JP5938185B2 - 貨幣処理装置およびメンテナンスシステム - Google Patents

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Description

本発明は、貨幣処理装置およびメンテナンスシステムに係わり、例えば、金融機関において貨幣の出し入れを行い、その貨幣を収納する貨幣処理装置およびメンテナンスシステムに関する。
銀行等の金融機関の店舗には、店舗内の貨幣の入金および出金を管理する様々な貨幣処理装置(例えば、窓口機、整理機、出納機、両替機、ATM等)が設けられている。これらの貨幣処理装置のメンテナンスのために、監視装置が金融機関とは別に、貨幣処理装置のメンテナンスを行う業者側に設けられている場合がある。監視装置は、貨幣処理装置と通信接続されており、貨幣処理装置の処理履歴等のメンテナンスデータ(ログ)を定期的に貨幣処理装置から受信し、これらのログに基づいて貨幣処理装置の状態をリモートで監視する。そして、保全業者は、貨幣処理装置の状態に応じて、金融機関の店舗へ行き、貨幣処理装置のメンテナンスを行う。従来、監視装置は、メンテナンスデータを所定期間毎に纏めて貨幣処理装置から受信していた(特許文献1)。
特開平8−249383号公報
しかしながら、ログを定期的に貨幣処理装置から送信する場合、ログ送信は、貨幣処理装置の状態に関係なく所定期間の経過後に実行される。このとき貨幣処理装置が本来の業務として貨幣処理のプログラムを実行している場合、貨幣処理のプログラムの処理とデータの通信処理とが重複するので、貨幣処理装置に大きな負荷が掛かってしまうという問題があった。
また、データを定期的に貨幣処理装置から送信する場合、データ送信は、送信すべきデータ量に関係なく所定期間の経過後に実行される。従って、貨幣処理装置は、送信すべきデータ量が通信単位(パケット)の整数倍から大きく乖離している場合であっても、所定期間毎に蓄積データを全て送信していた。例えば、データ量が1パケットよりも非常に少ない場合であっても、所定期間の経過後、貨幣処理装置はそのデータを1パケットとして送信していた。このように通信単位から乖離したデータを頻繁に送信した場合、実際に通信されるデータ量は少ないにもかかわらず、通信コストが高くなるという問題が生じる。通信の料金プランが定額制である場合には、このような問題は生じないが、メンテナンスデータのようにデータ量が少ない場合には、定額制は、パケット従量制よりも高くなる。
そこで、本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、貨幣処理装置から監視装置へのデータの送信において、貨幣処理装置に過剰な負荷を掛けることなくデータを送信することができる貨幣処理装置およびメンテナンスシステムを提供することを目的とする。
また、貨幣処理装置から監視装置へのデータの送信において、通信コストを低減するように、効率良くデータを送信することができる貨幣処理装置およびメンテナンスシステムを提供することを目的とする。
本発明による実施形態に従った貨幣処理装置は、メンテナンスのために用いられる監視装置と通信可能に接続され、金融機関の店舗内に設置され、かつ、貨幣の処理を行う貨幣処理装置であって、
貨幣を処理する処理部と、前記貨幣処理装置の処理履歴を含むメンテナンスデータを格納し、並びに、貨幣を処理するために用いられる貨幣処理プログラムとメンテナンスデータを収集するログ収集プログラムと、前記ログ収集プログラムの実行を許可するログ収集フラグとを格納する記憶部と、前記貨幣処理プログラムが停止状態、待機状態または終了状態になった後に、前記メンテナンスデータを前記監視装置へ送信する通信部と、前記貨幣処理プログラムを実行、停止、待機または終了させる制御部とを備え、
通信部は、貨幣処理装置にエラーが発生したときに、該エラーを知らせるエラー通知を監視装置へ送信し、
制御部は、エラー通知に応じて監視装置が送信したログ収集コマンドを受けて、ログ収集フラグをアクティブ状態にし、
制御部は、貨幣処理プログラムが停止状態、待機状態または終了状態になった後に、ログ収集フラグの状態に基づいて前記ログ収集プログラムを実行する。
前記貨幣処理プログラムおよび前記ログ収集プログラムは、互いに異なるルーチンとして一連のプログラムに組み込まれていてもよい。
前記ログ収集プログラムの実行を選択可能に表示する表示部をさらに備え、前記貨幣処理装置の操作者が前記表示部において前記ログ収集プログラムの実行を選択したときに、前記ログ収集プログラムを実行してもよい。
前記制御部は、前記貨幣処理装置の電源スイッチがOFF状態になったことをトリガとして、前記ログ収集フラグの状態に基づいて前記ログ収集プログラムを実行してもよい。
前記メンテナンスデータを前記監視装置へ送信する際に、前記通信部は、前記メンテナンスデータを所定の通信単位の整数倍ごとに送信してもよい。
本発明による実施形態に従ったメンテナンスシステムは、金融機関の店舗内に設置され、貨幣の処理を行う貨幣処理装置と、前記貨幣処理装置と通信可能に接続され、前記貨幣処理装置のメンテナンスのために用いられる監視装置とを備えたメンテナンスシステムであって、
