JP5938075B2 - 車両及びゴルフカート - Google Patents

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Description

本発明は、運転者によって制動操作が行われない場合にも制動装置が動作可能な車両に関する。
例えば、特許文献1には、マスタ油圧シリンダ、及びシフト操作用油圧シリンダを備えたゴルフカートが示されている。マスタ油圧シリンダは、運転者のブレーキペダルに対する踏込みの操作力によって動作する。シフト操作用油圧シリンダは、電動力によって動作する。具体的には、シフト操作用油圧シリンダは、制御装置によって制御される電磁シリンダに駆動される。マスタ油圧シリンダからの油路、及びシフト操作用油圧シリンダからの油路は、切換え弁を介してディスクブレーキに接続されている。ディスクブレーキは、マスタ油圧シリンダからの油圧、又はシフト操作用油圧シリンダからの油圧によって動作し、ゴルフカートを制動する。特許文献1に示されたゴルフカートは、制御装置の制御によって制動されるので、リモートコントローラを用いた無人走行が可能である。
特開平7−9963号公報
電動力によって作動液(作動油)の液圧(油圧)を生成する機構については、車両に搭乗した運転者の操作力によって制動装置を動作させる場合にも利用することが考えられる。例えば、運転者の操作力が不十分である場合に、電動力によって高い液圧を生じさせる。運転者が操作する場合に電動力による液圧を生成するための機構として、例えば、マスタ油圧シリンダを、ブレーキペダル(制動操作部)とは別に設けられた電動モータ及びリンクによって動作させる機構が考えられる。また、例えば、上述した電磁シリンダ及びシフト操作用油圧シリンダを利用することが考えられる。
しかし、電動力で操作されるシフト操作用油圧シリンダは、直線運動によって油圧を発生する構造を有するため大型である。このため、車両搭載性が低く、製造コストが高い。電動モータ及びリンクの組合せによってマスタ油圧シリンダを動作させる機構も大型であり、製造コストが高い。そこで、小型化による車両搭載性の向上及び製造コストの低減の観点から、電動力によって作動液の液圧を生成する機構として、ポンプが用いられている。
ポンプを搭載した車両は、ポンプ動作による騒音が大きいという問題を有する。特に、制動時に生じる音は、車両の駆動源とは異なるタイミングで生じるため、車両の搭乗者にとって違和感を生じる不快な騒音である。
本発明の課題は、制動時の騒音が抑制された車両を提供することである。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
(1) 車両であって、
前記車両は、
前記車両を走行させるために運転者によって操作される走行操作部と、
前記走行操作部の状態を検出する走行操作検出部と、
前記車両を制動するために運転者によって操作される制動操作部と、
前記制動操作部の状態を検出する制動操作検出部と、
前記走行操作検出部の検出結果に基づいて、車両の速度を目標の速度に近づけるための指示車速を設定するように構成され、前記走行操作部の非操作状態が検出されている時には、前記指示車速が、時間の経過に伴って、減少するように、前記指示車速を設定する指示車速設定部と、
前記制動操作部に接続され、前記制動操作部への操作に応じて作動液の液圧を変動させるマスタシリンダと、
前記マスタシリンダに接続された作動液経路に接続され、前記作動液の液圧に応じて前記車両を制動する制動力を発生する制動装置と、
前記作動液経路における、前記マスタシリンダと前記制動装置との間の位置に接続され、前記作動液の液圧を増圧する増圧ポンプと、
前記走行操作検出部によって前記走行操作部の非操作状態が検出され、且つ前記制動操作検出部によって前記制動操作部の操作状態が検出されている場合、前記車両の速度が前記指示車速よりも大きい時に、前記増圧ポンプを動作させ、前記車両の速度が前記指示車速よりも小さい時に、前記増圧ポンプを停止させるポンプ制御部とを備える。
前記車両によれば、走行操作部が非操作状態であり制動操作部が操作状態の場合、時間の経過に伴って減少する指示車速が設定される。そして、車両の速度が指示車速よりも大きい場合、増圧ポンプが動作する。増圧ポンプの動作によって作動液の液圧が上昇することにより、制動装置の制動力が増加する。従って、車両が、指示車速に対応する目標の速度に減速できる。車両の速度が指示車速より小さい場合、増圧ポンプは停止する。制動操作部が運転者によって十分な程度で操作されており、指示車速に対応する目標の速度に車両が減速すると見込まれる状況では、増圧ポンプが停止する。つまり、このような状況では制動力を増加させる増圧ポンプをあえて停止することによって、増圧ポンプの動作音が発生しないようにする。従って、制動時の騒音が抑制される。
(2) 車両であって、
前記車両は、
前記車両を走行させるために運転者によって操作される走行操作部と、
前記走行操作部の状態を検出する走行操作検出部と、
前記車両を制動するために運転者によって操作される制動操作部と、
前記制動操作部の状態を検出する制動操作検出部と、
前記走行操作検出部の検出結果に基づいて、車両の速度を目標の速度に近づけるための指示車速を設定するように構成され、前記走行操作部の非操作状態が検出されている時には、前記指示車速が、時間の経過に伴って、減少するように、前記指示車速を設定する指示車速設定部と、
前記制動操作部に接続され、前記制動操作部への操作に応じて作動液の液圧を変動させるマスタシリンダと、
前記マスタシリンダに接続された作動液経路に接続され、前記作動液の液圧に応じて前記車両を制動する制動力を発生する制動装置と、
前記作動液経路における、前記マスタシリンダと前記制動装置との間の位置に接続され、前記作動液の液圧を増圧する増圧ポンプと、
前記走行操作検出部によって前記走行操作部の非操作状態が検出され、且つ前記制動操作検出部によって前記制動操作部の操作状態が検出されている場合、前記指示車速と共に時間の経過に伴って減少する指標車速を設定する指標車速設定部と、
前記走行操作検出部によって前記走行操作部の非操作状態が検出され、且つ前記制動操作検出部によって前記制動操作部の操作状態が検出されている場合、前記車両の速度が前記指標車速よりも大きい時に、前記増圧ポンプを動作させ、前記車両の速度が前記指標車速よりも小さい時に、前記増圧ポンプを停止させるポンプ制御部とを備える。
