JP6785172B2 - 車両用映像表示装置 - Google Patents

車両用映像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6785172B2
JP6785172B2 JP2017049632A JP2017049632A JP6785172B2 JP 6785172 B2 JP6785172 B2 JP 6785172B2 JP 2017049632 A JP2017049632 A JP 2017049632A JP 2017049632 A JP2017049632 A JP 2017049632A JP 6785172 B2 JP6785172 B2 JP 6785172B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
sampling frequency
image
camera
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017049632A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018152822A (ja
Inventor
勇 長澤
勇 長澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Subaru Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Subaru Corp filed Critical Subaru Corp
Priority to JP2017049632A priority Critical patent/JP6785172B2/ja
Publication of JP2018152822A publication Critical patent/JP2018152822A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6785172B2 publication Critical patent/JP6785172B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、車両用映像表示装置に関し、特に、自車両を上方から見た俯瞰映像を表示可能な車両用映像表示装置に関する。
従来、自車両周辺を撮像する車載カメラを備えた車両用映像表示装置が知られている。この車両用映像表示装置において、近年、運転者の死角となる自車両直下の領域を透過的な車両の画像と共に俯瞰映像として車室内に設置された表示部に表示させる技術が開発されている。
例えば、特許文献1では、車両後部に設置されて自車両周辺の画像を撮像する車載カメラと、該車載カメラが撮像した画像を基に俯瞰映像を生成し、車載モニタに表示させる車両用映像表示装置が記載されている。車載モニタには、同時に透過的な車両の画像が表示され、この透過部分を通して運転者の死角となる車両直下領域が視認できるように画像が合成されている。
また、特許文献2に記載の車両用映像表示装置では、車両の周縁に配置された複数の車載カメラが撮像した画像を合成して、自車両とその周辺の路面画像を含む俯瞰映像を半透明化した車両の画像とともに表示部に表示させている。
これらの車両用映像表示装置では、車載カメラが撮像した時系列的な撮像画像に視点変換処理を施して、車載カメラがリアルタイムに撮像することのできない自車両直下領域の画像を生成し、賦形映像として表示させている。これにより、運転者の死角となる各タイヤの前方部分に、石等の障害物があっても、運転者がこれを容易に把握して適切な走行を行うことができる。
特開2004−336613号公報 特開2014−036326号公報
しかしながら、上述した車両用映像表示装置では、走行中に車両挙動が大きく変化する場合、例えば、路面勾配が急激に変化して車両の前後方向の傾きが大きく変化する場合に、車載カメラと路面との距離や、車載カメラが撮像する路面の範囲が変化することから、表示される俯瞰映像に歪みが発生して、路面状況を把握し難くなることがある。具体的に説明すると、車両走行中に表示部に連続的に表示される俯瞰映像は、視点変換処理を行った時系列的な車載カメラの撮像画像(静止画像)の結像により得られるため、車両挙動の変化前後では、結像された映像の遠近感等の差から路面状況を視認しやすい映像になったり、視認し難い映像になったりする。その結果、運転者が必要とする死角領域の情報(例えば、タイヤ前方の障害物の有無など)が適切に得られなかったりする事態が生じていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、車載カメラの撮像画像に基づいて自車両の俯瞰映像を生成して表示部に表示させる際に、車両挙動の変化に起因して俯瞰映像に表れる歪みを低減し、運転者に適切な路面情報を提供することが可能な車両用映像表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の車両用映像表示装置は、自車両周辺の路面を撮像する車載カメラと、前記車載カメラが撮像した画像データに基づいて視点変換処理を行った俯瞰映像を生成し、車室内に設置された表示部に表示させる制御部と、車両挙動を検知する挙動センサと、を備え、前記制御部は、前記挙動センサに基づく車両挙動の変化に応じて、前記車載カメラが撮像する画像のサンプリング周波数を変更することを特徴とする。
