JP5950617B2 - シールド構成体及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、シールド構成体及び電子機器に関する。
特許文献1には、USB(Universal Serial Bus)コネクタ及びCPU(Central Processing Unit)が搭載されたプリント基板をそのフレームグラウンドパターンを介して電子写真プリンタに固定する基板保持板金において、プリント基板の上面から見た場合にCPUと略同一となる位置に板金開口部を設けることが記載されている。これにより、特許文献1によれば、USBコネクタに静電気が印加されフレームグラウンドパターン及び基板保持板金を通って電子写真プリンタへ放電されたとき、板金開口部によりCPUと基板保持板金との静電結合がなくなり、CPUの静電気による誤動作が起こらないとされている。
特開2008−258371号公報
特許文献1に記載の技術は、基板保持板金におけるノイズの影響が懸念される回路素子に対向する部分に板金開口部を設けるため、そのような回路素子が多数実装される場合、板金開口部の寸法が非常に大きくなってしまう。板金開口部の寸法が非常に大きくなると、基板保持板金における静電気ノイズを流す放電経路の断面積が少なくなり、放電経路の抵抗が大きくなってしまうので、基板保持板金(シールドプレート)のノイズ電流を流す機能が損なわれる傾向にある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、シールドプレートに開口部を設けることなく回路素子を静電ノイズから効率的に保護できるシールド構成体及び電子機器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の1つの側面にかかるシールド構成体は、電子機器に用いられるシールド構成体であって、回路基板と、前記回路基板に搭載された回路素子と、前記回路素子を静電ノイズから保護するように前記回路基板に搭載されたシールドプレートとを備え、前記回路基板は、シールドプレートから電気的に絶縁され、前記回路基板における前記回路素子側の第1の主面に配されたシグナルグラウンドパターンと、前記回路基板における前記回路素子と反対側の第2の主面に配された導電パターンと、前記シールドプレートに電気的に接続され、前記回路基板における前記シグナルグラウンドパターン及び前記導電パターンの外側で前記第1の主面及び前記第2の主面のいずれかに配された複数のフレームグラウンドパターンとを有し、前記シールドプレートは、前記複数のフレームグラウンドパターンを電気的に接続するように、前記シールドプレートにおける少なくとも前記回路素子と反対側の主面に第1の導体で形成された第1の導体層と、前記シールドプレートにおける少なくとも前記回路素子側の主面に、前記第1の導体よりも高周波損失の高い第2の導体でメッキ処理又は蒸着により形成された第2の導体層とを有することを特徴とする。
本発明によれば、シールドプレートにおける回路素子と反対側の主面に静電ノイズ電流を流すことを確保しながら、回路素子側の主面に静電ノイズ電流が流れることを抑制できるので、静電ノイズ電流を効率的にフレームグラウンドに導きながら、静電ノイズ電流の電荷が回路素子と静電結合することを抑制でき、回路素子の誤動作を抑制できる。すなわち、シールドプレートに開口部を設けることなく回路素子を静電ノイズから効率的に保護できる。
図1は、実施の形態1にかかる電子機器の構成を示す図である。 図2は、実施の形態1におけるシールド構成体の構成を示す図である。 図3は、実施の形態1におけるシールド構成体の構成を示す図である。 図4は、実施の形態1におけるシールド構成体の構成を示す図である。 図5は、実施の形態1の変形例におけるシールド構成体の構成を示す図である。 図6は、実施の形態1の他の変形例にかかる電子機器の構成を示す図である。 図7は、実施の形態2におけるシールド構成体の構成を示す図である。 図8は、実施の形態3におけるシールド構成体の構成を示す図である。 図9は、実施の形態3の変形例におけるシールド構成体の構成を示す図である。 図10は、実施の形態4におけるシールド構成体の構成を示す図である。 図11は、実施の形態4の変形例におけるシールド構成体の構成を示す図である。 図12は、実施の形態5におけるシールド構成体の構成を示す図である。 図13は、実施の形態5におけるシールド構成体の構成を示す図である。 図14は、実施の形態5の変形例におけるシールド構成体の構成を示す図である。
以下に、本発明にかかる電子機器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、これらの実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
実施の形態1にかかる電子機器1について図1を用いて説明する。図1は、電子機器1の構成を示す図である。
電子機器1は、例えば、FA(Factory Automation)などに用いられる電子機器であり、電源ノイズなどが信号線に混入するのを防止するため、シグナルグラウンドSGとフレームグラウンドFGとが互いに電気的に絶縁されている(図3参照)。すなわち、電子機器1は、例えば、図1に示すように、筐体10及びシールド構成体100を有する。筐体10は、シールド構成体100を覆っている。これにより、筐体10は、例えば、外部の機械的な衝撃等からシールド構成体100を保護することができる。筐体10は、例えば、プラスチックなどの絶縁体で形成されている。
シールド構成体100は、コネクタ端子CN1、CN2、電源端子PT、及び接地端子GTを含む。これに対応して、筐体10は、開口部13、14、15、及び凹部11を有している。開口部13は、コネクタ端子CN1に対して外部からコネクタを接続可能なように、コネクタ端子CN1の被接続部を露出している。開口部14は、コネクタ端子CN2に対して外部からコネクタを接続可能なように、コネクタ端子CN2の被接続部を露出している。開口部15は、電源端子PTに対して外部から電源供給コネクタを接続可能なように、電源端子PTの被接続部を露出している。
凹部11は、筐体10の主面10aに対してシールド構成体100の接地端子GTに近づくように凹んでいる。凹部11に配置される接続部材21は、シールド構成体100の接地端子GTと電気的に接続されている。接続部材21は、例えば、ネジであり、例えば、金属(例えば、ステンレス)などの導体で形成されている。すなわち、シールド構成体100の接地端子GTは、接続部材21を介してフレームグラウンドFGに電気的に接続されている(図3参照)。
