JP5926745B2 - スイッチ回路、インピーダンス整合装置、バイポーラ接合トランジスターの作動方法 - Google Patents

スイッチ回路、インピーダンス整合装置、バイポーラ接合トランジスターの作動方法 Download PDF

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Description

(発明の分野)
本発明は、一般に、プラズマ処理に関連する。特に、しかし制限の目的ではなく、本発明は、半導体処理チャンバーにおいて無線周波数発生器からプラズマ負荷まで伝導される無線周波数電力をインピーダンス整合するためのシステム、方法および装置に関連する。
(発明の背景)
半導体製造の世界において、製造会社は、プラズマを発生させるために無線周波数(RF)電力を利用するプラズマ処理チャンバーを生成する。RF発生器(「発生器」)とプラズマ負荷との間の能率的な電力伝達を達成するために、インピーダンス整合ネットワーク(「整合ネットワーク」)は、負荷インピーダンスを所望の入力インピーダンス(概して50オーム)に整合させるためにしばしば使用される。プラズマ負荷インピーダンスは、変数(たとえば、発生器周波数、電力、チャンバー圧力、気体組成、およびプラズマ点火)に応じて変化し得る。整合ネットワークは、所望の入力インピーダンスを維持するために整合の内部の電気的素子(概して真空可変コンデンサー)を変化させることによって、負荷インピーダンスにおけるこれらの変動の原因となる。
図1は、典型的な発生器、整合ネットワーク、およびプラズマ負荷システムを図示する。発生器102は、RF電力を、伝導線108(たとえば同軸ケーブル)によって整合ネットワーク104に伝導し、それから電気的接続110によってプラズマ負荷106上に伝導する。整合ネットワーク104は、その内部の電気的素子に、整合ネットワーク104の入力インピーダンスが所望の入力インピーダンスに近いように変化させる。整合ネットワークは、概して、リアクタンス素子のみを含み、そのリアクタンス素子は、電力を散逸させる抵抗素子とは対照的に、電場および磁場にエネルギーを蓄える素子を意味している。最も一般的なリアクタンス素子は、コンデンサー、インダクター、および連結インダクターであるが、分布回路のような他のものも使用される。整合ネットワークは、伝導線と変圧器とを含む無損失素子も含み得る。整合ネットワークにおける唯一の抵抗素子は、概して、非理想のリアクタンス性および無損失構成要素またはインピーダンス変換に加わらない構成要素(たとえば、電圧、電流、電力または温度を検知するための構成要素)における損失と関連づけられる。
整合ネットワークは、多数の可変リアクタンス素子を含み得る。特定のインピーダンス範囲を超えて変化し得る負荷インピーダンスを所望の入力インピーダンスに整合させるために、先行技術は、概して、少なくとも2つの可変リアクタンス素子、または可変発生器周波数と1つの可変リアクタンス素子との組み合わせを使用する。あるいは、特定の入力インピーダンスの不整合が許容され得る場合、固定周波数を有する発生器と組み合わせた1つの可変リアクタンス素子、または可変周波数発生器を用いた固定整合が、使用され得る。可変リアクタンス素子は、しばしば、可変コンデンサー、可変インダクター、またはその2つの組み合わせである。たとえば、スイッチ、コンデンサー、およびインダクターの組は、整合ネットワークを形成するために使用され得る。真空可変コンデンサーは、可変リアクタンス素子の一例である。可変コンデンサーは、2つの端子間を、スイッチによって第二の端子に選択的に短絡させられる固定コンデンサーの並列接続によって配列され得る。したがって、スイッチのうちの1つ以上を切り換え、そのように2つの端子間の実効静電容量を変化させることによって、静電容量は、変えられる。
図2は、1つのスイッチ可変コンデンサー回路を含む整合ネットワークの一実施形態を図示する。スイッチ可変コンデンサー回路200は、固定コンデンサーの一群(最初の固定コンデンサーは220によって指示され、最後の固定コンデンサーは222によって指示される)によって形成される。スイッチ可変コンデンサー200は、概して、1個と100個との間の固定コンデンサーを含み、その固定コンデンサーは、第一の端子202にすべて接続され、かつ第二の端子204に選択的に接続される。スイッチ(最初のスイッチは230によって指示され、最後のスイッチは232によって指示される)は、どの固定コンデンサーが第二の端子204に接続されるかを選択的に制御する。第二の端子204に接続される固定コンデンサーの数を変化させることは、スイッチコンデンサー200の正味の実効静電容量を変化させる。プラズマ負荷106インピーダンスを所望の入力インピーダンスに整合させるために、整合ネットワーク104はさらに、固定インダクター210と第二の可変コンデンサー212とを含み、その第二の可変コンデンサー212は、たとえば真空可変タイプであり得る。
スイッチ230、232の一例は、PINダイオードである。PINダイオードは、p型ドープ領域とn型ドープ領域との間の軽くドープされた真性半導体領域を有するPNダイオードである。PINダイオードは、オン状態とオフ状態との両方において低い損失を有し、オン状態において強い電流を処理し得、かつオフ状態において高い電圧を処理し得るので、整合ネットワークの可変コンデンサーにおいてスイッチとして使用されてきた。PINダイオードは、RF周波数における特有の動作のおかげで、これらの特性を達成する。オフ状態において、真性領域は、大部分はキャリアーがなく、このことに加えて真性領域の大きな幅は、真性領域に大きい抵抗を与える。その結果、真性領域は、直流(DC)を通すことを嫌がり、したがって小さいDC漏れ電流を有する。同様に、ドープ領域における変化によって境界をつけられた真性領域は、低い静電容量コンデンサーとして働き、したがって交流(AC)に対して高いインピーダンスを与える。真性領域の大きな幅は、PINダイオードが、オフ状態において高い電圧に耐えることも可能にする。
オン状態において、PINダイオードは、順方向バイアスをかけられ、p領域からのホールおよびn領域からの電子は、真性領域内に注入される。真性領域における長いキャリアー寿命により、これらのキャリアーのうちの多くは、たとえ逆電圧が十分に短い期間印加されても、再結合せず、したがってキャリアーは、十分に高い周波数を有するACに対して、真性領域を高い伝導性にする。それ故、十分に高い周波数を有するACが印加される場合、PINダイオードは、オン状態において非常に低い損失を有する。より大きなDCバイアスが印加される場合(より多くのキャリアーが真性領域内に注入されるので)、本伝導性は増加する。さらに、真性領域におけるキャリアー寿命は、RF周期よりも長く、その結果、キャリアーは、真性領域から外へ掃引されるのではなく、RF場によって真性領域内で前後に揺り動かされる。本性質は、RF電流がオン状態においてPINダイオードを通過する場合、PINダイオードが非常に小さな損失を経験することを可能にする。
しかし、PINダイオードは、非常に高価であり、かつ2つの端子のみを有する。したがって、RF電流およびDC制御電流は、同じ端子を通って入らなければならず、DC制御源をRF源から分離するために、複雑で、高価で、かつ巨大な回路(たとえばインダクター)を要求する。
(概要)
本開示は、半導体処理チャンバーにおいて無線周波数発生器からプラズマ負荷まで伝導される無線周波数電力をインピーダンス整合するためのシステム、方法および装置を説明する。整合ネットワークは、可変リアクタンス回路を含む。可変リアクタンス回路は、1つ以上のリアクタンス性素子を含み、その1つ以上のリアクタンス性素子は、1つの端子にすべて接続され、かつそれぞれのスイッチによって(または、2以上のスイッチによって)、第二の端子に各々選択的に短絡させられる。各スイッチは、バイアス回路構成によって制御されるバイポーラ接合トランジスター(BJT)または絶縁ゲートバイポーラトランジスター(IGBT)を含む。オン状態において、BJTベース−エミッター接合は、順方向バイアスをかけられ、ACは、コレクターとベースとの間に伝えられる。したがってACは、最初に、コレクターからエミッターまでではなく、コレクターからベースまでBJTを通過する。
たとえBJTが、高い電圧を処理し得ても、BJTの電圧処理しきい値は、真空可変コンデンサーの電圧処理しきい値ほど大きくないことがある。その結果、真空可変コンデンサーを使用するのに適した典型的なトポロジーは、BJTが通常動作中に整合ネットワークにおいて経験する電圧を下げるように適合させられ得る。
本開示の1つの局面は、バイポーラ接合トランジスター(BJT)とバイアス回路とを有するスイッチ回路である。BJTは、コレクター端子と、ベース端子と、エミッター端子と、ベース−コレクター接合と、ベース−エミッター接合とを有し得る。コレクター端子は、BJTのコレクターに接続され、かつ第一の振幅を有する交流成分を有するコレクター電流にコレクター端子を通過させ得る。ベース端子は、BJTのベースに接続され、かつ第二の振幅を有する交流成分を有するベース電流にベース端子を通過させ得る。エミッター端子は、BJTのエミッターに接続され、かつ第三の振幅を有する交流成分を有するエミッター電流にエミッター端子を通過させ得る。
バイアス回路は、BJTのオン状態およびオフ状態を確立し得る。バイアス回路は、第二の振幅が、第三の振幅よりも大きいようにベース−エミッター接合に順方向バイアスをかけることによって、BJTのオン状態を確立し得る。バイアス回路は、ベース−エミッター接合およびベース−コレクター接合に逆バイアスをかけることによって、BJTのオフ状態を確立し得る。
本開示の別の局面において、インピーダンス整合装置は、少なくとも1つの可変リアクタンス素子および固定インピーダンス整合部を有する。インピーダンス整合装置は、発生器とプラズマ負荷との間に配列され得る。少なくとも1つの可変リアクタンス素子は、第一の端子と、第二の端子と、第一の端子に接続された少なくとも1つのリアクタンス性素子と、少なくとも1つのリアクタンス性素子を第二の端子に選択的に接続するように構成された少なくとも1つのスイッチ回路とを有し得る。少なくとも1つのスイッチ回路がつながれ、それによって、少なくとも1つのリアクタンス性素子を第二の端子に接続する場合、それは、第一の端子と第二の端子との間のリアクタンスを変える。
