JP5944375B2 - フィルタを再生するように構成された暖房、換気および/または空調装置、および実施方法 - Google Patents

フィルタを再生するように構成された暖房、換気および/または空調装置、および実施方法 Download PDF

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Description

本発明は、自動車の暖房、換気および/または空調装置の分野に関する。本発明の課題は、このような装置に、前記装置を循環する空気流にのって運ばれた汚染物質を収集可能なフィルタを設けることであり、装置には前記フィルタの再生手段が設けられる。本発明の別の課題は、フィルタ再生モードで前記装置を実施する方法である。
自動車には、一般に、車室内に含まれる空気の空気熱パラメータを調整する暖房、換気および/または空調装置が取り付けられる。この装置は、主に、ケーシングからなり、このケーシングは、外気吸入口と、再利用空気吸入口と、空気送出口と、を備える。外気吸入口は、外気が車外からケーシング内に流入するように、ケーシングを貫通して形成される。再利用空気吸入口は、再利用空気が車室内からケーシングへ流れるように、ケーシングを貫通して形成される。ケーシングには、再利用空気吸入口が完全に閉じられた位置と少なくとも部分的に開いた位置との間の数か所の位置を採用するように構成された、リサイクリングフラップが設けられる。空気送出口は、外気流および/または再利用空気流から得られた熱処理済み空気流がケーシングから車室内へ放出されるように、ケーシングを貫通して形成される。空気送出口には、空気分配フラップが設けられるが、この空気分配フラップは、空気が空気送出口を通過できるようにする開位置と、このような空気の通過を阻止する閉位置と、の間を移動可能である。
ケーシングは、外気流および/または再利用空気流の引き込みが可能な送風機を収容する。ケーシングは、外気吸入口および再利用空気吸入口が設けられた上流空間の範囲を定める。ケーシングは、また、空気送出口が設けられた下流空間の範囲も定める。送風機は、上流空間と下流空間との間に挿置されて、外気流および/または再利用空気流を上流空間から下流空間へ循環させる。
ケーシングは、また、熱処理済みの空気流を送出しながら、外気流および/または再利用空気流のいずれかからなる引き込み空気流の温度を調整する熱処理手段を収容する。熱処理手段は、特に、引き込み空気流を加熱するように構成されたヒータ、および、引き込み空気流を冷やすことができるエバポレータである。熱処理された空気流は、空気送出口を介して、ケーシングから放出される。引き込み空気流を熱処理する手段は、下流空間内に収容される。
その結果、いわゆる、装置の「通常」動作モードにおいて、引き込み空気流は、ケーシングから車室に放出される前に、上流空間内を循環し、次いで、送風機を通り、次いで、エバポレータを通り、場合によっては、ヒータを通る。
ケーシングは、活性炭フィルタなどの引き込み空気流にのって運ばれた汚染物質を収集可能なフィルタを収容する。例えば、下流空間内、より詳細には、送風機とエバポレータとの間に、フィルタが収容された装置について記載された、仏国特許出願公開第2845642号明細書(PEUGEOT CITROEN AUTOMOBILES SA)を参照されたい。
この装置には、すでに収集した汚染物質を、脱着させ、かつ、ケーシングから車外に放出できるようにする、フィルタの再生手段が設けられる。このような手段は、バイパスラインを含むが、このバイパスラインは、第1の開口と第2の開口との間に延び、この第1の開口は、フィルタとエバポレータとの間でケーシングに貫通して形成され、この第2の開口は、リサイクリングフラップと外気吸入口との間でケーシングに貫通して形成される。バイパスラインは、再利用空気流を第1の開口から第2の開口へ循環させる追加の送風機を収容する。第1の開口には、開位置と閉位置との間を移動可能な第1のフラップが設けられるが、この開位置では、第1のフラップが、空気が第1の開口を通って流れるようにし、この閉位置では、第1のフラップが、空気のこのような流れを阻止する。第2の開口には、開位置と閉位置との間を移動可能な第2のフラップが設けられるが、この開位置では、第2のフラップが、空気が第2の開口を通って流れるようにし、この閉位置では、第2のフラップが、空気のこのような流れを阻止する。
再生手段は、また、フィルタに設けられた抵抗器を含み、この抵抗器は、ジュール効果によってフィルタを加熱することで、すでに保有する汚染物質を脱着できるようにする。
「フィルタ再生」として知られる動作モードにおいて、リサイクリングフラップは、再利用空気流が車室から上流空間へ流れることができるようにする開位置に配置される必要がある。第1のフラップおよび第2のフラップは、再利用空気流がバイパスライン内を循環できるようにするために、開位置に配置される必要がある。さらに、空気分配フラップは、閉位置に配置される必要がある。抵抗器はオンに切り換えられる。このような状況において、再利用空気流は、送風機を通った後、再生されたフィルタを通り、その後、バイパスラインを通って、ケーシングから外気吸入口を介して放出される。
このような装置は、大きくなることが分かっているが、これは、ケーシングの外側でU字状に配設され、かつ、前記装置の取り付け時に障害になり易い、バイパスラインを必要とするためである。加えて、第1の開口および第2の開口がケーシングを貫通するように作られ、それぞれに、第1のフラップおよび第2のフラップが設けられることは、ある程度の制約となる。
加えて、このような装置は、複数のフラップ、すなわち、リサイクリングフラップ、第1のフラップ、第2のフラップ、および少なくとも1つの空気分配フラップを含み、前記装置を「フィルタ再生」モードで作動するために、これらのフラップにはそれぞれの動きが必要とされる。前記装置の実行が単純である限り、このように数が多いことは欠点である。