ここで、電子機器1では、例えば、コネクタ端子CN1やコネクタ端子CN2に外部からコネクタが接続される際に、人体等で発生した静電気SE(図3参照)が静電ノイズとしてシールド構成体100に混入し、静電ノイズに応じた静電ノイズ電流SECがシールド構成体100内に流れることがある。そこで、シールド構成体100には、混入した静電ノイズ電流SECを効率的に接地端子GTに導きフレームグラウンドFGに逃がすことが望まれる。
次に、シールド構成体100における混入した静電ノイズ電流SECを効率的に接地端子GTに導くための具体的な構成について、図2及び図3を用いて説明する。図2は、シールド構成体100の構成を示す分解斜視図である。図3は、シールド構成体100の構成を示す断面図である。
シールド構成体100は、回路基板110、複数の回路素子120−1〜120−3、及びシールドプレート130を備える。
回路基板110には、複数の回路素子120−1〜120−3やシールドプレート130が搭載される。回路基板110は、例えば、基板部114、シグナルグラウンドパターン112、導電パターン113−1、113−2、及び複数のフレームグラウンドパターン111−1〜111−5を有する。
基板部114は、複数の回路素子120−1〜120−3やシールドプレート130が搭載されるべき基板となる部分であり、例えば略平板状の部材である。基板部114は、例えば、絶縁体で形成されている。基板部114は、第1の主面114a及び第2の主面114bを有する。第1の主面114aは、基板部114における回路素子120側の主面である。第2の主面114bは、基板部114における回路素子120と反対側の主面である。また、基板部114は、貫通孔114c、114dを有する。
シグナルグラウンドパターン112は、第1の主面114aに配されている。シグナルグラウンドパターン112は、シールドプレート130から電気的に絶縁され、フレームグラウンドFGから電気的に絶縁されている。シグナルグラウンドパターン112は、シグナルグラウンドSGに電気的に接続されている。シグナルグラウンドパターン112は、例えば、金属(例えば、銅)などの導体で形成されている。
シグナルグラウンドSGとフレームグラウンドFGとは、互いに電気的に絶縁されている。例えば、シグナルグラウンドSGは、回路基板110内で回路素子120−1〜120−3に基準となるグラウンド電位を供給するものであり、例えば、回路基板110内で閉じたものである。フレームグラウンドFGは、例えば、回路基板110外からグラウンド電位を供給するものである。シグナルグラウンドパターン112は、例えば、回路素子120−1の端子ピン121−2に電気的に接続されている。
導電パターン113は、第2の主面114bに配されている。導電パターン114は、第1の主面114aに配されている。ビアVPは、基板部114を貫通しながら導電パターン113と導電パターン114とを電気的に接続している。導電パターン113は、例えば、回路素子120−1が外部との間で信号を授受するためのパターンであり、例えば、ビアVP及び導電パターン114を介して回路素子120−1の端子ピン121−1に電気的に接続されている。導電パターン113、導電パターン114、及びビアVPは、それぞれ、例えば、金属(例えば、銅)などの導体で形成されている。
複数のフレームグラウンドパターン111−1〜111−5は、第1の主面114aに垂直な方向から透視した場合に、シグナルグラウンドパターン112及び導電パターン113−1、113−2の外側に配されている。複数のフレームグラウンドパターン111−1〜111−5は、第1の主面114aに配されている。複数のフレームグラウンドパターン111−1〜111−5は、第1の主面114a内で、回路素子120−1〜120−3及びシグナルグラウンドパターン112の外側に位置している。
フレームグラウンドパターン111−1は、上記の接地端子GTとして機能し、シールドプレート130に電気的に接続され、フレームグラウンドFGに電気的に接続されている。複数のフレームグラウンドパターン111−1〜111−5のうちの他のフレームグラウンドパターン111−2〜111−5は、シールドプレート130を介してフレームグラウンドパターン111−1に電気的に接続され、シールドプレート130及びフレームグラウンドパターン111−1を介してフレームグラウンドFGに電気的に接続されている。また、複数のフレームグラウンドパターン111−1〜111−5のうちの一部のフレームグラウンドパターン111−2〜111−4は、コネクタ端子CN1、CN2の一部に電気的に接続されている。フレームグラウンドパターン111−1〜111−5は、例えば、金属(例えば、銅)などの導体で形成されている。
複数の回路素子120−1〜120−3は、回路基板110に搭載されている。すなわち、各回路素子120−1〜120−3は、主として、回路基板110の第1の主面114aに配されている。各回路素子120−1〜120−3は、第1の主面114a内で、複数のフレームグラウンドパターン111−1〜111−5の内側に位置している。
また、各回路素子120−1〜120−3は、第1の主面114a内で、シグナルグラウンドパターン112及び導電パターン113−1、113−2と対応した領域に位置している。これにより、例えば、回路素子120−1の端子ピン121−2は、シグナルグラウンドパターン112に電気的に接続されている。あるいは、例えば、回路素子120−1の端子ピン121−1、121−2は、それぞれ、基板部114の貫通孔114c、114dを介して導電パターン113−1、113−2に接続されている。
各回路素子120−1〜120−3は、例えば、IC(Integrated Circuit)であってもよい。また、各回路素子120−1〜120−3は、例えば、所定の情報を記録するためのメモリを含んでもよく、あるいは、例えば、所定の信号処理を行うためのロジック回路を含んでもよい。
ここで、電子機器1(図1参照)では、上記のように、例えば、コネクタ端子CN1やコネクタ端子CN2に外部からコネクタが接続される際に、人体等で発生した静電気SE(図3参照)が静電ノイズとしてシールド構成体100に混入し、静電ノイズに応じた静電ノイズ電流SECがシールド構成体100内に流れることがある。
そこで、シールド構成体100において、シールドプレート130は、回路素子120−1〜120−3を静電ノイズから保護するように回路基板110に搭載されている。すなわち、シールドプレート130は、回路素子120−1〜120−3に静電ノイズ電流SECが流れないように、回路素子120−1〜120−3をバイパスした静電ノイズ電流SECの電流経路を形成し、静電ノイズ電流SECを接地端子GT(フレームグラウンドパターン111−1)へ導く。具体的には、シールドプレート130は、例えば、第1の導体層131及び第2の導体層132を有する。