この構成によれば、車両挙動の変化(すなわち、車両姿勢の変化や車両速度の変化)に応じて車載カメラのサンプリング周波数を変更するので、例えば、車両が平坦な路面から凹凸のある路面へ移行して車両姿勢が変化した際に、サンプリング周波数を下げて、撮像画像の結像部分に生じる視覚的な違和感を低減させたり、サンプリング周波数を上げて、より実態に近い俯瞰映像を生成することで、運転者が正確に路面状況を把握できるようにしたりすることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用映像表示装置において、前記車載カメラは、自車両の前方側下方を撮像する前部車載カメラであることを特徴とする。
この構成によれば、前部車載カメラの画像データに基づいて、車両の前進走行中に自車両直下領域の俯瞰画像を生成して表示部に表示させることができるので、俯瞰映像の生成処理が容易である。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用映像表示装置において、前記車載カメラは、通常時に所定のサンプリング周波数で画像を撮像し、前記制御部は、前記挙動センサの検知結果に基づく車両挙動の変化量が予め設定した変化量閾値を超えた場合に、前記車載カメラが撮像する画像のサンプリング周波数を前記所定のサンプリング周波数よりも高く又は低くすることを特徴とする。
この構成によれば、車両挙動の変化量が少ない通常走行状態では、所定のサンプリング周波数で俯瞰映像を生成する一方、車両挙動の変化量が大きい非通常走行状態(例えば、凹凸のある路面を走行する悪路走行)では、サンプリング周波数を所定の周波数よりも高く又は低くすることで、運転者に対して走行状態に適した賦形映像が生成されるようにすることができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車両用映像表示装置において、前記挙動センサは、少なくとも車両の前後方向の傾きを検知し、前記制御部は、車両の前後方向の傾きの変化量が予め設定した変化量閾値を超えた場合に、前記車載カメラが撮像する画像のサンプリング周波数を前記所定のサンプリング周波数よりも高く又は低くすることを特徴とする。
この構成によれば、車両の前後方向の傾きの変化(すなわち、車両のピッチ角の変化)は、車載カメラと路面との間の距離や、路面の撮像範囲に大きな影響を与えやすいので、このピッチ角の変化を挙動センサにより検知し、ピッチ角の変化量に基づいてサンプリング周波数を変更することで、より適切な俯瞰映像の制御が可能となる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の車両用映像表示装置において、前記制御部は、車両の前後方向の傾きの変化量が予め設定した変化量閾値を超えた場合に、前記車載カメラが撮像する画像のサンプリング周波数を、前記所定のサンプリング周波数よりも高くした後、前記所定のサンプリング周波数よりも低くする、又は前記所定のサンプリング周波数よりも低くした後、前記所定のサンプリング周波数よりも高くすることを特徴とする。
この構成によれば、サンプリング周波数を所定の周波数よりも高くして、実態に近い俯瞰映像を表示させることによる利点と、サンプリング周波数を所定の周波数よりも低くして、通常状態よりも広範囲の路面状況を把握しやすい俯瞰映像を表示させることによる利点とを組み合わせて、運転者により適切な路面情報を提供することができる。
本発明に係る車両用映像表示装置によれば、走行中に車両挙動の変化に応じてサンプリング周波数を変更することで、俯瞰映像の生成において車両挙動に起因して生じる視覚的な違和感を低減することができ、運転者に対して適切な路面情報を提供することができる。
本発明の実施の形態である車両用映像表示装置の構成を示すブロック図。 車両用映像表示装置を備えた車両を示す模式図。 サンプリング周波数の設定処理を示すフローチャート図。 車両の姿勢変化に伴うサンプリング周波数の変更の一例を説明する図。 車両の姿勢変化に伴うサンプリング周波数の変更の他の例を説明する図。 表示部に表示される俯瞰映像の例を示す図。 従来の車両用映像表示装置において表示部に表示される俯瞰映像の例を示す図。
