[1.テープ印刷装置等の概要]
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1に表されたように、本実施形態に係るテープ印刷装置12は、テープ状印刷媒体(テープ)に対して印刷を行うものであり、キーボード28やディスプレイ29を備えている。キーボード28には、多数のキーが設けられており、例えば、印刷キー28Aや、テキスト・クリアキー28B、及びクリア無効印刷指示キー28Cが設けられている。ディスプレイ29には、ラベルのイメージ等が表示される。ラベルのイメージは、ラベルの編集作業等の際に参照される。
本実施形態に係るテープ印刷装置12は、内部に、図示しないテープ駆動印刷機構やテープ切断用のカッター等を備えており、装着されたテープカセット(図示せず)からテープを引き出してこれに所定の印刷を行うとともにカッターで切断することにより、ラベル(図12のラベルL1、ラベルL2参照)を排出口32から排出するようになっている。
本実施形態に係るテープ印刷装置12は、パーソナル・コンピュータ11と通信可能に接続されている。パーソナル・コンピュータ11は、本体13、表示部14、キーボード15、マウス16、及びCD−ROMドライブ13Aを備えている。
図2に表されたように、パーソナル・コンピュータ11は、CPU18、ROM19、RAM20、CD−ROMドライブ13A、HD(Hard Disk)21、操作部1
7、表示部14、インターフェイス(I/F)22を備えており、これらは、バスを介して相互に接続されている。CPU18、ROM19、RAM20、CD−ROMドライブ13A、HD21は、パーソナル・コンピュータ11の本体13内に組み込まれている。操作部17は、キーボード15及びマウス16によって構成されている(上記図1参照)。表示部14は、ディスプレイによって構成されている(上記図1参照)。
ROM19は、読み出し専用の記憶装置であって、パーソナル・コンピュータ11の動作を制御するために用いられる各種プログラムが格納されている。HD21は、読み出し・書き込み可能な記憶装置であって、パーソナル・コンピュータ11で実行されるプログラムを含む各種ソフトウェアが格納されている。HD21には、作成された種々のデータ等も格納される。CD−ROMドライブ13Aは、CD−ROM41に記憶された各種ソフトウエアを読み込むための装置である。
CPU18は、操作部17によって入力された信号や、ROM19、HD21、RAM20、CD−ROM41内の各種プログラムやデータに基づいて各種演算及び処理を行う。さらに、CPU18は、インターフェイス22を介してテープ印刷装置12にデータ等を送信する。RAM20は、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置であって、CPU18での各種演算結果等が記憶される。インターフェイス22は、テープ印刷装置12のインターフェイス(I/F)30と接続されており、パーソナル・コンピュータ11とテープ印刷装置12との間の通信を可能にする。
テープ印刷装置12は、CPU23、ROM24、RAM25、EEPROM26、印刷部27、キーボード28、ディスプレイ29、CG−ROM31、インターフェイス30を備えており、これらは、バスを介して相互に接続されている。CPU23、ROM24、RAM25、EEPROM26、印刷部27、CG−ROM31は、テープ印刷装置12内に組み込まれている。印刷部27は、上記テープ駆動印刷機構や上記テープ切断用のカッター等によって構成されている。
ROM24は、読み出し専用の記憶装置であって、テープ印刷装置12の動作を制御するために用いられる各種プログラムが格納されている。EEPROM26は、読み出し・書き込み可能な不揮発性記憶装置であって、テープ印刷装置12を後述するように機能させるためのプログラム(このプログラムは、CD−ROM41などのリムーバブル型記憶媒体に記録しておくこと等により、テープ印刷装置12に接続されたパーソナル・コンピュータ11のHD21にインストールすることが可能である)を含む各種ソフトウェアが格納されている。さらに、EEPROM26には、各種のテンプレート書式データや、パーソナル・コンピュータ11から送信されたデータ等も格納される。CG−ROM31は、印字される文字や記号の画像データがコードデータと対応させてドットパターンで記憶されるキャラクタージェネレータ用メモリである。
CPU23は、キーボード28によって入力された信号や、ROM24、EEPROM26、RAM25、CG−ROM31内の各種プログラムやデータに基づいて各種演算及び処理を行う。さらに、CPU23は、インターフェイス30を介してパーソナル・コンピュータ11からデータ等を受信する。RAM25は、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置であって、CPU23での各種演算結果等が記憶される。RAM25内には、テキスト・バッファ、イメージ・バッファ、印刷バッファ、及び各変数等が確保される。インターフェイス30は、パーソナル・コンピュータ11のインターフェイス22と接続されており、パーソナル・コンピュータ11とテープ印刷装置12との間の通信を可能にする。
[2.テープ印刷装置の機能]
次に、テープ印刷装置12における処理手順について、図3乃至図9のフローチャートを参照しながら説明する。図3乃至図9のフローチャートで表された制御プログラムの各々は、EEPROM26に記憶されたものであって、CPU23により実行される。
図3のフローチャートで表された制御プログラムが実行される直前では、テープ印刷装置12のディスプレイ29には、図10(a)に表されたように、通常の編集画面が表示される。尚、テープ印刷装置12のディスプレイ29の表示内容は、CPU23が各処理においてデータ展開させたRAM25内のイメージ・バッファに基づく。
