JP6586357B2 - 車両制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パーキングギヤにロックポールが嵌合する車両の車両制御装置に関する。
従来、エンジンが、トルクコンバータ、変速機、フォワードクラッチ、パーキングギヤおよび前輪側ドライビングシャフトを順に介して前輪に接続された所謂AT自動車が普及している。
AT自動車では、シフトレバーがパーキングポジションに移動されたときに、パーキングギヤにロックポールが嵌合することにより、ドライビングシャフトの回転を阻止するようになされている(例えば、特許文献1)。
特開2013−193566号公報
ところで、AT車では、ブレーキペダルが踏まれると、前輪に設けられたブレーキにより車両が制動されるため、車両が停止している際に、エンジンのトルクがトルクコンバータを介して前輪まで伝達され、前輪側ドライビングシャフトに捻れトルクが発生することになる。
この状態で、シフトレバーがドライブポジションからパーキングポジションに移動されると、フォワードクラッチが切断状態になるとともに、パーキングギヤにロックポールを嵌合させる。このとき、前輪側ドライビングシャフトに発生していた捻れトルクが開放されることになるが、この捻れトルクの開放により、パーキングギヤが回転してロックポールを弾いてしまうことになり、歯打ち音が発生してしまうといった問題があった。
そこで、本発明は、ロックポールがパーキングギヤに弾かれることにより発生する歯打ち音を低減することが可能な車両制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両制御装置は、駆動源が、トルクコンバータ、フォワードクラッチ、パーキングギヤおよび第1ドライビングシャフトを順に介して前輪および後輪の一方に接続されるとともに、該トルクコンバータ、該フォワードクラッチ、該パーキングギヤ、トランスファークラッチ、プロペラシャフトおよび第2ドライビングシャフトを順に介して前輪および後輪の他方に接続され、シフトレバーがパーキングポジションに移動された場合に該パーキングギヤにロックポールが嵌合される車両の車両制御装置であって、ブレーキの指示があった場合に、前記車両の速度が所定の閾値以上であれば、前記前輪および前記後輪に設けられたブレーキを作動させ、該車両の速度が該閾値未満であれば、該前輪および該後輪の他方に設けられたブレーキのみを作動させるブレーキ制御部と、前記シフトレバーが前記パーキングポジションに移動された場合に、前記パーキングギヤに前記ロックポールが嵌合される前に、または、前記パーキングギヤに前記ロックポールが嵌合されると同時に、前記トランスファークラッチを切断状態にするクラッチ制御部と、を備え、前記クラッチ制御部は、前記シフトレバーが前記パーキングポジションに移動された場合に、前記トランスファークラッチを切断状態にすると同時に、または、該トランスファークラッチを切断状態にした後に、前記フォワードクラッチを切断状態にする
また、前記クラッチ制御部は、前記シフトレバーが進行ポジションから前記パーキングポジションに移動された場合に、前記トランスファークラッチおよび前記フォワードクラッチを切断状態にするとよい。
本発明によれば、ロックポールがパーキングギヤに弾かれることにより発生する歯打ち音を低減することができる。
車両の構成を示す図である。 車両制御処理の様子を説明する図である。 車両制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、車両100の構成を示す図である。図1に示すように、車両100は、エンジン102を有する所謂AT自動車である。なお、ここでは、駆動源をエンジン102とするエンジン自動車を例に挙げて説明するが、駆動源をモータとする電気自動車や、駆動源をエンジンおよびモータとするハイブリッド自動車を適用してもよい。
車両100は、エンジン102、トルクコンバータ104、変速機106、フォワードクラッチ108、パーキングロック機構110、リダクションギヤ機構112、トランスファークラッチ114およびプロペラシャフト116が順に接続されている。
エンジン102は、例えば、ピストンの往復運動がクランクシャフトを介して回転運動に変換されるレシプロエンジンである。
トルクコンバータ104は、エンジン102に接続されたポンプインペラがエンジン102により回転されることによって、内部に収容されたオイルを介して変速機106に接続されたタービンライナが回転される。このようにして、トルクコンバータ104は、エンジン102の動力(トルク)を変速機106に伝達する。
