JP5947268B2 - 車両のロール角推定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載した撮像手段により撮像された画像データに基づいて、当該車両のロール角を推定する車両のロール角推定装置に関する。
例えば、特許文献1には、車両に搭載した撮像手段により当該車両の前方又は後方を撮像し、得られた画像データ中から、破線のレーンマーキング(車線境界線である白色の破線)を検出し、検出した左右のレーンマーキングの端点を結ぶ擬似曲線の傾きから、車両のロール角(バンク角)を算出する技術が開示されている。
特許第4296076号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、検出される破線のレーンマーキングについて、所定の限られた条件下(例えば、左右のレーンマーキングの端点を結ぶことができること)でなければ、車両のロール角を推定することができない。従って、左右のレーンマーキングが存在しない道路では、特許文献1の技術を適用することができない。また、左右のレーンマーキングの端点を結ぶ1本の擬似曲線の傾きからロール角を推定するため、推定されるロール角の精度が低いという問題がある。
そこで、本発明は、車両のロール角を精度よく推定することができる車両のロール角推定装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両(12)のロール角推定装置(10)は、以下の特徴を有する。
第1の特徴;前記ロール角推定装置(10)は、車両(12)の前方又は後方を撮像する撮像手段(60)と、前記撮像手段(60)によって得られた画像データ(100、110、130)中から複数の直線(120、140、142、144)を検出する直線検出手段(82)と、前記直線検出手段(82)が検出した前記各直線(120、140、142、144)の勾配(θl)を算出する直線勾配算出手段(84)と、前記直線勾配算出手段(84)が算出した前記勾配(θl)が有効な範囲内に収まっているか否かを判定する傾き範囲判定手段(86)と、前記直線検出手段(82)により検出された前記各直線(120、140、142、144)を、前記画像データ(100、110、130)中、地面又は路面に対して垂直方向の直線、あるいは、前記地面又は前記路面に沿った水平方向の直線に分類する直線分類手段(88)と、前記画像データ(100、110、130)の垂直軸(108、118、138)に対する前記垂直方向の直線の平均勾配(θavl)を算出する垂直方向勾配算出手段(90)と、前記画像データ(100、110、130)の水平軸(106、116、136)に対する前記水平方向の直線の平均勾配(θahl)を算出する水平方向勾配算出手段(92)と、算出された前記垂直方向の直線の平均勾配(θavl)、及び/又は、算出された前記水平方向の直線の平均勾配(θahl)に基づいて、前記車両(12)のロール角(θr)を推定するロール角推定手段(98)と、前記垂直方向の直線又は前記水平方向の直線の本数(nvl、nhl)が、前記ロール角推定手段(98)での前記ロール角(θr)の推定にとって有効な本数の閾値(nvlth、nhlth)を超えているか否かを判定する直線本数有効判定手段(94)と、前記ロール角推定手段(98)により前回推定されたロール角(θb)と、該ロール角推定手段(98)で今回推定したロール角(θs)とを比較して、今回推定したロール角(θs)の値が有効な値であるか否かを判定するロール角有効判定手段(96)とを有し、前記直線分類手段(88)は、前記傾き範囲判定手段(86)が判定した有効な勾配(θl)を持つ直線を、前記垂直方向の直線又は前記水平方向の直線に分類し、前記ロール角推定手段(98)は、前記直線本数有効判定手段(94)の判定結果に基づき、前記ロール角(θr)の推定処理を行う。
第2の特徴;前記ロール角推定手段(98)は、前記垂直方向の直線の平均勾配(θavl)を優先的に用いて前記ロール角(θr)を推定する。
本発明の第1の特徴によれば、画像データから検出した複数の直線を垂直方向の直線又は水平方向の直線に分類し、分類した前記垂直方向の直線の平均勾配と前記水平方向の直線の平均勾配とを算出する。この結果、算出した前記垂直方向の直線の平均勾配、及び/又は、算出した前記水平方向の直線の平均勾配を用いることにより、車両のロール角を精度良く推定することができる。
従って、第1の特徴において、ロール角推定手段は、(1)前記垂直方向の直線の平均勾配のみ用いて前記ロール角を推定、(2)前記水平方向の直線の平均勾配のみ用いて前記ロール角を推定、(3)前記垂直方向の直線の平均勾配と前記水平方向の直線の平均勾配との双方を用いて前記ロール角を推定、いずれの推定処理を行うことが可能である。また、前記垂直方向の直線が少ない場合には、前記垂直方向の直線の平均勾配を用いたロール角の推定処理から、前記水平方向の直線の平均勾配を用いたロール角の推定処理に切り換えることにより、ロール角の推定精度の安定化を図ることができる。さらに、第1の特徴によれば、前回推定されたロール角と今回推定したロール角とを比較することにより、今回推定したロール角の値が非現実的な値であれば、今回推定したロール角を排除することにより、ロール角の推定精度の向上を図ることができる。なお、非現実的な値とは、ロール角の推定処理を繰り返し行う場合に、前回の推定処理と今回の推定処理との間の時間内に想定されるロール角の変化量を超えて推定されたロール角の値をいう。さらにまた、第1の特徴によれば、実際上、あり得ない勾配を排除することにより、有効な勾配の直線がより多く検出されて、ロール角の推定処理に利用することが可能となる。
ところで、前記画像データ中、画面の縦軸(前記画像データの垂直軸)及び横軸(前記画像データの水平軸)に対して前記直線が所定の角度を有する場合、当該角度は、前記直線自体が傾いているか、又は、前記車両が傾いていることにより発生する。
ここで、ビル、信号機等の人工物のある環境を撮像手段が撮像した場合、得られた画像データ中、前記人工物に応じた垂直方向の直線は、画面中のどの位置に写り込んでいても、当該直線の勾配は変化しない。
