JP6464905B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータに関するものである。
例えば特許文献1に記載されているように、モータに備えられるステータを構成するステータコアには、複数枚のコアシートを積層して形成されたメインコア部の軸方向端部に、ロータと径方向に対向するロータ対向部を有する磁性板を配置した構成のものがある。磁性板は、ステータコアにおいて電機子巻線が装着されるティースを構成する複数の積層ティース部を備えている。そして、ロータ対向部は、各積層ティース部のロータ側の端部においてプレス加工により積層ティース部に対して屈曲されることによって軸方向に延びるように形成されている。このようなロータ対向部をステータコアに設けることで、ロータ及びステータを軸方向に大型化することなくステータコアへの磁気取り込み量を増やすことができ、モータの出力トルクを高めることができる。
特開2014−147180号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたモータは、ロータ対向部を設けたことにより出力トルクを高めることができる一方で、ロータ対向部が軸方向に長く形成されているために当該ロータ対向部で発生する渦電流が大きくなる虞がある。そのため、ロータ対向部で発生する渦電流によって渦電流損が増大する虞がある。
ところで、メインコア部は、複数枚のコアシートを軸方向に積層して形成されている。そのため、メインコア部で発生する渦電流が小さく抑えられ、同メインコア部における渦電流損が低減されている。しかし、プレス加工によって積層ティース部に対して屈曲されて形成されるロータ対向部においては、メインコア部と同様の方法で渦電流損を低減させることが困難である。そこで、ロータ対向部で生じる渦電流損を低減させるために、ロータ対向部の軸方向の長さを短くすることが考えられる。しかし、ロータ対向部の軸方向の長さを短くすると、出力トルクを高める効果が小さくなってしまうという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、出力トルクを高める効果を維持しつつ渦電流損を低減できるモータを提供することにある。
上記課題を解決するモータは、周方向に並ぶ複数のティースを備えたステータコア及び前記ティースに装着された電機子巻線を有するステータと、界磁磁石を有し前記ステータコアと径方向に対向するロータとを備え、前記ステータコアは、径方向に延びる複数のティース構成部をそれぞれ有する複数のコアシートが軸方向に積層されてなるメインコア部と、前記メインコア部の軸方向端部に配置され、前記ティース構成部に積層されて前記ティース構成部と共に前記ティースを構成する複数の積層ティース部及び各前記積層ティース部の前記ロータ側の端部から軸方向に沿って前記メインコア部と反対側に延び前記ロータと径方向に対向するロータ対向部を有する磁性板とを備えたモータであって、前記ロータ対向部には、前記ロータ対向部の厚さを部分的に減少させる渦電流低減部が設けられ、前記渦電流低減部は、前記ロータ対向部の表面に凹設された凹部であり、前記凹部の深さは、前記磁性板の前記ロータ対向部の板厚の半分よりも浅く、且つ前記コアシートの板厚よりも浅い
この構成によれば、渦電流低減部によってロータ対向部の厚さが部分的に減少される。そのため、ロータ対向部で発生する渦電流を小さくすることができ、ロータ対向部で生じる渦電流損を低減できる。そして、渦電流損を低減させるためにロータ対向部の軸方向の長さを短くしなくてもよいため、ロータ対向部を設けたことによって得られる出力トルクを高める効果は維持できる。従って、出力トルクを高める効果を維持しつつ渦電流損を低減できる。
の構成によれば、渦電流低減部は、ロータ対向部の表面に凹設された凹部であり、ロータ対向部を貫通していない。従って、ロータ対向部において磁気抵抗が大きくなることを抑制しつつ当該ロータ対向部に渦電流低減部を設けることができる。
上記モータにおいて、前記渦電流低減部は、前記ロータ対向部における前記ロータと径方向に対向する対向面に凹設されていることが好ましい。
この構成によれば、ロータ対向部において渦電流が発生しやすいロータ側の端部に渦電流低減部が形成されている。従って、効果的に渦電流損を低減できる。
上記モータにおいて、前記渦電流低減部は、径方向視で格子状をなす溝であることが好ましい。
この構成によれば、径方向視で格子状をなす渦電流低減部によって、ロータ対向部で発生する渦電流をより効果的に小さくすることができる。従って、渦電流損をより小さく抑えることができる。
本発明のモータによれば、出力トルクを高める効果を維持しつつ渦電流損を低減できる。
