JP6715061B2 - 保線人員管理システム - Google Patents
保線人員管理システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6715061B2 JP6715061B2 JP2016076096A JP2016076096A JP6715061B2 JP 6715061 B2 JP6715061 B2 JP 6715061B2 JP 2016076096 A JP2016076096 A JP 2016076096A JP 2016076096 A JP2016076096 A JP 2016076096A JP 6715061 B2 JP6715061 B2 JP 6715061B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- area
- track maintenance
- vehicle
- storage medium
- contact storage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Alarm Systems (AREA)
- Emergency Alarm Devices (AREA)
Description
この様なゆがみは列車の乗り心地を悪化させるのみならず、安全な走行を阻害する原因にもなるため、当該ゆがみを定期的に強制する保線と呼ばれるメンテナンスが不可欠である。
今日の保線作業は、MTT(マルチプルタイタンパー)車両やBR(バラストレギュレータ)車両などが導入され、保線作業の能率が高まっているが、MTT車両などを採用したとしても、機械操作に2〜3人、その他監視等に1〜2人の人員が必要とされている。
その他、自由に移動する車両に対し、作業員との衝突を回避する手法が種々紹介されている(例えば下記特許文献4乃至6)。
そのため、車外作業員の安全は、保線作業の進捗に伴う作業環境に即した配慮を介在する必要性があり、上記従来の手法では不十分である。
図1に示す例は、非接触記憶媒体1と、管理情報記憶手段2と、車外通信読取手段3と、車内通信読取手段4と、エリア定義手段5と、所在監視手段6と、運転監視手段7と、干渉監視手段8を備える保線人員管理システムである。
この例は、前記車外通信読取手段3及び前記車内通信読取手段4をID判別可能な人感センサとして用い、操作又は情報入力を行うための入力手段、情報を蓄積するための記憶手段、情報を処理するための演算手段及び情報を出力するための出力手段を具備したコンピュータシステムとして構築されている。
この例は、当該タグ1を携帯する保線作業員が保線車両Vから一定の距離を保って移動するものであるから、NFC(Near Field Comunication)などの近距離型RFIDタグを採用することが望ましい。
この例では、前記通信部は、300MHz帯域で通信距離を10mに程度に限り、1秒間に0.5回から1回の送信を行う通信部を採用するが、前記車外通信読取手段3や前記車内通信読取手段4とで情報の授受を行う方式を採ってもよい。
各平面アンテナ(以下「車外アンテナ3」という)は、保線車両Vの側方(保線車両Vの前後左右)全域について前記タグ1の存否を規定のエリア単位で検出するために、当該保線車両Vの前面、後面、左面及び右面をそれぞれ複数の担当エリアAに分割し、隣接する担当エリアA,Aの一部に相互に重複する協働エリアBが生じるように設置する(図1(A)(C)参照)。
前記車外アンテナ3の検出帯域は、前記左面及び右面については、それぞれの面から約10m〜15mの帯域とし、前記前面及び後面については、約10mから50m程度とする。
尚、保線車両Vの側面の分割態様は、前記二等分に限らず、採用される車外アンテナ3の指向性や検出帯域などに応じて適宜変更可能である。
図に示す例では、車内を前後に等分したエリアをそれぞれ担当エリアCとし、各モノポールアンテナ(以下「車内アンテナ4」という)の担当エリアCはそれぞれ隣接する担当エリアC,Cと相互に重複する協働エリアDを設ける(図1(B)(C)参照)。
この例の前記エリア定義手段5は、前記車外アンテナ3の配置により、各車外アンテナ3の担当エリアA毎に、最高8つの危険エリアXを設定できる。
前記危険エリアXの設定は、キーボードやマウス等の入力手段を用いた手動入力、各種記憶メディアからのインポート入力又はGPS(Global Positioning System)、地図情報及びダイヤ情報を利用した自動設定などのいずれかを採用することができる。
例えば、複数の軌道が併走する複線領域では、保線車両Vが走行する軌道以外で他の列車の走行に使用されている軌道と重なる担当エリアAは危険エリアXに含まれる。
また、海岸線や山麓地帯においては、崖や斜面に近接して軌道が設けられている地域がある。その様な地域において保線車両Vの崖や斜面に面した担当エリアAは危険エリアXに含まれる。
更に保線車両Vの走行時においては、当該保線車両Vの前後いずれかの走行方向に面する担当エリアAは危険エリアX(以下「干渉エリアY」という)である。
加えて、前記車外アンテナ3で捕捉出来ないエリアも、同行者を満足に管理できない点で危険エリアX(以下「不明エリアZ」という)である。
前記自動設定において前記エリア定義手段5は、例えば、保線車両Vの走行地点をGPSで検出し、予め危険エリアXが設定されている走行軌道沿線の地図情報に基づく当該走行地点の内容を、現走行地点における危険エリアXの設定内容に反映させる処理を行う。
警報は、実際の存在エリアと危険エリアXとが一致した場合と、危険エリアXに入る危険がある場合とで相違させることができる。
その他、保線車両Vの出入口に、人感センサや光電センサを設置し、各作業員の出入を監視し、各アンテナ3,4の検出結果と照合することも、誤報防止の一助となる。