前記貨幣処理装置は、貨幣を処理する処理部と、前記貨幣処理装置の処理履歴を含むメンテナンスデータを格納し、並びに、貨幣を処理するために用いられる貨幣処理プログラムと前記メンテナンスデータを収集するログ収集プログラムと、前記ログ収集プログラムの実行を許可するログ収集フラグとを格納する記憶部と、前記貨幣処理プログラムが停止状態、待機状態または終了状態になった後に、前記メンテナンスデータを前記監視装置へ送信する通信部と、前記貨幣処理プログラムを実行、停止、待機または終了する制御部とを備え、
前記通信部は、前記貨幣処理装置にエラーが発生したときに、該エラーを知らせるエラー通知を前記監視装置へ送信し、
前記監視装置は、前記メンテナンスデータを受信する通信部と、前記メンテナンスデータを格納する記憶部と、前記メンテナンスデータを表示する表示部とを備え、
前記制御部は、前記エラー通知に応じて前記監視装置が送信したログ収集コマンドを受けて、前記ログ収集フラグをアクティブ状態にし、
前記制御部は、前記貨幣処理プログラムが停止状態、待機状態または終了状態になった後に、前記ログ収集フラグの状態に基づいて前記ログ収集プログラムを実行する。
前記貨幣処理装置の前記制御部は、前記貨幣処理装置の電源スイッチがOFF状態になったことをトリガとして、前記ログ収集フラグの状態に基づいて前記ログ収集プログラムを実行してもよい。
前記メンテナンスデータを前記監視装置へ送信する際に、前記貨幣処理装置の前記通信部は、前記メンテナンスデータを所定の通信単位の整数倍ごとに送信してもよい。
本発明による貨幣処理装置およびメンテナンスシステムは、貨幣処理装置から監視装置へのデータの送信において、貨幣処理装置に過剰な負荷を掛けることなくデータを送信することができる。
本発明による貨幣処理装置およびメンテナンスシステムは、貨幣処理装置から監視装置へのデータの送信において、通信コストを低減するように、効率良くデータを送信することができる。
本発明に係る第1の実施形態に従ったメンテナンスシステム100の構成の一例を示す概略図。 第1の実施形態によるメンテナンスシステムの動作を示すフロー図。 貨幣処理装置200の表示部140に表示される処理メニューの一例。 第2の実施形態によるメンテナンスシステム100の動作を示すフロー図。 第1または第2の実施形態の変形例に従った送信データを示す表。
以下、図面を参照して本発明による実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る第1の実施形態に従ったメンテナンスシステム100(以下、単に、システム100ともいう)の構成の一例を示す概略図である。システム100は、貨幣処理装置200と、メンテナンスサーバ300とを備えている。貨幣処理装置200は、金融機関の店舗内に設置された貨幣処理を行う装置であり、例えば、窓口機、整理機、出納機、両替機、ATM等である。メンテナンスサーバ300は、貨幣処理装置200の設置された店舗から離れた保守管理業務を行う保全業者側の施設に設置された監視装置である。メンテナンスサーバ300は、電話回線あるいはインターネット400を介して貨幣処理装置200と通信可能に接続されている。1つのメンテナンスサーバ300に対して複数の貨幣処理装置200が通信可能に接続されていてもよい。メンテナンスサーバ300は、貨幣処理装置200のメンテナンスのために貨幣処理装置200からメンテナンスデータとしての処理履歴(ログ)を取得し、この処理履歴を保全業者へ提示するように構成されている。貨幣処理装置200の処理履歴は、貨幣処理装置200において過去に実行した貨幣処理の履歴であり、貨幣処理装置200にエラーが発生した時やメンテナンス時に保全業者が参照するデータとして重要である。
貨幣処理装置200は、処理部110と、記憶部120と、通信部130と、表示部140と、操作部150とを備えている。貨幣を処理する処理部110は、入出金部111、112と、整理部113、114とを備えている。入出金部111,112は、貨幣を入金または出金し、入金した貨幣および出金すべき貨幣を収納する。整理部113、114は、バラ紙幣を所定枚数ごとに整理してそのバラ紙幣を結束することによって束紙幣を作成し、あるいは、バラ硬貨を所定枚数ごとに整理してそのバラ硬貨を包装することによって包装硬貨を作成する。
記憶部120は、ROM、RAMまたはハードディスクドライブ等で構成されており、貨幣処理プログラム、ログ収集プログラム、処理履歴、在高情報、日時情報等の情報を記憶している。また、記憶部120のRAMは、プログラムのロード領域やプログラム実行時における作業領域となる。
貨幣処理プログラムは、処理部110を動作させるプログラムであり、貨幣の入出金処理あるいは貨幣の整理のために実行される。ログ収集プログラムは、処理履歴を収集してメンテナンスデータを作成するプログラムであり、貨幣処理プログラムに従って貨幣を処理した日時、その処理の内容等の情報を含む履歴(ログ)を収集するために実行される。ログ収集プログラムは、貨幣処理プログラムが実行されているときには実行されないように構成されている。ログ収集プログラムおよび貨幣処理プログラムは、それぞれ個別のプログラムとして記憶部120に格納されていてもよい。代替的に、ログ収集プログラムおよび貨幣処理プログラムは、一連のプログラムに組み込まれており、互いに異なるルーチンとして構成されていてもよい。
通信部130は、図1に示すようにメンテナンスサーバ300と通信可能に接続されている。例えば、貨幣処理装置200とメンテナンスサーバ300とは、無線LAN、光LAN等で通信可能なように接続されている。貨幣処理装置200は、通信部130を介して、メンテナンスサーバ300へ様々な情報を送信することができる。