実施形態のモータを模式的に表す断面図である。 実施形態におけるステータの断面図である。 実施形態におけるステータコアの部分拡大斜視図である。 実施形態におけるステータの部分拡大断面図である。 実施形態におけるステータの部分拡大断面図である。 実施形態における磁性板の部分拡大斜視図である。 (a)は実施形態におけるロータ対向部の平面図、(b)は実施形態におけるロータ対向部の正面図である。 実施形態におけるステータの断面図である。 実施形態のモータを部分的に拡大した模式断面図である。 実施形態におけるステータコア及びロータの部分拡大断面図である。 別の形態におけるロータ対向部の正面図である。 別の形態におけるロータ対向部の正面図である。 別の形態におけるロータ対向部の正面図である。 別の形態における磁性板の部分拡大斜視図である。 別の形態における磁性板の部分拡大斜視図である。
以下、モータの一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態のモータ10は、リヤフレーム11とフロントフレーム12とによってモータ10の軸方向に挟持された環状のステータ13の内側にロータ14が配置されて構成されている。なお、モータ10の軸方向出力側(後述するジョイント63側)を保持するフレームをフロントフレーム12とし、軸方向反出力側を保持するフレームをリヤフレーム11としている。リヤフレーム11及びフロントフレーム12は、互いに離間しないようにステータ13の外周側の位置でスルーボルト15にて締結固定されている。
[フレーム]
リヤフレーム11及びフロントフレーム12は、アルミニウムや鋼鉄等の金属材料にて形成されている。リヤフレーム11は、略円盤状の本体部11aと、本体部11aの外周縁からモータ10の軸方向に延出された円筒状のステータ保持部11bとを備えている。フロントフレーム12も略同様の構成であり、略円盤状の本体部12aと、本体部12aの外周縁からモータ10の軸方向に延出された円筒状のステータ保持部12bとを備えている。各フレーム11,12の本体部11a,12aの径方向中央には、同軸上に配置された軸受16,17が保持されている。これら軸受16,17は、ロータ14の回転軸18を軸支している。
各フレーム11,12の本体部11a,12aには、その外周縁の複数箇所(例えば2箇所)から径方向外側に延びる締結固定部11c,12cが形成されている。なお、図1では、複数の締結固定部11c,12cのうちそれぞれ1つのみを図示している。リヤフレーム11の締結固定部11cとフロントフレーム12の締結固定部12cとは同数設けられるとともに、回転軸18の軸方向に互いに対向している。そして、軸方向に対向する締結固定部11cと締結固定部12cとがスルーボルト15によって締結固定されることで、リヤフレーム11及びフロントフレーム12がステータ13を挟持する状態で互いに固定されるようになっている。
[ステータ]
図1及び図2に示すように、ステータ13は、リヤフレーム11のステータ保持部11bとフロントフレーム12のステータ保持部12bとに挟持された円環状のステータコア21と、ステータコア21に装着された電機子巻線22とを備えている。
図2及び図3に示すように、ステータコア21は、円筒状をなすヨーク部23と、ヨーク部23から径方向に延び電機子巻線22が装着される複数(本実施形態では60個)のティース24とを有する。複数のティース24は、周方向に並ぶとともに、周方向に等間隔(本実施形態では6°間隔)に設けられている。
このステータコア21は、複数の鋼板を積層して一体化することによって形成されている。詳述すると、ステータコア21は、鋼板をプレス加工により打ち抜いて形成した複数枚のコアシート30を軸方向にかしめて一体化することにより形成されたメインコア部31と、メインコア部31の軸方向両端部にそれぞれ固定された磁性板40(補助コア部)とから構成されている。なお、本実施形態では、メインコア部31の軸方向の両側に互いに同形状をなす磁性板40が1枚ずつ設けられている。
メインコア部31を構成する各コアシート30は同一形状をなしており、板面が軸方向と直交するように(板厚方向が軸方向と平行をなすように)配置されている。各コアシート30は、円環状をなす環状ヨーク部32と、環状ヨーク部32から径方向内側に延びる複数(本実施形態では60個)のティース構成部33とを有する。複数枚のコアシート30は、ティース構成部33が軸方向に重なるように積層されている。
図4に示すように、ティース構成部33は、環状ヨーク部32から径方向内側に延びる径方向延出部34と、径方向延出部34の先端部(ロータ14側の端部)に設けられ径方向延出部34よりも周方向両側に突出した形状をなす鍔部35とを有する。径方向延出部34は、先端側(径方向内側)に向かうに連れて周方向の幅(コアシート30の軸線を中心とする角度幅)が狭くなるように形成されている。また、鍔部35の周方向幅は、径方向延出部34の周方向幅よりも大きく形成されている。なお、径方向延出部34の周方向両端面は、軸方向視で直線状をなすとともに、周方向に隣り合う(対向する)周方向端面同士は平行をなしている。