(2)によれば、走行操作部が非操作状態であり制動操作部が操作状態の場合、時間の経過に伴って減少する指標車速が設定される。そして、車両の速度が指標車速よりも大きい場合、増圧ポンプが動作する。増圧ポンプの動作によって作動液の液圧が上昇することにより、制動装置の制動力が増加する。従って、車両が、指標車速に対応する目標の速度に減速できる。車両の速度が指標車速よりも小さい場合、増圧ポンプは停止する。制動操作部が運転者によって十分な程度で操作されており、指標車速に対応する目標の速度に車両が減速すると見込まれる状況では、増圧ポンプが停止する。つまり、このような状況では制動力を増加させる増圧ポンプをあえて停止することによって、増圧ポンプの動作音が発生しないようにする。従って、制動時の騒音が抑制される。また、指示車速とは別に指標車速を設定し、指標車速の大きさによって増圧ポンプの動作及び停止を制御することによって、状況に応じた制動力を発生することができる。
(3) (2)の車両であって、
前記指標車速設定部は、前記制動操作検出部によって前記制動操作部の操作状態が検出されると、前記指示車速より大きい前記指標車速を設定する。
(3)によれば、制動操作部が操作されている間、指示車速より大きい指標車速が設定されるので、車両の速度が指標車速より小さくなる期間は、車両の速度が指示車速より小さくなる期間よりも長くなる。つまり、増圧ポンプの停止期間が長くなる。従って、制動動作時の騒音がさらに抑制される。
(4) (1)から(3)のいずれかの車両であって、
前記増圧ポンプは、往復ポンプで構成されている。
往復ポンプは、例えば、プランジャポンプ及びピストンポンプを含む。往復ポンプは、例えばプランジャ及びピストン等である部材の往復動作によって作動液を吸い込み、送り出す。制動操作部が操作されている時に往復ポンプで構成された増圧ポンプが動作すると、増圧ポンプの部材の往復動作によって作動液の液圧が変動する。この変動は、マスタシリンダを介して制動操作部に振動として伝搬する。マスタシリンダでは、制動操作部が操作されている場合、リザーバに通じる通路が閉じている。このため、液圧の変動がリザーバで吸収されず制動操作部に振動として直接伝搬する。このような、制動操作部の操作時における制動操作部の振動は、運転者にとって不快である。(4)によれば、制動操作部が十分な程度で操作され、車両の速度が指示車速又は指標車速より小さい場合、増圧ポンプが停止する。従って、騒音に加えて、制動操作部に伝播する不快な振動が抑制される。
(5) (1)から(4)のいずれか1の車両であって、
前記車両を駆動する電力を供給するバッテリを備える。
(5)によれば、車両はバッテリから供給される電力で駆動されるので、例えばエンジンで駆動される車両と比べて走行時の音が小さい。(5)によれば、車両の制動時に、制動操作部が運転者によって十分な程度で操作され、車両の速度が指示車速又は指標車速より小さい場合、増圧ポンプが停止する。従って、車両全体としての制動時の騒音が抑制される。
(6) (1)から(5)のいずれか1の車両であって、
前記車両はゴルフカートである。
ゴルフカートは、ゴルフ場のように周囲の騒音が小さな環境で運転される。制動時の騒音が抑制された車両は、騒音が小さな環境での利用に好適である。
本発明によれば、制動時の騒音が抑制された車両を提供できる。
本発明の車両の第一実施形態に係るゴルフカートを示す側面図である。 ゴルフカートの概略構成を示すブロック図である。 図2に示す油圧ユニットの構成を示す構成図である。 図3と同様の構成において、ポンプが動作する場合に油圧が供給される経路を説明する構成図である。 ゴルフカートの動作の概要を示すフローチャートである。 ブレーキペダルが操作されない場合の動作の例を示すグラフである。 ブレーキペダルが操作された場合の動作の例を示すグラフである。 第二実施形態に係るゴルフカートの概略構成を示すブロック図である。 図8に示すゴルフカートの動作の概要を示すフローチャートである。 第二実施形態においてブレーキペダルが操作された場合の動作の例を示すグラフである。
以下、本発明を、好ましい実施形態に基づいて図面を参照しつつ説明する。
[ゴルフカート構成]
図1は、本発明の車両の第一実施形態に係るゴルフカート10を示す側面図である。
ゴルフカート10は、四輪乗用車である。ゴルフカート10は、主にゴルフ場内での人の移動に使われる。ゴルフカート10は、車体11と4つの車輪FL,FR,RL,RR(図2参照)を備えている。4つの車輪FL,FR,RL,RRのうち、2つの前輪FL,FRは、左右に並んで車体11の前部に配置されており、2つの後輪RL,RRは、左右に並んで車体11の後部に配置されている。ゴルフカート10は、車輪FL,FR,RL,RRが回転することによって走行する。ゴルフカート10は、シート12f,12r、ハンドル13、及び、屋根部14を備えている。2つのシート12f,12rは、ゴルフカート10の前後に並んで車体11の上に配置されている。屋根部14は、シート12f,12rの上に配置されている。ハンドル13は、前のシート12fに座る運転者の前方に配置されている。ハンドル13は、ゴルフカート10の進行方向を変えるために操作される。
図2は、ゴルフカート10の概略構成を示すブロック図である。
ゴルフカート10は、アクセルペダル20及びブレーキペダル30を備えている。アクセルペダル20及びブレーキペダル30は、図1に示す車体11において、前のシート12fに座る運転者の足下の位置に配置されている。アクセルペダル20は、ゴルフカート10を走行させるために運転者によって操作される。ブレーキペダル30は、ゴルフカート10を制動するために運転者によって操作される。
本実施形態のゴルフカート10は、手動運転モードと自動運転モードの双方で走行することができる。手動運転モードでは、運転者がアクセルペダル20、ブレーキペダル30、及びハンドル13を操作することによって、ゴルフカート10を運転する。自動運転モードでは、ゴルフカート10がアクセルペダル20、ブレーキペダル30、又はハンドル13(図1参照)の操作によらず走行及び停止する。ゴルフカート10は、図示しない走行/停止スイッチ、リモートコントローラからの無線信号を受信する無線信号受信部、及びゴルフカート10外部からの誘導情報を受信する受信部を備えている。ゴルフカート10は、自動運転モードにおいて、図示しない走行/停止スイッチの操作に基づいて走行・停止する。ゴルフカート10は、自動運転モードにおいて、走行路からの誘導情報に基づいた方向に走行する。また、ゴルフカート10は、自動運転モードにおいて、無線信号を送信するリモートコントローラの操作に基づいて走行・停止する。
ゴルフカート10は、アクセルセンサ21、ブレーキセンサ31、マスタシリンダ32、油圧ユニット40、及び4つの制動装置50を備えている。
