JP2014204531A - モータ - Google Patents

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Yuji Yamashita
祐司 山下
宏史 片井
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宏史 片井
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Abstract

【課題】磁性板を採用することで磁気取り込み量を向上させつつも、巻線の巻回を容易とすることができるモータを提供する。
【解決手段】ステータコア21は、メインコア部31と、メインコア部31の軸方向端部に設けられる磁性板40とを備える。磁性板40は、メインコア部31における軸方向端部に積層される積層部41と、積層部41のロータ側の端部から軸方向外側に延出されるとともにロータと径方向に対向するロータ対向部44とを有する。ステータコア21は、電機子巻線22が巻回されるティース構成部33,43を有する分割コアを、周方向に並設して構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータに関する。
従来、例えば特許文献1に示すように、コアの軸方向端面において、コアに積層される積層部と、この積層部から軸方向外側に延びて磁石と径方向において対向する対向部を有する磁性板(特許文献1では補助ロータコア)を備えたモータが知られている。このように磁石と径方向において対向する対向部を設けることで、磁気取り込み量を増やすことが可能となる。
特開平5−284679号公報
ところで、磁石をロータ側に有し、ステータ側に巻線を有する構成においても、ステータ側にロータ側の磁石と径方向において対向する対向部を有する磁性板を設けて同様の効果を得ることが可能である。そして、ステータのステータコアに対して集中巻にて巻線を設けることが考えられるが、このような構成においてステータコアに対向部を有する磁性板を設けると、前記対向部が邪魔となって巻線の巻回が難しくなる虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、上記磁性板を採用することで磁気取り込み量を向上させつつも、巻線の巻回を容易とすることができるモータを提供することにある。
上記課題を解決するモータは、ステータコアに電機子巻線が設けられるステータと、前記ステータコアと径方向に対向するロータと、を備えたモータであって、前記ステータコアは、メインコア部と、該メインコア部の軸方向端部に設けられる磁性板とを備え、前記磁性板は、前記メインコア部における軸方向端部に積層される積層部と、該積層部の前記ロータ側の端部から軸方向外側に延出されるとともに前記ロータと径方向に対向する軸方向延出部とを有し、前記ステータコアは、前記電機子巻線が巻回されるティース構成部を有する分割コアを、周方向に並設して構成される。
この構成によれば、電機子巻線が巻回されるティース構成部を有する分割コアを、周方向に並設してステータコアが構成されるため、独立した各分割コアに設けられるティース構成部に電機子巻線を巻回することができる。ここで、分割コアの状態で電機子巻線を巻回できるため、分割コア周囲を自由に利用できるため、巻線の巻回を容易とすることができる。
上記モータにおいて、軸方向延出部の軸方向先端側の角部は、面取りされて形成される先端面取り部を有することが好ましい。
この構成によれば、軸方向延出部の軸方向先端側の角部には、先端面取り部が形成されるため、巻線巻回時に角部と接触しても面取りされているため、巻線が損傷することを抑えることができる。
上記モータにおいて、前記先端面取り部は、前記電機子巻線の線径の2倍以上の曲率半径を有するR面取りが施されてなることが好ましい。
この構成によれば、電機子巻線の線径の2倍以上の曲率半径を有するようにR面取りされて先端面取り部が構成されるため、より確実に巻線が損傷することを抑えることができる。
上記モータにおいて、前記先端面取り部は、面取りする少なくとも一方の辺の長さが前記電機子巻線の線径の2倍以上の長さとなるようにC面取りが施されてなることが好ましい。
この構成によれば、面取りする少なくとも一方の辺の長さが前記電機子巻線の線径の2倍以上の長さとなるようにC面取りされて先端面取り部が構成されるため、電機子巻線が角部(先端面取り部)と接触しても巻線の損傷を抑えることができる。
上記モータにおいて、前記軸方向延出部は、前記ティース構成部及び前記積層部に対して周方向に磁気的にスキューされることが好ましい。
この構成によれば、ロータ側の端部から軸方向外側に延出される軸方向延出部が、ティース構成部及び積層部に対して周方向に磁気的にスキューされるため、磁気の変化を滑らかとしてコギングトルクを低減することが可能となる。
上記モータにおいて、前記軸方向延出部は、前記軸方向外側ほど周方向幅が狭くなるように形成されることが好ましい。