図3及び図5に示すように、各磁性板40は、プレス加工により形成されるものである。各磁性板40は、メインコア部31の軸方向両端のコアシート30に積層された板状の積層部41を有する。積層部41は、メインコア部31のコアシート30に対して平行且つ同軸となるように積層されている。また、各磁性板40の板厚T1は、メインコア部31のコアシート30の板厚T2よりも厚く設定されている(図1参照)。
積層部41は、コアシート30の環状ヨーク部32と軸方向に重なる円環状をなす環状部42と、環状部42から径方向内側に延びる複数の積層ティース部43とを有する。環状部42の外径は、環状ヨーク部32の外径よりも小さく形成されている。そのため、軸方向視において環状ヨーク部32の外周縁が全周に亘って露出している。そして、メインコア部31の軸方向の両端面は、積層部41の外周で軸方向両側に露出した露出面31aを有する。
積層ティース部43は、コアシート30のティース構成部33と同数(本実施形態では60個)形成されるとともに、ティース構成部33に対して軸方向に積層されている。積層ティース部43は、環状部42から径方向内側に延びる径方向延出部44と、径方向延出部44の先端部(ロータ14側の端部)に設けられ径方向延出部44よりも周方向両側に突出した形状をなす鍔部45とを有する。径方向延出部44は、先端側(径方向内側)に向かうに連れて周方向の幅(コアシート30の軸線を中心とする角度幅)が狭くなるように形成されている。また、鍔部45の周方向幅は、径方向延出部44の周方向幅よりも大きく形成されている。なお、径方向延出部44の周方向両端面は、軸方向視で直線状をなすとともに、周方向に隣り合う(対向する)周方向端面同士は平行をなしている。また、この径方向延出部44の周方向端面は、ティース構成部33の径方向延出部34の周方向端面と軸方向に重なっている。
各積層ティース部43の径方向内側端部(ロータ14側の端部)、つまり、鍔部45の先端部には、軸方向外側(メインコア部31と反対側)に延びるロータ対向部46が形成されている。なお、本実施形態の各ロータ対向部46は、全て同形状をなしている。ロータ対向部46は、鍔部45の先端部で鍔部45(積層ティース部43)に対して軸方向外側に向けて直角に屈曲することで形成されている。つまり、磁性板40は、ロータ対向部46においては板面が径方向を向くように形成されている。また、積層部41の軸方向の厚さ(積層部41の板厚に同じ)と、ロータ対向部46の径方向の厚さ(ロータ対向部46の板厚に同じ)とは、磁性板40の板厚T1(図1参照)によって決まり、それらは互いに等しい厚さとなっている。更に、ロータ対向部46と積層ティース部43との間の折曲部位(積層ティース部43とロータ対向部46とがなす角部)の肉厚は、ロータ対向部46の板厚(つまり、磁性板40の板厚T1)よりも厚くなるように形成されている。
また、各ロータ対向部46の周方向の両側の側面である側縁部46aは、回転軸18の軸線方向に対して周方向に傾斜した平面状をなしている。各ロータ対向部46において、側縁部46aは、ロータ対向部46の先端側(メインコア部31と反対側)ほどロータ対向部46の周方向の中央に近づくように傾斜している。また、各側縁部46aは、ロータ対向部46を径方向から見たときに、ロータ対向部46の周方向の中央を通り軸方向に延びる直線を対称軸とする対称形状となるように形成されている。そのため、ロータ対向部46は、径方向から見ると、該ロータ対向部46の軸方向基端側(軸方向内側であってメインコア部31に近い側)の端部における周方向幅が鍔部45の周方向幅と等しく、軸方向先端側(軸方向外側)ほど周方向幅が狭い略台形状をなしている。また、ロータ対向部46は、周方向の幅よりも軸方向の長さの方が長く形成されている。
図1、図5及び図6に示すように、各ロータ対向部46の内径面(径方向内側を向いた面)は、ロータ14と径方向に対向する対向面46bとなっている。対向面46bは、メインコア部31(コアシート30)の内径面(径方向内側を向いた面であってティース構成部33の先端面)と同じ曲率の曲面となっており、軸方向視においてメインコア部31の内径面と同一円上に位置する。そして、各ロータ対向部46の対向面46bには、ロータ対向部46の径方向の厚さを部分的に減少させる渦電流低減部47が設けられている。
図6、図7(a)及び図7(b)に示すように、渦電流低減部47は、対向面46bに凹設された凹部である。渦電流低減部47は、径方向から見てロータ対向部46の周方向の中央部(対向面46bの周方向の中央部)に形成されている。そして、渦電流低減部47は、径方向外側に向かって凹設されるとともに、軸方向に沿ってロータ対向部46の軸方向の一端から他端に亘って延びる溝状をなしている。また、渦電流低減部47は、径方向内側(ロータ14側)に開口するとともに、軸方向の両側に開口している。また、渦電流低減部47は、軸方向と直交する断面の形状が矩形状をなしている。そして、本実施形態では、渦電流低減部47の深さ(径方向の深さ)は、ロータ対向部46の板厚の半分よりも浅く、ロータ対向部46の板厚の3分の1程度の深さとなっている。また、渦電流低減部47の周方向の幅は、ロータ対向部46の先端における周方向の幅の5分の1程度の幅となっている。