その他、所在不明の作業員の所在が判明した時など事情の把握が必要となった時に警報を発する構成を採ることもできる。
前記警告手段が警告を発する事象は、前記危険事象以外にも、前記アンテナで得た情報をパラメータとして推定し得る種々の「危険行為」や、保線作業規定などに応じて危険とされる「禁止行為」として警報発生条件に適宜追加することができる。
前記警報の態様は、音、光、表示又は言葉などが挙げられ、具体的な装置としては、警報発生器、旋回灯、ディスプレイ装置又はスピーカーなどが挙げられる。
警報は、インカムなどを通じて個別提供することも可能であるが、全作業員に一括提供することも可能である。事象に応じて適宜選択すればよい。
前記干渉監視手段8は、前記始動操作を検出し、前記タグ1の存在エリアが前記干渉エリアY及びその協働エリアBと一致した時に警報を発すると共に、前記操作レバーの移動を制止する。
C 担当エリア(車内),D 協働エリア(車内),
V 保線車両,X 危険エリア,Y 干渉エリア,Z 不明エリア,
1 非接触記憶媒体,2 管理情報記憶手段,
3 車外通信読取手段,4 車内通信読取装置,
5 エリア定義手段,6 所在監視手段,
7 運転監視手段,8 干渉監視手段,
9 作業管理手段,
Claims (4)
- 車外作業員が所持する非接触記憶媒体と、
保線車両の側方全域について前記非接触記憶媒体の存否を規定のエリア単位で検出する車外通信読取手段と、
前記エリア単位で危険エリアを設定するエリア定義手段と、
前記非接触記憶媒体の存在エリアが前記危険エリアと一致した時に警報を発する所在監視手段を備える保線人員管理システム。 - 前記所在監視手段は、前記非接触記憶媒体の存否の検出時刻を記録する所在記録手段と、
各非接触記憶媒体について存在エリアの単位時間における変化を検出し、各非接触記憶媒体を携帯する作業員の進行方向を推定し、当該進行方向直近のエリアを仮存在エリアとして記録する移動推定手段と、
前記非接触記憶媒体の仮存在エリアが前記危険エリアと一致した時に警報を発する前記所在監視手段を備える請求項1に記載の保線人員管理システム。 - 車外作業員が所持する非接触記憶媒体と、
同行する前記作業員の管理情報を記憶する管理情報記憶手段と、
保線車両の側方全域について前記非接触記憶媒体の存否を検出する車外通信読取手段と、
前記保線車両の内部全域について前記非接触記憶媒体の存否を検出する車内通信読取手段と、
前記保線車両の内外について所在不明の前記非接触記憶媒体を検出した時に警報を発する所在監視手段を備える保線人員管理システム。 - 前記保線車両の進行操作を検出する運転監視手段と、
前記非接触記憶媒体の存在エリアが前記保線車両の進行操作に伴う当該保線車両の進行方向を含む干渉エリアと一致した時に当該走行操作を禁止する干渉監視手段を備える請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の保線人員管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016076096A JP6715061B2 (ja) | 2016-04-05 | 2016-04-05 | 保線人員管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016076096A JP6715061B2 (ja) | 2016-04-05 | 2016-04-05 | 保線人員管理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017185892A JP2017185892A (ja) | 2017-10-12 |
JP6715061B2 true JP6715061B2 (ja) | 2020-07-01 |
Family
ID=60044562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016076096A Active JP6715061B2 (ja) | 2016-04-05 | 2016-04-05 | 保線人員管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6715061B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7018611B2 (ja) * | 2018-02-19 | 2022-02-14 | 大鉄工業株式会社 | 保線作業用警告灯 |
CN110399951B (zh) * | 2019-07-26 | 2023-08-04 | 马鞍山市科泰电气科技有限公司 | 一种厂区工作人员移动轨迹的监控管理方法 |
DE102020201689A1 (de) * | 2020-02-11 | 2021-08-12 | Robel Bahnbaumaschinen Gmbh | Bearbeitungsanlage und Verfahren zum Durchführen von Gleisarbeiten |
CN112849231B (zh) * | 2021-01-07 | 2021-12-24 | 泰华智业(天津)科技有限责任公司 | 一种基于运行参数的工程机械监控系统 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4785031B2 (ja) * | 2005-02-15 | 2011-10-05 | 日本無線株式会社 | 鉄道用作業区間防護システム、そのための列車用搭載装置及び作業員用携帯装置 |
JP2008097592A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-04-24 | Chugoku Regional Development Bureau Ministry Of Land Infrastructure & Transport | 作業環境監視システム |