最後に、このような装置は、「フィルタ再生」モードでオンに切り換えられる必要がある追加の送風機を含むため、前記装置がさらなる電力を消費することになる。
本発明の目的は、構造的に単純な自動車用の暖房、換気および/または空調装置を提供することであり、この自動車用の暖房、換気および/または空調装置は、最小数の送風機およびフラップを含むことで、「フィルタ再生」モードでの実行が単純かつ効率的なものであり、一方で、車室に含まれている空気を汚染する危険性なしにフィルタの再生が可能である。
本発明の装置は、自動車の暖房、換気および/または空調装置である。前記装置は、上流空間と下流空間との間に挿置された少なくとも1つの送風機を収容するケーシングを含む。上流空間および下流空間は、ケーシングによって範囲が定められる。上流空間は、混合フラップが設けられた混合チャンバを収容する。ケーシングは、フィルタを収容する。前記装置には、フィルタを再生する再生手段が設けられる。フィルタ再生手段は、上流空間と下流空間とを接続する隙間空間を含む。
隙間空間は、好適には、送風機および混合チャンバに隣接する。
フィルタを再生する再生手段は、好適には、混合フラップを含み、この混合フラップは、上流空間内への隙間空間の出口を閉じる手段を構成する。
フィルタを再生する再生手段は、好ましくは、フィルタに設けられる抵抗器を含み、この抵抗器は、電力源に関連付けられる。
フィルタを再生する再生手段は、好ましくは、少なくとも1つの空気分配フラップを含み、この空気分配フラップには、空気送出口が設けられる。
フィルタは、例えば、上流空間内に収容される。
フィルタは、例えば、混合チャンバと送風機との間に挿置される。
フィルタは、例えば、外気吸入口と混合チャンバとの間に挿置される。
フィルタは、例えば、下流空間内に収容され、送風機と熱処理手段との間に挿置される。
このような装置に設けられるフィルタの再生方法は、
− 隙間空間の出口と、外気吸入口と、再利用空気吸入口と、が覆われていない状態になるように、混合フラップを再生位置に配置するステップと、
− 空気分配フラップを閉位置に配置するステップと、
− 抵抗器の電力源をオンに切り換えるステップと、
− 送風機をオンに切り換えるステップと、
を実行することを含むことが、主に認識される。
本発明は、添付の図面とともに本発明の例示的な実施形態の記載を読みながら、さらに理解されるであろう。
フィルタ再生モードにある、本発明の実施形態の第1の代替形態による暖房、換気および/または空調装置の略図。 フィルタ再生モードにある、本発明の実施形態の第2の代替形態による暖房、換気および/または空調装置の略図。 種々のそれぞれの動作モードにある、本発明の実施形態の第3の代替形態による暖房、換気および/または空調装置の略図。 種々のそれぞれの動作モードにある、本発明の実施形態の第3の代替形態による暖房、換気および/または空調装置の略図。 種々のそれぞれの動作モードにある、本発明の実施形態の第3の代替形態による暖房、換気および/または空調装置の略図。 種々のそれぞれの動作モードにある、本発明の実施形態の第3の代替形態による暖房、換気および/または空調装置の略図。 種々のそれぞれの動作モードにある、本発明の実施形態の第4の代替形態による暖房、換気および/または空調装置の略図。 種々のそれぞれの動作モードにある、本発明の実施形態の第4の代替形態による暖房、換気および/または空調装置の略図。 種々のそれぞれの動作モードにある、本発明の実施形態の第4の代替形態による暖房、換気および/または空調装置の略図。 種々のそれぞれの動作モードにある、本発明の実施形態の第4の代替形態による暖房、換気および/または空調装置の略図。 種々のそれぞれの動作モードにある、本発明の実施形態の第5の代替形態による暖房、換気および/または空調装置の略図。 種々のそれぞれの動作モードにある、本発明の実施形態の第5の代替形態による暖房、換気および/または空調装置の略図。 種々のそれぞれの動作モードにある、本発明の実施形態の第5の代替形態による暖房、換気および/または空調装置の略図。 種々のそれぞれの動作モードにある、本発明の実施形態の第5の代替形態による暖房、換気および/または空調装置の略図。
図面において、自動車には、車室内に含まれている空気の空気熱パラメータを調整する暖房、換気および/または空調装置1が設けられる。このような調整は、熱処理された少なくとも1つの空気流2を車室に送出することによって、得られる。これを行うために、前記装置1は、プラスチック製であり、かつ、自動車のインスルメントパネルおよび/またはヘッダタンクの後方に収容される、ケーシング3を備える。ケーシング3は、外気吸入口4を含み、この外気吸入口4は、自動車の外側6とケーシング3によって範囲が定められた内部空間7との間を外気流5が通過できるようにする。ケーシング3は、また、再利用空気吸入口8も含み、この再利用空気吸入口8は、車室10と内部空間7との間を再利用空気流9が通過できるようにする。最後に、ケーシング3は、霜取り/曇り止め口11、頭部レベル通気口12および足部レベル通気口13などの3つの空気送出口11、12、13を含む。霜取り/曇り止め口11を通して送出される空気は、特に、自動車のフロントガラスが設置された車室の前方領域を換気するために使用され、頭部レベル通気口12は、車室の上側領域を換気するために使用され、足部レベル通気口13は、車室の下側領域を換気するために使用される。各空気送出口11、12、13には、空気分配フラップ14がそれぞれに設けられ、この空気分配フラップ14は、開位置と閉位置との間を移動可能であり、この開位置では、空気分配フラップ14により、空気分配フラップ14が取り付けられた空気送出口11、12、13を空気が通過できるようにし、この閉位置では、空気分配フラップ14がこのような空気の通過を阻止する。