変速機106は、例えば、複数の遊星歯車で構成される有段変速機(有段AT)や、一対のプーリと、一対のプーリに架け渡されたチェーンとで構成される無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)等が適用される。
フォワードクラッチ108は、例えば、1対のクラッチ板を有しており、油圧により1対のクラッチ板が接触および離隔される。フォワードクラッチ108は、1対のクラッチ板が接触する連結状態において、エンジン102と、後段のパーキングロック機構110、リダクションギヤ機構112およびトランスファークラッチ114が接続された中間シャフト118とを連結する。また、フォワードクラッチ108は、1対のクラッチ板が離隔する切断状態において、エンジン102と中間シャフト118とを切断する。
パーキングロック機構110は、パーキングギヤ110aおよびロックポール110bにより構成されている。パーキングギヤ110aは、中間シャフト118に固定され、中間シャフト118と一体回転する。ロックポール110bは、略L字型に形成されており、詳しくは後述するシフトレバーがパーキングポジション以外に位置しているときには、パーキングギヤ110aから離隔している。そして、ロックポール110bは、シフトレバーがパーキングポジションに移動されると、パーキングギヤ110a側に移動され、先端がパーキングギヤ110aに嵌合することで、中間シャフト118の回転を阻止する。
リダクションギヤ機構112は、2つのリダクションギヤが噛合されており、一方のリダクションギヤが中間シャフト118に固定されて中間シャフト118と一体回転し、他方のリダクションギヤがドライブピニオンシャフト120に固定されてドライブピニオンシャフト120と一体回転する。
ドライブピニオンシャフト120は、一端に他方のリダクションギヤが固定されているとともに、他端にフロントディファレンシャルギヤ122を介して前輪側ドライブシャフト124が接続されている。前輪側ドライブシャフト124の両端には、前輪側ブレーキ126を介して前輪128が接続されている。
トランスファークラッチ114は、例えば、1対のクラッチ板を有しており、油圧により1対のクラッチ板が接触および離隔される。トランスファークラッチ114は、1対のクラッチ板が接触する連結状態において、中間シャフト118と、プロペラシャフト116とを連結する。また、トランスファークラッチ114は、1対のクラッチ板が離隔する切断状態において、中間シャフト118とプロペラシャフト116とを切断する。
プロペラシャフト116は、リアディファレンシャルギヤ130を介して後輪側ドライブシャフト132が接続されている。後輪側ドライブシャフト132の両端には、後輪側ブレーキ134を介して後輪136が接続されている。
なお、中間シャフト118は、プロペラシャフト116、前輪側ドライブシャフト124および後輪側ドライブシャフト132に比べて短い。
また、車両100には、ECU(Engine Control Unit)142、TCU(Transmission Control Unit)144、VDC(Vehicle Dynamics Control)146を含む車両制御装置140が設けられており、車両100の各部を統括制御する。車両制御装置140は、アクセルペダルセンサ150、ブレーキペダルセンサ152、車速センサ154およびシフトポジションセンサ156とそれぞれ接続され、各センサで検出された値を示す信号が所定間隔毎に入力される。
アクセルペダルセンサ150は、アクセルペダルの踏込み量(アクセル踏込み量)を検出し、アクセル踏込み量を示すアクセル踏込み量信号を車両制御装置140に送信する。ブレーキペダルセンサ152は、ブレーキペダルの踏込み量(ブレーキ踏込み量)を検出し、ブレーキ踏込み量を示すブレーキ踏込み量信号(ブレーキの指示)を車両制御装置140に送信する。車速センサ154は、車両100の車速を検出し、車速を示す車速信号を車両制御装置140に送信する。シフトポジションセンサ156は、シフトレバーのシフトポジション(前進ポジション(Dレンジ)、後進ポジション(Rレンジ)、ニュートラルポジション(Nレンジ)、パーキングポジション(Pレンジ))を検出し、シフトポジションを示すシフトポジション信号を車両制御装置140に送信する。
ECU142は、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路で構成され、エンジン102を制御する。具体的には、ECU142は、アクセルペダルセンサ150から送信されるアクセル踏込み量信号、および、車速センサ154から送信される車速信号に基づいて、予め記憶されたマップを参照してエンジン102の目標トルクおよび目標エンジン回転数を導出する。そして、ECU142は、導出した目標トルクおよび目標エンジン回転数となるようにエンジン102を駆動させる。
