JP5942793B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、1以上の選択肢からなる複数の項目についての実行条件を設定する際、各選択肢の選択が許容可能か否かを判断した結果に応じて表示態様を切り替えて各選択肢を表示する技術が記載されている。
特開2000−227847号公報
本発明は、他のパラメータと定められた関係になっているか否かに応じてパラメータを表示させる場合に、ユーザがパラメータを選択しやすいようにすることを目的とする。
本発明の請求項1に係る情報処理装置は、機能が実行されるときに使用されるパラメータを複数の項目についてそれぞれ保持する保持手段と、前記項目の異なるパラメータ同士が競合する関係になっているか否かを判断する判断手段と、前記パラメータの項目をユーザの操作により指定する指定手段と、表示手段を制御して前記パラメータを表示させる表示制御手段であって、ユーザの操作により保持された第1の項目の第1のパラメータ及び当該第1のパラメータ以外に保持されている第2の項目の第2のパラメータとが前記競合する関係になっていると判断された場合、前記第1及び第2の項目がいずれも前記指定手段により指定されていれば、前記第1のパラメータを第1の態様で表示させて前記第2のパラメータを第2の態様で表示させ、前記第1の項目が前記指定手段により指定されて前記第2の項目が前記指定手段により指定されていなければ、前記第1のパラメータを第1の態様で表示させて前記第2のパラメータを第3の態様で表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係るプログラムは、コンピュータを、機能が実行されるときに使用されるパラメータを複数の項目についてそれぞれ保持する保持手段と、前記項目の異なるパラメータ同士が競合する関係になっているか否かを判断する判断手段と、前記パラメータの項目をユーザの操作により指定する指定手段と、表示手段を制御して前記パラメータを表示させる表示制御手段であって、ユーザの操作により保持された第1の項目の第1のパラメータ及び当該第1のパラメータ以外に保持されている第2の項目の第2のパラメータとが前記競合する関係になっていると判断された場合、前記第1及び第2の項目がいずれも前記指定手段により指定されていれば、前記第1のパラメータを第1の態様で表示させて前記第2のパラメータを第2の態様で表示させ、前記第1の項目が前記指定手段により指定されて前記第2の項目が前記指定手段により指定されていなければ、前記第1のパラメータを第1の態様で表示させて前記第2のパラメータを第3の態様で表示させる表示制御手段として機能させるためのものである。
請求項1、2に係る発明によれば、他のパラメータと競合する関係になっているか否かに応じてパラメータを表示させる場合に、第1パラメータを第1の態様以外の態様で表示させる構成に比べて、ユーザがパラメータを選択しやすいようにすることができる
請求項4に係る発明によれば、項目の順位に関係なくパラメータが保持される場合に比べて、ユーザによるパラメータの選択のし直しを生じにくくすることができる。
請求項5に係る発明によれば、ユーザが順番にパラメータの選択を行うだけで、互いに定められた関係になっていないパラメータが保持されるようにすることができる。
請求項6に係る発明によれば、ユーザ自身で変更しなければ第1パラメータと定められた関係になっている状態が解消しない第2パラメータとそうでない第2パラメータとをユーザが見分けることができる。
請求項7に係る発明によれば、使用パラメータの変更にユーザの操作を必須とする項目を、ユーザが指定することができる。
請求項8に係る発明によれば、第1パラメータと定められた関係になっている状態を解消するためにどのパラメータを選択すればよいかということをユーザに認識させることができる。
請求項9に係る発明によれば、第1パラメータと定められた関係になっている状態を解消するための操作において、その状態を解消させない第2パラメータをユーザが誤って選択するということをなくすことができる。
製本システムの全体構成を示す図である。 製本装置のハードウェア構成を示す図である。 ユーザ装置のハードウェア構成を示す図である。 ユーザ装置の機能構成を示す図である。 選択用画像の一例を示す図である。 パラメータの一覧の一例を示す図である。 競合定義テーブルの一例を示す図である。 パラメータの態様の例を示す図である。 競合するパラメータの表示の態様の例を示す図である。 パラメータ一覧の一例を示す図である。 通知画像の一例を示す図である。 選択支援処理における動作の一例を示すフロー図である。 選択用画像の一例を示す図である。 選択用画像の一例を示す図である。 選択用画像の一例を示す図である。 選択用画像の一例を示す図である。 パラメータが保持されていないことを示す画像の一例を示す図である。 指定項目のパラメータをまとめた一覧の一例を示す図である。 パラメータの態様の例を示す図である。 選択用画像の一例を示す図である。
[実施形態]
本発明は、パラメータの選択を支援するためのものであり、様々な装置に適用される。以下では、その一例として、本発明を製本システム(本を作製するシステム)に適用した実施形態について説明する。
[構成]
図1は、製本システム1の全体構成を示す図である。製本システム1は、製本装置10と、ユーザ装置20と、ネットワーク2とを備える。製本装置10は、画像等の情報を処理して、用紙に画像を形成し、画像を形成した用紙をとじて表紙をのり付けして本を作製する(いわゆるくるみ製本を行う)情報処理装置である。ネットワーク2は、例えば社内LAN(Local Area Network)であり、製本装置10及びユーザ装置20がそれぞれ接続されている。ユーザ装置20は、画像等の情報を処理して、製本に関するパラメータを保持したり、保持しているパラメータとともに、製本する本の各ページの画像を示すデータを製本装置10に送信したりする情報処理装置である。
図2は、製本装置10のハードウェア構成を示す図である。製本装置10は、制御部11と、UI(User Interface)部12と、通信部13と、記憶部14と、画像形成部15と、製本部16とを備えるコンピュータである。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備える。CPUは、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部14に記憶されたプログラムを実行することによって、製本装置10が備える各部の動作を制御する。UI部12は、例えば表示面と表示面に重ねられたタッチパネルとを備え、ユーザからの操作を受け付けるとともに表示画像により情報を報知する。通信部13は、外部装置との間でデータを送受信するためのインタフェースを備え、制御部11から供給されたデータを外部装置に送信し、外部装置から受信したデータを制御部11に供給する。記憶部14は、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置を備え、例えば制御部11が各部を制御するためのプログラムなどのデータを記憶する。
画像形成部15は、例えば電子写真プロセスにより用紙に画像を形成する。画像形成部15により画像が形成された用紙は、製本装置10が作製する本において表紙にくるまれる部分(これを「本文」という。)となる。このように、画像形成部15は、本文を作製する機能(「本文作製機能」という。)を実現する。本文作製機能では、設定されたパラメータを用いてこの機能を実現する。ここにおいて、パラメータとは、或る機能(この場合本文作製機能)が実行されるときに使用される情報をいい、ユーザにより選択されたり、予め決められていたり(いわゆる初期値であったり)するものである。本文作製機能では、「本文の用紙サイズ」という項目のパラメータとして、「A4」や「B5」などの用紙のサイズを表す情報が用いられる。具体的には、画像形成部15は、このパラメータが表すサイズの用紙に画像を形成して本文を作製する。
