JP5946961B2 - 太陽熱発電用集熱体 - Google Patents
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Description
本発明は、太陽熱発電用集熱体に関するものである。
太陽熱発電は、ミラーやレンズを使用して集熱体に太陽光を集光し、集熱体内で熱媒体を加熱し、加熱された熱媒体との熱交換により発生させた蒸気でタービンを回転させて発電を行う技術である。従来、太陽熱発電用集熱体として、炭化珪素セラミックスを使用したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。セラミックス製の集熱体は、金属製の集熱体に比べて耐熱性に優れるという利点がある。特に、炭化珪素セラミックスは、熱伝導率が高いことに加えて熱膨張率が小さいため、耐熱衝撃性に優れており、太陽光の集光により極めて高温となる集熱体として適している。
しかしながら、炭化珪素は酸素の存在下で高温に加熱されると、酸化してしまうという問題がある。炭化珪素の酸化により生成した二酸化珪素の皮膜で炭化珪素の表面が被覆されると、それ以上の酸化がある程度は抑制されると言われているが、それでは酸化の抑制としては不十分であるのが実情である。
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、炭化珪素質セラミックス焼結体を基体としながら、酸化が抑制されている太陽熱発電用集熱体の提供を、課題とするものである。
上記の課題を解決するため、本発明にかかる太陽熱発電用集熱体(以下、単に「集熱体」と称することがある)は、「熱媒体を流通させる流路が形成された炭化珪素質セラミックス焼結体の基体と、該基体の表面の少なくとも一部を被覆している、アルカリ金属成分及び/又はアルカリ土類金属成分を含有する珪酸系ガラスの第一ガラス層と、該第一ガラス層を被覆している、アルカリ金属成分及びアルカリ土類金属成分の含有率の和が前記第一ガラス層より小さい珪酸系ガラスの第二ガラス層とを具備する」ものである。
「熱媒体を流通させる流路が複数形成された基体」としては、後述のハニカム構造体の他、貫通する孔部が穿設されたブロック状の構造体、筒状の構造体、複数の筒が長軸方向をそろえて接合された構造体を例示することができる。
「珪酸系ガラスの第一ガラス層」は、二酸化珪素の他、酸化ナトリウム、酸化カリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属成分、酸化カルシウム、炭酸カルシウム等のアルカリ土類金属成分を含有するコーティング剤(以下、「第一コーティング剤」と称する)で基体の表面を被覆した後、加熱しガラス化させることにより形成することができる。なお、第一ガラス層は、アルカリ金属成分及びアルカリ土類金属成分のうち、一方のみを含有するものであっても、双方を含有するものであってもよい。
「第一ガラス層」には、二酸化珪素、アルカリ金属成分及び/又はアルカリ土類金属成分に加えて、珪素(単体)、酸化ホウ素、酸化アルミニウムなどを含有させることができる。酸化ホウ素の含有率により、珪酸系ガラスの熱膨張率を調整することができる。酸化アルミニウムの含有率により、珪酸系ガラスの強度を調整することができる。
「第二ガラス層」及び元となるコーティング剤(以下、「第二コーティング剤」と称する)は、第一ガラス層及び第一コーティング剤と同様の成分を含有させることができる。ただし、第二ガラス層におけるアルカリ金属成分及びアルカリ土類金属成分の含有率の和は、第一ガラス層より小さいものとする。
第一ガラス層で被覆される「基体の表面」は、熱媒体が流通する流路の内周面を含むものである。
集熱体に太陽光を集光すると集熱体は高温となる。本発明では、集熱体の基体が炭化珪素質セラミックス焼結体であり、炭化珪素は酸素の存在下で高温に加熱されることにより、酸化される。これに対し、本発明の集熱体は、基体の表面が珪酸系ガラスの第一ガラス層及び第二ガラス層で被覆されている。そのため、珪酸系ガラスの層によって、炭化珪素と酸素との接触が妨げられ、炭化珪素の酸化が有効に抑制される。