図1は、本発明の実施の形態である車両用映像表示装置10の構成を示すブロック図である。車両用撮像装置10は、車両(自車両)70に搭載され、カメラの撮像映像に基づいて自車両を上方から見た俯瞰映像を生成し、車室内に設置された表示部に表示させるものであり、カメラ(車載カメラ)20と、傾斜センサ(挙動センサ)30と、制御部40と、表示部50とを備える。
カメラ20は、広角撮影が可能な魚眼レンズまたは広角レンズを備え、図2に示すように、車両70の前部における車幅方向の中央部に配置されており、車両70の前方側下方を含む広角領域を撮像する。
傾斜センサ30は、車両挙動の中で、主に路面の勾配に起因する車両70の傾斜を検知するものであり、例えば、Gセンサ、ジャイロセンサ及びサスストロークセンサ等を単独又は組み合わせて用いることができる。傾斜センサ30としてGセンサを用いた場合には、比較的小型で、簡易かつ安価に構成することができる。本実施の形態では傾斜センサ30により、車両70の前後方向の傾斜角(ピッチ角)を検知している。
制御部40は、例えばCPU等の情報処理手段、RAMやROM等の記憶手段、入出力インターフェイス等を有して構成され、カメラ20、傾斜センサ30及び表示部50と接続されている。制御部40は、サンプリング周波数設定部41と、俯瞰映像生成部45とを備える。
サンプリング周波数設定部41は、傾斜センサ30の検知結果に基づいてカメラ20が撮像する画像のサンプリング周波数(1秒間のフレーム数)fを設定し、変化量算出部42と、周波数決定部43とを有する。
また、サンプリング周波数設定部41には、初期設定値となる基準サンプリング周波数(所定のサンプリング周波数)fthと、基準サンプリング周波数fthを変更するための閾値である変化量閾値dthが予め設定されている。ここで、閾値を設定している変化量dとは、単位時間辺りの車両挙動の変化量であり、本実施の形態では、単位時間辺りのピッチ角の変化量である。
さらに、サンプリング周波数設定部41には、車両70のピッチングの方向(すなわち、車両70の前部が後部に対して上方に上がる上方向と車両70の前部が後部に対して下方に下がる下方向)と、車両70のピッチ角の変化量dとの関係から導かれるカメラ20のサンプリング周波数fを予め規定した周波数マップが設定されている。この周波数マップには、基準サンプリング周波数fthよりも高いサンプリング周波数や低いサンプリング周波数が規定されている。
変化量算出部42は、傾斜センサ30の検知結果から車両70の単位時間辺りのピッチ角の変化量dを算出する。周波数決定部43は、変化量dが変化量閾値dthを超えた場合に、サンプリング周波数設定部41が記憶している周波数マップを参照して傾斜センサ30が検知した車両70のピッチングの方向と、車両70のピッチ角の変化量dとの関係からカメラ20が撮像する画像のサンプリング周波数fを決定する。
俯瞰映像生成部45は、カメラ20が撮像した画像に基づいて、車両70とその周辺領域を含む俯瞰映像を生成する。この俯瞰映像は、カメラ20によって撮像した画像を車両70の上方から見た視点へ座標変換し、時系列的な俯瞰画像を合成(結像)する視点変換処理を行うことで達成できる。このような変換技術は、例えば、特開2002−087160号公報等に開示されている。
俯瞰映像生成部45は、さらに、生成された俯瞰映像に車両70の輪郭を合成する処理を行って、これを表示部50に表示させる。表示部50としては、車室内に設置されて、制御部で生成された映像を表示可能な車載モニタを用いることができる。
表示部50の画面55に表示される俯瞰映像には、透過的な車両70の輪郭形状が表示される(図6参照)。この透過的な車両画像52にはタイヤの輪郭52aも表示されており、運転者は車両画像52を通して死角となる車両70の直下領域R(図2参照)を視認することができる。
図3は、制御部40によって実行されるサンプリング周波数fの設定処理を示すフローチャート図である。以下、ステップ毎に順を追って制御部40の処理を説明する。
まず、制御部40のサンプリング周波数設定部41は、傾斜センサ30からの検知信号により、車両挙動の変化であるピッチングの変化の有無を判定する(ステップS11)。ピッチングの変化が無い場合(ステップS11:No)、周波数決定部43は、カメラ20のサンプリング周波数を基準サンプリング周波数fthに設定し(ステップS12)、処理を終了(リターン)する。
ピッチングの変化がある場合(ステップS11:Yes)、変化量算出部42により、ピッチ角の変化量dを算出する(ステップS13)。