US9081046B2 (en) * | 2011-08-08 | 2015-07-14 | Strata Safety Products, Llc | Proximity detection system with concurrent RF and magnetic fields |
JP5937869B2 (ja) * | 2012-03-30 | 2016-06-22 | 日本信号株式会社 | 列車制御システム |
-
2016
- 2016-04-05 JP JP2016076096A patent/JP6715061B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017185892A (ja) | 2017-10-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20230192164A1 (en) | Rail Vehicle Signal Enforcement and Separation Control | |
US11866078B2 (en) | Rail warning system and method | |
JP6715061B2 (ja) | 保線人員管理システム | |
CA2934468C (en) | Wayside guideway vehicle detection and switch deadlocking system with a multimodal guideway vehicle sensor | |
CN101519981B (zh) | 基于单目视觉的矿井机车防撞预警系统和预警方法 | |
US7840338B2 (en) | Communication, monitor and control apparatus, and related method, for railway traffic | |
CN113276911B (zh) | 一种悬挂式单轨车辆段列车位置检测方法及系统 | |
KR20100044339A (ko) | 철도 선로변 작업자 안전을 위한 위험 감지 시스템 및 위험감지 방법 | |
WO2014184253A2 (en) | Sensing device method and system | |
US20110226910A1 (en) | Method and device for the detection of approaching rail vehicles on the trackside and for warning persons | |
AU2013101775A4 (en) | Vehicle Detection System | |
KR100998221B1 (ko) | 휴대형 열차진입 경보 시스템 | |
JP4311647B2 (ja) | 管理装置及び管理システム及び管理方法及びプログラム | |
CN108001486A (zh) | 车列接近预警系统 | |
CN105835911B (zh) | 运行管理系统以及运行管理方法 | |
JP2011031711A (ja) | 車上にて情報を集約する高度列車安全制御システム | |
WO2020189231A1 (ja) | 車両割当業務支援システム、運行支援システムおよび車両割当支援方法 | |
CN117622260A (zh) | 列车接近检测方法及系统 | |
RU2307040C2 (ru) | Система предупреждения аварии состава (спас) | |
CN115802287A (zh) | 警报系统 | |
CZ2011159A3 (cs) | Prejezdové zabezpecovací zarízení svetelné a zpusob bezpecného vyhodnocení kolejového vozidla na tomto zarízení | |
TR201514352A2 (tr) | Demiryolu araçları için yaklaşım algılama ve bir çeşit uyarı sistemi | |
JP2013089222A5 (ja) | ||
JP2007126120A (ja) | 転落事故検出・通報システム | |
KR20120014089A (ko) | 장대 레일을 이용한 열차 보안 시스템 및 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190401 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20190507 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20190507 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200311 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200512 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200608 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6715061 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R154 | Certificate of patent or utility model (reissue) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |