JP5949324B2 - 車両の走行制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、走行中の車両における駆動力や制動力を制御する装置に関し、特に走行慣性力により走行する車両の惰性走行を制御する装置に関するものである。
従来知られた車両は、特許文献1や特許文献2に記載されているように、アクセルやブレーキが操作されていないときには、主として車両の走行慣性力によって惰性走行するように制御される。また、惰性走行する際には、動力源である内燃機関から車両を走行させるための動力を伝達する必要がないので、惰性走行している間は、内燃機関に自立回転する程度の燃料を供給したり、燃料の供給を停止したりするように制御して燃費の向上を図っている。具体的には、内燃機関と駆動輪との動力の伝達を選択的に遮断することができるクラッチを設け、そのクラッチを解放して内燃機関と駆動輪との動力の伝達を遮断することによって、内燃機関を自立回転させあるいは内燃機関を停止させて惰性走行させるいわゆるニュートラル惰性走行をさせたり、クラッチを係合して内燃機関と駆動輪との動力の伝達を可能にした状態で、内燃機関への燃料の供給を停止して、内燃機関のポンピングロスなどの制動力、すなわちエンジンブレーキを駆動輪に作用させて惰性走行させるいわゆるフューエルカットをさせたりすることで、燃費の向上を図っている。
上述したように車両が惰性走行しているときであっても、制動力を作用させず、あるいは制動力を作用させることができるので、従来知られた車両は、車両を惰性走行させる際の走行状態に応じて制御するように構成されている。特許文献1には、その一例が記載されており、車両が走行する走行路の勾配および車速に基づいて、車両が所定の距離を走行したときに加速するか減速するかを判断して、ニュートラル惰性走行させるか否かを判断するように構成されている。すなわち、車両が今後走行する走行路の情報を入手することにより、車両が今後走行する走行状態に応じた惰性走行を選択するように構成されている。具体的には、車両が下り勾配の走行路を走行しているときには、その勾配角度が大きいと車速が増大するため、現在の車速とその増加速度とから、所定の距離を走行したときに所定の車速以上となってしまう場合には、クラッチを係合させた状態でフューエルカットしてエンジンブレーキを作用させながら惰性走行させ、車両が上り勾配の走行路を走行しているときには、車速が低下する傾向となり特に制動力を作用させる必要がないので、クラッチを解放させてニュートラル惰性走行させるように構成されている。このように車速が増大する可能性があるときに、エンジンブレーキを作用させることでブレーキ操作されるまでの距離を長くすることができ、また車速が低下する可能性があるときに、エンジンブレーキを作用させないことでアクセル操作されるまでの距離を長くすることができる。すなわち、特許文献1に記載されたように制御することにより、惰性走行している距離を長くすることができ、その結果、燃費をより一層向上させることができる。
特開2012−101636号公報 特開2004−270944号公報
上述したように特許文献1に記載された制御装置は、車両が走行する走行路の勾配と車速とに基づいてクラッチを係合させたり解放させたりするように構成されている。すなわち、特許文献1に記載された制御装置は、走行路がほぼ平坦な路面などを走行しているときには、車速のみに起因してクラッチが制御されてしまう可能性がある。一方、運転者によるアクセルペダルの操作の仕方は区々であり、例えば、運転者が意図した車速まで加速した時点で、アクセルペダルが踏み戻される場合もある。そのような場合において、クラッチを係合してエンジンブレーキを作用させてしまうと、アクセルペダルを戻したと同時に減速し始めてしまい、運転者が意図した走行状態とは異なった走行状態となってしまう可能性がある。また、車間距離が狭まるなどによりエンジンブレーキを作用させて減速するためにアクセルペダルを戻した場合にクラッチが解放されてしまうと、運転者が意図した制動力を得ることができず、運転者が違和感を感じてしまう可能性がある。そのため、車両が加速しているときや減速しているときにアクセルペダルが戻された場合においては、運転者が意図した走行状態に合わせた駆動力や制動力を得ることができない可能性がある。