TCU144は、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路で構成され、変速機制御部160およびクラッチ制御部162として機能する。そして、変速機制御部160は、走行状態に応じて変速機106を制御し、クラッチ制御部162は、詳しくは後述するように、フォワードクラッチ108およびトランスファークラッチ114を制御する。
VDC146は、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路で構成され、ブレーキ制御部170として機能し、詳しくは後述するように、前輪側ブレーキ126および後輪側ブレーキ134を制御する。
以下では、車両100が走行中にブレーキペダルが踏み込まれ、車両100が制動される際、および、シフトレバーがPレンジに移動される場合の車両制御処理について詳述する。
図2は、車両制御処理の様子を説明する図である。車両100では、シフトポジションセンサ156により送信されるシフトポジション信号がDレンジである場合、クラッチ制御部162が、フォワードクラッチ108およびトランスファークラッチ114を連結状態にする。
これにより、車両100では、エンジン102の動力が、トルクコンバータ104(図中、T/Cで示す)、変速機106、フォワードクラッチ108、中間シャフト118、リダクションギヤ機構112、ドライブピニオンシャフト120、フロントディファレンシャルギヤ122および前輪側ドライブシャフト124を介して前輪128に伝達される。また、車両100では、エンジン102の動力が、トルクコンバータ104、変速機106、フォワードクラッチ108、中間シャフト118、トランスファークラッチ114、プロペラシャフト116、リアディファレンシャルギヤ130および後輪側ドライブシャフト132を介して後輪136に伝達される。
また、車両100は、上記したように、ECU142がアクセル踏込み量信号および車速信号に基づいてエンジン102を制御するとともに、変速機制御部160が変速機106を制御することにより、前輪128および後輪136の4輪で駆動する。
そして、ブレーキペダルが踏込まれ、ブレーキペダルセンサ152からブレーキ踏込み量信号が送信されると、図2(a)に示すように、ブレーキ制御部170は、ブレーキ踏込み量信号に示されるブレーキ踏込み量に基づいて、前輪側ブレーキ126および後輪側ブレーキ134を作動させる。これにより、車両100は制動される。
その後、ブレーキペダルが踏込まれ続け(ブレーキペダルセンサ152からブレーキ踏込み量信号が送信され続け)、車速センサ154から送信される車速信号に示される車速が極低速とされる速度閾値(例えば、1km/h)未満となると、図2(b)に示すように、ブレーキ制御部170は、前輪側ブレーキ126の作動を停止させ、後輪側ブレーキ134のみを作動させ続ける。そして、ブレーキ制御部170は、車両100が停止しても(車速が0になっても)、ブレーキペダルが踏み込まれ続けている間は、後輪側ブレーキ134のみを作動させ続ける。
つまり、ブレーキ制御部170は、車速が速度閾値以上であれば前輪側ブレーキ126および後輪側ブレーキ134の両方を作動させて早期に車両100を減速させるとともに、車速が速度閾値未満となると、後輪側ブレーキ134のみを作動させる。
ここで、車両100が停止した際には、ブレーキペダルは踏み込まれたままであり、図2(b)中、太線矢印で示すように、エンジン102のトルクがトルクコンバータ104を介して後段に伝達されることになる(クリープ現象)。
このとき、後輪側ブレーキ134が作動しているため、プロペラシャフト116および後輪側ドライブシャフト132にはエンジン102のトルクが伝達され、捻りトルク(図2(b)中、太線矢印で示す)が発生する。一方、前輪側ブレーキ126は作動していないので前輪側ドライブシャフト124にはエンジン102のトルクが伝達されることなく、前輪側ドライブシャフト124に捻りトルクが発生することもない。
そして、シフトレバーがDレンジからPレンジに移動されると(シフトレバーがDレンジからPレンジに移動されたことを示すシフトポジション信号がシフトポジションセンサ156から送信されると)、図2(c)に示すように、パーキングギヤ110aにロックポール110bが嵌合するが、パーキングギヤ110aにロックポール110bが嵌合する前に、クラッチ制御部162は、フォワードクラッチ108およびトランスファークラッチ114を同時に切断状態にする。