この構成によれば、軸方向延出部は、前記軸方向外側ほど周方向幅が狭くなるように形成されるため、漏れ磁束を抑えることができ、これにより漏れ磁束の増加に伴うトルクリップルの増加を抑えることができる。ここで、例えばロータがステータの内側に設けられるインナロータ型のモータにおいては、前記軸方向延出部が径方向内側に位置するため、例えばプレス成形による打ち抜きしたのちに略90度折り曲げて軸方向延出部を形成する場合、軸方向延出部の先端(軸方向外側部分)となる部位が径方向内側に位置することになる。このため、前述のように軸方向外側ほど軸方向延出部の周方向幅が狭い構成とすることで、プレス成形により周方向に複数設けられる積層部及び軸方向延出部を一体とした状態で打ち抜くことが可能となる。
上記モータにおいて、前記積層部は、前記メインコア部の前記ティース構成部と同形状に形成され、前記軸方向延出部は、前記積層部と一体であり、積層部の先端側で折り曲げて形成されることが好ましい。
この構成によれば、積層部がメインコア部のティース構成部と同形状であるため、積層部をティース構成部に対して組み付けやすい。また、積層部と軸方向延出部とが一体であるため、軸方向延出部で取りこんだ磁気を積層部並びにこの積層部と同形状のティース構成部側(メインコア部)に取りこむことができる。
上記モータにおいて、前記軸方向延出部は、前記周方向側部の傾斜面が直線状であり、その傾斜角は前記ティース構成部の放射角よりも小さく構成されることが好ましい。
この構成によれば、軸方向延出部はその周方向側部の傾斜面が直線状であるため、磁気の変化をより滑らかとすることができ、コギングトルクを低減することができる。ここで、例えばロータがステータの内側に設けられるインナロータ型のモータにおいては、前記軸方向延出部が径方向内側に位置するため、例えばプレス成形による打ち抜きしたのちに略90度折り曲げて軸方向延出部を形成する場合、軸方向延出部の先端(軸方向外側部分)となる部位が径方向内側に位置することになる。このため、ティース構成部の放射角よりも軸方向延出部(周方向側部)の傾斜角(周方向幅)が小さい構成とすることで、プレス成形により周方向に複数設けられる積層部及び軸方向延出部を一体とした状態で打ち抜くことが可能となる。
上記モータにおいて、前記軸方向延出部には、軸方向に延びるスリットが形成されることが好ましい。
この構成によれば、軸方向延出部にスリットが形成されることで、コギングトルクを抑えることができる。
上記モータにおいて、前記磁性板は、前記メインコア部の軸方向両側に設けられることが好ましい。
この構成によれば、軸方向延出部を有する磁性板が軸方向両側に形成されるため、メインコア部の軸方向長さを抑えつつ磁気の取り込み量をより拡大させることができる。また、軸方向延出部の反ロータ側に電機子巻線を配することができるため、軸方向長さを抑えることができる。
上記モータにおいて、前記軸方向延出部のロータ対向面は、軸方向視で円弧形状を成し、前記ロータの外周における曲率より小さな曲率を有する円弧形状をなすことが好ましい。
この構成によれば、ロータ対向面の周方向外側ほどロータから離間する形状となるため、より確実にコギングトルクを低減することが可能となる。
上記モータにおいて、前記ロータの界磁磁石は、フェライト磁石よりなることが好ましい。
この構成によれば、ロータの界磁磁石は、比較的安価なフェライト磁石よりなるため、モータの低コスト化に寄与できる。
上記モータにおいて、前記ステータコアの軸方向両側にそれぞれ設けられて該ステータコアを軸方向に挟持する第1フレーム及び第2フレームを備え、前記第1フレームと前記第2フレームとの間から前記ステータコアの外周面が外部に露出されるように構成されたことが好ましい。
この構成によれば、各フレームでステータコアを軸方向に挟持する際に、ステータコアの外周面が露出されるため、ステータコア(ステータ)の熱を外部に放出しやすくできる。
上記モータにおいて、前記第1及び第2フレームは、前記磁性板の前記積層部を介して前記メインコア部を軸方向に挟むように構成されることが好ましい。
この構成によれば、磁性板の積層部を各フレームに対して軸方向に干渉しないように小型にする必要がないため、出力の低下を抑えることができる。
上記モータにおいて、前記メインコア部は、複数のコアシートを積層して構成されるものであり、前記磁性板の板厚は、前記コアシートの板厚よりも厚く設定されていることが好ましい。
この構成によれば、磁性板の板厚をコアシートの板厚よりも厚くして磁性板を介して磁気を取り込みやすくすることができるため、より一層の高出力化に寄与できる。
上記モータにおいて、前記軸方向延出部は、周方向両側面における反ロータ側の角部に第1側面面取り部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、軸方向延出部の周方向両端面における反ロータ側の角部に第1側面面取り部が形成されることで、その第1側面面取り部に巻線が接触しても巻線の損傷を抑えることができる。
上記モータにおいて、前記軸方向延出部は、周方向両側面におけるロータ側の角部に第2側面面取り部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、軸方向延出部の周方向両端面におけるロータ側の角部に第2側面面取り部が形成されることで、その第2側面面取り部に巻線が接触しても巻線の損傷を抑えることができる。
本発明のモータによれば、磁気取り込み量を向上させつつも、巻線の巻回を容易とすることができる。