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、運転者が要求する減速度と、惰性走行しているときの減速度との乖離を抑制もしくは防止することができる車両の走行制御装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、動力源と駆動輪との間に前記動力源が出力した動力を前記駆動輪に対して伝達しまたその伝達を遮断する係合機構を備え、前記動力源から前記駆動輪に動力を出力して走行している状態から、前記動力源から前記駆動輪に動力を出力せずに車両の走行慣性力によって惰性走行する状態へ切り替えて前記車両を走行させることができる車両の走行制御装置において、前記車両が加速走行している状態から前記車両の走行慣性力によって惰性走行させる場合に、前記動力源と前記駆動輪との動力の伝達を前記係合機構によって遮断して惰性走行させる第1手段と、前記車両が一定の車速で走行している状態または減速走行している状態から前記車両の走行慣性力によって惰性走行させる場合に、前記動力源と前記駆動輪とを動力伝達可能に前記係合機構によって連結して惰性走行させる第2手段とを備えていることを特徴とするものである。例えば第1手段としては、アクセルペダルが踏み込まれて走行していたときの加速度を所定時間前の加速度として算出しておき、前記アクセルペダルが踏み込まれている状態から戻された状態になり、かつ前記所定時間前の加速度が予め決められた閾値以上のときに、前記動力源と前記駆動輪との動力の伝達を前記係合機構によって遮断して惰性走行させるように構成してよい。
請求項の発明は、請求項1または2の発明において、前記第2手段は、前記動力源と前記駆動輪とを動力伝達可能に前記係合機構によって連結して惰性走行させた後に、前記係合機構によって前記動力源と前記駆動輪との動力の伝達を遮断することを特徴とする車両の走行制御装置である。
請求項の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の発明において、前記動力源は、内燃機関を含み、前記第2手段は、前記動力源と前記駆動輪とを動力伝達可能に前記係合機構によって連結して惰性走行させるときに、前記内燃機関への燃料の供給を停止することを特徴とする車両の走行制御装置である。
請求項の発明は、請求項1ないしのいずれか1項に記載の発明において、前記動力源から前記駆動輪に動力を出力することを要求された状態から、該要求がなくなった状態と切り替わることを条件として、前記動力源から前記駆動輪に動力を出力して走行している状態から、前記動力源から前記駆動輪に動力を出力せずに前記車両の走行慣性力によって惰性走行する状態へ切り替える第3手段を備えたことを特徴とする車両の走行制御装置である。
この発明によれば、惰性走行させる時点で車両が加速しているときには、動力源と駆動輪との動力の伝達が係合機構によって遮断される。そのため、惰性走行させ始めた時点で、動力源の動力損失などによる制動力が作用することを抑制もしくは防止することができる。すなわち過剰な制動力が作用することを抑制もしくは防止することができるので、運転者が要求する減速度と、惰性走行しているときの減速度との乖離を抑制もしくは防止することができる。さらに、惰性走行させる時点で車両が定常走行しているときあるいは減速走行しているときには、動力源と駆動輪とが動力伝達可能に連結された状態を維持して惰性走行させるので、惰性走行させ始めた時点で急激に減速度が低下してしまうことを抑制もしくは防止することができる。言い換えると、惰性走行させ始める時点での減速度が、運転者が要求する減速度より小さくなってしまうことを抑制もしくは防止すること、すなわち運転者が要求する減速度と惰性走行しているときの減速度との乖離を抑制もしくは防止することができる。そして、動力源から駆動輪に動力を出力することが要求されなって、車両の走行慣性力によって惰性走行させるため、惰性走行している時間あるいは距離の分、燃費を向上させることができる。
また、この発明によれば、動力源と駆動輪とを動力伝達可能に連結した状態で惰性走行させた後に、係合機構によって動力源と駆動輪との動力の伝達を遮断させる手段を備えているので、動力源と駆動輪とが動力伝達可能に連結した状態で惰性走行して要求される車速まであるいは要求される時間、減速した後に、動力源と駆動輪との動力の伝達を遮断することで、過剰に車速が低下してしまったり動力源の回転数が低下してしまったりすることを抑制もしくは防止することができる。そのため、車速を増大させるなどのために、再度、動力源から駆動輪に動力を出力する要求がされるまでの時間や走行距離を長くすることができるので、燃費をより一層向上させることができる。
さらに、この発明によれば、動力源は、内燃機関を含み、動力源と駆動輪とが動力伝達可能に連結されて惰性走行しているときに、内燃機関への燃料の供給を停止するので、動力源と駆動輪とが動力伝達可能に連結されて惰性走行しているときの燃費をより一層向上させることができる。また、惰性走行し始める時点での制動力を比較的大きくすることができるので、運転者が要求する減速度と、惰性走行しているときの減速度との乖離を抑制もしくは防止することができる。