また、アルカリ金属成分やアルカリ土類金属成分は、加熱下で二酸化珪素を溶融または軟化させる。そのため、第一ガラス層を形成するために元となる第一コーティング剤で基体の表面を被覆し、加熱すると、第一コーティング剤が溶融・軟化する。これにより、第一コーティング剤が基体の表面に良好に付着するため、ガラス化した後の第一ガラス層は、異なる材料である基体にしっかりと固着する。また、基体が多孔質の場合は、その開気孔に溶融・軟化した第一コーティング剤が十分に浸入し、その固化により基体を緻密化する。これにより、基体の熱容量が増加し、熱媒体との熱交換の効率が高いものとなる。
一方、アルカリ金属成分及び/又はアルカリ土類金属成分を含有している第一ガラス層は、集熱体が太陽熱発電に使用されている際の高温環境下でも溶融・軟化する。そのため、仮に、集熱体における最外層が第一ガラス層である場合は、第一ガラス層の溶融・軟化によって、集熱体を収容するケーシングに集熱体が接着したり、ケーシングに複数収容された集熱体同士が接着したりするおそれがある。これに対し、本発明では、第一ガラス層の表面に、第二ガラス層が被覆されている。この第二ガラス層は、アルカリ金属成分及びアルカリ土類金属成分の含有率の和が、第一ガラス層より小さいため、高温下でも軟化・溶融しにくい。これにより、集熱体とケーシングとの接着や、ケーシングに複数収容された集熱体同士の接着が抑制される。従って、使用に伴い集熱体が劣化、破損した際に、ケーシングから集熱体を取り外す作業や、複数の集熱体のうち一部の集熱体のみを交換する作業が容易である。
なお、第二ガラス層の元となる第二コーティング剤は、コーティング後に加熱処理する際に、第一コーティング剤ほどは軟化・溶融しない。しかしながら、第二ガラス層は第一ガラス層と同様に珪酸系ガラスの層である。そのため、異質の材料を被覆する場合とは異なり、加熱下でさほど軟化・溶融しなくても、第二ガラス層は第一ガラス層としっかりと固着する。
加えて、アルカリ金属成分及び/又はアルカリ土類金属成分を含有する珪酸系ガラスは、高温下で軟化して延び、塑性変形する。そのため、脆性材料であるセラミックス製の基体に、仮に亀裂が発生した場合であっても、基体の表面を被覆している第一ガラス層が軟化して亀裂を埋めるため、亀裂が伸展して破壊に至ることが抑制される。従って、本発明の集熱体は、耐熱衝撃性の高い炭化珪素質セラミックスで構成されていることに加え、更に第一ガラス層を備えていることによって、耐熱衝撃性により優れており、高温下での機械的強度が高い。
本発明にかかる太陽熱発電用集熱体は、上記構成において、「前記第二ガラス層におけるアルカリ金属成分及びアルカリ土類金属成分の含有率の和は、酸化物換算で3.6質量%以下である」ものとすることができる。
第二ガラス層におけるアルカリ金属成分及びアルカリ土類金属成分の含有率の和を上記範囲とすることにより、詳細は後述するように、集熱体とケーシングとの接着や、ケーシングに複数収容された集熱体同士の接着を有効に抑制することができる。なお、第二ガラス層におけるアルカリ金属成分及びアルカリ土類成分の含有率の和は、小さければ小さいほど珪酸系ガラスを高温下で溶融・軟化しにくいものとできると考えられる。
本発明にかかる太陽熱発電用集熱体は、上記構成に加え、「前記基体が接合層を介して複数接合されて基体ユニットを形成しており、前記第一ガラス層は前記基体ユニットの表面を被覆している」ものとすることができる。
本構成の集熱体では複数の基体が接合されているため、個々の基体の大きさに関わらず、集熱体の全体を大型化することができる。これにより、集熱体と熱交換させる熱媒体の量を増加させ、効率良く太陽熱発電を行うことができる。
また、基体ユニットの表面を被覆する第一ガラス層は、その表面に第二ガラス層が被覆されている。そのため、高温環境下で集熱体が使用された際、基体ユニットとケーシングとの接着や、基体ユニット同士の接着が、第二ガラス層の存在によって抑制される。これにより、使用に伴い集熱体が劣化、破損した際に、基体ユニットを単位として交換することができる。