図2及び図3に示すように、以上のような構成の複数枚のコアシート30と2枚の磁性板40とは、環状ヨーク部32及び環状部42に設定されたかしめ部21aにて積層状態で一体に固定(例えばダボかしめにより一体に固定)されている(図2参照)。そして、軸方向に積層されたコアシート30の環状ヨーク部32及び磁性板40の環状部42によってヨーク部23が構成されている。更に、軸方向に積層されたコアシート30のティース構成部33及び磁性板40の積層ティース部43によってティース24が構成されている。
図5に示すように、各ティース24において、ティース構成部33及び積層ティース部43の各鍔部35,45の先端部(径方向内側の端部)は、軸方向に重なるように形成されるとともに、ティース構成部33の鍔部35の径方向幅D1は、積層ティース部43の鍔部45の径方向幅D2よりも狭く設定されている。このため、積層ティース部43の鍔部45の径方向幅D2を確保しやすくなっており、鍔部45にロータ対向部46を容易に屈曲形成することが可能となっている。
ステータコア21において、周方向に隣り合うティース24の間の空間は、電機子巻線22を構成するセグメント導体25を収容するスロットSとなっている。ステータコア21に形成されたスロットSの数は、ティース24の数と同数(本実施形態では60個)である。本実施形態では、ティース24を構成する径方向延出部34,44(ティース構成部33及び積層ティース部43)の周方向両端面同士が平行となるように形成されているため、各スロットSは、軸方向視で略矩形状をなしている。また、各スロットSは、ステータコア21を軸方向に貫通するとともに、径方向内側に開口している。
[絶縁部材]
ステータコア21の各スロットS内には、絶縁性の樹脂材料から形成されたシート状の絶縁部材48が配置されている。各絶縁部材48は、スロットSに軸方向に挿入されている。更に、各絶縁部材48は、スロットSの径方向外側で折り返された状態で設けられるとともに、スロットSの内周面に沿うように配置されている。また、各絶縁部材48の軸方向の長さは、スロットSの軸方向の長さよりも長く設定されている。従って、絶縁部材48の軸方向の両端部は、スロットSの軸方向の両端部からスロットSの外部に突出している。
また、図4、図5及び図8に示すように、各ティース構成部33の鍔部35の径方向外側(ロータ14と反対側)において、一方の磁性板40の各鍔部45と他方の磁性板40の各鍔部45との軸方向の間には、樹脂材料よりなる介在部材49がインサート成形によりステータコア21に一体に設けられている。介在部材49は、ティース構成部33の鍔部35と、スロットS内に配置されるセグメント導体25との径方向の間に介在されている。
[電機子巻線]
図5及び図9に示すように、ステータコア21に装着された電機子巻線22は、複数のセグメント導体25(セグメントコンダクタ)にて構成されている。各セグメント導体25は、所定のもの同士が接続されて、3相(即ちU相、V相、W相)Y結線の電機子巻線22を構成している。また、各セグメント導体25は、同一断面形状(本実施形態では断面矩形状)の線材から形成されている。
各セグメント導体25は、スロットS内に挿通される部位である一対の直線部51と、スロットSから軸方向一方側(リヤフレーム11側)に突出する第1突出部52と、スロットSから軸方向他方側(フロントフレーム12側)に突出する第2突出部53とを有し、第1突出部52側で折り返された略U字状をなしている。第1突出部52及び第2突出部53は、軸方向の両側でロータ対向部46と隙間を介して径方向に対向している。
各セグメント導体25において、一対の直線部51は、径方向位置が互いにずれるように形成されるとともに、周方向位置の異なるスロットSにそれぞれ挿入されている。また、直線部51は、軸方向に延びる棒状をなし、スロットSを軸方向に貫通するとともに、スロットS内において絶縁部材48の内側に配置されている。そして、セグメント導体25とステータコア21とは、絶縁部材48によって電気的に絶縁されている。
また、セグメント導体25は、積層ティース部43の鍔部45の径方向内外側に配置されるとともに、各スロットS内において直線部51が径方向に一列に4つ並ぶように配置されている。そして、セグメント導体25には、2つの直線部51が径方向内側から1つ目と4つ目に配置されるもの(図9において外側に図示されたセグメント導体25x)と、2つの直線部51が径方向内側から2つ目と3つ目に配置されるもの(図9において内側に配置されたセグメント導体25y)との2種類のものが用いられている。なお、主にこの2種類のセグメント導体25x,25yから電機子巻線22が構成されるが、例えば電機子巻線22の端部(電源接続端子や中性点接続端子)を構成するセグメント導体25には、別の種類のもの(例えば、直線部51が1つだけのセグメント導体)が用いられる。
また、セグメント導体25の第1突出部52及び第2突出部53は、スロットSの軸方向両端で直線部51に対して周方向に屈曲されている。そして、フロントフレーム側に突出した第2突出部53は、他のセグメント導体25の第2突出部53や、特殊な種類のセグメント導体と溶接等により電気的に接続されている。これにより、セグメント導体25同士が電気的に接続され、複数のセグメント導体25から電機子巻線22が構成されている。また、本実施形態の電機子巻線22は、全節巻・分布巻で構成されている。
[ステータコアの保持構成]
図1に示すように、ステータ13を保持するフレーム11,12のステータ保持部11b,12bは、各フレーム11,12の本体部11a,12aから軸方向に延出した円筒状をなしている。ステータ保持部11b,12bの外径は、メインコア部31の外径よりも大きく形成されている。また、ステータ保持部11b,12bの内径は、メインコア部31の外径よりも小さく、且つ、磁性板40(積層部41)の外径よりも大きく形成されている。
図9に示すように、ステータ保持部11b,12bの先端部(軸方向内側端部)には、外嵌部11d,12dがそれぞれ形成されている。各外嵌部11d,12dは、ステータ保持部11b,12bの先端部においてステータ保持部11b,12bの内径を大きくすることにより径方向の厚さが薄く形成された部分であり、円環状をなしている。外嵌部11d,12dの内径は、メインコア部31の外径と略等しく形成されている。また、外嵌部11d,12dの径方向内側には、軸方向と直交する平面状をなす当接面11e,12eがそれぞれ形成されている。
各フレーム11,12のステータ保持部11b,12bは、ステータコア21における磁性板40の積層部41よりも外周側の部分を軸方向に挟持している。詳しくは、ステータ保持部11b,12bは、外嵌部11d,12dがメインコア部31の軸方向の両端部にそれぞれ外嵌されるとともに、当接面11e,12eがメインコア部31の軸方向両側の露出面31aにそれぞれ軸方向に当接している。この状態で、フレーム11,12が前記スルーボルト15によって互いに連結固定されることで、メインコア部31がステータ保持部11b,12bによって軸方向に挟持されている。そして、ステータ保持部11bとステータ保持部12bとの間から、メインコア部31の外周面が外部に露出している。
[ロータ]
図1に示すように、ロータ14は、軸受16,17に軸支された回転軸18と、回転軸18に一体回転可能に固定されたロータコア61と、ロータコア61の外周面に固着された複数(本実施形態では10個)の界磁磁石62とから構成されている。複数の界磁磁石62は、異なる磁極(N極とS極)が周方向に交互に並ぶように配置されている。また、ロータコア61及び界磁磁石62の軸方向の長さは、ステータコア21の内周縁部における軸方向の長さ(即ち、一方の磁性板40のロータ対向部46の先端から他方の磁性板40のロータ対向部46の先端までの軸方向の長さ)と略等しく設定されている。従って、界磁磁石62は、メインコア部31の内周面及び各磁性板40のロータ対向部46と径方向に対向している。
回転軸18の先端部(図1において左側の端部)は、フロントフレーム12を貫通してモータ10の外部に突出している。そして、この回転軸18の先端部には、該回転軸18と一体回転するジョイント63が設けられている。ジョイント63は、図示しない外部装置に連結され、その外部装置に回転軸18の回転を伝達する。
なお、本実施形態のモータ10では、ステータ13のティース24の個数tは、ロータ14の極数を2p(pは自然数)、電機子巻線22の相数をn(nは3以上の自然数)、1極1相あたりのティース24の数をm(mは自然数)として、「t=2p×n×m」となるように設定されている。本実施形態では、ロータ14の極数が「10」、電機子巻線22の相数が「3」、1極1相あたりのティース24の数が「2」であるため、ティース24の個数tは、「t=10×3×2=60個」に設定されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
モータ10では、ステータ13の電機子巻線22への通電により発生した磁界とロータ14の界磁磁石62の磁界とが、メインコア部31の内周面と各磁性板40のロータ対向部46を介して作用し合ってロータ14が回転する。そして、ステータコア21に設けられたロータ対向部46は、各ティース24におけるロータ14側の端部(径方向内側の端部)において軸方向に沿ってメインコア部31と反対側に延びるように形成されている。そのため、ステータコア21におけるロータ14との対向面(即ち、ステータコア21の内周面)の軸方向の長さをロータ対向部46によって確保することができ、モータ10の出力トルクを高めることが可能となっている。