表示部140は、操作者に対して処理メニュー等の情報を表示するように構成されている。操作部150は、操作者が情報を貨幣処理装置200へ入力するために設けられている。操作部150は、例えば、キーボード式入力部である。尚、表示部140が、例えば、タッチパネル式液晶表示装置である場合、操作部150を省略して、操作者は表示部140から情報を入力してもよい。
制御部160は、CPU等で構成され、記憶部120に格納されたプログラムに従って出納機100の全体を制御する。制御部160は、貨幣処理プログラムおよびログ収集プログラムを実行、停止、待機または終了させることができる。
メンテナンスサーバ300は、記憶部320と、通信部330と、表示部340と、操作部350と、制御部360とを備えている。通信部330は、回線またはインターネット400を介して貨幣処理装置200と通信可能に接続されており、貨幣処理装置200の処理履歴を含むメンテナンスデータを貨幣処理装置200から受け取る。記憶部320は、貨幣処理装置200から受け取ったメンテナンスデータを格納する。表示部340は、貨幣処理装置200から受け取ったメンテナンスデータを表示する。操作部350は、メンテナンスサーバ300の操作者(保全業者)が情報をメンテナンスサーバ300へ入力するために設けられている。操作部350は、例えば、キーボード式入力部である。尚、表示部340が、例えば、タッチパネル式液晶表示装置である場合、操作部350を省略して、操作者は表示部340から情報を入力してもよい。
メンテナンスサーバ300の操作者は、メンテナンスデータを参照し、必要に応じて金融機関の店舗へ出向き貨幣処理装置200のメンテナンスを行なう。
図2は、第1の実施形態によるメンテナンスシステムの動作を示すフロー図である。図3は、貨幣処理装置200の表示部140に表示される処理メニューの一例である。
まず、貨幣処理装置200は、表示部140に処理メニューを表示する(S10)。処理メニューは、図3に示すように、入金処理、出金処理、両替処理、貨幣の装填処理/回収処理等の項目を選択可能に表示する。
操作者(例えば、行員)が処理メニューから通常業務に必要な貨幣処理を選択すると(S20)、貨幣処理装置200は、選択された処理メニューを実行する(S30)。このとき、貨幣処理装置200の制御部160は、通常業務として貨幣処理を実行する。例えば、貨幣処理装置200は、貨幣の入出金動作を実行する。一連の貨幣処理が終了すると、貨幣処理装置200の表示部140は処理メニューを再度表示する(S10)。エラーが発生しない限り、操作者は、通常業務としての貨幣処理を繰り返し選択することができる(S40のNO)。即ち、エラーが発生しない限り、操作者は、処理メニューの“ログ収集”を選択する必要はない。
そして、貨幣処理においてエラーが発生した場合(S40のYES)、貨幣処理装置200の通信部130は、エラー通知をメンテナンスサーバ300へ送信する(S50)。エラー通知は、エラーの履歴情報を含み、貨幣処理装置200の記憶部120に格納されるとともに、メンテナンスサーバ300の記憶部320にも格納される。エラー通知は、例えば、エラー箇所、エラー内容、エラー日時等のエラーを特定するための情報である。エラー箇所およびエラー内容は、予めコード化されており、記憶部120に格納されている。エラー箇所のコードは、例えば、入出金口、貨幣の搬送路、貨幣の収納庫、整理部等の貨幣処理装置200の各箇所に割り当てられた番号でよい。エラー内容のコードは、例えば、搬送路における紙幣詰まり、貨幣の収納庫における収納エラー、整理部における結束または包装のエラー等に割り当てられた番号でよい。尚、この時点では、貨幣処理プログラムが動作中であるため、貨幣処理装置200は、処理履歴の収集および送信を未だ実行しない。
メンテナンスサーバ300は、エラー通知を受信すると、受信したエラー通知を記憶部320に格納するとともに、表示部340に表示する(S60)。保全業者は、エラー通知の内容を参照し、メンテナンスの要否を判断するために、貨幣処理装置200の処理履歴の要否を判断する(S70)。
処理履歴が不要と判断された場合(S70のNO)、店舗側の操作者がエラーの解消を試みる。必要に応じて、店舗側の操作者と保全業者とは連絡を取り合って、エラーを解消する(S55)。店舗側の操作者がエラーを解消した後、貨幣処理装置200は、通常業務としての貨幣処理を繰り返し実行することができる。
一方、処理履歴が必要と判断された場合(S70のYES)、保全業者は、貨幣処理装置200が配置された店舗へ連絡する。保全業者は、店舗側の操作者に対して、貨幣処理を終了し、処理メニュー画面において「ログ収集」を選択するように指示する(S75)。保全業者は、例えば、電話、電子メール等を用いて店舗へ連絡すればよい。
操作者は、保全業者の指示に従って、貨幣処理装置200の貨幣処理を強制的に終了させ、あるいは、貨幣処理の終了を待つ。貨幣処理が終了し、貨幣処理プログラムが停止状態または待機状態になった後、貨幣処理装置200は、表示部140に処理メニューを再度表示する(S100)。ここで、操作者は、保全業者からの指示に従って、処理メニューから「ログ収集」を選択する(S110)。貨幣処理装置100の制御部160は、ログ収集の選択を受けて、ログ収集プログラムを実行する(S120)。このとき、貨幣処理プログラムは停止状態または待機状態であり、ログ収集プログラムと同時には実行されない。即ち、通常業務としての貨幣処理(入金、出金、両替等)とログ収集とが同一処理メニューに表示されるため、貨幣処理およびログ収集は同時に選択され得ない。