第1の導体層131は、シールドプレート130における少なくとも回路素子120と反対側の主面130bに形成されている。すなわち、第1の導体層131は、シールドプレート130における厚み方向で見た場合に、回路素子120と反対側の主面130bから回路素子120側の主面130a近傍まで形成され、シールドプレート130における回路素子120側の主面130a近傍で第2の導体層132に接触している。第1の導体層131は、第1の導体で形成されている。第1の導体は、例えば、金属(例えば、鉄)を主成分とする導体であり、例えば、ステンレスである。
第1の導体層131は、例えば、第1の導体の板材から板金加工により形成されている。すなわち、第1の導体層131は、本体部131b、複数の脚部131c−1〜131c−5、及び複数の足部131a−1〜131a−5を有する。
本体部131bは、第1の主面114aに沿って(例えば、第1の主面114aに略平行に)延びている。本体部131bは、例えば、基板部114に対応した大きさ及び形状を有している。本体部131bには、複数の脚部131c−1〜131c−5が機械的及び電気的に接続されている。
複数の脚部131c−1〜131c−5及び複数の足部131a−1〜131a−5は、複数のフレームグラウンドパターン111−1〜111−5に対応している。各脚部131c−1〜131c−5は、本体部131bから対応するフレームグラウンドパターン111−1〜111−5に向かって延びている。すなわち、各脚部131c−1〜131c−5は、本体部131bから対応するフレームグラウンドパターン111−1〜111−5側へ折り曲げて形成されたものである。
足部131a−1〜131a−5は、対応する脚部131c−1〜131c−5に機械的及び電気的に接続されており、対応する接続部材21−1〜21−5を介して対応するフレームグラウンドパターン111−1〜111−5に電気的に接続されている。すなわち、各足部131a−1〜131a−5は、対応する脚部131c−1〜131c−5から第1の主面114aに沿うように折り曲げて形成されたものである。
これにより、第1の導体層131は、複数のフレームグラウンドパターン111−1〜111−5を電気的に接続する。
第2の導体層132は、シールドプレート130における少なくとも回路素子120側の主面130aに形成されている。第2の導体層132は、第2の導体で形成されている。第2の導体は、第1の導体よりも高周波損失の高い導体である。第2の導体は、例えば、第1の導体よりも抵抗率及び透磁率がいずれも大きな導体である。第2の導体は、例えば、鉄−ニッケル合金を主成分とする導体であり、例えば、パーマロイである。あるいは、第2の導体は、ニッケル−コバルト合金を主成分とする導体である。
第2の導体層132は、例えば、シールドプレート130における回路素子120側の主面130aに第2の導体でメッキ処理又は蒸着により形成されている。例えば、上記の板金加工を行う前の第1の導体の板材における回路素子120側となるべき主面131b1に第2の導体でメッキ処理又は蒸着を行う。その後、第1の導体の板材から本体部131b、複数の脚部131c−1〜131c−5、及び複数の足部131a−1〜131a−5に対応した形状を切り出し、上記の折り曲げ加工を行う。
これにより、本体部132b及び複数の脚部132c−1〜132c−5を有し、足部を有しない第2の導体層132が形成される。すなわち、第1の導体の板材に第2の導体のメッキ処理又は蒸着を施してから板金加工を行うことで、第1の導体層131の複数の脚部131c−1〜131c−5及び複数の足部131a−1〜131a−5の形成と第2の導体層132の複数の脚部132c−1〜132c−5の形成とを同時に行うことができる。
次に、第1の導体層131及び第2の導体層132のそれぞれの厚みについて図4を用いて説明する。
第1の導体層131の厚みt1は、シールドプレート130を流れる静電ノイズ電流SECの予め実験的に取得された周波数に対応した表皮深さδから設定する。具体的には、第1の導体層131は、第1の導体で形成されている。第1の導体の導電率をσとし、第1の導体の透磁率をμとし、シールドプレート130を流れる静電ノイズ電流SECの周波数をfとするとき、第1の導体層131の厚みt1は、次の数式1を満たす。
t1>δ=1/√(σπμf)・・・数式1
数式1を第1の導体の比透磁率をμr1を用いて書き直すと、数式2のようになる。
t1>δ=1/√(4π×10−7×μr1×σ×f)・・・数式2
なお、第1の導体層131の厚みt1は、上記の数式1、2を満たす範囲で十分に大きな値であることが好ましい。
また、第2の導体層132の厚みt2は、シールドプレート130を流れる静電ノイズ電流SECの予め実験的に取得された周波数に対応した表皮深さδから設定する。具体的には、第2の導体層132は、第2の導体で形成されている。第2の導体の導電率をσとし、第2の導体の透磁率をμとし、シールドプレート130を流れる静電ノイズ電流SECの周波数をfとするとき、第2の導体層132の厚みt2は、次の数式3を満たす。
t2≧δ=1/√(σπμf)・・・数式3
数式3を第2の導体の比透磁率をμr2を用いて書き直すと、数式4のようになる。
t2≧δ=1/√(4π×10−7×μr2×σ×f)・・・数式4
なお、第2の導体層132の厚みt2は、上記の数式3、4を満たす範囲でできるだけ小さな値であることが好ましい。
ここで、仮に、シールドプレート130が第2の導体層132を有しない場合を考える。この場合、シールドプレート130を流れるべき静電ノイズ電流SECが高周波電流であるので、表皮効果により、第1の導体層131における回路素子120側の主面131b1近傍と回路素子120の反対側の主面131b2近傍との両方に静電ノイズ電流SECが流れることになる。これにより、回路素子120側の主面131b1近傍を流れる静電ノイズ電流SECの電荷が回路素子120と容易に静電結合し、回路素子120が誤動作する可能性がある。
それに対して、実施の形態1では、シールドプレート130が第1の導体層131及び第2の導体層132を有する。すなわち、第1の導体層131は、複数のフレームグラウンドパターン111−1〜111−5を電気的に接続するように、シールドプレート130における少なくとも回路素子120と反対側の主面130bに第1の導体で形成されている。第2の導体層132は、シールドプレート130における少なくとも回路素子120側の主面130aに、第1の導体よりも高周波損失の高い第2の導体でメッキ処理又は蒸着により形成されている。これにより、シールドプレート130における回路素子120と反対側の主面130bに静電ノイズ電流SECを流すことを確保しながら、回路素子120側の主面130aに静電ノイズ電流SECが流れることを抑制できるので、静電ノイズ電流SECを効率的に接地端子GTに導きながら、静電ノイズ電流SECの電荷が回路素子120と静電結合することを抑制でき、回路素子120の誤動作を抑制できる。すなわち、回路素子120を静電ノイズから効率的に保護できる。