ケーシング3は、ケーシング3内、より詳しくは、空気吸入口4、8の少なくとも1つから空気送出口11、12、13の少なくとも1つへ、空気を循環させる送風機15を収容する。送風機15は、内部空間7を、2つの別個の空間、すなわち、上流空間16および下流空間17に分割する。上流空間16には空気吸入口4、8が設けられ、下流空間17には空気送出口11、12、13が設けられる。上流空間16は、混合チャンバ18を含み、この混合チャンバ18では、外気流5および再利用空気流9が互いに混合可能である。混合チャンバ18は、外気入口19を含み、この外気入口19を介して、外気吸入口4からの外気流5が、混合チャンバ18に入る。混合チャンバ18には、また、再利用空気吸入口8が設けられ、この再利用空気吸入口8を介して、車室10から直接に、再利用空気流9が混合チャンバ18に入る。ケーシング3には、混合フラップ20が設けられ、混合フラップ20は、再利用位置と外部位置との間を移動可能であり、この再利用位置では、混合フラップ20が外気入口19を閉じ、この外部位置では、混合フラップ20が再利用空気吸入口8を閉じる。混合フラップ20は、中間位置に配置可能であり、この中間位置では、混合フラップ20が、外気入口19と再利用空気吸入口8とを部分的に閉じる。
ケーシング3は、また、空気がケーシング3から車室10へ放出される前に空気を熱処理する手段21、22を収容する。熱処理手段21、22は、特に、通過する空気を冷却するように構成されたエバポレータ21、およびこの空気を加熱可能なヒータ22である。ヒータ22は、場合によっては、「PTC抵抗器」としても一般に知られる、正の温度係数タイプの抵抗器に関連付けられる。熱処理手段21、22は、下流空間17内に位置付けられる。
最後に、ケーシング3は、特に、吸着によって、ケーシング3内を循環する空気にのって運ばれる汚染物質を阻止可能なフィルタ23を収容する。フィルタ23は、例えば、活性炭フィルタであり、この活性炭フィルタには、電力源25に接続される抵抗器24が設けられる。電力源を使用すると、抵抗器24、ひいては、フィルタ23は、ジュール効果によって加熱される。このように、フィルタ23がおよそ60℃〜120℃まで加熱されると、汚染物質が脱着する。別の方法として、フィルタ23は、フィルタ自体が導電性であるので、抵抗器24がフィルタ23からなり、電力源25によって送出される電流を流して、フィルタ23に抵抗器を設けることなく、汚染物質を脱着できるようにする。
本発明の装置1は、好適には、ケーシング3内に形成された隙間空間27を収容し、空気が上流空間16から下流空間17へ、または、その逆の下流空間17から上流空間16へ流れるようにする。隙間空間は、ケーシング3内に含まれる。隙間空間27は、特に、ケーシング3の範囲を定める壁28と、送風機15との間に形成される。壁28は、例えば、ケーシング3の下側壁であり、この下側壁は、内部空間7の範囲の特定に寄与する。隙間空間27は、実質的に直線形状のものであり、かつ、送風機15と、混合チャンバ18と、場合によってはフィルタ23と、に沿って長手方向に伸びるが、ケーシング3内にある。隙間空間2は、送風機15と、混合チャンバ18と、場合によってはフィルタ23と、をバイパスする経路を構成し、下流空間17から上流空間16へこれらの要素を通過した空気を戻すことで、圧力降下を回避するために、熱処理手段21、22にこの空気を通過させる必要がなくなる。
隙間空間27は、上流空間16内に形成された出口32を含む。隙間空間27は、送風機などを含まない空の空間である。隙間空間27には、空気が隙間空間を通過するのを防ぐ任意のフラップなどが設けられていない。隙間空間27は、ケーシング内に形成されるため、ケーシング3と比較して大きくなることがない。
図1〜図6において、混合フラップ20は、遮断プレート30が設けられた円筒状部分29を含むドラムフラップであり、この遮断プレート30は、隙間空間27からの出口32を遮断する。遮断プレート30は、例えば、混合フラップ20の回転軸31に対して半径方向に形成される。遮断プレート30は、隙間空間27の出口32と当接状態になるように構成される。これらの配置は、「完全再利用」モードにおいて、空気が上流空間16および下流空間17から、隙間空間27を通って、循環しないようにすることを目的としたものである。これらの配置は、また、「部分再利用」モードまたは「完全外部」モードにおいて、空気が上流空間16および下流空間17から、隙間空間27を通って、循環できるようにすることを目的としたものである。これらの配置は、また、「再生」モードにおいて、空気が下流空間17および上流空間16から、隙間空間27を介して、循環できるようにすることを目的としたものである。
図1において、フィルタ23は、下流空間17内に収容され、送風機15と前記熱処理手段21、22との間に挿置される。隙間空間27は、混合チャンバ18と、送風機15と、フィルタ23と、に隣接する。隙間空間27は、例えば、混合チャンバ18と、送風機15と、フィルタ23の一端と、に沿って形成される。これらの配置は、フィルタ23が送風機15からのダストを阻止できるようにするものである。フィルタ23は、混合チャンバ18に入った再利用空気流および/または外気流からの汚染物質を阻止することができる。
図1に示すような「フィルタ再生」動作モードでは、送風機15が作動する。電力源25が作動状態にあるため、フィルタ23は、加熱されて、汚染物質を脱着する。混合フラップ20は、外気入口19を遮断する。混合フラップ20は、再生位置に位置し、この再生位置では、遮断プレート30が、隙間空間27の出口32を覆われていない状態のままにして、隙間空間27を介して下流空間17と上流空間16との間を空気が流れるようにする。空気分配フラップ14は、すべて、閉位置に配置される。
