JP5937869B2 - 列車制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、車上側の無線機、地上側の無線機、前記地上側の無線機の通信を制御する地上装置を含む、無線通信による列車制御システムに関する。
特許文献1には、軌道上の作業現場の位置及び作業時間を含む作業情報を取得し、列車追跡情報から前記作業情報と関連する作業支援情報を抽出し、当該作業支援情報を作業現場に設置された携帯端末に無線送信する、列車運行管理システムが開示されている。
また、特許文献2には、列車走行路に沿って配置された沿線無線機と、列車の搭載された車上無線機との間の送受信によって得られた測距結果を、前記沿線無線機から地上装置に送信し、列車位置を判断する、無線式列車制御システムが開示されている。
特開2002−002486号公報 特開2008−162548号公報
ところで、保守車を用いた線路上での保守,点検作業においては、保守車も他の一般列車と共に無線式列車制御システムに組み入れて、保守車の位置などの情報に基づき、一般列車への制御情報を出力することが望まれる。
しかし、複数台保有されている保守車が同時に全てに出動することは稀であり、出動機会の少ない保守車の全てに無線機を搭載させることは、余分なコスト負担になってしまうという問題があった。
本発明は、上記課題に着目してなされたものであり、無線通信による列車制御システムにおいて、コスト負担を軽減しつつ、列車運行の安全性を向上させることを目的とする。
そのため、本発明に係る列車制御システムは、車上側の無線機、地上側の無線機、前記地上側の無線機の通信を制御する地上装置を含む、無線通信による列車制御システムであって、前記車上側の無線機として、保守車に対して着脱可能に取り付けられる可搬型無線機を含み、前記保守車は、予め定められた搭載位置に前記可搬型無線機が搭載されることで自走可能となるようにした。
上記発明によると、可搬型無線機は、保守車に対して着脱可能であるから、例えば、複数台の保守車のうちで実際に使用する一部の保守車に対して無線機を搭載し、列車制御システムに組み入れることができ、無線機搭載のコスト負担を軽減しつつ、列車運行の安全性を向上させることができる。更に、保守車は、可搬型無線機を搭載していない状態では引き込み線から線路まで走行することができないので、可搬型無線機を搭載していない保守車が線路(本線)に在線することを回避することが可能となる。
本発明の実施形態における無線式列車制御システムを示す図である。 本発明の実施形態において保守車に搭載する可搬型無線機の詳細を示す図である。 本発明の実施形態における可搬型無線機を用いた列車制御を示すフローチャートである。 本発明の実施形態において保守車の電源回路を構成する可搬型無線機を示す図である。
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、無線式列車制御(以下、CBTCと称する)システムの一例を示す。
図1に示すCBTCシステムは、列車1の前部に搭載された前部車上無線機VRS1、列車1の後部に搭載された後部車上無線機VRS2、地上装置SC、地上装置SCと有線で接続された拠点無線機SRS、列車1の線路(レール)2に沿って所定間隔毎に配置され、隣接するもの同士で通信可能であり、拠点無線機SRSと車上無線機VRS1,VRS2とを中継する沿線無線機(地上側の無線機)WRS、保守車3に対して着脱可能に搭載される可搬型無線機PVRSを含んで構成される。
前部車上無線機VRS1は、列車1の前方を向く指向性アンテナ51を備え、後部車上無線機VRS2は、列車1の後方を向く指向性アンテナ52を備えている。
上記CBTCシステムにおいて、車上無線機(車上側の無線機)VRS1,VRS2と沿線無線機WRSとの間での無線通信によって、各沿線無線機WRSから列車1までの距離が測定される。
各沿線無線機WRSにおいて得られた測距結果は、隣接する沿線無線機WRS間での通信によって拠点無線機SRSにまで送信され、更に、拠点無線機SRSから地上装置SCに送信され、地上装置SCは、列車1の在線位置を判断する。
そして、地上装置SCでは、列車1の在線位置の情報などに基づき、例えば、自動列車制御装置(ATC:Automatic Train Control)における制御情報(速度制限情報などATC情報)を作成し、係る制御情報を、拠点無線機SRS及び沿線無線機WRSを介して車上無線機VRS1,VRS2に送信する。
ここで、旅客列車、貨物列車などの一般列車である列車1には、車上無線機VRS1,VRS2が予め一体的に組み込まれている。