先ず、図3に表されたフローチャートでは、S11において、図4に表されたテンプレート設定処理が行われる。この処理では、ユーザーの操作によって選択されたテンプレートの書式情報が設定される。この選択・設定は、ユーザーの押下操作がなされたキーボード28からの入力信号に基づいて行われる。
図4に表されたテンプレート設定処理では、先ず、S31において、テンプレートがメニューから選択される。このとき、テープ印刷装置12のディスプレイ29には、図10(b)に表されたように、テンプレート・メニューが表示される。ここで、ユーザーの操作によって「用途別ラベル作成」が選択されると、テープ印刷装置12のディスプレイ29には、図10(c)に表されたように、テンプレート・レイアウト選択メニューが表示される。
テンプレート・レイアウト選択メニューでは、例えば、図10(c)に表されたように、テンプレート名とテンプレートのレイアウトとがセットになった表示が行われ、ユーザーによる上下キー(カーソルキー)の操作で、そのセットの表示が切り替えられる。ユーザーは、気に入ったテンプレートのところで選択(例えばOKキー押下)することで、テンプレートを選択する。尚、以下の具体例については、図10(c)に表されたように、「VHSビデオ」のテンプレート名と「VHSビデオ」のテンプレートのレイアウトとがユーザーの操作によって選択された場合を説明する。
ここで、「VHSビデオ」のテンプレートのレイアウトについて説明する。図12(a)(b)に表されたように、「VHSビデオ」のテンプレートTには、第1ブロックB1、第2ブロックB2、第3ブロックB3、第4ブロックB4、第5ブロックB5、及び第6ブロックB6が設けられている。第1ブロックB1は、図10(e)に表されたように、「シンボル」の表題が付せられている。第2ブロックB2は、図10(f)(g)に表されたように、「タイトル」の表題が付せられている。第3ブロックB3は、図10(h)に表されたように、「コメント」の表題が付せられている。第4ブロックB4は、図10(i)に表されたように、「録画時間」の表題が付せられている。第5ブロックB5は、図10(j)に表されたように、録画モードである「標準/3倍」の表題が付せられている。第6ブロックB6は、図11(a)に表されたように、「録画日」の表題が付せられている。
上記図4に表されたテンプレート設定処理に戻り、S32に進むと、テンプレート書式データの読み出しが行われる。例えば、図10(c)に表されたように、「VHSビデオ」のテンプレート名と「VHSビデオ」のテンプレートのレイアウトとが選択されたときは、その選択された「VHSビデオ」のレイアウトに関するテンプレート書式データがEEPROM26から読み出される。その後は、S33に進む。S33では、上記S32のテンプレート書式データに含まれている各ブロック書式情報がRAM25内のテキスト・バッファ等に設定される。
その後は、上記図3に表されたフローチャートに戻って、S11の2に進む。S11の2では、印刷設定枚数αが設定される。この設定は、キーボード28からの入力信号に基づいて行われる。このとき、テープ印刷装置12のディスプレイ29には、図10(d)に表されたように、設定される際の印刷設定枚数α(図10(d)では「01」)が反転表示される。その後は、S12に進む。
S12では、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、カーソル位置がテンプレートの第1ブロックに設定される。このとき、テープ印刷装置12のディスプレイ29には、「VHSビデオ」のテンプレートTの第1ブロックB1についての編集画面が表示される。その後は、S13に進む。S13では、キー入力待ちとなる。
S14では、文字キーが押下されたか否かが判断される。この判断は、キーボード28からの入力信号に基づいて行われる。ここで、文字キーが押下された場合(S14:YES)には、S15に進む。S15では、文字入力が行われる。このとき、例えば、「★」のシンボルがテキスト入力された場合には、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第1ブロックB1には「★」のシンボル(テキスト)が設定される。と同時に、図10(e)に表されたように、テープ印刷装置12のディスプレイ29には、「★」のシンボル(テキスト)が表示される。その後は、上記S13に戻り、キー入力待ちとなる。
上記S14において、文字キーが押下されていない場合(S14:NO)には、S16に進む。S16では、カーソルキーが押下されたか否かが判断される。この判断は、キーボード28からの入力信号に基づいて行われる。ここで、カーソルキーが押下された場合(S16:YES)には、S17に進む。S17では、カーソル移動が行われる。その後は、上記S13に戻り、キー入力待ちとなる。
上記S17のカーソル移動とは、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、カーソル位置がテンプレートの一つのブロック内を移動して設定されることをいう。
さらに、上記S17のカーソル移動とは、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、カーソル位置がテンプレートの他のブロックに移動して設定されることをもいう。よって、例えば、カーソルキーの押下によって(S16:YES)、「VHSビデオ」のテンプレートTの第2ブロックB2にカーソル位置が設定された場合において(S17)、「大漁1」のタイトルがテキスト入力されたときは(S14:YES、S15)、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第2ブロックB2には「大漁1」のタイトル(テキスト)が設定される。と同時に、図10(f)に表されたように、テープ印刷装置12のディスプレイ29には、「大漁1」のタイトル(テキスト)が表示される。
また、例えば、カーソルキーの押下によって(S16:YES)、「VHSビデオ」のテンプレートTの第3ブロックB3にカーソル位置が設定された場合において(S17)、「保存版」のコメントがテキスト入力されたときは(S14:YES、S15)、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第3ブロックB3には「保存版」のコメント(テキスト)が設定される。と同時に、図10(h)に表されたように、テープ印刷装置12のディスプレイ29には、「保存版」のコメント(テキスト)が表示される。
また、例えば、カーソルキーの押下によって(S16:YES)、「VHSビデオ」のテンプレートTの第4ブロックB4にカーソル位置が設定された場合において(S17)、「120分」の録画時間がテキスト入力されたときは(S14:YES、S15)、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第4ブロックB4には「120分」の録画時間(テキスト)が設定される。と同時に、図10(i)に表されたように、テープ印刷装置12のディスプレイ29には、「120分」の録画時間(テキスト)が表示される。
また、例えば、カーソルキーの押下によって(S16:YES)、「VHSビデオ」のテンプレートTの第5ブロックB5にカーソル位置が設定された場合において(S17)、「標準」の録画モードがテキスト入力されたときは(S14:YES、S15)、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第5ブロックB5には「標準」の録画モード(テキスト)が設定される。と同時に、図10(j)に表されたように、テープ印刷装置12のディスプレイ29には、「標準」の録画モード(テキスト)が表示される。
また、例えば、カーソルキーの押下によって(S16:YES)、「VHSビデオ」のテンプレートTの第6ブロックB6にカーソル位置が設定された場合において(S17)、「2014年8月19日」の録画日がテキスト入力されたときは(S14:YES、S15)、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第6ブロックB6には「2014年8月19日」の録画日(テキスト)が設定される。と同時に、図11(a)に表されたように、テープ印刷装置12のディスプレイ29には、「2014年8月19日」の録画日(テキスト)が表示される。
上記図3に表されたフローチャートに戻り、上記S16において、カーソルキーが押下されていない場合(S16:NO)には、S18に進む。S18では、クリア領域設定キーが押下されたか否かが判断される。この判断は、キーボード28からの入力信号に基づいて行われる。ここで、クリア領域設定キーが押下された場合(S18:YES)には、S19に進む。S19では、図6に表されたクリア領域設定処理が行われる。
図6に表されたクリア領域設定処理では、先ず、S41にて、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、現在のカーソル位置がクリア領域設定済の領域であるか否かが判断される。この判断は、RAM25内の各ブロック書式情報に基づいて行われる。ここで、現在のカーソル位置がクリア領域設定済の領域でない場合(S41:NO)には、S42に進む。
S42では、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、クリア領域先頭位置とクリア領域末尾位置とが現在のカーソル位置に設定される。この設定は、RAM25内の各ブロック書式情報に書き込まれる。その後は、S43に進む。S43では、クリア領域先頭位置からクリア領域末尾位置までの表示が反転される。例えば、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第6ブロックB6内の「2014年8月19日」の「8」に現在のカーソル位置がある場合には、その現在のカーソル位置に対してクリア領域先頭位置とクリア領域末尾位置とが設定される。と同時に、図11(b)に表されたように、テープ印刷装置12のディスプレイ29には、「2014年8月19日」の録画日(テキスト)のうち「8」のみが反転表示される。
その後は、S44に進む。S44では、キー入力待ちとなる。
S45では、カーソルキーが押下されたか否かが判断される。この判断は、キーボード28からの入力信号に基づいて行われる。ここで、カーソルキーが押下された場合(S45:YES)には、S46に進む。
S46では、カーソルの移動が可能か否かが判断される。具体的には、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、現在のカーソル位置があるテンプレートのブロック内でカーソルの移動が可能か否かが判断される。ここで、カーソルの移動が可能でない場合(S46:NO)には、上記S44に戻って、キー入力待ちとなる。これに対して、上記S46でカーソルの移動が可能である場合(S46:YES)には、S47に進む。
S47では、カーソル位置移動が行われる。具体的には、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、押下されたカーソルキーの方向に基づき、現在のカーソル位置があるテンプレートのブロック内でカーソルの移動が行われる。その後は、上記S44に戻って、キー入力待ちとなる。これに対して、上記S45でカーソルキーが押下されていない場合(S45:NO)には、S48に進む。
S48では、クリア領域設定キーが押下されたか否かが判断される。この判断は、キーボード28からの入力信号に基づいて行われる。ここで、クリア領域設定キーが押下されていない場合(S48:NO)には、上記S44に戻って、キー入力待ちとなる。これに対して、クリア領域設定キーが押下された場合(S48:YES)には、S49に進む。