アクセルセンサ21は、アクセルペダル20の状態を検出する。より詳細には、アクセルセンサ21は、アクセルペダル20の操作状態及び非操作状態を検出し、検出した状態を表す信号を制御部70に出力する。アクセルペダル20の非操作状態とは、アクセルペダル20が操作されていない状態を意味する。アクセルセンサ21は、アクセルペダル20の操作量を検出することができる。また、ブレーキセンサ31は、ブレーキペダル30の状態を検出する。より詳細には、ブレーキセンサ31は、ブレーキペダル30の操作状態及び非操作状態を検出し、検出した状態を表す信号を制御部70に出力する。ブレーキペダル30の非操作状態とは、ブレーキペダル30が操作されていない状態を意味する。アクセルセンサ21及びブレーキセンサ31は、例えば、スイッチ又はポテンショメータで構成することができる。
マスタシリンダ32は、ブレーキペダル30に接続されている。マスタシリンダ32は、作動油経路60(61)を介して、油圧ユニット40と接続されている。油圧ユニット40は、作動油経路60(63)を介して、制動装置50に接続されている。つまり、制動装置50は、マスタシリンダ32に接続された作動油経路60に接続されている。作動油経路60(61,63)は、前輪FL,FR用の経路と、後輪RL、RR用の経路との2系統に分かれている。
マスタシリンダ32及び作動油経路60の中は、作動油で満たされている。マスタシリンダ32は、ブレーキペダル30への操作に応じて作動油の油圧を変動させる。ブレーキペダル30が非操作状態の場合、マスタシリンダ32から油圧は出力されない。すなわち、ブレーキペダル30が非操作状態の場合、マスタシリンダ32は大気圧より大きな油圧を出力しない。マスタシリンダ32は、ブレーキペダル30への操作量が大きいほど、高い圧力を出力する。マスタシリンダ32から出力された油圧は、油圧ユニット40を経て制動装置50に供給される。油圧ユニット40は、制御部70の制御に応じて、マスタシリンダ32から出力された油圧を増圧する。
制動装置50のそれぞれは、車輪FL,FR,RL,RRに設けられている。制動装置50は、車輪FL,FR,RL,RRの回転を制動することによって、ゴルフカート10を制動する。制動装置50は、機械的な摩擦によって制動力を発生する。制動装置50のそれぞれは、マスタシリンダ32に接続された作動油経路60(63)に接続されており、作動油の油圧に応じた制動力を発生する。制動装置50は、供給される油圧が高いほど、大きな制動力を発生する。制動装置50は、ディスクブレーキ装置である。制動装置50は、油圧によって動作するホイールシリンダ50a(図3参照)と、車輪FL,FR,RL,RRと共に回転するディスクロータ50b(図3参照)とを有している。
アクセルペダル20は、本発明にいう走行操作部の一例に相当する。アクセルセンサ21は、本発明にいう走行操作検出部の一例に相当する。ブレーキペダル30は、本発明にいう制動操作部の一例に相当する。ブレーキセンサ31は、本発明にいう制動操作検出部の一例に相当する。また、作動油経路60は、本発明にいう作動液経路の一例に相当する。作動油の油圧は、本発明にいう作動液の液圧の一例に相当する。
ゴルフカート10は、制御部70、バッテリBT、駆動モータM、及び速度検出部80を備えている。
ゴルフカート10は電動車であり、駆動モータMは電気モータである。バッテリBTは、制御部70を介して、ゴルフカート10を駆動する電力を駆動モータMに供給する。ゴルフカート10は、電力で駆動されるので、例えばエンジンで駆動される車両と比べて走行時の音が小さい。駆動モータMは、後輪RL,RRを駆動する。駆動モータMは、回生ブレーキを備えている。速度検出部80は、ゴルフカート10の速度を検出する。速度検出部80は、後輪RLの回転速度を検出することによってゴルフカート10の速度を検出する。速度検出部80は、検出した速度を表す信号を制御部70に出力する。
制御部70は、アクセルセンサ21、ブレーキセンサ31、油圧ユニット40、バッテリBT、駆動モータM、及び、速度検出部80と電気的に接続されている。
制御部70は、速度検出部80から信号を受信することによって、ゴルフカート10の速度に基づいた制御を行うことができる。制御部70は、アクセルセンサ21からの信号を受信することによって、アクセルペダル20の状態について判別をすることができる。制御部70は、ブレーキセンサ31からの信号を受信することによって、ブレーキペダル30の状態について判別をすることができる。
制御部70は、ゴルフカート10の速度、アクセルペダル20の状態、及びブレーキペダル30の状態に基づいて駆動モータM及び油圧ユニット40を制御する。制御部70は、バッテリBTから駆動モータMに供給される電圧及び電流を制御することによって、駆動モータMの回転速度及びトルクを制御する。
制御部70は、指示車速設定部71、走行制御部72、制動制御部73、及び停止制御部74を備えている。指示車速設定部71は、ゴルフカート10の速度を目標の速度に近づけるための指示車速を設定する。走行制御部72は、指示車速に基づいて駆動モータMを制御することによって、ゴルフカート10の走行を制御する。制動制御部73は、指示車速に基づいて制動装置50を制御することによって、ゴルフカート10の制動を制御する。停止制御部74は、ゴルフカート10が停止する際に制動装置50を制御する。制動制御部73は、本発明にいうポンプ制御部の一例に相当する。制御部70は、図示しないCPU(Central Processing Unit)及び記憶部を備えている。指示車速設定部71、走行制御部72、制動制御部73、及び停止制御部74は、図示しないCPUが記憶部に記憶されたプログラムを実行することによって構成される。
ゴルフカート10は、搭乗者が図示しない走行/停止スイッチを操作することにより、自動運転モードで、アクセルペダル20又はブレーキペダル30の操作なしに走行/停止が可能である。自動運転モードの場合、制御部70は、図示しない走行/停止スイッチの操作又は無線信号もしくは誘導情報に基づき指示車速を設定する。
[油圧ユニット構成]
図3および図4は、図2に示す油圧ユニット40の構成を示す構成図である。図3および図4には、マスタシリンダ32、制御部70、及び制動装置50も示されている。
マスタシリンダ32は、作動油経路61に油圧を供給する。
マスタシリンダ32、作動油経路61及び油圧ユニット40は、前輪FL,FR用と、後輪RL,RR用との2つの独立した系統を有する。ただし、2つの系統の構成及び動作は互いに同等なので、2つの系統において互いに対応する要素には同一の符号を付し、代表として前輪FL,FR用の系統について説明する。
油圧ユニット40はポンプ41を備えている。また、油圧ユニット40は、サクション弁42及びレギュレーション弁43を備えている。また、ポンプ41の出力部分にはオリフィス41aが設けられている。ポンプ41は、本発明にいう増圧ポンプの一例に相当する。
