JP5936139B2 - ワイヤーハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤーハーネスに関するものである。
特許文献1には、複数本の被覆電線を束ねた電線束を、熱収縮チューブで包囲した形態のワイヤーハーネスが開示されている。ワイヤーハーネスにおける配索経路の一部は、屈曲部となっている。熱収縮チューブは、この屈曲部を包囲することにより、屈曲した配索経路を保持している。
特開平09−161546号公報
上記のワイヤーハーネスの製造過程では、熱収縮チューブを熱収縮させる前に、電線束を治具に引っ掛けることによって屈曲部の屈曲形状を保ち、屈曲部を包囲する熱収縮チューブも屈曲した形状に保たれる。したがって、熱収縮チューブはワイヤーハーネスに対して配索方向に大きく位置ずれする虞はない。しかし、概ね真っ直ぐ配索される電線束を熱収縮チューブで包囲する場合は、熱収縮する前の熱収縮チューブがワイヤーハーネスに対して配索方向に位置ずれすることが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、熱収縮する前の熱収縮チューブが電線束に対して配索方向に位置ずれするのを防止することを目的とする。
本発明のワイヤーハーネスは、
複数本の被覆電線を束ねた電線束と、
前記電線束を包囲する熱収縮チューブと、
前記熱収縮チューブが熱収縮する前の状態で、前記電線束に対し配索方向への相対変位を規制された受け部と、
前記熱収縮チューブに形成され、前記熱収縮チューブが熱収縮する前の状態で前記受け部に係止することで、前記電線束に対する前記熱収縮チューブの相対変位を規制可能な係止部とを備えているところに特徴を有する。
熱収縮チューブを熱収縮させる前は、係止部を受け部に係止させることにより、熱収縮チューブが電線束に対して配索方向に位置ずれするのを防止できる。
実施例1のワイヤーハーネスにおいて熱収縮チューブを熱収縮する前の状態をあらわす一部切欠平面図 熱収縮チューブを熱収縮する前の状態をあらわす一部切欠側面図 熱収縮チューブを熱収縮した状態をあらわす一部切欠平面図 熱収縮チューブを熱収縮した状態をあらわす一部切欠側面図 実施例2のワイヤーハーネスにおいて熱収縮チューブを熱収縮する前の状態をあらわす平面図 熱収縮チューブを熱収縮する前の状態をあらわす側断面図 熱収縮チューブを熱収縮した状態をあらわす側断面図
(1)本発明のワイヤーハーネスは、
前記電線束の両端部に取り付けられた一対のコネクタを備えており、
前記受け部が、前記一対のコネクタに設けられ、
前記係止部が、前記熱収縮チューブの両端部に形成されているとともに、前記熱収縮チューブが熱収縮するのに伴って前記受け部から離脱するようになっていてもよい。
この構成によれば、熱収縮チューブの両端部と電線束の両端のコネクタとが位置ずれを規制されるので、電線束に対する熱収縮チューブの位置ずれを確実に防止できる。
(2)本発明のワイヤーハーネスは、
前記電線束の外周に巻き付けられる結束部材を備えており、
前記受け部が、前記結束部材に設けられていてもよい。
この構成によれば、結束部材の数と、電線束の配索方向における結束部材の位置を適宜に設定することで、熱収縮チューブの位置ずれを効果的に防止することができる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図4を参照して説明する。本実施例1のワイヤーハーネスWaは、電気自動車(ハイブリッド車を含む)における動力回路用の高圧三相ケーブルとして用いられるものであり、例えば、モータとインバータとの間等に配索される。ワイヤーハーネスWaは、3本の導電路10と、一対のコネクタ14A,14Bと、1本の熱収縮チューブ20とを備えて構成されている。尚、以下の説明において、電線束13の「長さ方向」と「配索方向」は、同義で用いる。
各導電路10は、被覆電線11と、被覆電線11の両端部に固着した一対の端子金具12とを備えて構成されている。3本の被覆電線11は、一纏めにして束ねられることにより、ほぼ真っ直ぐに延びた電線束13を構成している。電線束13は、各被覆電線11をその軸線回りに捻りながら、3本の被覆電線11を螺旋状に撚り合わせて構成したものである。各被覆電線11の捻り方向と、3本の被覆電線11の撚り方向を逆向きにすることで、束ねた状態に保持される。