S49では、クリア領域末尾位置が現在のカーソル位置に設定される。この設定は、RAM25内の各ブロック書式情報に書き込まれる。尚、図11(b)では、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第6ブロックB6内の「2014年8月19日」の「8」に現在のカーソル位置がある場合に、カーソルキーが押下されることなく(S45:NO)、クリア領域設定キーが押下されている(S48:YES)。従って、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第6ブロックB6内の「2014年8月19日」の「8」に対して、クリア領域先頭位置とクリア領域末尾位置とが設定される。
また、図11(c)では、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第6ブロックB6内の「2014年8月19日」の「1」に現在のカーソル位置がある場合に、カーソルキーが押下され(S45:YES)、「2014年8月19日」の「9」にカーソル位置が移動している(S46:YES、S47)。その後、クリア領域設定キーが押下されている(S48:YES)。従って、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第6ブロックB6内の「2014年8月19日」の「1」に対して、クリア領域先頭位置が設定されると共に、「2014年8月19日」の「9」に対して、クリア領域末尾位置が設定される。その後は、上記図3に表されたフローチャートに戻って、上記S13のキー入力待ちとなる。
一方、上記S41で現在のカーソル位置がクリア領域設定済の領域である場合(S41:YES)には、S50に進む。S50では、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、現在のカーソル位置を含んだクリア領域先頭位置とクリア領域末尾位置とが解除される。この設定は、RAM25内の各ブロック書式情報に書き込まれる。また、上記S43での反転表示も解除される。その後は、上記図3に表されたフローチャートに戻って、上記S13のキー入力待ちとなる。
上記図3に表されたフローチャートにおいて、上記S18でクリア領域設定キーが押下されていない場合(S18:NO)には、S20に進む。S20では、ナンバリング領域設定キーが押下されたか否かが判断される。この判断は、キーボード28からの入力信号に基づいて行われる。ここで、ナンバリング領域設定キーが押下された場合(S20:YES)には、S21に進む。S21では、図7に表されたナンバリング領域設定処理が行われる。
図7に表されたナンバリング領域設定処理では、先ず、S61にて、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、現在のカーソル位置がクリア領域設定済の領域であるか否かが判断される。この判断は、RAM25内の各ブロック書式情報に基づいて行われる。ここで、現在のカーソル位置がクリア領域設定済の領域でない場合(S61:NO)には、S62に進む。
S62では、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、ナンバリング領域先頭位置とナンバリング領域末尾位置とが現在のカーソル位置に設定される。この設定は、RAM25内の各ブロック書式情報に書き込まれる。その後は、S63に進む。S63では、ナンバリング領域先頭位置からナンバリング領域末尾位置までの表示が反転される。例えば、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第2ブロックB2内の「大漁1」の「1」に現在のカーソル位置がある場合には、その現在のカーソル位置に対してナンバリング領域先頭位置とナンバリング領域末尾位置とが設定される。と同時に、図10(g)に表されたように、テープ印刷装置12のディスプレイ29には、「大漁1」のタイトル(テキスト)のうち「1」のみが反転表示される。
その後は、S64に進む。S64では、キー入力待ちとなる。
S65では、カーソルキーが押下されたか否かが判断される。この判断は、キーボード28からの入力信号に基づいて行われる。ここで、カーソルキーが押下された場合(S65:YES)には、S66に進む。
S66では、カーソルの移動が可能か否かが判断される。具体的には、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、現在のカーソル位置があるテンプレートのブロック内でカーソルの移動が可能か否かが判断される。ここで、カーソルの移動が可能でない場合(S66:NO)には、上記S64に戻って、キー入力待ちとなる。これに対して、上記S66でカーソルの移動が可能である場合(S66:YES)には、S67に進む。
S67では、カーソル位置移動が行われる。具体的には、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、押下されたカーソルキーの方向に基づき、現在のカーソル位置があるテンプレートのブロック内でカーソルの移動が行われる。その後は、上記S64に戻って、キー入力待ちとなる。これに対して、上記S65でカーソルキーが押下されていない場合(S65:NO)には、S68に進む。
S68では、ナンバリング領域設定キーが押下されたか否かが判断される。この判断は、キーボード28からの入力信号に基づいて行われる。ここで、ナンバリング領域設定キーが押下されていない場合(S68:NO)には、上記S64に戻って、キー入力待ちとなる。これに対して、ナンバリング領域設定キーが押下された場合(S68:YES)には、S69に進む。