本発明にかかる太陽熱発電用集熱体は、上記構成に加え、「前記基体は、単一の方向に延びて列設された隔壁により区画された複数のセルを備えるハニカム構造を有し、前記セルが前記流路を構成している」ものとすることができる。
ハニカム構造体は比表面積が大きい。そのため、本構成の集熱体は、熱媒体との熱交換の効率が高いという利点を有する。なお、セラミックスのハニカム構造体は、一般的に押出成形で成形され、押出成形では大型の成形体を作成することは困難である。しかしながら、上記のように、複数の基体が接合された基体ユニットで集熱体を構成させる場合は、基体がハニカム構造体であっても、集熱体全体として大型化させることができる。
以上のように、本発明の効果として、炭化珪素質セラミックス焼結体を基体としながら、酸化が抑制されている太陽熱発電用集熱体を、提供することができる。
以下、本発明の第一実施形態である集熱体1について、図1乃至図5を用いて説明する。第一実施形態の集熱体1は、熱媒体を流通させる流路が形成された炭化珪素質セラミックス焼結体の基体10と、基体10の表面の少なくとも一部を被覆している、アルカリ金属成分及び/又はアルカリ土類金属成分を含有する珪酸系ガラスの第一ガラス層21と、第一ガラス層21を被覆している、アルカリ金属成分及びアルカリ土類金属成分の含有率の和が第一ガラス層21より小さい珪酸系ガラスの第二ガラス層22とを具備しているものである。
また、上記構成において、集熱体1の基体10は、単一の方向に延びて列設された隔壁11により区画された複数のセル15を備えるハニカム構造を有しており、セル15が流路を構成している。
このような集熱体1は、次のような製造方法によって製造することができる。すなわち、第一実施形態の集熱体1の製造方法は、焼成により炭化珪素質セラミックス焼結体となる原料で、単一の軸方向に延びて列設された隔壁11により区画された複数のセル15を備えるハニカム構造の成形体を成形する成形工程と、成形体を非酸化性雰囲気下で焼成し、炭化珪素質セラミックス焼結体の基体10を得る焼成工程と、隔壁11の表面を含む基体10の表面を、二酸化珪素、アルカリ金属成分及び/又はアルカリ土類金属成分を含有する第一コーティング剤で被覆し、第一コーティング剤で被覆された基体10を加熱し第一コーティング剤を珪酸系ガラスの第一ガラス層21として基体10の表面に固着させる第一ガラス層形成工程と、二酸化珪素を含み、アルカリ金属成分及びアルカリ土類金属成分の含有率が所定値以下の第二コーティング剤で第一ガラス層21の表面を被覆し、第二コーティング剤で被覆された基体10を加熱し、第二コーティング剤をアルカリ金属成分及びアルカリ土類金属成分の含有率の和が第一ガラス層21より小さい第二ガラス層22として、第一ガラス層21の表面に固着させる第二ガラス層形成工程と、を具備している。
より詳細に説明すると、成形工程では、焼成により炭化珪素質セラミックス焼結体となる原料を、バインダ、界面活性化剤等の添加剤と共に水と混合して混練物とし、これを押出成形することにより、ハニカム構造の成形体を得る。ここで、焼成により炭化珪素質セラミックス焼結体となるセラミック原料としては、炭化珪素粉末を含有する原料を使用することができる。また、加熱により炭化珪素を生成する珪素源及び炭素源を含む原料を使用し、炭化珪素を反応生成させつつ焼結させる(反応焼結)こともできる。
炭化珪素を反応焼結させる場合、原料として、骨材となる炭化珪素粉末と、炭化珪素を生成する珪素源と炭素源との混合原料を使用することができる。骨材としての炭化珪素粉末は、混合原料に対して65質量%〜95質量%とすると望ましい。骨材としての炭化珪素粉末の割合が65質量%より小さい場合は、得られる焼結体の強度が低いものとなり易い。一方、95質量%より多い場合は、焼結しにくくなるおそれがある。なお、骨材としての炭化珪素粉末の混合原料に対する割合は、75質量%〜85質量%であれば、上記の相反する作用の調和が取れ、より望ましい。