実施形態のモータの模式断面図である。 同形態のステータの平面図である。 (a)は同形態の磁性板の一部を示す平面図であり、(b)は同形態の磁性板の一部を示す正面図であり、(c)は(a)の要部拡大図である。 同形態のモータの一部を拡大して示す模式断面図である。 (a)は別例における磁性板の一部を示す平面図であり、(b)は別例における磁性板の一部を示す正面図である。 (a)は別例における磁性板の一部を示す平面図であり、(b)は別例における磁性板の一部を示す正面図である。 (a)は別例における磁性板の一部を示す平面図であり、(b)は別例における磁性板の一部を示す正面図である。 (a)は別例における磁性板の一部を示す平面図であり、(b)は別例における磁性板の一部を示す正面図である。 (a)は別例における磁性板の一部を示す平面図であり、(b)は別例における磁性板の一部を示す正面図である。 別例のモータを部分的に拡大して示す模式平面図である。 (a)は別例における磁性板の一部を示す平面図であり、(b)は別例における磁性板の一部を示す正面図である。 (a)は別例における磁性板の一部を示す平面図であり、(b)は別例における磁性板の一部を示す正面図である。
以下、モータの一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態のモータ10は、リヤフレーム11とフロントフレーム12によってモータ10の軸方向に挟持された環状のステータ13の内側に、ロータ14が配置されて構成されている。なお、モータ10の軸方向出力側(後述するジョイント63側)を保持するフレームとフロントフレーム12とし、軸方向反出力側を保持するフレームをリヤフレーム11としている。各フレーム11,12は、互いに離間しないようにステータ13の外周側の位置でスルーボルト15にて締結固定されている。
[フレーム]
リヤフレーム11及びフロントフレーム12は、アルミニウムや鋼鉄等の金属材料あるいは樹脂材料にて形成されている。リヤフレーム11は、略円盤状の本体部11aと、本体部11aの外周縁からモータ10の軸方向に延出された円筒状のステータ保持部11bとを備えている。フロントフレーム12も略同様の構成であり、略円盤状の本体部12aと、本体部12aの外周縁からモータ10の軸方向に延出された円環状のステータ保持部12bとを備えている。各フレーム11,12の本体部11a,12aの径方向中央には、同軸上に配置された軸受16,17が保持され、その軸受16,17には、ロータ14の回転軸18が軸支されている。
各フレーム11,12の本体部11a,12aには、その外周縁の複数箇所(例えば2箇所)から径方向外側に延びる締結固定部11c,12cが形成されている。なお、図1では、周方向に複数設けられた締結固定部11c,12cをそれぞれ1つのみ図示している。リヤフレーム11側の締結固定部11cとフロントフレーム12側の締結固定部12cは互いに同数設けられるとともに、回転軸18の軸方向に互いに対向している。そして、それぞれ対をなす締結固定部11c,12cがスルーボルト15によって締結固定されることで、各フレーム11,12がステータ13を挟持する状態で互いに固定されるようになっている。
[ステータ]
ステータ13は、各フレーム11,12のステータ保持部11b,12bに挟持された円環状のステータコア21と、そのステータコア21に装着された電機子巻線22とを備える。
ステータコア21は、前記ステータ保持部11b、12bに挟持されるステータ固定部23と、該ステータ固定部23から径方向内側に延びて前記電機子巻線22が巻回された複数のティース24とを有する。そして、このステータコア21は、周方向に配置されティース24をそれぞれ有する複数(本実施形態では12個)の分割コア21aから構成されている。
図2に示すように、各分割コア21aは、軸方向から見た形状が円弧状をなす分割固定部21bと、この分割固定部21bの内周面から径方向内側に延びる前記ティース24とを備える。各分割コア21aにおいて、ティース24は、分割固定部21bの周方向の中央部から径方向内側に延びるとともに、各分割コア21aは、軸方向から見た形状が略T字状をなしている。
そして、複数の分割コア21aは、ティース24の先端が径方向内側を向くように、且つ、分割固定部21bにて円筒状のステータ固定部23が形成されるように連結されることによりステータコア21を形成している。
各ティース24は、径方向延出部24aが形成され、その各径方向延出部24aの先端部(径方向内側端部)には、該径方向延出部24aよりも周方向幅が広い幅広部24bが形成されている。
各ティース24の間の空間は、電機子巻線22を収容する部位であるスロットSとして構成される。また、各スロットSは、ステータコア21を軸方向に沿って貫通するとともに、径方向内側に開口する形状をなしている。なお、ステータコア21に形成されたスロットSの個数は、ティース24と同数(本実施形態では12個)である。
[ステータコア]
上記のような形状を有するステータコア21は、複数の鋼板を積層して一体化することによって成形されている。
詳述すると、ステータコア21は、鋼板をプレス加工により打ち抜いて形成した複数枚のコアシート30を軸方向に積層して一体化することにより形成されたメインコア部31と、メインコア部31の軸方向両端部にそれぞれ固定された磁性板40(補助コア部)とから構成されている。なお、本実施形態では、磁性板40は、同形状のものがメインコア部31の軸方向両側に1枚ずつ設けられている。
