転軸、WP1…通水路、WP2…通水路、WP3…通水路、X1…ホース軸

Claims (3)

  1. 設置面に取り付けられる立管形状の基部と、
    前記基部の管内に挿通されるホースと、
    前記基部の上端に着脱可能であり前記ホースからの水を吐水する吐水ヘッドと、
    を備え、
    前記吐水ヘッドは、前記基部の上端に載置されるように接続部材を介して前記基部に装着され、前記接続部材を介して前記ホースと接続され、前記接続部材によって少なくとも前記基部の管内に挿通された前記ホースの軸と直交する第1の回転軸周りに回転可能に構成されていることを特徴とする水栓装置。
  2. 前記吐水ヘッドは、前記接続部材によって前記基部の管内に挿通された前記ホースの軸である第2の回転軸周りに回転可能に構成され、
    前記接続部材によって構成される前記第1の回転軸と前記第2の回転軸は、前記吐水ヘッドを前記基部に装着した状態で使用可能であり、
    前記吐水ヘッドを前記基部に装着した状態において、前記第2の回転軸は、前記基部と同軸となることを特徴とする請求項1に記載の水栓装置。
  3. 前記接続部材に形成され前記吐水ヘッドと接続される吐水ヘッド接続部と、
    前記接続部材に形成され前記ホースと接続されるホース接続部と、
    前記吐水ヘッド及び前記吐水ヘッド接続部を覆う吐水ヘッドカバーと、
    前記基部に形成され前記ホース接続部を収容する収容凹部と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の水栓装置。
JP2014163553A 2014-08-11 2014-08-11 水栓装置 Active JP6543894B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014163553A JP6543894B2 (ja) 2014-08-11 2014-08-11 水栓装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014163553A JP6543894B2 (ja) 2014-08-11 2014-08-11 水栓装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016037820A true JP2016037820A (ja) 2016-03-22
JP6543894B2 JP6543894B2 (ja) 2019-07-17

Family

ID=55529131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014163553A Active JP6543894B2 (ja) 2014-08-11 2014-08-11 水栓装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6543894B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107190814A (zh) * 2017-06-30 2017-09-22 九牧厨卫股份有限公司 一种悬停定位装置和相关的抽拉式龙头

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH041265U (ja) * 1990-04-17 1992-01-08
JP2001303631A (ja) * 2000-04-21 2001-10-31 Inax Corp 水栓の吐水管
GB2397519A (en) * 2003-01-22 2004-07-28 Jing Mei Ind Holdings Ltd Faucet
US20060085906A1 (en) * 2004-10-21 2006-04-27 Globe Union Industrial Corp. Bathtub water tap

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH041265U (ja) * 1990-04-17 1992-01-08
JP2001303631A (ja) * 2000-04-21 2001-10-31 Inax Corp 水栓の吐水管
GB2397519A (en) * 2003-01-22 2004-07-28 Jing Mei Ind Holdings Ltd Faucet
US20060085906A1 (en) * 2004-10-21 2006-04-27 Globe Union Industrial Corp. Bathtub water tap

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107190814A (zh) * 2017-06-30 2017-09-22 九牧厨卫股份有限公司 一种悬停定位装置和相关的抽拉式龙头
CN107190814B (zh) * 2017-06-30 2022-11-15 九牧厨卫股份有限公司 一种悬停定位装置和相关的抽拉式龙头

Also Published As

Publication number Publication date
JP6543894B2 (ja) 2019-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10046340B2 (en) Combination showerhead with rotary button switching
US20080272591A1 (en) Hidden pivot attachment for showers and method of making same
TW200938182A (en) Bodyspray assembly
ES2656325T3 (es) Regulador de chorro con conector de tubo flexible
US20080099091A1 (en) Combination spout stop/bottom bushing
CN106468368B (zh) 具有快装固定装置的龙头
JP5671497B2 (ja) 水栓器具の取付構造、水栓器具、及び水栓器具の取付方法
JP2016037820A (ja) 水栓装置
JP5935093B2 (ja) カバー付き水栓
JP6924133B2 (ja) 水栓
JP6196527B2 (ja) 給水栓
JP6381237B2 (ja) 配管カバー、その取り付け方法及び水栓
JP2006193923A (ja) ストレーナ部材の脱着構造
JP2010107024A (ja) 管接続具
US20100212761A1 (en) Sanitary Water Outlet with a Ball and Socket Joint
KR20110007366A (ko) 회전형 수도꼭지
KR20130130884A (ko) 샤워헤드를 구비한 수전금구
JP7171308B2 (ja) 吐水装置及び洗面台
JP2007024284A (ja) ガス栓
JP7175133B2 (ja) 吐水装置及び洗面台
JP3168073U (ja) シャワーヘッド
CN104652545A (zh) 水栓装置
JP7237599B2 (ja) 水栓の接続構造
JP5465377B2 (ja) 水栓器具
JP2020143488A (ja) 吐水装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6543894

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150