JP5947231B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータに関するものである。
従来、例えば特許文献1に示すように、ステータの軸方向両側にそれぞれ組み付けられて該ステータを軸方向に挟持する一対のフレームを備えたモータがある。ステータは、ステータコアの主外周部から径方向内側に延びる複数のティースに電機子巻線が装着されており、各フレームは、ステータコアの主外周部を軸方向に挟む状態で、スルーボルト等の連結部材にてステータの外周側で互いに連結される。また、ステータの内周側に配置されたロータは、各フレームにそれぞれ組み付けられた軸受にて回転可能に支持されている。このような構成のモータでは、ステータコアの主外周部を各フレームの間から外部に露出させることが可能となるため、ステータの熱を外部に放出しやすくなっている。
特開2011−239533号公報
上記のようなモータでは、各フレームを連結する連結部材は、各フレームが挟むステータコアの主外周部よりも外周側に位置している。このため、連結部材の挟持荷重と、フレームがステータコアの主外周部から受ける反作用の力とが偶力となり、連結部材の挟持荷重が大きい場合にはフレームが変形してしまう虞があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ステータコアを挟持するフレームの変形を抑制することが可能なモータを提供することにある。
上記課題を解決するモータは、ステータコアの主外周部から径方向内側に延びる複数のティースに電機子巻線が装着されてなるステータと、前記ステータコアの軸方向両側にそれぞれ設けられて該ステータコアを軸方向に挟持する第1フレーム及び第2フレームと、前記ステータの外周側で前記第1及び第2フレームに軸方向の挟持荷重を付与しつつ該第1及び第2フレームを連結する連結部材と、前記第1及び第2フレームに回転可能に支持され、前記ステータの内周側に配置されたロータとを備え、前記第1フレームと前記第2フレームとの間から前記ステータコアの前記主外周部が外部に露出されるように構成されたモータであって、前記ステータコアには、前記主外周部から径方向外側に突出する被挟持部が形成され、前記第1及び第2フレームは、前記ステータコアの少なくとも前記被挟持部を軸方向に挟持する。
この構成によれば、フレームに挟持されるステータコアの被挟持部が主外周部から外周側に突出されるため、ステータコアにおいて連結部材の挟持荷重を受ける位置を、連結部材に対し径方向に近づけることが可能となる。このため、フレームに生じる偶力の発生を抑えることが可能となり、その結果、フレームの変形を抑制することが可能となる。
また、ステータコアの主外周部が各フレームの間から外部に露出されるため、ステータの熱が良好に放熱される構成であり、この主外周部の露出部分に、径方向外側に突出する被挟持部が形成されるため、ステータコアの放熱面積(露出面積)を広くすることができ、放熱性をより向上させることができる。
上記モータにおいて、前記電機子巻線は、前記ステータコアの前記各ティースの間に構成されるスロットに挿入されるとともに該スロットから軸方向に突出する突出部が互いに電気的に接続された複数のセグメント導体よりなることが好ましい。
この構成によれば、電機子巻線がセグメント導体にて構成されたステータは、電機子巻線の占積率を高く構成できる一方で発熱しやすくもなるため、ステータコアの被挟持部によって放熱性が優れた構成にセグメント導体を採用することでより好適な構成とできる。
上記モータにおいて、前記各フレームは、前記連結部材から加えられる軸方向の挟持荷重を受ける連結固定部と、該連結固定部から軸方向に延出されるとともに前記ステータコアの前記被挟持部と軸方向に当接する当接部とを有し、その各フレームの当接部によって前記被挟持部が軸方向に挟持されていることが好ましい。
この構成によれば、連結部材の挟持荷重が作用する直線上でフレームの当接部がステータコアの被挟持部と当接するように構成できる。このため、フレームに挟持荷重に基づく偶力が発生せず、その結果、フレームの変形をより確実に抑制することができる。
上記モータにおいて、前記各フレームは、前記ステータコアにおける前記被挟持部のみを挟持していることが好ましい。
この構成によれば、各フレームがステータコアにおける被挟持部のみを挟持するため、フレームにおける偶力の発生をより好適に抑制することができる。
上記モータにおいて、前記被挟持部には、前記連結部材に対して周方向に係合する係合凹部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、ステータコアの被挟持部が、各フレームを連結する連結部材に対して周方向に係合されるため、ステータコアの万が一の空転を抑止することができる。
上記モータにおいて、前記各フレームには、前記ステータコアの軸方向端部が嵌合される嵌合部を有していることが好ましい。
この構成によれば、各フレームの嵌合部によってステータコアを安定して保持することが可能となる。
上記モータにおいて、前記ステータコアは、軸方向に積層された複数のコアシートよりなることが好ましい。
この構成によれば、ステータコアを構成する各コアシートは比較的薄いため、各フレームからの挟持荷重によって変形して磁気変性しやすいが、主外周部に比べて磁気の流れが少ない被挟持部が各フレームによって挟持される構成のため、挟持荷重がステータコアの磁気の流れに与える影響をより効果的に抑えることができる。
上記モータにおいて、前記ステータコアを構成する前記複数のコアシートは、周方向に回転されつつ軸方向に積層されてなることが好ましい。
この構成によれば、ステータコアは、コアシートが回転積層された構造とされるため、各コアシートの寸法精度の偏りが抑えられ、その結果、ステータのスロット数とロータの極数とに関するコギングトルクを低減することが可能となる。
上記モータにおいて、前記ステータコアの前記ティースの個数が60個に設定され、前記被挟持部は、周方向に90度又は180度間隔で複数設けられていることが好ましい。
この構成によれば、コアシートを好適に回転積層することができる。また、コアシートを正方形の板材から打ち抜いて成形する場合に、板材の四方の角部に被挟持部がそれぞれ位置するように打ち抜き設定することで、面積がより小さな板材からコアシートを成形することが可能となるため、歩留まりの向上に寄与できる。
上記モータにおいて、前記ステータコアの前記ティースの個数が60個に設定され、前記被挟持部は、周方向に120度間隔で3つ設けられていることが好ましい。
この構成によれば、板材から打ち抜き成形された各コアシートを120度ずつ回転積層した構成とすることが可能となる。それにより、コアシート特有のコギングトルク成分を含むコギングトルク波の3波を相殺することができ、その結果、コギングトルクを低減することができる。
上記モータにおいて、前記ステータコアは、メインコア部と、該メインコア部の軸方向端部に設けられた磁性板とを備え、前記磁性板は、前記メインコア部の軸方向端部に積層された積層部と、該積層部の前記ロータ側の端部から軸方向外側に延出されて前記ロータと径方向に対向するロータ対向部とを有していることが好ましい。