ポンプ41は、往復ポンプで構成されている。詳細には、ポンプ41は、プランジャポンプで構成されている。ポンプ41に接続された電気モータ41bが、図示しないプランジャを往復動作させることによって、油圧が発生する。ただし、ポンプ41は、ピストンポンプで構成することも可能である。往復ポンプは、他のタイプのポンプと比べて低コストで製造できる。ただし、ポンプ41が動作すると、ポンプ41の往復動作によって作動油の油圧が変動する。オリフィス41aは、ポンプ41の往復動作による油圧の変動をある程度減衰するが、油圧の変動を除去できない。オリフィス41aを通過した油圧の変動は、マスタシリンダ32を介してブレーキペダル30に振動として伝搬する。また、ポンプ41が動作する際には、動作音が発生する。
ポンプ41は、作動油経路60における、マスタシリンダ32と制動装置50との間の位置に接続されている。詳細には、ポンプ41は、作動油経路60において、マスタシリンダ32からサクション弁42を経て制動装置50に向かう作動油経路65に設けられている(図4参照)。より詳細には、ポンプ41の出力部はオリフィス41aを経て作動油経路65に接続されている(図4参照)。作動油経路65は、マスタシリンダ32から制動装置50まで延びる作動油経路60の一部である。
サクション弁42、レギュレーション弁43、及びポンプ41は、制御部70によって制御される。
先に説明したように、ポンプ41は、作動油経路60における、マスタシリンダ32と制動装置50との間の位置に接続されている。より詳細には、マスタシリンダ32は、作動油経路61、サクション弁42、ポンプ41、オリフィス41a、作動油経路65を順に介して、制動装置50に接続されている。
サクション弁42、ポンプ41、及びオリフィス41aは、作動油経路61と作動油経路65、63との間で直列に接続されている。つまり、サクション弁42、ポンプ41、及びオリフィス41aは、マスタシリンダ32と制動装置50との間で直列に接続されている。言い換えると、マスタシリンダ32は、作動油経路61、サクション弁42、ポンプ41、オリフィス41a、及び作動油経路65、63を順に介して、制動装置50に接続されている(図4参照)。
レギュレーション弁43は、直列に接続されたサクション弁42、ポンプ41、及びオリフィス41aと並列に接続されている。言い換えると、マスタシリンダ32は、作動油経路61、レギュレーション弁43、及び作動油経路65、63を順に介して、制動装置50に接続されている(図3参照)。
次に、油圧ユニット40の動作について説明する。図3における太線は、ポンプ41が動作しない場合に油圧がマスタシリンダ32から制動装置50まで供給される経路を示している。
本実施形態では、ポンプ41が動作しない場合、サクション弁42が閉じ、レギュレーション弁43が開く。これによって、マスタシリンダ32からの油圧が、レギュレーション弁43を介して制動装置50に供給される。つまり、マスタシリンダ32からの油圧が直接に制動装置50へ供給される。
図4は、図3と同様の構成において、ポンプ41が動作する場合に油圧が供給される経路を説明する構成図である。
図4における太線は、ポンプ41が動作する場合に油圧が供給される経路を示している。
ポンプ41が動作する場合、サクション弁42が開くことによって、マスタシリンダ32からの作動油がポンプ41に引き入れられる。ポンプ41が動作することによって、マスタシリンダ32から出力された油圧が増圧される。ポンプ41によって増圧された油圧は、作動油経路65を経て制動装置50に供給される。
図4における破線は、ポンプ41による油圧の増圧量を調整するための作動油の経路を示している。
ポンプ41が動作する場合、レギュレーション弁43の開度は、制御部70によって制御される。レギュレーション弁43の開度が大きいほど、ポンプ41で増圧される油圧の量が小さい。レギュレーション弁43の開度が小さいほど、ポンプ41で増圧される油圧の量が大きい。制御部70は、ポンプ41の動作量、及びレギュレーション弁43の開度の双方を制御することができる。制御部70は、ポンプ41の動作量を制御することによって、増圧が可能な範囲の上限を設定し、レギュレーション弁43の開度によって、油圧の増圧量を調節する。ただし、油圧の増圧量の制御は、ポンプ41の動作量を固定し、レギュレーション弁43の開度のみを変化させることによって実施することも可能である。また、この逆に、油圧の増圧量の制御は、レギュレーション弁43の開度を固定し、ポンプ41の動作量を変化させることによって実施することも可能である。いずれの場合でも、マスタシリンダ32からの油圧を増圧するためには、ポンプ41の動作が必要である。
なお、自動運転モードにおいて油圧が供給される経路は、図4に太線で示す経路とほぼ同じである。ただし、ブレーキペダル30は操作されないので、マスタシリンダ32から油圧は出力されない。従って、制動装置50に供給される油圧は、ポンプ41の動作量、及びレギュレーション弁43の開度のみに依存する。
[ゴルフカートの動作概要]
図5は、ゴルフカート10の動作の概要を示すフローチャートである。図5には、手動運転モードにおける動作が示されている。
手動運転モードにおいて、ゴルフカート10は、図2に示した指示車速設定部71、走行制御部72、制動制御部73、及び停止制御部74によって制御される。ここでは図5及び図2〜図4を参照して、手動運転モードにおける動作を説明する。
ステップS10,S11,S13では、制御部70の指示車速設定部71が、アクセルセンサ21の検出結果に基づいて、指示車速を設定する。指示車速は、ゴルフカート10の現在の速度を目標の速度に近づけるための値である。
具体的には、指示車速設定部71は、ステップS10で、アクセルペダル20(図2参照)の操作状態がアクセルセンサ21で検出されているか否を判別する。
アクセルペダル20の操作状態が検出されている場合(ステップS10でYes)、指示車速設定部71は、指示車速を設定する(ステップS11)。指示車速設定部71は、アクセルペダル20の操作量に応じて指示車速を設定する。詳細には、指示車速設定部71は、アクセルペダル20の操作量に応じた目標の速度を決定する。そして指示車速設定部71は、現在の速度が、時間の経過に伴い目標の速度に近づくよう指示車速を決定する。例えば、ゴルフカート10が停止状態で且つアクセルペダル20の操作量が最大の場合、指示車速設定部71は、目標の速度として最高制限速度を設定する。そして、指示車速設定部71は、指示車速が、時間の経過に伴い停止速度から、目標の速度まで徐々に増加するよう、指示車速を設定する。
続いて、走行制御部72が、走行動作を実施する(ステップS12)。走行制御部72は、指示車速に応じた電力を駆動モータMに供給する。駆動モータMは車輪RL,RRを駆動する。この結果、ゴルフカート10の速度が、指示車速に追従する。上述したように、指示車速は時間の経過に伴い変化するよう設定されている。従って、簡単な操作で、ゴルフカート10を滑らかに発進及び加速させることが可能である。