メインコア部31の各コアシート30は同一形状をなし、板面が軸方向と直交するように配置されている。この各コアシート30は、前記第1分割用固定部32と、第1分割用固定部32から径方向内側(ロータ14側)に延出する複数のティース構成部33を有している。また、各コアシート30は、ティース構成部33が軸方向沿って重なるように積層されている。なお、メインコア部31は、後述する磁性板40の積層部41と略同形状に形成される。
図1、図3及び図4に示すように、磁性板40は、プレス加工により成形されるものであり、メインコア部31の軸方向両端のコアシート30に積層された板状の積層部41を有している。積層部41は、メインコア部31のコアシート30に対して平行且つ同軸となるように積層されている。また、磁性板40は、その板厚T1がメインコア部31のコアシート30の板厚T2よりも厚く設定されている(図1参照)。
積層部41には、コアシート30の第1分割用固定部32と軸方向に重なる円弧状の第2分割用固定部42と、その第2分割用固定部42から径方向内側に延びる複数のティース構成部43とが形成されている。積層部41のティース構成部43は、軸方向視においてコアシート30のティース構成部33と同形状をなしている。磁性板40は、積層部41の第2分割用固定部42及びティース構成部43が、コアシート30の第1分割用固定部32及びティース構成部33とそれぞれ軸方向に重なるように設けられている。このコアシート30と磁性板40の各分割用固定部32,42が連結されて略円筒状をなし、各ティース構成部33,43がステータコア21のティース24を構成している。
磁性板40のティース構成部43の径方向内側端部(ロータ14側端部)には、軸方向外側(反メインコア部側)に延出された軸方向延出部としてのロータ対向部44が形成されている。ロータ対向部44は、ティース構成部43の径方向内側端部を軸方向外側に直角(90度)に折り曲げて形成されている。つまり、磁性板40は、軸方向外側に屈曲形成されたロータ対向部44で板面が径方向を向くように形成されている。なお、ロータ対向部44の内径面は、メインコア部31(コアシート30)の内径と同径となるように曲面形成されている。また、積層部41の軸方向厚みとロータ対向部44の径方向厚みは、磁性板40の板厚T1によって決まり、それらは互いに等しい厚みとなっている。また、ロータ対向部44とティース構成部43との間の折曲部位(ティース構成部43とロータ対向部44のなす角部)の肉厚は、ロータ対向部44の板厚(つまり、磁性板40の板厚T1)よりも厚くなるように形成されている。
また、ロータ対向部44は、軸方向先端側(軸方向外側)の角部に、R面取りが施された先端面取り部45が形成される。この先端面取り部45は、電機子巻線22の線径の2倍以上の曲率半径Rを有するようにR面取りされている。
また、ロータ対向部44は、図3(a)(c)に示すように、その周方向両端面における反ロータ14側(径方向外側)の角部に第1側面面取り部46aが形成される。この第1側面面取り部46aは、磁性板40をプレス成形打ち抜きする際に形成するものであってもよい(第1側面面取り部46aはプレス成形打ち抜きに時に形成されるプレス成形打ち抜き側の角部としてもよいし、プレス受け台側に面取り部を設け、プレス成形打ち抜き時に形成されるものであってもよい)。さらに、その周方向両端面におけるロータ14側(径方向内側)の角部に第2側面面取り部46bを形成してもよい。
[ステータコアの保持構成]
図1に示すように、上記構成のステータ13を保持する各フレーム11,12のステータ保持部11b,12bは、各フレーム11,12の本体部11a,12aから軸方向に延出する円筒状をなしている。ステータ保持部11b,12bの外径は、磁性板40及びメインコア部31の外径よりも大きく形成されている。また、ステータ保持部11b,12bの内径は、磁性板40及びメインコア部31の外径よりも小さく形成されている。
図4に示すように、ステータ保持部11b,12bの先端部(軸方向内側端部)には、外嵌部11d,12dがそれぞれ形成されている。各外嵌部11d,12dは、ステータ保持部11b,12bの内径を大きくすることにより径方向の厚さが薄く形成された部分であり、円環状をなしている。外嵌部11d,12dの内径は、磁性板40及びメインコア部31の外径と略等しく形成されており、外嵌部11d,12dの径方向内側には、軸方向と直交する平面状をなす当接面11e,12eがそれぞれ形成されている。
ステータコア21において、磁性板40の積層部41の外周側が各フレーム11,12のステータ保持部11b,12bに挟持されている。詳しくは、ステータ保持部11b,12bは、外嵌部11d,12dが磁性板40の積層部41及びメインコア部31の軸方向両端の外周縁にそれぞれ外嵌されるとともに、当接面11e,12eが磁性板40の積層部41の軸方向両側の外周側端面にそれぞれ軸方向に当接している。この状態で、各フレーム11,12が前記スルーボルト15によって互いに連結固定されることで、磁性板40の積層部41がステータ保持部11b,12bによって軸方向に挟持される。また、ステータ保持部11b,12bの先端部の間からは、ステータコア21のメインコア部31の外周面が外部に露出されている。
[ロータ]