この構成によれば、磁性板のロータ対向部が軸方向外側(反メインコア部側)に延出されるため、ステータコアにおけるロータとの対向面を減少させることなく、メインコア部の軸方向長さを抑えることができ、ひいては、モータの軸方向への小型化に寄与できる。
本発明のモータによれば、ステータコアを挟持するフレームの変形を抑制することが可能となる。
実施形態のモータの模式断面図である。 同形態のステータの平面図である。 同形態の磁性板のロータ対向部を説明するための正面図である。 同形態のステータコアの分解斜視図である。 図2における5−5線断面図である。 図2における6−6線断面図である。 同形態のモータを部分的に拡大して示す平面図である。 同形態のセグメント導体の屈曲部位を示す模式断面図である。 同形態のモータの模式断面図である。 別例のモータを部分的に拡大して示す平面図である。 別例のモータを部分的に拡大して示す模式断面図である。 別例のモータを部分的に拡大して示す模式断面図である。
以下、モータの一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態のモータ10は、リヤフレーム11とフロントフレーム12によってモータ10の軸方向に挟持された環状のステータ13の内側にロータ14が配置されて構成されている。なお、モータ10の軸方向出力側(後述するジョイント63側)を保持するフレームをフロントフレーム12とし、軸方向反出力側を保持するフレームをリヤフレーム11としている。各フレーム11,12は、互いに離間しないようにステータ13の外周側の位置でスルーボルト15にて締結固定されている。
[フレーム]
リヤフレーム11及びフロントフレーム12は、アルミニウムや鋼鉄等の金属材料にて形成されている。リヤフレーム11は、略円盤状の本体部11aと、本体部11aの外周縁からモータ10の軸方向に延出された円筒状のステータ保持部11bとを備えている。一方のフロントフレーム12も略同様の構成であり、略円盤状の本体部12aと、本体部12aの外周縁からモータ10の軸方向に延出された円環状のステータ保持部12bとを備えている。各フレーム11,12の本体部11a,12aの径方向中央には、同軸上に配置された軸受16,17が保持され、その軸受16,17には、ロータ14の回転軸18が軸支されている。
各フレーム11,12の本体部11a,12aには、それらの外周縁の複数箇所(例えば2箇所)から径方向外側に延びる締結固定部11c,12cが形成されている。なお、本実施形態では、各締結固定部11c,12cは、周方向において180度対向する位置に2つ設けられている。リヤフレーム11側の締結固定部11cとフロントフレーム12側の締結固定部12cは互いに同数設けられるとともに、回転軸18の軸方向に互いに対向している。そして、それぞれ対をなす締結固定部11c,12cがスルーボルト15によって締結固定されることで、各フレーム11,12がステータ13を挟持する状態で互いに固定されるようになっている。また、締結固定部11c,12cはそれぞれ、ステータ保持部11b,12bの軸方向外側(反ステータ側)に位置している。
[ステータ]
ステータ13は、各フレーム11,12のステータ保持部11b,12bに挟持された円環状のステータコア21と、そのステータコア21に装着された電機子巻線22とを備える。
図2及び図7に示すように、ステータコア21には、その外周を構成する円筒部23(主外周部)と、その円筒部23から径方向内側に延出された複数(本実施形態では60個)のティース24と、円筒部23の外周面から径方向外側に突出するコア外周突出部26(被挟持部)とが形成されている。
コア外周突出部26は、円筒部23の周方向等間隔(90度間隔)に4つ形成されている。また、コア外周突出部26は、円筒部23の軸方向一端から他端に亘って軸方向に沿って形成されている。コア外周突出部26の外側端面の周方向中央には、円弧状に窪む係合溝26a(係合凹部)が軸方向に沿って形成されている。
各コア外周突出部26のうち180度対向位置にある2つは、スルーボルト15に対して周方向において同位置とされている。そして、そのコア外周突出部26に形成された係合溝26aにはスルーボルト15が嵌り込んでおり、係合溝26aはスルーボルト15に対して周方向に係合している。この係合によって、ステータコア21の万が一の空転が抑止されるようになっている。
各ティース24には、径方向内側に向かうにつれて周方向幅が狭くなるテーパ状をなす径方向延出部24aが形成され、その各径方向延出部24aの先端部(径方向内側端部)には、該径方向延出部24aよりも周方向幅が広い幅広部24bが形成されている。径方向延出部24aの周方向両端面は、回転軸18の軸線と平行な平面状をなすとともに、周方向に隣り合う周方向端面同士が平行をなしている。
各ティース24の間の空間は、電機子巻線22を構成するセグメント導体25を収容する部位であるスロットSとして構成される。つまり、スロットSは、ティース24の周方向側面とティース24間における円筒部23の内周面とから構成されている。本実施形態では、ティース24は、周方向に隣り合う径方向延出部24aの周方向端面同士が平行となるように形成されるため、各スロットSが軸方向視で略矩形状をなすように構成されている。また、各スロットSは、ステータコア21を軸方向に沿って貫通するとともに、径方向内側に開口する形状をなしている。なお、ステータコア21に形成されたスロットSの個数は、ティース24と同数(本実施形態では60個)である。
[ステータコア]
上記のような形状を有するステータコア21は、複数の鋼板を積層して一体化することによって成形されている。
詳述すると、図4に示すように、ステータコア21は、鋼板をプレス加工により打ち抜いて形成した複数枚のコアシート30を軸方向に積層してかしめて一体化することにより形成されたメインコア部31と、メインコア部31の軸方向両端部にそれぞれ固定された磁性板40(補助コア部)とから構成されている。なお、本実施形態では、磁性板40は、同形状のものがメインコア部31の軸方向両側に1枚ずつ設けられている。
メインコア部31の各コアシート30は同一形状をなし、板面が軸方向と直交するように配置されている。この各コアシート30は、円環状をなす環状部32と、その環状部32から径方向内側に延びる複数のティース構成部33と、環状部32から径方向外側に突出する複数の突出部34とを有している。また、各コアシート30は、ティース構成部33及び突出部34が軸方向沿って重なるように積層されている。
図2、図4及び図7に示すように、磁性板40は、プレス加工により成形されるものであり、メインコア部31の軸方向両端のコアシート30に積層された板状の積層部41を有している。積層部41は、メインコア部31のコアシート30に対して平行且つ同軸となるように積層されている。また、磁性板40は、その板厚T1がメインコア部31のコアシート30の板厚T2よりも厚く設定されている(図9参照)。