少なくとも1つのスイッチ回路はBJTを含み得る。BJTは、オン状態およびオフ状態を有し得るか、またはオン状態およびオフ状態において動作するように構成され得る。オン状態において、BJTのベース−エミッター接合は、順方向バイアスをかけられ得る。BJTのベース端子を通る第一の電流のAC成分は、BJTのエミッター端子を通る第二の電流のAC成分よりも大きくあり得る。オフ状態において、BJTのベース−エミッター接合とベース−コレクター接合との両方は、逆バイアスをかけられ得る。固定インピーダンス整合部は、少なくとも1つの可変リアクタンス素子と縦続し、かつプラズマ負荷と縦続して配列されるように構成され得る。固定インピーダンス整合部は、はしご形ネットワークにおいて1つ以上の分路素子および1つ以上の直列素子を含み得、そのはしご形ネットワークにおいて、1つ以上の分路および直列素子は、単ポートまたは複数ポートネットワークにおいて構成され得る。あるいは、固定インピーダンス整合部は、少なくとも2つのDarlington部を含み得る。
本開示の別の局面は、以下の動作を含む方法である。BJTのベース−エミッター接合に順方向バイアスをかけること;BJTのコレクター端子とBJTのベース端子との間にBJTを通る第一の電流を伝えることであって、第一の電流は、第一の振幅を有する交流成分を有する、こと;BJTのコレクター端子とBJTのエミッター端子との間にBJTを通る第二の電流を伝えることであって、第二の電流は、第二の振幅を有する交流成分を有し、第二の振幅は、第一の振幅よりも小さく、かつゼロに等しいかまたはゼロよりも大きい、こと。
本明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
スイッチ回路であって、該スイッチ回路は、
バイポーラ接合トランジスターであって、該バイポーラ接合トランジスターは、
該バイポーラ接合トランジスターのコレクターに接続されたコレクター端子であって、該コレクター端子は、第一の振幅を有する交流成分を有するコレクター電流を通すように構成されている、コレクター端子と、
該バイポーラ接合トランジスターのベースに接続されたベース端子であって、該ベース端子は、第二の振幅を有する交流成分を有するベース電流を通すように構成されている、ベース端子と、
該バイポーラ接合トランジスターのエミッターに接続されたエミッター端子であって、該エミッター端子は、第三の振幅を有する交流成分を有するエミッター電流を通すように構成されている、エミッター端子と、
ベース−コレクター接合と、
ベース−エミッター接合と
を含む、バイポーラ接合トランジスターと、
バイアス回路とを含み、該バイアス回路は、
該ベース−エミッター接合に順方向バイアスをかけることによって、該バイポーラ接合トランジスターのオン状態を確立し、該第二の振幅は、該第三の振幅よりも大きく、
該バイアス回路は、該ベース−エミッター接合および該ベース−コレクター接合に逆バイアスをかけることによって、該バイポーラ接合トランジスターのオフ状態を確立する、
スイッチ回路。
(項目2)
前記スイッチ回路は、第一の端子に接続されているリアクタンス性素子に直列接続され、該スイッチ回路は、該リアクタンス性素子を第二の端子に選択的に連結し、それによって、該第一の端子と該第二の端子との間のリアクタンスを変える、項目1に記載のスイッチ回路。
(項目3)
前記バイポーラ接合トランジスターの前記ベース端子は、前記第二の端子に接続されている、項目2に記載のスイッチ回路。
(項目4)
前記バイポーラ接合トランジスターが前記オン状態にある場合、前記ベース端子と前記第二の端子との間のコンデンサーが、前記コレクター電流の前記交流成分の半分よりも多くを伝える、項目2に記載のスイッチ回路。
(項目5)
前記バイポーラ接合トランジスターは、n−p−nバイポーラ接合トランジスターである、項目1に記載のスイッチ回路。
(項目6)
前記バイポーラ接合トランジスターは、p−n−pバイポーラ接合トランジスターである、項目1に記載のスイッチ回路。
(項目7)
前記バイポーラ接合トランジスターは、前記ベースが前記エミッターに短絡させられている場合、1000Vよりも大きいコレクター−ベース破壊電圧を有する、項目1に記載のスイッチ回路。
(項目8)
前記第二の振幅は、前記ベース電流の直流成分の大きさよりも大きい、項目1に記載のスイッチ回路。
(項目9)
前記コレクター、ベース、およびエミッター電流の直流成分の大きさは、前記第一の振幅の20%よりも小さい、項目1に記載のスイッチ回路。
(項目10)
前記バイポーラ接合トランジスターは、交流の一部を複数のリアクタンス素子のうちの1つを通して前記第二の端子に選択的に分路するように各々構成されているような複数のバイポーラ接合トランジスターのうちの1つであり、該複数のリアクタンス素子の第一の組は、20パーセントの成分許容差程度の誤差はあるとして、同一のリアクタンスを有する、項目1に記載のスイッチ回路。
(項目11)
前記複数のリアクタンス素子の前記第一の組は、少なくとも30個から成る、項目10に記載のスイッチ回路。
(項目12)
前記複数のリアクタンス素子の前記第一の組は、容量性である、項目10に記載のスイッチ回路。
(項目13)
前記第三の振幅は、前記第一の振幅の10%よりも小さい、項目1に記載のスイッチ回路。
(項目14)
前記バイポーラ接合トランジスターは、絶縁ゲートバイポーラトランジスターの一部であり、前記コレクター電流は、最初に、前記コレクター端子から前記エミッター端子まで通る、項目1に記載のスイッチ回路。
(項目15)
インピーダンス整合装置であって、該インピーダンス整合装置は、
少なくとも1つの可変リアクタンス素子であって、該少なくとも1つの可変リアクタンス素子は、
第一の端子と、
第二の端子と、
該第一の端子に接続された少なくとも1つのリアクタンス性素子と、
該少なくとも1つのリアクタンス性素子を該第二の端子に選択的に接続し、それによって、該第一の端子と該第二の端子との間のリアクタンスを変えるように構成されている少なくとも1つのスイッチ回路であって、該少なくとも1つのスイッチ回路は、
バイポーラ接合トランジスターを含み、該バイポーラ接合トランジスターは、
オン状態であって、該オン状態において、ベース−エミッター接合は、順方向バイアスをかけられ、該バイポーラ接合トランジスターのベース端子を通る第一の電流のAC成分は、該バイポーラ接合トランジスターのエミッター端子を通る第二の電流のAC成分よりも大きい、オン状態と、
オフ状態であって、該オフ状態において、該ベース−エミッター接合は、逆バイアスをかけられ、ベース−コレクター接合は、逆バイアスをかけられる、オフ状態と
を有する、少なくとも1つのスイッチ回路と、
を含む、少なくとも1つの可変リアクタンス素子と、
該少なくとも1つの可変リアクタンス素子と縦続している固定インピーダンス整合部と
を含み、該固定インピーダンス整合部は、プラズマ負荷と縦続して配列されるように構成され、1つ以上の分路素子および1つ以上の直列素子を含み、該1つ以上の分路素子および該1つ以上の直列素子は、はしご形ネットワークにある、
インピーダンス整合装置。
(項目16)
前記1つ以上の分路素子および前記1つ以上の直列素子は、単ポートまたは複数ポートネットワークとして動作する、項目15に記載のインピーダンス整合装置。
(項目17)
前記1つ以上の分路素子および前記1つ以上の直列素子は、各々、少なくとも1つのリアクタンス性および/または無損失素子を含む、項目15に記載のインピーダンス整合装置。
(項目18)
前記分路素子のうちの1つはコンデンサーであり、前記直列素子のうちの1つはインダクターである、項目17に記載のインピーダンス整合装置。
(項目19)
インピーダンス整合装置であって、該インピーダンス整合装置は、
少なくとも1つの可変リアクタンス素子であって、該少なくとも1つの可変リアクタンス素子は、
第一の端子と、
第二の端子と、
該第一の端子に接続された少なくとも1つのリアクタンス性素子と、
該少なくとも1つのリアクタンス性素子を該第二の端子に選択的に接続し、それによって、該第一の端子と該第二の端子との間のリアクタンスを変えるように構成されている少なくとも1つのスイッチ回路であって、該少なくとも1つのスイッチ回路は、
バイポーラ接合トランジスターを含み、該バイポーラ接合トランジスターは、
オン状態であって、該オン状態において、ベース−エミッター接合は、順方向バイアスをかけられ、該バイポーラ接合トランジスターのベース端子を通る第一の電流のAC成分は、該バイポーラ接合トランジスターのエミッター端子を通る第二の電流のAC成分よりも大きい、オン状態と、
オフ状態であって、該オフ状態において、該ベース−エミッター接合は、逆バイアスをかけられ、ベース−コレクター接合は、逆バイアスをかけられる、オフ状態と
を有する、少なくとも1つのスイッチ回路と、
を含む、少なくとも1つの可変リアクタンス素子と、
該少なくとも1つの可変リアクタンス素子と縦続している固定インピーダンス整合部と
を含み、該固定インピーダンス整合部は、プラズマ負荷と縦続して配列されるように構成され、少なくとも2つの異なるDarlington部を含む、
インピーダンス整合装置。
(項目20)
バイポーラ接合トランジスターのベース−エミッター接合に順方向バイアスをかけることと、
該バイポーラ接合トランジスターのコレクター端子と、該バイポーラ接合トランジスターのベース端子との間に該バイポーラ接合トランジスターを通る第一の電流を伝えることであって、該第一の電流は、第一の振幅を有する交流成分を有する、ことと、
該バイポーラ接合トランジスターの該コレクター端子と、該バイポーラ接合トランジスターのエミッター端子との間に該バイポーラ接合トランジスターを通る第二の電流を伝えることであって、該第二の電流は、第二の振幅を有する交流成分を有し、該第二の振幅は、該第一の振幅よりも小さく、該第二の振幅は、ゼロに等しいかまたはゼロよりも大きい、ことと
を含む方法。
(項目21)
スイッチ回路であって、該スイッチ回路は、
バイポーラ接合トランジスターのベース−エミッター接合に順方向バイアスをかける手段と、
該バイポーラ接合トランジスターのコレクター端子と、該バイポーラ接合トランジスターのベース端子との間に該バイポーラ接合トランジスターを通る第一の電流を伝える手段であって、該第一の電流を伝える該手段は、第一の振幅を有する交流成分を有する該第一の電流を伝える手段を含む、手段と、