一方、前記画像データ中、車線等に応じた水平方向の直線は、画面の中央に対して左右外側の位置に写り込んでいれば、画面の縦軸及び横軸に対して傾いて見える。
そこで、本発明の第2の特徴では、画面中の位置によって勾配が変化しない垂直方向の直線の平均勾配を、ロール角の推定処理に優先的に用いることにより、当該ロール角の推定精度を高めることができる。特に、画像データ中、人工物には、垂直成分(垂直方向の直線)が多いので、当該人工物の多い環境を撮像する場合には、ロール角の推定精度を向上させることができる。
本実施形態に係るロール角推定装置を搭載した自動二輪車の左側面図である。 図1のロール角推定装置のブロック図である。 図2の記憶部に保存される画像を図示した説明図である。 図1及び図2のロール角推定装置による録画開始から録画停止までの処理を図示したフローチャートである。 図1及び図2のロール角推定装置による自動二輪車のロール角の推定処理を図示したフローチャートである。 図6Aは、自動二輪車が傾いていない状態でカメラが撮像した画像を図示した説明図であり、図6Bは、自動二輪車が傾いている状態でカメラが撮像した画像を図示した説明図である。 画像から直線を検出するための説明図である。 図5のステップS15の詳細な処理を図示したフローチャートである。 道路以外の人工物が存在しない環境をカメラが撮像した画像を図示した説明図である。 図10Aは、前回推定したロール角と当該ロール角の推定に用いた画像とを図示した説明図であり、図10Bは、今回検出した直線の角度と当該角度の算出に用いた画像とを図示した説明図である。 図5のステップS16の詳細な処理を図示したフローチャートである。 画像に写り込んだ複数の直線について、垂直方向の直線と水平方向の直線とを検出する場合を図示した説明図である。 図13Aは、垂直方向の直線の平均勾配を求めるための説明図であり、図13Bは、水平方向の直線の平均勾配を求めるための説明図である。 図5のステップS17の詳細な処理を図示したフローチャートである。
本発明に係る車両のロール角推定装置について、好適な実施形態を掲げ、添付の図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
[本実施形態の構成]
図1は、本実施形態に係るロール角推定装置10を搭載した車両である自動二輪車12の左側面図である。なお、発明の理解を容易にするため、特に指示のない限り、図1に示す矢印方向を基準として、前後及び上下の方向を説明すると共に、車体に着座した運転者から見た方向を基準として、左右の方向を説明する。
自動二輪車12は、車体を構成する車体フレーム14と、車体フレーム14の前端部に設けられたヘッドパイプ16に回転自在に軸支される左右一対のフロントフォーク18と、フロントフォーク18に取り付けられる前輪20と、車体フレーム14に支持され且つエンジン及び自動変速機からなるパワーユニット22と、車体フレーム14下部のピボット部24に揺動可能に支持されるスイングアーム26と、該スイングアーム26の後端部に取り付けられる後輪28とを備える。フロントフォーク18は、油圧ダンパを有し、地面から伝わる振動を軽減する。
車体フレーム14は、ヘッドパイプ16から斜め下方に延びる左右一対のメインフレーム30と、左右一対のメインフレーム30の後部に連接され且つ下方に向かって延出する左右一対のピボット部24と、メインフレーム30の後部に取り付けられ且つ斜め上方に延びる左右一対のシートフレーム32とを有する。
ヘッドパイプ16の前方には、車体の前方を照射するヘッドライト34が設けられている。ヘッドパイプ16の上方には、前輪20を操舵可能なバー状のハンドル36が取り付けられている。
前輪20は、フロントフォーク18の下端部に回転自在に軸支されており、その側面には、前輪20に制動力を与えるディスクブレーキ20aが装着されている。また、フロントフォーク18の下端部には、前輪20を上方から覆うフロントフェンダ38が取り付けられている。
パワーユニット22は、メインフレーム30とピボット部24によって固定支持されている。スイングアーム26は、ピボット部24から後方に向かって略水平に延び、その後端部には、後輪28が回転可能に軸支されている。後輪28の側面には、後輪28に制動力を与えるディスクブレーキ28aが装着されている。
パワーユニット22の上部には、燃料タンク40が設けられ、シートフレーム32の上方で且つ燃料タンク40の後方に、搭乗者を載せるシート42が配設されている。シート42は、運転者が着座するフロントシート42a及びフロントシート42aの後方で同乗者が着座するリアシート42bからなる、いわゆるタンデム型のシートが採用されている。シートフレーム32の後部には、後方に延び、その後部下側から斜め下方に延びるリアフェンダ44が取り付けられている。シート42の後方には、テールランプユニット46が取り付けられている。テールランプユニット46は、ブレーキランプ46a及び後側ウィンカランプ46bを有する。
自動二輪車12には、車体の前後方向に向けて車体の意匠(外観)を構成する車体カバー48が取り付けられている。車体カバー48は、車体の前方を覆うフロントカバー50と、ヘッドライト34の両側面から後方向に延在する左右一対のサイドカウル52と、シートフレーム32と共に後上方に延び、シートフレーム32の両側面を覆うリアカウル54とを有している。フロントカバー50の上部には、ウインドスクリーン56が設けられ、フロントカバー50の左右に、前側ウィンカランプ58が取り付けられている。
そして、本実施形態に係る自動二輪車12のロール角推定装置10は、例えば、ウインドスクリーン56に設けられる。
図2に示すように、ロール角推定装置10は、自動二輪車12の前方を撮像する撮像手段としてのカメラ60と、パワーユニット22の制御等を行う一方で、カメラ60が撮像した画像に基づき自動二輪車12のロール角θr(バンク角)を推定するECU(Electronic Control Unit)62と、カメラ60が撮像した画像及びロール角θrを記憶するSD(Secure Digital)カード等の外部ストレージである記憶部(ロール角記憶手段)64と、運転者がカメラ60による撮像(録画)の開始又は停止を指示するために操作する録画スイッチ66とから構成される。
