JP5951416B2 - リン含有廃水からのリン回収方法、及びその装置 - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態におけるリン含有廃水からのリン回収装置の概略構成図である。
図1に示すリン含有廃水からのリン回収装置10は、反応槽11と、リン濃縮槽12とを有し、回分式のリン回収装置を構成している。また、反応槽11内には、リン蓄積菌固定化担体13が分散配置されている。
最初に、例えば図示しないバッファタンク内に貯留しているリン含有廃水W1を、好気的条件形成手段17としてのブロアー16の非動作状態、すなわち上述したような嫌気的条件で反応槽11内に供給する。なお、リン含有廃水中において、リンは一般にリン酸イオン(PO4 3−又はP2O7 4−)あるいはリン酸塩の形態で存在する。なお、以下においては、リン酸イオン及びリン酸塩を総称してリン酸と呼ぶことにする。
図3は、本実施形態におけるリン含有廃水からのリン回収装置の反応槽の概略構成を示す図である。なお、図1に示すリン回収装置における構成要素と類似あるいは同一の構成要素については同一の参照数字を用いている。
図4は、本実施形態におけるリン含有廃水からのリン回収装置の概略構成図である。なお、図1に示すリン回収装置における構成要素と類似あるいは同一の構成要素については同一の参照数字を用いている。
最初に、例えば図示しないバッファタンク内に貯留しているリン含有廃水W1を、反応槽11の第1の反応室211内に供給する。なお、リン含有廃水中において、リンは一般にリン酸イオン(PO4 3−又はP2O7 4−)あるいはリン酸塩の形態で存在する。なお、以下においては、リン酸イオン及びリン酸塩を総称してリン酸と呼ぶことにする。
図5は、本実施形態におけるリン含有廃水からのリン回収装置の概略構成図である。なお、図1及び図4に示すリン回収装置における構成要素と類似あるいは同一の構成要素に ついては同一の参照数字を用いている。
最初に、例えば図示しないバッファタンク内に貯留しているリン含有廃水W1を、反応槽11の第1の反応室311内に供給する。なお、リン含有廃水中において、リンは一般にリン酸イオン(PO4 3−又はP2O7 4−)あるいはリン酸塩の形態で存在する。なお、以下においては、リン酸イオン及びリン酸塩を総称してリン酸と呼ぶことにする。
NH4 ++2O2→NO3 −+H2O+2H+
2NO3 −+5H2→N2+2OH−+4H2O
11 反応槽
12 リン濃縮槽
13 リン蓄積菌固定化担体
13A メッシュ状容器
14 攪拌機(嫌気的条件形成手段)
15 散気管
16 ブロアー
17 好気的条件形成手段
W1 リン含有廃水
W2,W3 処理水
21 反応槽
211 第1の反応室
212 第2の反応室
23 固液分離槽
24 水中攪拌機
S1 活性汚泥
S2 余剰汚泥
31 反応槽
311 第1の反応室
312 第2の反応室
313 第3の反応室
33 脱窒型リン蓄積菌固定化担体
33A メッシュ状容器
Claims (11)
- リン蓄積菌を担持した担体を反応槽に分散配置するステップと、
前記反応槽内にリン含有廃水を導入するステップと、
前記反応槽内を嫌気的条件に設定し、前記リン蓄積菌内部に蓄積したポリリン酸を放出させるステップと、
前記反応槽内を好気的条件に設定し、前記リン蓄積菌によって前記リン含有廃水中のリンを吸収して蓄積するステップと、
前記リン蓄積後の前記リン蓄積菌の担体を前記反応槽より取り出し、リン濃縮槽中に移送するステップと、
前記リン濃縮槽を嫌気的条件に設定し、前記リン蓄積菌内部に蓄積したリンを放出させるステップと、
前記リン濃縮槽中のリンを回収するステップと、
を具えることを特徴とする、リン含有廃水からのリン回収方法。 - 前記反応槽内を嫌気的条件に設定し、前記リン蓄積菌内部に蓄積したポリリン酸を放出させるステップ及び、
