JP5936139B2 - ワイヤーハーネス - Google Patents
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Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、熱収縮する前の熱収縮チューブが電線束に対して配索方向に位置ずれするのを防止することを目的とする。
複数本の被覆電線を束ねた電線束と、
前記電線束を包囲する熱収縮チューブと、
前記熱収縮チューブが熱収縮する前の状態で、前記電線束に対し配索方向への相対変位を規制された受け部と、
前記熱収縮チューブに形成され、前記熱収縮チューブが熱収縮する前の状態で前記受け部に係止することで、前記電線束に対する前記熱収縮チューブの相対変位を規制可能な係止部とを備えているところに特徴を有する。
前記電線束の両端部に取り付けられた一対のコネクタを備えており、
前記受け部が、前記一対のコネクタに設けられ、
前記係止部が、前記熱収縮チューブの両端部に形成されているとともに、前記熱収縮チューブが熱収縮するのに伴って前記受け部から離脱するようになっていてもよい。
この構成によれば、熱収縮チューブの両端部と電線束の両端のコネクタとが位置ずれを規制されるので、電線束に対する熱収縮チューブの位置ずれを確実に防止できる。
前記電線束の外周に巻き付けられる結束部材を備えており、
前記受け部が、前記結束部材に設けられていてもよい。
この構成によれば、結束部材の数と、電線束の配索方向における結束部材の位置を適宜に設定することで、熱収縮チューブの位置ずれを効果的に防止することができる。
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図4を参照して説明する。本実施例1のワイヤーハーネスWaは、電気自動車(ハイブリッド車を含む)における動力回路用の高圧三相ケーブルとして用いられるものであり、例えば、モータとインバータとの間等に配索される。ワイヤーハーネスWaは、3本の導電路10と、一対のコネクタ14A,14Bと、1本の熱収縮チューブ20とを備えて構成されている。尚、以下の説明において、電線束13の「長さ方向」と「配索方向」は、同義で用いる。
次に、本発明を具体化した実施例2を図5〜図7を参照して説明する。本実施例2のワイヤーハーネスWbは、熱収縮チューブ40を電線束13に対して位置決めする手段を上記実施例1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1では、熱収縮チューブが熱収縮するのに伴って一対の係止部の両方が受け部から離脱するようにしたが、熱収縮チューブが熱収縮したときに、いずれか一方の係止部だけが受け部から離脱し、他方の係止部は受け部に係止したままであってもよい。
(2)上記実施例1では、一対のコネクタの両方に受け部を設け、この一対の受け部に熱収縮チューブの両端に形成した一対の係止部を係止させたが、いずれか一方のコネクタのみに受け部を形成し、熱収縮チューブにおける一方の端部のみに形成した係止部を、受け部に係止させてもよい。
(3)上記実施例1では、電線束の両端部にコネクタを取り付けた場合について説明したが、本発明は、電線束の一方の端部のみにコネクタを取り付け、電線束の他方の端部においては、被覆電線に固着した端子金具を、機器の端子台に直接ボルト締め等で接続する場合にも適用することができる。
(4)上記実施例2では、受け部(結束部材)を配索方向における中央部のみに配置したが、受け部(結束部材)は、配索方向中央部以外の位置(例えば、配索方向における端部など)に配置してもよい。
(5)上記実施例2では、受け部(結束部材)を一箇所のみに配置したが、受け部(結束部材)は、配索方向に間隔を空けた複数位置に配置してもよい。
(6)上記実施例1において、実施例2で説明したような結束部材の受け部と熱収縮チューブの係止部とを係止させる構成を、付加してもよい。この場合、結束部材の位置と数は、実施例2で説明したものに限らず、適宜に変更することができる。
(7)上記実施例1,2では、ワイヤーハーネス(電線束)が概ね真っ直ぐに配索される場合について説明したが、本発明は、ワイヤーハーネス(電線束)が屈曲部を有する場合にも適用できる。
(8)上記実施例1,2では、ワイヤーハーネスが三相ケーブルとして用いられる場合について説明したが、本発明は、ワイヤーハーネスがツイストペア線である場合にも適用できる。ツイストペア線に適用した場合には、ツイストペア線を熱収縮チューブによって密着させることにより、インピーダンス及びノイズ性能を保持することが可能である。
(9)上記実施例1,2では、ワイヤーハーネスが電気自動車における動力回路用の高圧ケーブルとして用いられる場合について説明したが、本発明は、ワイヤーハーネスが低圧の信号線等である場合にも適用することができる。
11…被覆電線
13…電線束
14A…第1コネクタ(コネクタ)
14B…第2コネクタ(コネクタ)
15A…第1受け部(受け部)
15B…第2受け部(受け部)
20…熱収縮チューブ
22A…第1係止部(係止部)
22B…第2係止部(係止部)
Wb…ワイヤーハーネス
30…結束部材
31…受け部
40…熱収縮チューブ
41…係止部
Claims (3)
- 複数本の被覆電線を束ねた電線束と、
前記電線束を包囲する熱収縮チューブと、
前記熱収縮チューブが熱収縮する前の状態で、前記電線束に対し配索方向への相対変位を規制された受け部と、
前記熱収縮チューブに形成され、前記熱収縮チューブが熱収縮する前の状態で前記受け部に係止することで、前記電線束に対する前記熱収縮チューブの相対変位を規制可能な係止部とを備えていることを特徴とするワイヤーハーネス。 - 前記電線束の両端部に取り付けられた一対のコネクタを備えており、
前記受け部が、前記一対のコネクタに設けられ、
前記係止部が、前記熱収縮チューブの両端部に形成されているとともに、前記熱収縮チューブが熱収縮するのに伴って前記受け部から離脱するようになっていることを特徴とする請求項1記載のワイヤーハーネス。 - 前記電線束の外周に巻き付けられる結束部材を備えており、
前記受け部が、前記結束部材に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のワイヤーハーネス。
Priority Applications (1)
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JP2013135509A JP5936139B2 (ja) | 2013-06-27 | 2013-06-27 | ワイヤーハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013135509A JP5936139B2 (ja) | 2013-06-27 | 2013-06-27 | ワイヤーハーネス |
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Family Applications (1)
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Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001097141A (ja) * | 1999-09-29 | 2001-04-10 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 可動式ワイヤハーネス |
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2013
- 2013-06-27 JP JP2013135509A patent/JP5936139B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2015011832A (ja) | 2015-01-19 |
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