該バイポーラ接合トランジスターの該コレクター端子と、該バイポーラ接合トランジスターのエミッター端子との間に該バイポーラ接合トランジスターを通る第二の電流を伝える手段であって、該第二の電流を伝える該手段は、第二の振幅を有する交流成分を有する該第二の電流を伝える手段を含み、該第二の振幅は、該第一の振幅よりも小さく、該第二の振幅は、ゼロに等しいかまたはゼロよりも大きい、手段と
を含む、スイッチ回路。
本発明の種々の目的および利点ならびにより完全な理解は、添付の図面と共に考慮される場合に、以下の詳細な説明および付属の特許請求の範囲を参照することによって、明白であり、かつより容易に認識される。
図1は、典型的な発生器、整合ネットワーク、およびプラズマ負荷システムを図示する。 図2は、可変コンデンサー回路を含む整合ネットワークの一実施形態を図示する。 図3は、BJTをスイッチとして使用する先行技術を図示する。 図4は、BJTを効果的なスイッチとして使用する新しいBJT動作モードの実施形態を図示する。 図5は、本明細書中に開示されるシステムおよび方法に従ったBJTスイッチ回路を使用する整合ネットワークを生成するための基本構成要素の実施形態を図示する。 図6は、BJTをスイッチとして使用するスイッチ可変リアクタンス素子の実施形態を図示する。 図7は、BJTをスイッチとして使用するスイッチ可変リアクタンス素子の別の実施形態を図示する。 図8は、可変リアクタンス素子を通る電流経路に加えてオフ状態におけるBJTスイッチを含む可変リアクタンス素子の実施形態を図示する。 図9は、本明細書に開示されるオフ状態の場合、BJTスイッチのベース−コレクター接合を横切るバイアス電圧の一実施形態を図示する。 図10は、可変リアクタンス素子を通る電流経路に加えてオン状態におけるBJTスイッチを含む可変リアクタンス素子の実施形態を図示する。 図11は、可変インピーダンス整合部とプラズマ負荷との間に接続された固定インピーダンス整合部を含む整合ネットワークの実施形態を図示する。 図12は、オン状態において動作させられるn−p−n BJTの経験的に導かれたモデルを図示する。 図13は、オフ状態において動作させられるn−p−n BJTの断面を図示する。 図14は、本開示において説明されるオン状態において動作させられるn−p−n BJTの断面を図示する。 図15は、可変リアクタンス素子においてスイッチとして働くn−p−n BJTの実施形態を図示する。 図16は、当業者に既知のような整合ネットワークを図示する。 図17は、可変リアクタンス素子の内外のリアクタンス性素子を切り換えるために、BJTではなくIGBTを使用する整合ネットワークの実施形態を図示する。 図18は、AC電流が、最初に、コレクターとエミッターとの間ではなくコレクターとベースとの間を通る場合、BJTを動作させる方法を図示する。 図19〜20は、固定インピーダンス整合部の2つの実施形態を図示する。 図19〜20は、固定インピーダンス整合部の2つの実施形態を図示する。 図21は、固定インピーダンス整合部の別の実施形態を図示する。 図22A、22B、22C、および22Dは、固定インピーダンス整合部の4つの制限的でない追加の実施形態を図示する。 図22A、22B、22C、および22Dは、固定インピーダンス整合部の4つの制限的でない追加の実施形態を図示する。 図22A、22B、22C、および22Dは、固定インピーダンス整合部の4つの制限的でない追加の実施形態を図示する。 図22A、22B、22C、および22Dは、固定インピーダンス整合部の4つの制限的でない追加の実施形態を図示する。
(詳細な説明)
本開示は、直面している問題の論述から始まり、想定外の結果が発見され、そして想定外の結果を説明するデバイスの物理的特性が提案される。
インピーダンス整合ネットワークにおける使用のための可変リアクタンス素子を生成するために、2つの端子間でコンデンサーまたは他のリアクタンス性回路を短絡するためのスイッチのようなPINダイオードの役割を果たし得るデバイスが必要とされる。本デバイスは、オン状態とオフ状態との両方において低い損失を有するべきである。本デバイスはさらに、オフ状態において高い電圧を、オン状態において強い電流を処理するべきである。スイッチ制御は、RF電流を通す端子とは別の端子によって可能にされるべきであり、それによって、複雑で、巨大で、かつ高価な分離回路構成を避ける。意外なことに、これらの目的は、本明細書中に説明されるような以前に未発見のバイポーラ接合トランジスター(BJT)動作モードによって達成される。
概して、スイッチとして動作させられるBJTは、オン状態においてコレクターとエミッターとの間に電流を伝え、オフ状態においてコレクターとエミッターとの間の電流の流れを遮断する。本既知の動作モードにおいて、ベース電流は、制御電流として使用され、かつスイッチのオン状態においてコレクターとエミッターとの間に伝えられる電流の一部である。本通常の構成において、スイッチは、オフ状態(開路として現れる)の場合、カットオフを使用し、オン状態(短絡として現れる)の場合、飽和を使用する。しかし、本開示は、BJTをスイッチとして動作させる新しい方法を説明し、そこで、スイッチのオン状態において電流は、コレクターとベースとの間に伝えられ、オフ状態において、コレクターとベースとの間の電流の流れは、遮断される。本動作モードにおいて、エミッター電流は、スイッチをオンにするか、またはオフにするための制御電流として使用される。本動作モードを、BJTを動作させる任意の既知の方法とは著しく異なるものにするものは、BJTの基礎動作を説明する周知のEbers−Moll方程式が、ベース電流が、n−p−n BJTトランジスターについてはベース端子内に、およびp−n−p BJTトランジスターについてはベース端子から外に流れることのみを可能にする一方、電流がベースの内外の両方に流れるように、ベース電流が、大きな交流(AC)成分を有することである。もちろん、動的条件のもと、帯電または放電した静電容量性デバイスにより、電流は、従来のスイッチ回路においてn−p−nトランジスターのベースから外へ流れ得るが、この新しく発見された動作モードにおいて、ベース電流は、BJTに対する任意の既知の動作モードと違って、意図的に大きなAC成分を有する。先行技術とBJTを動作させる新しいモードとの相違は、図3における先行技術と、図4における新しい動作モードとの比較によって明らかである。図3に図示されるような先行技術において、BJT302が制御する電流304は、主にコレクターからエミッターまで流れ、ベース電流308は、主に制御電流306から成る。対照的に図4に図示されるように、BJTの新しい動作モードにおいて、BJT402が制御する電流404は、主にコレクターからベースまで流れ、ベース電流408は、制御された電流404と制御電流406との和であり、かつ大きなAC成分がベース電流の支配的な成分であるように、一般にDC成分を超える大きなAC成分を有する。
ベースとエミッターとの間に印加された小さなDCが、コレクターとベースとの間の大きなAC電流を制御し得ることが実験的に見出された。本モードにおいて、オン状態の損失は、著しく低く、本モードにおけるデバイスの動作は、PINダイオードの動作と同様であると信じられ、本PINダイオードにおいて、AC電流は、コレクターおよびベース領域における注入されたキャリアーを前後に掃引し、DCエミッター電流は、キャリアーを供給されたコレクターおよびベース領域を保つ。DCエミッター電流が、遮られ、かつコレクター電圧が、非常に大きな抵抗器を用いてまでも引き上げられる(p−n−p BJTについては引き下げられる)場合、コレクターとベースとの間の電流の流れは、遮られ、逆バイアスをかけられたコレクターベース接合は、コレクターからベースまでの電流の流れに高いインピーダンスを提供し、低い損失のオフ状態を生成し得る。オン状態において低い損失を達成するいくつかのBJTデバイスは、オフ状態において1600Vまでを処理し得る。小さいコレクターベース静電容量が理由でコレクターがおよそ800Vまで引き上げられる場合、BJTデバイスは、低いオフ状態損失も経験し得る。したがって、本明細書中に開示されるスイッチモードにおいて動作させられるBJTは、オン状態においてPINダイオードの低い損失および高い電流伝導能力、ならびにオフ状態においてPINダイオードの小さい漏れ電流および高い電圧能力を達成する。しかし、BJTは、3−端子デバイスによって上記を達成し、したがって、PINダイオードがDC制御信号をRF信号から分離するように要求する複雑な分離回路構成を避ける。
図5は、プラズマ負荷へのRF電力源をインピーダンス整合するための整合ネットワークを図示し、その整合ネットワークは、本明細書中に説明されるスイッチ技術を使用する。整合ネットワーク104は、RF電力発生器102からの電力を受け取り、プラズマ負荷106に電力を渡す。整合ネットワーク104は、固定インピーダンス整合部510と縦続された可変インピーダンス整合部508を含む。
固定インピーダンス整合部510は、プラズマ負荷106によって与えられたインピーダンスを、可変インピーダンス整合部の構成要素の制限された電圧および電流処理能力にさらに適したインピーダンスに変換する。可変インピーダンス整合部は、プラズマ負荷インピーダンスによって課された電圧および電流、ならびに可変インピーダンス整合部に送達された電力を処理し得る固定素子を含み、その固定素子は、固定コンデンサー、インダクター、および分布回路から成る。BJTスイッチが処理しなければならない電圧を低減するための固定インピーダンス整合部510の使用にも関わらず、特別な予防策(たとえば、過電圧状態の検出、瞬間的な過電圧からスイッチを保護するための電圧制限回路、および持続した過電圧状態から保護するためにBJTスイッチをオンにするアルゴリズム)は、用途に応じて要求され得る。
可変インピーダンス整合部508は、少なくとも1つのスイッチ可変リアクタンス素子512を有し、そのスイッチ可変リアクタンス素子512は、任意の数の固定リアクタンス素子(たとえば、固定インダクター516、自由選択固定インダクター530、伝導線514およびコンデンサー518)と共に配列され得る。可変インピーダンス整合部508は、任意の数の固定された集中素子および回路ならびに分布素子および回路を含み得る。3つ以上のスイッチ可変リアクタンス素子が使用され得るが、図示された整合ネットワーク104は、2つのスイッチ可変リアクタンス素子512および513を含む。