炭化珪素を生成する珪素源と炭素源については、珪素と炭素とのモル比(Si/C)が1のときに化学量論的に過不足なく炭化珪素が生成するが、Si/Cを0.5〜1.5とすることが望ましい。Si/Cが0.5より小さい場合は残存する炭素分が多過ぎ、粗大気孔の原因となると共に、生成した炭化珪素の粒子成長が阻害されるおそれがある。一方、Si/Cが1.5より大きい場合は、生成する炭化珪素の量が少なく、反応焼結が不十分となり易い。なお、Si/Cは、0.8〜1.2であれば珪素及び炭素の過剰分または不足分が少なく、より望ましい。なお、珪素源としては、窒化珪素、珪素(単体)を使用可能であり、炭素源としては、黒鉛、石炭、コークス、木炭などを例示することができる。成形工程の後で焼成工程の前に、得られた成形体を乾燥させる乾燥工程を行ってもよい。
焼成工程では、加熱炉を非酸化性雰囲気として、1800℃〜2300℃の温度で一定時間保持する。焼成温度が1800℃より低い場合は反応焼結が不十分となるおそれがあり、2350℃を超えると炭化珪素が昇華するおそれがある。焼成温度は2000℃〜2200℃とすれば、比較的短時間で十分な強度の焼結体を得ることができるため、より望ましい。焼結時間は成形体のサイズにもよるが、例えば、30分から3時間とすることができる。なお、非酸化性雰囲気は、アルゴンやヘリウム等の不活性ガス雰囲気、窒素ガス雰囲気、これらの混合ガス雰囲気、或いは、真空雰囲気とすることができる。上記の工程を経て、ハニカム構造を有する炭化珪素質セラミックス焼結体の基体10が得られる。
なお、焼成工程の後、第一ガラス層形成工程の前に、焼成工程において炭化珪素の生成反応に使用されずに残留しているおそれのある炭素源を燃焼除去する目的で、脱炭工程を設けることができる。この脱炭工程は、酸化雰囲気下(空気雰囲気下)で、600℃〜1200℃の温度で1時間〜15時間保持することにより行うことができる。この程度の加熱温度及び保持時間であれば、脱炭工程では炭化珪素の酸化はほとんど生じない。
「第一ガラス層形成工程」は、第一コーティング剤で基体10の表面を被覆する第一被覆工程と、第一コーティング剤の被覆後に基体10を加熱し、第一コーティング剤を珪酸系ガラスの第一ガラス層21として基体10の表面に固着させる第一ガラス化工程とからなる。
第一被覆工程は、第一コーティング剤を基体10の表面に塗布・スプレーする工程、第一コーティング剤に基体10を浸漬する工程とすることができる。また、基体10が多孔質の場合は、第一コーティング剤を基体10に含浸させる工程とすることができる。
第一コーティング剤を基体10に含浸させる場合は、まず、密閉できる容器内に基体10を収容し、容器内の空気を真空ポンプ等で吸引する。次に、開閉弁付きのパイプやホースを介して、密閉容器内に第一コーティング剤を導入する。これにより、基体10の外表面及び隔壁11の表面が第一コーティング剤によって被覆され、隔壁11の開気孔の内部まで第一コーティング剤が浸入する。
第一コーティング剤は、加熱によって珪酸系ガラスの第一ガラス層21となるものであり、二酸化珪素に、酸化ナトリウム、酸化カリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属成分、酸化カルシウム、炭酸カルシウム等のアルカリ土類金属成分を添加し、水を加えて適度な粘度とした懸濁液を使用する。第一コーティング剤には、その他の成分として、珪素(単体の珪素)、酸化ホウ素、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウムなどを含有させることができる。ここで、アルカリ金属成分やアルカリ土類金属成分の含有率により、加熱時の溶融・軟化の程度を調整することができ、第一コーティング剤の基体10表面への付着性や開気孔への浸入しやすさを調整することができる。また、酸化ホウ素の含有率により、珪酸系ガラスの熱膨張率を調整することができる。その他、酸化アルミニウムや水酸化アルミニウム(加熱により酸化アルミニウムとなる)の含有率により、珪酸系ガラスの強度を調整することができる。