あるいは、仮に、シールドプレート130が第2の導体層132を有せず、かつ、シールドプレート130が回路素子120に対向する部分に開口部を有する場合について考える。この場合、第1の導体層131における静電ノイズ電流SECを流す放電経路の面積(又は表面積)が少なくなり、放電経路の抵抗が大きくなってしまうので、シールドプレート130の静電ノイズ電流SECを流す機能が損なわれる傾向にある。この傾向は、実装される回路素子120の数が大きくなるほど顕著になる。
それに対して、実施の形態1では、シールドプレート130が第2の導体層132を有し、第1の導体層131及び第2の導体層132のいずれも開口を有していない。これにより、第1の導体層131における静電ノイズ電流SECを流す放電経路の面積(又は表面積)を大きく確保でき、回路素子120側の主面130aに静電ノイズ電流SECが流れることを抑制できるので、シールドプレート130に開口部を設けることなく回路素子120を静電ノイズから効率的に保護できる。
また、実施の形態1では、第2の導体層132がシールドプレート130の回路素子120側の主面130aにメッキ処理又は蒸着により形成されている。すなわち、第1の導体層131が、シールドプレート130における厚み方向で見た場合に回路素子120と反対側の主面130bから回路素子120側の主面130a近傍まで形成され、シールドプレート130における回路素子120側の主面130a近傍で第2の導体層132に接触している。第2の導体層132がシールドプレート130の回路素子120側の主面130aにメッキ処理又は蒸着により第1の導体層131に被着している。これにより、第2の導体層132が別部材で設けられる場合に比べて、筐体10が大型化することを抑制でき、シールド構成体100の製造コストを低減できる。
また、実施の形態1では、第1の導体層131の厚みt1が上記の数式1を満たし、かつ、第2の導体層132の厚みt2が上記の数式3を満たす。第1の導体層131の厚みt1が上記の数式1を満たすことにより、第1の導体層131における回路素子120側の主面131b1近傍を流れる静電ノイズ電流SECが第2の導体層132に干渉することを抑制できる。また、第2の導体層132の厚みt2が上記の数式2を満たすことにより、第2の導体層132の厚みt2を薄くしながら、回路素子120側の主面130aに静電ノイズ電流SECが流れることを抑制できる。すなわち、上記の数式1及び3がともに成り立つことにより、必要な機能を確保しながら、メッキ処理又は蒸着する第2の導体層132の厚みt2を薄くすることができるので、メッキ処理又は蒸着にかかるコストを低減できる。
なお、図5に示すように、電子機器1iのシールド構成体100iにおいて、複数のフレームグラウンドパターン111i−1、111i−2が、回路基板110iの基板部114iの第1の主面114aではなく第2の主面114bに配されていてもよい。この場合、シールドプレート130iは、回路素子120−1に電気的に接続された導電パターン113を離間して覆うことになるので、静電ノイズ電流SECの電荷が導電パターン113と静電結合し回路素子120の誤動作を引き起こすことが懸念される。この場合でも、シールドプレート130iにおいて、第2の導体層132iは、シールドプレート130iにおける導電パターン113に対向する主面130aiに形成されている。これにより、シールドプレート130iにおける回路素子120と反対側の主面130bに静電ノイズ電流SECを流すことを確保しながら、回路素子120側の主面130aiに静電ノイズ電流SECが流れることを抑制できるので、静電ノイズ電流SECを効率的に接地端子GTに導きながら、静電ノイズ電流SECの電荷が導電パターン113と静電結合することを抑制でき、回路素子120の誤動作を抑制できる。
あるいは、図6に示すように、電子機器1jは、シールド構成体100及び筐体10jを1つの通信ユニットとして複数の通信ユニットを含むとともに、導体フレーム30j、システム接続バックボード基板40j、及び制御ユニット50jを含むものであってもよい。この場合、複数の通信ユニットのそれぞれにおけるシールド構成体100の接地端子GTは、接続部材21j及び導体フレーム30jを介してフレームグラウンドFGに電気的に接続されていてもよい。導体フレーム30jは、例えば、金属(例えば、ステンレス)などの導体で形成されている。接続部材21jは、例えば、バネ金具であり、例えば、金属(例えば、ステンレス)などの導体で形成されている。このとき、各通信ユニットの筐体10jには、接続部材21jを導体フレーム30jに接続可能なように、接続部材21jを露出する開口部16jをさらに有していてもよい。また、各通信ユニットの電源端子PTには、システム接続バックボード基板40j上に設けられたシステムコネクタ41jが接続されてもよい。
実施の形態2.
次に、実施の形態2にかかる電子機器1kについて説明する。以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態1では、第2の導体層132を第1の導体層131に直接被着させているが、実施の形態2では、樹脂層233を介して第2の導体層232を第1の導体層231に被着させる。
具体的には、電子機器1kのシールド構成体200において、シールドプレート230は、図7に示すように、第1の導体層231と第2の導体層232との間に樹脂層233をさらに有する。
樹脂層233は、例えば、射出成型等の樹脂成型により樹脂で一体に形成されている。すなわち、樹脂層233は、本体部233b、複数の脚部233c−1、233c−2、及び複数の足部233a−1、233a−2を有する。
本体部233bは、回路基板110(図3参照)の基板部114の第1の主面114aに沿って(例えば、第1の主面114aに略平行に)延びている。本体部233bは、例えば、基板部114に対応した大きさ及び形状を有している。本体部233bには、複数の脚部233c−1、233c−2が機械的に接続されている。
複数の脚部233c−1、233c−2及び複数の足部233a−1、233a−2は、複数のフレームグラウンドパターン111−1、111−2(図3参照)に対応している。各脚部233c−1、233c−2は、本体部233bから対応するフレームグラウンドパターン111−1、111−2に向かって延びている。
