JP5941815B2 - 車両の保護構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の保護構造の改良に関する。
車両の側部に、車両の側方からの衝撃力を受ける円筒状保護部材が取付けられている車両の保護構造が知られている(例えば、特許文献1(図2)参照。)。
特許文献1の図2に示すように、保護装置(100)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)は、二輪車の前輪軸の中空部に挿通されるシャフト(110)と、このシャフト(110)の両端に形成したねじ部(111)に、ナット(150)を介して円筒状保護部材(140)が取付けられる。すなわち、車輪の両端部に、車幅方向外方へ突出するように樹脂製の円筒状保護部材(140)が取付けられる。車両の側部に衝撃力を受けたときに、この衝撃力を円筒状保護部材で受けることで、車両が地面から直接受ける衝撃力は回避される。
しかし、地面に当接した車両側部の部材が変形し、更に、この変形した車両側部の部材がその内側に位置する部材に当接し、傷を付けることまでは考慮されていない。
車両の側方からの衝撃力を受け変形した車両側部の部材が、その内側に位置する部材に傷を付けないようにすることができる技術が求められる。
特許第4916591号公報
本発明は、車両の側方から衝撃力を受け変形した車両側部の部材が、その内側の部材に傷を付けないようにする車両の保護構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体フレームと、一方がこの車体フレームに、他方がエンジンに着脱可能に取付けられこのエンジンを支持するエンジンハンガーと、このエンジンハンガー近傍にて車体フレームに取付けられ車両の傷付を防止する弾性素材を材料とする保護部材と、が備えられている車両の保護構造において、保護部材には衝撃を吸収する衝撃吸収部が形成され、この衝撃吸収部はエンジンとエンジンハンガーの間に配置され、二つの対向する面がぞれぞれエンジンとエンジンハンガーとに面していることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、保護部材は、車体フレームに仮止めされる仮係止部と、この仮係止部の下方に形成されエンジンハンガーの形状に倣うようにエンジンハンガーへ当接する倣い当接部と、を有することを特徴とする。
請求項3に係る発明では、エンジンハンガーは、車体フレームに連結される円筒状の取付部を備え、この取付部は、中心にねじ孔を有し、車体フレームは、取付部の外周面に沿い所定の隙間をもって取付部を受入れる受入部を有し、保護部材は、取付部の外周面に当接する保護部材内周面と、受入部の内周面に当接する保護部材外周面とを有すると共に、車体フレームとエンジンハンガーの間に挟まれる薄肉円筒部を備えていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、保護部材は、弾性部材で構成され、仮係止部は、受入部に開けた仮係止孔を通る軸部と、この軸部の先に形成され最大径が仮係止孔の径よりも大きく先端が仮係止孔よりも小さい先細りの傘部とからなることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、保護部材は、受入部の内周面の内径よりも外径が大きく受入部の端部に当接する鍔部を有することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、保護部材は弾性素材を材料とする保護部材であり、保護部材は衝撃吸収部が形成され、エンジンとエンジンハンガーの間に配置され、二つの対向する面がぞれぞれエンジンとエンジンハンガーとに面している。
エンジンハンガーに車幅方向外方から衝撃力がかかり、エンジンハンガーが変形すると、変形したエンジンハンガーがエンジン等、エンジンハンガーの内方に配置される車両の一部に当たることがある。
この点、本発明では、エンジンハンガーが変形し、変形したエンジンハンガーが車両の一部に当たったとき、エンジンハンガーの内方に位置する部材は、保護部材によって保護される。結果、車両に傷が付くことを防止することができる。