電線束13(3本の被覆電線11)の一方の端部に固着した3つの端子金具12は、第1コネクタ14A内に収容され、電線束13(3本の被覆電線11)の他方の端部に固着した3つの端子金具12は、第2コネクタ14B内に収容されている。第1コネクタ14Aの上下両面には、夫々、円形の第1受け部15Aが形成されている。第2コネクタ14Bの上下両面には、夫々、円形の第2受け部15Bが形成されている。両受け部15A,15Bは、夫々、コネクタ14A,14Bの外面から突出する小径部16と、小径部16の突出端に連なる大径部17とから構成されている。
熱収縮チューブ20は、ポリオレフィンやフッ化エラストマー等からなり、所定温度に加熱することで径寸法を小さくするように収縮すると同時に、長さ寸法を短くするように収縮するようになっている。尚、熱収縮チューブ20の内周には接着剤(図示省略)を塗布してもよい。
熱収縮チューブ20は、筒状をなすチューブ本体部21と、チューブ本体部21の長さ方向における一方の端部に一体に形成した一対の第1係止部22Aと、チューブ本体部21の他方の端部に一体に形成した一対の第2係止部22Bとから構成されている。熱収縮チューブ20が熱収縮していない状態におけるチューブ本体部21の内径寸法は、電線束13の外径寸法よりも大きい寸法に設定されている。熱収縮チューブ20が熱収縮していない状態におけるチューブ本体部21の長さ寸法は、電線束13の全長よりも少し短い寸法に設定されている。
一対の第1係止部22Aは、略長方形をなし、チューブ本体部21の一方の端縁から長さ方向と平行に対をなして片持ち状に延出した形態である。この一対の第1係止部22Aは、チューブ本体部21の軸心を挟んで対称な位置となるように配置されている。同様に、一対の第2係止部22Bは、略長方形をなし、チューブ本体部21の他方の端縁から長さ方向と平行に対をなして片持ち状に延出した形態である。この一対の第2係止部22Bは、チューブ本体部21の軸心を挟んで対称な位置となるように配置されている。
各係止部22A,22Bには、円形をなす係止孔23と、係止部22A,22Bの延出端縁から係止孔23に至る逃がし溝24とが形成されている。熱収縮チューブ20が熱収縮していない状態における係止孔23の内径寸法は、受け部15A,15Bを構成する小径部16の外径とほぼ同じ寸法に設定されている。逃がし溝24の溝幅寸法は、係止孔23の内径寸法よりも小さい寸法に設定されている。
次に、ワイヤーハーネスWaの製造工程を説明する。まず、各被覆電線11の両端部に端子金具12を接続し、次に、3本の被覆電線11を撚り合わせて電線束13を構成する。この後、電線束13を、熱収縮していない状態の熱収縮チューブ20に挿通する。次に、図1,2に示すように、第1コネクタ14Aに3つの端子金具12を収容するとともに、第1係止部22Aの係止孔23を、第1コネクタ14Aの第1受け部15Aの小径部16に係止させる。このとき、逃がし溝24の溝幅が拡がるように第1係止部22Aを変形させる。また、係止孔23を小径部16に係止した状態では、第1係止部22Aが第1コネクタ14Aの外面から径方向に遠ざかるように変位しようとしても、大径部17に引っ掛かることにより、径方向への変位が規制されるので、係止孔23(第1係止部22A)と小径部16(第1受け部15A)との嵌合状態が保持される。
また、第2コネクタ14Bに3つの端子金具12を収容するとともに、第2係止部22Bの係止孔23を、第2コネクタ14Bの第2受け部15Bの小径部16に係止させる。このとき、逃がし溝24の溝幅が拡がるように第2係止部22Bを変形させる。また、係止孔23を小径部16に係止した状態では、第2係止部22Bが第2コネクタ14Bの外面から遠ざかる方向へ変位しようとしても、大径部17に引っ掛かることによって変位が規制されるので、係止孔23と小径部16との嵌合状態が保持される。