録画スイッチ66は、運転者の操作に起因して撮像開始(録画開始)を指示するオン信号(ハイレベルの信号)のECU62への出力を開始し、運転者によって再度操作されると、オン信号に代えて、撮像停止(録画停止)を指示するオフ信号(ローレベルの信号)のECU62への出力を開始する。従って、録画スイッチ66は、運転者が操作する毎に、オン信号又はオフ信号をECU62に出力する。
図3には、記憶部64に記憶される画像68の一例が図示されている。この画像68には、自動二輪車12が走行する道路70と、該道路70の左右にある信号機や標識等の各種の人工物72とが写り込んでいる。また、画像68の下方には、自動二輪車12のロール角θr(図3では10°)を表示するロール角表示領域74が設けられている。従って、図2のECU62は、推定したロール角θrのデータを、カメラ60で撮像された画像のデータ(画像データ)に組み込んで画像68を生成し、生成した画像68を記憶部64に記憶する。
運転者が録画スイッチ66を操作してカメラ60の撮像開始を指示すると、ECU62は、カメラ60による自動二輪車12前方の撮像を開始させる。また、運転者が録画スイッチ66を操作してカメラ60の撮像停止を指示すると、ECU62は、カメラ60による自動二輪車12前方の撮像を停止させる。
これにより、ロール角推定装置10では、運転者の録画スイッチ66の操作に起因した撮像開始から撮像停止までの間、カメラ60は、自動二輪車12の前方を撮像し続ける。ECU62は、カメラ60で得られた画像から、所定時間間隔(例えば、数ms間隔)でロール角θrの推定を行い、推定したロール角θrのデータと、当該ロール角θrの推定処理に用いた画像データとを組み合わせて画像68を生成し、記憶部64に逐次記憶する。従って、記憶部64には、録画開始から録画停止までの複数枚の画像68(数ms毎に撮像された画像)が記憶されることになる。
このような処理を実現するために、ECU62は、録画指示判定部76、カメラ制御部78、画像処理部80、直線検出部(直線検出手段)82、直線勾配算出部(直線勾配算出手段)84、傾き範囲判定部(傾き範囲判定手段)86、直線分類部(直線分類手段)88、垂直勾配算出部(垂直方向勾配算出手段)90、水平勾配算出部(水平方向勾配算出手段)92、直線本数有効判定部(直線本数有効判定手段)94、ロール角有効判定部(ロール角有効判定手段)96及びロール角推定部(ロール角推定手段)98を有する。これらの構成要素の機能の詳細については、後述する。
なお、図1では、前述のように、ウインドスクリーン56にロール角推定装置10を設け、カメラ60で自動二輪車12の前方を撮像する場合を図示している。これに代えて、自動二輪車12の後部(例えば、リアフェンダ44)にロール角推定装置10を設けてもよい。この場合、カメラ60は、自動二輪車12の後方を撮像する。以下の説明では、図1に示すように、自動二輪車12の前部であるウインドスクリーン56にロール角推定装置10を設けた場合について説明する。
[本実施形態の動作]
次に、本実施形態に係る自動二輪車12のロール角推定装置10の動作について、図4〜図14を参照しながら説明する。ここでは、必要に応じて、図1〜図3も参照しながら説明する。
図4は、ロール角推定装置10による画像68の録画開始から録画停止までの処理を図示したフローチャートである。
ステップS1において、ECU62のカメラ制御部78は、カメラ60から画像を取得し、画像処理部80は、取得した画像に対して所定の画像処理を行い、画像処理後の画像を記憶部64に記憶する。
なお、録画スイッチ66がECU62にオフ信号を出力し続けている場合、カメラ60は停止状態にあるため、カメラ制御部78は、自動二輪車12前方の環境(風景)が写っていない空画像を取得し、画像処理部80は、空画像を記憶部64に記憶する。あるいは、オフ信号がECU62に入力されている場合には、カメラ制御部78及び画像処理部80は、ステップS1の処理をスキップしてもよい。
ステップS2において、録画指示判定部76は、録画スイッチ66からの信号(オン信号又はオフ信号)を読み込む。
次のステップS3において、録画指示判定部76は、録画スイッチ66からの信号がオン信号であるか否かを判定する。オン信号である場合(ステップS3:YES)、録画指示判定部76は、運転者が録画スイッチ66を操作して録画開始を指示したものと判定し、判定結果をカメラ制御部78に通知する。
カメラ制御部78は、録画指示判定部76からの通知により、録画開始が指示されたことを認識し、カメラ60を起動させて(ステップS4:NO)、自動二輪車12前方の撮像を開始させる(ステップS5)。
ステップS5において、カメラ60は、カメラ制御部78からの制御に従って起動し、自動二輪車12前方の撮像を開始して、撮像した画像(画像データ)をECU62に出力する。
ECU62の内部では、ECU62に入力された画像に基づき、直線検出部82、直線勾配算出部84、傾き範囲判定部86、直線分類部88、垂直勾配算出部90、水平勾配算出部92、直線本数有効判定部94、ロール角有効判定部96及びロール角推定部98による自動二輪車12のロール角θrの推定処理が行われる。その後、画像処理部80は、画像データに対して所定の画像処理を行うと共に、推定されたロール角θrのデータを当該画像データに組み込んで画像68を生成する。そして、ステップS1に戻り、画像処理部80は、生成した画像68を記憶部64に記憶する。
次のステップS2において、録画指示判定部76は、録画スイッチ66から信号を再度読み込み、ステップS3において当該信号がオン信号であるか否かを判定する。既に運転者が録画スイッチ66を操作することに起因して、オン信号の出力が開始されているので、録画指示判定部76は、当該信号がオン信号であると判定し(ステップS3:YES)、カメラ制御部78に判定結果を通知する。