尚、貨幣処理プログラムの停止状態または待機状態とは、貨幣処理プログラム自体は立ち上がっており、起動しているものの、制御部120が貨幣処理プログラムを処理(または実行)していない状態である。代替的に、貨幣処理プログラムは終了状態であってもよい。即ち、貨幣処理プログラム自体を立ち下げて、終了させてもよい。
ログ収集プログラムは、上述の通り、貨幣処理装置200において過去に実行した処理の履歴を収集してメンテナンスデータを作成するために実行される。処理履歴を収集して作成されたメンテナンスデータは、記憶部120に一旦格納される。
次に、貨幣処理装置200は、貨幣処理装置200の処理履歴を含むメンテナンスデータをメンテナンスサーバ300へ送信する(S130)。
メンテナンスサーバ300は、メンテナンスデータを受信すると、そのメンテナンスデータを記憶部320に格納するとともに、表示部340に表示する(S140)。保全業者は、メンテナンスデータおよびエラー通知を参照し、貨幣処理装置200に対するメンテナンスが必要か否かを判断する(S150)。
貨幣処理装置200に対するメンテナンスが不要な場合(S150のNO)、保全業者は、貨幣処理装置200が設置されている店舗へ出向くことなく、貨幣処理装置200の操作者へ貨幣処理装置200のエラーの解消方法を連絡し、エラーの解消後、貨幣処理装置200を使用可能であることを連絡する。その後、操作者は、貨幣処理装置200において貨幣処理を実行することができる。
一方、貨幣処理装置200に対するメンテナンスが必要な場合(S150のYES)、保全業者は、貨幣処理装置200が設置されている店舗へ出向き、貨幣処理装置200のメンテナンスおよびエラーの解消を行なう(S160)。そして、貨幣処理装置200のメンテナンスおよびエラーの解消を行なった後、操作者は、貨幣処理装置200において貨幣処理を実行することができる。
このように第1の実施形態によるメンテナンスシステム100によれば、貨幣処理装置200は、メンテナンスデータを定期的に作成および送信するのではなく、貨幣処理プログラムが停止状態、待機状態または終了状態である期間中に、必要に応じてメンテナンスデータを作成および送信する。従って、貨幣処理装置200は、貨幣処理プログラムおよびログ収集プログラムの両方を同時に実行することがなく、いずれか一方を実行する。その結果、システム100は、貨幣処理装置200の制御部160に過剰な負荷を掛けることなく、貨幣処理およびメンテナンスデータの作成処理および送信処理を実行することができる。
また、貨幣処理装置200は、メンテナンスデータを定期的に作成および送信するのではなく、保全業者がメンテナンスデータを必要としているときに該メンテナンスデータを作成および送信する。従って、保全業者は、必要に応じてメンテナンスデータを得ることができ、それにより、タイムリーなメンテナンスが可能となる。さらに、貨幣処理装置200は必要に応じてメンテナンスデータを作成および送信するので、貨幣処理装置200とメンテナンスサーバ300との間の通信料金プランがパケット従量制の場合、余計な通信費が掛からない。
また、メンテナンスデータをメンテナンスサーバ300へ送信する際に、貨幣処理装置200の通信部130は、メンテナンスデータを所定の通信単位(例えば、パケット)の整数倍ごとに送信し、該通信単位に満たないメンテナンスデータについては送信せずに、記憶部120に残しておいてもよい。これにより、メンテナンスデータは、貨幣処理装置200とメンテナンスサーバ300との間で効率良く送信される。その結果、貨幣処理装置200とメンテナンスサーバ300との間の通信料金プランがパケット従量制の場合、余計な通信費が掛からない。
通信単位に満たなかったメンテナンスデータは、次のメンテナンスデータの送信時に、他のメンテナンスデータとともに所定の通信単位ごとに送信される。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態によるメンテナンスシステム100の動作を示すフロー図である。第2の実施形態では、貨幣処理装置200のログ収集プログラムは、操作者が貨幣処理装置200の電源スイッチ170を一旦OFF状態にしてからON状態にすることによって実行される。
この場合、ログ収集プログラムの実行の許可/禁止を決定するログ収集フラグが記憶部120に格納されている必要がある。貨幣処理装置200の電源スイッチ170をOFF状態にした後、ON状態にしたときに、制御部160は、ログ収集フラグを参照してログ収集プログラムを実行する、あるいは、実行しない。ログ収集フラグは1ビットデータでよい。ログ収集フラグがアクティブ状態である場合には、制御部160は、ログ収集プログラムを実行する。ログ収集フラグがアクティブ状態でない場合には、制御部160は、ログ収集プログラムを実行しない。尚、第2の実施形態では、貨幣処理装置200の記憶部120は、電源起動時にログ収集フラグを参照するための起動プログラムを予め格納している。