上記のステップS10において、アクセルペダル20の非操作状態が検出されている場合(ステップS10でNo)、指示車速設定部71は、指示車速を設定する(ステップS13)。アクセルペダル20の非操作状態が検出されている場合、指示車速設定部71は、指示車速が時間の経過に伴って減少するように、指示車速を設定する。そして、走行制御部72が駆動モータMの回生ブレーキを動作させてゴルフカート10の速度を指示車速に追従させることにより、ゴルフカート10が減速する。その結果、本実施形態では、ゴルフカート10が、単に駆動モータMによる駆動力が無い空走状態でゴルフカート10の速度が自然に低下する場合よりも大きく減速する。
指示車速設定部71は、指示車速がゴルフカート10の現在の速度から時間の経過に伴って減少するように、指示車速を設定する。例えば、指示車速設定部71は、指示車速がゴルフカート10の現在の速度から時間の経過に伴って徐々に減少するように、指示車速を設定する。例えば、指示車速設定部71は、ゴルフカート10の目標の速度として停止速度を設定する。そして、指示車速設定部71は、指示車速がゴルフカート10の現在の速度から停止速度まで時間の経過に伴って減少するように、指示車速を設定する。
続いて、制御部70の制動制御部73が、ブレーキペダル30(図2参照)の操作状態が検出されているか否かを判別する(ステップS14)。制動制御部73は、ブレーキセンサ31(図2参照)からの信号によって、ブレーキペダル30の操作状態が検出されているか否かを判別する。
ブレーキペダル30の操作状態が検出されている場合(ステップS14でYes)、制動制御部73は、増圧量減衰指標を設定する(ステップS16)。増圧量減衰指標は、ポンプ41が停止する場合に参照される指標である。増圧量減衰指標は、ポンプ41が動作している状態から停止する場合に、ポンプ41の油圧による制動力が急に減少しないよう設定される。本実施形態において、増圧量減衰指標は、ポンプ41の停止時点からの経過時間に伴ってレギュレーション弁43の開度を変化させるための値である。増圧量減衰指標は、詳細には、レギュレーション弁43を時間の経過に伴って徐々に開くように設定されている。ポンプ41が停止する場合にレギュレーション弁43を徐々に開くことによって、ポンプ41により増圧されていた油圧は徐々に減衰する。これにより、例えば運転者がブレーキペダル30を操作したときの違和感が抑制される。
上記ステップS16に続いて、制動制御部73が、ゴルフカート10の現在の速度が指示車速よりも小さいか否かを判別する(ステップS17)。
ゴルフカート10の現在の速度が指示車速以上である時(ステップS17でNo)、制動制御部73は、ポンプ41を動作させる(ステップS18)。ポンプ41が動作することによって、マスタシリンダ32から出力された油圧が増圧される。つまり、ポンプ41が動作することによって、制動装置50に供給される油圧が上昇する。詳細には、制動制御部73は、ゴルフカート10の現在の速度と指示車速との差に基づいて、制動装置50に供給される油圧を制御する。より詳細には、制動制御部73は、ゴルフカート10の現在の速度と指示車速との差に基づいて必要な制動力を決定する。そして、制動制御部73は、決定した制動力に基づいて油圧を決定する。制動制御部73は、レギュレーション弁43の開度を制御することによって、制動装置50に供給される油圧を制御する。この結果、ゴルフカート10の速度は、指示車速に追従する。
ポンプ41の動作によって、制動装置50に供給される油圧が上昇することにより、制動装置50の制動力が増加する。従って、ゴルフカート10が指示車速に対応する目標の速度に減速する。
本実施形態では、少なくとも、アクセルペダル20が非操作状態であり、且つ、ブレーキペダル30が操作状態である場合、上記ステップS17の判別が実施される。また、本実施形態では、上記ステップS13で指示車速が設定される。つまり、ステップS17の判別が実施される場合、すなわち、少なくとも、アクセルペダル20が非操作状態であり、且つ、ブレーキペダル30が操作状態である場合、指示車速が設定されている。そして、ステップS17の判別において、ゴルフカート10の速度が指示車速以上である場合、ポンプ41が動作する。
なお、本実施形態では、ブレーキペダル30の非操作状態が検出された場合(ステップS14でNo)、又は、ステップS12の走行動作が実施された場合にも、上記ステップS17の判別が実施される。そして、制動制御部73が、判別の結果に応じてポンプ41を制御する。
上記ステップS17でゴルフカート10の現在の速度が指示車速よりも小さい時(ステップS17でYes)、制動制御部73は、ポンプ41を停止させる(ステップS19)。
ゴルフカート10の現在の速度が指示車速よりも小さい場合、ブレーキペダル30が運転者によって十分な程度で操作されており、指示車速に対応する目標の速度に車両が減速すると見込まれる。この状況では、ポンプ41が停止する。
制動制御部73は、ポンプ41が停止するとき、レギュレーション弁43を、増圧量減衰指標に基づいて時間の経過に伴って徐々に開く。これにより、ポンプ41により増圧されていた油圧は徐々に減衰する。
上記ステップS18におけるポンプ41の動作に続いて、停止制御部74は、ゴルフカート10の現在の速度が所定の停止速度範囲にあるか否かを判別する(ステップS21)。停止速度範囲とは、ゴルフカート10が停止する前の低速度の範囲である。停止速度範囲は、例えば、人の標準的な歩行速度より小さい速度の範囲である。
ゴルフカート10の速度が停止速度範囲にある場合(ステップS21でYes)、停止制御部74は、停止動作を実施する(ステップS22)。ステップS22で、停止制御部74は、ポンプ41を停止させる。これによって、停止時の衝撃が抑制される。またさらに、停止制御部74は、ゴルフカート10が実質的に停止速度となった場合、ポンプ41を動作させる。これによって、ゴルフカート10が確実に停止状態となる。
本実施形態では、上述したように、ゴルフカート10の速度が指示車速よりも小さい場合(ステップS17でYes)、制動制御部73がポンプ41を停止させる(ステップS19)。
ブレーキペダル30の操作状態が検出されている状態(ステップS14でYes)は、運転者の意思として、ゴルフカート10を減速させることを意味している。ポンプ41は、運転者の制動のための操作を補助する役割を有している。従って、従来、ポンプ41は、ブレーキペダル30の操作状態が検出されている場合、動作すべきと考えられていた。しかし、本実施形態のゴルフカート10では、ブレーキペダル30の操作状態が検出されている状態であっても、指示車速に対応する目標の速度にゴルフカート10が減速すると見込まれる状況では、ポンプ41が停止する。つまり、制動を運転者の操作に委ねることによって、ポンプ41をあえて停止する。これによって、ポンプの動作音が発生しないようにすることができる。従って、制動時の騒音が抑制される。