図1、図2に示すように、ロータ14は、軸受16,17に軸支された回転軸18と、回転軸18に一体回転可能に固定された円筒状のロータコア61と、ロータコア61の外周面に固設された複数(本実施形態では10個)の界磁磁石62とから構成されている。各界磁磁石62は、フェライト磁石よりなり、磁極(N極とS極)が周方向で交互に異なるように配置されている。各界磁磁石62は、周方向において間隙を有して前記ロータコアの外周面に固着された所謂セグメント磁石である。
ロータコア61及びロータ14の界磁磁石62の軸方向長さをステータコア21の内周端部の軸方向長さ(即ち、一方の磁性板40のロータ対向部44の先端から他方の磁性板40のロータ対向部44の先端までの長さ)に対して長くなるように設定されている。即ち、界磁磁石62は、ステータコア21のメインコア部31の内周面と各磁性板40のロータ対向部44に対して径方向に対向している。
図1に示すように、回転軸18の先端部(図1において左側の端部)は、フロントフレーム12を貫通してモータ10の外部に突出している。そして、この回転軸18の先端部には、該回転軸18と一体回転するジョイント63が設けられている。このジョイント63は図示しない外部装置に連結され、その外部装置に回転軸18の回転を伝達する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ステータ13の電機子巻線22への通電により発生した磁界とロータ14の界磁磁石62の磁界とが、メインコア部31の内周面と各磁性板40のロータ対向部44を介して作用し合い、ロータ14が回転する。なお、本実施形態では、磁性板40の板厚T1がコアシート30の板厚T2よりも厚く設定されているため、磁性板40での磁気飽和が生じにくく、磁性板40を介して磁気を取り込みやすくなっている。
また、本実施形態のステータコア21は、分割コア21aから構成されるため、各ティース24に電機子巻線22を巻回することが容易となっている。
また、各磁性板40のロータ対向部44は、ステータコア21のティース24のロータ14側端部(径方向内側端部)から軸方向に延びるように形成されている。これにより、ステータコア21のロータ14との対向面(ステータコア21の内周面)の軸方向長さを確保して高出力化を図りつつも、メインコア部31の積厚が抑えられるようになっている。そして、メインコア部31の積厚が抑えられることで、メインコア部31の積厚の変動(公差)が少なく抑えられるため、そのメインコア部31を挟む各フレーム11,12の軸方向の間隔の変動が抑えられ、ひいては、モータ10全体の軸方向寸法の変動が抑えられるようになっている。
また、磁性板40は、その板厚T1が厚いほどその変動(公差)が大きくなるが、本実施形態のように、各フレーム11,12がメインコア部31のみを挟持して磁性板40とは軸方向に当接しないように構成することで、モータ10全体の軸方向寸法の変動がより抑えられるようになっている。
また、本実施形態のように、ロータ対向部44によってティース24の径方向内側端面を軸方向に延ばすことで、ティース24におけるロータ14との対向面(径方向内側端面)の面積を広くして出力を向上に寄与できる。また、本実施形態のティース24は、内周側ほど周方向幅が狭くなる径方向延出部24aと幅広部24bの境界部分で磁気集中しやすい構成であるが、その境界部位に磁性板40の積層部41が重なっているため、磁気集中が緩和されるようになっている。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)電機子巻線22が巻回されるティース構成部33,43(ティース24)を有する分割コア21aを、周方向に並設してステータコア21が構成されるため、独立した各分割コア21aに設けられるティース構成部33,43(ティース24)に電機子巻線22を巻回することができる。ここで、分割コア21aの状態で電機子巻線22を巻回できるため、分割コア21a周囲を自由に利用できるため、電機子巻線22の巻回を容易とすることができる。
(2)軸方向延出部としてのロータ対向部44の軸方向先端側の角部には、先端面取り部45が形成されるため、巻線22巻回時に角部と接触しても面取りされているため、巻線22が損傷することを抑えることができる。
(3)電機子巻線22の線径の2倍以上の曲率半径を有するようにR面取りされて先端面取り部45が構成されるため、より確実に電機子巻線22が損傷することを抑えることができる。
(4)磁性板40のティース構成部43がメインコア部31のティース構成部33と同形状であるため、積層部41をティース構成部33に対して組み付けやすい。また、積層部41とロータ対向部44とが一体であるため、ロータ対向部44で取りこんだ磁気を積層部41並びにこの積層部41と同形状のティース構成部33側(メインコア部31)側に取りこむことができる。
(6)ロータ対向部44を有する磁性板40が軸方向両側に設けられるため、メインコア部31の軸方向長さを抑えつつ磁気の取り込み量をより拡大させることができる。また、ロータ対向部44の反ロータ側に電機子巻線22を配することができるため、軸方向長さを抑えることができる。
(7)ロータ14の界磁磁石62は、比較的安価なフェライト磁石よりなるため、モータ10の低コスト化に寄与できる。