これらの配置により、「フィルタ再生」動作モードが可能になるが、この「フィルタ再生」動作モードでは、フィルタ23によって吸着された汚染物質が脱着されると、ケーシング3から汚染物質が放出される。再利用空気流9は、再利用空気吸入口8を介して混合チャンバ18に入る。次に、再利用空気流9は、送風機15を通過し、そして、下流空間17に入る。次に、再利用空気流9は、フィルタ23を通過するが、そこで、汚染物質を収集する。空気分配フラップ14が閉位置にすべて配置されるため、下流空間17は、隙間空間27のみを有する閉鎖空間になり、再利用空気流9は、この隙間空間27を通って逃げることができる。したがって、この流れは、隙間空間27を通った後、上流空間16に達する。その後、汚染物質をのせた再利用空気流9は、外気吸入口4を介して、ケーシング3から放出される。この結果、汚染物質は、車室10内に含まれている空気を汚染する危険性なしに、ケーシング3から放出される。
図2〜図14において、フィルタ23は、上流空間16内に配置される。これらの配置は、フィルタ23が、ヘッダタンクまたは自動車のグローブボックスのいずれかを介して、容易にアクセス可能である。
より詳しくは、図2において、フィルタ23は、混合チャンバ18と送風機15との間に挿置される。これにより、フィルタ23は、混合チャンバ18に入る再利用空気流および/または外気流からの汚染物質を、阻止することができる。
図2に示すような「フィルタ再生」動作モードでは、送風機15が作動する。電力源25が作動状態になるが、これは、フィルタ23が汚染物質を脱着するように加熱されることを意味する。混合フラップ20は、外気入口19を閉じる。混合フラップ20は、再生位置に配置されるが、この再生位置では、遮断プレート30により隙間空間27の出口32が覆われていない状態のままにされることで、空気は、隙間空間27を介して、上流空間16と下流空間17との間を流れることができる。空気分配フラップ14は、閉位置にすべて配置される。
これらの配置により、「フィルタ再生」動作モードが可能になるが、この「フィルタ再生」動作モードでは、フィルタ23によって吸着された汚染物質が、脱着された後にケーシング3から放出される。再利用空気流9は、再利用空気吸入口8を介して、混合チャンバ18に入る。次に、再利用空気流9は、フィルタ23を通過して、そこで汚染物質を収集する。再利用空気流9は、送風機15を通過し、そして、下流空間17に入る。空気分配フラップ14が閉位置にすべて配置されるため、下流空間17は、隙間空間27のみを有する閉鎖空間になるが、再利用空気流9は、この隙間空間27を通って逃げることができる。したがって、この流れは、隙間空間27を通った後、上流空間16に達する。その後、汚染物質をのせた再利用空気流9は、外気吸入口4を介して、ケーシング3から放出される。この結果、汚染物質は、車室10内に含まれる空気を汚染する危険性なしに、ケーシング3から放出される。
図3〜図6において、フィルタ23は、外気吸入口4と混合チャンバ18の外気入口19との間に載置される外気通路26に配置されるため、装置の「完全再利用」動作モード、「完全外部」動作モード、および「部分再利用」動作モードにおいて、外気流5のみが、混合チャンバ18に入る前にフィルタ23を通過する。
図3において、送風機15が作動する。電力源25は、非作動状態であり、これは、フィルタ23は、汚染物質を脱着するように加熱されないことを意味する。混合フラップ20は、外気入口19を閉じるため、再利用空気流9のみが、混合チャンバ18に入る。遮断プレート30は、隙間空間27の出口32を閉じるため、送風機15のみが、上流空間16と下流空間17との間に空気用の通路を形成する。少なくとも1つの空気分配フラップ14は、開状態にある。
これらの配置により、「完全再利用」動作モードが可能になるが、この「完全再利用」動作モードでは、車室10内に含まれる空気のみが加熱処理される。この動作モードにおいて、再利用空気流9は、再利用空気吸入口8を介して混合チャンバ18に入り、混合チャンバ18から、送風機15によって引き込まれる。再利用空気流9は、送風機15を通過する。次に、再利用空気流9は、下流空間17に入り、この下流空間17で、エバポレータ21および/またはヒータ22によって熱処理される。次に、加熱処理された空気流2は、空気送出口11、12、13の少なくとも1つを介して、ケーシング3から車室10に放出される。
図4において、送風機15が作動する。電力源25は、非作動状態であり、これは、フィルタ23は、汚染物質を脱着するように加熱されないことを意味する。混合フラップ20は、外気入口19を部分的に閉じるため、外気流5が混合チャンバ18に入る。混合フラップ20は、再利用空気吸入口8を部分的に閉じるため、再利用空気流9は、混合チャンバ18に入る。遮断プレート30は、隙間空間27からの出口32が覆われていない状態のままにするため、空気は、隙間空間27を介して、上流空間16と下流空間17との間を流れることができる。少なくとも1つの空気分配フラップ14は、開位置にある。
これらの配置により、「部分再利用」動作モードが可能になるが、この「部分再利用」動作モードでは、車室10内に含まれる空気が、自動車の外部の空気と混合された後に、熱処理される。この動作モードにおいて、再利用空気流9は、再利用空気吸入口8を介して混合チャンバ18に入り、混合チャンバ18から送風機15によって引き込まれる。外気流5は、外気吸入口4を介して上流空間16に入る。次に、外気流5は、汚染物質を阻止するフィルタ23を通過する。次に、外気流5は、外気入口19を介して混合チャンバ18に入る。外気流5および再利用空気流9は、混合チャンバ18において混合されて、混合空気流33になる。混合空気流33は、送風機15を通過し、そして、下流空間17に入り、この下流空間17で、エバポレータ21および/またはヒータ22によって熱処理される。次に、過熱処理された空気流2は、空気送出口11、12、13の少なくとも1つを介して、ケーシング3から車室10へ放出される。