ログ収集プログラムは貨幣処理プログラムが実行されているときには実行されないので、ログ収集フラグは、貨幣処理プログラムの実行の許可/禁止を決定するフラグであると換言してもよい。
図2を参照して説明したステップS10〜S70の後、保全業者が処理履歴を必要とする場合(S70のYES)、メンテナンスサーバ300の通信部330は、エラー通知に応じてログ収集コマンドを貨幣処理装置200へ送信する(S76)。ログ収集コマンドは、貨幣処理装置200の記憶部120に格納されているログ収集フラグをアクティブ状態にするコマンドである。ログ収集コマンドは、保全業者が操作部350を操作することによって送信される。あるいは、メンテナンスサーバ300は、エラー通知によって特定されるエラー内容のコードに依って、自動でログ収集コマンドを送信してもよい。自動でログ収集コマンドを送信する場合、ログ収集コマンドを送信するエラーコードは予め設定されており、メンテナンスサーバ300の記憶部320に格納しておく必要がある。
貨幣処理装置200の通信部130がログ収集コマンドを受信すると、貨幣処理装置200の制御部160は、記憶部120に格納されているログ収集フラグをアクティブ状態にする(S101)。即ち、貨幣処理装置200の制御部160は、ログ収集プログラムの実行を許可状態にする。
また、メンテナンスサーバ300がログ収集コマンドを送信した場合、保全業者は、貨幣処理装置200の操作者へ連絡し、貨幣処理装置200の電源スイッチ170をOFF状態にした後、ON状態にすることを指示する(S80)。これは、貨幣処理装置200においてログ収集プログラムを実行させるトリガとなる。
貨幣処理装置200の操作者は、保全業者の指示に従って、貨幣処理装置200の電源スイッチをOFF状態にした後、ON状態にする(S111)。このとき、貨幣処理装置200の制御部160は、電源スイッチ170がOFF状態になったことをトリガとして、ログ収集フラグを参照する(S115)。記憶部120は、電源起動時にログ収集フラグを参照するためのプログラムを予め格納している。
ログ収集フラグが非アクティブ状態である場合(S117のNO)、貨幣処理装置200は、表示部140の処理メニューを表示する。このとき、表示部140は、図3に示す画面を表示すればよい。操作者は、処理メニューから通常業務としての貨幣処理を選択することができる。ただし、このとき「ログ収集」の項目は、処理メニューに無くてもよい。
一方、ログ収集フラグがアクティブ状態である場合(S117のYES)、貨幣処理装置200は、ログ収集プログラムを実行する(S120)。このとき、電源スイッチ170をON状態にした直後であるが、貨幣処理装置200は、ログ収集プログラムが終了するまでは貨幣処理プログラムを立ち上げない。つまり、貨幣処理プログラムは終了状態を維持する。従って、第2の実施形態においても、貨幣処理プログラムおよびログ収集プログラムが同時に実行されることはない。
その後、第2の実施形態によるシステム100の動作は、ステップS130〜S160に示す第1の実施形態によるシステム100の動作と同様でよい。
第2の実施形態によれば、貨幣処理装置200の操作者は、電源スイッチ170のOFF/ONの切替え操作のみで、ログ収集プログラムを実行させることができる。電源スイッチ170のOFF/ONの切替え操作は非常にシンプルであるので、保全業者は、電話またはEメール等を用いて貨幣処理装置200の操作者に簡単に指示することができる。尚、ここでは、電源スイッチ170のOFF/ONをログ収集のトリガとしたが、別のスイッチ等の操作をログ収集のトリガとしても構わない。
また、電源スイッチ170をOFF状態にすることをトリガとしてログ収集フラグを参照し、ログ収集フラグに基づいてログ収集プログラムを実行させる起動プログラムは、図3に示すように処理メニューにログ収集の項目を選択可能に表示させるプログラムよりも簡単であり、かつ、既存の起動プログラムに簡単に組み込むことができる。従って、メンテナンスサーバ300が、回線またはインターネット400を介して上記起動プログラムを従来の貨幣処理装置にアドインすることができる。このとき、必要に応じて、メンテナンスサーバ300は、ログ収集フラグおよびログ収集プログラムも貨幣処理装置にアドインしてもよい。これにより、保全業者は、貨幣処理装置の設置されている店舗に出向くことなく、既存の貨幣処理装置にログ収集機能をリモートで追加することができる。貨幣処理装置を使用する金融機関は、新しい貨幣処理装置を購入することなく、改善されたメンテナンスサービスを享受することができる。また、電源スイッチ170をOFF状態にすることをトリガとしたので、貨幣処理装置200の電源を遮断したタイミングでログ収集を行なうこともできる。
さらに、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を有する。
第1および第2の実施形態において、貨幣処理装置200が過去にメンテナンスデータをメンテナンスサーバ300へ既に送信している場合、貨幣処理装置200は、ステップS130において、未だ送信されていないメンテナンスデータ(差分メンテナンスデータ)のみを送信すればよい。これにより、通信料金プランがパケット従量制の場合、余計な通信費が掛からない。