足部233a−1、233a−2は、対応する脚部233c−1、233c−2に機械的に接続されており、対応する接続部材21−1、21−2(図2参照)を介して対応するフレームグラウンドパターン111−1、111−2に機械的に接続されている。
第1の導体層231は、樹脂層233における回路素子120と反対側の主面233b2に第1の導体でメッキ処理又は蒸着により形成されている。すなわち、第1の導体層231は、本体部231b、複数の脚部231c−1、231c−2、及び複数の足部231a−1、231a−2を有する。
本体部231bは、樹脂層233の本体部233bを覆っている。各脚部231c−1、231c−2は、対応する樹脂層233の脚部233c−1、233c−2を覆っている。
足部231a−1、231a−2は、対応する樹脂層233の足部233a−1、233a−2を覆っている。具体的には、足部231a−1は、第1の部分231a1−1、第2の部分231a2−1、及び第3の部分231a3−1を有する。第1の部分231a1−1は、樹脂層233の足部233a−1の上面233a1を覆う。第2の部分231a2−1は、樹脂層233の足部233a−1の下面233a2を覆う。第3の部分231a3−1は、樹脂層233の足部233a−1の側面233a3を覆う。同様に、足部231a−2は、第1の部分231a1−2、第2の部分231a2−2、及び第3の部分231a3−2を有する。
第3の部分231a3−1、231a3−2は、対応する接続部材21−1、21−2(図2参照)を介して対応するフレームグラウンドパターン111−1、111−2(図3参照)に電気的に接続されている。第3の部分231a3−1、231a3−2は、例えば、対応するフレームグラウンドパターン111−1、111−2に面接触している。これにより、第1の導体層231は、複数のフレームグラウンドパターン111−1、111−2を電気的に接続する。
第2の導体層232は、樹脂層233における回路素子120側の主面233b1に第2の導体でメッキ処理又は蒸着により形成されている。すなわち、第2の導体層232は、本体部232b、及び複数の脚部232c−1、232c−2を有する。
本体部232bは、樹脂層233の本体部233bを覆っている。各脚部232c−1、232c−2は、対応する樹脂層233の脚部233c−1、233c−2を覆っている。
以上のように、実施の形態2においても、第1の導体層231は、複数のフレームグラウンドパターン111−1、111−2を電気的に接続するように、シールドプレート230における少なくとも回路素子120と反対側の主面230bに第1の導体で形成されている。第2の導体層232は、シールドプレート230における少なくとも回路素子120側の主面230aに、第1の導体よりも高周波損失の高い第2の導体でメッキ処理又は蒸着により形成されている。したがって、実施の形態2によっても、シールドプレート230における回路素子120と反対側の主面230bに静電ノイズ電流SECを流すことを確保しながら、回路素子120側の主面230aに静電ノイズ電流SECが流れることを抑制できるので、静電ノイズ電流SECを効率的に接地端子GTに導きながら、静電ノイズ電流SECの電荷が回路素子120と静電結合することを抑制でき、回路素子120の誤動作を抑制できる。すなわち、回路素子120を静電ノイズから効率的に保護できる。
また、実施の形態2では、樹脂層233の材料として例えば導電性の樹脂を選択した場合でも、上記の効果を実現できる。すなわち、樹脂層233の材料として絶縁性の樹脂だけでなく導電性の樹脂を選択することができるので、樹脂層233の材料の設計自由度を向上できる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3にかかる電子機器1pについて説明する。以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態1では、第1の導体層131の回路素子120側の主面131b1における全面に第2の導体層132を被着させているが、実施の形態3では、第1の導体層131の回路素子120側の主面131b1における一部の領域に第2の導体層332を被着させる。
具体的には、電子機器1pのシールド構成体300のシールドプレート330において、例えば、複数の第2の導体層332−1〜332−3は、図8に示すように、第1の導体層131の回路素子120側の主面131b1における複数の回路素子120−1〜120−3に対応した領域に選択的にメッキ処理又は蒸着により形成されている。
例えば、第2の導体層332−1は、第1の導体層131の回路素子120側の主面131b1における回路素子120−1に対向する領域に選択的にメッキ処理又は蒸着により形成されている。第2の導体層332−1は、回路素子120−1に対応した形状及び大きさを有している。第2の導体層332−1は、例えば、第1の主面114aから透視した場合に回路素子120−1を含むように配されてもよい。なお、他の第2の導体層332−2、332−3についても、第2の導体層332−1と同様である。
このように、実施の形態3では、第2の導体層332−1〜332−3が、シールドプレート330における回路素子120側の主面330aにおける回路素子120−1〜120−3に対応した領域に選択的にメッキ処理又は蒸着により形成されている。これにより、回路素子120側の主面330a近傍を流れる静電ノイズ電流SECが、回路素子120側の主面330aにおける回路素子120に対応した領域を避けて流れるようにすることができる。すなわち、第1の導体層131における静電ノイズ電流SECを流す放電経路の断面積をさらに大きく確保でき、回路素子120側の主面330aにおける回路素子120に対応した領域に静電ノイズ電流SECが流れることを抑制できるので、シールドプレート330に開口部を設けることなく回路素子120を静電ノイズからさらに効率的に保護できる。
なお、実施の形態2と実施の形態3とを組み合わせてもよい。例えば、図9に示すように、電子機器1piのシールド構成体300iのシールドプレート330iは、図7に示すシールドプレート200に対して、第2の導体層232を図9に示す第2の導体層332i−1で置き換えたものであってもよい。第2の導体層332i−1は、樹脂層233の回路素子120側の主面233b1における回路素子120−1に対応した領域に選択的にメッキ処理又は蒸着により形成されている。この場合も、シールドプレート330iにおける回路素子120側の主面330ai近傍を流れる静電ノイズ電流SECが、回路素子120側の主面330aiにおける回路素子120に対応した領域を避けて流れるようにすることができる。
実施の形態4.