図5において、送風機15が作動する。電力源25は、非作動状態であり、これは、フィルタ23は、汚染物質を脱着するように加熱されないことを意味する。混合フラップ20は、再利用空気吸入口8を遮断するので、外気流5のみが混合チャンバ18に入る。遮断プレート30は、隙間空間27の出口32が覆われていない状態のままにするため、空気は、隙間空間27を介して、上流空間16と下流空間17との間を流れることができる。少なくとも1つの空気分配フラップ14は、開位置にある。
これらの配置により、「完全外気」動作モードが可能になるが、この「完全外気」動作モードでは、外気流5のみが加熱処理される。外気流5は、外気吸入口4を介して上流空間16に入る。次に、外気流5は、汚染物質を阻止するフィルタ23を通過する。次に、外気流5は、外気入口19を介して混合チャンバ18に入る。外気流5は、送風機15を通過し、そして、下流空間17に入り、この下流空間17で、エバポレータ21および/またはヒータ22によって加熱処理される。次に、加熱処理された空気流2は、空気送出口11、12、13の少なくとも1つを介して、ケーシング3から車室10に放出される。
図6において、送風機15が作動する。電力源25は作動状態にあり、これは、フィルタ23が、汚染物質を脱着するように加熱されることを意味する。混合フラップ20は、外気入口19を閉じる。混合フラップ20は、再生位置に配置されるが、この再生位置では、遮断プレート30により隙間空間27の出口32が覆われていない状態のままにされることで、空気は、隙間空間27を介して、上流空間16と下流空間17との間を流れることができる。空気分配フラップ14は、閉位置にすべて配置される。
これらの配置により、「フィルタ再生」動作モードが可能になるが、この「フィルタ再生」動作モードでは、フィルタ23によって吸着された汚染物質が、脱着された後にケーシング3から放出される。再利用空気流9は、再利用空気吸入口8を介して混合チャンバ18に入る。次に、再利用空気流9は、送風機15を通過し、そして、下流空間17に入る。空気分配フラップ14が閉位置にすべて配置されるため、下流空間17は、隙間空間27のみを有する閉鎖空間になり、再利用空気流9は、この隙間空間27を通って逃げることができる。したがって、この空気流は、隙間空間27を通った後、上流空間16に達する。その後、再利用空気流9は、フィルタ23を通過し、そこで汚染物質を収集する。次に、汚染物質をのせた再利用空気流9は、外気吸入口4を介してケーシング3から放出される。
これにより、車室10内に含まれる空気を汚染する危険性なしに、汚染物質がケーシング3から放出される。また、「完全外部」モードまたは「部分再利用」モードでの動作時に、これらの2つのモードにおいて外気流5が進む方向とは反対方向に再利用空気流9がフィルタ23を通過することから、フィルタ23によって収集される可能性のあるダストも放出される。
これらの配置の結果、混合フラップ20、より詳しくは、混合フラップ20が取り付けられた遮断プレート30は、好適には、隙間空間27を通る空気の流れを、可能にし、または、阻止する部材を構成するため、このような暖房、換気および/または空調装置1は、追加のフラップが取り付けられるべき隙間空間27を必要としない。
図7〜図10において、混合フラップ20は、蝶型フラップであり、この蝶型フラップは、中央プレート63および円筒状部分34を含む。中央プレート63は、円筒状部分34が形成された回転軸Aのシリンダ35の内部に沿って直径方向に延伸する。中央プレート63には、第1の垂直部36および第2の垂直部37が設けられるが、これらの第1の垂直部36および第2の垂直部37は、それぞれ、中央プレート63の各端部に1つずつ形成される。第1の垂直部36および第2の垂直部37は、シリンダ35に沿って形成される円筒状の弧として構成される。第1の垂直部36および第2の垂直部37は、空気が隙間空間27を通過するのを、可能にする、または、阻止することができる。これらの配置は、「完全再利用」モードにおいて、隙間空間27を介して、上流空間16および下流空間17から空気が循環するのを阻止しようとする。これらの配置は、また、「部分再利用」モードまたは「完全外部」モードにおいて、隙間空間27を介して、上流空間16および下流空間17から空気が循環できるようにしようとする。これらの配置はまた、「再生」モードにおいて、隙間空間27を通って下流空間17および上流空間16から空気が循環できるようにしようとする。
混合フラップ20は、中央プレート63と円筒状部分34との間に形成された第1の孔38と、円筒状部分34と第1の垂直部36との間に形成された第2の孔39と、を含む。混合フラップ20は、中央プレート63と、円筒状部分34と、第1の垂直部36との間に形成された第1の半円筒状空間40の範囲を定める。混合フラップ20は、中央プレート63に対して第1の半円筒状空間40と対称な第2の半円筒状空間41の範囲を定める。第2の半円筒状空間41の側面には、中央プレート63および第2の垂直部37が位置する。混合フラップ20は、第1の垂直部36と第2の垂直部37との間に形成された第3の孔42を含み、第3の孔42は、第2の半円筒状空間41と混合フラップ20の外側との間の循環を可能にする。