製本部16は、画像形成部15により作製された本文を断裁し、表紙にのり付けすることで本を作製する。このように、製本部16は、本を仕上げる機能(「仕上げ機能」という。)を実現する。仕上げ機能では、「とじ方」、「断裁方法」及び「仕上がりサイズ」という項目のパラメータが用いられる。例えば「仕上がりサイズ」のパラメータは、「A4」や「B5」などの作製された本のサイズを表す情報である。製本部16は、このパラメータが表すサイズの本となるように仕上げを行う。このように、製本システム1においては、複数の項目のパラメータが機能の実行の際に用いられるようになっている。
図3は、ユーザ装置20のハードウェア構成を示す図である。ユーザ装置20は、制御部21と、操作部22と、表示部23と、通信部24と、記憶部25とを備えるコンピュータである。制御部21は、CPU、ROM及びRAMを備える。CPUは、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部25に記憶されたプログラムを実行することによって、ユーザ装置20が備える各部の動作を制御する。操作部22は、キーボード等の操作子を備え、ユーザの操作に応じてその操作の内容を表す操作データを制御部21に供給する。表示部23は、表示面を有し、制御部21から供給される画像データが示す画像を表示する表示手段である。通信部24は、外部装置との間でデータを送受信するためのインタフェースを備え、制御部21から供給されたデータを外部装置に送信し、外部装置から受信したデータを制御部21に供給する。記憶部25は、HDD等の記憶装置を備え、例えば制御部21が各部を制御するためのプログラムなどのデータを記憶する。
ユーザ装置20は、以上のハードウェア構成に基づき、前述した本文作製機能や仕上げ機能などで用いられるパラメータの選択を支援するための処理(「選択支援処理」という。)を行う。また、ユーザ装置20は、選択支援処理が行われて選択されたパラメータと、本の各ページの画像を示す画像データとを製本装置10に送信することで、製本装置10に製本を要求する処理(「製本要求処理」という。)を行う。記憶部25には、選択支援処理及び製本要求処理を行うためのプログラムが記憶されており、制御部21がこのプログラムを実行して図1に示す各部を制御することで、次に示す機能が実現される。
図4は、ユーザ装置20の機能構成を示す図である。ユーザ装置20は、表示制御部201と、保持部202と、判断部203と、指定部204と、出力部205とを備える。
表示制御部201は、表示部23を制御してパラメータを表示させる表示制御手段である。表示制御部201は、選択支援処理において、ユーザがパラメータを選択するための画像(以下「選択用画像」という。)を表示させる。
図5は、選択用画像の一例を示す図である。この図に示す選択用画像3は、本文作製機能及び仕上げ機能で用いられるパラメータを選択するための画像である。選択用画像3には、「本文の用紙サイズ」、「とじ方」、「断裁方法」及び「仕上がりサイズ」という項目と、これらの項目のパラメータとして「A4(210×297mm)」、「左とじ」、「自動(仕上がりサイズに合わせる)」及び「A4(210×297mm)」とがそれぞれ表されている。これらのパラメータは、上記機能(本文作製機能及び仕上げ機能)が実行されるときに使用されるパラメータを表している。このように、機能が実行されるときに使用されるパラメータを「使用パラメータ」といい、使用パラメータが表示されている領域を「使用パラメータ表示領域」という。
表示制御部201は、例えば、制御部21、操作部22及び記憶部25が協働して実現する機能である。記憶部25は、図5に示すような選択用画像3や項目、パラメータなどのデータを記憶する。制御部21は、記憶部25からこれらのデータを読み出して、表示部23に表示させる。また、制御部21は、操作部22から供給される操作データが示すユーザの操作に応じて、画像を表示させる。表示制御部201は、このようにして上記の制御を行う。
表示制御部201は、使用パラメータ表示領域のうち、例えば「本文の用紙サイズ」のパラメータを表示させている使用パラメータ表示領域31がユーザの操作により選択されると、この項目のパラメータの一覧を表示する。このような各項目のパラメータの一覧のことを、以下では「パラメータ一覧」という。
図6は、パラメータ一覧の一例を示す図である。この例では、使用パラメータ表示領域31の下側に、パラメータ一覧33が表示されている。パラメータ一覧33には、「A4(210×297mm)」、「B5(182×257mm)」、「8.5×11”(レター)」、「226×310mm」及び「ユーザ定義2(210×297mm)」等のパラメータが表されている。表示制御部201は、ユーザにより選択されているパラメータ(この例では「226×310mm」)を白抜きの文字で表示させている。この時点では、「226×310mm」というパラメータが選択されているが、このパラメータは、まだ、使用パラメータとはなっていない(機能が実行されるときに使用されるパラメータになっていない)。表示制御部201は、ユーザにより選択されているパラメータ及びその項目を示す選択データを保持部202に供給する。また、表示制御部201は、現在表示しているパラメータを示す表示データを判断部203に供給する。
指定部204は、パラメータの項目を指定する手段である。以下では、指定部204により指定された項目を「指定項目」といい、反対に、指定部204により指定されていない項目を「非指定項目」という。本実施形態では、「本文の用紙サイズ」及び「仕上がりサイズ」の2つが指定項目である場合について説明する。指定部204は、例えば、制御部21、操作部22及び記憶部25が協働して実現する機能である。この場合、記憶部25には、指定されるべき項目が予め記憶されている。制御部21は、記憶部25からこれらの項目を読み出して、指定項目として指定する。また、操作部22は、ユーザが項目を指定する操作を行うと、その操作を示す操作データを制御部21に供給する。この操作データは、ユーザが指定した項目を表している。制御部21は、供給された操作データにより表される項目を指定項目として指定する。指定部204は、以上のとおり、予め決められた項目を指定しまたはユーザの操作により項目を指定する。指定部204は、指定項目を指定すると、その指定項目を示す指定データを表示制御部201及び保持部202に供給する。
判断部203は、項目が異なるパラメータ同士が定められた関係になっているか否かを判断する判断手段である。パラメータ同士が定められた関係になっているとは、本実施形態においては、パラメータ同士が競合していることをいう。例えば、或る組み合わせのパラメータが選択されると機能(例えば上述した本文作製機能や仕上げ機能など)が実行されない場合に、それらのパラメータ同士が競合しているという。ここでいう機能が実行されない場合には、物理的に機能が実行できない場合の他に、物理的には機能を実行できるが、その実行が推奨されていないため、エラーを発して機能を停止させるように装置が制御される場合も含まれる。製本装置10においては、定められた関係になるパラメータ同士の組み合わせ、すなわち、競合するパラメータの組み合わせを定めたテーブル(以下「競合定義テーブル」という。)が記憶部25に記憶されている。
図7は、競合定義テーブルの一例を示す図である。図6の例では、「本文の用紙サイズ」の「A4(210×297mm)」というパラメータに対して、「仕上がりサイズ」の「A5(148×210mm)」というパラメータが競合していることが示されている。同様に、「本文の用紙サイズ」及び「仕上がりサイズ」の、「A4(210×297mm)」及び「8.5×11”(レター)」と、「B5(182×257mm)」及び「8.5×11”(レター)」と、「ユーザ定義2(210×297mm)」及び「8.5×11”(レター)」とがそれぞれ競合していることが示されている。また、「本文の用紙サイズ」及び「とじ方」の、「B5(182×257mm)」及び「長辺とじ」と、「8.5×11”(レター)」及び「長辺とじ」ともそれぞれ競合していることが示されている。