さらに、各係止部22A,22Bの逃がし溝24の溝幅は、小径部16の外径寸法よりも小さく設定されている。したがって、熱収縮チューブ20が、各コネクタ14A,14Bに対し、電線束13の長さ方向へ相対変位しようとしても、第1係止部22A(係止孔23)と第1受け部15A(小径部16)との係止作用、及び第2係止部22B(係止孔23)と第2受け部15B(小径部16)との係止作用により、熱収縮チューブ20と各コネクタ14A,14Bとの間における長さ方向への相対変位が規制される。そして、両コネクタ14A,14Bは、端子金具12を介すことにより、電線束13の両端部に対する長さ方向への相対変位を規制されている。したがって、熱収縮していない状態の熱収縮チューブ20は、電線束13に対して長さ方向への相対変位を規制された状態に位置決めされる。
この後、熱収縮チューブ20を加熱すると、図4に示すように、熱収縮チューブ20は、径寸法を小さくするように変形して、電線束13の外周に密着する。また、加熱されることにより、熱収縮チューブ20は、長さ寸法を縮めるように変形するので、第1係止部22Aが第1受け部15Aから離脱するとともに、第2係止部22Bが第2受け部15Bから離脱する。離脱の際には、係止部22A,22Bが逃がし溝24の溝幅を拡げるように変形するので、係止部22A,22Bは、大径部17と干渉せず、受け部15A,15Bに対して電線束13の長さ方向に相対変位する。
本実施例1のワイヤーハーネスWaは、複数本の被覆電線11を束ねた電線束13と、電線束13に対し配索方向への相対変位を規制された受け部15A,15Bと、電線束13を包囲する熱収縮チューブ20と、熱収縮チューブ20に形成され、熱収縮チューブ20が熱収縮する前の状態で受け部15A,15Bに係止可能な係止部22A,22Bとを備えている。そして、受け部15A,15Bは、電線束13の両端部に取り付けられた一対のコネクタ14A,14Bに形成されている。
この構成によれば、熱収縮チューブ20を熱収縮させる前は、第1係止部22Aを第1受け部15Aに係止させるとともに、第2係止部22Bを第2受け部15Bに係止させることにより、熱収縮チューブ20がその配索方向両端部において電線束13に対して位置決めされる。したがって、熱収縮チューブ20が電線束13に対して配索方向に位置ずれするのを確実に防止できる。これにより、熱収縮後において、熱収縮チューブ20は、電線束13に対して適正な位置に固着される。
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2を図5〜図7を参照して説明する。本実施例2のワイヤーハーネスWbは、熱収縮チューブ40を電線束13に対して位置決めする手段を上記実施例1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施例2のワイヤーハーネスWbは、3本の導電路10と、結束部材30と、1本の熱収縮チューブ40とを備えて構成されている。導電路10の構成、及び3本の導電路10を束ねた電線束13の構成は、実施例1と同じであるため、説明は省略する。
結束部材30は、電線束13の外周に巻き付けられている。結束部材30の具体例としては、合成樹脂製の結束バンドや、半割部材をリング状に合体させたもの等がある。結束部材30は、電線束13に対し、配索方向(電線束13の長さ方向)への相対変位を規制されている。尚、結束部材30は、電線束13に対する周方向への相対変位を規制されているが、必ずしも周方向への相対変位は規制されていなくてもよい。また、配索方向における結束部材30の取付け位置は、電線束13の長さ方向におけるほぼ中央位置の一箇所だけである。
結束部材30の外周には、一対の受け部31が一体形成されている。各受け部31は、結束部材30の外周から径方向外向きに突出する円形の小径部32と、小径部32の突出端に形成した同心の大径部33とから構成されている。また、一対の受け部31は、電線束13の軸心を挟んで対称な2位置に配置されている。