ステップS4において、カメラ制御部78は、カメラ60が既に起動しているため(ステップS4:YES)、ステップS1に戻り、カメラ60から画像を再度取得する。この結果、ECU62の内部では、取得された画像に基づき、直線検出部82、直線勾配算出部84、傾き範囲判定部86、直線分類部88、垂直勾配算出部90、水平勾配算出部92、直線本数有効判定部94、ロール角有効判定部96及びロール角推定部98による自動二輪車12のロール角θrの推定処理が再度行われる。その後、画像処理部80は、画像データに対して所定の画像処理を行うと共に、推定されたロール角θrのデータを当該画像データに組み込んで画像68を生成し、記憶部64に記憶する。
従って、ロール角推定装置10では、運転者の録画スイッチ66の操作に起因して、録画スイッチ66からECU62にオン信号が出力され続ける間、ECU62は、所定時間間隔でステップS1〜S4の処理を繰り返し行うことにより、カメラ60から画像を取得し、取得した画像に基づいてロール角θrを推定し、当該画像とロール角θrとを含む画像68を記憶部64に逐次記憶する。
そして、運転者が録画スイッチ66を操作することにより、録画スイッチ66からECU62にオフ信号が出力された場合、録画指示判定部76は、録画スイッチ66からの信号がオフ信号であると判定し(ステップS3:NO)、カメラ制御部78に判定結果を通知する。
ステップS6において、カメラ制御部78は、録画指示判定部76から通知を受けた場合、現在録画中であれば(ステップS6:YES)、ステップS7において、カメラ60による自動二輪車12前方の撮像を停止させる。
一方、ステップS6において、録画が既に停止していれば(ステップS6:NO)、カメラ制御部78は、ステップS2の処理に戻る。
次に、図4のステップS1、S5で行われるロール角θrの推定処理について、図5〜図14を参照しながら説明する。
図5のステップS11において、カメラ制御部78がカメラ60からRGBの画像データを読み込むと、次のステップS12において、画像処理部80は、当該画像データのグレースケール変換を行い、さらに、グレースケール変換後の画像データに対して二値化処理を施す(ステップS13)。
図6A及び図6Bには、二値化処理後の画像の一例が図示されている。
図6Aに示す画像100は、自動二輪車12の車体が左右に傾いていないときに、カメラ60が撮像した画像である。画像100には、自動二輪車12が走行する道路102や、道路102の両側にある人工物104が写り込んでいる。また、画像100には、画像100の中心点で交差し、且つ、画角の基準線であるX軸(水平軸)に沿った水平線106とY軸(垂直軸)に沿った垂直線108とが表示されている。
一方、図6Bに示す画像110は、自動二輪車12の車体が右に傾いているときにカメラ60が撮像した画像である。この場合でも、画像110には、道路112や人工物114が写り込むと共に、画像110の中心点で交差し、且つ、画角の基準線であるX軸に沿った水平線116とY軸に沿った垂直線118とが表示されている。
次のステップS14において、直線検出部82は、二値化処理後の画像データから、Hough変換(以下、ハフ変換ともいう。)により、画像100、110中に写り込んでいる全ての直線(直線部分)を検出する。
ここで、直線(直線部分)とは、画像100、110中、道路102、112の直線部分や、人工物104、114の直線部分をいう。すなわち、直線検出部82は、画像100、110中に写り込んでいる物体のうち、直線とみなすことができるものを、ハフ変換によって全て検出する。
具体的に、図7に示すように、直線検出部82は、例えば、画像110中、1つの人工物114について、ハフ変換により、当該人工物114の両端部の座標であるP1(x1、y1)とP2(x2、y2)とを検出することにより、人工物114の直線部分を直線120(図7中、破線で図示)として検出する。従って、直線検出部82は、直線120の両端部の座標P1(x1、y1)及びP2(x2、y2)を検出することにより、当該直線120を検出する。なお、ハフ変換自体は公知であるため、その詳細な説明については省略する。
次のステップS15において、直線勾配算出部84は、直線検出部82が検出した全ての直線の勾配を算出し、傾き範囲判定部86は、直線勾配算出部84が算出した勾配が有効な勾配(傾き)であるか否かを判定する。
図8は、ステップS15の詳細な処理を図示したフローチャートである。
図8のステップS21において、直線勾配算出部84は、直線検出部82が1枚の画像100、110について検出した直線の数nlを算出し、次のステップS22において、算出した数nlの全ての直線の勾配を算出する。
例えば、直線検出部82が直線120を検出した場合、直線勾配算出部84は、P1(x1、y1)及びP2(x2、y2)を用いて、下記の(1)〜(3)式により直線120の勾配(画角の基準線である垂直線118に対する角度θl)を算出する。
x=|x1−x2| (1)
y=|y1−y2| (2)
θl=tan-1(y/x) (3)
直線検出部82が検出する直線には、画像100、110中、地面や道路102、112の路面に対して垂直方向に延びる人工物104、114の直線部分(以下、前記垂直方向に延びる直線を「垂直方向の直線」ともいう。)や、地面や路面に沿って水平方向に延びる道路102、112の直線部分(以下、前記水平方向に沿って延びる直線を「水平方向の直線」ともいう。)がある。
この場合、直線勾配算出部84は、垂直方向の直線については、上記(1)〜(3)式に従って角度θlを算出し、一方で、水平方向の直線については、(1)〜(3)式を用いず、画角の他の基準線である水平線116に対する角度θlを算出すればよい。なお、(3)式中の括弧内の分母と分子とを入れ替えて計算すれば、水平線116に対する水平方向の直線の角度θlを算出することができる。
また、垂直方向に延びる人工物104の直線部分は、図6Aの画像100中、どの位置に写り込んでいても、傾き(角度θl)は変化しない。一方、道路102の直線部分は、路面に沿って延びているため、垂直線108から左右に外れた位置では、写り込んだ位置によって直線の傾きが変化する。