図6は、図5のスイッチ可変リアクタンス素子512のようなスイッチ可変リアクタンス素子600の実施形態を図示する。スイッチ可変リアクタンス素子600は、1つ以上の誘導性または容量性デバイス612、614および616を含み、その誘導性または容量性デバイス612、614および616は、第一の端子638と第二の端子640との間で、それぞれのスイッチ602、604および606によって各々選択的に接続される。容量性デバイス612、614および616が図示されているが、誘導性デバイス、または誘導性デバイスと容量性デバイスとの組み合わせ、またはリアクタンス性または無損失構成要素を含む実際は任意の回路が使用され得ることを、当業者は認識する。リアクタンス素子は、コンデンサー、インダクター、および連結インダクターを含むが、これらに制限されない。無損失素子は、伝導線および変圧器を含むが、これらに制限されない。容量性デバイス612とスイッチ602とは、直列に接続され、容量性デバイス614および616とそれらのそれぞれのスイッチ604および606とも同様である。容量性デバイス612とスイッチ602との組み合わせは、容量性デバイス614とスイッチ604との組み合わせ、および容量性デバイス616とスイッチ606との組み合わせに並列に接続される。代替実施形態において、容量性デバイス612、614および616のうちのすべてまたはいくつかは、誘導性であるか、または容量性デバイスと誘導性デバイスとの組み合わせまたはリアクタンス性または無損失構成要素を含む実際は任意の回路を含み得る。第一および第二の端子638および640は、単語の厳密な意味での端子であり得るが、より一般的にはリアクタンス性素子およびスイッチは、整合ネットワーク104において分布したエリアに接続し得る。後者の場合は、複数の単一スイッチ可変リアクタンス素子を使用することに対応し、したがって、説明は依然として適用される。端子640は、整合筐体のようなアースであり得る。さらに、1つ以上のスイッチは、並列に接続され、かつ1つのリアクタンス性素子と共に直列に置かれることにより、スイッチの電流処理能力を増加させ、かつコントローラー642からの電力および制御信号の数を低減し得る。
容量性デバイス612、614、616(たとえば、コンデンサー)のうちのより多くのものが、第一および第二の端子638および640の間に接続されるにつれて、可変リアクタンス素子600のサセプタンスは、増加する。サセプタンスは、容量性デバイス612、614、616が誘導性である場合、減少する。サセプタンスは、容量性デバイス612、614、616が、容量性デバイスと誘導性デバイスとの組み合わせと取り替えられる場合、増加または減少し得る。3つの容量性デバイス612、614、616のみ、および3つのスイッチ602、604、606のみが図示されているが、任意の数の容量性デバイスおよびスイッチが実装され得ることを、当業者は認識する。可変リアクタンス素子600のサセプタンスを調節するために、整合ネットワーク104は、電力および制御信号をコントローラー642によって提供し得る。
容量性素子612、614、616の数が多くなるほど、整合ネットワーク104は、RF発生器102が経験するインピーダンスをより正確に調整し得る。たとえば、1200pF〜6000pFの容量性範囲を有する可変リアクタンス素子600を用いた整合104を仮定すると、可変リアクタンス素子600においてより多くの容量性デバイス612、614、616がある場合、静電容量増分調節は、より小さくあり得る。同様の規則は、他の容量性または誘導性素子に適用できる。
図7は、スイッチ回路602の代替実施形態を示し、そのスイッチ回路602において、BJT622のベースは、端子640に直接接続されないが、コンデンサー660を通して静電容量的に接続される。コンデンサー660は、低い損失でコレクター−ベース電流を端子640に伝えるために、大きくあり得る(たとえば、13.56MHz用途のために100nF)。
図示された実施形態において、スイッチ602は、バイアス回路632によって制御されるn−p−nバイポーラ接合トランジスター(BJT)622を含む。BJT622は、3つの端子(コレクター端子650、ベース端子651、およびエミッター端子652)を有する。コレクター端子650は、コレクターに接続され、かつコレクターと可変リアクタンス素子600または700の他の構成要素との間の伝導性インターフェースである。ベース端子651は、ベースに接続され、かつベースと可変リアクタンス素子600または700の他の構成要素との間の伝導性インターフェースである。エミッター端子652は、エミッターに接続され、かつエミッターと可変リアクタンス素子600または700の他の構成要素との間の伝導性インターフェースである。
BJT622は、ベース−コレクター電流IBC、ベース−コレクター電圧VBC、ベース−エミッター電流IBE、およびベース−エミッター電圧VBEを有する。ベース−コレクター電流IBCは、電流がベースからコレクターに流れる場合、正である。ベース−コレクター電圧VBCは、ベースにおける電位がコレクターにおける電位よりも高い場合、正である。ベース−エミッター電流IBEは、電流がベースからエミッターに流れる場合、正である。ベース−エミッター電圧VBEは、ベースにおける電位がエミッターにおける電位よりも高い場合、正である。VBC、IBC、VBE、およびIBEは各々、DCおよびAC信号の合計を表す。ここで、一般的なように、用語ACは、構成要素を通過する電流の交流の部分を意味するかまたは、ひとたび時間平均の値が引かれると、残った値を等しく意味する。同様に、用語DCは、時間平均の値を意味する。したがって、ACおよびDCは、電圧と電流との両方を表す。典型的な整合ネットワークにおいて、電圧と電力との両方のAC成分は、定常状態動作のもと、正弦曲線であるか、またはほぼ正弦曲線であり、電圧または電流のAC成分の振幅は、単に、電圧または電流の時間平均の値からの最大偏差の大きさである。DCおよびAC成分のすべての論述は、ひとたび正弦波定常状態が達成されると、その値を表す。発生器出力がパルスにされる場合、時間平均は、RF信号が加えられている間に、十分に短い期間(概して数十または数百のRF周期)にわたってとられる必要がある。コレクター端子650を通過するコレクター電流は、コレクター端子650を通過するすべてのACおよびDC電流の合計である。コレクター電流のAC成分は、第一の振幅を有する。ベース端子651を通過するベース電流は、ベース端子651を通過するすべてのACおよびDC電流の合計である。ベース電流のAC成分は、第二の振幅を有する。エミッター端子652を通過するエミッター電流は、エミッター端子652を通過するすべてのACおよびDC電流の合計である。エミッター電流のAC成分は、第三の振幅を有する。実施形態において、BJTコレクター端子650を通過するAC電流のわずかな部分のみが、エミッター端子652を通過する。BJT622はバイアス回路632によってバイアスをかけられてオン状態になり、第二の振幅は、第三の振幅よりも大きい。実施形態において、第三の振幅は、第二の振幅に比べて無視できる。
BJT622は、バイアス回路632によってバイアスをかけられる。バイアス回路632は、1つ以上の電圧または電流源またはその2つの組み合わせを印加され得る。言い換えれば、BJT622は、電圧、電流、またはその2つの組み合わせによって制御され得る。1つ以上の電圧または電流源は、VBC、VBE、IBC、およびIBEを制御するように構成される。
バイアス回路632は、ベース−エミッター接合に順方向バイアスをかけることによって、BJT622のオン状態を確立し得る。バイアス回路632は、ベース−エミッター接合およびベース−コレクター接合に逆バイアスをかけることによって、BJT622のオフ状態を確立し得る。
実施形態において、バイアス回路632は、ベース−エミッターバイアス回路(図示されていない)を含む。ベース−エミッターバイアス回路は、正のVBEか、負のVBEかのどちらかを発生させる。言い換えれば、ベース−エミッターバイアス回路は、ベース−エミッター接合が、順方向バイアスをかけられるかまたは逆バイアスをかけられるかを制御する。
実施形態において、バイアス回路構成632は、ベース−コレクターバイアス回路(図示されていない)を含む。ベース−コレクターバイアス回路は、負のVBCを発生させる。言い換えれば、ベース−コレクターバイアス回路は、どの程度までベース−コレクター接合が逆バイアスをかけられるかを決定する。
バイアス回路632は、BJT622の状態を制御するように構成される。一般のBJTは、飽和、能動線形、カットオフを含む複数の状態を有するが、実施形態において、BJT622は、「オン状態」および「オフ状態」においてのみ動作させられる。オフ状態は、BJTの従来のカットオフモードと同様であるが、オン状態は、当業者に知られていない。
実施形態において、バイアス回路632は、第一、第二、および第三のバイアスデバイス(図示されていない)を含む。第一および第二のバイアスデバイスは、ベース−エミッター接合にバイアスをかけるように構成される。第一のバイアスデバイスは、BJT622のオフ状態(つまり、エミッター端子652が、ベース端子651よりも高い電位を有する場合)を確立するために、ベース−エミッター接合に負または逆バイアスを印加するように構成される。第二のバイアスデバイスは、BJT622のオン状態(つまり、ベース端子651が、エミッター端子652よりも高い電位を有する場合)を確立するために、ベース−エミッター接合に正または順方向バイアスを印加するように構成される。第三のバイアスデバイスは、BJT622のオフ状態(つまり、コレクター端子650が、ベース端子651よりも高い電位を有する場合)を確立するために、ベース−コレクター接合に負または逆バイアスを印加するように構成される。第一および第二のバイアスデバイスは、エミッター端子652とベース端子651との間に、単極双投スイッチによって直列に選択的に連結され得る。スイッチは、第一のバイアスデバイスの正電位端子か、第二のバイアスデバイスの負電位端子かのどちらかを、エミッター端子652に接続する。したがって、スイッチは、ベース−エミッター接合が、順方向をかけられるかまたは逆バイアスをかけられるかを選択することによって、BJTが、オン状態にあるかまたはオフ状態にあるかを制御する。