この発明に係る車両の走行制御装置の第1の制御例を説明するためのフローチャートである。 第1の制御例を実行した場合におけるアクセルペダルの操作量、車両の加速度、車速のそれぞれの変化を示したタイムチャートであり、(a)はアクセルペダルが踏み込まれて加速走行していた状態から惰性走行する場合を示し、(b)はアクセルペダルが踏み込まれて定常走行あるいは減速走行していた状態から惰性走行する場合を示している。 この発明に係る車両の走行制御装置の第2の制御例を説明するためのフローチャートである。 第2の制御例を実行し、かつアクセルペダルが踏み込まれて定常走行あるいは減速走行していた状態から惰性走行する場合におけるアクセルペダルの操作量、車両の加速度、車速のそれぞれの変化を示したタイムチャートである。 車両に搭載された動力伝達装置を示すスケルトン図である。 図5に示す有段変速機における各変速段を設定するために係合するクラッチあるいはブレーキを示す図表である。
つぎにこの発明に係る車両の走行制御装置の一例を具体的に説明する。この発明の対象とすることのできる車両は、電動機や内燃機関などの動力源と駆動輪との間に、その動力源と駆動輪との動力の伝達を遮断することができる係合機構を備えたものである。図5には、その車両の一例を説明するためのスケルトン図である。図5に示す車両は、動力源と駆動輪との間に前進8段および後進1段の変速段を設定できる有段変速機3を有した動力伝達装置を示している。図5に示す動力伝達装置は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関(以下、エンジン1と記す。)と、そのエンジン1の出力軸4に連結された、トルク増幅機能を有した流体伝動装置(以下、トルクコンバータ5と記す。)と、トルクコンバータ5の出力軸6に連結された有段変速機3と、有段変速機3の出力軸7にデファレンシャルギヤ8を介して連結された駆動輪2,2とを有している。なお、図5に示す動力伝達装置は、前輪に動力を伝達するように構成されたものであってもよく、後輪に動力を伝達するように構成されたものであってもよい。
ここで、図5に示す有段変速機3の具体的な構成について説明する。図5に示す有段変速機3は、ダブルピニオン型の遊星歯車機構9と、ラビニョウ型の遊星歯車機構10とによって構成されている。図5に示すダブルピニオン型の遊星歯車機構9は、ケース11に連結されて回転不能に固定されたサンギヤ9Sと、そのサンギヤ9Sと同心円上に配置されたリングギヤ9Rと、サンギヤ9Sと噛み合う第1ピニオンギヤ9P1と、第1ピニオンギヤ9P1とリングギヤ9Rとの双方に噛み合う第2ピニオンギヤ9P2と、第1ピニオンギヤ9P1と第2ピニオンギヤ9P2とを自転および公転可能に保持し、トルクコンバータ5の出力軸6と一体に回転するキャリヤ9Cとによって構成されている。なお、トルクコンバータ5の出力軸6は、有段変速機3の入力軸として機能するため、以下の説明では、入力軸6と記す。したがって、ダブルピニオン型の遊星歯車機構9は、サンギヤ9Sがケース11に固定されているため、エンジン1からキャリヤ9Cに伝達された動力の回転数を減少させてリングギヤ9Rから出力するように構成されている。すなわち、ダブルピニオン型の遊星歯車機構9は、キャリヤ9Cが入力要素として機能し、サンギヤ9Sが反力要素として機能し、リングギヤ9Rが出力要素として機能する3要素の遊星歯車機構であり、上述したようにエンジン1から伝達された動力の回転数を減少させて出力する減速機として機能するように構成されている。
つぎに、ラビニョウ型の遊星歯車機構10の構成について説明する。図5に示すラビニョウ型の遊星歯車機構10は、シングルピニオン型の遊星歯車機構とダブルピニオン型の遊星歯車機構とを複合させて構成した4要素の複合遊星歯車機構である。具体的には、中空状に形成されたサンギヤ10S1と、そのサンギヤ10S1に噛み合い軸線方向に比較的長く形成されたロングピニオンギヤ10P1と、サンギヤ10S1の中空部を貫通して配置された回転軸12と一体化されたサンギヤ10S2と、そのサンギヤ10S2とロングピニオンギヤ10P1との双方に噛み合い軸線方向における長さが比較的短く形成されたショートピニオンギヤ10P2と、ロングピニオンギヤ10P1とショートピニオンギヤ10P2とを自転および公転可能に保持するキャリヤ10Cと、出力軸7に連結されたリングギヤ10Rとによって構成されている。すなわち、サンギヤ10S1、ロングピニオンギヤ10P1、キャリヤ10Cおよびリングギヤ10Rによってシングルピニオン型の遊星歯車機構が構成され、サンギヤ10S2、ロングピニオンギヤ10P1、ショートピニオンギヤ10P2、キャリヤ10Cおよびリングギヤ10Rによってダブルピニオン型の遊星歯車機構が構成されている。言い換えると、シングルピニオン型の遊星歯車機構とダブルピニオン型の遊星歯車機構とにおけるロングピニオンギ10P1とリングギヤ10Rとキャリヤ10Cとが共用されている。このように構成されたラビニョウ型の遊星歯車機構10は、各サンギヤ10S1,10S2とキャリヤ10Cとリングギヤ10Rとが、ラビニョウ型の遊星歯車機構10を構成する部材以外に連結された回転要素として機能する、いわゆる4要素の遊星歯車機構によって構成されている。