積層部41には、コアシート30の環状部32と軸方向に重なる円環状をなす環状部42と、その環状部42から径方向内側に延びる複数のティース構成部43と、環状部42から径方向外側に突出する複数の突出部45とが形成されている。積層部41の環状部42、ティース構成部43及び突出部45は、軸方向視においてコアシート30の環状部32、ティース構成部33及び突出部34とそれぞれ同形状をなしている。そして、磁性板40は、積層部41の環状部42、ティース構成部43及び突出部45が、コアシート30の環状部32、ティース構成部33及び突出部34とそれぞれ軸方向に重なるように設けられている。
このコアシート30と磁性板40の各環状部32,42がステータコア21の円筒部23を構成し、各ティース構成部33,43がステータコア21のティース24を構成し、各突出部34,45がコア外周突出部26を構成している。なお、各環状部32,42、各ティース構成部33,43及び各突出部34,45の軸方向視の形状は、前述の円筒部23、ティース24及びコア外周突出部26の形状とそれぞれ同一であるため、詳細な説明を省略する。
磁性板40のティース構成部43の径方向内側端部(ロータ14側端部)には、軸方向外側(反メインコア部側)に延出されたロータ対向部44が形成されている。ロータ対向部44は、ティース構成部43の径方向内側端部を軸方向外側に直角に屈曲することで形成されている。つまり、磁性板40は、軸方向外側に屈曲形成されたロータ対向部44で板面が径方向を向くように形成されている。なお、ロータ対向部44の内径面は、メインコア部31(コアシート30)の内径と同径となるように曲面形成されている。また、積層部41の軸方向厚みとロータ対向部44の径方向厚みは、磁性板40の板厚T1によって決まり、それらは互いに等しい厚みとなっている。また、ロータ対向部44とティース構成部43との間の折曲部位(ティース構成部43とロータ対向部44のなす角部)の肉厚は、ロータ対向部44の板厚(つまり、磁性板40の板厚T1)よりも厚くなるように形成されている。
図3に示すように、ロータ対向部44は、周方向両側に周方向側部としての側縁部44aを有する。この側縁部44aは、回転軸18の軸線方向に対して周方向に傾斜する形状とされる。側縁部44aは、先端側(反メインコア部側)ほどロータ対向部44の周方向中央側に近づくように傾斜されている。また、各側縁部44aは、ロータ対向部44を径方向から見たときに、ロータ対向部44の周方向の中心線に対して左右対称となるように形成されている。このため、ロータ対向部44は、軸方向基端側(軸方向内側)の周方向幅がティース構成部43の先端部(幅広部24b)の周方向幅と等しく形成されるとともに、軸方向先端側(軸方向外側)ほど周方向幅が狭く、径方向視で台形形状をなすように形成される。なお、本実施形態の各ロータ対向部44は全て同形状をなすように形成される。
各コアシート30の環状部32は、軸方向に隣接するもの同士でダボかしめにより固定されている。また、磁性板40の積層部41の環状部42は、軸方向両端のコアシート30の環状部32にダボかしめにより固定されている。
図2、図4及び図5に示すように、各コアシート30の環状部32には、軸方向一端のもの(コアシート30a)を除いて、板厚方向に突出する凸部32a(ダボ)がプレス加工により形成されている。凸部32aは、環状部32の周方向等間隔(30度間隔)に12個形成され、各凸部32aの裏側には凸部32aの成形時にできる凹部32bが形成されている。なお、本実施形態では、凸部32a及び凹部32bは、突出部34に対して周方向にずれた位置であって、所定のスロットS(詳しくは、周方向に5個おきのスロットS)の径方向外側の位置に形成されている。各凸部32aは、軸方向に隣接するコアシート30の凹部32bに圧入固定(ダボかしめ)されている。なお、軸方向一端のコアシート30aには、隣接するコアシート30の凸部32aがそれぞれ圧入固定される複数の貫通孔30cが形成されている。このように、凸部32a及び凹部32b(貫通孔30c)が各コアシート30同士のかしめ固定部を構成しており、そのかしめ固定部によって各コアシート30が一体に固定されてメインコア部31を構成している。
図2、図4及び図6に示すように、各磁性板40の環状部42(積層部41)には、板厚方向のメインコア部31側(コアシート30側)に突出する凸部42a(ダボ)がプレス加工により形成され、その反対側の面には凸部42aの成形時にできる凹部42bが形成されている。凸部42aは、環状部42における各突出部45の径方向内側位置に形成されている。本実施形態では、凸部42aは、1つの突出部45に対応して2つずつ設けられ、全部で8個形成されている。また、凸部42aは、各突出部45の径方向内側の位置において、係合溝26aに対して周方向両側にずれた位置にそれぞれ1つずつ形成されている。つまり、凸部42aは、突出部45の径方向幅が広い位置に形成されており、凸部42aを設けることによる磁気抵抗の増加が抑えられている。なお、ステータコア21の軸中心から凸部42aの中心までの寸法は、ステータコア21の軸中心から凸部32aの中心までの寸法よりも大きく設定されている。
一方、磁性板40の積層部41と軸方向に隣接するコアシート30(コアシート30a)における凸部42aと対応する位置にはそれぞれ、板厚方向に貫通する貫通孔30dが形成されている。そして、磁性板40の各凸部42aは、コアシート30aの各貫通孔30dに圧入固定(ダボかしめ)されている。これにより、磁性板40の環状部42がコアシート30aの環状部32に固定され、磁性板40がメインコア部31の軸方向両側に一体に構成されるようになっている。
なお、本実施形態では、磁性板40の凸部42aがかしめられる貫通孔30dが、磁性板40と隣接するコアシート30のみに形成されているが、これに限らず、例えば、磁性板40と隣接するコアシート30から数枚(例えば2〜3枚)のコアシート30に亘って貫通孔30dを形成してもよい。また、貫通孔30dを全てのコアシート30に形成してもよい。
また、プレス加工により成形される凸部32a,42aの外径(ダボ径)は、加工する鋼板の厚みに適した大きさに設定されることで、凸部32a,42aの突出量を好適に確保できる。つまり、本実施形態では、磁性板40の板厚T1は、コアシート30の板厚T2よりも厚いため、磁性板40−コアシート30a間の凸部42aのダボ径は、各コアシート30間の凸部32aのダボ径よりも大きく設定されている。これにより、凸部32a,42aの突出量が適切な大きさとされ、その結果、かしめ強度が好適に確保されるようになっている。また、凸部32a,42aは、ダボ径が大きいほど、磁気の流れに対する影響が大きくなる(つまり、大きな磁気抵抗となる)ため、かしめ強度を確保できる最小限のダボ径に設定するのが望ましい。