S69では、ナンバリング領域末尾位置が現在のカーソル位置に設定される。この設定は、RAM25内の各ブロック書式情報に書き込まれる。尚、図10(g)では、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第2ブロックB2内の「大漁1」の「1」に現在のカーソル位置がある場合において、カーソルキーが押下されることなく(S65:NO)、ナンバリング領域設定キーが押下されている(S68:YES)。従って、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第2ブロックB2内の「大漁1」の「1」に対して、ナンバリング領域先頭位置とナンバリング領域末尾位置とが設定される。その後は、上記図3に表されたフローチャートに戻って、上記S13のキー入力待ちとなる。
一方、上記S61で現在のカーソル位置がナンバリング領域設定済の領域である場合(S61:YES)には、S70に進む。S70では、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、現在のカーソル位置を含んだナンバリング領域先頭位置とナンバリング領域末尾位置とが解除される。この設定は、RAM25内の各ブロック書式情報に書き込まれる。また、上記S63での反転表示も解除される。その後は、上記図3に表されたフローチャートに戻って、上記S13のキー入力待ちとなる。
上記図3に表されたフローチャートにおいて、上記S20でナンバリング領域設定キーが押下されていない場合(S20:NO)には、S22に進む。S22では、印刷キー28Aが押下されたか否かが判断される。この判断は、キーボード28からの入力信号に基づいて行われる。ここで、印刷キー28Aが押下された場合(S22:YES)には、S23に進む。S23では、図8に表された印刷処理が行われる。
図8に表された印刷処理では、先ず、S80において、変数Xに「1」が代入される。変数Xは、現在の印刷枚数を表しており、RAM25内に確保される。その後は、S81に進む。
S81では、変数Mと変数Nにそれぞれ「1」が代入される。変数Mと変数Nは、RAM25内に確保される。その後は、S82に進む。S82では、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、カーソル位置が第Mブロック内の第N文字の位置に設定される。尚、第Mブロックの「M」は、変数Mの値である。また、第N文字の「N」は、変数Nの値である。その後は、S83に進む。
S83では、RAM25内のテキスト・バッファのカーソル位置の文字印刷データが、CG−ROM31内のデータを用いて作成される。その後は、S84に進む。
S84では、上記S83で作成されたカーソル位置の文字印刷データがRAM25内の印刷バッファに書き込まれる。その後は、S84の2に進む。
S84の2では、テキスト・クリア無効設定が有効であるか否かが判断される。この判断は、RAM25内の各ブロック書式情報に基づいて行われる。ここで、テキスト・クリア無効設定が有効である場合(S84の2:YES)には、下記S89に進む。これに対して、テキスト・クリア無効設定が有効でない場合(S84の2:NO)には、S85に進む。
S85では、現在のカーソル位置の文字がクリア領域設定済であるか否かが判断される。この判断は、RAM25内の各ブロック書式情報に基づいて行われる。ここで、現在のカーソル位置の文字がクリア領域設定済である場合(S85:YES)には、S86に進む。
S86では、現在のカーソル位置の文字がRAM25内のテキスト・バッファから削除される。例えば、上述したように、図11(b)で反転表示された「8」は、RAM25内のテキスト・バッファでは、クリア領域設定済である。従って、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第6ブロックB6内の「2014年8月19日」の「8」がクリアされる。同様にして、図11(c)で反転表示された「19」は、RAM25内のテキスト・バッファでは、クリア領域設定済である。従って、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第6ブロックB6内の「2014年8月19日」の「19」がクリアされる。
その後は、下記S89に進む。これに対して、上記S85で現在のカーソル位置の文字がクリア領域設定済でない場合(S85:NO)には、S87に進む。
S87では、現在のカーソル位置の文字がナンバリング領域設定済であるか否かが判断される。この判断は、RAM25内の各ブロック書式情報に基づいて行われる。ここで、現在のカーソル位置の文字がナンバリング領域設定済である場合(S87:YES)には、S88に進む。
S88では、現在のカーソル位置の文字がRAM25内のテキスト・バッファでカウントアップされる。例えば、上述したように、図10(g)の「大漁1」のうち反転表示された「1」は、RAM25内のテキスト・バッファでは、ナンバリング領域設定済である。従って、RAM25内のテキスト・バッファでは、「1」がカウントアップされることにより、「2」が設定される。従って、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第2ブロックB2内には「大漁2」が設定される。その後は、下記S89に進む。これに対して、上記S87で現在のカーソル位置の文字がナンバリング領域設定済でない場合(S87:NO)には、S89に進む。
S89では、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、現在のカーソル位置の文字が第Mブロック内の最終文字であるか否かが判断される。ここで、現在のカーソル位置の文字が第Mブロック内の最終文字でない場合(S89:NO)には、S90に進む。
S90では、変数Nが「1」インクリメントされる。その後は、上記S82に戻って、上記S82以降の各処理が繰り返し行われる。これに対して、上記S89で現在のカーソル位置の文字が第Mブロック内の最終文字である場合(S89:YES)には、S91に進む。