そして、前記ダブルピニオン型の遊星歯車機構9と、ラビニョウ型の遊星歯車機構10とを構成する各回転要素を、選択的に係合あるいは解放することができるクラッチ、および係合することにより回転不能にするブレーキが複数設けられている。図5に示す例では、リングギヤ9Rとサンギヤ10S2との間、具体的には、リングギヤ9Rと回転軸12との間にクラッチC1が設けられ、入力軸6とキャリヤ10Cとの間にクラッチC2が設けられ、リングギヤ9Rとサンギヤ10S1との間にクラッチC3が設けられ、キャリヤ9Cとサンギヤ10S1との間にクラッチC4が設けられている。さらに、係合することによりサンギヤ10S1を回転不能にするブレーキB1と、係合することによりキャリヤ10Cを回転不能にするブレーキB2とが設けられている。また、キャリヤ10Cにおける回転方向を一方向に制限するワンウェイクラッチF1が設けられている。
上述した有段変速機における各クラッチおよび各ブレーキを図6に示すように係合あるいは解放することによって、各変速段が設定される。具体的には、クラッチC1とブレーキB2あるいはワンウェイクラッチF1とが係合することによって前進第1速が設定される。なお、ワンウェイクラッチF1は、キャリヤ10Cの逆回転(エンジン1の回転とは範囲方向の回転)を阻止するように係合しているので、これとは反対方向のトルクがキャリヤ10Cに作用するとワンウェイクラッチF1は解放する。このような状態ではキャリヤ10Cに反力が作用しないことによりエンジンブレーキ力が生じないので、エンジンブレーキを可能にするためにブレーキB2が係合させられる。また、クラッチC1とブレーキB1とを係合させることによって前進第2速が設定され、クラッチC1とクラッチC3とを係合させることによって前進第3速が設定され、クラッチC1とクラッチC4とを係合させることによって前進第4速が設定され、クラッチC1とクラッチC2とを係合させることによって前進第5速が設定され、クラッチC2とクラッチC4とを係合させることによって前進第6速が設定され、クラッチC2とクラッチC3とを係合させることによって前進第7速が設定され、クラッチC2とブレーキB1とを係合させることによって前進第8速が設定される。さらに、クラッチC4とブレーキB2とを係合させることによって後進第1速が設定される。
また、図5に示す動力伝達装置には、駆動輪2の回転数を検出するセンサ13、アクセルペダル14の開度などの操作量を検出するセンサ15、出力軸4の回転数を検出するセンサ16、エンジン回転数を検出するセンサ17などが設けられており、それらのセンサで検出した信号が、電子制御装置(ECU)18に入力される。その電子制御装置は、入力された信号を一時的に保存するRAM、予め実験やシミュレーションなどによって用意されたマップや演算式が保存されたROM、入力された信号などから種々の演算を行うCPUなどを備えている。そして、その入力された信号に基づいて変速段を設定するために係合させるクラッチやブレーキなどの係合装置を選択して、その選択された係合装置を係合させる信号を出力したり、エンジン1への燃料の供給量を制御したりする。なお、上述したクラッチやブレーキは、ECU18から出力された信号に応じて係合および解放を制御することができるものであればよく、その一例として、油圧アクチュエータによって係合および解放が制御されるものや、電磁アクチュエータによって係合および解放が制御されるものなどである。
上記のように各変速段は、クラッチおよびブレーキの係合装置を少なくとも2つ係合させることによって設定される。言い換えると、各変速段を設定するために係合される係合装置のうち少なくとも一つの係合装置を解放すると、エンジン1と駆動輪2,2との動力伝達が遮断される。すなわち、ニュートラル状態となる。したがって、各変速段を設定する係合装置のうち少なくとも一つの係合装置を解放することによって、エンジン1と駆動輪2,2との動力伝達を遮断することができるので、アクセルペダル14を踏み込んで走行している状態、すなわちエンジン1から出力された動力を駆動輪2,2に伝達して走行している状態からアクセルペダル14を戻すと、その走行時における変速段を設定する係合装置の一つを解放してニュートラル状態で走行することができる。こうすることにより、エンジン1をアイドル回転数で運転したりエンジン1の回転を停止したりすることができ、その結果、燃費を低減することができる。