このとき、貨幣処理装置200は、差分メンテナンスデータを所定の通信単位(例えば、パケット)の整数倍ごとに送信し、該通信単位に満たないメンテナンスデータについては送信せずに、記憶部120に残しておいてもよい。これにより、メンテナンスデータは、貨幣処理装置200とメンテナンスサーバ300との間で効率良く送信される。その結果、貨幣処理装置200とメンテナンスサーバ300との間の通信料金プランがパケット従量制の場合、余計な通信費が掛からない。通信単位に満たなかったメンテナンスデータは、次のメンテナンスデータの送信時に、他のメンテナンスデータとともに所定の通信単位ごとに送信される。
(変形例1)
図5は、上記第1または第2の実施形態の変形例に従った送信データを示す表である。上述のように、メンテナンスデータを定期的に送信する場合、貨幣処理装置200を有する店舗側において通信コストが高くなるという問題が生じる。本変形例では、メンテナンスデータの定期的な送信機能を維持しつつ、さらに、メンテナンスデータのデータ量が通信単位に満たない場合には、貨幣処理装置200は、メンテナンスデータを送信しない。即ち、メンテナンスデータの定期的な送信時期が到来していること、および、メンテナンスデータのデータ量が通信単位を超えていること、および、貨幣取引プログラムが停止状態、待機状態または終了状態であることの全てを満たすことを条件として、貨幣処理装置200は、メンテナンスデータをメンテナンスサーバ300へ送信する。
このような機能を上記第1または第2の実施形態に組み合わせることによって、メンテナンスデータをエラーの発生前に分割して送信しておけるので、エラー発生時に送信するメンテナンスデータのデータ量が少なくて済む。エラー発生時に大量のデータを送信する必要がないので、保全業者によるメンテナンスデータの取得時間を短縮することができる。
図5(A)は、メンテナンスデータの変化の内容を示している。貨幣処理装置200は、毎日定期的にメンテナンスデータをメンテナンスサーバ300へ送信するように設定されている。メンテナンスデータの具体例として、貨幣処理装置200の貨幣の搬送路に設けられた10個のセンサPIS01〜PIS10によって検知された貨幣枚数のカウントデータを用いている。例えば、3月7日では、センサPIS01が100枚の貨幣を検出し、PIS10は10枚の貨幣を検出している。その他のセンサPIS02〜PIS09は、貨幣を検出していない。3月8日では、センサPIS01がさらに100枚の貨幣(計200枚の貨幣)を検出し、PIS10はさらに2枚の貨幣(計12枚の貨幣)を検出している。その他のセンサPIS02〜PIS09は、貨幣を検出していない。このように、センサPIS01〜PIS10が検出する貨幣の枚数は変化する。
図5(B)は、センサPIS01〜PIS10のそれぞれの総検出枚数をメンテナンスデータとして送信する方法(全分送信方法)を示す。この場合、検出枚数の変化しているセンサPIS01およびPIS10のデータだけでなく、検出枚数の変化していないセンサPIS02〜PIS09のデータも含めて送信している。従って、貨幣処理装置200は、3月7日〜3月11日の期間中に、370文字ものメンテナンスデータを送信している。
図5(C)は、検出枚数の変化しているセンサPIS01およびPIS10のそれぞれの総検出枚数をメンテナンスデータとして送信する方法(差分送信方法)を示す。この場合、検出枚数の変化しているセンサPIS01およびPIS10のデータだけ送信し、検出枚数の変化していないセンサPIS02〜PIS09のデータは送信しない。従って、貨幣処理装置200は、3月7日〜3月11日の期間中に、85文字のメンテナンスデータを送信している。
図5(D)は、差分送信方法に加え、通信単位による送信制限を設けた本変形例による方法を示す。例えば、36文字が通信単位とする。この場合、本変形例では、3月7日〜3月10日において、貨幣処理装置200は、メンテナンスデータを送信していない。これは、差分データを纏めても、36文字に達していないからである。
そして、3月11日において、貨幣処理装置200は、3月11日のメンテナンスデータに3月7日〜3月10日のメンテナンスデータを含めて送信している。差分データを纏めると、38文字になり、通信単位を超えるからである。これにより、送信するデータ量がさらに少なくなり、貨幣処理装置200は、3月7日〜3月11日の期間中に、38文字のメンテナンスデータしか送信しない。
これにより、メンテナンスデータは、貨幣処理装置200とメンテナンスサーバ300との間で効率良く送信される。その結果、貨幣処理装置200とメンテナンスサーバ300との間の通信料金プランがパケット従量制の場合、余計な通信費が掛からない。
(変形例2)
変形例2は、上記第1および第2の実施形態に省電力モードを付加した形態である。通常、貨幣処理装置200は、所定期間の間、操作部150からの入力がない場合、省電力モードに入る。そして、貨幣処理装置200は、操作部150からの入力をトリガとして、通常モードに復帰する。
本変形例2では、最後の入力から省電力モードへ入るまでの待機時間を使用履歴に基づいて自動調節する。使用履歴は、通常モードの期間および省電力モードの期間を記録した履歴であり、記憶部120に格納される。