請求項2に係る発明では、保護部材は、仮係止部と倣い当接部とを有する。仮係止部で保護部材は仮止めされ、車体フレームからの脱落が防止される。従って、車体フレームへ保護部材を取付けるときに、取付作業が簡便に行えるようになる。また、保護部材の倣い当接部でエンジンハンガーに対して保護部材が位置決めされる。結果、仮係止部や倣い当接部を有していない場合に比べ、保護部材を備えたエンジンハンガーの取付作業が簡便に行えるようになる。
請求項3に係る発明では、保護部材は薄肉円筒部を有し、この薄肉円筒部は、車体フレームとエンジンハンガーの間に挟まれる。エンジンハンガーの軸方向で車体フレームへ向かう衝撃力がかかった場合に、衝撃力は、薄肉円筒部で受けられる。結果、エンジンハンガーの車幅方向内方にかかる衝撃力に加え、エンジンハンガーの軸方向にかかる衝撃力も緩和することができる。また、車体フレームとエンジンハンガーの間に薄肉円筒部が挟まれることで、保護部材の位置決めがされる。
請求項4に係る発明では、仮係止部は、軸部と、この軸部の先に形成される傘部とからなる。弾性部材で形成される仮係止部の傘部を仮係止孔に通し、受入部の仮係止孔に係止させる。これにより、保護部材を車体フレームの受入部へ容易に仮止めすることができる。受入部に仮止めされた保護部材は、エンジンハンガーが取り外されても、車体フレームから脱落しない。結果、エンジンハンガーを取付ける際に、保護部材を支えた状態に保ちながら取付ける必要はなく、エンジンハンガー取付に係る作業工数が低減される。
請求項5に係る発明では、保護部材は、受入部の端部に当接する鍔部を有する。保護部材を車体フレームの受入部にセットしたときに、鍔部が受入部の端部に当接することで、保護部材の挿入方向で容易に位置決めされる。加えて、鍔部は、車幅方向内側に配置されるので、鍔部をそのまま保護部とすることができる。
本発明に係る自動二輪車の右側面図である。 図1の要部拡大図である。 図2の3−3線断面図である。 保護部材の正面図である。 本発明に係る車両の保護構造の分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11から下方へ延びるエンジンハンガー12と、このエンジンハンガー12に取付けられるエンジン13と、エンジン13の後方に配置される吸気装置14と、エンジン13の前方に延びた後、下方及び車両後方へ延びる排気装置15と、車体フレーム11の前端部に位置するヘッドパイプ21に操向自在に取付けられる前輪操向部33と、車体フレーム11の車両長手方向略中央部に垂下されるピボットフレーム35と、このピボットフレーム35の後方に配置され後輪32を支持する後輪懸架部34と、エンジン13の上方にて車体フレーム11に載置される燃料タンク37と、燃料タンク37に連続して車両後方へ延び乗員が座るシート38とを有し、このシート38に乗員が跨って乗る鞍乗り型車両である。
次に、車体を覆っている部材について説明する。
前輪操向部33の上部は、フロントカウル41で覆われ、このフロントカウル41にヘッドライト42が取付けられている。前輪操向部33には、計器類43が取付けられている。ヘッドパイプ21の側方から燃料タンク37の前部にかけては、第1サイドカウル44で覆われ、燃料タンク37の下方からシート38の下方にかけては、第2サイドカウル45で覆われ、第2サイドカウル45に連続して後方にかけては、第3サイドカウル46で覆われる。前輪31の上方にてフロントフォーク17に、フロントフェンダ47が取付けられ、後輪32の上方から後方にかけてリヤフェンダ48が延びている。リヤフェンダ48にリヤランプ49が取付けられている。なお、第1サイドカウル44、第2サイドカウル45及び第3サイドカウル46は、左右に一対配置されている。