判断部203は、制御部21及び記憶部25が協働して実現する機能である。制御部21は、例えば表示制御部201により選択用画像が表示されたときに、上記の判断を行う。詳細には、制御部21は、表示制御部201から供給された表示データが示すパラメータ(すなわち現在表示されているパラメータ)から項目が異なる2つのパラメータを抽出し、抽出した2つのパラメータの組み合わせが図7に示す競合定義テーブルに示されていれば、それらのパラメータが競合していると判断し、示されていなければ競合していないと判断する。制御部21は、項目が異なる2つのパラメータの全ての組み合わせについてこの判断を行う。
判断部203は、このようにして上記の判断を行い、判断した結果を示す判断データを表示制御部201及び保持部202に供給する。判断部203は、いずれかのパラメータ同士が定められた関係になっている(本実施形態では競合している)と判断した場合には、それらのパラメータを示す判断データを供給し、そのようなパラメータがない場合には、その旨を示す判断データを供給する。
保持部202は、機能が実行されるときに使用されるパラメータ(上述した使用パラメータ)を複数の項目についてそれぞれ保持する保持手段である。保持部202は、例えば、制御部21、操作部22及び記憶部25が協働して実現する機能である。記憶部25は、パラメータの項目毎に決められた領域を有し、それらの領域に使用パラメータを記憶している。以下ではこれらの領域を「使用パラメータ記憶領域」という。上述した製本要求処理においては、この使用パラメータ記憶領域に記憶されているパラメータが製本装置10に送信されるようになっている。つまり、使用パラメータ記憶領域に記憶されているパラメータは、本文作製機能及び仕上げ機能が実行されるときに使用されるパラメータである。このようにして、保持部202は、機能が実行されるときに使用されるパラメータを保持する。図5に示すな選択用画像が表示制御部201により表示されたときに使用パラメータ記憶領域に記憶されているパラメータは、いわゆる初期値として保持部202により保持されているパラメータである。
制御部21は、表示制御部201により選択用画像が表示されている期間において、ユーザにより選択された項目のパラメータをその項目の使用パラメータ記憶領域に記憶させる。詳細には、制御部21は、例えば、表示制御部201から選択データが供給されたあとに、選択を確定させる操作(「確定操作」という。例えば、使用パラメータ表示領域31及びパラメータ一覧33以外の場所を選択する操作)がされたか否かを判断する。ユーザによりパラメータが選択されても、確定操作がされていなければ、制御部21は、そのパラメータを使用パラメータ記憶領域に記憶させない。例えば、図6の例では、確定操作がまだされていないため、「226×310mm」というパラメータが使用パラメータ記憶領域に記憶されていない。制御部21は、確定操作を示す操作データが操作部22から供給された場合に、確定操作がされたと判断し、選択データが示すパラメータをその選択データが示す項目の使用パラメータ記憶領域に記憶させる。こうして、保持部202は、ユーザにより選択されたパラメータを保持する。
保持部202は、ユーザにより選択されたパラメータを保持した場合、その旨を表示制御部201及び判断部203に通知する。表示制御部201は、ユーザにより選択されたパラメータが保持部202により保持されると、パラメータ一覧の表示を終了させるとともに、保持されたパラメータを使用パラメータ表示領域に表示させる。このようにして、使用パラメータ表示領域に表示されたパラメータは、機能が実行されるときに用いられるパラメータ、すなわち使用パラメータとなる。
保持部202は、前述した初期値及びユーザにより選択されたパラメータの他に、保持しているパラメータが他のパラメータと定められた関係になっている(本実施形態では競合している)と判断部203により判断される場合(以下では、説明を簡潔にするため単に「競合している場合」という。)に、保持している或る項目のパラメータをその項目の他のパラメータに変更して保持することがある。この場合、パラメータは、ユーザの操作によらず変更されることになる。このように、ユーザが操作しなくても自動的に行われる変更のことを以下では「自動変更」という。保持部202は、本実施形態では、例えば非指定項目の使用パラメータを自動変更する。
一方、保持部202は、ユーザにより選択されて保持した指定項目のパラメータについては、他のパラメータと競合している場合であっても自動変更を行わず、ユーザにより選択し直されない限り保持し続ける。このように保持されたあと自動変更されることなく優先的に扱われることになった使用パラメータのことを、以下では「優先パラメータ」という。保持部202は、本実施形態では、前述したとおり、ユーザにより選択された指定項目のパラメータを優先パラメータとして保持するとともに、選択用画像が表示されたときに、予め決められた指定項目(例えば「本文の用紙サイズ」)の使用パラメータ(すなわち初期値)を優先パラメータとして保持する。
保持部202は、非指定項目の使用パラメータについては、優先パラメータとして保持することがない。このように優先されることがない非指定項目の使用パラメータのことを以下では「非優先パラメータ」という。保持部202は、非優先パラメータ同士が競合している場合は、いずれか一方を自動変更する。また、保持部202は、優先パラメータと非優先パラメータとが競合している場合は、非優先パラメータを自動変更して、優先パラメータは自動変更せずに保持し続ける。
また、保持部202は、指定項目の使用パラメータのうち優先パラメータとして保持していないもの(以下「準優先パラメータ」という。)については、本実施形態では、次のように保持する。保持部202は、準優先パラメータが非優先パラメータと競合している場合は、非優先パラメータを自動変更して、準優先パラメータは自動変更せずに保持し続ける。また、保持部202は、準優先パラメータ同士が競合している場合は、いずれか一方を自動変更する。
保持部202は、保持しているパラメータを出力部205に供給する。
出力部205は、保持部202により保持されたパラメータを出力する出力手段である。本実施形態においては、出力部205は、製本装置10に対してパラメータを出力する。また、出力部205は、製本する本の各ページの画像を示す画像データを、パラメータとともに製本装置10に対して出力する。出力部205は、制御部21、通信部24及び記憶部25が協働して実現する機能であり、上述した製本要求処理において動作する。
表示制御部201は、判断部203から供給された判断データ及び指定部204から供給された指定データに基づいて、パラメータの表示を制御する。つまり、表示制御部201は、判断部203による判断の結果及び指定部204による指定の有無に基づいて、パラメータの表示を制御する。詳細には、表示制御部201は、パラメータを3通りの態様(それぞれ「第1の態様」、「第2の態様」及び「第3の態様」という。)で表示させる。以下、本実施形態における3つの態様について説明する。
図8は、パラメータの態様の例を示す図である。図8(a)では、第1の態様で表示された「A4(210×297mm)」というパラメータが示されている。第1の態様は、このように、パラメータを表す文字列だけが表示される態様である。図8(b)では、第2の態様で表示されたパラメータが示されている。第2の態様は、このように、パラメータを表す文字列の先頭に四角形の画像41が付加された態様である。図8(c)では、第3の態様で表示されたパラメータが示されている。第3の態様は、このように、パラメータを表す文字列の先頭に画像41とは異なる四角形の画像42が付加された態様である。図8(d)では、第2及び第3の態様の両方の態様で表示されたパラメータが示されている。この例では、文字列の先頭に画像41及び画像42の両方が付加されている。