S91では、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、現在のカーソル位置の文字が最終ブロック内にあるか否かが判断される。ここで、現在のカーソル位置の文字が最終ブロック内にない場合(S91:NO)には、S92に進む。
S92では、変数Mが「1」インクリメントされる。その後は、上記S82に戻って、上記S82以降の各処理が繰り返し行われる。これに対して、上記S91で現在のカーソル位置の文字が最終ブロック内にある場合(S91:YES)には、S93に進む。
S93では、RAM25内の印刷バッファに蓄積された印刷データの印刷が開始される。この印刷は、印刷部27によって実行される。印刷中は、上記印刷設定枚数αが「1」であれば、図11(d)に表されたように、テープ印刷装置12のディスプレイ29には、「印刷中です。1/1」が表示される。このとき、図12(a)に表されたラベルL1が印刷・作成される。その後は、図5のS94に進む。
S94では、現在の印刷枚数X+「1」が印刷設定枚数αに等しいか否かが判断される。この判断は、RAM25内に確保された各変数X、αに基づいて行われる。ここで、現在の印刷枚数X+「1」が印刷設定枚数αに等しい場合(S94:YES)には、S95に進む。S95では、テキスト・クリア無効設定が有効にされる。この有効の設定は、RAM25内の各ブロック書式情報に書き込まれる。その後は、下記S96に進む。
一方、上記S94で現在の印刷枚数X+「1」が印刷設定枚数αに等しくない場合(S94:NO)には、S97に進む。S97では、現在の印刷枚数Xが印刷設定枚数αに等しいか否かが判断される。この判断は、RAM25に記憶された各変数X、αに基づいて行われる。ここで、現在の印刷枚数Xが印刷設定枚数αに等しくない場合(S97:NO)には、S96に進む。
S96では、RAM25内の現在の印刷枚数Xが「1」インクリメントされる。その後は、上記図8の上記S81に戻って、上記S81以降の各処理が繰り返し行われる。
一方、上記S97で現在の印刷枚数Xが印刷設定枚数αに等しい場合(S97:YES)には、上記図3に表されたフローチャートに戻って、S24に進む。
S24では、カーソル位置をクリア設定領域の先頭に移動させる。例えば、上述したように、図11(b)で反転表示された「8」は、RAM25内のテキスト・バッファでは、クリア領域設定済の先頭である。従って、テープ印刷装置12のディスプレイ29では、「2014年8月19日」の録画日のうち「8」を表示していた箇所が、 図11(e)に表されたように、カーソルのみが表示される。
その後は、上記S13に戻り、キー入力待ちとなる。ここで、図11(f)に表されたように、先頭のクリア領域に「9」が文字入力されると共に(S14:YES、S15)、カーソルを次のクリア領域に移動させる(S16:YES、S17)。さらに、図11(g)に表されたように、次のクリア領域に「1」が文字入力される(S14:YES、S15)。このようにしてテキスト更新された後に、印刷キー28Aが押下されると(S22:YES)、図12(b)に表されたラベルL2が印刷・作成される。このとき、上記印刷設定枚数αが「1」であれば、テープ印刷装置12のディスプレイ29には、図11(h)に表されたように、「印刷中です。1/1」が表示される。
図12(b)に表されたラベルL2では、「VHSビデオ」のテンプレートTの第6ブロックB6内が「2014年9月1日」にテキスト更新され、「VHSビデオ」のテンプレートTの第2ブロックB2内が「大漁2」にカウントアップされる。
一方、上記S22で印刷キー28Aが押下されていない場合(S22:NO)には、S25に進む。S25では、テキスト・クリアキー28Bが押下されたか否かが判断される。この判断は、キーボード28からの入力信号に基づいて行われる。ここで、テキスト・クリアキー28Bが押下された場合(S25:YES)には、S26に進む。S26では、図9に表されたテキスト・クリア処理が行われる。
図9に表されたテキスト・クリア処理では、先ず、S101では、変数Mと変数Nにそれぞれ「1」が代入される。その後は、S102に進む。S102では、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、カーソル位置が第Mブロック内の第N文字の位置に設定される。その後は、S103に進む。
S103では、現在のカーソル位置の文字がクリア領域設定済であるか否かが判断される。ここで、現在のカーソル位置の文字がクリア領域設定済である場合(S103:YES)には、S104に進む。
S104では、現在のカーソル位置の文字がRAM25内のテキスト・バッファから削除される。例えば、上述したように、図11(b)で反転表示された「8」は、RAM25内のテキスト・バッファでは、クリア領域設定済である。従って、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第6ブロックB6内の「2014年8月19日」の「8」がクリアされる。同様にして、図11(c)で反転表示された「19」は、RAM25内のテキスト・バッファでは、クリア領域設定済である。従って、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第6ブロックB6内の「2014年8月19日」の「19」がクリアされる。
その後は、下記S107に進む。これに対して、上記S103で現在のカーソル位置の文字がクリア領域設定済でない場合(S103:NO)には、S105に進む。
S105では、現在のカーソル位置の文字がナンバリング領域設定済であるか否かが判断される。ここで、現在のカーソル位置の文字がナンバリング領域設定済である場合(S105:YES)には、S106に進む。