図7において、送風機15が作動する。電力源25は、非作動状態であり、これは、フィルタ23は、汚染物質を脱着するように加熱されないことを意味する。第1の半円筒状空間40は、第1の孔38を介して外気入口19と通気状態にある。中央プレート63は、第1の半円筒状空間40を第2の半円筒状空間41から隔離するため、外側6からの空気が送風機15に流れることができない。第2の半円筒状空間41は、再利用空気吸入口8を介して車室10と通気状態にあり、これは、再利用空気流9が、第2の半円筒状空間41に入って送風機15へと流れることを意味する。第1の垂直部36は、隙間空間27の出口32を閉じる。少なくとも1つの空気分配フラップ14は、開位置にある。
これらの配置により、「完全再利用」動作モードが可能になり、この「完全再利用」動作モードでは、車室10内に含まれる空気のみが熱処理される。この動作モードによれば、再利用空気流9は、再利用空気吸入口8を介して第2の半円筒状空間41に入るが、この再利用空気吸入口8から、送風機15によって再利用空気流が引き込まれる。次に、再利用空気流9は、下流空間17に入るが、この下流空間17では、再利用空気流9が、エバポレータ21および/またはヒータ22によって熱処理される。次に、熱処理された空気流2は、空気送出口11、12、13の少なくとも1つを介して、ケーシング3から車室10へ放出される。
図8において、送風機15が作動する。電力源25は、非作動状態であり、これは、フィルタ23は、汚染物質を脱着するように加熱されないことを意味する。第1の半円筒状空間40は、第1の孔38を介して外気入口19と通気状態にある。第2の半円筒状空間41は、第3の孔42を介して外気入口19と通気状態にある。第2の半円筒状空間41は、第3の孔42および再利用空気吸入口8を介して、車室10と通気状態にある。第1の垂直部36および第2の垂直部37は、隙間空間27の出口32を覆われていない状態のままにするため、空気は、隙間空間27を介して、上流空間16と下流空間17との間を流れることができる。少なくとも1つの空気分配フラップ14が、開位置にある。
これらの配置により、「部分再利用」動作モードが可能になるが、この「部分再利用」動作モードでは、車室10内に含まれる空気が、熱処理前に外気と混合する。この動作モードによれば、再利用空気流9は、再利用空気吸入口8および第3の孔42を介して、半円筒状の第2の空間41に入るが、この第2の空間41は、混合チャンバ18を構成する。外気流5は、外気吸入口4を介して上流空間16に入る。次に、外気流5は、汚染物質を阻止するフィルタ23を通過する。次に、外気流5は、外気入口19および第3の孔42を介して混合チャンバ18に入る。外気流5および再利用空気流9は、混合チャンバ18内に混合され、混合空気流33になる。混合空気流33は、送風機15を通過し、そして、下流空間17に入り、この下流空間17で、エバポレータ21および/またはヒータ22によって熱処理される。次に、熱処理された空気流2は、空気送出口11、12、13の少なくとも1つを介して、ケーシング3から車室10へ放出される。
図9において、送風機15が作動する。電力源25は、非作動状態であり、これは、フィルタ23は、汚染物質を脱着するように加熱されないことを意味する。混合フラップ20の円筒状部分34は、再利用空気吸入口8を閉じるため、外気流5のみが第1の半円筒状空間40に入る。第1の垂直部36および第2の垂直部37は、隙間空間27の出口32を覆われていない状態のままにするため、空気は、隙間空間27を介して上流空間16と下流空間17との間を流れることができる。少なくとも1つの空気分配フラップ14は、開位置にある。
これらの配置により、「完全外気」動作モードが可能になるが、この「完全外気」動作モードでは、外気流5のみが熱処理される。外気流5は、外気吸入口4を介して上流空間16に入る。次に、外気流5は、汚染物質を阻止するフィルタ23を通過する。外気流5は、外気入口19および第2の孔39を介して、第1の半円筒状空間40に入る。外気流5は、外気入口19および第3の孔42を介して、第2の半円筒状空間41に入る。外気流5は、第1の孔38を介して、第1の半円筒状空間40から送風機15に放出される。外気流5は、第3の孔42を介して、第2の半円筒状空間41から送風機15に放出される。最後に、外気流5は、送風機15を通過し、そして、下流空間17に入り、この下流空間17で、エバポレータ21および/またはヒータ22によって熱処理される。次に、熱処理された空気流2は、空気送出口11、12、13の少なくとも1つを介して、ケーシング3から車室10へ放出される。
図10において、送風機15が作動する。電力源25は、作動状態にあるため、フィルタ23は、汚染物質を脱着するように加熱される。混合フラップ20の中央プレート63は、第1の半円筒状空間40を第2の半円筒状空間41から隔離する。混合フラップ20は、再生位置に配置されるが、この再生位置では、第1の垂直部36および第2の垂直部37が、隙間空間27の出口32を覆われていない状態のままにするため、空気は、隙間空間27を介して、下流空間17と上流空間16との間を流れることができる。すべての空気分配フラップ14は、閉位置に配置される。
これらの配置により、「フィルタ再生」動作モードが可能にあるが、この「フィルタ再生」動作モードでは、フィルタ23によって吸着された汚染物質が、脱着された後に、ケーシング3から放出される。再利用空気流9は、再利用空気吸入口8および第2の孔39を介して、第1の半円筒状空間40に入る。次に、再利用空気流9は、送風機15を通過し、そして、下流空間17に入る。空気分配フラップ14は、閉位置にすべて配置されるため、下流空間は、隙間空間27のみを有する閉鎖空間になるが、再利用空気流9は、この隙間空間27を通って逃げることができる。したがって、この流れは、隙間空間27を通った後、隙間空間27の出口32、第2の半円筒状空間41、および上流空間16に達する。次に、再利用空気流9は、汚染物質を収集するフィルタ23を通過する。次に、汚染物質をのせた再利用空気流9は、外気吸入口4を介してケーシング3から放出される。