本実施形態のゴルフカート10は、バッテリBTから供給される電力で駆動されるので、例えばエンジンで駆動される車両と比べて走行時の音が小さい。ポンプ41が停止することによって、ゴルフカート10全体としての制動時の騒音が抑制される。また、制動時の騒音が抑制されたゴルフカート10は、ゴルフ場のように周囲の騒音が小さな環境での利用に好適である。
また、ポンプ41は、往復ポンプで構成されているため、ポンプ41が動作すると、ポンプ41の往復動作によって作動油の油圧が変動する。この変動は、マスタシリンダ32を介してブレーキペダル30に振動として伝搬する。特に、ブレーキペダル30が操作されている場合、マスタシリンダ32からリザーバ32a(図4参照)に通じる通路が閉じている。このため、油圧の変動がリザーバ32aで吸収されずブレーキペダル30に振動として直接伝搬する。
ゴルフカート10では、ブレーキペダル30の操作状態が検出されている状態であっても、指示車速に対応する目標の速度にゴルフカート10が減速すると見込まれる状況では、ポンプ41が停止する。ポンプ41が停止することによって、騒音に加えて、ブレーキペダル30に伝播する不快な振動が抑制される。
なお、本実施形態では、アクセルペダル20が操作状態の場合、又はブレーキペダル30が非操作状態の場合にも指示車速とゴルフカート10の速度とが比較されて、ポンプ41が制御されている。つまり、アクセルペダル20が非操作状態であり、且つ、ブレーキペダル30が操作状態である以外の場合にも、指示車速とゴルフカート10の速度とが比較されて、ポンプ41の動作が制御される。
しかし、本発明の実施形態に係るゴルフカート10は、少なくともアクセルペダル20が非操作状態であり、且つ、ブレーキペダル30が操作状態である場合に、指示車速とゴルフカート10の速度とが比較されてポンプ41が制御されればよい。これによって、制動時の騒音が抑制される。ゴルフカート10は、例えば、アクセルペダル20が非操作状態の場合、且つブレーキペダル30が非操作状態の場合には、ポンプが常に動作するよう構成されてもよい。
また、本実施形態では、図5のステップS17において、ゴルフカート10の速度が指示車速よりも小さいか否かが判別されているが、本発明は、これに限定されない。例えば、ゴルフカート10の速度が指示車速以下であるか否かが判別されてもよい。即ち、ゴルフカート10の速度が指示車速と同じである場合には、ポンプ41を停止させることとしてもよく、ポンプ41を動作させることとしてもよい。
[ゴルフカートの動作の例]
続いて、上述した本実施形態のゴルフカート10の動作の例を説明する。動作の例として、ブレーキペダル30が操作されない場合の例と、ブレーキペダル30が操作された場合の例を説明する。これらの例を、図5を参照して説明した動作概要と対応づけながら説明する。
図6は、ブレーキペダル30が操作されない場合の動作の例を示すグラフである。
グラフの横軸は時間を表す。ACCは、アクセルペダル20の状態を表し、P1はポンプ41の動作状態を表している。また、実線はゴルフカート10の速度V1を表し、破線は指示車速A1を表している。
アクセルペダル20は、時刻t11の前の期間、操作状態である。この期間、指示車速設定部71によって、アクセルペダル20の操作量に応じた指示車速A1が設定される(図5のステップS11)。また、走行制御部72によって、駆動モータMが指示車速A1に基づいて駆動される。この結果、ゴルフカート10の速度V1が、指示車速A1に追従している。
図6の例では、時刻t11で、アクセルペダル20が非操作状態になる。この場合、指示車速設定部71によって、指示車速A1が、時間の経過に伴って減少するように設定される(図5のステップS13)。図6の例において、指示車速A1は、目標の速度である停止速度まで徐々に減少するように設定されている。
ゴルフカート10の速度V1が指示車速A1以上になると、制動制御部73によって、ポンプ41が動作する(図5のステップS18)。図6の例では、アクセルペダル20が非操作状態になった時刻t11の後、ゴルフカート10の速度V1は指示車速A1よりも大きいので、遅延時間を経た時刻t12において、ポンプ41が動作する。これにより制動装置50が動作するので、ゴルフカート10の速度V1が、指示車速A1に追従して、時間の経過に伴い減少する。ただし、ゴルフカート10の速度V1は、指示車速A1以上である。
時刻t13において、ゴルフカート10の速度が停止速度範囲になると、停止時の衝撃を抑えるため、停止制御部74によってポンプ41が一旦停止される(図5のステップS22)。また、時刻t14で、ゴルフカート10が実質的に停止速度となった時、ポンプ41が再び動作する。従って、ゴルフカート10が確実に停止状態となる。
図6の例では、ゴルフカート10の速度V1が停止速度範囲になるまで、ポンプ41が停止しない。
図7は、ブレーキペダル30が操作された場合の動作の例を示すグラフである。
図7の例では、時刻t21でアクセルペダル20が非操作状態になる。その後、時刻t23でブレーキペダル30が操作状態になる。
時刻t21でアクセルペダル20が非操作状態になった後、ゴルフカート10の速度V2は指示車速A2よりも大きいので、時刻t22で、ポンプ41が動作する。この結果、制動装置50が動作する。このときブレーキペダル30は非操作状態である。
制動装置50が動作することによって、ゴルフカート10が減速する。ゴルフカート10の速度V2は指示車速A2に追従して徐々に減少する。ただし、ゴルフカート10の速度V2は、指示車速A2よりも大きい。
その後、時刻t23で、ブレーキペダル30が運転者によって操作される。ブレーキペダル30が十分に操作され、マスタシリンダ32(図4参照)から高い油圧が出力されると、制動装置50に供給される油圧が増加する。従って、制動装置50の制動力が増加する。この結果、時刻t24で、ゴルフカート10の速度V2が指示車速A2よりも小さくなる。ゴルフカート10の速度V2が指示車速A2よりも小さくなると、制動制御部73によって、ポンプ41が停止される(図5のステップS17,S19)。
時刻t24以降、ポンプ41が停止することによって、制動時の騒音が抑制される。
アクセルペダル20が非操作状態であるとき、駆動モータM(図2参照)による駆動は停止しているため、駆動モータMの音は小さい。駆動モータMの駆動音と異なるタイミングで生じるポンプ41の動作音は、車両の搭乗者に違和感を生じさせる騒音である。本実施形態のゴルフカート10では、時刻t24以降、ポンプ41が停止することによって、不快な騒音が抑えられる。また、ポンプ41が停止することによって、ポンプ41の動作に起因するブレーキペダル30の振動が抑えられる。
[第二実施形態]
続いて本発明の第二実施形態について説明する。