熱収縮チューブ40は、ポリオレフィンやフッ化エラストマー等からなり、所定温度に加熱することで径寸法を小さくするように収縮すると同時に、長さ寸法を短くするように収縮するようになっている。熱収縮チューブ40が熱収縮していない状態におけるチューブ本体部の内径寸法は、電線束13の外径寸法よりも大きい寸法に設定されている。尚、熱収縮チューブ40の内周には接着剤(図示省略)を塗布してもよい。
熱収縮チューブ40における長さ方向中央位置には、一対の係止部41が形成されている。一対の係止部41は、熱収縮チューブ40の軸心を挟んで対称な2位置に配置されている。1つの係止部41は、円形をなす係止孔42と、係止部41の内周縁から切り込んだ一対の切れ目43とから構成されている。係止孔42の内径寸法は、小径部32の外径寸法とほぼ同じ寸法である。切れ目43は、係止孔42の中心を通り、且つ周方向に延びる仮想線(図示省略)に沿っている。一対の切れ目43の奥端(係止孔42の内周縁とは反対側の端部)同士の距離は、受け部31の大径部33の外径よりも十分に大きな寸法とされている。
次に、ワイヤーハーネスWbの製造工程を説明する。まず、3本の被覆電線11を撚り合わせて構成された電線束13を、熱収縮していない状態の熱収縮チューブ40に挿通する。次に、係止部41を受け部31に位置合わせし、切れ目43を拡げるとともに係止孔42の開口面積が拡大するように熱収縮チューブ40(係止部41)を変形させながら、係止孔42を小径部32に嵌合する(図5,6を参照)。係止孔42と小径部32を嵌合させた状態では、係止部41が結束部材30の外周面から径方向に遠ざかるように変位しようとしても、係止孔42の孔縁部が大径部33に引っ掛かる。したがって、径方向外方への変位が規制されるので、係止孔42(係止部41)と小径部32(受け部31)との嵌合状態が保持される。
上記のように一対の係止部41と一対の受け部31を嵌合した状態では、熱収縮チューブ40を電線束13に対して配索方向へ相対変位させようとしても、係止孔42の内周縁が小径部32の外周に係止しているので、熱収縮チューブ40の電線束13に対する配索方向への相対変位が規制される。また、受け部31に対して係止部41が周方向に相対変位しようとしても、係止孔42の内周縁が小径部32の外周に係止するので、熱収縮チューブ40が電線束13に対して周方向に位置ずれすることが規制される。
この後、熱収縮チューブ40を加熱すると、図7に示すように、熱収縮チューブ40は、径寸法を小さくするように変形して、電線束13の外周に密着する。加熱の工程では、最初に、熱収縮チューブ40の長さ方向中央部、つまり受け部31に係止している係止部41及びその近傍領域を加熱する。これにより、熱収縮チューブ40のうち係止部41の形成領域が結束部材30の外周面に密着するとともに、電線束13の外周面のうち結束部材30の近傍領域に熱収縮チューブ40が密着する。
この後は、加熱対象領域を係止部41から遠ざかる方向へ順次、移動させていく。このような加熱の仕方をすれば、電線束13に対する熱収縮チューブ40の密着領域が、長さ方向中央部から端部側へ次第に移動していく。このように密着させることで、熱収縮チューブ40と電線束13との間に空気が閉じ込められることを回避できる。
本実施例2のワイヤーハーネスWbは、複数本の被覆電線11を束ねた電線束13と、電線束13に対し配索方向への相対変位を規制された受け部31と、電線束13を包囲する熱収縮チューブ40と、熱収縮チューブ40に形成され、熱収縮チューブ40が熱収縮する前の状態で受け部31に係止可能な係止部41とを備えている。受け部31は、電線束13の外周に巻き付けられる結束部材30に形成されている。
この構成によれば、熱収縮チューブ40を熱収縮させる前は、係止部41を受け部31に係止させることにより、熱収縮チューブ40がその配索方向両端部において電線束13に対して位置決めされる。したがって、熱収縮チューブ40が電線束13に対して配索方向に位置ずれするのを確実に防止できる。これにより、熱収縮後の熱収縮チューブ40は、電線束13に対して適正な位置に固着される。また、結束部材30の数と、電線束13の配索方向における結束部材30の位置を適宜に設定することで、熱収縮チューブ40の位置ずれを効果的に防止することが可能である。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1では、熱収縮チューブが熱収縮するのに伴って一対の係止部の両方が受け部から離脱するようにしたが、熱収縮チューブが熱収縮したときに、いずれか一方の係止部だけが受け部から離脱し、他方の係止部は受け部に係止したままであってもよい。