一方、線路2の保守、点検作業などを行うための保守車3に対しては、可搬型無線機PVRSを所定位置に着脱可能に搭載できるように構成してある。
即ち、可搬型無線機PVRSは、作業者が持ち運ぶことが可能な大きさ及び重さの装置であり、作業者が可搬型無線機PVRSを保守車3まで運んで取り付けることができ、かつ、保守車3の取り付けられていた可搬型無線機PVRSを、作業者が取り外して移動させることができるようになっている。
尚、保守車3には、軌陸車、試験車、ラッセル車、クレーン車、バラスト運搬車、トンネル点検車などの公知の種々の保守車が含まれる。
可搬型無線機PVRSは、図2に示すように、保守車3の前方を向く第1指向性アンテナ11と、保守車3の後方を向く第2指向性アンテナ12と、これらのアンテナ11,12を用いて沿線無線機WRSとの間で無線通信を行うためのCPUを含む演算処理部13とを備えている。
可搬型無線機PVRSには、地上装置SCから送信された各種の情報(警報情報を含む)などを表示するためのモニタ(液晶画面)14の他、各種の警報に用いるランプ15やブザー16、更には、作業者による各種情報の入力を行わせるためのキーボタンなどの操作部17などを一体的に設けることができる。
CBTCシステムが運行管理する線路2の保守、点検作業などを行う複数台の保守車3それぞれには、可搬型無線機PVRSを着脱可能に搭載するための共通仕様の設置部31を設けてある。
可搬型無線機PVRSは、バッテリなどの電源を備えることができる他、設置部31に搭載された状態で、保守車3側から電源供給を受けることができる。
尚、設置部31として、簡易には、保守車3の所定箇所にベルトなどで可搬型無線機PVRSを固定する固定具を設けることができる。
また、可搬型無線機PVRSは、保守車3の台数よりも少ない台数だけ用意されており、複数の保守車3に対して1台の可搬型無線機PVRSを共通的に用いることができるようにしてある。
そして、保守車3を保守作業のために一般列車が運行する線路2上を走行させる場合、線路(本線)2上に進入する前の引き込み線上に保守車3が在線しているときに、保守作業に使用する保守車3に対して可搬型無線機PVRSを搭載させる。
即ち、保守作業に用いない保守車3は、引き込み線上で待機することになり、線路(本線)2上を走行する一般列車1の運行に影響しないので、可搬型無線機PVRSを搭載する必要はない。
そこで、複数台用意されている保守車3のうち、作業に用いるために線路(本線)2上を走行させる保守車3に対してのみ可搬型無線機PVRSを搭載させることで、作業に用いる保守車3がCBTCシステムに組み入れられるようにする。
一般的に、複数台用意されている保守車3の全てが同時に出動することは稀であるから、同時に出動する可能性がある最大台数分だけの可搬型無線機PVRSを用意しておけば、作業に用いるために線路(本線)2上を走行させる保守車3の全てに可搬型無線機PVRSを搭載することが可能である。
これによって、保守車3の全台数よりも少ない数の可搬型無線機PVRSを用意すればよく、保守車3の全てに無線機VRSを一体的に搭載させる場合に比べて、コスト負担を軽減できる。
換言すれば、保守車3の台数よりも少ない数の無線機VRSを用いて、保守車3をCBTCシステムに組み入れるために、無線機VRSを保守車3に対して着脱可能な可搬型とし、複数台の保守車3に対して1台の可搬型無線機PVRSを共通的に用いることができるようにしてある。
可搬型無線機PVRSを搭載した保守車3が、線路2上に在線すると、一般列車1の車上無線機VRS1,VRS2と同様に、可搬型無線機PVRSと沿線無線機WRSとの間で無線通信がなされることで、各沿線無線機WRSを起点とする測距情報が得られ、係る測距情報が拠点無線機SRSを介して地上装置SCに送信され、地上装置SCにおいて保守車3の在線位置を判断する。
また、可搬型無線機PVRSに備えられた半導体メモリなどの記憶装置18には、保守車3の基本情報が予め記憶されている。
保守車3の基本情報としては、例えば、保守車3の列車長さ、可搬型無線機PVRSの番号(列車編成番号に相当する番号)、無線通信に用いる周波数、更に、保守車3が作業のために線路(本線)2上に在線する時間(作業開始予定時刻及び作業終了予定時刻)などが含まれる。
尚、保守車3の基本情報を上記のものに限定するものではなく、例えば、保守車3の種類、保守車3の識別番号、保守作業の内容、保守作業を行う範囲などの情報を含めることができる。