また、磁性板40の各ロータ対向部46には、ロータ対向部46の径方向の厚さを部分的に減少させる渦電流低減部47が設けられている。図6及び図7(b)に示すように、渦電流低減部47によってロータ対向部46の周方向の中央部の径方向の厚さが部分的に薄くされているため、ロータ対向部46における対向面46b側の端部は、渦電流低減部47によって周方向に二分割されている。即ち、ロータ対向部46における対向面46b側の端部では、径方向と直交する断面(即ち磁束と直交する断面)が渦電流低減部47によって周方向に二分割されている。そして、ロータ対向部46における対向面46b側の端部では、渦電流低減部47によって分割された個々の部分において渦電流が生じることになる。そのため、渦電流低減部47がロータ対向部46に設けられない場合に比べて、ロータ対向部46にて発生する渦電流の大きさ(渦電流の直径)を小さくすることができる。なお、図7(b)には、ロータ対向部46にて発生する渦電流を二点鎖線の矢印にて模式的に図示している。
因みに、図10に示すように、ロータ14からロータ対向部46に流れ込んだ磁束は、図10に矢印にて図示したように、メインコア部31に引き寄せられるように流れると考えられる。そのため、渦電流低減部47を、ロータ対向部46におけるロータ14と反対側の端部にまで設けなくとも、ロータ対向部46におけるロータ14側の端部(即ち対向面46b側の端部)に設ければ、ロータ対向部46で生じる渦電流を効果的に小さくすることができる。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)渦電流低減部47によってロータ対向部46の厚さが部分的に減少される。そのため、ロータ対向部46で発生する渦電流を小さくすることができ、ロータ対向部46で生じる渦電流損を低減できる。そして、渦電流損を低減させるためにロータ対向部46の軸方向の長さを短くしなくてもよいため、ロータ対向部46を設けたことによって得られる出力トルクを高める効果を維持できる。従って、出力トルクを高める効果を維持しつつ渦電流損を低減できる。
(2)渦電流低減部47は、ロータ対向部46の表面に凹設された凹部であり、ロータ対向部46を径方向に貫通していない。従って、ロータ対向部46において磁気抵抗が大きくなることを抑制しつつ当該ロータ対向部46に渦電流低減部47を設けることができる。
(3)渦電流低減部47は、ロータ対向部46におけるロータ14と径方向に対向する対向面46bに凹設されている。ロータ対向部46における対向面46b側の端部は、磁束の通り路となる部分であり、渦電流が発生しやすい部分である。このように、ロータ対向部46において渦電流が発生しやすいロータ14側の端部に渦電流低減部47を形成することで、効果的に渦電流損を低減できる。
(4)ロータ対向部46は、周方向の幅よりも軸方向の長さが長いため、軸方向に延びる溝状をなす渦電流低減部47をロータ対向部46に設けることにより、ロータ対向部46にて発生する渦電流の大きさ(渦電流の直径)をより小さくすることができる。従って、渦電流損をより小さく抑えることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・渦電流低減部47の形状は、上記実施形態の形状に限らない。渦電流低減部47は、ロータ対向部46の厚さを部分的に減少させる形状であればよい。
例えば、図11に示す渦電流低減部71は、ロータ対向部46の対向面46bに凹設されるとともに、径方向視で格子状をなす溝である。渦電流低減部71は、ロータ対向部46の周方向の中央部を軸方向に沿って延びる軸方向溝部71a(即ち上記実施形態の渦電流低減部47と同様の形状の溝)と、ロータ対向部46を軸方向に三分割するように周方向に沿って延びる2本の周方向溝部71bとから構成されている。軸方向溝部71aと各周方向溝部71bとは直交している。このようにすると、ロータ対向部46における対向面46b側の端部は、渦電流低減部71によって六分割される。即ち、ロータ対向部46における対向面46b側の端部では、径方向と直交する断面(即ち磁束と直交する断面)が渦電流低減部71によって六分割される。そして、ロータ対向部46における対向面46b側の端部では、渦電流低減部71によってより細かく分割された個々の部分において渦電流が生じることになる。そのため、径方向視で格子状をなす渦電流低減部71によって、ロータ対向部46で発生する渦電流をより効果的に小さくすることができる。従って、渦電流損をより小さく抑えることができる。なお、図11には、ロータ対向部46にて発生する渦電流を二点鎖線の矢印にて模式的に図示している。
なお、渦電流低減部71を構成する軸方向溝部71a及び周方向溝部71bの数は、図11に示した例の数に限らず、適宜変更してもよい。また、格子状の渦電流低減部71は、径方向視で軸方向及び周方向に対して傾斜した複数の溝が格子状をなすように形成されてなるものであってもよい。このようにしても、上記と同様の効果を得ることができる。