例えば、1日を6時間ごとに4分割し、第1の時間帯(0時〜6時)、第2の時間帯(6時〜12時)、第3の時間帯(12時〜18時)、第4の時間帯(18時〜24時)とする。使用履歴において、第1〜第4の時間帯のうち、省電力モードの期間が70%以上占める時間帯においては、貨幣処理装置200は、最後の入力から省電力モードへ入るまでの待機時間を短縮する。例えば、或る時間帯の6時間のうち省電力モードの期間が4.2時間以上である場合、その時間帯において、貨幣処理装置200は、操作部150の操作後、短時間で省電力モードへ入る。
また、第1〜第4の時間帯のうち、通常モードの期間が90%以上占める時間帯においては、貨幣処理装置200は、通常モードから省電力モードになるまでの待機時間を延長する。これにより、貨幣処理装置200は、通常モードと省電力モードとを頻繁に繰り返す必要がなくなる。これにより、貨幣処理装置200がさらに使用し易くなる。
省電力モードよりもさらに消費電力の低い低電力モードを設け、時間帯によって、低電力モードを用いてもよい。例えば、当初、省電力モードのみを使用し、使用履歴において省電力モードの期間が80%以上占める時間帯がある場合、その時間帯においては、省電力モードに代えて低電力モードを用いる。低電力モードは、通常モードへ復帰するまでに時間が掛かるが、消費電力は省電力モードよりも低い。従って、貨幣処理装置200が或る時間帯の80%以上使用されていない場合には、復帰時間よりも省エネ効果を優先し、低電力モードを用いる。
このように、変形例2による貨幣処理装置200は、待機時間および復帰時間を使用履歴に基づいて自動調節する。さらに、貨幣処理装置200は、省電力モードよりもさらに消費電力の低い低電力モードを有する。これにより、貨幣処理装置200は、操作者による操作性を妨げることなく、消費電力を削減することができる。
(変形例3)
変形例3は、上記第1および第2の実施形態に動作チェックモードを付加した形態である。貨幣処理装置200は、回線またはインターネットに接続されているため、コンピュータウィルスに感染するおそれがある。従って、変形例3による貨幣処理装置200は、その起動時に動作チェックモードを実行するように構成されている。以下、動作チェックモードの内容を説明する。
貨幣処理装置200の記憶部120に格納されている貨幣処理プログラム、ログ収集プログラム等のプログラムは、実行可能でなければならず、かつ、書換え不可能なように格納されている必要がある。一方、コンピュータウィルスのような不正プログラムは、貨幣処理装置200において実行できないようにする必要がある。
そこで、貨幣処理装置200の記憶部120は、貨幣処理装置200に必要なプログラムから成るホワイトリストを格納する。ホワイトリストは、貨幣処理装置200の動作に必要なプログラムのリストであり、実行可能、かつ、書換え不可能なプログラムである。さらに、ホワイトリストは、第1のダミープログラムを含む。第1のダミープログラムは、ホワイトリストの保護機能をチェックするために設けられている。第1のダミープログラムの内容は任意でよい。そして、貨幣処理装置200の起動プログラムは、第1のダミープログラムの書換えを試みるルーチンを含む。第1のダミープログラムは、ホワイトリストに登録されているため、書換え不可能になっていなければならない。従って、第1のダミープログラムを書換えることができなかった場合、ホワイトリストの保護機能は正常に機能していることを示している。逆に、第1のダミープログラムを書換えることができた場合、ホワイトリストの保護機能は正常に機能していないことを示している。
第1のダミープログラムを書換えることができなかった場合、貨幣処理装置200は、通常通り、貨幣処理プログラムを起動する。第1のダミープログラムを書換えることができた場合、貨幣処理装置200は、表示部140に警告を表示し、貨幣処理装置200を使用禁止にする。
さらに、記憶部120は、ホワイトリストに登録されていない第2のダミープログラムを含む。第2のダミープログラムは、ホワイトリストの対象外であるので、書換えは可能であっても、実行不可能でなければならない。これは、ホワイトリストの対象外である不正プログラムが、貨幣処理装置200において誤って実行されることを防止するためである。
第2のダミープログラムは、勿論、貨幣処理装置200にとって害の無い任意のプログラムである。貨幣処理装置200の起動プログラムは、第2のダミープログラムの実行を試みるルーチンを含む。第2のダミープログラムは、ホワイトリストに登録されていないため、実行不可能になっていなければならない。従って、第2のダミープログラムを実行することができなかった場合、貨幣処理装置200の保護機能は正常に機能していることを示している。逆に、第2のダミープログラムを実行することができた場合、貨幣処理装置200の保護機能は正常に機能していないことを示している。
第2のダミープログラムを実行することができなかった場合、貨幣処理装置200は、通常通り、貨幣処理プログラムを起動する。第2のダミープログラムを書換えることができた場合、貨幣処理装置200は、表示部140に警告を表示し、貨幣処理装置200を使用禁止にする。
貨幣処理装置200が使用禁止になった場合、システム100は、第1または第2の実施形態においてエラーが発生したときと同じ動作を実行すればよい。これにより、行員または保全業者が貨幣処理装置200およびホワイトリストを正常に設定することができる。
また、メンテナンス等によってホワイトリストが変更された場合、保護機能が解除されたままになっている可能性もある。このような場合に、変形例3による貨幣処理装置200は、事前に操作者に警告することができるので、セキュリティ上好ましいと言える。