次に、周波数決定部43において、算出された変化量dが変化量閾値dthを超えているか否かを判定する(ステップS14)。変化量dが変化量閾値dth以内の場合(ステップS14:No)、周波数決定部43は、カメラ20のサンプリング周波数fを基準サンプリング周波数fthに設定し(ステップS12)、処理を終了(リターン)する。
変化量dが変化量閾値dthを超えている場合(ステップS14:Yes)、周波数決定部43は、周波数マップを参照してカメラ20のサンプリング周波数fを決定する。具体的には、基準サンプリング周波数fthよりも高く又は低くなるように、サンプリング周波数fを設定し(ステップS15)、処理を終了(リターン)する。
次に、図4を参照して、上述した車両用映像表示装置10によるサンプリング周波数fの設定の一例を説明する。
図4(a)に示すように、車両70がピッチングの変化のない平坦な路面を走行している場合、ピッチ角の変化量dが変化量閾値dth以内となり、カメラ20は、周波数設定部41により設定された基準サンプリング周波数fth(例えば、60フレーム/秒)で撮像を行う。
路面が図4(a)に示す平坦路面から、図4(b)に示す凹凸のある路面へ移行し、車両70のピッチ角の変化量dが変化量閾値dthを超えた場合、カメラ20は、周波数決定部43は周波数マップに基づいてサンプリング周波数fを変更する。この例では、基準サンプリング周波数fthよりも低い周波数flow(例えば、50フレーム/秒)で撮像を行っている。
図4(b)に示すように、短時間に車両70のピッチング方向が上方向及び下方向に変化し、かつピッチ角の変化量dが変化量閾値dthよりも大きい場合には、カメラ20と路面との距離の変化が連続的に生じるため、カメラ20による時系列的な撮像画像に視覚的な遠近感の差が生じやすくなる。このとき、サンプリング周波数fを基準サンプリング周波数fthよりも低くすることで、時系列的な撮像画像の間に生じる遠近感の差を少なくして、運転者に与える違和感を低減し、運転者が正確に路面状況を把握できるようにすることができる。
次に、図5を参照して、上述した車両用映像表示装置10によるサンプリング周波数fの設定の別の例を説明する。なお、図5において、車両70は車両位置Pから車両位置Pへ順に移動し、カメラ20は、車両位置Pにおいて基準サンプリング周波数fthで撮像するものとする。
車両位置Pのように、平坦路面から上がり勾配へ移行する際(すなわち、ピッチが上方向であって、ピッチ角の変化量dが変化量閾値dthよりも大きい)には、サンプリング周波数fを基準サンプリング周波数fthよりも高い周波数fhigh(例えば、70フレーム/秒)に設定する。なお、図示していないが、車両70が平坦路面から下り勾配へ移行する際にも、同様にサンプリング周波数fを高い周波数fhighに設定する。このような周波数制御により、車両姿勢の変化時に、実態に近い路面映像を表示させて、運転者が正確な路面状況を把握できるようにすることができる。
車両位置Pでは、路面が一定の上り勾配となって、ピッチ角の変化量dが変化量閾値dth以下となることから、カメラ20のサンプリング周波数fは、基準サンプリング周波数fthに設定される。
車両位置Pで示す山の頂上付近では、基準サンプリング周波数fthよりも高いサンプリング周波数fhighと低いサンプリング周波数flowとを組み合わせて撮像を行う。具体的に説明すると、車両70のピッチが上方向である頂上Tの手前では、ピッチ角の変化量dが変化量閾値dthよりも大きくなることにより、高いサンプリング周波数fhighに設定される。頂上Tにおいて、車両70のピッチ方向が上方向から下方向へ変わる際には、低いサンプリング周波数lowに設定される。頂上Tを越えた後は、再び高いサンプリング周波数fhighに設定される。
このように、サンプリング周波数fを基準サンプリング周波数fthよりも高くした後に基準サンプリング周波数fthよりも低くする、又は、基準サンプリング周波数fthよりも低くした後に基準サンプリング周波数fthよりも高くする、というような2段階制御を行うことで、高い周波数により実態に近い俯瞰映像を表示させる利点と、低い周波数により広範囲の路面状況を把握しやすい俯瞰映像を表示させる利点とを組み合わせて、運転者に対して、より適切な路面情報を提供することができる。
車両位置Pでは、路面が一定の下り勾配となって、ピッチ角の変化量dが変化量閾値dth以下となることから、カメラ20のサンプリング周波数fは、基準サンプリング周波数fthに設定される。
なお、図4及び図5におけるサンプリング周波数fの設定例は、一例であって、周波数マップの設定時に適宜変更することが可能である。
図7は、従来の車両用映像表示装置において、表示部の画面55に表示される俯瞰映像の例を示す図である。カメラのサンプリング周波数が常に一定である従来のものでは、車両のピッチ角が変化した際に、透過的な車両画像52を通して視認される、路面に描かれた「ABC」の文字に歪みが生じてしまう。