表示制御部201は、保持部202により保持されている他の項目のパラメータと定められた関係になっていないと判断部203により判断されるパラメータを、第1の態様で表示させる。つまり、表示制御部201は、他の使用パラメータと競合していないパラメータを第1の態様で表示させる。ここで表示させるパラメータは、使用パラメータ及びパラメータ一覧に表示されるパラメータの両方である。例えば、表示制御部201は、図5の例では、いずれの使用パラメータも他の項目の使用パラメータと競合していないため全て第1の態様で表示させている。また、表示制御部201は、図6の例では、パラメータ一覧33に表されているパラメータがいずれも他の項目(この場合「とじ方」、「断裁方法」及び「仕上がりサイズ」)の使用パラメータと競合していないため、全て第1の態様で表示させている。他にも、表示制御部201は、選択用画像を表示させたとき、すなわちユーザによる選択がされる前においては、互いに競合しないパラメータを初期値として第1の態様で表示させる。
次に、ユーザにより或る項目の或るパラメータが選択されて保持部202により保持された場合における表示の制御について説明する。以下では、こうしてユーザの操作により保持されたパラメータを「第1の項目」の「第1パラメータ」という。表示制御部201は、第1パラメータと、保持部202により保持されている他の項目のパラメータ(つまり他の項目の使用パラメータ。以下、「第2の項目」の「第2パラメータ」という。)とが定められた関係になっていない(競合していない)場合であれば、上記のとおり、第1パラメータを第1の態様で表示させる。一方、表示制御部201は、第1パラメータと第2パラメータとが定められた関係になっている(競合している)と判断部203により判断される場合においては、第1の項目及び第2の項目がそれぞれ指定項目であるか否かによって異なる表示の制御を行う。
表示制御部201は、第1及び第2の項目がいずれも指定項目である場合には、第1パラメータ(これは優先パラメータとなる)を第1の態様で表示させ、第2パラメータを第2の態様で表示させる。また、表示制御部201は、第1の項目が指定項目であり、第2の項目が非指定項目である場合には、第1パラメータ(これも優先パラメータとなる)を第1の態様で表示させ、第2パラメータを第3の態様で表示させる。また、表示制御部201は、第1及び第2の項目がいずれも非指定項目である場合には、第1及び第2パラメータをいずれも第3の態様で表示させる。また、表示制御部201は、第1の項目が非指定項目であり、第2の項目が指定項目であっても、第2パラメータが準優先パラメータである場合には、第1及び第2パラメータをいずれも第3の態様で表示させる。このように、製本システム1においては、第2の態様における画像41は、そのパラメータが優先パラメータと定められた関係になっている(競合している)指定項目のパラメータであることを示している。また、第3の態様における画像42は、そのパラメータが優先パラメータ以外のパラメータと定められた関係になっている(競合している)パラメータであることを示している。
図9は、競合するパラメータの表示の態様の例を示す図である。この図では、白抜きの文字列で表示されているパラメータが、第1パラメータ(ユーザにより選択されて保持されたパラメータ)を表している。図9(a)では、「仕上がりサイズ」の「8.5×11”(レター)」という第1パラメータと、「本文の用紙サイズ」の「A4(210×297mm)」という第2パラメータとが競合している。これらはいずれも指定項目のパラメータであるため、「8.5×11”(レター)」が第1の態様で表示され、「A4(210×297mm)」が第2の態様で表示されている。
図9(b)では、「仕上がりサイズ」の「8.5×11”(レター)」という第1パラメータと、「とじ方」の「長辺とじ」という第2パラメータとが競合している。この場合、指定項目の第1パラメータと非指定項目の第2パラメータとが競合しているため、「8.5×11”(レター)」が第1の態様で表示され、「長辺とじ」が第3の態様で表示されている。なお、この例では、「本文の用紙サイズ」の「8.5×11”(レター)」が第1パラメータと競合していないため、第1の態様で表示されているが、このパラメータが第1パラメータと競合している場合、第2の態様で表示される。さらに、このパラメータが「長辺とじ」とも競合している場合、第2及び第3の態様の両方の態様で表示される(つまり画像41及び42の両方が付加される)ことになる。
図9(c)では、「とじ方」の「短辺とじ」という第1パラメータと、「断裁方法」の「三方断裁」という第2パラメータとが競合している。これらはいずれも非指定項目のパラメータであるため、両パラメータとも第3の態様で表示されている。
表示制御部201は、図6に示すような指定項目のパラメータ一覧を表示させた場合に、そのパラメータ一覧に表されているパラメータのうち、優先パラメータと競合するものについては、第2の態様で表示させる。
図10は、パラメータ一覧の一例を示す図である。図10では、図6に示したパラメータ一覧33が示されている。この例では、「仕上がりサイズ」のパラメータが優先パラメータとして保持されており、表示制御部201が、「本文の用紙サイズ」のパラメータのうち、優先パラメータと競合するもの(例えば「A4(210×297mm)」)を第2の態様で表示させ、競合しないもの(例えば「8.5×11”(レター)」)を第1の態様で表示させている。このように、表示制御部201は、第2の項目のパラメータの一覧を表示させる場合に、判断部203により第1パラメータと定められた関係になっていないと判断されるパラメータを第1の態様で表示させ、定められた関係になっていると判断されるパラメータを第2の態様で表示させる。
上記のとおり表示制御部201により第1の態様で表示される使用パラメータには、他の使用パラメータのいずれとも競合していないものと、優先パラメータとがある。前者のパラメータは、優先パラメータでなければ、保持部202が行う自動変更によりユーザの操作によらず変更されることがある。一方、保持部202は、後者のパラメータ、すなわち、判断部203により定められた関係になっていると判断されても表示制御部201により第1の態様で表示されるパラメータである優先パラメータについては、ユーザにより選択し直されない限り保持し続けることになる。
表示制御部201は、パラメータ一覧から第2の態様で表示されているパラメータが選択されると、そのパラメータを使用パラメータとして第1の態様で表示させる。このパラメータは、他のパラメータと競合していても第1の態様で表示される優先パラメータである。一方、表示制御部201は、それまで第1の態様で表示していた優先パラメータを、新たな優先パラメータと競合する指定項目のパラメータとして、第2の態様で表示する。このように、本実施形態においては、後からユーザにより選択された指定項目のパラメータが優先パラメータとして扱われる。
表示制御部201は、ユーザによりパラメータの選択を終了する操作(「終了操作」という。図5の例では、「OK」のボタン32を押す操作。)がされると、他の使用パラメータと定められた関係になっている(競合している)と判断部203により判断される使用パラメータがない場合に、操作用画像の表示を終了させることで、パラメータの表示を終了させる。例えば、表示制御部201は、全ての使用パラメータを第1の態様で表示させている場合には、他の使用パラメータと競合する使用パラメータがないため、パラメータの表示を終了させる。
また、表示制御部201は、使用パラメータの一部を第3の態様で表示させ、他の使用パラメータを第1の態様で表示させている場合には、次のように表示を終了させる。終了操作が行われると、保持部202は、上述した自動変更を行う。これにより、優先パラメータ及び準優先パラメータと競合している非優先パラメータ(非指定項目の使用パラメータであり、第3の態様で表示されている。)は、それらの優先パラメータ及び準優先パラメータと競合しないパラメータに自動変更される。その結果、第3の態様で表示されていた使用パラメータは全て競合が解消され、第1の態様で表示されることになる。表示制御部201は、このように保持部202による自動変更が行われたあとは他の使用パラメータと競合する使用パラメータがなくなるので、パラメータの表示を終了させることになる。
一方、表示制御部201は、終了操作がされたときに第2の態様で表示させている使用パラメータがあるときには、パラメータの表示を終了させない。第2の態様で表示されている使用パラメータは、準優先パラメータであり、自動変更が行われないからである。この場合、表示制御部201は、優先パラメータと定められた関係となっている(競合している)指定項目のパラメータが残っていることをユーザに通知するための画像(「通知画像」という。)を表示させる。
図11は、通知画像の一例を示す図である。この図に示す通知画像4は、「[本文の用紙サイズ]及び[仕上がりサイズ]のいずれかに競合する設定があります。設定を確認して下さい。」という文字列を表している。
[動作]
ユーザ装置20は、以上の構成に基づき選択支援処理を行う。以下では、優先パラメータが準優先パラメータと競合する場合の選択支援処理におけるユーザ装置20の動作について、図12を参照して説明する。
図12は、選択支援処理におけるユーザ装置20の動作の一例を示すフロー図である。選択支援処理は、ユーザの操作により選択用画像が表示されることを契機に開始される。この例では、選択用画像が表示されたときに、「本文の用紙サイズ」の使用パラメータが優先パラメータとなっているものとする。ユーザ装置20は、ユーザの操作により指定項目のパラメータ一覧を表示し、ユーザの操作によりそのパラメータ一覧からいずれかのパラメータが選択される(ステップS11)。このときに表示される選択用画像の例を図13に示す。
図13は、選択用画像の一例を示す図である。図13では、「本文の用紙サイズ」の「A4(210×297mm)」が優先パラメータとなっており、もう一方の指定項目である「仕上がりサイズ」のパラメータ一覧34が表示されている。パラメータ一覧34のパラメータのうち、「A5(148×210mm)」及び「8.5×11”(レター)」は、優先パラメータと競合しているため、第2の態様で表示されており、他のパラメータは、第1の態様で表示されている。この例では、「8.5×11”(レター)」が選択されている。
次に、ユーザ装置20は、選択されたパラメータが他の使用パラメータと上述の定められた関係になっているか否か(本実施形態では競合しているか否か)を判断する(ステップS12)。選択されたパラメータは、パラメータ一覧に表示されている時点では、他のパラメータと競合している場合、第1の態様以外の態様(図13の例では第2の態様)で表示されていることになる。ユーザ装置20は、定められた関係になっていると判断した場合には(ステップS12:YES)、選択されたパラメータを、それまで表示していた態様に代えて第1の態様で表示して(ステップS13)、保持する(ステップS14)。本実施形態では、後から選択された指定項目のパラメータが優先パラメータとして扱われるため、ステップS11で選択された指定項目のパラメータがそれまでの優先パラメータと定められた関係になっていても、ステップS14において優先パラメータとして保持される。ユーザ装置20は、定められた関係になっていないと判断した場合には(ステップS12:NO)、選択されたパラメータが既に第1の態様で表示されているため、ステップS13を飛ばしてステップS14の動作を行う。ステップS14において保持されたパラメータは、上述した第1の項目の第1パラメータである。
続いて、ユーザ装置20は、ステップS14で保持されたパラメータと他の使用パラメータとが定められた関係になっているか否か(競合しているか否か)を判断する(ステップS15)。ユーザ装置20は、定められた関係になっている(競合している)と判断した場合(ステップS15:YES)、その使用パラメータを第2または第3の態様で表示する(ステップS16)。詳細には、ユーザ装置20は、使用パラメータが指定項目のパラメータであれば第2の態様で表示し、非指定項目のパラメータであれば第3の態様で表示する。また、ユーザ装置20は、定められた関係になっていない(競合していない)と判断した場合(ステップS15:NO)、その使用パラメータを第1の態様で表示する(ステップS17)。ステップS16及びS17において表示される使用パラメータは、上述した第2の項目の第2パラメータである。ステップS16において表示される選択用画像の例を図14に示す。
図14は、選択用画像の一例を示す図である。図14では、ステップS13において第1の態様で表示された「仕上がりサイズ」の「8.5×11”(レター)」がステップS14において保持され、保持されたこのパラメータに競合する「本文の用紙サイズ」の「A4(210×297mm)」がステップS16において第2の態様で表示されているところが示されている。
ステップS16及びS17のいずれかの動作を行ったあと、ユーザ装置20は、ユーザが上述した終了操作(パラメータの選択を終了する操作)を行った場合(ステップS18)に、使用パラメータ同士で定められた関係になっている(競合している)ものがないか否かを判断する(ステップS19)。ユーザ装置20は、使用パラメータ同士で定められた関係になっている(競合している)ものがないと判断した場合には(ステップS19:YES)、パラメータの表示を終了し(ステップS20)、あると判断した場合には(ステップS19:NO)、図11に示すような通知画像を表示して(ステップS21)、ステップS11に戻って動作を継続する。ステップS11、S14及びS20は、保持部202が行う動作である。ステップS12、S15及びS19は、判断部203が協働して行う動作である。また、ステップS11、S13、S16、S17、S20及びS21は、表示制御部201が行う動作である。
2度目のステップS11において、ユーザは、例えば、第2の態様で表示されている使用パラメータの項目(上記の例では「本文の用紙サイズ」)のパラメータを選択する。このときに表示される選択用画像の例を図15に示す。
図15は、選択用画像の一例を示す図である。図15では、第2の態様で表示されている「A4(210×297mm)」の項目である「本文の用紙サイズ」のパラメータ一覧33が表示され、優先パラメータである「仕上がりサイズ」の「8.5×11”(レター)」と競合しているパラメータが第2の態様で表示され、競合していないパラメータが第1の態様で表示されているところが示されている。この例では、第1の態様で表示されている「226×310mm」が選択されている。
図15の状態で上述した確定操作(選択を確定させる操作)が行われると、選択された「226×310mm」が他の使用パラメータと競合していないとステップS12において判断され、ステップS14において優先パラメータとして保持される。この「226×310mm」は、パラメータ一覧33で表示されていた第1の態様のまま、使用パラメータとして表示される。このときに表示される選択用画像の例を図16に示す。
図16は、選択用画像の一例を示す図である。図16では、「本文の用紙サイズ」の使用パラメータである「226×310mm」が第1の態様で表示されている。一方、「仕上がりサイズ」の「8.5×11”(レター)」は、保持されたパラメータである「本文の用紙サイズ」の「226×310mm」と競合していないとステップS15において判断され、ステップS17において第1の態様で表示されている。
ユーザ装置20は、他のパラメータと定められた関係になっているか否か(本実施形態では競合しているか否か)に応じてパラメータを表示させる装置である。ユーザ装置20においては、他の使用パラメータと競合していないパラメータ(「非競合パラメータ」という。)が第1の態様で表示される。つまり、第1の態様で表示されている使用パラメータは、そのままパラメータの選択を終了させれば機能が実行されるときに実際に用いられることになるパラメータとして、いわば使用が確定したパラメータ(「使用確定パラメータ」という。)として、ユーザにより認識されることになる。また、ユーザ装置20においては、優先パラメータは、他の使用パラメータとの競合の有無にかかわらず第1の態様で表示されるため、他の使用パラメータと競合している使用パラメータ(「競合パラメータ」という。)であっても、使用確定パラメータとしてユーザにより認識されることになる。