更に、第一コーティング剤には、上記の成分に加えて、炭化珪素の粉末を混合することができる。第一コーティング剤に含有される炭化珪素は、焼結体を構成する炭化珪素より酸化され易く、加熱下で酸化されて二酸化珪素となり易い。そして、生成したばかりの二酸化珪素は、第一コーティング剤に最初から含まれている二酸化珪素より反応性が高く、ガラス化し易い。従って、第一コーティング剤に炭化珪素を含有させておくことにより、第一ガラス化工程において珪酸系ガラスの第一ガラス層21を、効率良く形成させることができる。
第一ガラス化工程では、被覆した第一コーティング剤中の水分を除去する乾燥処理を行った後、第一コーティング剤をガラス化させるための加熱を行う。この加熱は、例えば、第一コーティング剤で被覆した基体10を、空気雰囲気下で温度800℃〜1200℃で1時間〜30時間加熱することにより行うことができる。この加熱によって第一コーティング剤は珪酸系ガラスとなり、溶融・軟化して基体10の表面(隔壁11及び側面の表面)に密着し、その後の冷却により固化して、緻密な第一ガラス層21となる。
「第二ガラス層形成工程」は、第二コーティング剤で第一ガラス層21の表面を被覆する第二被覆工程と、第二コーティング剤による被覆後に基体10を加熱し、第二コーティング剤を珪酸系ガラスの第二ガラス層22として第一ガラス層21の上に固着させる第二ガラス化工程とからなる。
第二コーティング剤は、加熱によって珪酸系ガラスの第二ガラス層22となるものであり、第一コーティング剤と同様の成分を含有させることができる。ただし、第二ガラス層22におけるアルカリ金属成分とアルカリ土類金属成分の含有率の和が、第一ガラス層21より小さくなるように調製される。
第二被覆工程は、第二コーティング剤を第一ガラス層21の表面に塗布・スプレーする工程、第一ガラス層21で被覆された基体10を第二コーティング剤に浸漬する工程とすることができる。
第二ガラス化工程は、第一ガラス化工程と同様に行うことができる。この工程を経て、基体10の表面が第一ガラス層21で被覆され、更に、第一ガラス層21の表面が第二ガラス層22で被覆された集熱体1が得られる。なお、集熱体1においてハニカム構造の隔壁11は、図2に示すように、隔壁11の両側面それぞれに第一ガラス層21及び第二ガラス層22が被覆された積層構造となる。
上記の工程を経て製造された集熱体1は、図4及び図5に例示するように、複数個を一つのケーシング99に収容して使用することができる。図4は4個の集熱体1を2個×2列に、図5は3個の集熱体1を1列に並べた例である。何れの集熱体1も、炭化珪素質セラミックス焼結体の基体10が、珪酸系ガラスの第一ガラス層21及び第二ガラス層22で被覆されているため、酸素の存在下で高温に加熱されても、炭化珪素の酸化が有効に抑制されている。
また、何れの集熱体1も最外層は第二ガラス層22であり、第二ガラス層22はアルカリ金属成分及びアルカリ土類金属成分の含有率の和が第一ガラス層21より小さい珪酸系ガラスであるため、高温下で溶融・軟化しにくい。従って、複数の集熱体1を隣接させた状態で高温下で使用しても、隣接する集熱体1同士が接着してしまうおそれが、第二ガラス層22の存在により低減される。これにより、使用に伴って劣化・破損した集熱体1をケーシング99から取り外す作業が容易であり、1個の基体10から構成される集熱体1を単位として交換することができる。
次に、第二実施形態の集熱体2について、図6及び図7を用いて説明する。第二実施形態の集熱体2は、単一の方向に延びて列設された隔壁11により区画された複数のセル15を備えるハニカム構造を有し、セル15が熱媒体を流通させる流路を構成している炭化珪素質セラミックス焼結体の基体10が、接合層33を介して複数接合されて基体ユニット50を形成しており、第一ガラス層21は基体ユニット50の表面を被覆し、第一ガラス層21の表面を第二ガラス層22が被覆しているものである。つまり、第二実施形態では、第二ガラス層22は基体ユニット50の最外層である。ここでは、第一実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
第二実施形態の集熱体2の製造方法が、第一実施形態の集熱体2の製造方法と相違する点は、焼成工程の後に、複数の基体10を接合剤で接合し基体ユニット50を形成する接合工程が行われ、その後に第一ガラス層形成工程及び第二ガラス層形成工程が行われる点である。つまり、成形工程、焼成工程、接合工程、第一ガラス層形成工程、第二ガラス層形成工程の順に行われる。