また、図6Bの場合、自動二輪車12の車体が右に傾いているため、画像110中、道路112及び人工物114は、全体的に右側に傾くように写り込んでいる。但し、人工物114の直線部分は、画像110中、どの位置に写り込んでいても、傾きは変化しない。一方、道路112の直線部分は、垂直線118から左右両側に外れると、写り込んだ位置によって直線の傾きが変化する。
これらの画像100、110は、人工物104、114が多く存在する都市部で撮像した画像である。一方、図9に示す画像130は、人工物104、114が存在せず、道路132のみが写り込んだ郊外を撮像した画像である。この場合、直線検出部82は、垂直な構造物の直線部分を検出することができないため、前方方向に見える道路132の直線部分(例えば、路面の境界線)を直線140として検出し、直線勾配算出部84は、検出された水平方向の直線140の勾配(角度θl)を検出する。なお、画像130においても、水平線136及び垂直線138が表示されている。
ステップS23において、傾き範囲判定部86は、2つの変数n、iを1に設定し、次のステップS24において、求めた勾配(角度θl)が有効な範囲内に収まっているか否かを判定する。
具体的に、カメラ60が前回撮像した画像に基づいてECU62内で推定したロール角θrをθbとし、当該ロール角θbを推定した時点から角度θlを検出した時点までの間における角度変化分の閾値をθlth(例えば、1°)とした場合、傾き範囲判定部86は、算出した角度θlが下記の(4)式の範囲内に収まっているか否かを判定する。
θb+θlth>θl>θb−θlth (4)
図10A及び図10Bに示すように、図4のフローチャートにおける前回のステップS1〜S4のループでロール角θbを推定した時点から、角度θlを今回検出した時点までの間(例えば、数msの間)、ロール角θrの変化には限界がある。
そこで、傾き範囲判定部86は、1ループ前に推定したロール角θbに、ロール角θrの時間的変化の限界を考慮した角度変化分を加味した上記の範囲に含まれる角度θlについては、有効な角度として判定する。一方、傾き範囲判定部86は、当該範囲から外れた角度θlについては、非現実的な角度として排除する。
つまり、本実施形態では、前回推定したロール角θbと角度θlとを比較して、実際上、あり得ない角度θlを排除することにより、有効な角度θlの直線がより多く検出され、後述するロール角θrの推定処理に利用されるようにしている。
従って、ステップS24において、角度θlが(4)式の範囲内に収まっていれば(ステップS24:YES)、ステップS25において、傾き範囲判定部86は、角度θlを有効な角度θalと認識すると共に(θl→θal)、当該角度θalを有する直線を有効な傾きを持つ直線として認識する。そして、ステップS26において、傾き範囲判定部86は、変数iを1だけ増分する(i+1→i)。
なお、ステップS24において、角度θlが(4)式の範囲から外れている場合(ステップS24:NO)、傾き範囲判定部86は、ステップS25、S26の処理を行わず、次のステップS27の処理を行う。
ステップS27において、傾き範囲判定部86は、変数nが直線の数nlに到達しているか否かを判定する。変数nが直線の数nlに到達していなければ(ステップS27:NO)、ステップS28において、傾き範囲判定部86は、変数nを1だけ増分し(n+1→n)、ステップS24に戻り、ステップS24〜27の処理を再度行う。
従って、傾き範囲判定部86は、変数nが直線の数nlに到達するまでステップS24〜S27の処理を繰り返し行う。すなわち、傾き範囲判定部86は、1枚の画像100、110、130について、直線検出部82が検出した全ての直線に対して、ステップS24〜S27の処理を適用する。
そして、ステップS27において、傾き範囲判定部86は、変数nが直線の数nlに到達すれば(ステップS27:YES)、次のステップS29において、変数iの数を有効な勾配を持つ直線の数nalとして設定する。すなわち、傾き範囲判定部86は、変数nが直線の数nlに到達するまでステップS24〜S27の処理を繰り返し行うことにより、有効な勾配を持つ直線の数を変数iとしてカウントし、カウントした変数iを直線の数nalとして設定する。
このようにして図5のステップS15(図8のステップS21〜S29)の処理が実行された後、次のステップS16において、直線分類部88は、傾き範囲判定部86が判定した有効な勾配を持つ直線について、垂直方向の直線と、水平方向の直線とに分類し、垂直勾配算出部90は、分類された垂直方向の直線の平均勾配θavlを算出し、一方で、水平勾配算出部92は、分類された水平方向の直線の平均勾配θahlを算出する。
図11は、ステップS16の詳細な処理を図示したフローチャートである。
ステップS31において、直線分類部88は、2つの変数nv、nhを0に設定すると共に、他の変数n´を1に設定する。
次のステップS32において、直線分類部88は、傾き範囲判定部86で有効と判定された角度θalを持つ直線について、当該角度θalが垂直方向の直線の平均勾配θavlを算出するために必要とされる所定の範囲内に収まっているか否かを判定する。
具体的に、図12において、道路112の直線部分から検出された直線142と、複数の人工物114の直線部分から検出された直線144とが有効な角度θalを持つ直線であると傾き範囲判定部86が判定した場合、直線分類部88は、ステップS32において、各直線142、144の持つ角度θalが図13Aに示す垂直線118を中心とした、下記(5)式の範囲内に収まっているか否かを判定する。
θv1>θal>θv2 (5)
ステップS32において、角度θalが(5)式の範囲内にある場合(ステップS32:YES)、直線分類部88は、ステップS33で変数nvを1だけ増分し(nv+1→nv)、次のステップS34で角度θalを垂直方向での有効な角度として認定する。すなわち、ステップS34において、直線分類部88は、当該有効な角度θalを持つ直線を、後述する垂直方向の直線の平均勾配θavlを算出するために用いる、垂直方向の直線として認定する。