これに対し、本実施の形態の車両用映像表示装置10では、図6に示すように、サンプリング周波数を車両挙動に応じて適宜変更することで、ピッチ角が変化した場合であっても、車両画像52を通して視認される路面に描かれた「ABC」の文字の歪みを低減することができる。これにより、運転者により正確な路面情報を提供することが可能となる。
車両姿勢変化(ピッチ角、ロール角及びヨー角の変化)や車速変化などの車両挙動変化の中で、特に、ピッチ角の変化は、カメラ20と路面との間の距離や、カメラ20による路面の撮像範囲に大きな影響を与えやすい。本実施の形態の車両用映像表示装置10では、傾斜センサ30によりピッチ角を検知し、ピッチ角の変化量dが少ない通常走行状態では、基準サンプリング周波数fthで俯瞰映像を生成する一方、ピッチ角の変化量dが大きい非通常走行状態では、サンプリング周波数fを基準サンプリング周波数fthよりも高く又は低くすることで、車両70の走行状態に適した賦形映像を表示させることができる。
また、本実施の形態の車両用映像表示装置10では、車両70に搭載した1台の広角カメラ20の撮像画像に基づいて俯瞰映像を生成しているので、俯瞰映像生成部45における画像処理が容易になる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、傾斜センサ30により、さらにロール角を検知し、ピッチ角及びロール角の変化に基づいてサンプリング周波数fを適宜変更するものであってもよい。また、車両用映像表示装置10は、さらに車速センサを備え、車両70の速度変化と、車両姿勢(ピッチ角やロール角)の変化との両方に基づいて、サンプリング周波数fを適宜変更する構成であってもよい。一例として、図4に示す悪路走行において、車速が所定値よりも低い場合に、サンプリング周波数fを基準サンプリング周波数fthよりも高くして、より正確な路面映像を表示させる構成とすることができる。
このように、センサによって車両挙動の複数の要素を検知する場合には、傾斜センサ30や車速センサによって検知される各要素(ピッチ角、ロール角、車速など)の相互関係から導かれる最適なサンプリング周波数を規定した周波数マップを周波数設定部41に設定しておき、この周波数マップに基づいて、車載カメラのサンプリング周波数fを決定する構成とすることができる。
また、車両用映像表示装置10は、複数の車載カメラを備え、これらのカメラによる俯瞰画像を合成することにより、車両70とその周辺領域を含む俯瞰映像を生成する構成であってもよい。このような画像の合成には、例えば、特開2010−130413号公報等に示される手法を適用することが可能である。複数の車載カメラとしては、例えば、前部カメラ20の他に、車両70の左右側部にそれぞれ配置されて車両70の側部側下方の領域を撮像可能な側部カメラや、車両70の後部に配置されて車両70の後部側下方の領域を撮像可能な後部カメラを適宜組み合わせて用いることができる。
10 車両用映像表示装置
20 カメラ(前部車載カメラ)
30 傾斜センサ(挙動センサ)
40 制御部
50 表示部
70 車両

Claims (5)

  1. 自車両周辺の路面を撮像する車載カメラと、
    前記車載カメラが撮像した画像データに基づいて視点変換処理を行った俯瞰映像を生成し、車室内に設置された表示部に表示させる制御部と、
    車両挙動を検知する挙動センサと、を備え、
    前記制御部は、前記挙動センサに基づく車両挙動の変化に応じて、前記車載カメラが撮像する画像のサンプリング周波数を変更することを特徴とする車両用映像表示装置。
  2. 前記車載カメラは、自車両の前方側下方を撮像する前部車載カメラであることを特徴とする請求項1に記載の車両用映像表示装置。
  3. 前記車載カメラは、通常時に所定のサンプリング周波数で画像を撮像し、
    前記制御部は、前記挙動センサの検知結果に基づく車両挙動の変化量が予め設定した変化量閾値を超えた場合に、前記車載カメラが撮像する画像のサンプリング周波数を前記所定のサンプリング周波数よりも高く又は低くすることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用映像表示装置。
  4. 前記挙動センサは、少なくとも車両の前後方向の傾きを検知し、
    前記制御部は、車両の前後方向の傾きの変化量が予め設定した変化量閾値を超えた場合に、前記車載カメラが撮像する画像のサンプリング周波数を前記所定のサンプリング周波数よりも高く又は低くすることを特徴とする請求項3に記載の車両用映像表示装置。
  5. 前記制御部は、車両の前後方向の傾きの変化量が予め設定した変化量閾値を超えた場合に、前記車載カメラが撮像する画像のサンプリング周波数を、前記所定のサンプリング周波数よりも高くした後、前記所定のサンプリング周波数よりも低くする、又は前記所定のサンプリング周波数よりも低くした後、前記所定のサンプリング周波数よりも高くすることを特徴とする請求項4に記載の車両用映像表示装置。