ここで、可搬型無線機PVRSが、図2に示したように、モニタ14及び操作部17を一体的に備える場合には、作業者が、操作部17を操作し、操作結果をモニタ14の表示で確認することで、基本情報の変更や入力の作業を行える。
また、可搬型無線機PVRSの基本情報を変更、入力するための書き込み装置を、可搬型無線機PVRSの保管場所などに設け、この書き込み装置に可搬型無線機PVRSをセットして、基本情報の変更や入力の作業を行わせることができる。
可搬型無線機PVRSの記憶装置18に予め記憶されている保守車3の基本情報は、可搬型無線機PVRSから沿線無線機WRSに送信され、更に、拠点無線機SRSを介して地上装置SCに送られる。
地上装置SCは、保守車3の基本情報としての可搬型無線機PVRSの番号から、線路(本線)2上に在線する複数の保守車3を識別し、個々の保守車3の在線位置及びその列車長さから、図1に示すように、保守車3毎に在線範囲を計算し、更に、在線範囲の前後の所定距離(例えば、500m)以内を、保守車在線の警報範囲として設定する。
そして、一般列車1が保守車在線の警報範囲に進入した場合には、地上装置SCから拠点無線機SRS及び沿線無線機WRSを経由して、一般列車1の車上無線機VRS1,VRS2に対し、保守車在線の警報範囲に進入したことを警報するための信号を送信し、一般列車1の運転台のモニタ上に警報を表示させる。
また、地上装置SCは、保守車3の在線範囲を進入禁止区間として設定し、これに対応する停止点の指令を、拠点無線機SRS及び沿線無線機WRSを経由して、一般列車1の車上無線機VRS1,VRS2に対して送信することができる。
上記のように、保守車3の在線位置の情報及び保守車3の列車長さの情報などから、保守車3の在線範囲を特定できれば、保守車3による作業を線路2上で行っている状態でも、一般列車1の運行を安全に行わせることができる。
また、保守車3の基本情報として、無線通信に用いる周波数などを地上装置SCに送信することで、システムによる周波数の違いや通信方式の違い(FDMA方式、TDMA方式など)にも対応して、地上装置SCと可搬型無線機PVRSとの間で通信を行わせることができ、可搬型無線機PVRSの汎用性を高めることができる。
また、保守車3の基本情報として可搬型無線機PVRSに設定されている、保守車3が線路(本線)2上に在線する時間の情報から、地上装置SCは、作業終了の予定時刻に近づいているか否かを判断し、終了予定時刻の設定時間だけ前の時点で、作業終了を警報するための信号(在線終了情報)を、拠点無線機SRS及び沿線無線機WRSを経由して、保守車3の可搬型無線機PVRSに送信させることができる。
作業終了時刻の警報信号を受信した可搬型無線機PVRSは、一体的に備えているモニタ14、ランプ15、ブザー16などの警報装置を動作させることによって、作業者に作業終了時刻が近づいていることを警報する。
ここで、可搬型無線機PVRSを、保守車3に搭載されているモニタ、ブザー、ランプなどの警報装置の制御回路に接続することで、可搬型無線機PVRSが受信した警報信号に基づき、保守車3に搭載されている警報装置を動作させることが可能である。
また、終了予定時刻のどれだけ前の時点で警報信号を発生させるかを、基本情報として任意に設定させることができる。
上記のようにして、作業の終了時刻を警報できれば、保守車3を用いた保守作業において、予定時刻を超えて保守車3が線路2上に在線することで、一般列車1の運行の妨げになることを未然に防止することが可能となる。
尚、可搬型無線機PVRSに時計を備えるようにして、終了予定時刻に近づいているか否かを自ら判断し、自ら警報を発するように構成することができる。
また、地上装置SCは、保守車3の周辺における他の保守車3や一般列車1の在線情報を、拠点無線機SRS及び沿線無線機WRSを経由して、保守車3の可搬型無線機PVRSに送信する。他の列車の在線情報を受け取った可搬型無線機PVRSは、モニタ14(又は保守車3に一体的に備えられたモニタ)に、他の列車の在線情報を表示させる。
他の列車の在線情報として、他の列車1までの距離の数値情報を表示させることができる他、保守車3が在線している路線をモニタ14上に図形表示し、この路線を示す図形上に当該保守車3と共に他の列車1(他の保守車3を含む)の在線位置(在線範囲)を重ねて表示することができる。
また、地上装置SCは、保守車3が在線している線路2と並んで設けられた別の線路2を、他の保守車3や一般列車1が通過する場合、係る通過列車の情報を、拠点無線機SRS及び沿線無線機WRSを経由して、保守車3の可搬型無線機PVRSに送信する。