つまり、クラッチ制御部162は、シフトレバーがDレンジからPレンジに移動されると、パーキングギヤ110aにロックポール110bが嵌合するまでの期間よりも短い期間で、フォワードクラッチ108およびトランスファークラッチ114を同時に切断状態にする。なお、クラッチ制御部162は、トランスファークラッチ114をフォワードクラッチ108よりも先に切断状態にしてもよい。
このように、フォワードクラッチ108およびトランスファークラッチ114を切断状態にすると、プロペラシャフト116および後輪側ドライブシャフト132に発生していた捻りトルクが開放される。
このとき、プロペラシャフト116および後輪側ドライブシャフト132は、図2(c)中、太線矢印で示すように、捻りトルクによって回転することになる。一方、中間シャフト118は、プロペラシャフト116および後輪側ドライブシャフト132に発生していた捻りトルクが作用することはないので回転することもない。
以上のように、車両制御装置140は、車両100が減速する際に、車速が閾値未満となると後輪側ブレーキ134のみを作動させ、車両100が停止中には、プロペラシャフト116および後輪側ドライブシャフト132に捻りトルクを発生させる一方、前輪側ドライブシャフト124に捻りトルクを発生させない。
そして、シフトレバーがDレンジからPレンジに移動されると、パーキングギヤ110aにロックポール110bが嵌合する前に、クラッチ制御部162は、フォワードクラッチ108およびトランスファークラッチ114を同時に切断状態にする。
換言すると、中間シャフト118におけるパーキングギヤ110aの位置を基準として、捻り角がより小さいトランスファークラッチ114の位置で切断状態にする。
これにより、中間シャフト118は、プロペラシャフト116および後輪側ドライブシャフト132に発生していた捻りトルクにより回転することがないため、ロックポール110bがパーキングギヤ110aに嵌合されるときに弾かれることもない。かくして、車両100では、パーキングロック機構110の歯打ち音を低減することができる。
続いて、上述した車両制御処理の流れについて、フローチャートを用いて詳述する。なお、この車両制御処理は所定間隔毎に行われる。
図3は、車両制御処理の流れを示すフローチャートである。図3に示すように、車両制御処理が実行されると、ブレーキ制御部170は、シフトポジションセンサ156により送信されるシフトポジション信号がDレンジであるかを判定する(S300)。
そして、Dレンジであると判定した場合には(S300におけるYES)、ブレーキ制御部170は、ブレーキペダルセンサ152からブレーキ踏込み量信号が送信されているかを判定する(S302)。
その結果、ブレーキペダルセンサ152からブレーキ踏込み量信号が送信されている場合には(S302におけるYES)、ブレーキ制御部170は、車速センサ154から送信される車速信号に示される車速が速度閾値未満であるかを判定する(S304)。
その結果、車速センサ154から送信される車速信号に示される車速が速度閾値未満でなければ(S304におけるNO)、ブレーキ制御部170は、前輪側ブレーキ126および後輪側ブレーキ134を作動させ(S306)、ステップS310に処理を移す。
一方、車速センサ154から送信される車速信号に示される車速が速度閾値未満であれば(S304におけるYES)、ブレーキ制御部170は、後輪側ブレーキ134のみを作動させ(S308)、ステップS310に処理を移す。
なお、Dレンジでないと判定した場合(S300におけるNO)、および、ブレーキペダルセンサ152からブレーキ踏込み量信号が送信されていない場合(S302におけるNO)、ステップS310に処理を移す。
続いて、クラッチ制御部162は、シフトポジションセンサ156から送信されたシフトポジション信号に示されるシフトレバーポジションがDレンジからPレンジに移動されたかを判定する(S310)。
その結果、シフトレバーポジションがDレンジからPレンジに移動されていた場合には(S310におけるYES)、クラッチ制御部162は、ロックポール110bがパーキングギヤ110aに嵌合される前に、フォワードクラッチ108およびトランスファークラッチ114を同時に切断状態にし(S312)、当該車両制御処理を終了する。
なお、シフトレバーポジションがDレンジからPレンジに移動されていない場合には(S310におけるNO)、当該車両制御処理を終了する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態では、エンジン102からの動力が、前輪側ドライブシャフト124を介して前輪128に伝達されるとともに、トランスファークラッチ114、プロペラシャフト116、後輪側ドライブシャフト132を介して後輪136に伝達されるようにした。しかしながら、これに限らず、エンジン102からの動力が、後輪側ドライブシャフト132を介して後輪136に伝達されるとともに、トランスファークラッチ114、プロペラシャフト116、前輪側ドライブシャフト124を介して前輪128に伝達されるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、シフトレバーがDレンジに位置しているとき、および、DレンジからPレンジに移動された場合に車両制御処理を行うようにした。しかしながら、シフトレバーがRレンジに位置しているとき、および、RレンジからPレンジに移動された場合に車両制御処理を行うようにしてもよい。つまり、車両制御処理は、シフトレバーが、車両100が進行する進行ポジション(Dレンジ、Rレンジ)に位置しているとき、および、進行ポジション(Dレンジ、Rレンジ)からPレンジに移動された場合に行うことができる。
また、上述した実施形態では、パーキングギヤ110aにロックポール110bが嵌合する前に、クラッチ制御部162は、フォワードクラッチ108およびトランスファークラッチ114を同時に切断状態にするようにした。しかしながら、パーキングギヤ110aにロックポール110bが嵌合すると同時に、クラッチ制御部162は、フォワードクラッチ108およびトランスファークラッチ114を同時に切断状態にするようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、車両制御装置140として、ECU142、TCU144、VDC146が設けられ、TCU144およびVDC146により車両制御処理を行うようにした。しかしながら、これに限らず、1つのコンピュータ(例えば、TCU144またはVDC146)が、車両制御処理を行うようにしてもよい。
本発明は、パーキングギヤにロックポールが嵌合する車両の車両制御装置に利用できる。
100 車両
102 エンジン
104 トルクコンバータ
106 変速機
108 フォワードクラッチ
110 パーキングロック機構
110a パーキングギヤ
110b ロックポール
114 トランスファークラッチ
116 プロペラシャフト
124 前輪側ドライブシャフト(第1ドライブシャフト)
126 前輪側ブレーキ(ブレーキ)
128 前輪
132 後輪側ドライブシャフト(第2ドライブシャフト)
134 後輪側ブレーキ(ブレーキ)
136 後輪
140 車両制御装置
162 クラッチ制御部
170 ブレーキ制御部

Claims (2)

  1. 駆動源が、トルクコンバータ、フォワードクラッチ、パーキングギヤおよび第1ドライビングシャフトを順に介して前輪および後輪の一方に接続されるとともに、該トルクコンバータ、該フォワードクラッチ、該パーキングギヤ、トランスファークラッチ、プロペラシャフトおよび第2ドライビングシャフトを順に介して前輪および後輪の他方に接続され、シフトレバーがパーキングポジションに移動された場合に該パーキングギヤにロックポールが嵌合される車両の車両制御装置であって、
    ブレーキの指示があった場合に、前記車両の速度が所定の閾値以上であれば、前記前輪および前記後輪に設けられたブレーキを作動させ、該車両の速度が該閾値未満であれば、該前輪および該後輪の他方に設けられたブレーキのみを作動させるブレーキ制御部と、
    前記シフトレバーが前記パーキングポジションに移動された場合に、前記パーキングギヤに前記ロックポールが嵌合される前に、または、前記パーキングギヤに前記ロックポールが嵌合されると同時に、前記トランスファークラッチを切断状態にするクラッチ制御部と、
    を備え
    前記クラッチ制御部は、
    前記シフトレバーが前記パーキングポジションに移動された場合に、前記トランスファークラッチを切断状態にすると同時に、または、該トランスファークラッチを切断状態にした後に、前記フォワードクラッチを切断状態にすることを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記クラッチ制御部は、
    前記シフトレバーが進行ポジションから前記パーキングポジションに移動された場合に、前記トランスファークラッチおよび前記フォワードクラッチを切断状態にすることを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
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