また例えば、図12に示す渦電流低減部72は、対向面46bに凹設され軸方向に延びる複数(図12に示す例では3本)の溝から構成されている。渦電流低減部72を構成する3本の溝は、径方向外側に向かって凹設されてロータ14側に開口するとともに、対向面46bにおいて周方向に等間隔に形成されている。このようにすると、ロータ対向部46における対向面46b側の端部は、渦電流低減部72によって周方向に四分割される。即ち、ロータ対向部46における対向面46b側の端部では、径方向と直交する断面(即ち磁束と直交する断面)が渦電流低減部72によって四分割される。なお、ロータ対向部46は、周方向の幅よりも軸方向の長さが長いため、軸方向に延びる複数の溝から構成された渦電流低減部72によってロータ対向部46における対向面46b側の端部を四分割すると、分割された個々の部分は周方向の幅がより狭くなりやすい。そして、ロータ対向部46における対向面46b側の端部では、渦電流低減部72によって分割された個々の部分において渦電流が生じることになる。そのため、ロータ対向部46にて発生する渦電流の大きさ(渦電流の直径)を更に小さくすることができる。なお、図12には、ロータ対向部46にて発生する渦電流を二点鎖線の矢印にて模式的に図示している。従って、渦電流損を更に小さく抑えることができる。なお、渦電流低減部72は、対向面46bに形成され軸方向に延びる2本若しくは4本以上の溝から構成されてもよい。
また例えば、図13に示す渦電流低減部73は、対向面46bに凹設され周方向に延びる複数(図13に示す例では2本)の溝から構成されている。渦電流低減部73を構成する2本の溝は、径方向外側に向かって凹設されてロータ14側に開口するとともに、対向面46bにおいて同対向面46bを軸方向に3等分するように形成されている。このようにすると、ロータ対向部46における対向面46b側の端部は、渦電流低減部73によって軸方向に三分割される。即ち、ロータ対向部46における対向面46b側の端部では、径方向と直交する断面(即ち磁束と直交する断面)が渦電流低減部47によって軸方向に三分割される。そして、ロータ対向部46における対向面46b側の端部では、渦電流低減部73によって分割された個々の部分において渦電流が生じることになる。そのため、渦電流低減部73がロータ対向部46に設けられない場合に比べて、ロータ対向部46にて発生する渦電流の大きさ(渦電流の直径)を小さくすることができる。従って、渦電流損を低減できる。なお、図13には、ロータ対向部46にて発生する渦電流を二点鎖線の矢印にて模式的に図示している。なお、渦電流低減部73は、対向面46bに形成され周方向に延びる1本若しくは3本以上の溝から構成されてもよい。
また例えば、渦電流低減部47は、対向面46bに凹設され径方向視で軸方向及び周方向に対して傾斜した1本もしくは複数の溝から構成されるものであってもよい。
・上記実施形態では、渦電流低減部47は、ロータ対向部46の軸方向の一端から他端に亘って形成されている。しかしながら、渦電流低減部47は、ロータ対向部46に軸方向において部分的に形成されるものであってもよい。例えば、図14に示す渦電流低減部74は、ロータ対向部46の軸方向の先端側の部分のみに設けられている。この渦電流低減部74は、対向面46bに凹設されるとともに、軸方向に延びる溝状をなしている。そして、この渦電流低減部74は、ロータ対向部46の先端からロータ対向部46の軸方向の略中央部よりも同ロータ対向部46の先端寄りの位置まで軸方向に沿って延びている。
・上記実施形態では、渦電流低減部47は、軸方向に延びる溝状をなしている。しかし、渦電流低減部47は、必ずしも溝状をなさなくてもよい。例えば、図15に示す渦電流低減部75は、対向面46bに形成され、径方向視で円形状をなす凹部である。なお、図15に例示した渦電流低減部75は、径方向視で円形状をなす凹部であるが、径方向視で多角形状、楕円状等をなす凹部であってもよい。また、渦電流低減部75は、径方向視で円形状、多角形状、楕円状等をなす複数の凹部から構成されるものであってもよい。
・上記実施形態では、渦電流低減部47は対向面46bに形成されている。しかしながら、ロータ対向部46において渦電流低減部47が形成される場所は対向面46bに限らない。渦電流低減部47は、ロータ対向部46における径方向外側の側面、側縁部46a、ロータ対向部46の軸方向の先端面等に形成されてもよい。
・渦電流低減部47は、ロータ対向部46を貫通する(渦電流低減部47が設けられた部分においてロータ対向部46の厚さが無くなる)ように設けられてもよい。
・上記実施形態では、ロータ対向部46は、径方向視で台形状をなしているが、径方向視におけるロータ対向部46の形状はこれに限らず、磁気の取り込みが可能な形状であればよい。ロータ対向部46は、例えば、径方向視で四角形状等をなすように形成されてもよい。
・上記実施形態では、磁性板40の積層部41は、環状部42と積層ティース部43とを有する。しかしながら、積層部41は、積層ティース部43のみで構成されるものであってもよい。