一方、ステップS32において、角度θalが(5)式の範囲から外れている場合(ステップS32:NO)、直線分類部88は、次のステップS35で、当該角度θalが水平方向の直線の平均勾配θahlを算出するために必要とされる所定の範囲内に収まっているか否かを判定する。すなわち、直線分類部88は、例えば、直線142の持つ角度θalが図13Bに示す水平線116を中心とした下記(6)式の範囲内に収まっているか否かを判定する。
θh1>θal>θh2 (6)
ステップS35において、角度θalが(6)式の範囲内にある場合(ステップS35:YES)、直線分類部88は、ステップS36で変数nhを1だけ増分し(nh+1→nh)、次のステップS37で角度θalを水平方向での有効な角度として認定する。すなわち、ステップS37において、直線分類部88は、当該有効な角度θalを持つ直線を、後述する水平方向の直線の平均勾配θahlを算出するために用いる、水平方向の直線として認定する。
ステップS35において、角度θalが(6)式の範囲からも外れている場合(ステップS35:NO)、直線分類部88は、当該角度θalを持つ直線が、垂直方向の直線の平均勾配θavl、及び、水平方向の直線の平均勾配θahlを算出するための直線として用いることができないと判断し、次のステップS38の処理を実行する。
ステップS38において、直線分類部88は、変数n´が直線の数nalに到達しているか否かを判定する。変数n´が直線の数nalに到達していなければ(ステップS38:NO)、ステップS39において、直線分類部88は、変数n´を1だけ増分し(n´+1→n´)、ステップS32に戻り、ステップS32〜S38の処理を再度行う。
従って、直線分類部88は、変数n´が直線の数nalに到達するまでステップS32〜S38の処理を繰り返し行う。すなわち、直線分類部88は、1枚の画像について傾き範囲判定部86が認定した、有効な全ての直線に対してステップS32〜S38の処理を適用する。
そのため、ステップS38において、変数n´が直線の数nalに到達した場合(ステップS38:YES)、変数nvは、垂直方向の直線の平均勾配θavlを算出する際に用いられる垂直方向の直線の数nvlを表わし、変数nhは、水平方向の直線の平均勾配θahlを算出する際に用いられる水平方向の直線の数nhlを表わすことになる。そして、直線分類部88は、分類した垂直方向の直線の数nvl及び垂直方向の直線の角度θalを垂直勾配算出部90に出力すると共に、分類した水平方向の直線の数nhl及び水平方向の直線の角度θalを水平勾配算出部92に出力する。
ステップS40において、垂直勾配算出部90は、垂直方向の直線の数nvl及び垂直方向の直線の角度θalを用いて、下記の(7)式により、垂直方向の直線の平均勾配θavlを算出する。
θavl=(垂直方向の直線の角度θalの総和)/nvl (7)
また、ステップS41において、水平勾配算出部92は、水平方向の直線の数nhl及び水平方向の直線の角度θalを用いて、下記の(8)式により、水平方向の直線の平均勾配θahlを算出する。
θahl=(水平方向の直線の角度θalの総和)/nhl (8)
このようにして図5のステップS16(図11のステップS31〜S41)の処理が実行された後、次のステップS17において、直線本数有効判定部94は、垂直方向の直線の数nvl及び水平方向の直線の数nhlがロール角θrの推定にとって有効な本数であるか否かを判定し、ロール角有効判定部96は、直線本数有効判定部94での判定結果に基づいて、平均勾配θavl、θahlがロール角θrとして有効な角度であるか否かを判定し、ロール角推定部98は、ロール角有効判定部96での判定結果に基づいてロール角θrを推定する。
図14は、ステップS17の詳細な処理を図示したフローチャートである。
ステップS51において、直線本数有効判定部94は、直線分類部88で分類された垂直方向の直線の数nvlが有効本数の閾値nvlthを超えているか否かを判定する。
nvl>nvlthである場合(ステップS51:YES)、直線本数有効判定部94は、垂直方向の直線の数nvlがロール角θrの推定に有効な本数に到達していると判定する。次のステップS52において、直線本数有効判定部94は、判定結果をロール角有効判定部96及びロール角推定部98に通知する。
ロール角推定部98は、直線本数有効判定部94から通知された判定結果に基づいて、平均勾配θavlを90°減算することにより、垂直線108、118に対する勾配から水平線106、116に対する勾配(角度θs=θavl−90°)に変換する。ロール角推定部98は、算出した角度θsをロール角有効判定部96に出力する。
次のステップS53において、前回のロール角θbを推定した時点から角度θsを算出した時点までの間におけるロール角θrの角度変化の閾値をδ(例えば、1°)とした場合、ロール角有効判定部96は、角度θsが(θb+δ)よりも小さいか否か(θb<(θb+δ))を判定する。
すなわち、傾き範囲判定部86での判定(図8のステップS24)と同様に、ロール角θbを推定した時点から、角度θsを算出した時点までの間(例えば、数msの間)、ロール角θrの変化には限界がある。
そこで、ロール角有効判定部96は、1ループ前に推定したロール角θbに対して、ロール角θrの時間的変化の限界を考慮した角度変化分を加味した範囲に収まる角度θsを有効な角度として判定し、一方で、当該範囲から外れた角度θsを非現実的な角度として排除する。
つまり、本実施形態では、前回推定したロール角θbと角度θsとを比較して、実際上、あり得ない角度θsを排除することにより、より有効な角度θsがロール角θrの推定処理に利用されるようにしている。
従って、θs<(θb+δ)であれば(ステップS53:YES)、ロール角有効判定部96は、次のステップS54において、角度θsが(θb−δ)よりも大きいか否か(θs>(θb−δ))を判定する。
θs>(θb−δ)であれば(ステップS54:YES)、ロール角有効判定部96は、ステップS53、S54の判定結果をロール角推定部98に出力する。ロール角推定部98は、ロール角有効判定部96での判定結果より、算出した角度θsが(θb−δ)〜(θb+δ)の範囲内にあると認識し、角度θsが自動二輪車12の運転特定に適合した有効且つ現実的な角度であると判断する。そして、ロール角推定部98は、次のステップS55において、有効且つ現実的な角度である角度θsを自動二輪車12のロール角θrとして確定(推定)する。