図8は、第二実施形態に係るゴルフカート200の概略構成を示すブロック図である。
図8に示すゴルフカート200は、制御部270に指標車速設定部275が備えられている点において第一実施形態のゴルフカート10と異なる。また、制動制御部273の一部は、第一実施形態における制動制御部73(図2参照)と異なる。ゴルフカート200における残りの構成は、第一実施形態のゴルフカート10と同じであるので、同じ符号を付し、異なる点について主に説明する。
図9は、図8に示すゴルフカート200の動作の概要を示すフローチャートである。図9に示す動作は、図5に示した第一実施形態の動作の概要に対し、ステップS215,S217が異なる。
本実施形態のゴルフカート200では、アクセルセンサ21によってアクセルペダル20の非操作状態が検出され(ステップS10でNo)、且つ、ブレーキセンサ31によってブレーキペダル30の操作状態が検出されている場合(ステップS14でYes)、指標車速設定部275が指標車速を設定する(ステップS215)。
本実施形態では第一実施形態と同様にステップS13で、指示車速設定部71が、時間の経過に伴って減少するように指示車速を設定する。本実施形態ではさらに、指標車速設定部275が、ステップS215で、指示車速とは別の指標車速を設定する。指標車速設定部275は、指示車速と共に時間の経過に伴って減少する指標車速を設定する。
本実施形態では、上記ステップS215において、指標車速設定部275は、指示車速より大きい指標車速を設定する。指標車速設定部275は、指示車速と同じ減少量で減少する指標車速を設定する。詳細には、指標車速設定部275は、設定された指示車速に正のオフセットを加えた指標車速を設定する。この場合、オフセットの量は、ゴルフカート200の速度と指標車速との差が大きくなり過ぎないように設定されることが好ましい。例えばオフセットの量は、人の標準的な歩行速度以下の値である。
ステップS217において、制動制御部273は、ゴルフカート200の現在の車速が指標車速よりも小さいか否かを判別する。ゴルフカート200の現在の速度が指標車速以上である時(ステップS217でNo)、制動制御部273は、ポンプ41を動作させる(ステップS18)。
ポンプ41の動作によって作動油の油圧が上昇することにより、制動装置50の制動力が増加する。従って、ゴルフカート200が、指標車速に対応する目標の速度に減速できる。
上記ステップS217において、ゴルフカート200の速度が指標車速よりも小さい時(ステップS217でYes)、制動制御部273は、ポンプ41を停止させる(ステップS19)。ブレーキペダル30が運転者によって十分な程度で操作されており、指標車速に対応する目標の速度にゴルフカート200が減速すると見込まれる状況では、ポンプ41が停止する。つまり、このような状況では制動力を増加させるポンプ41をあえて停止することによって、ポンプ41の動作音が発生しないようにする。従って、制動時の騒音が抑制される。
本実施形態では、少なくとも、アクセルペダル20が非操作状態であり、且つ、ブレーキペダル30が操作状態である場合、上記ステップS217の判別が実施される。また、本実施形態では、アクセルペダル20が非操作状態であり、且つ、ブレーキペダル30が操作状態である場合、指標車速が設定されている。そして、ステップS217の判別において、ゴルフカート10の速度が指標車速以上である場合、ポンプ41が動作する。
本実施形態では、指示車速とは別に指標車速を設定し、指標車速の大きさによってポンプ41の動作及び停止を制御することによって、状況に応じた制動力を発生することができる。例えば、指示車速を変更せずに、制動動作時の騒音抑制と、制動力とのバランスを調整することができる。例えば、指標車速と指示車速との差が大きいほど、ポンプ41の動作音が発生しない期間が増加する。
本実施形態では、指示車速より大きい指標車速が設定されるので、ゴルフカート200の速度が指標車速より小さくなる期間は指示車速より小さくなる期間よりも長くなる。つまり、ポンプ41の停止期間が長くなる。従って、制動動作時の騒音がさらに抑制される。
なお、本実施形態では、図のステップS217において、ゴルフカート200の車速が指標車速よりも小さい否かが判別されているが、本発明は、これに限定されない。例えば、ゴルフカート10の速度が指標車速以下であるか否かが判別されてもよい。即ち、ゴルフカート10の速度が指標車速と同じである場合には、ポンプ41を停止させることとしてもよく、ポンプ41を動作させることとしてもよい。
[第二実施形態における動作の例]
本実施形態においてブレーキペダル30が操作されない場合の動作は、図6を参照して説明した第一実施形態における操作されない場合の例と同様である。しかし、本実施形態においてブレーキペダル30が操作された場合の動作は、第一実施形態と異なる。
図10は、第二実施形態においてブレーキペダル30が操作された場合の動作の例を示すグラフである。
ゴルフカート200では、指示車速A3に対してオフセットが加わった指標車速B3が設定される。
図10の例では、時刻t31でアクセルペダル20が非操作状態になる。その後、時刻t33でブレーキペダル30が操作状態になる。
時刻t31でアクセルペダル20が非操作状態になった後、ゴルフカート200の速度V3は指示車速A3よりも大きいので、時刻t32で、ポンプ41が動作する。この結果、制動装置50が動作する。この時、ブレーキペダル30は非操作状態である。
制動装置50が動作することによって、ゴルフカート200が減速する。ゴルフカート200の速度V3が指示車速A3に追従して徐々に減少する。ただし、ゴルフカート200の速度V3は、指示車速A3以上である。
その後、時刻t33で、ブレーキペダル30が運転者によって操作される。ブレーキペダル30の操作状態が検出されると、指標車速設定部275によって、指示車速A3よりも大きな指標車速B3が設定される(図9のステップS215)。そして、制動制御部273が、ゴルフカート200の現在の速度V3が指標車速B3よりも小さいか否かを判別する。図10の例では、ゴルフカート200の現在の速度V3が指標車速B3よりも小さいので、制動制御部273によって、ポンプ41が停止される。
本実施形態では、指示車速A3よりも大きな指標車速B3が設定されるので、図7に示すような指示車速A2を用いる第一実施形態の例と比べて、ゴルフカート200の速度V3が指標車速B3より小さくなる期間が増える。つまり、ポンプ41の停止期間が増える。従って、制動動作時の騒音がさらに抑制される。図10に示す例では、ブレーキペダル30が運転者によって操作された時刻t33以降、ポンプ41が動作しない。
なお、本実施形態では、指示車速にオフセットを加えた指標車速を設定する例を説明した。しかし、指標車速は、例えば指示車速に例えば1より大きい所定の値を乗じたものであってもよい。