S106では、現在のカーソル位置の文字がRAM25内のテキスト・バッファでカウントアップされる。例えば、上述したように、図10(g)の「大漁1」のうち反転表示された「1」は、RAM25内のテキスト・バッファでは、ナンバリング領域設定済である。従って、RAM25内のテキスト・バッファでは、「1」がカウントアップされることにより、「2」が設定される。従って、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、「VHSビデオ」のテンプレートTの第2ブロックB2内には「大漁2」が設定される。その後は、下記S107に進む。これに対して、上記105で現在のカーソル位置の文字がナンバリング領域設定済でない場合(S105:NO)には、S107に進む。
S107では、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、現在のカーソル位置の文字が第Mブロック内の最終文字であるか否かが判断される。ここで、現在のカーソル位置の文字が第Mブロック内の最終文字でない場合(S107:NO)には、S108に進む。
S108では、変数Nが「1」インクリメントされる。その後は、上記S102に戻って、上記S102以降の各処理が繰り返し行われる。これに対して、上記S107で現在のカーソル位置の文字が第Mブロック内の最終文字である場合(S107:YES)には、S109に進む。
S109では、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、現在のカーソル位置の文字が最終ブロック内にあるか否かが判断される。ここで、現在のカーソル位置の文字が最終ブロック内にない場合(S109:NO)には、S110に進む。
S110では、変数Mが「1」インクリメントされる。その後は、上記S102に戻って、上記S102以降の各処理が繰り返し行われる。これに対して、上記S109で現在のカーソル位置の文字が最終ブロック内にある場合(S109:YES)には、上記図3の上記S24に進む。
一方、上記図3の上記S25でテキスト・クリアキー28Bが押下されていない場合(S25:NO)には、S27に進む。S27では、その他の処理が行われる。この処理は、キーボード28からの入力信号に基づいて行われる。その後は、上記S13に戻り、キー入力待ちとなる。
[3.まとめ]
すなわち、本実施の形態に係るテープ印刷装置12では、印刷処理(S23)において、RAM25内のテキスト・バッファでテンプレートTの第1ブロックB1の第1文字から最終(第6)ブロックB6の最終文字まで現在のカーソル位置が移動し(S81、S82、S90、S92)、RAM25内のテキスト・バッファのテキストデータに基づいてRAM25内の印刷バッファの印刷データが作成される(S83、S84)。そして、RAM25内の印刷バッファの印刷データがテープ印刷(ラベル作成)される(S93)。
その一方で、RAM25内のテキスト・バッファでは、テンプレートTの第1ブロックB1内の第1文字から最終(第6)ブロックB6内の最終文字まで現在のカーソル位置が移動する際(S81、S82、S90、S92)に、現在のカーソル位置の文字がクリア領域設定済である場合(S85:YES)には、現在のカーソル位置の文字がRAM25内のテキスト・バッファから削除される(S86)。
つまり、印刷キー28Aが押下された後は(S22:YES)、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、第1ブロックB1内の第1文字から最終(第6)ブロックB6内の最終文字まで現在のカーソル位置が移動し(S81、S82、S90、S92)、クリア領域設定済である現在のカーソル位置の文字がRAM25内のテキスト・バッファから削除される(S86)。
従って、RAM25内のテキスト・バッファでは、クリア領域設定済であるテキストであって(S85:YES)、テンプレートTの各ブロックB1〜B6の全体又は各ブロックB1〜B6の一部に入力されているテキストが印刷キー28Aの押下後に自動的にクリアされるので(S86)、図12(a)(b)に表されたラベルL1、ラベルL2のように、テンプレートT内のテキストの一部を一枚ずつ変更しながら、印刷設定枚数α(S11の2)のテープ印刷(ラベル作成)を簡単に行うことが可能である(S80、S93〜S97:YES)。
また、本実施の形態に係るテープ印刷装置12では、クリア領域設定処理(S19)におけるカーソル位置移動(S47)とクリア領域設定キー押下(S48:YES)とにより、(さらに、カーソル位置移動(S17)により、)テンプレートTの各ブロックB1〜B6の全体又は各ブロックB1〜B6の一部にクリア領域をRAM25内のテキスト・バッファで複数設定することが可能である(S49)。
例えば、RAM25内のテキスト・バッファでは、図11(a)(b)(c)に表されたように、「VHSビデオ」のテンプレートTの第6ブロックB6内の「2014年8月19日」の「8」と「19」がテキスト入力された2箇所がクリア領域に設定されている。従って、図12(a)(b)に表されたラベルL1、ラベルL2のように、テンプレートT内のテキストの一部を一枚ずつ複数箇所変更しながら、印刷設定枚数α(S11の2)のテープ印刷(ラベル作成)を簡単に行うことが可能である(S80、S93〜S97:YES)。
また、本実施の形態に係るテープ印刷装置12では、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、現在のカーソル位置がクリア領域設定済の領域である場合(S41:YES)にて、クリア領域設定キーが押下されることにより(S18:YES)、クリア領域設定処理(S19)が実行されると、現在のカーソル位置を含んだクリア領域先頭位置とクリア領域末尾位置とが、つまり、現在のカーソル位置を含んだクリア領域が解除される(S50)。従って、RAM25内のテキスト・バッファでクリア領域に該当するテンプレートTの各ブロックB1〜B6の全体又は各ブロックB1〜B6の一部に入力されているテキストが印刷キー28Aの押下(S22:YES)後に自動的にクリアされること(S86)を解除することが可能である。