図2に示すように、前輪操向部33は、ヘッドパイプ21に挿嵌されるステアリング軸18と、このステアリング軸18に一体的に取付られ、車両前斜め下方へ延びるフロントフォーク17と、フロントフォーク17の下端に回転自在に取付けられる前輪31と、フロントフォーク17の上端に取付けられ乗員が操向操作を行うハンドル19とからなる。ハンドル19にミラー39が取付けられる。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21から車両後斜め下方へ延びるメインフレーム22と、このメインフレーム22の後端から垂下され後輪懸架部(図1、符号34)を支持するピボットフレーム35と、前記メインフレーム22の後部から車両斜め上後方へ延びシート38を支えるシートレール23と、メインフレーム22の下方にてヘッドパイプ21から車両後斜め下方へ延びるダウンフレーム24と、メインフレーム22とダウンフレーム24の間に車両前方から後方へトラス状に渡される第1クロスフレーム25、第2クロスフレーム26、第3クロスフレーム27及び第4クロスフレーム28とを主要素とする。
ダウンフレーム24の下端部に、エンジンハンガー12の第1腕51が接続される円筒状のジョイントチューブ61が固着され、このジョイントチューブ61の車両後方位置にて第4クロスフレーム28の途中に、エンジンハンガー12の第2腕52が接続されるカップラ部材62が固着されている。すなわち、車体フレーム11は、ジョイントチューブ61とカップラ部材62とを含んでいる。
エンジン13を支持するエンジンハンガー12は、車両側面視で略Y字状を呈する。エンジンハンガー12の第1腕51は、ジョイントチューブ61に接続されると共にこのジョイントチューブ61から下方へ延びてエンジン13のクランクケース55に接続される。第2腕52は、第1腕51の中間部から分岐して車両後斜め上方へ延びてカップラ部材62に接続され、第1腕51よりも断面積の小さな部材で、第1腕51を補強している。詳細には、第2腕52は、図3に示すように、第2腕52の上端に、取付部53が溶接によって連結され、この取付部53がカップラ部材62に締結される。エンジンハンガー12は、車体フレーム11に着脱可能に取付けられている。
エンジン13は、クランクケース55と、このクランクケース55から斜め前上方へ延びるシリンダ部56とを有する。クランクケース55の前部下部が前記エンジンハンガー12によって支持され、クランクケース55の後部上部及び後部下部がピボットフレーム35によって支持されている。なお、メインフレーム22、ダウンフレーム24、シートレール23、ピボットフレーム35及びエンジンハンガー12は、各々、左右一対設けられている。
エンジン13のシリンダ部56の上方にてダウンフレーム24に、ラジエータユニット29が取付けられ、クランクケース55とラジエータユニット29の間に、配管89が渡されている。
図3〜5では、エンジンハンガー12と車体フレーム11の間に配置される保護部材65及びその周辺部の構造について説明する。
図3に示すように、エンジン13の車幅方向外方に、車体フレーム11を構成する第4クロスフレーム28が図表裏方向に延び、この第4クロスフレーム28にカップラ部材62が固着される。カップラ部材62は、車体フレーム11の一部を構成する。このカップラ部材62のボルト孔63に、ボルト64が車両外方から挿入される。エンジンハンガー12の取付部53は、車両外方からボルト64によって締結されている。
カップラ部材62に、弾性部材で構成され車両の傷付を防止する保護部材65が取付けられる。この保護部材65は、エンジン13とエンジンハンガー12の間に配置される。車体フレーム11を構成するカップラ部材62は、エンジンハンガー12の取付部53を受入れる受入部72を有する。この受入部72は、エンジンハンガー12の取付部53の外周面54に沿い所定の隙間をもって配置されている。この隙間に、後述する保護部材65の薄肉円筒部77が挟まれている。
次に保護部材65の構造について説明する。
図3及び図4に示すように、保護部材65は、上に突設され車体フレーム(カップラ部材62)に仮止めされる仮係止部73と、この仮係止部73の下方に形成され、取付部53の形状に倣うように取付部53の外周面54へ当接する倣い当接部74と、この倣い当接部74を含む保護部材内周面75と、この保護部材内周面75の反対側の面を構成し、カップラ部材62に形成される受入部72の内周面82に当接する保護部材外周面76とを有する。保護部材内周面75と保護部材外周面76とで薄肉円筒部77が構成される。この薄肉円筒部77は、車体フレーム(カップラ部材62)とエンジンハンガー12の間に挟まれている。