「接合工程」では、ハニカム構造を有する炭化珪素質セラミックス焼結体の基体10の側面に接合剤を塗布し、複数の基体10を接合して基体ユニット50とする。ここで、接合剤としては、例えば、炭化珪素の粗粒粉末(平均粒子径が5μm〜100μm)、炭化珪素の微粒粉末(平均子径が5μm以下)、ムライト繊維等の無機繊維、及び、バインダ(コロイダルシリカ等の無機バインダ、及び/又は、カルボキシメチルセルロース等の有機バインダ)を混合した接合剤を使用することができる。接合後、基体ユニット50を温度80℃〜100℃で熱処理することにより、接合剤を乾燥・固化させ接合層33とする。
接合工程の後、基体ユニット50の表面(隔壁11及び基体ユニット50の側面)を第一コーティング剤で被覆し(第一被覆工程)、加熱して第一コーティング剤をガラス化し第一ガラス層21とする(第一ガラス化工程)。次に、基体ユニット50の表面を被覆する第一ガラス層21の表面を第二コーティング剤で被覆し(第二被覆工程)、加熱して第二コーティング剤をガラス化して第二ガラス層22とする(第二ガラス化工程)。これにより、図6に示すように、基体ユニット50の表面が第一ガラス層21で被覆され、その表面が更に第二ガラス層22で被覆された集熱体2が形成される。図6では、9個の基体10からなる基体ユニット50が、第一ガラス層21及び第二ガラス層22で被覆された場合を例示している。
このような集熱体2は、図7に示すように、複数個を一つのケーシング99に収容して使用することができる。図7は、図6に示す集熱体2の9個が、一つのケーシング99内に3個×3列で収容された例である。何れの集熱体2も、炭化珪素質セラミックス焼結体の基体10の集合体である基体ユニット50が、珪酸系ガラスの第一ガラス層21及び第二ガラス層22で被覆されているため、酸素の存在下で高温に加熱されても、炭化珪素の酸化が有効に抑制されている。
また、何れの集熱体2も最外層は第二ガラス層22であり、第二ガラス層22はアルカリ金属成分及びアルカリ土類金属成分の含有率の和が第一ガラス層21より小さい珪酸系ガラスであるため、高温下で溶融・軟化しにくい。従って、複数の集熱体2を隣接させて高温下で使用しても、隣接する集熱体2同士が接着してしまうおそれが、第二ガラス層22の存在により低減される。これにより、使用に伴って劣化・破損した集熱体2を、ケーシング99から取り外す作用が容易であり、基体ユニット50を単位として交換することができる。
以下の組成の混合原料を、水、有機バインダ、界面活性剤と混合・混練して混練物とし、押出成形によりハニカム構造の成形体を得た(成形工程)。得られた成形体を非酸化性雰囲気において温度2300℃で10分間焼成し、炭化珪素質セラミックス焼結体の基体を得た(焼成工程)。なお、ハニカム構造の基体は、隔壁厚さ0.4mm、サイズ10cm×10cm×50cmの四角柱状とし、セル密度200セル/平方インチとした。
<混合原料の組成>
骨材としての炭化珪素(平均粒子径12μm):75質量%
珪素源としての窒化珪素(平均粒子径10μm):20質量%
炭素源としての黒鉛(平均粒子径15μm):5質量%
骨材としての炭化珪素(平均粒子径12μm):75質量%
珪素源としての窒化珪素(平均粒子径10μm):20質量%
炭素源としての黒鉛(平均粒子径15μm):5質量%
焼成工程を経て得られた基体は、平均気孔直径12μm、見掛け気孔率42%の多孔質体であった。ここで、平均気孔直径は、水銀ポロシメータ(micromeritics社製,オートポアIV9500)を使用して水銀圧入法により測定した気孔径分布から、メディアン径(累積気孔体積が全気孔体積の50%のときの直径)として求めた。また、見掛け気孔率は、平均気孔径の測定に際し、試料に圧入された水銀体積と試料体積とから算出した。