実施形態において、第一のバイアスデバイスは、ベース−エミッター接合が逆バイアスをかけられるように、ベース端子651に対して12Vをエミッター652に印加する。第一のバイアスデバイスと正反対の極性を有する第二のバイアスデバイスは、ベース−エミッター接合が順方向バイアスをかけられるように、3.5Ω抵抗器を通して、ベース651に対して−1.2Vをエミッター652に印加し得る。ベース−コレクター接合に逆バイアスをかけるために、第三のバイアスデバイスは、第三のバイアスデバイスとコレクターとの間に2MΩ抵抗器を通して700Vを印加し得る。これらの値を用いて、BJTは、ベースとコレクターとの間の約0.3Ωのオン状態抵抗を達成し、そのオン状態抵抗は、0A RMSと2A RMSとの間の印加されたコレクター−ベース電流を有し、13.56MHzの周波数を有し、約0.1Aのベース−エミッター電流を有し、最後のものは、−1.2V、3.5オームおよび順方向バイアス状態におけるベース−エミッター電圧降下によって設定される。オフ状態において、本BJT構成は、ベースとコレクターとの間の約110kΩの分路抵抗を達成する。オフ状態において、逆バイアスをかけられたベース−コレクター接合は、14Ω抵抗器と直列の10pFコンデンサーとしてモデル化され得る。並列等価インピーダンスは、100kΩ抵抗器と並列の10pFコンデンサーである。110kΩ分路抵抗は、ベース−コレクター接合が高電圧RF信号によって励起された場合の接合損失を決定するために熱量測定を使用して測定された。本励起中に発生させられた熱は、DC電流が接合を通過した場合に発生させられた熱と比較された。
コレクター−ベース電流について電流しきい値があり、そのしきい値より上でBJTはオフにされることができず、したがって制御されることができない。上記で説明された構成についての本しきい値は、約2A RMSである。これらの値は単に例示的であること、および他の組み合わせも可能であることが理解されるはずである。たとえば、第一のバイアスデバイスの電圧は、0Vとベース−エミッター破壊電圧との間であり得る。別の例として、第二のバイアスデバイスは、ベース−エミッター電流のより良い制御を達成するために電流源と取り替えられ得るか、または第三のバイアスデバイスは、オン状態において抵抗器におけるより高い散逸という犠牲を払ってオフおよびオン状態間の遷移を加速するために、より小さな抵抗器を使用し得、そのオン状態において700Vバイアス電圧は抵抗器上で降下させられる。700Vバイアス電圧は、上下に調節され得るが、一般に、コレクター端子650が、コレクター端子650電圧の振幅よりも大きな電圧でバイアスをかけられ、かつ選択されたバイアス電圧とコレクター端子650電圧の振幅との合計が、BJT622のコレクター−ベース破壊電圧よりも小さいように選択されるべきである。
図8は、可変リアクタンス素子700を通る電流経路802、804、806に加えてオフ状態におけるBJTスイッチ622を含む、図7の可変リアクタンス素子の実施形態を図示する。実線の矢印は、DC電流を表す。破線の矢印は、AC電流を表す。
負の電流または電圧バイアスは、VBEおよびIBEが負であるように、ベース−エミッター接合に印加される。言い換えれば、エミッター端子652は、ベース端子651よりも高い電位にある。これは、ベース−エミッター接合に逆バイアスをかけ、電流がベース−エミッター接合を通過するのを妨げる。このように、バイアス回路632からエミッター端子652とベース端子651とを通過して、バイアス回路632に戻るDC電流806は、一時的であり、かつベース−エミッター接合が自由キャリアーを枯渇させられている短い期間中、ベース−エミッター接合のみを通過する。ひとたびベース−エミッター接合がキャリアーを枯渇させられると、小さいエミッター−ベース漏れ電流もある。
電流804または電圧バイアスは、VBCおよびIBCが負であるように、ベース−コレクター接合に印加される。言い換えれば、コレクター端子650は、ベース端子651よりも高い電位にある。これは、ベース−コレクター接合に逆バイアスをかけ、電流804がベース−コレクター接合を通過するのを妨げる。このように、バイアス回路632からコレクター端子650とベース端子651とを通過して、それからバイアス回路632に戻るDC電流804は、一時的であり、かつベース−コレクター接合が自由キャリアーを枯渇させられている短い期間中、ベース−コレクター接合のみを通過する。ひとたびベース−コレクター接合が枯渇させられると、コレクター端子650からベース端子651までの逆バイアス電流804は、小さい漏れ電流を除いて、途絶える。両方の接合が逆バイアスをかけられるので、本オフ状態は、従来のBJTにおけるカットオフ状態と同様である。
BJT622が、両方の接合が逆バイアスをかけられるようにバイアスをかけられた状態で、AC電流802は、逆バイアスをかけられたベース−コレクター接合の静電容量部を通る漏れ電流を除いて、リアクタンス性素子612を通過することができない。したがって、AC電流802は、次の容量性デバイス616およびスイッチ606に続く。スイッチ606が開いている/オフである場合、AC電流802は、可変リアクタンス素子700における別のスイッチを通過するか、またはすべてのスイッチ602、606が開いている/オフである場合、可変リアクタンス素子700を全く通過しないことがある。BJT622の両方の接合が、逆バイアスをかけられるが、容量性デバイス612は、BJT622の接合静電容量部と直列であり、したがって、容量性デバイス612の静電容量の一部(概して、10%よりも小さい)のみを、可変リアクタンス素子700の全体の静電容量に寄与する。
図9を参照すると、逆バイアスDC電圧902(実線)が、負であるが、コレクター−ベース電圧のAC成分(破線)の振幅よりも小さい大きさを有する場合、ベース−コレクター接合は、負のAC周期の間中、逆バイアスをかけられるが、正のAC周期の間中、順方向バイアスをかけられる(負の電圧は、ベース−コレクター接合が逆バイアスをかけられることを意味する)。したがって、ベース−コレクター接合に小さなまたは無視できる逆バイアスしかない場合、ベース−コレクター接合は、オフにされたままではない。それは、スイッチ602が部分的に制御できないことを意味する。
したがって、バイアス回路632は、コレクターベース電圧がその最低値にある場合に、ベース−コレクター電圧VBCが、0Vよりも小さい、十分に高いDC電位904の大きさをベース−コレクター接合において維持すべきである。これは、−700V DCバイアス904(実線)およびおよそ−700Vに中心をもつAC信号908(破線)によって示される。見られるように、そのようなバイアスがあれば、DC904成分とAC908成分との合計は、正味電圧を正にすることができず、したがって、接合が逆バイアスをかけられることが意図される場合に、接合に順方向バイアスをかけることができない。DCバイアス904が、VBCが正になることを妨げるほど十分に大きいので、ベース−コレクター接合は、逆バイアスをかけられたままであり、BJT622は、オフ状態のままである。したがって、AC電流908の振幅より実質的に大きい逆バイアス電圧904の大きさは、BJT622が、オン状態または部分的なオン状態において動けなくならないことを保証し得る。
さらなる利点は、VBCの大きさが実質的に0Vよりも大きいままであることを保証することによって達成され得る。たとえば、図9に図示されたグラフにおいて、DCバイアス904は、−700Vであり、AC信号908は、ピークからピークで約400Vの振幅を有する。したがって、VBCは、決して−500Vより上に上がらない。ベース−コレクター接合における本実質的な逆バイアスは、接合がすべてまたはほぼすべての自由キャリアーを枯渇させられることを保証し(小さいDC漏れ電流を保証する)、および空乏領域が広いことを保証する(広い接合は、低静電容量コンデンサーとして働くので、小さいAC漏れ電流を保証する)。
図10は、可変リアクタンス素子を通る電流経路に加えてオン状態におけるBJTスイッチを含む、図7の可変リアクタンス素子の実施形態を図示する。実線の矢印は、DC電流を表す。破線の矢印は、AC電流を表す。正の電流または電圧バイアスは、VBEおよびIBEが正であるように、ベース−エミッター接合に印加される。言い換えれば、ベース端子651は、エミッター端子652よりも高い電位にある。これは、ベース−エミッター接合に順方向バイアスをかけ、DC電流1002がベース−エミッターを通過することを可能にする。したがって、バイアス回路632は、DC電流1002をベース端子651からエミッター端子652まで通す。DCベース−エミッター電流1002は、コレクター端子650からベース端子651まで通るAC電流1004のほんの少し(たとえば、わずか5%)であり得る。この小さなDC電流1002は、ベース内に電子を注入し、それからその電子は、ベース−コレクター接合内に掃引されることにより、ベース−コレクター接合において再結合する電子を補充し得る。本方法において、DCベース−エミッター電流1002は、低抵抗状態におけるベース−コレクター接合を維持し、したがって、AC電流1004が、非常に低い損失を有し、コレクター端子650からベース端子651まで通ることを可能にする。実施形態において、オン状態における順方向バイアスVBEは、オフ状態における逆方向バイアスVBEよりも小さい。
オン状態において、ベース−コレクター電圧は、本質的にゼロであり、小さなDC電流(図示されていない)は、バイアス回路632の結果として、コレクターからベースまで流れ得るが、本電流は、本状態においてBJT622の動作に影響を及ぼさない。このように、ベース−コレクター電圧またはバイアスは、オン状態において自由選択である。
ひとたびAC電流1004が、コンデンサー612、コレクター端子650、コレクター、ベース−コレクター接合、およびベースを通過すると、AC電流1004は、ベース端子651を出て、端子640への途中でコンデンサー660を通過すること、または(バイアス回路632が、端子640への電流経路を有すると仮定して)引き続きベース−エミッター接合を通って、エミッター端子652を経て出て行くことを選び得る。コンデンサー660は、AC電流1004に、ベース−エミッター接合を通る経路よりも小さなインピーダンスを与える。したがって、AC電流1004の大部分は、コンデンサー660を通過し、かつベース−エミッター接合を避ける。なぜAC電流1004が、ベース−エミッター接合を避けることを好むかをさらに説明しているBJT622の経験的モデルは、図12および以下の関連した論述において与えられる。
図10の論述において、スイッチ602を参照して説明された同じ構成要素および機能性は、1つ以上の他のスイッチ606にも適用される。
図12は、オン状態において動作させられるn−p−n BJTの経験的に導かれたモデルを図示する。モデル1200は、コレクター端子1232からベース端子1234まで通るAC電流1244が、抵抗1262(R)に遭遇すると予測する。コレクター端子1232からエミッター端子1236まで通るAC電流は、抵抗1262(R)および1266(R)に遭遇する。
従来、飽和(従来の「オン状態」)においてn−p−n BJTは、ベース端子からエミッター端子までの電流が、電流がコレクター端子からエミッター端子まで通ることを可能にすることまたは妨げることによって、BJTのオン/オフ状態を制御するように動作させられる。対照的に、本開示において、ベース端子1234からエミッター端子1236までの電流は、電流がコレクター端子1232からベース端子1234まで通ることを可能にすることまたは妨げることによって、BJT1200のオン/オフ状態を制御する。そのうえ、AC電流をコレクター端子1232とエミッター端子1236との間に通すことと関連づけられる損失は、AC電流をコレクター端子1232とベース端子1234との間に通すことによって、実質的に低減され得る。コレクター端子1232からエミッター端子1236まで通るAC電流について、抵抗1262(R)および1266(R)による損失がある。コレクター端子1232からベース端子1234まで通るAC電流1244について、抵抗1262(R)による損失しかない。したがって、損失は、AC電流1244をコレクター端子1232からベース端子1234まで通すことによって、実質的に低減され得る。
図7の実施形態を再び参照すると、コンデンサー660のための好ましい静電容量があり、その静電容量は、低インピーダンスコンデンサー660の使用によってAC電流1244の損失を最小にする。これは、エミッター652が、第二の端子640に直接接続され、したがってコンデンサー660が、ベース端子651をエミッター端子652に効果的に接続する構成において、特に当てはまる。この場合、効果的なバイパス静電容量部だと通常みなされるものは、寄生リードインダクタンス1264および1268(図12を参照されたい)と共に、劇的に損失を増加させ得る共振回路を生成し得る。これを避け、かつ電流1244がコレクター端子1232からベース端子1234まで優先して流れることを保証するために、コンデンサー660は、大きくあり得る(たとえば、13.56MHzでの動作のために約100nFの値を有する)。
図13は、本開示において説明されるオフ状態において動作させられるn−p−n BJTの断面を図示する。オフ状態において、ベース−コレクター接合1330とベース−エミッター接合1332との両方は、逆バイアスをかけられる。したがって、両方の空乏領域(一定の拡大比で描かれていない)は、バイアスをかけられていない場合、または順方向バイアスをかけられている場合の空乏領域よりも広い(図14における空乏領域(同様に一定の拡大比で描かれていない)と比較されたい)。オフ状態における大きな空乏領域は、DC電流1322とAC電流1320との両方が接合1330、1332を通過することを妨げる。空乏領域は、自由キャリアーが実質的になく、したがって、DC電流1322にとって伝導性がない。空乏領域は、低静電容量コンデンサー(ドープ領域における自由キャリアーで形成された2つの導体間の広いギャップ)としてモデル化され、したがって、AC電流1320に高いインピーダンスを与え得る。
図14は、オン状態において動作させられるn−p−n BJTの断面を図示する。オン状態において、ベース−コレクター接合1430は、実質的にバイアスをかけられない(逆バイアスが印加され得るが、AC電流1420と比較すると、逆DCバイアスは、接合1430に無視できる影響を及ぼす)。ACの観点から、先行技術は、接合1430が、AC電流1420を整流するはずであると教示する。しかし、ベース−コレクター空乏領域内におけるキャリアー寿命は、接合1430が逆バイアスをかけられる半周期中に、接合1430を横切る電圧の交流極性が、空乏領域からキャリアーを枯渇させないほど十分に長い。したがって、整流はなく、AC電流1420は、低い損失を有し、コレクター端子1402とベース端子1404との間を通る。
ベース−エミッター接合1432は、オン状態において、DC電流1422を用いて順方向バイアスをかけられ、ベース−エミッター接合1432は、逆バイアスをかけられた場合、またはバイアスがない場合に有するよりも小さな空乏領域を有する。
実施形態において、コレクター端子1402を通過するコレクター電流は、第一の振幅を有するAC成分を有する。コレクター電流は、コレクター端子1402を通過する電流であり、ACおよびDC成分の合計である。ベース電流は、ベース端子1404を通過し、第二の振幅を有するAC成分を有する。ベース電流は、ベース端子1404を通過する電流であり、ACおよびDC成分の合計である。エミッター電流は、エミッター端子1406を通過し、第三の振幅を有するAC成分を有する。エミッター電流は、エミッター端子1406を通過する電流であり、ACおよびDC成分の合計である。第二の振幅は、第三の振幅よりも大きくあり得る。第二の振幅は、ベース電流のDC成分の大きさよりも大きくあり得る。第二の振幅は、第三の振幅よりも少なくとも5倍大きくあり得る。第二の振幅は、ベース電流のDC成分の大きさよりも少なくとも5倍大きくあり得る。
オフ状態(図13)の実施形態において、コレクター端子1302とベース端子1304との間の破壊電圧は、ベースおよびエミッター端子1304、1306が等価な電位(たとえば、アース)にある場合、少なくとも1000Vである。
図15は、バイアス回路632の実施形態を図示する。スイッチ1508は、ベース−エミッター接合が、順方向をかけられるかまたは逆バイアスをかけられるかを選択することによって、BJT622が、オン状態にあるかまたはオフ状態にあるかを選択する。スイッチ1508は、2つのMOSFETデバイスを用いて実装され得るが、多くの他の可能性が存在する。信号線1510は、スイッチ1508の状態を制御する。
実施形態において、スイッチ1508は、12V供給線1512および−1.2V供給線1514に接続される。スイッチが12V供給線1512に接続される場合、ベース−エミッター接合は、330nHインダクター1504および3.5Ω抵抗器1506を通して逆バイアスをかけられる。スイッチ1508が−1.2V供給線1514に接続される場合、ベース−エミッター接合は、330nHインダクター1504および3.5Ω抵抗器1506を通して順方向バイアスをかけられる。コレクター端子650は、2MΩ抵抗器1502を通して第三の700Vバイアス供給線1516に接続される。これらの値を用いて、BJT622は、約0.1Aのベース−エミッター電流を有する約0.3Ωのオン状態抵抗を達成し得る。オフ状態において、本構成は、約110kΩの分路抵抗を達成する。電流しきい値があり、そのしきい値より上でBJT622は、オフにされることができず、したがって制御されることができない。図15に図示された実施形態についての本しきい値は、約3A RMSである。これらの値は単に例示的であること、および他の組み合わせも可能であることが理解されるはずである。
図7に図示された実施形態と違って、ここで、ベース端子651は、アース640に接続される。BJT622がオン状態にある場合、AC電流は、コレクター端子650を通って、コレクターを通って、ベースに向かい、ベース端子651から出て、アース640に向かう。したがって、AC電流が、アース640への途中でコンデンサーを通過する必要がないので、本実施形態は、概して、図7の実施形態よりもさらに低い損失を有する。
本明細書中に開示されるBJTの新しい使用と関連づけられる1つの課題は、典型的な整合ネットワークにおいてスイッチを横切る電圧降下が、BJTが処理することができ得るよりも大きいことである。したがって、BJTを横切る電圧降下を低減するために、新しい整合ネットワークトポロジーが、実装され得る。
図16は、当業者に公知のような整合ネットワークを図示する。典型的なL−整合ネットワーク1602は、可変分路リアクタンス素子1604と直列接続された固定リアクタンス素子1606および可変コンデンサー1608を含む可変直列リアクタンス素子とを含む。典型的なL−整合ネットワーク1602への入力は、可変分路リアクタンス素子1604と可変直列リアクタンス素子との間である。典型的なL−整合ネットワーク1602の出力は、可変直列リアクタンス素子とプラズマ負荷106との間である。しかし、多くの用途において、可変直列リアクタンス素子上の電圧降下は、本明細書中に開示されたBJTスイッチを使用するスイッチ可変リアクタンス素子によって処理され得るものよりも高い。したがって、本トポロジーは、本明細書中に開示されるようなBJTの新しい使用と両立可能でないことがある。
図11は、可変インピーダンス整合部1108とプラズマ負荷106との間に接続された固定インピーダンス整合部1110を含む整合ネットワークの実施形態を図示する。可変インピーダンス整合部1108は、少なくとも1つの可変リアクタンス素子1112を含み得る。少なくとも1つの可変リアクタンス素子1112は、任意の数の固定リアクタンス素子(たとえば、固定インダクター1116、自由選択固定インダクター1130、伝導線108、および固定コンデンサー1118)と共に配列され得る。少なくとも1つの可変リアクタンス素子1112はまた、任意の数の固定された集中素子および回路、ならびに分布素子および回路と共に配列され得る。図示された可変インピーダンス整合部1108は、2つの可変リアクタンス素子1112、1113を含む。固定インピーダンス整合部1110は、可変リアクタンス素子1112、1113と縦続しているように図示されている。固定インピーダンス整合部1110は、プラズマ負荷106と縦続しているようにも図示されている。実施形態において、整合ネットワーク104が、概してプラズマ負荷106から分離した装置であるので、固定インピーダンス整合部1110は、プラズマ負荷106と縦続するように単に構成され得る。