前記反応槽内を好気的条件に設定し、前記リン蓄積菌によって前記リン含有廃水中のリンを吸収して蓄積するステップと、
を複数回繰り返すことを特徴とする、請求項1に記載のリン含有廃水のリン回収方法。 - 前記担体は、前記反応槽内で、所定のメッシュ状容器中に、前記リン含有廃水と接触するようにして保持されていることを特徴とする、請求項1に記載のリン含有廃水からのリン回収方法。
- 前記反応槽は、第1の反応室及び第2の反応室を含み、前記第1の反応室は嫌気的条件に設定され、前記第2の反応室は好気的条件に設定されており、前記担体は、前記メッシュ状の容器内に保持された状態で昇降させることにより、前記第1の反応室及び前記第2の反応室間を移動することを特徴とする、請求項3に記載のリン含有廃水からのリン回収方法。
- 前記リン蓄積菌は脱窒能を有するとともに、前記反応槽は、第1の反応室、第2の反応室及び第3の反応室を含み、前記第1の反応室は嫌気的条件に設定され、前記第2の反応室は無酸素条件に設定され、前記第3の反応室は好気的条件に設定されており、
前記担体を、前記メッシュ状の容器内に保持された状態で昇降させることにより、前記第1の反応室、前記第2の反応室及び前記第3の反応室間を移動させ、前記第3の反応室で生成した前記リン含有廃水中の硝酸性窒素を、前記第2の反応室内で除去するステップを具えることを特徴とする、請求項3に記載のリン含有廃水からのリン回収方法。 - 前記反応槽の前記リン含有廃水の下流側において固液分離槽を配設し、当該固液分離槽において固液分離された汚泥の一部を活性化汚泥として前記反応槽に導入するステップを具えることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1に記載のリン含有廃水からのリン回収方法。
- リン蓄積菌を担持した担体を分散配置し、嫌気的条件形成手段及び好気的条件形成手段を有する反応槽と、
リン蓄積後の前記リン蓄積菌の担体を前記反応槽より取り出し、嫌気的条件下で、前記リン蓄積菌内部に蓄積したリンを放出させ、リン濃縮液を生成し、貯留するためのリン濃縮槽と、
を具えることを特徴とする、リン含有廃水からのリン回収装置。 - 前記反応槽内で、前記担体を前記リン含有廃水と接触するようにして保持するためのメッシュ状容器を具えることを特徴とする、請求項7に記載のリン含有廃水からのリン回収装置。
- 前記反応槽は、第1の反応室及び第2の反応室を含み、前記第1の反応室は嫌気的条件に設定され、前記第2の反応室は好気的条件に設定されるようになっており、前記担体は、前記メッシュ状の容器内に保持された状態で昇降させることにより、前記第1の反応室及び前記第2の反応室間を移動するように構成されたことを特徴とする、請求項8に記載のリン含有廃水からのリン回収装置。
- 前記リン蓄積菌は脱窒能を有するとともに、前記反応槽は、第1の反応室、第2の反応室及び第3の反応室を含み、前記第1の反応室は嫌気的条件に設定され、前記第2の反応室は無酸素条件に設定され、前記第3の反応室は好気的条件に設定されるようになっており、
前記担体を、前記メッシュ状の容器内に保持された状態で昇降させることにより、前記第1の反応室、前記第2の反応室及び前記第3の反応室間を移動させ、前記第3の反応室で生成した前記リン含有廃水中の硝酸性窒素を、前記第2の反応室内で除去するように構成したことを特徴とする、請求項8に記載のリン含有廃水からのリン回収装置。 - 前記反応槽の前記リン含有廃水の下流側において、固液分離された汚泥の一部を活性化汚泥として前記反応槽に導入するために配設された固液分離槽を具えることを特徴とする、請求項7〜10のいずれか1に記載のリン含有廃水からのリン回収装置。
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