本実施形態のメインコア部31は、図示しない同一の打ち抜き型で鋼板から打ち抜いた各コアシート30を周方向に所定角度(90度)だけ回転させつつ積層されている。これにより、ステータコア21の各コアシート30の精度(特にティース構成部33毎の周方向幅の精度)によるコギングトルク特性の悪化を相殺させて良好に緩和することができるようになっている。つまり、各コアシート30を回転させずに積層すると、特に各コアシート30のティース構成部33毎の形状ばらつきにより、コギングトルク特性が悪化する虞があるが、各コアシート30のコギングトルク特性を周方向にずらすことで、コギングトルクの振幅の大きな部分を相殺させて全体のコギングトルクの特性を良好なものとしている。
なお、ステータコア21のコア外周突出部26の形成位置は、各コアシート30の回転積層が可能となるように、ティース24の個数(ティース24間の角度)に応じて設定されている。つまり、本実施形態では、ティース24の個数が60個であるため、そのティース24の周方向間隔の6度の倍数である90度間隔に設定している。
また、本実施形態では、コアシート30の突出部34(磁性板40の突出部45)を周方向に90度間隔で形成しているため、正方形の鋼板の四方の角部に突出部34(突出部45)がそれぞれ位置するように打ち抜き設定することで、面積がより小さな鋼板からコアシート30(磁性板40)を成形することができ、歩留まりの向上に寄与できる。
図5及び図7に示すように、ステータコア21の各スロットS内には、絶縁性の樹脂材料から形成されたシート状の絶縁部材47が装着されている。各絶縁部材47は、スロットSの径方向外側端部で折り返された状態で設けられ、スロットSの内周面に沿うように形成されている。また、各絶縁部材47はスロットSに軸方向に挿入されるものであり、絶縁部材47の軸方向長さは、スロットSの軸方向長さよりも若干長く設定されている。つまり、絶縁部材47の軸方向両端部は、スロットSの軸方向両端部から外部に突出している。
[電機子巻線]
図7及び図9に示すように、上記したステータコア21に装着された電機子巻線22は、複数のセグメント導体25(セグメントコンダクタ)にて構成されている。各セグメント導体25は、所定のもの同士で接続されて、3相(U相、V相、W相)Y結線の電機子巻線22を構成している。また、各セグメント導体25は、同一断面形状(断面矩形状)の線材から形成されるものである。
各セグメント導体25は、スロットS内に挿通される部位である一対の直線部51(図5参照)と、スロットSから軸方向一方側(リヤフレーム11側)に突出する第1突出部52と、スロットSから軸方向他方側(フロントフレーム12側)に突出する第2突出部53とを有し、第1突出部52側で折り返される略U字状をなしている。第1及び第2突出部52,53は、軸方向両側のロータ対向部44と径方向に間隙を介してそれぞれ対向している。
一対の直線部51は、径方向位置が互いにずれるように形成されるとともに、周方向位置の異なるスロットSにそれぞれ挿入される。また、直線部51はスロットS内において絶縁部材47の内側に配置されている(図7参照)。この絶縁部材47によってセグメント導体25とステータコア21とが電気的に絶縁されている。
セグメント導体25は、各スロットS内において直線部51が径方向に4つ並ぶように配置されている。そして、セグメント導体25には、2つの直線部51が径方向内側から1つ目と4つ目に配置されるもの(図9において外側に図示されたセグメント導体25x)と、2つの直線部51が径方向内側から2つ目と3つ目に配置されるもの(図9において内側に図示されたセグメント導体25y)の2種類が用いられている。なお、主にこの2種類のセグメント導体25x,25yから電機子巻線22が構成されるが、例えば電機子巻線22の端部(電源接続端子や中性点接続端子等)を構成するセグメント導体には、別種類のもの(例えば、直線部が1つだけのセグメント導体)が用いられる。
各直線部51は、スロットSを軸方向に貫通してフロントフレーム12側に突出した第2突出部53が、周方向に屈曲されて他のセグメント導体25の第2突出部53や、特殊な種類のセグメント導体と溶接により電気的に接続され、これにより、各セグメント導体25によって電機子巻線22が構成される。
また、セグメント導体25の第1及び第2突出部52,53は、スロットSの軸方向両端で直線部51に対して周方向に屈曲されている。ここで、第1突出部52が周方向に屈曲されたスロットSの軸方向端部付近の拡大図を図8に示す。同図に示すように、スロットSの軸方向一端を構成する磁性板40(積層部41)のティース構成部43の角部には、円弧状に面取りされた面取り部43aが形成されている。また、第2突出部53側の磁性板40にも同様に、スロットSの軸方向他端を構成するティース構成部43の角部に面取り部43aが形成されている。面取り部43aは、第1及び第2突出部52,53の周方向への屈曲形状に沿う円弧状をなし、その屈曲部位に対して広い面積で接触するようになっている。これにより、第1及び第2突出部52,53の周方向の屈曲部位に対して、ティース構成部43の角部から局所的に力が加わることが抑制され、その屈曲部位の損傷が抑制されるようになっている。また同様に、第1及び第2突出部52,53の屈曲部位と面取り部43aとに挟まれた絶縁部材47の損傷も抑制されている。また、本実施形態では、磁性板40の板厚T1(ティース構成部43の板厚)がコアシート30の板厚T2よりも厚いため、面取り部43aの曲率半径Rmをコアシート30の板厚T2よりも大きく設定可能となっている。これにより、曲率半径Rmが大きい面取り部43aによってセグメント導体25の屈曲部位の損傷がより好適に抑制されるようになっている。
また、図9に示すように、セグメント導体25の折り返し部25aが形成された第1突出部52は、径方向外側に傾く(膨らむ)ように形成されている。これにより、折り返し部25aがスロットSの径方向中央よりも径方向外側に偏倚するとともに、第1突出部52の径方向内側端部がスロットSの径方向内側端部よりも径方向外側に位置するように構成される。これにより、第1突出部52と磁性板40のロータ対向部44との径方向間の間隙が広く構成されるため、第1突出部52とロータ対向部44との干渉がより好適に抑制されている。その結果、セグメント導体25とロータ対向部44との絶縁性がより好適に確保されるだけでなく、第1突出部52との干渉によってロータ対向部44が変形することによるコギングトルクの増大や出力の低下が抑制されている。
一方、セグメント導体25の第2突出部53には、折り返し部が形成されず、その第2突出部53同士が溶接接合される構成のため、第2突出部53とロータ対向部44との間隙を容易に確保できるようになっている。また、第2突出部53の溶接部位は、フロントフレーム12側のロータ対向部44の軸方向先端部よりも軸方向外側(反メインコア部側)に形成されている。これにより、第2突出部53の溶接作業においてロータ対向部44が邪魔になりにくく、作業性が向上されるとともに、第2突出部53とロータ対向部44との絶縁性をより確実に確保することが可能となっている。なお、第2突出部53の溶接部位を、フロントフレーム12側のロータ対向部44の軸方向先端部よりも軸方向内側(メインコア部31側)に設定してもよく、この場合には、第2突出部53がロータ対向部44よりも軸方向外側に突出しないように構成できるため、ステータ13の軸方向の小型化に寄与できる。