つぎに、この発明に係る車両の走行制御装置の第1の制御例を、図1に示すフローチャートに基づいて説明する。第1の制御例は、上述した係合装置を解放して、エンジン1のポンピングロスなどの制動力、すなわちエンジンブレーキを駆動輪2,2に作用させずに、車両の慣性力によって惰性走行する状態(以下、ニュートラル惰行と記す。)と、上記係合装置を係合しつつエンジン1への燃料の供給を停止して(以下、フューエルカットと記す。)、エンジンブレーキ力を駆動輪2,2に作用させながら、車両の慣性力によって惰性走行する状態とを、アクセルペダル14が戻される以前の走行状態に基づいて選択するように構成されている。なお、図1に示すフローチャートは、所定時間毎に繰り返し実行される。まず、駆動輪2,2の回転数、すなわち車速を検出するセンサ13あるいはアクセルペダル14の操作量を検出するセンサ15などから入力された情報を収集する(ステップS1)。ついで、アクセルペダル14が踏み込まれて走行していたときの加速度Aを算出する(ステップS2)。具体的には、所定時間前に駆動輪2,2の回転数を検出するセンサ13によって検出され電子制御装置18に一時的に保存された回転数から加速度を算出する。なお、ステップS2で加速度を算出するのは、運転者が加速する意図を持ってアクセルペダル14を踏み込んでいるのか、定常あるいは減速する意図を持ってアクセルペダル14を踏み込んでいるのかを判断するためである。したがって、アクセルペダル14を戻している過渡期の加速度などを算出してしまうことを抑制もしくは防止するために、所定時間前の加速度を算出している。
さらに、アクセルペダル14が踏み込まれている状態からアクセルペダル14が戻されたか否かを判断する(ステップS3)。このステップS3の判断は、アクセルペダル14の操作量を検出するセンサ15によって取得された信号に基づいて判断することができる。具体的には、前回、アクセルペダル14が踏み込まれている信号を取得し、今回、そのセンサ15によってアクセルペダル14が踏み込まれていない信号を取得した場合、あるいはアクセルペダル14が踏み込まれている信号を取得できない場合には、ステップS3で肯定的に判断される。一方、前回、アクセルペダル14の操作量を検出するセンサ15によってアクセルペダル14が踏み込まれていないと判断された場合や、前回、アクセルペダル14の操作量を検出するセンサ15によってアクセルペダル14が踏み込まれていると判断されたものの、今回も同様にアクセルペダル14が踏み込まれていると判断された場合には、ステップS3で否定的に判断される。
そして、ステップS3で否定的に判断された場合には、現状の走行状態を維持したままリターンする。すなわち、現在、アクセルペダル14が踏み込まれている状態であれば、変速段を設定する係合装置を係合した状態を維持し、アクセルペダル14が踏み込まれていない状態であれば、変速段を設定する係合装置のうち少なくともいずれか一つの係合装置を解放した状態を維持したまま、言い換えるとニュートラル惰行を維持したままリターンする。それとは反対にステップS3で肯定的に判断された場合、すなわちアクセルペダル14が踏み込まれた状態から、そのアクセルペダル14が戻されたと判断された場合には、ステップS2で算出された所定時間前の加速度Aが、所定の判断基準となる加速度α以上か否かが判断される(ステップS4)。なお、ステップS4は、アクセルペダル14を踏み込むことによって車両が加速していたか否か、すなわち運転者が加速を要求していたか否かを判断するものである。そのため、運転者が加速するためにアクセルペダル14を踏み込んだときの加速度を、予め実験やシミュレーションなどによって定め、その加速度をステップS4における所定の加速度αとすればよく、その所定の加速度αを0としてもよい。加速度αは予め決められた閾値の一例である。また、運転者によるアクセルペダル14の操作の仕方によるバラツキによって、加速度は常時変化している可能性があるので、ステップS4では、ステップS2で算出された加速度のみで判断せずに、所定時間走行している車速を複数回検出し、それぞれ検出された車速毎に加速度を算出して、それら算出された加速度の平均値が所定の加速度以上か否かを判断してもよい。
ステップS4で肯定的に判断された場合、すなわち車両が加速していた場合には、ニュートラル惰行を実施して(ステップS5)、リターンする。すなわち、変速段を設定するために係合させられていた係合装置のうち少なくともいずれか一つの係合装置を解放する。なお、係合装置を解放すると同時に、エンジン1への燃料の供給を停止してもよく、エンジン1が自立回転することができる程度に燃料を供給していてもよい。一方、ステップSで否定的に判断された場合、すなわち車両が走行している走行抵抗や動力伝達装置内の動力損失あるいは駆動輪2,2と路面との転がり摩擦抵抗もしくは走行路面の勾配角度など車速が減速する方向に作用する荷重が大きく、アクセルペダル14が踏み込まれていたにも拘わらず定常走行であったり減速走行であったりした場合には、係合装置を係合した状態を維持して(ステップS6)、リターンする。なお、ステップS6では、係合装置を係合した状態を維持していればよく、エンジン1への燃料の供給を停止しても走行状態に応じて燃料を供給してもよい。