基体に第一コーティング剤を含浸させ、基体表面を第一コーティング剤で被覆した。その後、空気雰囲気下で温度1000℃で3時間加熱し、珪酸系ガラスの第一ガラス層を形成した(第一ガラス層形成工程)。第一ガラス層で被覆された基体において、第一ガラス層の表面に第二コーティング剤を塗布し、空気雰囲気下で温度1000℃で3時間加熱し、珪酸系ガラスの第二ガラス層を形成した(第二ガラス層形成工程)。このように、第一ガラス層形成工程及び第二ガラス層形成工程を経た試料を、実施例とした。
ここで、第一コーティング剤としては、二酸化珪素、酸化ホウ素、珪素(単体)、炭化珪素、酸化アルミニウム、アルカリ金属・アルカリ土類金属成分、その他の副成分を、水と混合した懸濁液を使用し、第二コーティング剤としては、二酸化珪素、酸化アルミニウム、その他の副成分を、水と混合した懸濁液を使用した。加熱後に形成された珪酸系ガラスにおけるアルカリ金属成分及びアルカリ土類金属成分の含有率の和は、酸化物換算で、第一ガラス層では6.2質量%、第二ガラス層では1.2質量%であった。
一方、焼成工程を経て得られた基体について、第一ガラス層形成工程及び第二ガラス層形成工程の何れも行わなかった試料を、比較例Aとした。
実施例と比較例Aの試料について、空気雰囲気下での加熱に伴う炭化珪素の酸化の度合いを、質量の増加によって評価する加熱試験を行った。加熱試験は、温度1200℃または1300℃まで昇温し、その温度にて72時間保持した後、室温まで降温する操作を1回として8回繰り返し(総加熱時間576時間)、各回の加熱試験の前後で試料の質量を測定することによって行った。各試料について、加熱時間の増加に伴う質量変化を、初期質量(加熱試験を開始する前の質量)に対する割合として示したグラフを図8に示す。
まず、加熱温度が1300℃の場合を見てみると、1回の加熱試験後(72時間)では、実施例及び比較例Aの何れも質量増加は約4%と同程度である。その後、加熱時間が増加するに伴い、珪酸系ガラス層を有しない比較例Aでは質量が連続的に増加しているのに対し、珪酸系ガラス層を備える実施例では質量がほとんど変化していない。そして、8回の加熱試験終了後の質量増加の割合は、比較例Aでは12.0%であったのに対し、実施例では5.4%であった。
また、加熱温度が1200℃の場合も、1回の加熱試験後では、実施例及び比較例Aの何れも質量増加は約2%と同程度であるが、その後、加熱時間が増加するに伴い、比較例Aでは質量が連続的に増加しているのに対し、実施例では質量はほとんど変化していない。そして、8回の加熱試験終了後の質量増加の割合は、比較例Aでは7.0%であったのに対し、実施例では4.3%であった。
ここで、炭化珪素の分子量は40であり、二酸化珪素の分子量は60であるため、1モルの炭化珪素が酸化して1モルの二酸化珪素となると、質量は20g増加する。従って、図8に示す上記の結果から、基体の表面に珪酸系ガラス層(第一ガラス層及び第二ガラス層)を形成することにより、炭化珪素の酸化が抑制されることが確認された。なお、実施例では、含浸させた第一コーティング剤の中にも炭化珪素が含まれる。従って、第一ガラス層形成工程において、第一コーティング剤中の全ての炭化珪素が酸化していない場合は、上記の加熱試験における質量増加には、第一コーティング剤に由来する炭化珪素の酸化による質量増加分が含まれることになる。しかしながら、それを含んだとしても、実施例における質量増加の初期質量に対する割合は、比較例Aにおける質量増加の初期質量に対する割合より小さいことから、実施例では基体の炭化珪素の酸化が有効に抑制されていることは明らかである。
次に、第二ガラス層におけるアルカリ金属成分及びアルカリ土類金属成分の含有率の和の相違、及び、第二ガラス層の存在の有無による集熱体同士の接着性の違いを、試験した結果を示す。上記と同様にして得られた基体に対し、上記と同じ第一コーティング剤を使用して第一ガラス層形成工程を行った後、アルカリ金属成分及びアルカリ土類金属成分の含有率の和の相違する第二コーティング剤を使用して第二ガラス層形成工程を行った試料1〜8、及び、第二ガラス層形成工程を行わなかった比較例Bについて、試験を行った。試料1〜8におけるアルカリ金属成分及びアルカリ土類金属成分の含有率の和は、表1に示すように、酸化物換算で6質量%〜0.6質量%の範囲で相違させた。