[ステータコアの保持構成]
図1に示すように、上記構成のステータ13を保持する各フレーム11,12のステータ保持部11b,12bは、各フレーム11,12の本体部11a,12aから軸方向に延出する円筒状をなしている。
図2及び図9に示すように、各ステータ保持部11b,12bは、ステータコア21の軸方向端部が内嵌される嵌合部71を有している。なお、図9は、ステータコア21のコア外周突出部26が形成されていない部位における径方向に沿ったモータ断面を示している。嵌合部71は、内径がステータコア21の円筒部23の外径と略一致する円筒状に形成されるとともに、この嵌合部71には、ステータコア21のコア外周突出部26がそれぞれ内部に配置される4つの収容凹部72がそれぞれ切欠形成されている。嵌合部71の内周面は、円筒部23の外周面(コア外周突出部26が形成されていない部位)と径方向に当接している。これにより、各フレーム11,12とステータコア21との芯出しがなされるとともに、嵌合部71によってステータコア21が径方向に保持される。
また、図1に示すように、嵌合部71に形成された各収容凹部72には、ステータコア21のコア外周突出部26がそれぞれ嵌り込むとともに、収容凹部72の軸方向の底面72aは、コア外周突出部26の軸方向端部(詳しくは、磁性板40の突出部45)と軸方向に当接している。つまり、ステータ保持部11b,12bの収容凹部72は、コア外周突出部26を軸方向両側から挟み込むように構成されている。この状態で、各フレーム11,12がスルーボルト15によって互いに連結固定されることで、ステータコア21のコア外周突出部26がステータ保持部11b,12bの収容凹部72によって軸方向に挟持される。なお、各収容凹部72は、コア外周突出部26に対して周方向に係合しており、これにより、各フレーム11,12とステータコア21との周方向の位置決めがなされる。また、ステータ保持部11b,12bの軸方向の隙間からは、ステータコア21の円筒部23の外周面が外部に露出されている。
各収容凹部72は、コア外周突出部26に対応する位置、即ち、周方向に90度間隔に設けられ、そのうちの180度対向位置にある2つの収容凹部72は、各フレーム11,12の締結固定部11c,12cと軸方向に重なる位置に形成されている。この締結固定部11c,12cは、スルーボルト15からの軸方向の挟持荷重を受ける部位であり、その締結固定部11c,12cから軸方向に延びた位置に収容凹部72が形成されているため、スルーボルト15の挟持荷重が作用する直線上で収容凹部72の底面72aがコア外周突出部26と当接するように構成されている。つまり、コア外周突出部26から収容凹部72の底面72aに与えられる反作用力と、締結固定部11c,12cがスルーボルト15から受ける挟持荷重とが偶力とならず、これにより、各フレーム11,12の特にステータ保持部11b,12bや締結固定部11c,12cの変形がより確実に抑制されるようになっている。
また、ステータコア21の軸中心から凸部32a(凹部32b)の中心までの寸法は、ステータコア21の軸中心からコア外周突出部26までの寸法よりも小さく設定されている。つまり、凸部32a(凹部32b)は、各フレーム11,12に挟持されるコア外周突出部26よりも内径側の位置に形成される。これにより、かしめ固定される凸部32a及び凹部32bが、各フレーム11,12によって挟持される箇所から外れた位置に形成され、凸部32a及び凹部32bが挟持荷重を受けることによる磁気抵抗の増加が抑えられている。
[ロータ]
図1に示すように、ロータ14は、軸受16,17に軸支された回転軸18と、回転軸18に一体回転可能に固定された円筒状のロータコア61と、ロータコア61の外周面に固着された複数(本実施形態では10個)の界磁磁石62とから構成されている。各界磁磁石62は、フェライト磁石よりなり、磁極(N極とS極)が周方向で交互に異なるように配置されている。ロータコア61及びロータ14の界磁磁石62の軸方向長さは、ステータコア21の内周端部の軸方向長さ(即ち、一方の磁性板40のロータ対向部44の先端から他方の磁性板40のロータ対向部44の先端までの長さ)と略等しく設定されている。即ち、界磁磁石62は、ステータコア21のメインコア部31の内周面と各磁性板40のロータ対向部44に対して径方向に対向している。
回転軸18の先端部(図1において左側の端部)は、フロントフレーム12を貫通してモータ10の外部に突出している。そして、この回転軸18の先端部には、該回転軸18と一体回転するジョイント63が設けられている。このジョイント63は図示しない外部装置に連結され、その外部装置に回転軸18の回転を伝達する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ステータ13の電機子巻線22への通電により発生した磁界とロータ14の界磁磁石62の磁界とが、メインコア部31の内周面と各磁性板40のロータ対向部44を介して作用し合い、ロータ14が回転する。なお、本実施形態では、磁性板40の板厚T1がコアシート30の板厚T2よりも厚く設定されているため、磁性板40での磁気飽和が生じにくく、磁性板40を介して磁気を取り込みやすくなっている。
ここで、各磁性板40のロータ対向部44は、ステータコア21のティース24のロータ14側端部(径方向内側端部)から軸方向に延びるように形成されている。これにより、ステータコア21のロータ14との対向面(ステータコア21の内周面)の軸方向長さを確保して高出力化を図ることが可能となっている。そして、各ロータ対向部44の外周側の空間には、スロットSから軸方向両側に突出するセグメント導体25の第1及び第2突出部52,53を配置されており、その第1及び第2突出部52,53が軸方向両側のロータ対向部44と径方向にそれぞれ対向するように構成されている。このため、磁性板40のロータ対向部44によって出力を確保しつつも、ステータ13の軸方向長さ(本実施形態では、第1突出部52の軸端から第2突出部53までの長さ)を抑えることが可能となっている。
また、ロータ対向部44によって出力を確保しつつも、ステータコア21のメインコア部31の積厚が抑えられるため、メインコア部31の積厚の変動(公差)が少なく抑えられる。これにより、メインコア部31を挟む各フレーム11,12の軸方向の間隔の変動が抑えられ、ひいては、モータ10全体の軸方向寸法の変動が抑えられるようになっている。なお、磁性板40は、その板厚T1が厚いほどその変動(公差)が大きくなるが、本実施形態のように、各フレーム11,12がメインコア部31のみを挟持して磁性板40とは軸方向に当接しないように構成することで、モータ10全体の軸方向寸法の変動がより抑えられるようになっている。