例えば、ユーザが、選択した指定項目のパラメータを機能の実行で用いられるようにしたい場合に、そのパラメータが他の使用パラメータと競合しているからといって第1の態様以外の態様で表示させてしまうと、ユーザが第1の態様以外の態様で表示された他のパラメータを変更しているうちに、最初に選択したパラメータがどれであるか分からなくなってしまうおそれがある。そうなると、ユーザが誤って最初に選択したパラメータも変更してしまうことが起こり得る。
本実施形態では、ユーザにより選択されて保持された指定項目のパラメータ(すなわち上述した第1パラメータ)を第1の態様で表示させることで、そのパラメータを使用確定パラメータとしてユーザに認識させ、競合を解消させる場合にユーザがそのパラメータ以外の競合パラメータを変更するようにしむけている。このような本実施形態によれば、他のパラメータと定められた関係になっているか否かに応じてパラメータを表示させる場合に、第1パラメータを第1の態様以外の態様で表示させる構成に比べて、ユーザが選択したパラメータをあとで誤って変更してしまうことが起こりにくくなり、ユーザがパラメータを選択しやすいようになる。
また、本実施形態においては、優先パラメータは、自動変更されることがなく、ユーザにより選択し直されない限り保持し続けられる。これにより、ユーザが選択して第1の態様で表示されたパラメータの項目については、ユーザが選択していないパラメータが用いられて機能が実行されることがなくなる。また、本実施形態においては、第1パラメータと競合する使用パラメータの項目が指定項目であれば第2の態様で表示され、非指定項目であれば第3の態様で表示される。指定項目の使用パラメータは上記のとおり自動変更されないため、本実施形態によれば、ユーザ自身が変更しなければ第1パラメータと定められた関係になっている状態が解消しない第2パラメータと、そうでない第2パラメータ、すなわち、ユーザ自身が変更しなくてもその状態が解消する第2パラメータとをユーザが見分けられるようになる。さらに、本実施形態においては、ユーザの操作に基づいて指定部204が項目を指定するため、使用パラメータの変更にユーザの操作を必須とする項目を、ユーザが指定するようになっている。
また、ユーザ装置20は、ステップS19においてパラメータ同士で定められた関係になっているものがないと判断しなければ、パラメータの選択を終了しない。これにより、いずれかのパラメータ同士が定められた関係になっている状態で機能が実施されるということをなくすことになる。また、ユーザ装置20は、第2の項目のパラメータの一覧を表示するときに、第1パラメータと定められた関係になっているものについては第2の態様で表示する。これにより、第1パラメータ(優先パラメータ)と定められた関係になっている状態を解消するためにどのパラメータを選択すればよいかということをユーザに認識させることになる。さらに、ユーザ装置20は、パラメータ一覧において第2の態様で表示している第2パラメータがユーザにより選択されてもそれを保持せず、選択されたパラメータを保持していないことを示す画像を表示する。これにより、第1パラメータ(優先パラメータ)と定められた関係になっている状態を解消するための操作において、その状態を解消させない第2パラメータをユーザが誤って選択するということをなくすことになる。
[変形例]
上述した実施形態は、本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、上述した実施形態及び以下に示す各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
[変形例1]
定められた関係は、上述した実施形態では、パラメータ同士が競合している(これらが使用されると機能が実行されない)ことをいうものとしたが、これには限らない。例えば、機能は実行されるが推奨されないパラメータの組み合わせを、定められた関係のパラメータ同士を表すものとして予め決めておいてもよい。さらにいえば、推奨の有無にも関係なく、何らかのパラメータの組み合わせを、定められた関係のパラメータ同士を表すものとして予め決めておいてもよい。
また、定められた関係になるパラメータ同士の組み合わせを予め決めることも必須ではない。例えば、各パラメータに何らかの値(例えばサイズを表すパラメータであればその面積や縦横比など)を割り当てておいて、それらの値を比較したり、それらの値を何らかの式に代入して算出された値を比較したりして、決められた条件(例えば一方が他方の2倍以下など)が満たされる場合に、それらのパラメータ同士が定められた関係になるものとしてもよい。要するに、定められた関係とは、パラメータ同士の関係を表すものとして予め定められたものであればよい。その場合も、ユーザ装置20は、他のパラメータと定められた関係になっているか否かに応じてパラメータを表示させる。
[変形例2]
判断部203は、上述した実施形態では、記憶部25に記憶されている図7に示すテーブルを用いてパラメータ同士が定められた関係になっているか否かの判断を行ったが、これに限らない。例えば、このテーブルが外部装置に記憶されていて、判断部203が、外部装置が記憶するこのテーブルを参照して、この判断を行ってもよい。また、判断部203は、例えば、上記の変形例で述べたように、各パラメータに割り当てられた値やそこから算出された値を比較するなどして、この判断を行ってもよい。このように、判断部203は、如何なる方法を用いてもよいので、パラメータ同士が定められた関係になっているか否かを判断するものであればよい。
[変形例3]
ユーザ装置20は、上述した実施形態では、後からユーザにより選択された指定項目のパラメータを優先パラメータとして扱ったが、これに限らない。ユーザ装置20は、例えば、先にユーザにより選択された指定項目のパラメータを優先パラメータとして扱い、他の項目については、優先パラメータと定められた関係になっているパラメータが選択されないようにしてもよい。この場合、表示制御部201は、パラメータ一覧からユーザにより選択されたパラメータ(指定項目及び非指定項目のどちらでも)が優先パラメータと競合しているときには、確定操作が行われても、選択されているパラメータを使用パラメータとして表示させない。また、保持部202は、パラメータ一覧において表示制御部201により第2の態様で表示されているパラメータがユーザにより選択された場合はそのパラメータを保持しない。
表示制御部201は、パラメータ一覧において第2の態様で表示されているパラメータが選択された場合、そのパラメータが、機能(実施形態では本文作製機能及び仕上げ機能)が実行されるときに使用されるパラメータ(すなわち使用パラメータ)になっていないことを示す画像を表示させる。
図17は、パラメータが保持されていないことを示す画像の一例を示す図である。この図に示す画像5は、「優先パラメータと競合するパラメータが選択されています。他のパラメータを選択して下さい。」という文字列を表している。ユーザは、この画像を見ることで、選択したパラメータが使用パラメータになっていないことを認識して、他のパラメータを選択することになる。なお、例えば、選択操作を行ってもパラメータ一覧を表示させたままにすることでも、ユーザはそのことを認識することになる。このように、パラメータ一覧も、パラメータが使用パラメータになっていないことを示す画像の一例である。また、ユーザ装置20では、上記の優先パラメータの扱いを、例えば表示制御部201により通知画像が表示されたときに解除してもよい。これにより、通知画像が表示されたあとは、優先パラメータ以外の指定項目においても、自由にパラメータが選択されることになる。そして、今度は、新たに保持された優先パラメータが、他の項目のパラメータに対して先優先の関係となる。
[変形例4]