(2)上記実施例1では、一対のコネクタの両方に受け部を設け、この一対の受け部に熱収縮チューブの両端に形成した一対の係止部を係止させたが、いずれか一方のコネクタのみに受け部を形成し、熱収縮チューブにおける一方の端部のみに形成した係止部を、受け部に係止させてもよい。
(3)上記実施例1では、電線束の両端部にコネクタを取り付けた場合について説明したが、本発明は、電線束の一方の端部のみにコネクタを取り付け、電線束の他方の端部においては、被覆電線に固着した端子金具を、機器の端子台に直接ボルト締め等で接続する場合にも適用することができる。
(4)上記実施例2では、受け部(結束部材)を配索方向における中央部のみに配置したが、受け部(結束部材)は、配索方向中央部以外の位置(例えば、配索方向における端部など)に配置してもよい。
(5)上記実施例2では、受け部(結束部材)を一箇所のみに配置したが、受け部(結束部材)は、配索方向に間隔を空けた複数位置に配置してもよい。
(6)上記実施例1において、実施例2で説明したような結束部材の受け部と熱収縮チューブの係止部とを係止させる構成を、付加してもよい。この場合、結束部材の位置と数は、実施例2で説明したものに限らず、適宜に変更することができる。
(7)上記実施例1,2では、ワイヤーハーネス(電線束)が概ね真っ直ぐに配索される場合について説明したが、本発明は、ワイヤーハーネス(電線束)が屈曲部を有する場合にも適用できる。
(8)上記実施例1,2では、ワイヤーハーネスが三相ケーブルとして用いられる場合について説明したが、本発明は、ワイヤーハーネスがツイストペア線である場合にも適用できる。ツイストペア線に適用した場合には、ツイストペア線を熱収縮チューブによって密着させることにより、インピーダンス及びノイズ性能を保持することが可能である。
(9)上記実施例1,2では、ワイヤーハーネスが電気自動車における動力回路用の高圧ケーブルとして用いられる場合について説明したが、本発明は、ワイヤーハーネスが低圧の信号線等である場合にも適用することができる。
Wa…ワイヤーハーネス
11…被覆電線
13…電線束
14A…第1コネクタ(コネクタ)
14B…第2コネクタ(コネクタ)
15A…第1受け部(受け部)
15B…第2受け部(受け部)
20…熱収縮チューブ
22A…第1係止部(係止部)
22B…第2係止部(係止部)
Wb…ワイヤーハーネス
30…結束部材
31…受け部
40…熱収縮チューブ
41…係止部

Claims (3)

  1. 複数本の被覆電線を束ねた電線束と、
    前記電線束を包囲する熱収縮チューブと、
    前記熱収縮チューブが熱収縮する前の状態で、前記電線束に対し配索方向への相対変位を規制された受け部と、
    前記熱収縮チューブに形成され、前記熱収縮チューブが熱収縮する前の状態で前記受け部に係止することで、前記電線束に対する前記熱収縮チューブの相対変位を規制可能な係止部とを備えていることを特徴とするワイヤーハーネス。
  2. 前記電線束の両端部に取り付けられた一対のコネクタを備えており、
    前記受け部が、前記一対のコネクタに設けられ、
    前記係止部が、前記熱収縮チューブの両端部に形成されているとともに、前記熱収縮チューブが熱収縮するのに伴って前記受け部から離脱するようになっていることを特徴とする請求項1記載のワイヤーハーネス。
  3. 前記電線束の外周に巻き付けられる結束部材を備えており、
    前記受け部が、前記結束部材に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のワイヤーハーネス。
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