また、本実施形態では、ステータコア21の円筒部23の外周面が各フレーム11,12(ステータ保持部11b,12b)の軸方向の隙間から外部に露出されているため、ステータコア21から径方向外側への放熱性に優れている。また、本実施形態の電機子巻線22に採用したセグメント導体25は、各スロットS内において直線部51が径方向に沿って整列配置されることから、電機子巻線22の占積率を高く構成でき、また、その一方で径方向に放熱しやすくなっている。このため、ステータコア21から径方向外側への放熱性が優れた本実施形態の構成に、セグメント導体25を採用することで、ステータ13の放熱性の点で好適な構成となる。ここで更に、本実施形態では、ステータ保持部11b,12bの軸方向間から外部に露出された円筒部23の外周面に、コア外周突出部26が形成されているため、ステータコア21の放熱面積(外周の露出面積)が広く構成されており、放熱性がより向上されるようになっている。
また、電機子巻線22にセグメント導体25を用いた構成では、セグメント導体25を収容するスロットSの数(ティース24の数)が多く、ティース24の周方向幅が狭くなる傾向がある。このため、ティース24におけるロータ14との対向面(径方向内側端面)の面積を広くして出力を向上させるためには、本実施形態のように、ロータ対向部44によってティース24の径方向内側端面を軸方向に延ばす構成が適している。また、本実施形態のティース24は、内周側ほど周方向幅が狭くなる径方向延出部24aと幅広部24bの境界部分で磁気集中しやすい構成であるが、その境界部位に磁性板40の積層部41が重なっているため、磁気集中が緩和されるようになっている。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)モータ10は、ステータ13を軸方向に挟持するリヤフレーム11及びフロントフレーム12を有する。そして、ステータコア21には、その外周を構成する円筒部23(主外周部)から径方向外側に突出するコア外周突出部26(被挟持部)が形成され、リヤフレーム11及びフロントフレーム12は、ステータコア21のコア外周突出部26を軸方向に挟持するように構成される。この構成によれば、ステータコア21においてスルーボルト15(連結部材)の挟持荷重を受けるコア外周突出部26の位置を、スルーボルト15に対し径方向に近づけることが可能となる。このため、各フレーム11,12に生じる偶力の発生を抑えることが可能となり、その結果、各フレーム11,12の変形を抑制することが可能となる。
また、ステータコア21の円筒部23が各フレーム11,12の間から外部に露出されるため、ステータ13の熱が良好に放熱される構成であり、この円筒部23の露出部分に、径方向外側に突出するコア外周突出部26が形成されるため、ステータコア21の放熱面積(外周の露出面積)を広くすることができ、放熱性をより向上させることができる。
(2)電機子巻線22は、ステータコア21に軸方向に沿って形成された複数のスロットSに挿入されるとともに該スロットSから軸方向に突出する第1及び第2突出部52,53を有する複数のセグメント導体25よりなる。電機子巻線22がセグメント導体25にて構成されたステータ13は、電機子巻線22の占積率を高く構成できる一方で発熱しやすくもなるため、ステータコア21のコア外周突出部26によって放熱性が優れた構成にセグメント導体25を採用することでより好適な構成とできる。
(3)各フレーム11,12は、スルーボルト15から加えられる軸方向の挟持荷重を受ける締結固定部11c,12c(連結固定部)と、締結固定部11c,12cから軸方向に延出された位置に形成されるとともにステータコア21のコア外周突出部26と軸方向に当接する当接部(収容凹部72の底面72a)とを有する。そして、各フレーム11,12の収容凹部72の底面72aによってコア外周突出部26が軸方向に挟持される。この構成によれば、スルーボルト15の挟持荷重が作用する直線上で、収容凹部72の底面72aがコア外周突出部26と当接するように構成できる。このため、各フレーム11,12に挟持荷重に基づく偶力が発生せず、その結果、各フレーム11,12の変形をより確実に抑制することができる。
(4)各フレーム11,12は、ステータコア21におけるコア外周突出部26のみを挟持するため、各フレーム11,12における偶力の発生をより好適に抑制することができる。
(5)コア外周突出部26には、スルーボルト15に対して周方向に係合する係合溝26a(係合凹部)が設けられる。これにより、ステータコア21のコア外周突出部26が、各フレーム11,12を連結するスルーボルト15に対して周方向に係合されるため、ステータコア21の万が一の空転を抑止することができる。
(6)各フレーム11,12には、ステータコア21の軸方向端部が嵌合される嵌合部71を有するため、その嵌合部71によってステータコア21を安定して保持(特に径方向に保持)することが可能となる。
(7)ステータコア21は、軸方向に積層された複数のコアシート30よりなり、その各コアシート30は比較的薄いため、各フレーム11,12からの挟持荷重によって変形して磁気変性しやすい。その点、本実施形態では、円筒部23に比べて磁気の流れが少ないコア外周突出部26が各フレーム11,12によって挟持される構成のため、挟持荷重がステータコア21の磁気の流れに与える影響をより効果的に抑えることができる。
(8)ステータコア21を構成する複数のコアシート30は、周方向に回転されつつ軸方向に積層されてなる。つまり、ステータコア21は、コアシート30が回転積層された構造とされるため、各コアシート30の寸法精度の偏りが抑えられ、その結果、ステータ13のスロット数とロータ14の極数とに関するコギングトルクを低減することが可能となる。
(9)ステータコア21のティースの個数が60個に設定され、コア外周突出部26は、周方向に90度間隔で4つ設けられる。このため、コアシート30を好適に回転積層することができる。また、コアシート30又は磁性板40を正方形の鋼板から打ち抜いて成形する場合に、その鋼板の四方の角部に突出部34又は突出部45がそれぞれ位置するように打ち抜き設定することで、面積がより小さな鋼板からコアシート30又は磁性板40を成形することが可能となるため、歩留まりの向上に寄与できる。
(10)ステータコア21は、メインコア部31と、該メインコア部31の軸方向端部に設けられた磁性板40とを備える。そして、磁性板40は、メインコア部31の軸方向端部のコアシート30(コアシート30a)に積層された積層部41と、該積層部41のロータ14側の端部から軸方向外側に延出されてロータ14と径方向に対向するロータ対向部44を有する。この構成によれば、磁性板40のロータ対向部44が軸方向外側(反メインコア部側)に延出されるため、ステータコア21におけるロータ14との対向面を減少させることなく、メインコア部31の軸方向長さを抑えることができ、ひいては、モータ10の軸方向への小型化に寄与できる。