次に、実施の形態4にかかる電子機器1qについて説明する。以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態1では、第2の導体層132が第1の導体層131の回路素子120と反対側の主面131b2を覆っていないが、実施の形態4では、第2の導体層432を、第1の導体層131の回路素子120と反対側の主面131b2における端部まで延在させる。
具体的には、図10に示すように、電子機器1qのシールド構成体400のシールドプレート430において、第2の導体層432は、シールドプレート430の回路素子120側の主面(図3参照)から回路素子120と反対側の主面131b2における複数の端部131b22−1〜131b22−5まで延在している。例えば、第2の導体層432は、複数の端部131b22−1〜131b22−5に対応した複数の部分432d−1〜432d−5を有する。
例えば、部分432d−1は、シールドプレート430の回路素子120と反対側の主面131b2における端部131b22−1を覆っている。端部131b22−1は、主面131b2の一端辺131s−1に対応した領域のうち足部131a−1、131a−2及び脚部131c−1、131c−2近傍の領域131b21−1、131b21−2の間の領域である。
例えば、部分432d−2は、シールドプレート430の回路素子120と反対側の主面131b2における端部131b22−2を覆っている。端部131b22−2は、主面131b2の一端辺131s−2に対応した領域のうち足部131a−2、131a−3及び脚部131c−2、131c−3近傍の領域131b21−2、131b21−3の間の領域である。
例えば、部分432d−3は、シールドプレート430の回路素子120と反対側の主面131b2における端部131b22−3を覆っている。端部131b22−3は、主面131b2の一端辺131s−2に対応した領域のうち足部131a−3、131a−4及び脚部131c−3、131c−4近傍の領域131b21−3、131b21−4の間の領域である。
例えば、部分432d−4は、シールドプレート430の回路素子120と反対側の主面131b2における端部131b22−4を覆っている。端部131b22−4は、主面131b2の一端辺131s−3に対応した領域のうち足部131a−4、131a−5及び脚部131c−4、131c−5近傍の領域131b21−4、131b21−5の間の領域である。
例えば、部分432d−5は、シールドプレート430の回路素子120と反対側の主面131b2における端部131b22−5を覆っている。端部131b22−5は、主面131b2の一端辺131s−4に対応した領域のうち足部131a−5、131a−1及び脚部131c−5、131c−1近傍の領域131b21−5、131b21−1の間の領域である。
このように、実施の形態4では、シールドプレート430における回路素子120と反対側の主面131b2における静電ノイズ電流SECの放電経路を確保しながら、シールドプレート430の端部に静電ノイズ電流SECによる電界が集中することを抑制でき、静電ノイズがシールドプレート430の端部から漏洩することを抑制できる。
なお、図11に示すように、電子機器1qiのシールド構成体400iのシールドプレート430iにおいて、第2の導体層432iは、シールドプレート430iの回路素子120と反対側の主面131b2における端部のうち回路素子120−1〜120−3に対応した領域を選択的に覆っていてもよい。
例えば、部分432d−11は、端部131b22−1(図10参照)のうち回路素子120−1、120−3に対応した領域を覆い、部分432d−12は、端部131b22−1のうち回路素子120−2に対応した領域を覆う。
例えば、部分432d−21は、端部131b22−2(図10参照)のうち回路素子120−1に対応した領域を覆う。
例えば、部分432d−31は、端部131b22−3(図10参照)のうち回路素子120−2、120−3に対応した領域を覆う。
例えば、部分432d−41は、端部131b22−4(図10参照)のうち回路素子120−1、120−3に対応した領域を覆い、部分432d−42は、端部131b22−4のうち回路素子120−2に対応した領域を覆う。
例えば、部分432d−51は、端部131b22−5(図10参照)のうち回路素子120−1に対応した領域を覆い、部分432d−52は、端部131b22−5のうち回路素子120−2、120−3に対応した領域を覆う。
この場合も、シールドプレート430iにおける回路素子120と反対側の主面131b2における静電ノイズ電流SECの放電経路を確保しながら、シールドプレート430iの端部に静電ノイズ電流SECによる電界が集中することを抑制でき、静電ノイズがシールドプレート430iの端部から漏洩することを抑制できる。
実施の形態5.
次に、実施の形態5にかかる電子機器1tについて説明する。以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態1では、シールドプレート130と回路素子120との間に特に何も設けていないが、回路素子120の動作周波数が高い場合など回路素子120から発生する電磁波ノイズの外部への放射が問題となる場合もある。そこで、実施の形態5では、回路素子120をシールドケース540で覆う。
具体的には、図12に示すように、電子機器1tのシールド構成体500は、例えば、複数のシールドケース540をさらに備える。シールドケース540は、シールドプレート130の内側で、回路素子120を離間して覆うように、回路基板110に搭載されている。
回路基板110は、複数のシグナルグラウンドパターン112−1〜112−4を有する。複数のシグナルグラウンドパターン112−1〜112−4は、それぞれ、筐体10から電気的に絶縁され、フレームグラウンドFGから電気的に絶縁されている。複数のシグナルグラウンドパターン112−1〜112−4は、それぞれ、シグナルグラウンドSGに電気的に接続されている。
シールドケース540は、図13に示すように、第3の導体層543及び第4の導体層544を有する。
第3の導体層543は、シールドケース540における回路素子120側の主面540aに形成されている。すなわち、第3の導体層543は、シールドケース540における厚み方向で見た場合に、回路素子120側の主面540aから回路素子120と反対側の主面540b近傍まで形成され、シールドケース540における回路素子120と反対側の主面540b近傍で第4の導体層544に接触している。第3の導体層543は、第3の導体で形成されている。第3の導体は、例えば、金属(例えば、鉄)を主成分とする導体であり、例えば、ステンレスである。なお、第3の導体は、上記の第1の導体と同じであってもよい。
第3の導体層543は、例えば、第3の導体の板材から板金加工により形成されている。すなわち、第3の導体層543は、本体部543b、複数の折り曲げ部543c−1〜543c−4、及び複数の足部543a−1〜543a−4を有する。
本体部543bは、回路基板110の第1の主面114aに沿って(例えば、第1の主面114aに略平行に)延びている。本体部543bには、複数の折り曲げ部543c−1〜543c−4が機械的及び電気的に接続されている。
複数の折り曲げ部543c−1〜543c−4及び複数の足部543a−1〜543a−4は、複数のシグナルグラウンドパターン112−1〜112−4に対応している。各折り曲げ部543c−1〜543c−4は、本体部543bから対応するシグナルグラウンドパターン112−1〜112−4に向かって延びている。すなわち、各折り曲げ部543c−1〜543c−4は、本体部543bから対応するシグナルグラウンドパターン112−1〜112−4側へ折り曲げて形成されたものである。