一方、ステップS54において、θs≦(θb−δ)の場合でも(ステップS54:NO)、ロール角有効判定部96は、ステップS53、S54の判定結果をロール角推定部98に出力する。ロール角推定部98は、ロール角有効判定部96での判定結果より、算出した角度θsが(θb−δ)≧θs、且つ、θs<(θb+δ)であると認識し、次のステップS56において、(θb−δ)の角度を自動二輪車12のロール角θrとして推定する。
また、ステップS53において、θs≧(θb+δ)の場合(ステップS53:NO)、ロール角有効判定部96は、ステップS53の判定結果をロール角推定部98に出力する。ロール角推定部98は、ロール角有効判定部96での判定結果より、算出した角度θsがθs≧(θb+δ)であると認識し、次のステップS57において、(θb+δ)の角度を自動二輪車12のロール角θrとして推定する。
一方、ステップS51において、nvl≦nvlthである場合(ステップS51:NO)、直線本数有効判定部94は、垂直方向の直線の数nvlがロール角θrの推定に有効な本数に到達していないと判定し、次のステップS58において、水平方向の直線の数nhlが有効本数の閾値nhlthを超えているか否かを判定する。
nhl>nhlthである場合(ステップS58:YES)、直線本数有効判定部94は、水平方向の直線の数nhlがロール角θrの推定に有効な本数に到達していると判定し、判定結果をロール角有効判定部96及びロール角推定部98に通知する。これにより、次のステップS59において、ロール角推定部98は、直線本数有効判定部94から通知された判定結果に基づいて、水平方向の直線の平均勾配θahlを角度θsに設定する。その後、設定された角度θsについて、ステップS53〜S57の処理が実行される。
また、ステップS58において、nhl≦nhlthである場合(ステップS58:NO)、直線本数有効判定部94は、水平方向の直線の数nhlがロール角θrの推定に有効な本数に到達していないと判定し、ステップS58の判定結果をロール角有効判定部96及びロール角推定部98に通知する。ロール角有効判定部96は、直線本数有効判定部94からの判定結果より、角度θsを用いた判定処理を行う必要がないと判断する。また、ロール角推定部98は、直線本数有効判定部94からの判定結果から、角度θs等をロール角θrとして推定することができないと判断し、次のステップS60において、前回推定したロール角θbを今回のロール角θrとして推定する。
このように、図14でのロール角θrの推定処理では、先ず、垂直方向の直線に応じた角度θsに基づいてロール角θrの推定を優先的に行い、当該角度θsに基づくロール角θrの推定ができないときには、水平方向の直線に応じた角度θsに基づいてロール角θrの推定を行うようにしている。
これは、図6A及び図6Bでも説明したように、垂直方向の直線は、画像100、110中、どの位置に写り込んでいても、傾きは変化しないが、一方で、水平方向の直線は、垂直線108、118から左右に外れた位置では、写り込んだ位置によって直線の傾きが変化する。そこで、図14の推定処理では、画像100、110中、どの位置にあっても傾きの変化がない垂直方向の直線に応じた角度θsから優先的にロール角θrの推定処理を行っている。
一方、垂直方向の直線に応じた角度θsが上述した範囲から外れている場合や、図9の画像130のように、垂直方向の直線を検出できない場合、図14では水平方向の直線に応じた角度θsからロール角θrの推定処理を行えばよい。
[本実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態に係る自動二輪車12のロール角推定装置10では、画像100、110、130から検出した複数の直線120、140、142、144を垂直方向の直線又は水平方向の直線に分類し、分類した垂直方向の直線の平均勾配θavlと水平方向の直線の平均勾配ahlとを算出する。この結果、算出した垂直方向の直線の平均勾配θavl、又は、算出した水平方向の直線の平均勾配θahlを用いることにより、自動二輪車12のロール角θrを精度良く推定することができる。
従って、本実施形態において、ロール角推定部98は、(1)垂直方向の直線の平均勾配θavlのみ用いてロール角θrを推定、(2)水平方向の直線の平均勾配θahlのみ用いてロール角θrを推定、いずれの推定処理を行うことが可能である。
なお、本実施形態では、垂直方向の直線の平均勾配θavlと水平方向の直線の平均勾配θahlとがそれぞれ算出されるので、ロール角推定部98は、垂直方向の直線の平均勾配θavlと水平方向の直線の平均勾配θahlとの双方を用いてロール角θrを推定することも可能である。
ところで、画像100、110、130中、垂直線108、118、138及び水平線106、116、136に対して直線120、140、142、144が所定の角度を有する場合、当該角度は、直線120、140、142、144自体が傾いているか、又は、自動二輪車12が傾いていることにより発生する。
ここで、ビル、信号機等の人工物104、114のある環境をカメラ60が撮像した場合、得られた画像100、110中、人工物104、114に応じた垂直方向の直線は、画像100、110中のどの位置に写り込んでいても、当該直線の勾配は変化しない。
一方、画像100、110、130中、車線等に応じた水平方向の直線は、画像100、110、130の中央に対して左右外側の位置に写り込んでいれば、垂直線108、118、138及び水平線106、116、136に対して傾いて見える。