通過列車の情報を受け取った可搬型無線機PVRSは、可搬型無線機PVRSに対して一体的に設けてあるモニタ14、ランプ15、ブザー16など(又は、保守車3に備えられた警報装置)によって列車通過を作業者に対して警報することができる。
一例として、複線の下り(上り)列車用線路に保守車3が在線して保守作業を行っているときに、複線の上り(下り)列車専用線路を一般列車が通過する場合、係る一般列車1の通過を作業者に対して警報する。通過列車の警報は、通過列車が保守車3の手前所定距離に到達してから、保守車3から所定距離以上離れるまで継続して行うことが好ましい。
保守車3において、周辺における他の列車の在線情報をモニタ14上に表示し、また、通過列車があるときに警報を発するようにすれば、作業の安全性をより高めることができる。
以上に示した、保守車3の可搬型無線機PVRSと地上装置SCとの間での無線通信に基づく、地上側での運行制御、警報制御の概略を、図3のフローチャートに基づいて説明する。
まず、保守車3の在線位置、保守車3の基本情報、更に、一般列車1の在線位置などの情報を、拠点無線機SRS及び沿線無線機WRSを経由して取得する(ステップS101)。
ここで、一般列車1が保守車3の在線範囲に進入することを阻止するための一般列車1に向けた制御として、保守車在線の警報範囲を、保守車3の在線位置及び保守車3の基本情報に基づいて計算し(ステップS111)、次いで、前記警報範囲に一般列車1が入っているか否かを判断し(ステップS112)、前記警報範囲に入った一般列車1に対して警報信号を送信する(ステップS113)。
また、他の列車との関係で保守車3を用いた保守作業の安全性を高めるための保守車3(可搬型無線機PVRS)に向けた制御として、周辺における他の列車の在線状況や、複線の一方に在線している保守車3に対し、他方の線路2を他の列車が通過する情報などを、可搬型無線機PVRSに送信する(ステップS121)。
更に、保守車3を用いた保守作業の管理を補助するための保守車3(可搬型無線機PVRS)に向けた制御として、保守車3による作業の終了予定時刻が近づいているか否か、即ち、終了予定時刻の所定時間前であるか否かを判断し(ステップS131)、終了予定時刻の所定時間前になると、終了予定時刻に近づいていることを警報する信号を、可搬型無線機PVRSに送信する(ステップS132)。
ところで、保守車3に可搬型無線機PVRSを搭載せずに、保守作業のために線路2上に在線させると、地上装置SCは、この可搬型無線機PVRSを搭載していない保守車3の在線を把握することができない。
従って、保守車3に可搬型無線機PVRSを搭載させることを前提とする列車制御システムでは、保守車3への可搬型無線機PVRSの搭載が担保される必要がある。
そのため、可搬型無線機PVRSを搭載していない状態では、保守車3が自走できないように構成することができる。係る構成とすれば、保守車3は引き込み線から線路2(本線)まで走行することができず、可搬型無線機PVRSを搭載していない保守車3が線路2(本線)に在線することを回避することが可能となる。
例えば、図4に示すように、可搬型無線機PVRSに対して、保守車3の電源回路(電源供給ライン)の一部を構成する回路PSCを設け、可搬型無線機PVRSを搭載していない状態では、保守車3の電源回路が断たれて保守車3への電源投入が行えず、保守車3が自走できないようにし、可搬型無線機PVRSを所定位置に搭載することで、電源回路がつながって保守車3に対する電源投入が行われて、保守車3の自走が可能となるようにする。換言すれば、可搬型無線機PVRSに、保守車3への電源投入を行うためのマスタキーの機能を持たせるようにする。
ここで、保守車3の電源回路とは、例えば、電源21と制御回路や駆動回路などとを接続する回路であり、電源21は、保守車3に搭載されたものであってもよいし、外部の電源であってもよい。
そして、図4に示す例では、電源21と制御回路や駆動回路などとを接続する回路の一部を構成する回路PSC(ハーネス)を、可搬型無線機PVRSの下面の凸部33に対し、凸部33の対向する両側面に渡って設けてあり、かつ、両側面に回路PSCの両端子32a,32bが露出するようにしてある。一方、保守車3側には、可搬型無線機PVRSが所定位置に搭載された場合に、回路PSCの両端子32a,32bにそれぞれ接続される電源側端子41aと、駆動側端子41bとを設けてある。
これにより、図4(A)に示すように、可搬型無線機PVRSを保守車3の所定位置に搭載すると、可搬型無線機PVRSの端子32aに保守車3の端子41aが接続され、かつ、可搬型無線機PVRSの端子32bに保守車3の端子41bが接続され、それぞれが電気的導通状態となり、電源21から制御回路や駆動回路などへの電源供給ラインが繋がり、制御回路や駆動回路などへの電源供給を行って保守車3を走行させることが可能となる。