JP2017049632A 2017-03-15 2017-03-15 車両用映像表示装置 Active JP6785172B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017049632A JP6785172B2 (ja) 2017-03-15 2017-03-15 車両用映像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017049632A JP6785172B2 (ja) 2017-03-15 2017-03-15 車両用映像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018152822A JP2018152822A (ja) 2018-09-27
JP6785172B2 true JP6785172B2 (ja) 2020-11-18

Family

ID=63679581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017049632A Active JP6785172B2 (ja) 2017-03-15 2017-03-15 車両用映像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6785172B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7127568B2 (ja) * 2019-02-14 2022-08-30 日本電信電話株式会社 車両姿勢出力装置、点群3次元化システム、車両姿勢出力方法、点群3次元化方法、車両姿勢出力プログラム及び点群3次元化プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018152822A (ja) 2018-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4882571B2 (ja) 車両用監視装置
JP5538411B2 (ja) 車両周囲監視装置
US11373532B2 (en) Pothole detection system
JP5171723B2 (ja) 障害物検知装置、および当該装置を搭載した車両
JP4130434B2 (ja) 撮像装置の異常検知装置
JP5541412B2 (ja) 走行支援装置及びその雨滴検出方法
US10315570B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP4556777B2 (ja) 夜間運転視界支援装置
KR100917330B1 (ko) 차량의 탑뷰 모니터 시스템 및 방법
JP5966513B2 (ja) 車両の後側方撮影装置
JP2000295604A (ja) 車両用後側方監視装置
JP5054612B2 (ja) 接近物検出装置および接近物検出方法
JP2009206747A (ja) 車両用周囲状況監視装置及び映像表示方法
JP6471522B2 (ja) カメラパラメータ調整装置
US9390336B2 (en) Image processing device, image processing method
JP7004736B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、運転支援装置、移動体、および画像処理方法
WO2018042976A1 (ja) 画像生成装置、画像生成方法、記録媒体、および画像表示システム
JP6384138B2 (ja) 車両用表示装置
JP6785172B2 (ja) 車両用映像表示装置
JP6941949B2 (ja) 車両用映像表示装置
US10821900B2 (en) Image processing device
US20220408062A1 (en) Display control apparatus, display control method, and program
JP6032141B2 (ja) 走行路面標示検知装置および走行路面標示検知方法
JP6960827B2 (ja) 路面領域検出装置
JP6439233B2 (ja) 車両用画像表示装置及び画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6785172

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250