そこで、本実施形態では、画像100、110、130中の位置によって勾配が変化しない垂直方向の直線の平均勾配θavlを、ロール角θrの推定処理に優先的に用いることにより、当該ロール角θrの推定精度を高めることができる。特に、画像100、110中、人工物104、114には、垂直成分(垂直方向の直線)が多いので、当該人工物104、114の多い環境を撮像する場合には、ロール角θrの推定精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、前回推定されたロール角θbと今回推定した角度θsとを比較することにより、今回推定した角度θsの値が非現実的な値であれば、今回推定した角度θsを排除することにより、ロール角θrの推定精度の向上を図ることができる。なお、非現実的な値とは、ロール角θrの推定処理を繰り返し行う場合に、前回の推定処理と今回の推定処理との間の時間内に想定されるロール角θrの変化量を超えて推定されたロール角θrの値をいう。
さらに、本実施形態では、垂直方向の直線が少ない場合には、垂直方向の直線の平均勾配θavlを用いたロール角θrの推定処理から、水平方向の直線の平均勾配θahlを用いたロール角θrの推定処理に切り換えることも可能であるため、ロール角θrの推定精度の安定化を図ることができる。
また、本実施形態では、上述のように、走行中に撮像された画像にロール角θrが付加され、画像68として記憶部64に保存される。これにより、走行後に図示しない表示装置に画像68を表示することにより、運転者は、自動二輪車12の走行状態を把握すると共に、どのように操縦していたのかを確認することができる。
しかも、カメラ60が撮像した画像を用いてロール角θrを推定するため、角速度センサ等の各種センサを用いる必要がない。従って、低コストでロール角θrの推定を行うことができる。また、ロール角推定装置10を自動二輪車12に搭載することにより、一般公道の環境下で使用してロール角θrを推定することができる。従って、ロール角推定装置10は、例えば、ドライブレコーダ等のカメラを具備した走行動画記録装置に適用可能である。
以上、本発明について好適な実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記の実施形態の記載範囲に限定されることはない。上記の実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることは、当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。また、特許請求の範囲に記載された括弧書きの符号は、本発明の理解の容易化のために添付図面中の符号に倣って付したものであり、本発明がその符号をつけた要素に限定されて解釈されるものではない。
10…ロール角推定装置 12…自動二輪車
56…ウインドスクリーン 60…カメラ
62…ECU 64…記憶部
66…録画スイッチ 68、100、110、130…画像
70、102、112、132…道路 72、104、114…人工物
74…ロール角表示領域 76…録画指示判定部
78…カメラ制御部 80…画像処理部
82…直線検出部 84…直線勾配算出部
86…傾き範囲判定部 88…直線分類部
90…垂直勾配算出部 92…水平勾配算出部
94…直線本数有効判定部 96…ロール角有効判定部
98…ロール角推定部 106、116、136…水平線
108、118、138…垂直線
120、140、142、144…直線

Claims (2)

  1. 車両(12)の前方又は後方を撮像する撮像手段(60)と、
    前記撮像手段(60)によって得られた画像データ(100、110、130)中から、複数の直線(120、140、142、144)を検出する直線検出手段(82)と、
    前記直線検出手段(82)が検出した前記各直線(120、140、142、144)の勾配(θl)を算出する直線勾配算出手段(84)と、
    前記直線勾配算出手段(84)が算出した前記勾配(θl)が有効な範囲内に収まっているか否かを判定する傾き範囲判定手段(86)と、
    前記直線検出手段(82)により検出された前記各直線(120、140、142、144)を、前記画像データ(100、110、130)中、地面又は路面に対して垂直方向の直線、あるいは、前記地面又は前記路面に沿った水平方向の直線に分類する直線分類手段(88)と、
    前記画像データ(100、110、130)の垂直軸(108、118、138)に対する前記垂直方向の直線の平均勾配(θavl)を算出する垂直方向勾配算出手段(90)と、
    前記画像データ(100、110、130)の水平軸(106、116、136)に対する前記水平方向の直線の平均勾配(θahl)を算出する水平方向勾配算出手段(92)と、
    算出された前記垂直方向の直線の平均勾配(θavl)、及び/又は、算出された前記水平方向の直線の平均勾配(θahl)に基づいて、前記車両(12)のロール角(θr)を推定するロール角推定手段(98)と、
    前記垂直方向の直線又は前記水平方向の直線の本数(nvl、nhl)が、前記ロール角推定手段(98)での前記ロール角(θr)の推定にとって有効な本数の閾値(nvlth、nhlth)を超えているか否かを判定する直線本数有効判定手段(94)と、
    前記ロール角推定手段(98)により前回推定されたロール角(θb)と、該ロール角推定手段(98)で今回推定したロール角(θs)とを比較して、今回推定したロール角(θs)の値が有効な値であるか否かを判定するロール角有効判定手段(96)と、
    を有し、
    前記直線分類手段(88)は、前記傾き範囲判定手段(86)が判定した有効な勾配(θl)を持つ直線を、前記垂直方向の直線又は前記水平方向の直線に分類し、
    前記ロール角推定手段(98)は、前記直線本数有効判定手段(94)の判定結果に基づき、前記ロール角(θr)の推定処理を行うことを特徴とする車両(12)のロール角推定装置(10)。
  2. 請求項1記載の車両(12)のロール角推定装置(10)において、
    前記ロール角推定手段(98)は、前記垂直方向の直線の平均勾配(θavl)を優先的に用いて前記ロール角(θr)を推定する
    ことを特徴とする車両(12)のロール角推定装置(10)。
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