(8)各フレーム11,12でステータコア21を軸方向に挟持する際に、ステータコア21の外周面が露出されるため、ステータコア21(ステータ13)の熱を外部に放出しやすくできる。
(9)磁性板40の積層部41を各フレーム11,12に対して軸方向に干渉しないように小型にする必要がないため、出力の低下を抑えることができる。
(10)磁性板40の板厚T1をコアシート30の板厚T2よりも厚くして磁性板を介して磁気を取り込みやすくすることができるため、より一層の高出力化に寄与できる。
(11)磁性板40の積層部41をステータ保持部11b,12bに対して軸方向に干渉しないように径方向に小さくする必要がないため、出力の低下を抑えることができる。また、磁性板40の板厚T1をコアシート30の板厚T2よりも厚くして出力向上を図る場合には、磁性板40よりも板厚が薄いコアシート30の枚数を調整することで、モータ10全体の軸方向寸法の変動を抑えることが可能である。
(12)ロータ対向部44の周方向両端面における反ロータ14側の角部に第1側面面取り部46aが形成されることで、その第1側面面取り部46aに巻線22が接触しても巻線の損傷を抑えることができる。これにより、ロータ対向部44は周方向両端面がロータ14に対して径方向に離間する構成とされるため、周方向にスキューの効果を得ることができる。
(13)ロータ対向部44の周方向両端面におけるロータ14側の角部に第2側面面取り部46bが形成されることで、その第2側面面取り部46bに巻線22が接触しても巻線の損傷を抑えることができる。これにより、ロータ対向部44は周方向両端面がロータ14に対して径方向に離間する構成とされるため、周方向にスキューの効果を得ることができる。
尚、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、特に言及していないが、例えば、ロータ対向部44を周方向に磁気的にスキューする構成を採用してもよい。このように、ロータ側の端部から軸方向外側に延出される軸方向延出部が、ティース構成部及び積層部に対して周方向に磁気的にスキューされるため、磁気の変化を滑らかとしてコギングトルクを低減することが可能となる。
その一例について構成S1〜構成S6として以下に説明する。但し、以下に説明する構成S1〜S6について、実施形態や他の変形例と組合せ可能である場合には適宜組み合わせてもよい。
(構成S1)
図5(a)(b)に示すように、ロータ対向部44は、周方向両側に周方向側部としての側縁部44a,44bを有する。この側縁部44a,44bは、回転軸18の軸線L1方向(軸方向)に対して傾斜する形状とされる。この側縁部44a,44bは、その一方の側縁部44aが周方向中央側に近づくように傾斜され、その他方の側縁部44bが周方向中央側から離間するように傾斜される。側縁部44a,44bの軸線L1に対する傾斜角度はいずれも略同角度とされる。このため、ロータ対向部44は、その軸方向基端側(軸方向内側)の周方向幅がティース24の幅広部24bを構成するティース構成部33,43の先端部の周方向幅と等しく形成される。
(構成S2)
図6(a)(b)に示すように、側縁部44a,44bは、回転軸18の軸線L1方向(軸方向)に対して傾斜する形状とされる。側縁部44a,44bは、前記軸方向外側(反積層部41側)ほど前記ロータ対向部44の周方向中央側に近づくように傾斜されている。また、周方向一方側の側縁部44aと周方向他方側の側縁部44bとは、前記ロータ対向部44の周方向中心を通る仮想線L2(軸線L1に沿った直線)を中心として対称形状をなすように形成される。このため、ロータ対向部44は、その軸方向基端側(軸方向内側)の周方向幅がティース24の幅広部24bを構成するティース構成部33,43の先端部の周方向幅と等しく形成され、軸方向先端側(軸方向外側)ほど周方向幅が狭く、径方向視で台形形状をなすように形成される。なお、本実施形態の各ロータ対向部44は全て同形状をなすように形成される。
ロータ対向部44は、前記軸方向外側ほど周方向幅が狭くなるように形成されるため、漏れ磁束を抑えることができ、これにより漏れ磁束の増加に伴うトルクリップルの増加を抑えることができる。ここで、例えばロータがステータの内側に設けられるインナロータ型のモータにおいては、前記軸方向延出部が径方向内側に位置するため、例えばプレス成形による打ち抜きしたのちに略90度折り曲げて軸方向延出部を形成する場合、軸方向延出部の先端(軸方向外側部分)となる部位が径方向内側に位置することになる。このため、前述のように軸方向外側ほど軸方向延出部の周方向幅が狭い構成とすることで、プレス成形により周方向に複数設けられる積層部及び軸方向延出部を一体とした状態で打ち抜くことが可能となる。
(構成S3)
図11(a)(b)に示すように、ロータ対向部44は、側縁部44a,44bの傾斜面が直線状であり、その傾斜角θ2は前記ティース構成部43の放射角θ1よりも小さく構成してもよい。