つぎに、上述した制御を実行した場合におけるアクセルペダル14の操作と、車両の加速度と、車速との変化について説明する。図2は、それらの変化を示すタイムチャートであって、図2(a)はアクセルペダル14が踏み込まれて加速している状態から、アクセルペダル14が戻されたときの車両の加速度と車速との変化を示し、図2(b)は、アクセルペダル14が踏み込まれて定常走行している状態から、アクセルペダル14が戻されたときの車両の加速度と車速との変化を示している。なお、図2における横軸は時間を示している。まず、アクセルペダル14が踏み込まれて加速走行している状態から、アクセルペダル14が戻されたときの車両の加速度と車速との変化について説明する。図2(a)に示すようにアクセルペダル14が踏み込まれている間は、そのアクセルペダル14の踏み込み量に応じた動力がエンジン1から出力されて、その動力が走行抵抗や動力伝達装置内での摩擦損失あるいは駆動輪2,2と路面との転がり摩擦抵抗などより大きいと、車両が加速する。なお、図2(a)では、車両が等加速度で走行している状態を示している。したがって、図2(a)におけるt0時点からt1時点までは、加速度が一定でかつ車速が比例的に増大している。
そして、t1時点でアクセルペダル14が戻されると、上述した第1の制御例におけるステップS3で肯定的に判断され、またアクセルペダル14が踏み込まれている間、加速度は車速が増大する方向(正方向)となっているので、上述した第1の制御例におけるステップS4も肯定的に判断される。そのため、アクセルペダル14が戻されると、図2(a)に示すようにクラッチを解放してニュートラル惰行に移行し、加速度は車速が減少する方向(負方向)となり、車速が比例的に減速する。なお、ニュートラル惰行となって車速が低下するのは、走行抵抗や駆動輪との転がり摩擦抵抗あるいはクラッチと駆動輪2,2との間に設けられたギヤトレーンなどの摩擦抵抗などが不可避的に作用するためである。
つぎに、アクセルペダル14が踏み込まれていて定常走行している状態から、アクセルペダル14が戻されたときの車両の加速度と車速との変化について説明する。図2(b)に示すようにアクセルペダル14が踏み込まれている間は、そのアクセルペダル14の踏み込み量に応じた動力がエンジン1から出力されて、その動力と走行抵抗や動力伝達装置内での摩擦損失あるいは駆動輪2,2と路面との転がり摩擦抵抗などとが同じであると、車両が定常走行、すなわち一定車速で走行する。なお、図2(b)では、車両が等速で走行している状態を示している。したがって、図2(b)におけるt0時点からt1時点までは、加速度が0で車速が一定となっている。
そして、t1時点でアクセルペダル14が戻されると、上述した制御例におけるステップS3で肯定的に判断され、またアクセルペダル14が踏み込まれている間、加速度が0であるので、上述した第1の制御例におけるステップS4では否定的に判断される。そのため、アクセルペダル14が戻されると、図2(b)に示すようにクラッチを係合した状態を維持しつつフューエルカット(F/C)して走行させている。そのため、t1時点以降では、走行抵抗や駆動輪2と路面との転がり摩擦抵抗あるいは動力伝達装置内での摩擦抵抗に加えて、エンジン1のポンピングロスなどの制動力が駆動輪2に作用するので、加速度が負方向に大きくなる。その結果、車速がニュートラル惰行時における減速率より大きく減速している。
上述したようにアクセルペダル14が踏み込まれて加速走行している状態からアクセルペダル14が戻されたときに、クラッチを解放してニュートラル惰行することで、アクセルペダル14が戻されると同時に過剰な制動力が作用してしまうことを抑制もしくは防止することができる。すなわち、車速が目標とする車速まで到達してアクセルペダル14を戻したときには、大きく減速されずに惰性走行することができ、運転者が意図した減速度を作用させながら、言い換えるとほとんど減速させず惰性走行させることができる。また、そのようにほとんど減速させずに惰性走行させることによって、車速が低下して再度加速するためにアクセルペダル14を踏み込むことを抑制することができ、その結果、惰性走行させる距離を長くすることができるので、燃費を向上させることができる。
また、アクセルペダル14が踏み込まれて定常走行あるいは減速走行している状態から、運転者が減速するためにアクセルペダル14を戻すと、エンジン1のポンピングロスなどのエンジンブレーキを作用させながら惰性走行させることができ、ブレーキペダルが踏み込まれる頻度を低減することができる。特にその惰性走行時にフューエルカットすることによって、制動力を大きくすることができるので、ブレーキペダルが踏み込まれる頻度をより一層低減することができる。その結果、惰性走行している距離あるいは時間を長くし、エンジン1への燃料の供給量を低減することができるので、燃費を向上させることができる。また、運転者は減速するために、すなわちエンジンブレーキを作用させるためにアクセルペダル14を戻すので、その際に運転者が予定した制動力を作用させることができる。すなわち、運転者が意図した減速度を作用させながら惰性走行させることができる。