足部543a−1〜543a−4は、対応する折り曲げ部543c−1〜543c−4に機械的及び電気的に接続されており、図示しない接続部材を介して対応するシグナルグラウンドパターン112−1〜112−4に電気的に接続されている。すなわち、各足部543a−1〜543a−4は、折り曲げ部543c−1、543c−4から第1の主面114aに沿うように折り曲げて形成されたものである。
これにより、第3の導体層543は、複数のシグナルグラウンドパターン112−1〜112−4を電気的に接続する。
第4の導体層544は、シールドケース540における回路素子120と反対側の主面540bに形成されている。第4の導体層544は、第4の導体で形成されている。第4の導体は、第3の導体よりも高周波損失の高い導体である。第4の導体は、例えば、第3の導体よりも抵抗率及び透磁率がいずれも大きな導体である。第4の導体は、例えば、鉄−ニッケル合金を主成分とする導体であり、例えば、パーマロイである。あるいは、第4の導体は、ニッケル−コバルト合金を主成分とする導体である。なお、第4の導体は、上記の第2の導体と同じであってもよい。
第4の導体層544は、例えば、シールドケース540における回路素子120と反対側の主面540bに第4の導体でメッキ処理又は蒸着により形成されている。例えば、上記の板金加工を行う前の第3の導体の板材における回路素子120と反対側となるべき主面543b2に第4の導体でメッキ処理又は蒸着を行う。その後、第3の導体の板材から本体部543b、複数の折り曲げ部543c−1〜543c−4、及び複数の足部543a−1〜543a−4に対応した形状を切り出し、上記の折り曲げ加工を行う。
これにより、本体部544b、複数の折り曲げ部544c−1〜544c−4、及び複数の足部544a−1〜544a−4を有する第4の導体層544が形成される。すなわち、第3の導体の板材に第4の導体のメッキ処理又は蒸着を施してから板金加工を行うことで、第3の導体層543の複数の折り曲げ部543c−1〜543c−4及び複数の足部543a−1〜543a−4の形成と第4の導体層544の複数の折り曲げ部544c−1〜544c−4及び複数の足部544a−1〜544a−4の形成とを同時に行うことができる。
このように、実施の形態5では、回路素子120から発生する電磁波ノイズの外部への放射が問題となる場合に、シールドケース540が、シールドプレート130の内側で回路素子120を離間して覆う。これにより、回路素子120から発生する電磁波ノイズの外部へ漏洩を抑制できる。
また、実施の形態5では、シールドプレート130におけるシールドケース540に対向する主面130aに、第1の導体よりも高周波損失の高い第2の導体でメッキ処理又は蒸着により第2の導体層132が形成されている。また、シールドケース540におけるシールドプレート130に対向する主面540bに、第3の導体よりも高周波損失の高い第4の導体でメッキ処理又は蒸着により第4の導体層544が形成されている。これにより、シールドプレート130を流れる静電ノイズ電流SECとシールドケース540を流れる電磁波ノイズに対応した電流との間の干渉が抑制できる。すなわち、シールドプレート130とシールドケース540との距離を近づけながら、シールドプレート130とシールドケース540との間のノイズの干渉を抑えることが容易であるので、製品の大型化を抑制できる。
また、実施の形態5では、シールドケース540が第3の導体層543及び第4の導体層544を有する。すなわち、第3の導体層543は、複数のシグナルグラウンドパターン112−1〜112−4を電気的に接続するように、シールドケース540における回路素子120側の主面540aに第3の導体で形成されている。第4の導体層544は、シールドケース540における回路素子120と反対側の主面540bに、第3の導体よりも高周波損失の高い第4の導体でメッキ処理又は蒸着により形成されている。これにより、シールドケース540における回路素子120側の主面540aに電磁波ノイズに対応した電流を流すことを確保しながら、回路素子120と反対側の主面540bに電磁波ノイズに対応した電流が流れることを抑制できるので、電磁波ノイズの外部への漏洩を効率的に抑制できる。
なお、実施の形態5では、説明の簡略化のため、回路基板110上に1つの回路素子120が搭載されている場合について例示的に説明しているが、回路素子120が複数搭載されている場合についても、各回路素子120に対応させてシールドケース540を複数設けてもよい。
あるいは、図14に示すように、電子機器1tiのシールド構成体500iにおいて、複数のフレームグラウンドパターン111i−1、111i−2が、回路基板110iの基板部114iの第1の主面114aではなく第2の主面114bに配されていてもよい。この場合、図5に示す構成に対して、図14に示すように、さらに実施の形態5と同様のシールドケース540を追加してもよい。
この場合も、シールドケース540が第3の導体層543及び第4の導体層544を有する。すなわち、第3の導体層543は、複数のシグナルグラウンドパターン112−1〜112−4(図12参照)を電気的に接続するように、シールドケース540における回路素子120側の主面540aに第3の導体で形成されている。第4の導体層544は、シールドケース540における回路素子120と反対側の主面540bに、第3の導体よりも高周波損失の高い第4の導体でメッキ処理又は蒸着により形成されている。これにより、シールドケース540における回路素子120側の主面540aに電磁波ノイズに対応した電流を流すことを確保しながら、回路素子120と反対側の主面540bに電磁波ノイズに対応した電流が流れることを抑制できるので、電磁波ノイズの外部への漏洩を効率的に抑制できる。
以上のように、本発明にかかるシールド構成体及び電子機器は、コネクタを有する電子機器に有用である。
1 電子機器
1i 電子機器
1j 電子機器
1k 電子機器
1p 電子機器
1pi 電子機器
1q 電子機器
1qi 電子機器
1t 電子機器
1ti 電子機器
10 筐体
10j 筐体
30j 導体フレーム
100 シールド構成体
100i シールド構成体
110 回路基板
110i 回路基板
111−1〜111−5 フレームグラウンドパターン
111i−1、111i−2 フレームグラウンドパターン
112 シグナルグラウンドパターン
113−1、113−2 導電パターン
114 導電パターン
120−1〜120−3 回路素子
130 シールドプレート
130i シールドプレート
131 第1の導体層
132 第2の導体層
132i 第2の導体層
200 シールド構成体
230 シールドプレート
231 第1の導体層
232 第2の導体層
233 樹脂層
300 シールド構成体
300i シールド構成体
330 シールドプレート
330i シールドプレート
332−1〜332−3 第2の導体層
400 シールド構成体
400i シールド構成体
430 シールドプレート
430i シールドプレート
432 第2の導体層
432i 第2の導体層
500 シールド構成体
500i シールド構成体
540 シールドケース
VP ビア

Claims (13)

  1. コネクタ端子を有する電子機器に用いられるシールド構成体であって、
    回路基板と、
    前記回路基板に搭載され、前記回路基板の上に搭載された回路素子を静電ノイズから保護するシールドプレートと、を備え、