保持部202は、項目毎に決められた順位に基づいてパラメータを保持してもよい。この場合、保持部202は、第1及び第2パラメータが定められた関係になっていると判断部203により判断される場合において、第2の項目の順位に比べて第1の項目の順位が上に決めれているときには(前者の場合)その第1パラメータを保持し、下に決められているときには(後者の場合)その第1パラメータを保持しない。具体例として、この順位を指定項目について決めた場合について説明する。保持部202は、例えば第2パラメータを既に優先パラメータとして保持している場合に、順位が上の第1の指定項目の第1パラメータが選択されたときには、その第1パラメータを優先パラメータとして保持し、順位が下の第1の指定項目の第1パラメータが選択されたときには、その第1パラメータを保持しない。第2パラメータは、前者の場合は優先パラメータではなくなり、後者の場合は優先パラメータのままとなる。また、表示制御部201は、前者の場合は第2パラメータを第2の態様で表示させ、後者の場合は第2パラメータを第1の態様で表示させ続ける。
ユーザ装置20では、上記の項目の順位を、ユーザにより選択された順番に応じて決めてもよい。例えば、項目の順位は、その項目よりもあとに保持部202によりパラメータが保持された項目の順位に比べて上となるように決められる。
具体例で説明する。「本文の用紙サイズ」、「とじ方」及び「仕上がりサイズ」の3つが指定項目であり、ユーザが本文の用紙サイズのパラメータを選択したとする。保持部202は、選択されたパラメータを第1の優先パラメータとして保持する。次に、ユーザがとじ方のパラメータを選択したとする。その際、保持部202は、第1の優先パラメータと定められた関係になっているパラメータを保持しないが、仕上がりサイズで選択が受け付けられているパラメータと定められた関係になっているパラメータについては、第2の優先パラメータとして保持する。続いてユーザが仕上がりサイズのパラメータを選択するときには、保持部202は、第1及び第2の優先パラメータのいずれとも定められた関係になっていないパラメータを第3の優先パラメータとして保持する。
上記の例によれば、後から選択するパラメータはその前に選択したパラメータと定められた関係になっていないものしか保持されないため、ユーザが順番にパラメータの選択を行うだけで、互いに定められた関係になっていないパラメータが保持されることになる。
なお、ステップS21において通知画像が表示されたあとは、上述した実施形態のように、優先パラメータの順位を優先パラメータが選択される前の状態に戻してもよいし、優先パラメータの順位を維持した状態にしてもよい。
以上のとおり各指定項目の順位が決められている場合、順位が下の項目から選択したときには(「第1の場合」という。)、後から選択した項目のパラメータと定められた関係になっていると、先に選択したパラメータを選択し直す手間が生じることがある。一方、順位が上の項目から選択した場合(「第2の場合」という。)、それと定められた関係になる順位が下の項目のパラメータは選択しても保持されないため、第1の場合に比べて、定められた関係にならないパラメータが選択されやすく、その結果、パラメータの選択をし直す手間が生じにくくなる。このような本変形例によれば、項目の順位をユーザが把握していたり、表示制御部201が項目の文字列に順位を表す番号を付加したりすることで、項目の順位に関係なくパラメータが保持される場合に比べて、ユーザがパラメータを選択する際にパラメータを選択する項目の順番が誘導されやすくなり、その結果、ユーザによるパラメータの選択のし直しが生じにくくなる。
[変形例5]
上述した実施形態では、ユーザ装置20が選択支援処理を行ったが、これに限らず、製本装置10が選択支援処理を行ってもよい。その場合、選択支援処理を行うためのプログラムを製本装置10の制御部11が実行して図4に示す各機能を製本装置10が実現する。その際、図5等に示す選択用画像をUI部12が表示することで、ユーザによるパラメータの選択が支援される。実施形態では、選択支援処理を行う情報処理装置(ユーザ装置20)と、選択されたパラメータを用いて機能を実行する装置(製本装置10)とが別の装置であったが、ここで述べたとおり、1つの情報処理装置(本変形例の製本装置10)であってもよい。
なお、本発明は、製本システム以外のシステム及び装置に適用されるものである。例えば、画像形成装置、ファクシミリ装置、スキャナ装置及びネットワーク装置(ルータなど)等の情報処理装置に本発明を適用してもよい。いずれの場合も、これらの情報処理装置は、図4に示す各機能を実現することで、選択支援処理を行う。また、これらの情報処理装置は、上述した製本要求処理の代わりに、それぞれの装置で行われる機能の実行を要求する処理を、保持部202により保持されているパラメータに基づいて行う。本発明は、要するに、機能の実行に用いられる複数の項目のパラメータが他の項目のパラメータと定められた関係になっているか否かに応じてパラメータを表示させる情報処理装置に対して適用されるものである。
[変形例6]
表示制御部201は、上述した実施形態では、指定項目のパラメータの一覧においても、図10に示すように第1パラメータと定められた関係になっているものについては第2の態様で表示させたが、これには限らない。表示制御部201が一覧のパラメータを例えば第1の態様で表示させておいても、ユーザがいずれかのパラメータを選択して使用パラメータとして表示されたときに、選択したパラメータが第1パラメータ(すなわち優先パラメータ)と定められた関係になっていれば第2の態様で表示されることになるため、第1パラメータと定められた関係になっていることがユーザにより認識されることになる。
[変形例7]
保持部202は、上述した実施形態では、図12に示すステップS19において、保持したパラメータ同士で定められた関係になっているものがない場合に、パラメータの選択を終了したが、これに限らない。保持部202は、例えば、特定のパラメータ同士が定められた関係になっている場合であれば、パラメータの選択を終了してもよい。この場合、特定のパラメータ同士とは、例えば、機能の実行に不都合がある(製本の仕上がりが雑になるなど)ものの、実行自体は可能なパラメータの組み合わせなどである。さらにいえば、保持部202は、ステップS18において終了操作(パラメータの選択を終了する操作)がされた場合には、ステップS19の動作を行わず、ステップS20においてパラメータの選択を終了してもよい。その場合、定められた関係になっているパラメータによっては、機能を実行した場合に例えば製本装置10の機能によりエラーが通知されて機能の実行が停止されることになるが、その通知に基づいてユーザがパラメータを選択し直せばよい。
[変形例8]
指定部204は、上述した実施形態では、複数の項目のうちの一部を指定したが、これに限らず、全て指定してもよいし、全て指定しなくてもよい。指定部204が全ての項目を指定した場合、表示制御部201は、第1パラメータと定められた関係になっているパラメータを全て第2の態様で表示させることになる。反対に、指定部204が全ての項目を指定しなかった場合、表示制御部201は、第1パラメータと定められた関係になっているパラメータを全て第3の態様で表示させることになる。さらにいえば、ユーザ装置20は、指定部204を備えていなくてもよい。この場合に、表示制御部201及び保持部202が、全ての項目が指定項目であるものとして動作することで、指定部204により全ての項目が指定された場合の動作が行われることになる。
この場合でも、第1パラメータを第1の態様で表示させることで、そのパラメータを上述した使用確定パラメータとしてユーザに認識させ、競合を解消させる場合にユーザがそのパラメータ以外の競合パラメータを変更するようにしむけることになる。従って、本変形例においても、上述した実施形態のように、他のパラメータと定められた関係になっているか否かに応じてパラメータを表示させる場合に、第1パラメータを第1の態様以外の態様で表示させる構成に比べて、ユーザが選択したパラメータをあとで誤って変更してしまうことが起こりにくくなり、ユーザがパラメータを選択しやすいようになる。
[変形例9]