また、セグメント導体25の第1及び第2突出部52,53は、磁性板40のロータ対向部44と径方向に対向するように構成される。これにより、ステータコア21におけるロータ14との対向面を磁性板40のロータ対向部44によって確保して高出力を図りつつも、ステータ13の軸方向への大型化を抑えることができる。
(11)磁性板40の積層部41は、メインコア部31における軸方向端部のコアシート30にかしめ固定されるため、磁性板40をコアシート30に対して容易に固定することが可能となる。
(12)磁性板40とコアシート30とのかしめ固定部(凸部42a及び貫通孔30d)は、円筒部23におけるコア外周突出部26の径方向内側位置に形成される。この構成によれば、コア外周突出部26が形成されることで径方向の幅が広くなっている円筒部23の部位に凸部42a及び貫通孔30dが形成されるため、その凸部42a及び貫通孔30dが円筒部23での磁気の流れに与える影響を抑えることができる。
(13)磁性板40とコアシート30とのかしめ固定部(凸部42a及び貫通孔30d)と、各コアシート30同士のかしめ固定部(凸部32a及び凹部32b(貫通孔30c))は共にダボかしめよりなり、それらのダボ径が互いに異なるように設定される。この構成によれば、コアシート30と磁性板40の厚さや、かしめ固定部の形成箇所等に応じたダボ径に設定することができる。本実施形態のように、磁性板40の板厚T1がコアシート30の板厚T2よりも厚い場合には、磁性板40とコアシート30とのかしめ固定部(凸部42a及び貫通孔30d)のダボ径の方を大きく設定し、それにより、かしめ強度を確保しつつかしめ固定部での磁気抵抗の増加を抑えることが可能となる。
(14)各コアシート30同士のかしめ固定部(凸部32a及び凹部32b(貫通孔30c))は、円筒部23における各フレーム11,12に挟持される箇所よりも内径側の位置に形成される。この構成によれば、コアシート30間のかしめ固定部が、各フレーム11,12によって挟持される箇所から外れた位置に形成されるため、かしめ固定部が挟持荷重を受けることによる磁気抵抗の増加を抑えることができる。
(15)磁性板40の板厚T1は、コアシート30の板厚T2よりも厚く設定されるため、磁性板40を介して磁気を取り込みやすくすることができ、その結果、より一層の高出力化に寄与できる。また、磁性板40の板厚T1がコアシート30の板厚T2よりも厚いため、磁性板40のティース構成部43の角部に大きな面取り部43a(例えば、コアシート30の板厚T2よりも大きな曲率半径Rmを有する断面弧状の面取り部)を形成しやすく、その結果、セグメント導体25の屈曲部位の損傷を好適に抑制することが可能となる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、コアシート30及び磁性板40には、コア外周突出部26を構成する突出部34,45がそれぞれ形成され、収容凹部72の底面72aが磁性板40の突出部45に対して軸方向に当接(挟持)される構成としたが、これに特に限定されるものではなく、例えば、図10及び図11に示すような構成としてもよい。
図10及び図11に示す構成では、上記実施形態の磁性板40から突出部45を省略して環状部42の外周縁を円形とし、コア外周突出部26を各コアシート30の突出部34のみで構成している。そして、収容凹部72の底面72aは、コアシート30の突出部34と軸方向に当接(挟持)している(図11参照)。
このような構成によれば、磁性板40−コアシート30a間のかしめ固定部(凸部42a及び貫通孔30d)に掛かる挟持荷重をより小さく抑えることができる。また、各フレーム11,12が磁性板40に対しては軸方向に当接しないように構成されるため、メインコア部31を挟む各フレーム11,12の軸方向の間隔の変動(公差)を抑えることができ、その結果、モータ10全体の軸方向寸法の変動を抑えることが可能となる。なお、上記実施形態のように、磁性板40の板厚T1をコアシート30の板厚T2よりも厚くして出力向上を図る場合には、磁性板40の板厚変動が大きくなる。このため、各フレーム11,12が磁性板40とは軸方向に当接しないように構成することで、モータ10全体の軸方向寸法の変動を抑える効果がより顕著となる。
・上記実施形態では、各セグメント導体25は、スロットSに挿通された一対の直線部51を繋ぐ第1突出部52側で折り返されるように形成し、第2突出部53側で溶接等により接合するように構成されたが、これに特に限定されるものではない。例えば図12に示すように、一対の直線部51をそれぞれ別体とし、第1突出部52においても溶接等により接合するように構成してもよい。また、セグメント導体25同士の接続は、溶接以外に例えば、バスバー等の別部材を用いた接続構造としてもよい。
・上記実施形態では、凸部32a(凹部32b)は、環状部32の周方向等間隔(30度間隔)に12個されたが、これに特に限定されるものではなく、その個数及び形成位置は構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、凸部42aは、1つの突出部45に対応して2つずつ(全部で8個)設けられたが、これに特に限定されるものではなく、1つの突出部45に対応して1つずつ(全部で4個)設けてもよい。
・上記実施形態におけるかしめ固定部(凸部32a,42a、凹部32b,42b及び貫通孔30c,30d)のダボ径等の設定は、構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、各フレーム11,12に嵌合部71を設けたが、これに特に限定されるものではなく、上記実施形態の各フレーム11,12から嵌合部71を省略した構成としてもよい。また、コア外周突出部26に対して芯出し嵌合(外嵌)される嵌合部を各フレーム11,12のステータ保持部11b,12bに設けてもよい。
・上記実施形態では、各フレーム11,12をアルミニウムや鋼鉄等の金属材料にて形成したが、これに限定されるものではなく、金属材料と同程度の強度を有するものであれば樹脂材料にて形成してもよい。
・上記実施形態では、各フレーム11,12を連結するスルーボルト15を2つ備えるが、これに限定されるものではなく、スルーボルト15を3つ以上備えてもよい。
・上記実施形態では、コア外周突出部26には、スルーボルト15に対して周方向に係合する係合溝26aが設けられたが、これに特に限定されるものではなく、コア外周突出部26から係合溝26aを省略し、コア外周突出部26がスルーボルト15と係合しない構成としてもよい。
・上記実施形態では、各フレーム11,12がステータコア21におけるコア外周突出部26のみを挟持する構成としたが、これ以外に例えば、コア外周突出部26以外の位置における円筒部23の外周縁も各フレーム11,12にて挟持する構成としてもよい。