    前記シールドプレートは前記回路基板上に設けた複数のフレームグラウンドパターンと電気的に接続され、複数のフレームグラウンドパターンの少なくとも一つは、前記コネクタ端子と電気的に接続されている構成であり、前記フレームグラウンドパターンは、前記回路素子のグラウンド電位から絶縁され、
    前記シールドプレートは、前記フレームグラウンドパターンを電気的に接続するように前記回路素子と反対側の主面上に形成された第1の導体層と、前記回路素子側の主面上に形成された第2の導体層とを備え、
    前記第2の導体層は、前記第1の導体層よりも高周波損失の高い導体で形成され、
    前記回路基板は、
    前記回路素子のグランド電位を提供し、シールドプレートから電気的に絶縁され、前記回路基板における前記回路素子側の第1の主面に配されたシグナルグラウンドパターンと、
    前記回路基板における前記回路素子と反対側の第2の主面に配された導電パターンと、をさらに備え、
    前記フレームグラウンドパターンは、前記回路基板における前記シグナルグラウンドパターン及び前記導電パターンの外側で前記第1の主面及び前記第2の主面のいずれかに配され、
    前記シールドプレートは、
    前記第1の導体層が、前記複数のフレームグラウンドパターンを電気的に接続するように、前記シールドプレートにおける少なくとも前記回路素子と反対側の主面に第1の導体で形成され、
    前記第2の導体層は、前記シールドプレートにおける少なくとも前記回路素子側の主面に、第2の導体でメッキ処理又は蒸着により形成される、
    ことを特徴とするシールド構成体。
  2. 前記第1の導体層は、前記シールドプレートにおける厚み方向で見た場合に前記回路素子と反対側の主面から前記回路素子側の主面近傍まで形成され、前記シールドプレートにおける前記回路素子側の主面近傍で前記第2の導体層に接触している
    ことを特徴とする請求項1に記載のシールド構成体。
  3. 前記第1の導体層の厚みをt1とし、前記第2の導体層の厚みをt2とし、前記第1の導体の導電率をσ1とし、前記第2の導体の導電率をσ2とし、前記第1の導体の透磁率をμ1とし、前記第2の導体の透磁率をμ2とし、前記シールドプレートを流れる静電ノイズの周波数をfとするとき、
    t1>1/√(σ1πμ1f)、かつ、t2≧1/√(σ2πμ2f)
    が成り立つ
    ことを特徴とする請求項に記載のシールド構成体。
  4. 前記シールドプレートは、前記第1の導体層と前記第2の導体層との間に樹脂層をさらに有し、
    前記第1の導体層は、前記樹脂層における前記回路素子と反対側の主面に前記第1の導体でメッキ処理又は蒸着により形成され、
    前記第2の導体層は、前記樹脂層における前記回路素子側の主面に前記第2の導体でメッキ処理又は蒸着により形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のシールド構成体。
  5. 前記第2の導体層は、前記回路素子に対応した領域に選択的に形成されている
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のシールド構成体。
  6. 前記第2の導体層は、前記シールドプレートの前記回路素子側の主面から前記回路素子と反対側の主面における端部まで延在している
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のシールド構成体。
  7. 前記複数のフレームグラウンドパターンは、前記第1の主面に配され、
    前記シールドプレートは、前記回路素子を離間して覆い、
    前記第2の導体層は、前記シールドプレートにおける前記回路素子に対向する主面に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のシールド構成体。
  8. 前記シールドプレートの内側で前記回路素子を離間して覆うように、前記回路基板に搭載されたシールドケースをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項に記載のシールド構成体。
  9. 前記回路基板は、複数の前記シグナルグラウンドパターンを有し、
    前記シールドケースは、
    前記複数のシグナルグラウンドパターンを電気的に接続するように、前記シールドケースにおける前記回路素子側の主面に第3の導体で形成された第3の導体層と、
    前記シールドケースにおける前記回路素子と反対側の主面に、前記第3の導体よりも高周波損失の高い第4の導体でメッキ処理により形成された第4の導体層と、
    を有する
    ことを特徴とする請求項に記載のシールド構成体。
  10. 電子機器に用いられるシールド構成体であって、
    回路基板と、
    前記回路基板に搭載された回路素子と、
    前記回路素子を静電ノイズから保護するように前記回路基板に搭載されたシールドプレートと、
    を備え、
    前記回路基板は、
    シールドプレートから電気的に絶縁され、前記回路基板における前記回路素子側の第1の主面に配されたシグナルグラウンドパターンと、
    前記回路基板における前記回路素子と反対側の第2の主面に配された導電パターンと、
    前記シールドプレートに電気的に接続され、前記回路基板における前記シグナルグラウンドパターン及び前記導電パターンの外側で前記第1の主面及び前記第2の主面のいずれかに配された複数のフレームグラウンドパターンと、
    を有し、
    前記シールドプレートは、
    前記複数のフレームグラウンドパターンを電気的に接続するように、前記シールドプレートにおける少なくとも前記回路素子と反対側の主面に第1の導体で形成された第1の導体層と、
    前記シールドプレートにおける少なくとも前記回路素子側の主面に、前記第1の導体よりも高周波損失の高い第2の導体でメッキ処理又は蒸着により形成された第2の導体層と、
    を有し、
    前記複数のフレームグラウンドパターンは、前記第2の主面に配され、
    前記回路素子は、前記回路基板の前記第1の主面で前記シグナルグラウンドパターンに接続されるとともに、前記回路基板の前記第2の主面で前記導電パターンに接続され、
    前記シールドプレートは、前記導電パターンを離間して覆い、
    前記第2の導体層は、前記シールドプレートにおける前記導電パターンに対向する主面に形成されている
    ことを特徴とするシールド構成体。
  11. 前記第1の主面に垂直な方向から透視した場合に前記シールドプレートの内側に含まれるとともに、前記回路素子を離間して覆うように、前記回路基板に搭載されたシールドケースをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のシールド構成体。
  12. 前記回路基板は、複数の前記シグナルグラウンドパターンを有し、
    前記シールドケースは、
    前記複数のシグナルグラウンドパターンを電気的に接続するように、前記シールドケースにおける前記回路素子側の主面に第3の導体で形成された第3の導体層と、
    前記シールドケースにおける前記回路素子と反対側の主面に、前記第3の導体よりも高周波損失の高い第4の導体でメッキ処理により形成された第4の導体層と、
    を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のシールド構成体。
  13. 請求項1から1のいずれか1項に記載のシールド構成体を備えたことを特徴とする電子機器。
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