固定インピーダンス整合部1110は、はしご形ネットワーク構成(または、直列−分路ネットワーク)において少なくとも2つのリアクタンス性構成要素を含み得る。これらの2つのリアクタンス性構成要素のうちの1つは、2以上の分路素子1120も含み得るが、1つの分路素子1120を含み得る。分路素子1120は、コンデンサーとして図示されているが、任意のリアクタンス性および/または無損失素子(たとえば、少し例を挙げれば、インダクター、連結インダクターコンデンサー、伝導線、変圧器)であり得る。他のリアクタンス性構成要素は、高電圧経路1124と直列のインダクターとして図示された直列素子1122を含み得る。他の実施形態において、2以上のリアクタンス性および/または無損失素子は、高電圧経路1124と直列に接続されることにより、直列素子1122を形成し得る。誘導性素子1122は、別個のデバイスであり得るか、または高電圧経路1124のインダクタンスを単に表現し得る。
分路素子1120は、「固定」インピーダンス整合部1110の一部であるが、当業者は、分路素子1120が、小さな可変静電容量(たとえば、1%)を有する容量性または誘導性デバイスを含み得ることを認識する。固定インピーダンス整合部1110の少なくとも2つのリアクタンス性構成要素は、単ポートまたは複数ポートネットワークとして動作し得る。固定インピーダンス整合部1110は、1つ以上の自由選択リアクタンス性構成要素(たとえば、自由選択インダクター1132)も含み得る。
典型的な可変直列リアクタンス素子(たとえば、図16の1606と1608との直列の組み合わせ)を横切るピーク電圧と比較すると、固定インピーダンス整合部1110は、2倍以上可変リアクタンス素子1112を横切るピーク電圧を低減する。固定インピーダンス整合部1110と典型的な可変直列リアクタンス素子との両方が、同じ範囲の負荷インピーダンスを経験し、同じ入力インピーダンスを生成し、かつ等価な電力をプラズマ負荷106に送達するようにどちらも構成される場合、そのような電圧低減が、測定され得る。典型的な可変直列リアクタンス素子の例は、図16に図示され、かつ直列接続された固定リアクタンス素子1606と可変コンデンサー1608との組み合わせを含む。
図示された実施形態において可変リアクタンス素子1112および1113は、基準のアースであり、かつ図6、図7または図15において詳述されたように、または本明細書中に説明されたように構成される。インダクター1116および自由選択インダクター1130は、別個のインダクターまたは十分に高い特性インピーダンスを有する伝導線構造であり得る。可変リアクタンス素子1112、1113が、基準のアースとして図示されているが、可変リアクタンス素子1112、1113は、浮動状態でもあり得る。
実施形態において、少なくとも2つの固定値リアクタンス性構成要素が、任意の負荷インピーダンスが、固定インピーダンス整合部1110の入力インピーダンスにどのように変換されるかを決定する目的のために1つのリアクタンスに変形されることができないように、固定インピーダンス整合部1110は、少なくとも2つの固定値リアクタンス性構成要素を含む構造を有する。言い換えれば、固定インピーダンス整合部1110は、ただ1つのリアクタンス性素子を含む簡単化された等価回路によってモデル化されることができない。
実施形態において、可変リアクタンス素子1112または1113の内部のスイッチ(たとえば、図6または図7の602)と直列のリアクタンス性デバイス(たとえば、図6または図7の612)の第一の組は、同一のリアクタンスを有し、リアクタンス性デバイスの第二の組は、異なるリアクタンスを有する。たとえば、リアクタンス性デバイスの第一の組は50pFに等しい静電容量を有し得る一方、リアクタンス性デバイスの第二の組は、25、12、6および3pFに等しい静電容量を有し得る。本例および同様の実施形態において、リアクタンス性デバイスの第一の組は、整合ネットワークに大きな増加変化をもたらすために使用され、リアクタンス性デバイスの第二の組は、整合ネットワークに小さな増加変化をもたらすために使用され得る。
実施形態において、リアクタンス性デバイスのうちの少なくとも10個は、同一の静電容量を有する。他のリアクタンス性デバイスは、1つ以上の他のリアクタンス値を有し得る。実施形態において、リアクタンス性デバイスのうちの少なくとも20個は、同一の静電容量を有する。実施形態において、リアクタンス性デバイスのうちの少なくとも30個は、同一の静電容量を有する。実施形態において、リアクタンス性デバイスのうちの少なくとも50個は、同一の静電容量を有する。
図19は、固定インピーダンス整合部の実施形態を図示する。固定インピーダンス整合部1902は、2つのリアクタンス性構成要素1904、1906を含み得る。第一のリアクタンス性構成要素1904は、直列素子であり得る。第二のリアクタンス性構成要素1906は、分路素子であり得る。第一および第二のリアクタンス性構成要素1904、1906は、各々、1つ以上のリアクタンス性および/または無損失素子を含み得る。図示された実施形態において、第一および第二のリアクタンス性構成要素1904、1906は、直列素子1904が、プラズマ負荷106に最も近いように構成される。プラズマ負荷106に最も近いことによって、発生器102と、伝導線108と、整合ネットワーク104と、電気的接続110と、プラズマ負荷106とから成るネットワークが、第一および第二のサブネットワークにまとめられ得ることが意図される。第一のサブネットワークは、分路素子1906と発生器102とを含み、第二のサブネットワークは、直列素子1904と負荷106とを含み得る。そのような構成において、直列素子1904は、プラズマ負荷106に最も近い。
実施形態において、固定インピーダンス整合部1902は、自由選択追加リアクタンス性構成要素1908、1910も含み得る。自由選択追加リアクタンス性構成要素1908、1910は、任意の数、組み合わせ、および配列のリアクタンス性および/または無損失素子を含み得る。
図20は、固定インピーダンス整合部の別の実施形態を図示する。固定インピーダンス整合部2002は、2つのリアクタンス性構成要素2004、2006を含み得る。第一のリアクタンス性構成要素2004は、直列素子であり得る。第二のリアクタンス性構成要素2006は、分路素子であり得る。第一および第二のリアクタンス性構成要素2004、2006は、各々、1つ以上のリアクタンス性および/または無損失素子を含み得る。図示された実施形態において、第一および第二のリアクタンス性構成要素2004、2006は、分路素子2006が、プラズマ負荷106に最も近いように構成される。プラズマ負荷106に最も近いことによって、発生器102と、伝導線108と、整合ネットワーク104と、電気的接続110と、プラズマ負荷106とから成るネットワークが、第一および第二のサブネットワークにまとめられ得ることが意図される。第一のサブネットワークは、直列素子2004と発生器102とを含み、第二のサブネットワークは、分路素子2006と負荷106とを含み得る。そのような構成において、分路素子2006は、プラズマ負荷106に最も近い。
実施形態において、固定インピーダンス整合部2002は、自由選択追加リアクタンス性構成要素2008、2010も含み得る。自由選択追加リアクタンス性構成要素2008、2010は、任意の数、組み合わせ、および配列のリアクタンス性および/または無損失素子を含み得る。
図21は、固定インピーダンス整合部の別の実施形態を図示する。固定インピーダンス整合部の2102は、S.Darlington、「Synthesis of Reactance 4−Poles Which Produce Prescribed Insertion Loss Characteristics」、J.Math Phys.、1939年9月、pp.257〜353において特徴を述べられるような2つ以上の異なるDarlington部2104、2106、2112または1つのDarlington部と1つの変圧器との縦続を含み得る。直列素子1904または2004は、A−タイプDarlington部2104に対応し、分路素子1906または2006は、B−タイプDarlington部2106に対応する。当業者に周知のようなC−タイプDarlington部2112は、図示されたように配列されたコンデンサーとインダクターの連結対とを含み得る。2つのDarlington部2104、2106のうちの1つは、変圧器と取り替えられ得る。
図19〜21の3つすべての固定インピーダンス整合部1902、2002、2102は、可変リアクタンス素子1112とプラズマ負荷106との間に縦続して配列され得る。
図22A、22B、22C、および22Dは、固定インピーダンス整合部の4つの制限的でない追加の実施形態を図示する。固定インピーダンス整合部2202の多くの配列のうちのほんの一部であるが、各々は、1つ以上のリアクタンス性または無損失素子を含む第一の直列リアクタンス性構成要素2204と、1つ以上のリアクタンス性または無損失素子を含む第二の分路リアクタンス性構成要素2206とを含む。直列および分路構成要素2204、2206は、任意の組み合わせおよび配列のリアクタンス性および/または無損失素子を含む。いくつかの実施形態において、自由選択リアクタンス性構成要素2208、2210も使用され得る。自由選択リアクタンス性構成要素2208、2210は、任意の数、組み合わせ、および配列のリアクタンス性および/または無損失素子を含み得る。
BJTは、上記に説明された新しいスイッチ構成において効果的に実装されるが、BJTは、BJTが処理し得るAC電流の振幅に制限される。AC振幅が、大きすぎる場合、BJTは、永続するオン状態において動けなくなり得る。他方では、絶縁ゲートバイポーラトランジスター(IGBT)が、上記に説明されたBJTと同様の新しい様式において動作させられ得るが、オン状態において動けなくなる前に、より大きなAC電流を処理し得る。
図17は、可変リアクタンス素子の内外のリアクタンス性素子を切り換えるために、BJTではなくIGBTを使用する整合ネットワークの実施形態を図示する。図示された実施形態は、2つのリアクタンス性素子1710、1720を含む。リアクタンス性素子1710、1720は、容量性デバイス(たとえば、コンデンサー)として図示されているが、任意のリアクタンス性および/または無損失デバイス(たとえば、任意の容量性または誘導性デバイス、または容量性デバイスと誘導性デバイスとの組み合わせ)を含み得る。リアクタンス性素子1710、1720の各々は、第一の端子1714に接続され、かつ第二の端子1712に選択的に連結される。第二の端子1712に連結される場合、リアクタンス性素子1710、1720は、第一および第二の端子1714および1712の間の全体のリアクタンスを大きくする。スイッチ1702、1704は、リアクタンス性素子1710、1720と第二の端子1712との間の接続を制御する。