・上記実施形態では、磁性板40の板厚T1がコアシート30の板厚T2よりも厚く設定されている。しかしながら、磁性板40の板厚T1は、コアシート30の板厚T2以下の厚さであってもよい。
・上記実施形態では、メインコア部31の軸方向両端部に磁性板40がそれぞれ配置されている。しかしながら、磁性板40は、メインコア部31の軸方向の片側の端部にのみ配置されてもよい。
・上記実施形態では、磁性板40はメインコア部31の軸方向端部にかしめ固定されている。しかしながら、磁性板40は、接着や溶接等によってメインコア部31の軸方向端部に固定されてもよい。
・フレーム11,12によるステータコア21の保持の態様は上記実施形態のものに限らない。例えば、メインコア部31(コアシート30)の外周面から径方向外側に突出する突出部を形成し、その突出部をステータ保持部11b,12bで挟むように構成してもよい。また例えば、磁性板40の外径とコアシート30の外径とを等しく形成し、フレーム11,12のステータ保持部11b,12bが磁性板40の外周縁に当接するようにしてもよい。
・上記実施形態では、電機子巻線22は、複数のセグメント導体25から構成されている。しかしながら、電機子巻線22は、銅線等の導電性を有する線材をティース24に巻回して形成されたものであってもよい。
・上記実施形態では、ロータ14の界磁磁石62は、ロータコア61の外周面に固着されている。しかしながら、界磁磁石62は、ロータコア61に埋設されるものであってもよい。
・ロータコア61及び界磁磁石62の軸方向の長さは、ステータコア21の内周縁部における軸方向の長さ(即ち、一方の磁性板40のロータ対向部46の先端から他方の磁性板40のロータ対向部46の先端までの長さ)と異なる長さに設定されてもよい。但し、ロータ対向部46は、ロータ14と径方向に対向する。
・ステータコア21に備えられるティース24の数及びロータ14の極数は、上記実施形態の数に限られるものではなく、適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、ステータ13の内周側にロータ14が配置されたインナロータ型のモータ10について説明した。しかしながら、ステータ13の外周側にロータが配置されるアウタロータ型のモータに、上記実施形態及び上記各変更例を適用してもよい。
次に、上記実施形態及び上記各変更例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記ロータ対向部は、周方向の幅よりも軸方向の長さの方が長く、前記渦電流低減部は、軸方向に延びる溝状をなすことを特徴とする。
この構成によれば、ロータ対向部は、周方向の幅よりも軸方向の長さが長いため、軸方向に延びる溝状をなす渦電流低減部をロータ対向部に設けることにより、ロータ対向部にて発生する渦電流の大きさ(渦電流の直径)をより小さくすることができる。従って、渦電流損をより小さく抑えることができる。
10…モータ、13…ステータ、14…ロータ、21…ステータコア、22…電機子巻線、24…ティース、30…コアシート、31…メインコア部、33…ティース構成部、40…磁性板、43…積層ティース部、46…ロータ対向部、46b…対向面、47,71,72,73,74,75…渦電流低減部、62…界磁磁石。

Claims (3)

  1. 周方向に並ぶ複数のティースを備えたステータコア及び前記ティースに装着された電機子巻線を有するステータと、界磁磁石を有し前記ステータコアと径方向に対向するロータとを備え、
    前記ステータコアは、径方向に延びる複数のティース構成部をそれぞれ有する複数のコアシートが軸方向に積層されてなるメインコア部と、前記メインコア部の軸方向端部に配置され、前記ティース構成部に積層されて前記ティース構成部と共に前記ティースを構成する複数の積層ティース部及び各前記積層ティース部の前記ロータ側の端部から軸方向に沿って前記メインコア部と反対側に延び前記ロータと径方向に対向するロータ対向部を有する磁性板とを備えたモータであって、
    前記ロータ対向部には、前記ロータ対向部の厚さを部分的に減少させる渦電流低減部が設けられ
    前記渦電流低減部は、前記ロータ対向部の表面に凹設された凹部であり、
    前記凹部の深さは、前記磁性板の前記ロータ対向部の板厚の半分よりも浅く、且つ前記コアシートの板厚よりも浅いことを特徴とするモータ。
  2. 請求項に記載のモータにおいて、
    前記渦電流低減部は、前記ロータ対向部における前記ロータと径方向に対向する対向面に凹設されていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項に記載のモータにおいて、
    前記渦電流低減部は、径方向視で格子状をなす溝であることを特徴とするモータ。
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