これにより、車室10内に含まれる空気を汚染する危険性なしに、ケーシング3から汚染物質が放出される。また、「完全外部」モードまたは「部分再利用」モードでの動作中に、これらの2つのモードにおいて外気流5が進む方向とは反対方向に、再利用空気流9がフィルタ23を通過することから、フィルタ23によって収集される可能性のあるダストも放出される。
これらの配置の結果、混合フラップ20、より詳しくは、混合フラップ20が設けられた第1の垂直部および第2の垂直部37が、好適には、隙間空間27内を通る空気の流れを可能にするまたは阻止するコンポーネントを構成するため、このような暖房、換気および/または空調装置1は、追加のフラップが取り付けられるべき隙間空間27を必要としない。
図11〜図14において、混合フラップ20は、ヒンジ付きフラップであり、このヒンジ付きフラップは、ピボット軸44の周りを移動可能なプレート43を含む。混合フラップ20は、再利用位置と外部位置との間を移動可能であり、この再利用位置では、混合フラップ20が外気入口19を閉じ、この外部位置では、混合フラップ20が再利用空気吸入口8を閉じる。混合フラップ20は、再生位置に配置可能であるが、この再生位置では、混合フラップが隙間空間27の出口32に隣接する。これらの配置は、「完全再利用」モードにおいて、隙間空間27を介して、上流空間16および下流空間17を空気が循環するのを阻止しようとする。これらの配置は、また、「部分再利用」モードまたは「完全外部」モードにおいて、隙間空間27を介して、上流空間16および下流空間17を空気が循環できるようにしようとする。これらの配置は、また、「再生」モードにおいて、隙間空間27を介して下流空間17および上流空間16から、空気が循環できるようにしようとする。
図11において、送風機15が作動する。電力源25は、非作動状態であり、これは、フィルタ23は、汚染物質を脱着するように加熱されないことを意味する。混合フラップ20は、再利用位置にある。少なくとも1つの空気分配フラップ14は、開位置にある。
これらの配置により、「完全再利用」動作モードが可能になるが、この「完全再利用」動作モードでは、車室10内に含まれる空気のみが熱処理される。この動作モードにおいて、再利用空気流9は、再利用空気吸入口8を介して混合チャンバ18に入るが、この再利用空気吸入口8では、送風機15によって再利用空気流が引き込まれる。次に、再利用空気流9は、送風機15を通過する。次に、再利用空気流9は、下流空間17に入り、この下流空間17で、エバポレータ21および/またはヒータ22によって熱処理される。次に、熱処理された空気流2は、空気送出口11、12、13の少なくとも1つを介して、ケーシング3から車室10へ放出される。
図12において、送風機15が作動する。電力源25は、非作動状態であり、これは、フィルタ23は、汚染物質を脱着するように加熱されないことを意味する。混合フラップ20は、中間位置に配置されるが、この中間位置は、外部位置と再生位置との間の任意の場所である。少なくとも1つの空気分配フラップ14は、開位置にある。
これらの配置により、「部分再利用」動作モードが可能になるが、この「部分再利用」動作モードでは、車室10内に含まれる空気が、熱処理される前に、外気と混合される。この動作モードにおいて、再利用空気流9は、再利用空気吸入口8を介して混合チャンバ18に入る。外気流5は、外気吸入口4を介して上流空間16に入る。次に、外気流5は、汚染物質を阻止するフィルタ23を通過する。次に、外気流5は、外気入口19を介して混合チャンバ18に入る。外気流5および再利用空気流9は、混合チャンバ18の出口内および/または出口で混合されて、混合空気流33になる。この混合空気流は、送風機15を通過し、そして、下流空間17に入り、下流空間17で、エバポレータ21および/またはヒータ22によって熱処理される。次に、熱処理された空気流2は、空気送出口11、12、13の少なくとも1つを介して、ケーシング3から車室10に放出される。
図13において、送風機15が作動する。電力源25は、非作動状態になり、これは、フィルタ23は、汚染物質を脱着するように加熱されないことを意味する。混合フラップ20は、外部位置に配置される。少なくとも1つの空気分配フラップ14は、開位置にある。
これらの配置により、「完全外気」動作モードが可能になるが、この「完全外気」動作モードでは、外気流5のみが熱処理される。外気流5は、外気吸入口4を介して上流空間16に入る。次に、外気流5は、汚染物質を阻止するフィルタ23を通過する。外気流5は、外気入口19を介して混合チャンバ18に入る。最後に、外気流5は、送風機15を通過し、そして、下流空間17に入り、この下流空間17で、エバポレータ21および/またはヒータ22によって熱処理される。次に、熱処理された空気流2は、空気送出口11、12、13の少なくとも1つを介して、ケーシング3から車室10に放出される。
図14において、送風機15が作動する。電力源25は、作動状態にあり、これは、フィルタ23は、汚染物質を脱着するように加熱されることを意味する。混合フラップ20は、再生位置に配置される。すべての空気分配フラップ14は、閉位置に配置される。
これらの配置により、「フィルタ再生」動作モードが可能になるが、この「フィルタ再生」動作モードでは、フィルタ23によって吸着された汚染物質が、脱着された後に、ケーシング3から放出される。再利用空気流9は、混合チャンバ18に入る。次に、再利用空気流9は、送風機15を通過して、そして、下流空間17に入る。空気分配フラップ14が閉位置にすべて配置されるため、下流空間は、隙間空間27のみを有する閉鎖空間になるが、再利用空気流9は、この隙間空間27を通って逃げることができる。したがって、この流れは、隙間空間27を通った後に、隙間空間27の出口32、混合チャンバ18、および上流空間16に達する。次に、再利用空気流9は、汚染物質を収集するフィルタ23を通過する。次に、汚染物質をのせた再利用空気流9は、外気吸入口4を介してケーシング3から放出される。