ロータ対向部44はその側縁部44a,44bの傾斜面が直線状であるため、磁気の変化をより滑らかとすることができ、コギングトルクを低減することができる。ここで、例えばロータ14がステータ13の内側に設けられるインナロータ型のモータにおいては、ロータ対向部44が径方向内側に位置するため、例えばプレス成形による打ち抜きしたのちに略90度折り曲げてロータ対向部44を形成する場合、ロータ対向部44の先端(軸方向外側部分)となる部位が径方向内側に位置することになる。このため、ティース構成部43の放射角θ1よりもロータ対向部44(側縁部44a,44b)の傾斜角θ2(周方向幅)が小さい構成とすることで、プレス成形により周方向に複数設けられる積層部41及びロータ対向部44を一体とした状態で打ち抜くことが可能となる。
(構成S4)
また、周方向一方側の側縁部44aのみを軸方向に傾斜させて磁気的にスキューされる構成としてもよい。
(構成S5)
また、ロータ対向部44の径方向長さ(厚さ)を周方向において変化させて磁気的にスキューされる構成としてもよい。
(構成S6)
またロータ対向部44を、軸方向外側ほど周方向幅が広がるように台形形状に形成して磁気的にスキューされる構成としてもよい。
上記各構成S1〜S6とすることで、ロータ対向部44を周方向に磁気的にスキューされた形状とできるため、コギングトルクを低減されるようになっている。ちなみに、各構成S1〜S6のロータ対向部44は、周方向に隣接する他のロータ対向部44及び隣接する他のティース構成部33と軸方向視で重ならないようになっている。なお、上記各構成S1〜S6では特に言及していないが、上記実施形態同様に軸方向先端側の角部にR面取りが施された先端面取り部45を形成してもよい。その一例として、図12(a)(b)に示すように上記構成S2のように、ロータ対向部44を径方向視で台形形状となるように構成し、ロータ対向部44の軸方向先端側の角部にR面取りが施された先端面取り部45を形成している。
・上記実施形態では、特に言及していないが、図7(a)(b)に示すように、ロータ対向部44にスリット47を形成してもよい。このような構成とすることで、コギングトルクを抑えることができる。
・上記実施形態では、先端面取り部45をR面取りとしたが、これに限らない。
図8(a)(b)に示すように、先端面取り部を設けない構成を採用してもよい。
また、図9(a)(b)に示すように、先端面取り部45をC面取り形状としてもよい。のとき、先端面取り部45は、面取りする少なくとも一方の辺の長さが前記電機子巻線22の線径の2倍以上の長さDとなるように構成する。このような構成とすることで、電機子巻線22が角部(先端面取り部45)と接触しても巻線22の損傷を抑えて電機子巻線22の断線をより確実に抑えることができる。
・上記実施形態並びに変形例では、特に言及していないが、図10に示すように、ロータ対向部44のロータ対向面44cは、軸方向視で円弧形状を成し、前記ロータ14の外周における曲率A1より小さな曲率A2を有する円弧形状をなす構成としてもよい。このような構成とすることで、ロータ対向面44cの周方向外側ほどロータ14から離間する形状となるため、より確実にコギングトルクを低減することが可能となる。
・上記実施形態では、各フレーム11,12のステータ保持部11b,12bは、磁性板40を軸方向に直接的に挟み、メインコア部31に対しては軸方向に当接しないように構成したが、これに特に限定されるものではない。
・上記実施形態では、磁性板40の積層部41の外径をコアシート30の外径よりも小さくすることで、メインコア部31の軸方向端面の外周縁全体に亘って露出面31aを形成し、その露出面31aを各フレーム11,12のステータ保持部11b,12bで挟むように構成したが、これに特に限定されるものではない。例えば、メインコア部31(コアシート30)の外周面から径方向外側に突出する突出部を形成し、その突出部をステータ保持部11b,12bで挟むように構成してもよい。
・上記実施形態では、ステータ13をフレーム11,12で軸方向に挟んで固定する構成としたが、ケースの筒状の内周面にステータ13の外周面を圧入あるいは焼嵌めにより固定するものであってもよい。
・上記実施形態では、磁性板40はメインコア部31(コアシート30)にかしめ固定されたが、これ以外に例えば、接着や溶接によって固定してもよい。
・上記実施形態では、磁性板40の板厚T1をコアシート30の板厚T2よりも厚く設定したが、これに特に限定されるものではなく、磁性板40の板厚T1をコアシート30の板厚T2に対して等しく、又は薄く設定してもよい。
・上記実施形態では、磁性板40をメインコア部31の軸方向両側にそれぞれ設けたが、これに特に限定されるものではなく、磁性板40をメインコア部31の軸方向一方側のみに設けてもよい。
・上記実施形態では、ステータコア21のメインコア部31を複数のコアシート30よりなる積層構造としたが、これ以外に例えば、メインコア部31を鋳造等により成形される一体成形品としてもよい。
・上記実施形態では、ロータ14の界磁磁石62にフェライト磁石を用いたが、これ以外に例えば、ネオジム磁石等、その他の磁石を用いてもよい。
・上記実施形態では、ロータ14をステータ13の内周側に配置したインナロータ型のモータ10に具体化したが、これに特に限定されるものではなく、ロータをステータの外周側に配置したアウタロータ型のモータに具体化してもよい。
・上記各変形例同士を適宜組み合わせてもよい。