また、本実施の形態に係るテープ印刷装置12では、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、クリア領域に該当するテンプレートTの各ブロックB1〜B6の全体又は各ブロックB1〜B6の一部に対するテキスト入力(S15)の後で、印刷キー28Aが押下されると(S22:YES)、RAM25内の印刷バッファの印刷データがテープ印刷(ラベル作成)されることが開始される(S93)。それと共に、印刷設定枚数α(S11の2)までテープ印刷(ラベル作成)が継続される(S80、S93〜S97:YES)。つまり、テンプレートT内のテキストの一部を一枚ずつ変更しながら、印刷設定枚数α(S11の2)のテープ印刷(ラベル作成)を行うこと(S80、S93〜S97:YES)が自動化され、一層に簡単に行うことが可能である。
また、本実施の形態に係るテープ印刷装置12では、ナンバリング領域設定処理(S21)において、RAM25内のテキスト・バッファで現在のカーソル位置がクリア領域設定済の領域でない場合(S61:NO)には、カーソル位置移動(S67)とナンバリング領域設定キー押下(S68:YES)とにより、(さらに、カーソル位置移動(S17)により、)テンプレートTの各ブロックB1〜B6の全体又は各ブロックB1〜B6の一部に該当するナンバリング領域設定済の領域をRAM25内のテキスト・バッファに設定することが可能である(S69)。
例えば、RAM25内のテキスト・バッファでは、図10(f)(g)に表されたように、「VHSビデオ」のテンプレートTの第2ブロックB2内の「大漁1」のうちの「1」がテキスト入力された1箇所がナンバリング領域設定済の領域に設定されている。従って、図12(a)(b)に表されたラベルL1、ラベルL2のように、テンプレートT内のテキストの一部を一枚ずつ複数箇所変更をしながら、印刷設定枚数α(S11の2)のテープ印刷(ラベル作成)を簡単に行うこと(S80、S93〜S97:YES)を、ナンバリング印刷と同時に行うことが可能である。
尚、同様にして、テンプレートTの各ブロックB1〜B6の全体又は各ブロックB1〜B6の一部に該当するナンバリング領域設定済の領域をRAM25内のテキスト・バッファに複数箇所設定することも可能である(S69)。従って、テンプレートT内のテキストの一部を一枚ずつ複数箇所変更しながら、印刷設定枚数α(S11の2)のテープ印刷(ラベル作成)を簡単に行うこと(S80、S93〜S97:YES)を、ナンバリング印刷と同時に行うことも可能である。
また、本実施の形態に係るテープ印刷装置12では、印刷処理(S23)において、印刷設定枚数α(S11の2)までテープ印刷(ラベル作成)が継続された(S80、S93〜S97:YES)後は、現在の印刷枚数X+「1」が印刷設定枚数αに等しい場合(S94:YES)に、テキスト・クリア無効設定が有効にされる(S95)。そのため、その後は、テキスト・クリア無効設定が有効であるので(S84の2:NO)、現在のカーソル位置の文字がRAM25内のテキスト・バッファから削除されること(S86)は行われない。つまり、現在のカーソル位置の文字がRAM25内のテキスト・バッファから削除されること(S86)が阻止されるので、テンプレートT内のテキストの一部を一枚ずつ複数変更しながら、印刷設定枚数α(S11の2)のテープ印刷(ラベル作成)すること(S80、S93〜S97:YES)を簡単に行った後に、通常の印刷に戻すことも簡単に行うことが可能である。
また、本実施の形態に係るテープ印刷装置12では、テキスト・クリアキー28Bが押下されると(S25:YES)、テキスト・クリア処理(S26)が実行される。これによって、RAM25内のテキスト・バッファにおいて、第1ブロックB1内の第1文字から最終(第6)ブロックB6内の最終文字まで現在のカーソル位置が移動し(S101、S102、S108、S110)、クリア領域設定済である現在のカーソル位置の文字がRAM25内のテキスト・バッファから削除される(S104)。
従って、RAM25内のテキスト・バッファでは、クリア領域設定済であるテキストであって(S103:YES)、テンプレートTの各ブロックB1〜B6の全体又は各ブロックB1〜B6の一部に入力されているテキストがテキスト・クリアキー28Bの押下後に自動的にクリアされる(S25:YES、S104)。よって、テンプレートT内のテキストの一部を一枚ずつ複数変更しながら、印刷設定枚数α(S11の2)のテープ印刷(ラベル作成)を簡単に行うこと(S80、S93〜S97:YES)を、ユーザーによるテキスト・クリアキー28Bの操作を契機として行うことが可能である。
また、本実施の形態に係るテープ印刷装置12では、印刷処理(S23)において、テキスト・クリア無効設定が有効であること(S84の2:NO)を契機として、現在のカーソル位置の文字がRAM25内のテキスト・バッファから自動的に削除されること(S86)が阻止されるので、テンプレートT内のテキストの一部を一枚ずつ複数変更しながら、印刷設定枚数α(S11の2)のテープ印刷(ラベル作成)を簡単に行った後に(S80、S93〜S97:YES)、通常の印刷に戻すことも簡単に行うことが可能である。
[4.その他]
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、図3乃至図9のフローチャートで表された制御プログラムの各々は、上述したように、EEPROM26に記憶されたものであってもよいが、パーソナル・コンピュータ11のHD21に記憶されたものでもよい。このような場合には、例えば、CD−ROM41からHD21にダウンロードさせてもよいし、外部通信ネットワークと接続可能な通信機器を介して外部サイトからHD21にダウンロードさせてもよい。