これにより、汚染物質は、車室10内に含まれる空気を汚染する危険性なしに、ケーシング3から放出される。また、「完全外部」モードまたは「部分再利用」モードでの動作中に、これらの2つの放出モードにおいて外気流5が進む方向とは反対方向に、再利用空気流9がフィルタ23を通過した結果、フィルタ23によって収集される可能性のあるダストも放出される。
これらの配置の結果、混合フラップ20は、好適には、隙間空間27を通る空気の流れを可能にするまたは阻止するコンポーネントを構成するため、このような暖房、換気および/または空調装置1は、追加のフラップが取り付けられるべき隙間空間27を必要としない。
最終的な結果として、上述した暖房、換気および/または空調装置1は、単純なものであり、かつ、前記装置1の任意の他のコンポーネントを用いることなく、送風機15と、分配フラップ14と、抵抗器24に接続された電力源25と、を適切に使用して、隙間空間27および混合フラップ20の前述した特別な組み合わせを使用することで実施が容易な、フィルタ23の再生が可能である。

Claims (9)

  1. 上流空間(16)と下流空間(17)との間に挿置された少なくとも1つの送風機(15)を収容するケーシング(3)を含み、前記上流空間(16)および前記下流空間(17)は、ケーシング(3)によって範囲が定められ、前記上流空間(16)が、混合フラップ(20)を備える混合チャンバ(18)を収容し、前記ケーシング(3)がフィルタ(23)を収容し、前記フィルタ(23)を再生する再生手段(27、20、24、25)を備える、自動車の暖房、換気および/または空調装置(1)であって、
    前記フィルタ(23)を再生する前記再生手段(27、20、24、25、14)が、前記上流空間(16)および前記下流空間(17)を接続する隙間空間(27)を含み、 前記フィルタ(23)を再生する前記再生手段(27、20、24、25、14)が、混合フラップ(20)を含み、前記混合フラップ(20)が、前記上流空間(16)内への前記隙間空間(27)の出口(32)を閉じる手段を有し、
    前記混合チャンバ(18)は、外気入口(19)と再利用空気吸入口(8)を有し、
    前記混合フラップ(20)は、完全再利用位置と完全外気位置と部分再利用位置と再生位置の間を移動でき、
    完全再利用位置では外気入口(19)を閉じ、再利用空気吸入口(8)を開き、隙間
    空間(27)の出口を閉じ、
    部分再利用位置では外気入口(19)を部分的に閉じ、再利用空気吸入口(8)を部
    分的に閉じ、隙間空間(27)の出口を開き、
    完全外気位置では外気入口(19)を開き、再利用空気吸入口(8)を閉じ、隙間空
    間(27)の出口を開き、
    再生位置では外気入口(19)を閉じ、再利用空気吸入口(8)と隙間空間(27)
    の出口を開く、
    ことを特徴とする装置(1)。
  2. 前記隙間空間(27)が、前記送風機(15)および前記混合チャンバ(18)に隣接することを特徴とする、請求項1に記載の装置(1)。
  3. 前記フィルタ(23)を再生する前記再生手段(27、20、24、25、14)が、前記フィルタ(23)に設けられた抵抗器(24)を含み、前記抵抗器(24)が、電力源(25)に関連付けられることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置(1)。
  4. 前記フィルタ(23)を再生する前記再生手段(27、20、24、25、14)が、少なくとも1つの空気分配フラップ(14)を含み、前記空気分配フラップ(14)は、空気送出口(11、12、13)を備えることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の装置(1)。
  5. 前記フィルタ(23)が、前記上流空間(16)内に収容されることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の装置(1)。
  6. 前記フィルタ(23)が、前記混合チャンバ(18)と前記送風機(15)との間に挿置されることを特徴とする、請求項5に記載の装置(1)。
  7. 前記フィルタ(23)が、外気吸入口(4)と前記混合チャンバ(18)との間に挿置されることを特徴とする、請求項5に記載の装置(1)。
  8. 前記フィルタ(23)が、前記下流空間(17)内に収容され、前記送風機(15)と熱処理手段(21、22)との間に挿置されることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の装置(1)。
  9. 請求項請求項1から8のいずれかに記載の装置(1)に設けられたフィルタ(23)の再生方法であって、
    前記隙間空間(27)の前記出口(32)、外気吸入口(4)および再利用空気吸入口(8)が覆われていない状態のままになるように、前記混合フラップ(20)を再生位置に配置するステップと、
    前記空気分配フラップ(14)を閉位置に配置するステップと、
    抵抗器(24)の電源(25)をオンに切り換えるステップと、
    前記送風機(15)をオンに切り換えるステップと、
    を実行することを含む方法。
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