尚、変形例1〜3は、第1または第2の実施形態に組み合わせることができる。また、変形例1〜3のいずれか2つまたは3つを組み合わせることもできる。
100・・・メンテナンスシステム、200・・・貨幣処理装置、300・・・メンテナンスサーバ、400・・・回線またはインターネット、110・・・処理部、120・・・記憶部、130・・・通信部、140・・・表示部、150・・・操作部、320・・・記憶部、330・・・通信部、340・・・表示部、350・・・操作部、360・・・制御部

Claims (8)

  1. メンテナンスのために用いられる監視装置と通信可能に接続され、金融機関の店舗内に設置され、かつ、貨幣の処理を行う貨幣処理装置であって、
    貨幣を処理する処理部と、
    前記貨幣処理装置の処理履歴を含むメンテナンスデータを格納し、並びに、貨幣を処理するために用いられる貨幣処理プログラムと前記メンテナンスデータを収集するログ収集プログラムと、前記ログ収集プログラムの実行を許可するログ収集フラグとを格納する記憶部と、
    前記貨幣処理プログラムが停止状態、待機状態または終了状態になった後に、前記メンテナンスデータを前記監視装置へ送信する通信部と、
    前記貨幣処理プログラムを実行、停止、待機または終了させる制御部とを備え、
    前記通信部は、前記貨幣処理装置にエラーが発生したときに、該エラーを知らせるエラー通知を前記監視装置へ送信し、
    前記制御部は、前記エラー通知に応じて前記監視装置が送信したログ収集コマンドを受けて、前記ログ収集フラグをアクティブ状態にし、
    前記制御部は、前記貨幣処理プログラムが停止状態、待機状態または終了状態になった後に、前記ログ収集フラグの状態に基づいて前記ログ収集プログラムを実行することを特徴とする貨幣処理装置。
  2. 前記貨幣処理プログラムおよび前記ログ収集プログラムは、互いに異なるルーチンとして一連のプログラムに組み込まれていることを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理装置。
  3. 前記ログ収集プログラムの実行を選択可能に表示する表示部をさらに備え、
    前記貨幣処理装置の操作者が前記表示部において前記ログ収集プログラムの実行を選択したときに、前記ログ収集プログラムを実行することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の貨幣処理装置。
  4. 前記制御部は、前記貨幣処理装置の電源スイッチがOFF状態になったことをトリガとして、前記ログ収集フラグの状態に基づいて前記ログ収集プログラムを実行することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の貨幣処理装置。
  5. 前記メンテナンスデータを前記監視装置へ送信する際に、前記通信部は、前記メンテナンスデータを所定の通信単位の整数倍ごとに送信することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の貨幣処理装置。
  6. 金融機関の店舗内に設置され、貨幣の処理を行う貨幣処理装置と、前記貨幣処理装置と通信可能に接続され、前記貨幣処理装置のメンテナンスのために用いられる監視装置とを備えたメンテナンスシステムであって、
    前記貨幣処理装置は、
    貨幣を処理する処理部と、前記貨幣処理装置の処理履歴を含むメンテナンスデータを格納し、並びに、貨幣を処理するために用いられる貨幣処理プログラムと前記メンテナンスデータを収集するログ収集プログラムと、前記ログ収集プログラムの実行を許可するログ収集フラグとを格納する記憶部と、前記貨幣処理プログラムが停止状態、待機状態または終了状態になった後に、前記メンテナンスデータを前記監視装置へ送信する通信部と、前記貨幣処理プログラムを実行、停止、待機または終了する制御部とを備え、
    前記通信部は、前記貨幣処理装置にエラーが発生したときに、該エラーを知らせるエラー通知を前記監視装置へ送信し、
    前記監視装置は、
    前記メンテナンスデータを受信する通信部と、前記メンテナンスデータを格納する記憶部と、前記メンテナンスデータを表示する表示部とを備え、
    前記制御部は、前記エラー通知に応じて前記監視装置が送信したログ収集コマンドを受けて、前記ログ収集フラグをアクティブ状態にし、
    前記制御部は、前記貨幣処理プログラムが停止状態、待機状態または終了状態になった後に、前記ログ収集フラグの状態に基づいて前記ログ収集プログラムを実行することを特徴とするメンテナンスシステム。
  7. 前記貨幣処理装置の前記制御部は、前記貨幣処理装置の電源スイッチがOFF状態になったことをトリガとして、前記ログ収集フラグの状態に基づいて前記ログ収集プログラムを実行することを特徴とする請求項6に記載のメンテナンスシステム。
  8. 前記メンテナンスデータを前記監視装置へ送信する際に、前記貨幣処理装置の前記通信部は、前記メンテナンスデータを所定の通信単位の整数倍ごとに送信することを特徴とする請求項6または請求項7に記載のメンテナンスシステム。
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