接着性の試験は、次のように行った。同一の試料2個を、それぞれの側面を当接させて上下に積み重ね、その状態で、空気雰囲気下で温度1300℃で576時間加熱した。室温まで降温してから、積み重ねた2個の試料を容易に分離させることができた場合を「○」で、2個の試料が接着しており分離させることができなかった場合を「×」で評価した。試験は、それぞれの試料について5回ずつ行った。試験結果を表1にあわせて示す。
表1に示すように、第二ガラス層を有しない比較例Bでは、2個の試料が強固に接着しており、分離させることができなかった。これは、第一ガラス層が高温下で溶融・軟化し、冷却時に固化する際に2個の試料を固着させたものと考えられた。一方、第二ガラス層を有する試料では接着性が改善されていた。集熱体の実際の使用温度が試験温度より低い1000℃〜1100℃であることを考慮すると、アルカリ金属成分及びアルカリ土類金属成分の含有率の和が酸化物換算で3.6質量%以下であれば、隣接する集熱体同士の接着を抑制することができると考えられた。
また、試料4〜8は全ての試験の評価が「○」であったことから、第二ガラス層におけるアルカリ金属成分及びアルカリ土類成分の含有率の和が、酸化物換算で、少なくとも0.6質量%〜3.0質量%の範囲であれば、隣接する集熱体同士の接着をより確実に抑制できることが確認された。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、基体10の形状が四角柱状の場合を図示により例示したが、これに限定されず、三角柱状や六角柱状とすることができ、そのような形状の基体を複数接合して基体ユニットとすることができる。また、異なる形状の基体(例えば、三角柱状と四角柱状)を接合して、基体ユニットとすることもできる。
Claims (8)
- 熱媒体を流通させる流路が形成された炭化珪素質セラミックス焼結体の基体と、
該基体の表面の少なくとも一部を被覆している、アルカリ金属成分及び/又はアルカリ土類金属成分を含有する珪酸系ガラスの第一ガラス層と、
該第一ガラス層を被覆している、アルカリ金属成分及びアルカリ土類金属成分の含有率の和が前記第一ガラス層より小さい珪酸系ガラスの第二ガラス層と
を具備することを特徴とする太陽熱発電用集熱体。 - 前記第二ガラス層におけるアルカリ金属成分及びアルカリ土類金属成分の含有率の和は、酸化物換算で3.6質量%以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽熱発電用集熱体。 - 前記基体が接合層を介して複数接合されて基体ユニットを形成しており、
前記第一ガラス層は前記基体ユニットの表面を被覆している
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽熱発電用集熱体。 - 前記基体は、単一の方向に延びて列設された隔壁により区画された複数のセルを備えるハニカム構造を有し、前記セルが前記流路を構成している
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽熱発電用集熱体。 - 前記基体が接合層を介して複数接合されて基体ユニットを形成しており、
前記第一ガラス層は前記基体ユニットの表面を被覆している
ことを特徴とする請求項2に記載の太陽熱発電用集熱体。 - 前記基体は、単一の方向に延びて列設された隔壁により区画された複数のセルを備えるハニカム構造を有し、前記セルが前記流路を構成している
ことを特徴とする請求項2に記載の太陽熱発電用集熱体。 - 前記基体は、単一の方向に延びて列設された隔壁により区画された複数のセルを備えるハニカム構造を有し、前記セルが前記流路を構成している
ことを特徴とする請求項3に記載の太陽熱発電用集熱体。 - 前記基体は、単一の方向に延びて列設された隔壁により区画された複数のセルを備えるハニカム構造を有し、前記セルが前記流路を構成している
ことを特徴とする請求項5に記載の太陽熱発電用集熱体。
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