つぎに、上述した第1の制御例を実行した場合よりも一層燃費を向上させることができる第2の制御例について説明する。図3は、第2の制御例を説明するためのフローチャートである。第2の制御例は、クラッチを係合して惰性走行している状態からニュートラル惰行に移行する手段を備えたものであって、図1におけるステップS1からステップS6までは同一の制御を実行するので、ここでは同一の符号を付して説明を省略する。上述した第1の制御例では、ステップS3で否定的に判断された場合には、その走行状態を維持してリターンするように構成されていたが、第2の制御例では、ステップS3で否定的に判断された場合には、アクセルペダル14が踏み込まれていないか否かを判断する(ステップS7)。すなわち、現在、エンジン1から駆動輪2,2に動力を伝達して走行している場合や惰性走行している場合には、ステップS3で否定的に判断されるので、ステップS7では、現在、惰性走行しているか否かを判断する。具体的には、アクセルペダル14の操作量を検出するセンサ15によって、アクセルペダル14が踏み込まれている信号を検出していないか否かによって判断する。
ステップS7で否定的に判断された場合、すなわちアクセルペダル14が踏み込まれている場合には、エンジン1から駆動輪2,2に動力を伝達して走行しているので、その走行状態を維持してそのままリターンする。それとは反対に、ステップS7で肯定的に判断された場合、すなわちアクセルペダル14が踏み込まれておらず惰性走行している場合には、クラッチが係合しているか否かを判断する(ステップS8)。すなわち、現在、ニュートラル惰行しているかエンジンブレーキを作用させて惰行しているかを判断する。この判断は、クラッチを係合させるための信号が電子制御装置18から出力されているか否かによって判断することができる。
そして、ステップS8で否定的に判断された場合、すなわちクラッチが解放されている場合、言い換えるとニュートラル惰行している場合には、そのままニュートラル惰行の状態を維持してリターンする。それとは反対にステップS8で肯定的に判断された場合、すなわちクラッチが係合した状態で惰性走行している場合には、惰性走行を開始してから所定時間経過したか否かを判断する(ステップS9)。ステップS9の判断は、クラッチを係合してエンジンブレーキを作用させた状態で走行し続けると、車速が低下しすぎてしまったりエンジン回転数が低下しすぎてしまったりする可能性があるので、クラッチを係合してエンジンブレーキを作用させた状態で所定時間走行したら、クラッチを解放してニュートラル惰行させるための判断である。なお、ステップS9における所定時間は、車両の重量やフューエルカットしたときのエンジンブレーキの大きさなどに基づいて予め実験やシミュレーションなどによって定めた時間である。
したがって、ステップS9で否定的に判断された場合は、クラッチを係合してエンジンブレーキを作用させて惰性走行し始めた状態なので、そのままクラッチを係合した状態を維持してリターンする。それとは反対にステップS9で肯定的に判断された場合は、所定時間継続してエンジンブレーキを作用させて走行しており、運転者が意図した車速まで減速した可能性が高いので、クラッチを解放してニュートラル惰行させる(ステップS6)。なお、ステップS9における判断は、クラッチを係合して惰性走行している時間によって判断することに限定されず、例えば、車速や惰性走行に移行したときからの車速の変化量などによて判断してもよい。
つぎに、上述した第2の制御例を実行した場合におけるアクセルペダル14の操作量や車両の加速度あるいは車速の変化について、図4に示すタイムチャートを参照しつつ説明する。なお、図4には、アクセルペダル14が踏み込まれて定常走行している状態からアクセルペダル14が戻されて惰性走行したときのアクセルペダル14の操作量や車両の加速度あるいは車速の変化の一例を示している。まず、t0時点からt1時点までは、アクセルペダル14が踏み込まれて定常走行している。すなわち、車両の加速度が0であり、車両が一定となっている。そして、t1時点でアクセルペダル14が戻されると、上述したステップS3で肯定的に判断され、かつステップS4で否定的に判断されるので、クラッチを係合した状態を維持しつつ惰性走行する。なお、図4に示す例では、惰性走行時にフューエルカットを実行している。そのため、比較的大きなエンジンブレーキが作用するので、車両の加速度は負側に大きくなり、車速の減速度、すなわち車速が減速する方向の変化率が大きくなっている。