一方、図4(B)に示すように、可搬型無線機PVRSを保守車3に搭載していない状態では、端子41a,42b間の接続が断たれることで、電源21から制御回路や駆動回路などへの電源供給ラインが断たれ、制御回路や駆動回路などへの電源供給が行えず、自走不能状態となる。
また、例えば、保守車3が圧縮空気を込めることで解除される留置ブレーキ(駐車ブレーキ)を備える場合、例えば、可搬型無線機PVRSを搭載していない状態では圧縮空気を込める指令回路が遮断され、留置ブレーキ(駐車ブレーキ)を解除できないようにすることで自走不能とし、可搬型無線機PVRSを搭載することで指令回路が接続され、圧縮空気を込めて留置ブレーキを解除することが可能となって、自走できるようにすることができる。
即ち、可搬型無線機PVRSが搭載されていることが、留置ブレーキ(駐車ブレーキ)を解除できる条件となるように構成することができる。
また、保守車3に可搬型無線機PVRSが搭載されているか否かを検知するスイッチやセンサなどを設け、可搬型無線機PVRSが搭載されていることを条件とする論理演算によって、電源投入や留置ブレーキの解除などが行われるようにすることができる。
また、可搬型無線機PVRSを保守車3に搭載していない状態で、マスタコントローラによる力行側への操作を機械的に行えないように構成するか、又は、力行側への操作を行っても係る操作が無効となり、列車が加速しないように構成することもできる。
更に、保守車3に可搬型無線機PVRSが搭載されているか否かを検知するスイッチやセンサなどを設け、可搬型無線機PVRSが搭載されていない状態で保守車3に電源投入された場合などに、保守車3への可搬型無線機PVRSの搭載を促す警報を発するように構成することができる。
1…列車、2…線路、3…保守車、11,12…アンテナ、13…演算処理部、14…モニタ、15…ランプ、16…ブザー、17…操作部、18…記憶装置、21…電源、WRS…沿線無線機、SRS…拠点無線機、SC…地上装置、PVRS…可搬型無線機

Claims (7)

  1. 車上側の無線機、地上側の無線機、前記地上側の無線機の通信を制御する地上装置を含む、無線通信による列車制御システムであって、
    前記車上側の無線機として、保守車に対して着脱可能に取り付けられる可搬型無線機を含み、前記保守車は、予め定められた搭載位置に前記可搬型無線機が搭載されることで自走可能となる、列車制御システム。
  2. 前記可搬型無線機は、取り付けられる保守車の情報を有し、
    前記地上装置は、前記地上側の無線機を介して前記可搬型無線機から前記保守車の情報を取得し、
    前記保守車の情報として、前記保守車に搭載されている前記可搬型無線機の識別番号を含む、
    請求項1記載の列車制御システム。
  3. 前記地上装置は、前記地上側の無線機と前記可搬型無線機との間の無線通信によって前記保守車の在線位置を判断し、前記保守車の在線位置と前記保守車の情報とに基づいて、保守車在線の警報範囲を設定する、請求項2記載の列車制御システム。
  4. 前記地上装置は、前記保守車周辺における列車の在線状況を示す在線情報を、前記地上側の無線機を介して前記可搬型無線機に送信し、
    前記可搬型無線機は、前記地上装置から送られた在線情報を前記保守車において表示させる信号を出力する、請求項1〜3のいずれか1つに記載の列車制御システム。
  5. 前記地上装置は、前記保守車が在線する線路に対して並んで設けられた別の線路を列車が通過することを示す通過列車情報を、前記地上側の無線機を介して前記可搬型無線機に送信し、
    前記可搬型無線機は、前記通過列車情報に基づいて警報信号を発する、請求項1〜3のいずれか1つに記載の列車制御システム。
  6. 前記地上装置は、前記保守車の在線時間の終了時刻を警告する在線終了情報を、前記地上側の無線機を介して前記可搬型無線機に送信し、
    前記可搬型無線機は、前記在線終了情報に基づいて警報信号を発する、請求項1〜3のいずれか1つに記載の列車制御システム。
  7. 前記保守車は、予め定められた搭載位置に前記可搬型無線機が搭載されていない状態では、電源供給ラインが断たれて自走不能状態となる、請求項1〜3のいずれか1つに記載の列車制御システム。
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