・ステータコア21のティース24の個数は60個に限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、コア外周突出部26は、周方向に90度間隔で4つ設けられたが、これ以外に例えば、180度間隔で2つ、又は120度間隔で3つ設けてもよい。この場合、同一の打ち抜き型で鋼板から打ち抜いた各コアシート30を周方向に180度(又は120度)だけ回転させつつ積層してメインコア部31を構成できる。また、コア外周突出部26を120度間隔で3つ設けた構成では、各コアシート30を120度ずつ回転積層することで、コアシート30特有のコギングトルク成分を含むコギングトルク波の3波を相殺することができ、その結果、コギングトルクを低減することができる。
・上記実施形態では、ロータ対向部44を径方向視で台形形状に形成したが、これ以外に例えば、径方向視で矩形状に形成してもよく、磁気の取り込みが可能な形状であればよい。
・上記実施形態では、磁性板40の積層部41は、環状部42とティース構成部43とを有するが、これ以外に例えば、積層部41をティース構成部43のみで構成してもよい。
・上記実施形態では、磁性板40はメインコア部31(コアシート30)にかしめ固定されたが、これ以外に例えば、接着や溶接によって固定してもよい。
・上記実施形態では、磁性板40の板厚T1をコアシート30の板厚T2よりも厚く設定したが、これに特に限定されるものではなく、磁性板40の板厚T1をコアシート30の板厚T2に対して等しく、又は薄く設定してもよい。
・上記実施形態では、磁性板40をメインコア部31の軸方向両側にそれぞれ設けたが、これに特に限定されるものではなく、磁性板40をメインコア部31の軸方向一方側のみに設けてもよい。また、上記実施形態では、ステータコア21は、複数のコアシート30からなるメインコア部31と一対の磁性板40とから構成されたが、これに特に限定されるものではなく、ステータコア21をメインコア部31(コアシート30)のみで構成してもよい。
・上記実施形態では、ステータコア21のメインコア部31を複数のコアシート30よりなる積層構造としたが、これ以外に例えば、メインコア部31を鋳造等により成形される一体成形品としてもよい。
・上記実施形態では、セグメント導体25にて構成される電機子巻線22を用いたが、これ以外に例えば、銅線等をティースに巻回してなる電機子巻線を用いてもよい。
・上記実施形態では、ロータ14の界磁磁石62にフェライト磁石を用いたが、これ以外に例えば、ネオジム磁石等を用いてもよい。
・上記実施形態において、ロータコア61及びロータ14の界磁磁石62の軸方向長さを、ステータコア21の内周端部の軸方向長さ(即ち、一方の磁性板40のロータ対向部44の先端から他方の磁性板40のロータ対向部44の先端までの長さ)に対して異なるように設定してもよい。
10…モータ、11…リヤフレーム、11c,12c…締結固定部(連結固定部)、12…フロントフレーム、13…ステータ、14…ロータ、15…スルーボルト(連結部材)、21…ステータコア、22…電機子巻線、23…円筒部(主外周部)、24…ティース、25,25x,25y…セグメント導体、26…コア外周突出部(被挟持部)、26a…係合溝(係合凹部)、30,30a…コアシート、30c,30d…貫通孔(かしめ固定部)、31…メインコア部、32a,42a…凸部(かしめ固定部)、32b,42b…凹部(かしめ固定部)、34,45…突出部、40…磁性板、41…積層部、44…ロータ対向部、71…嵌合部、72a…収容凹部の底面(当接部)、S…スロット。

Claims (11)

  1. ステータコアの主外周部から径方向内側に延びる複数のティースに電機子巻線が装着されてなるステータと、
    前記ステータコアの軸方向両側にそれぞれ設けられて該ステータコアを軸方向に挟持する第1フレーム及び第2フレームと、
    前記ステータの外周側で前記第1及び第2フレームに軸方向の挟持荷重を付与しつつ該第1及び第2フレームを連結する連結部材と、
    前記第1及び第2フレームに回転可能に支持され、前記ステータの内周側に配置されたロータと
    を備え、前記第1フレームと前記第2フレームとの間から前記ステータコアの前記主外周部が外部に露出されるように構成されたモータであって、
    前記ステータコアには、前記主外周部から径方向外側に突出する被挟持部が形成され、
    前記第1及び第2フレームは、前記ステータコアの少なくとも前記被挟持部を軸方向に挟持することを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記電機子巻線は、前記ステータコアの前記各ティースの間に構成されるスロットに挿入されるとともに該スロットから軸方向に突出する突出部が互いに電気的に接続された複数のセグメント導体よりなることを特徴とするモータ。
  3. 請求項1又は2に記載のモータにおいて、
    前記各フレームは、前記連結部材から加えられる軸方向の挟持荷重を受ける連結固定部と、該連結固定部から軸方向に延出されるとともに前記ステータコアの前記被挟持部と軸方向に当接する当接部とを有し、その各フレームの当接部によって前記被挟持部が軸方向に挟持されていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記各フレームは、前記ステータコアにおける前記被挟持部のみを挟持していることを特徴とするモータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記被挟持部には、前記連結部材に対して周方向に係合する係合凹部が設けられていることを特徴とするモータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記各フレームには、前記ステータコアの軸方向端部が嵌合される嵌合部を有していることを特徴とするモータ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記ステータコアは、軸方向に積層された複数のコアシートよりなることを特徴とするモータ。
  8. 請求項7に記載のモータにおいて、
    前記ステータコアを構成する前記複数のコアシートは、周方向に回転されつつ軸方向に積層されてなることを特徴とするモータ。
  9. 請求項8に記載のモータにおいて、
    前記ステータコアの前記ティースの個数が60個に設定され、
    前記被挟持部は、周方向に90度又は180度間隔で複数設けられていることを特徴とするモータ。
  10. 請求項8に記載のモータにおいて、
    前記ステータコアの前記ティースの個数が60個に設定され、
    前記被挟持部は、周方向に120度間隔で3つ設けられていることを特徴とするモータ。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記ステータコアは、メインコア部と、該メインコア部の軸方向端部に設けられた磁性板とを備え、
    前記磁性板は、前記メインコア部の軸方向端部に積層された積層部と、該積層部の前記ロータ側の端部から軸方向外側に延出されて前記ロータと径方向に対向するロータ対向部とを有していることを特徴とするモータ。
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