図5等に示した選択用画像3は一例であり、表示制御部201は、様々な選択用画像を表示させてもよい。表示制御部201は、例えば、使用パラメータ表示領域31を表示させずに、パラメータ一覧33だけを表示させておき、パラメータ一覧33で表されている各パラメータの横にラジオボタンを表示させ、それらのラジオボタンをユーザに選択させることでパラメータを選択させるようにしてもよい。
また、表示制御部201は、各項目のパラメータの一覧をそれぞれ表示させる代わりに、指定項目のパラメータをまとめた一覧を表示させて、優先パラメータを選択させてもよい。
図18は、指定項目のパラメータをまとめた一覧の一例を示す図である。図18に示す選択用画像3aは、指定項目である「本文の用紙サイズ」及び「仕上がりサイズ」のパラメータをまとめた一覧51を表している。この例では、仕上がりサイズの「8.5×11”(レター)」というパラメータが第1パラメータ(優先パラメータ)として選択され、これと定められた関係になっている(競合している)本文の用紙サイズのパラメータが第2の態様で表示されている。この場合、表示制御部201は、ユーザが第1パラメータを選択し直すだけで、新たに選択された第1パラメータと定められた関係になっている(競合している)指定項目のパラメータを第2の態様で表示させる。この例によれば、表示制御部201が指定項目を一覧で表示させない場合に比べて、第1パラメータと定められた関係になっている指定項目のパラメータを、第1パラメータを選択し直す前のものと見比べることが容易になる。
[変形例10]
表示制御部201は、実施形態で述べた第1、第2及び第3の態様以外の態様でパラメータを表示させてもよい。例えば、表示制御部201は、図11に示す画像42をパラメータの先頭に付加させる態様(実施形態の第2の態様)を第1または第3の態様としてもよいし、図11に示す画像44をパラメータの先頭に付加させる態様(実施形態の第3の態様)を第1または第2の態様としてもよい。いずれの場合も、第1、第2及び第3の態様が互いに異なっていればよい。また、これら以外の態様について、図19を参照して説明する。
図19は、パラメータの態様の例を示す図である。画像42及び44はいずれも四角形の画像であったが、図19(a)では、円形の画像がパラメータの先頭に付加されている。また、図19(b)では、パラメータの周囲を囲む四角形の画像が付加されている。このように、表示制御部201は、パラメータの周囲に表示する画像を様々に変化させて各態様を表してもよい。また、図19(c)では、パラメータの文字列のフォントが大きくなり、また、太字且つ斜体となっている。このように、表示制御部201は、パラメータの文字列自体のフォントやスタイル(太字や斜体など)を変化させて各態様を表してもよい。また、表示制御部201は、フォントや画像の色や大きさを変化させて各態様を表してもよい。また、表示制御部201は、パラメータの周囲に、例えば第2の態様のパラメータの周囲に「優先パラメータと競合しないように変更して下さい」という文字列を付加させたり、第3の態様のパラメータの周囲に「選択終了時に変更される可能性があります」という文字列を付加させてもよい。これらの場合も、要するに、第1、第2及び第3の態様が互いに異なっていればよい。
[変形例11]
表示制御部201は、上述した実施形態では、指定項目及び非指定項目の表示を異ならせなかったが、これを異ならせるようにしてもよい。
図20は、本変形例の選択用画像の一例を示す図である。この図に示す選択用画像3bでは、指定項目である「本文の用紙サイズ」及び「仕上がりサイズ」という文字列の周囲が四角形で囲まれた画像61及び62がそれぞれ表示されている。一方、非指定項目である「とじ方」及び「断裁方法」という文字列は四角形で囲まれていない。なお、選択用画像3bは一例であり、本変形例では、要するに、指定項目と非指定項目とが異なる態様で表示されていればよい。これにより、パラメータを選択する前から、どの項目が指定項目であり、どの項目が非指定項目であるかということがユーザにより把握されることになる。
[変形例12]
ユーザ装置20は、上述した実施形態では、他のパラメータと競合する非指定項目のパラメータを第3の態様で表示させ、パラメータの選択が終了するときに自動変更したが、これに限らない。ユーザ装置20は、例えば、他のパラメータと競合する非指定項目のパラメータが選択された場合、そのパラメータを他のパラメータと競合しないパラメータに自動変更して保持してもよい。つまり、ユーザ装置20は、後から競合を解消するのではなく、その場で競合を解消してもよい。ただし、この場合も、ユーザ装置20は、指定項目のパラメータは自動変更せずに、非指定項目のパラメータを自動変更する。
[変形例13]
本発明は、製本装置10及びユーザ装置20等の情報処理装置の他にも、これらの情報処理装置が実施する処理を実現するための情報処理方法としても捉えられるものである。ここでいう処理とは、例えば、図12に示す選択支援処理である。また、本発明は、製本装置10及びユーザ装置20等のコンピュータを、図4に示す各手段として機能させるためのプログラムとしても捉えられるものである。これらのプログラムは、これらを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されたり、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、これらをインストールして利用可能にするなどの形態でも提供されたりするものであってもよい。
10…製本装置、11、21…制御部、12…UI部、13、24…通信部、14、25…記憶部、15…画像形成部、16…製本部、20…ユーザ装置、22…操作部、23…表示部、201…表示制御部、202…保持部、203…判断部、204…指定部、205…出力部

Claims (2)

  1. 機能が実行されるときに使用されるパラメータを複数の項目についてそれぞれ保持する保持手段と、
    前記項目の異なるパラメータ同士が競合する関係になっているか否かを判断する判断手段と、
    前記パラメータの項目をユーザの操作により指定する指定手段と、
    表示手段を制御して前記パラメータを表示させる表示制御手段であって、ユーザの操作により保持された第1の項目の第1のパラメータ及び当該第1のパラメータ以外に保持されている第2の項目の第2のパラメータとが前記競合する関係になっていると判断された場合、前記第1及び第2の項目がいずれも前記指定手段により指定されていれば、前記第1のパラメータを第1の態様で表示させて前記第2のパラメータを第2の態様で表示させ、前記第1の項目が前記指定手段により指定されて前記第2の項目が前記指定手段により指定されていなければ、前記第1のパラメータを第1の態様で表示させて前記第2のパラメータを第3の態様で表示させる表示制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. コンピュータを、
    機能が実行されるときに使用されるパラメータを複数の項目についてそれぞれ保持する保持手段と、
    前記項目の異なるパラメータ同士が競合する関係になっているか否かを判断する判断手段と、
    前記パラメータの項目をユーザの操作により指定する指定手段と、
    表示手段を制御して前記パラメータを表示させる表示制御手段であって、ユーザの操作により保持された第1の項目の第1のパラメータ及び当該第1のパラメータ以外に保持されている第2の項目の第2のパラメータとが前記競合する関係になっていると判断された場合、前記第1及び第2の項目がいずれも前記指定手段により指定されていれば、前記第1のパラメータを第1の態様で表示させて前記第2のパラメータを第2の態様で表示させ、前記第1の項目が前記指定手段により指定されて前記第2の項目が前記指定手段により指定されていなければ、前記第1のパラメータを第1の態様で表示させて前記第2のパラメータを第3の態様で表示させる表示制御手段
    として機能させるためのプログラム。
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