保護部材65をカップラ部材62に仮止めする仮係止部73は、受入部72に開けた仮係止孔83を通る軸部84と、この軸部の先83aに形成され最大径が仮係止孔83の径よりも大きく先端が仮係止孔83よりも小さい先細りの傘部85とからなる。保護部材65は、受入部72の内周面82の内径(d)よりも外径(D)が大きく(d<D)、受入部72の端部72aに当接する鍔部86を有する。この鍔部86を含み仮係止部73の下方に、衝撃を吸収する衝撃吸収部78が形成され、衝撃吸収部78の下部で車幅方向外方位置に、ボルト64のねじ部64mを避けるように逃げ部79が形成される。鍔部86が受入部72の端部72aに当接可能とすることで、保護部材65を車幅方向の所定位置に位置決めすることができる。
次に、保護部材65の材料について説明する。
保護部材65の材料として、本実施例では、エチレン・プロピレンゴム(EPDM)を採用した。EPDMは、エチレンとプロピレンの共重合体少量の添加物を加えたものである。この他、エチレンとプロピレンの共重合体のみのエチレン・プロピレンゴム(EPM)でも良い。また、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)その他のゴムを利用することは差し支えない。また、弾性部材であれば、樹脂材料を利用しても良い。
図5に示すように、エンジンハンガー12は、車体フレーム(カップラ部材62)に連結される円筒状の取付部53を備えている。この取付部53は、中心にねじ孔88を有する。図中、カップラ部材62が固着される第4クロスフレームは省略されている。
エンジンハンガー12及び保護部材65を車体フレーム(カップラ部材62)へ取付ける手順としては、先ず、保護部材65の保護部材外周面76を受入部72に合わせるようにして、仮係止部73をカップラ部材62の仮係止孔83に挿入し、保護部材65を車体フレーム(カップラ部材62)へ仮止めする。
次いで、エンジンハンガー12の取付部53を保護部材65の保護部材内周面(図3、符号75)に合わせるようにしながら、車幅方向外方からカップラ部材62のボルト孔63にボルト64を差込み、このボルト64を円筒形状を呈するエンジンハンガー12の取付部53のねじ孔88にねじ込むことで、保護部材65の薄肉円筒部77を挟むようにして固定する。上記手順によって、カップラ部材62に保護部材65が確実に取付けられる。
以上に述べた車両の保護構造の作用を次に述べる。
図3にて、エンジン13とエンジンハンガー12の間に保護部材65が配置される。エンジンハンガー12に車幅方向外方から衝撃力がかかり、エンジンハンガー12が変形すると、変形したエンジンハンガー12が、エンジンハンガー12の車幅方向内方に位置するエンジン13の一部(例えば、配管類89b)に当たることがある。
この点、本発明では、エンジンハンガー12が変形し、変形したエンジンハンガー12がエンジン13の配管類89bに当たったとき、エンジン13の配管類89bは、保護部材65によって保護される。結果、エンジン13の配管類89bに傷が付くことを防止することができる。なお、本作用・効果は、エンジン13の配管類89bに保護部材65が当たったときの作用を説明するものであるが、エンジンの側面13sに当たった場合にも、保護部材65によってエンジンの側面13sは保護される。
保護部材65は薄肉円筒部77を有し、この薄肉円筒部77は、車体フレーム(カップラ部材62)とエンジンハンガー12の間に挟まれている。エンジンハンガー12の軸方向で上へ向かう衝撃力がかかった場合に、この衝撃力は、薄肉円筒部77で受けられる。結果、エンジンハンガー12の車幅方向内方にかかる衝撃力に加え、エンジンハンガー12の軸方向にかかる衝撃力も緩和することができる。
図3、5にて、保護部材65は、仮係止部73と倣い当接部74とを有する。仮係止部73で保護部材65は仮止めされ、車体フレーム11からの脱落が防止される。従って、車体フレーム11へ保護部材65を取付けるときに、取付作業が簡便に行えるようになる。また、保護部材65の倣い当接部74で保護部材65に対してエンジンハンガー12が位置決めされる。結果、仮係止部73や倣い当接部74を有していない場合に比べ、保護部材65が備えられている場合のエンジンハンガー12の取付作業が簡便に行える。