ついで、クラッチを係合して惰性走行している時間が所定時間経過(t2時点)すると、上述したステップS9で肯定的に判断されるので、クラッチが解放されてニュートラル惰行し始める。なお、クラッチを急激に解放させることにより車両の加速度が急激に変化すると、ショックが発生したり加速したように運転者が感じたりしてしまう可能性があるので、図4では、クラッチの係合圧を徐々に低下させてクラッチを解放している。そして、クラッチが完全に解放されると(t3時点)、エンジン1による制動力が減少するので車両の加速度が正方向に増大するとともに、車速の減速度が小さくなる。
上述した第2の制御例のように、クラッチを係合させた状態で所定時間走行した後に、ニュートラル惰行に移行することによって、車両が減速しすぎて運転者がアクセルペダル14を踏み込んでしまうまでの走行時間あるいは走行距離を長くして、惰性走行する時間や距離を長くすることができる。その結果、燃費をより一層向上させることができる。
なお、この発明における車両の走行制御装置は、動力源であるエンジンと駆動輪との間にクラッチやブレーキなどの係合装置を備えていればよい。したがって、上述した動力伝達装置における変速機が、ベルト式無段変速機やトロイダル式無段変速機などの変速機を変化させるための係合装置を有さない変速機である場合には、動力伝達経路における変速機の前後いずれかに係合装置を設けたものであってもよい。また、上述した例における変速機は、2つの係合装置を係合させることによって変速段を設定することができるように構成されているが、3つ以上の係合装置を係合させて変速段を設定するように構成された変速機であってもよい。さらに、エンジンに代えて電動機を動力源としてもよく、エンジンと電動機との双方を動力源としてもよい。また、上述した例では、アクセルペダルの操作量を検出することによって惰性走行させるか否かを判断するように構成されているが、要は、エンジンから出力された動力を駆動輪に伝達して走行することを要求しているか否かを判断することができればよい。
1…エンジン、 2…駆動輪、 C1,C2,C3,C4…クラッチ、 B1,B2…ブレーキ、 F1…ワンウェイクラッチ。

Claims (5)

  1. 動力源と駆動輪との間に前記動力源が出力した動力を前記駆動輪に対して伝達しまたその伝達を遮断する係合機構を備え、前記動力源から前記駆動輪に動力を出力して走行している状態から、前記動力源から前記駆動輪に動力を出力せずに車両の走行慣性力によって惰性走行する状態へ切り替えて前記車両を走行させることができる車両の走行制御装置において、
    前記車両が加速走行している状態から前記車両の走行慣性力によって惰性走行させる場合に、前記動力源と前記駆動輪との動力の伝達を前記係合機構によって遮断して惰性走行させる第1手段と、
    前記車両が一定の車速で走行している状態または減速走行している状態から前記車両の走行慣性力によって惰性走行させる場合に、前記動力源と前記駆動輪とを動力伝達可能に前記係合機構によって連結して惰性走行させる第2手段と
    を備えていることを特徴とする車両の走行制御装置。
  2. 前記第1手段は、アクセルペダルが踏み込まれて走行していたときの加速度を所定時間前の加速度として算出しておき、前記アクセルペダルが踏み込まれている状態から戻された状態になり、かつ前記所定時間前の加速度が予め決められた閾値(ゼロを含む)以上のときに、前記動力源と前記駆動輪との動力の伝達を前記係合機構によって遮断して惰性走行させることを特徴とする請求項1記載の車両の走行制御装置。
  3. 前記第2手段は、前記動力源と前記駆動輪とを動力伝達可能に前記係合機構によって連結して惰性走行させた後に、前記係合機構によって前記動力源と前記駆動輪との動力の伝達を遮断することを特徴とする請求項1または2に記載の車両の走行制御装置。
  4. 前記動力源は、内燃機関を含み、
    前記第2手段は、前記動力源と前記駆動輪とを動力伝達可能に前記係合機構によって連結して惰性走行させるときに、前記内燃機関への燃料の供給を停止することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両の走行制御装置。
  5. 前記動力源から前記駆動輪に動力を出力することを要求された状態から、該要求がなくなった状態に切り替わることを条件として、前記動力源から前記駆動輪に動力を出力して走行している状態から、前記動力源から前記駆動輪に動力を出力せずに前記車両の走行慣性力によって惰性走行する状態へ切り替える第3手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車両の走行制御装置。
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