また、本実施形態では、指示車速と同じ減少量で減少する指標車速を設定する例を説明した。しかし、指標車速は、指示車速と同じ減少量で減少するものに限られない。指標車速は例えば指示車速に、時刻によって変化する値を加えたものであってもよい。
また、上述した実施形態すなわち第一及び第二実施形態では、指示車速の例として、時間の経過に伴って徐々に減少する指示車速の例を説明した。しかし、本発明の指示車速はこれに限られず、例えば、複数段階で減少してもよい。
また、上述した実施形態では、指示車速の例として、停止速度まで減少する指示車速の例を説明した。しかし、本発明の指示車速はこれに限られず、例えば、指示車速は現在の車両速度と停止速度の間の速度まで減少するよう設定されてもよい。
また、上述した実施形態では、走行操作部の例としてアクセルペダル20を説明した。しかし、本発明の走行操作部はこれに限らず、例えばレバーであってもよい。また、本発明の制動操作部は、例えばレバーであってもよい。
また、上述した実施形態では、作動液の例として作動油を説明した。しかし、本発明の作動液はこれに限らず、例えば含水系の作動液であってもよい。
また、上述した実施形態では、ポンプ制御部の例として、ポンプ41及びレギュレーション弁43の双方を制御する制動制御部73を説明した。しかし、本発明のポンプ制御部はこれに限らず、レギュレーション弁を制御しない制御部であってもよい。
また、上述した実施形態では、増圧ポンプの例として、往復ポンプで構成されたポンプ41を説明した。しかし、本発明の増圧ポンプはこれに限らず、例えばギアポンプであってもよい。
また、上述した実施形態では、制動装置の例として、ディスクブレーキ装置を説明した。しかし、本発明の制動装置はこれに限られず、例えばドラムブレーキ装置であってもよい。
また、上述した実施形態では、手動運転モードと自動運転モードの双方で走行するゴルフカート10,200を説明した。しかし、本発明の車両はこれに限らず、手動運転モードのみで走行する車両でもよい。
また、上述した実施形態では、車両の例として電気モータである駆動モータMとバッテリBTを備えるゴルフカート10,200を説明した。しかし、本発明の車両はこれに限らず、車両を駆動するための電力を供給するバッテリを備えない車両でもよい。つまり、本発明の車両は、エンジンによって駆動される車両でもよい。
また、上述した実施形態では、車両の例としてゴルフカート10,200を説明した。しかし、本発明の車両はこれに限らず、ゴルフ場以外の施設で使用されるカートであってもよい。
10,200 ゴルフカート
20 アクセルペダル
21 アクセルセンサ
30 ブレーキペダル
31 ブレーキセンサ
32 マスタシリンダ
41 ポンプ
50 制動装置
60 作動油経路
71 指示車速設定部
73,273 制動制御部
74 停止制御部
275 指標車速設定部

Claims (6)

  1. 車両であって、
    前記車両を走行させるために運転者によって操作される走行操作部と、
    前記走行操作部の状態を検出する走行操作検出部と、
    前記車両を制動するために運転者によって操作される制動操作部と、
    前記制動操作部の状態を検出する制動操作検出部と、
    前記走行操作検出部の検出結果に基づいて、車両の速度を目標の速度に近づけるための指示車速を設定するように構成され、前記走行操作部の非操作状態が検出されている時には、前記指示車速が、時間の経過に伴って、減少するように、前記指示車速を設定する指示車速設定部と、
    前記制動操作部に接続され、前記制動操作部への操作に応じて作動液の液圧を変動させるマスタシリンダと、
    前記マスタシリンダに接続された作動液経路に接続され、前記作動液の液圧に応じて前記車両を制動する制動力を発生する制動装置と、
    前記作動液経路における、前記マスタシリンダと前記制動装置との間の位置に接続され、前記作動液の液圧を増圧する増圧ポンプと、
    前記走行操作検出部によって前記走行操作部の非操作状態が検出され、且つ前記制動操作検出部によって前記制動操作部の操作状態が検出されている場合、前記車両の速度が前記指示車速よりも大きい時に、前記増圧ポンプを動作させ、前記車両の速度が前記指示車速よりも小さい時に、前記増圧ポンプを停止させるポンプ制御部とを備えることを特徴とする車両
  2. 車両であって、
    前記車両を走行させるために運転者によって操作される走行操作部と、
    前記走行操作部の状態を検出する走行操作検出部と、
    前記車両を制動するために運転者によって操作される制動操作部と、
    前記制動操作部の状態を検出する制動操作検出部と、
    前記走行操作検出部の検出結果に基づいて、車両の速度を目標の速度に近づけるための指示車速を設定するように構成され、前記走行操作部の非操作状態が検出されている時には、前記指示車速が、時間の経過に伴って、減少するように、前記指示車速を設定する指示車速設定部と、
    前記制動操作部に接続され、前記制動操作部への操作に応じて作動液の液圧を変動させるマスタシリンダと、
    前記マスタシリンダに接続された作動液経路に接続され、前記作動液の液圧に応じて前記車両を制動する制動力を発生する制動装置と、
    前記作動液経路における、前記マスタシリンダと前記制動装置との間の位置に接続され、前記作動液の液圧を増圧する増圧ポンプと、
    前記走行操作検出部によって前記走行操作部の非操作状態が検出され、且つ前記制動操作検出部によって前記制動操作部の操作状態が検出されている場合、前記指示車速と共に時間の経過に伴って減少する指標車速を設定する指標車速設定部と、
    前記走行操作検出部によって前記走行操作部の非操作状態が検出され、且つ前記制動操作検出部によって前記制動操作部の操作状態が検出されている場合、前記車両の速度が前記指標車速よりも大きい時に、前記増圧ポンプを動作させ、前記車両の速度が前記指標車速よりも小さい時に、前記増圧ポンプを停止させるポンプ制御部とを備えることを特徴とする車両
  3. 請求項2に記載の車両であって、
    前記指標車速設定部は、前記制動操作検出部によって前記制動操作部の操作状態が検出されると、前記指示車速より大きい前記指標車速を設定することを特徴とする車両
  4. 請求項1から3のいずれか1に記載の車両であって、
    前記増圧ポンプは、往復ポンプで構成されていることを特徴とする車両
  5. 請求項1から4のいずれか1に記載の車両であって、
    前記車両を駆動する電力を供給するバッテリを備えることを特徴とする車両
  6. ゴルフカートであって、請求項1から5のいずれか1に記載の車両をゴルフカートにしたことを特徴とするゴルフカート。
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