10…モータ、13…ステータ、14…ロータ、21…ステータコア、21a…分割コア、22…電機子巻線、30…コアシート、31…メインコア部、33,43…ティース構成部、40…磁性板、41…積層部、44…軸方向延出部としてのロータ対向部、44c…ロータ対向面、45…先端面取り部、46a…第1側面面取り部、46b…第2側面面取り部、47…スリット、62…界磁磁石、θ1…放射角、θ2…傾斜角、A1,A2…曲率、T1,T2…板厚、D…長さ、R…曲率半径。

Claims (17)

  1. ステータコアに電機子巻線が設けられるステータと、
    前記ステータコアと径方向に対向するロータと、
    を備えたモータであって、
    前記ステータコアは、メインコア部と、該メインコア部の軸方向端部に設けられる磁性板とを備え、
    前記磁性板は、前記メインコア部における軸方向端部に積層される積層部と、該積層部の前記ロータ側の端部から軸方向外側に延出されるとともに前記ロータと径方向に対向する軸方向延出部とを有し、
    前記ステータコアは、前記電機子巻線が巻回されるティース構成部を有する分割コアを、周方向に並設して構成されることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記軸方向延出部の軸方向先端側の角部は、面取りされて形成される先端面取り部を有することを特徴とするモータ。
  3. 請求項2に記載のモータにおいて、
    前記先端面取り部は、前記電機子巻線の曲率半径の2倍以上の曲率半径を有するR面取りが施されてなることを特徴とするモータ。
  4. 請求項2に記載のモータにおいて、
    前記先端面取り部は、面取りする少なくとも一方の辺の長さが前記電機子巻線の線径の2倍以上の長さとなるようにC面取りが施されてなることを特徴とするモータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のモータにおいて、
    前記軸方向延出部は、前記ティース構成部及び前記積層部に対して周方向に磁気的にスキューされることを特徴とするモータ。
  6. 請求項5に記載のモータにおいて、
    前記軸方向延出部は、前記軸方向外側ほど周方向幅が狭くなるように形成されることを特徴とするモータ。
  7. 請求項5又は6に記載のモータにおいて、
    前記積層部は、前記メインコア部の前記ティース構成部と同形状に形成され、
    前記軸方向延出部は、前記積層部と一体であり、積層部の先端側で折り曲げて形成されることを特徴とするモータ。
  8. 請求項5〜7のいずれか一項に記載のモータにおいて、
    前記軸方向延出部は、前記周方向側部の傾斜面が直線状であり、その傾斜角は前記ティース構成部の放射角よりも小さく構成されることを特徴とするモータ。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のモータにおいて、
    前記軸方向延出部には、軸方向に延びるスリットが形成されることを特徴とするモータ。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載のモータにおいて、
    前記磁性板は、前記メインコア部の軸方向両側に設けられることを特徴とするモータ。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載のモータにおいて
    前記軸方向延出部のロータ対向面は、軸方向視で円弧形状を成し、前記ロータの外周における曲率より小さな曲率を有する円弧形状をなすことを特徴とするモータ。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のモータにおいて、
    前記ロータの界磁磁石は、フェライト磁石よりなることを特徴とするモータ。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載のモータにおいて、
    前記ステータコアの軸方向両側にそれぞれ設けられて該ステータコアを軸方向に挟持する第1フレーム及び第2フレームを備え、
    前記第1フレームと前記第2フレームとの間から前記ステータコアの外周面が外部に露出されるように構成されたことを特徴とするモータ。
  14. 請求項13に記載のモータにおいて、
    前記第1及び第2フレームは、前記磁性板の前記積層部を介して前記メインコア部を軸方向に挟むように構成されることを特徴とするモータ。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載のモータにおいて、
    前記メインコア部は、複数のコアシートを積層して構成されるものであり、
    前記磁性板の板厚は、前記コアシートの板厚よりも厚く設定されていることを特徴とするモータ。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載のモータにおいて、
    前記軸方向延出部は、周方向両側面における反ロータ側の角部に第1側面面取り部が形成されていることを特徴とするモータ。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項に記載のモータにおいて、
    前記軸方向延出部は、周方向端面における前記ロータ側の角部に第2側面面取り部が形成されていることを特徴とするモータ。
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