また、仮係止部73は、軸部84と、この軸部84の先に形成される傘部85とからなる。弾性部材で形成される仮係止部73の傘部85を仮係止孔83に通し、受入部72の仮係止孔83に係止させる。これにより、保護部材65を車体フレーム11の受入部72へ容易に仮止めすることができる。受入部72に仮止めされた保護部材65は、エンジンハンガー12が取り外されても、車体フレーム11から脱落しない。結果、エンジンハンガー12を取付ける際に、保護部材65を支えたままの状態を維持する必要はない。結果、エンジンハンガー12の取付けに係る作業工数が低減される。
さらに、保護部材65は、受入部72の端部72aに当接する鍔部86を有する。保護部材65を車体フレーム(カップラ部材62)の受入部72にセットしたときに、鍔部86が受入部72の端部72aに当接することで、保護部材65のセット方向(車幅方向)で容易に位置決めされる。加えて、鍔部86は、車幅方向内側に配置されるので、鍔部86をそのまま保護部とすることができる。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明は、車両の側部に保護部材が備えられている自動二輪車に好適である。
10…車両(自動二輪車)、11…車体フレーム、12…エンジンハンガー、13…エンジン、53…取付部、54…取付部の外周面、65…保護部材、72…受入部、73…仮係止部、74…倣い当接部、75…保護部材内周面、76…保護部材外周面、77…薄肉円筒部、82…受入部の内周面、83…仮係止孔、84…軸部、85…傘部、86…鍔部。

Claims (5)

  1. 車体フレーム(11)と、一方がこの車体フレーム(11)に、他方がエンジン(13)に着脱可能に取付けられ、このエンジン(13)を支持するエンジンハンガー(12)と、このエンジンハンガー(12)近傍にて前記車体フレーム(11)に取付けられ車両の傷付を防止する弾性素材を材料とする保護部材(65)と、が備えられている車両の保護構造において、
    前記保護部材(65)には衝撃を吸収する衝撃吸収部(78)が形成され、
    この衝撃吸収部(78)は、前記エンジン(13)と前記エンジンハンガー(12)の間に配置され、二つの対向する面がぞれぞれ前記エンジン(13)と前記エンジンハンガー(12)とに面している、
    ことを特徴とする車両の保護構造。
  2. 前記保護部材(65)は、前記車体フレーム(11)に仮止めされる仮係止部(73)と、この仮係止部(73)の下方に形成され前記エンジンハンガー(12)の形状に倣うように前記エンジンハンガー(12)へ当接する倣い当接部(74)と、を有することを特徴とする請求項1記載の車両の保護構造。
  3. 前記エンジンハンガー(12)は、前記車体フレーム(11)に連結される円筒状の取付部(53)を備え、
    この取付部(53)は、中心にねじ孔(88)を有し、
    前記車体フレーム(11)は、前記取付部(53)の外周面(54)に沿い所定の隙間をもって前記取付部(53)を受入れる受入部(72)を有し、
    前記保護部材(65)は、前記取付部(53)の外周面(54)に当接する保護部材内周面(75)と、前記受入部(72)の内周面(82)に当接する保護部材外周面(76)とを有すると共に、前記車体フレーム(11)と前記エンジンハンガー(12)の間に挟まれる薄肉円筒部(77)を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の保護構造。
  4. 前記保護部材(65)は、弾性部材で構成され、
    前記仮係止部(73)は、前記受入部(72)に開けた仮係止孔(83)を通る軸部(84)と、この軸部(84)の先に形成され最大径が前記仮係止孔(83)の径よりも大きく先端が前記仮係止孔(83)よりも小さい先細りの傘部(85)とからなることを特徴とする請求項3記載の車両の保護構造。
  5. 前記保護部材(65)は、前記受入部(72)の内周面(82)の内径(d)よりも外径(D)が大きく前記受入部(72)の端部に当接する鍔部(86)を有することを特徴とする請求項3又は請求項4記載の車両の保護構造。
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