各スイッチ1702、1704は、IGBT1706とバイアス回路1708とを含む。IGBT1706は、本開示において前に説明されたBJT実施形態に関連した様式において動作させられるBJTを含む。IGBT1706は、コレクターと、エミッターと、ゲートとを有する。リアクタンス性素子1710は、コレクターに接続される。第二の端子1712は、エミッターに接続される。バイアス回路1708は、ゲート、エミッター、およびコレクターに接続される。IGBT1706が、オン状態にある場合、端子1714からの電流は、リアクタンス性デバイス1710を通って、IGBT1706コレクターを通ってIGBTエミッターに向かい、それから第二の端子1712に向かう。
バイアス回路1708は、スイッチ1702のオフ状態において、コレクターからエミッターへの正の電圧を印加するように構成される。これは、たとえば、抵抗器と直列の電圧源によって成し遂げられ得る。バイアス回路1708は、ゲートとエミッターとの間に電圧を印加するようにも構成される。IGBT1706しきい値電圧より上の正の電圧は、IGBT1706が、オン状態になり、その結果リアクタンス性素子1710を第二の端子1712に短絡させる原因となる。
BJTの代わりにIGBTを使用することの欠点は、より大きな損失があり得ることである。AC電流は、IGBTに埋め込まれたBJTを通過する。ACは、前に説明されたBJT実施形態におけるようなコレクターからベースまでではなく、埋め込まれたBJTにおいてコレクターからエミッターまで通る。このように、ACは、埋め込まれたBJTにおいて両方の接合から損失を経験し得、したがってIGBTは、本明細書中に開示されたように使用されるBJTよりも大きな損失を負い得る。
図18は、AC電流が、最初に、コレクター端子とエミッター端子との間ではなくコレクター端子とベース端子との間を通る場合のBJTを動作させる方法を図示する。方法1800は、BJTのベース−エミッター接合に順方向バイアスをかける動作1802を含む。方法1800は、第一の振幅を有する交流成分を有する電流を、BJTのコレクター端子とベース端子との間に伝える動作1804をさらに含む。方法1800は、第二の振幅を有する交流成分を有する電流をバイポーラ接合トランジスターのコレクター端子とエミッター端子との間に伝える動作1806を含み、ゼロであり得る本第二の振幅は、第一の振幅よりも小さい。
本方法とBJTの従来の使用とに差異を生じさせるものは、ここで、第一の振幅が、第二の振幅よりも大きい(ベース端子における電流のAC成分が、エミッター端子における電流のAC成分よりも大きい)ことである。言い換えれば、交流は、最初に、コレクターからベースへ向かい、エミッターへ向かって、エミッター端子から出て行くのではなく、コレクターからベースに向かって、ベース端子から出て行く。本特有の動作は、BJTがスイッチとして使用される可変リアクタンス素子の第二の端子にBJTのベース端子を直接接続すること、または大容量コンデンサーを用いてベース端子と第二の端子との間に低インピーダンスを提供することのどちらかによって、コレクターからベースまで通る電流のためにBJTの外部の低インピーダンス経路を生成することによって、一部可能にされ得る。性能は、コレクターからエミッターへのBJTエミッターを通って流れる交流に高インピーダンスを提供することによってさらに向上させられ得る。
例証された結果のすべては、シリコンデバイスを用いて得られた。しかし、GaAs、GaN、SiCまたは他の既知の半導体材料のうちの任意のものを使用して製造されたデバイスも使用され得る。そのうえ、GaN HEMTデバイスはまた、バイポーラデバイスの代わりに使用され、効果的なRFスイッチを構成し得る。
結論として、本発明は、とりわけ、インピーダンス整合ネットワークにおける非常に効果的なスイッチのようなバイポーラデバイスの使用を可能にする方法、システム、および装置を提供する。数多くの変化および置換が、本発明、本発明の使用、および本発明の構成においてなされることにより、本明細書中に説明された実施形態によって達成される結果と同じ結果を実質的に達成し得ることを、当業者は、容易に認識し得る。したがって、本発明を開示された例示的な形態に制限する意図はない。多くの変化、改変、および代替構成は、開示された発明の範囲および精神の範囲内にある。

Claims (20)

  1. プラズマ負荷を有するインピーダンス整合ネットワークにおけるスイッチ回路であって、該スイッチ回路は、
    バイポーラ接合トランジスターであって、該バイポーラ接合トランジスターは、
    該バイポーラ接合トランジスターのコレクターに接続されたコレクター端子であって、該コレクター端子は、第一の振幅を有する交流成分を有するコレクター電流を通すように構成されている、コレクター端子と、
    該バイポーラ接合トランジスターのベースに接続されたベース端子であって、該ベース端子は、第二の振幅を有する交流成分を有するベース電流を通すように構成されている、ベース端子と、
    該バイポーラ接合トランジスターのエミッターに接続されたエミッター端子であって、該エミッター端子は、第三の振幅を有する交流成分を有するエミッター電流を通すように構成されている、エミッター端子と、
    ベース−コレクター接合と、
    ベース−エミッター接合と
    を含む、バイポーラ接合トランジスターと、
    バイアス回路とを含み、該バイアス回路は、
    該ベース−エミッター接合に順方向バイアスをかけることによって、該バイポーラ接合トランジスターのオン状態を確立し、該第二の振幅は、該第三の振幅よりも大きく、
    該バイアス回路は、該ベース−エミッター接合および該ベース−コレクター接合に逆バイアスをかけることによって、該バイポーラ接合トランジスターのオフ状態を確立する、
    スイッチ回路。
  2. 前記スイッチ回路は、第一の端子に接続されているリアクタンス性素子に直列接続され、該スイッチ回路は、該リアクタンス性素子を第二の端子に選択的に連結し、それによって、該第一の端子と該第二の端子との間のリアクタンスを変える、請求項1に記載のスイッチ回路。
  3. 前記バイポーラ接合トランジスターの前記ベース端子は、前記第二の端子に接続されている、請求項2に記載のスイッチ回路。
  4. 前記バイポーラ接合トランジスターが前記オン状態にある場合、前記ベース端子と前記第二の端子との間のコンデンサーが、前記コレクター電流の前記交流成分を伝える、請求項2に記載のスイッチ回路。
  5. 前記バイポーラ接合トランジスターは、n−p−nバイポーラ接合トランジスターである、請求項1に記載のスイッチ回路。
  6. 前記バイポーラ接合トランジスターは、p−n−pバイポーラ接合トランジスターである、請求項1に記載のスイッチ回路。
  7. 前記バイアス回路は、前記ベース−エミッター接合に順方向バイアスをかけるために、前記第二の振幅よりも小さい大きさを有する前記ベース電流の直流成分を印加するバイアスデバイスを含む、請求項1に記載のスイッチ回路。
  8. 前記バイアス回路は、前記第二の振幅の20%よりも小さい大きさを有する前記ベース電流の直流成分を印加するバイアスデバイスを含む、請求項1に記載のスイッチ回路。
  9. 前記バイポーラ接合トランジスターは、交流の一部を複数のリアクタンス素子のうちの1つを通して前記第二の端子に選択的に分路するように各々構成されているような複数のバイポーラ接合トランジスターのうちの1つであり、該複数のリアクタンス素子の第一の組は、同一のリアクタンスを有する、請求項に記載のスイッチ回路。
  10. 前記複数のリアクタンス素子の前記第一の組は、少なくとも30個から成る、請求項9に記載のスイッチ回路。
  11. 前記複数のリアクタンス素子の前記第一の組は、容量性である、請求項9に記載のスイッチ回路。
  12. 前記バイアス回路は、前記第一の振幅の5%以下であるDCベース−エミッターバイアス電流を印加するバイアスデバイスを含む、請求項1に記載のスイッチ回路。
  13. 前記バイポーラ接合トランジスターは、絶縁ゲートバイポーラトランジスターの一部であり、前記コレクター電流は、最初に、前記コレクター端子から前記エミッター端子まで通る、請求項1に記載のスイッチ回路。
  14. インピーダンス整合装置であって、該インピーダンス整合装置は、
    少なくとも1つの可変リアクタンス素子であって、該少なくとも1つの可変リアクタンス素子は、
    第一の端子と、
    第二の端子と、
    該第一の端子に接続された少なくとも1つのリアクタンス性素子と、
    該少なくとも1つのリアクタンス性素子を該第二の端子に選択的に接続し、それによって、該第一の端子と該第二の端子との間のリアクタンスを変えるように構成されている少なくとも1つのスイッチ回路であって、該少なくとも1つのスイッチ回路は、
    バイポーラ接合トランジスターを含み、該バイポーラ接合トランジスターは、
    オン状態であって、該オン状態において、ベース−エミッター接合は、順方向バイアスをかけられ、該バイポーラ接合トランジスターのベース端子を通る第一の電流のAC成分は、該バイポーラ接合トランジスターのエミッター端子を通る第二の電流のAC成分よりも大きい、オン状態と、
    オフ状態であって、該オフ状態において、該ベース−エミッター接合は、逆バイアスをかけられ、ベース−コレクター接合は、逆バイアスをかけられる、オフ状態と
    を有する、少なくとも1つのスイッチ回路と、
    を含む、少なくとも1つの可変リアクタンス素子と、
    該少なくとも1つの可変リアクタンス素子と縦続している固定インピーダンス整合部と
    を含み、該固定インピーダンス整合部は、プラズマ負荷と縦続して配列されるように構成され、1つ以上の分路素子および1つ以上の直列素子を含み、該1つ以上の分路素子および該1つ以上の直列素子は、はしご形ネットワークにある、
    インピーダンス整合装置。
  15. 前記1つ以上の分路素子および前記1つ以上の直列素子は、単ポートまたは複数ポートネットワークとして動作する、請求項14に記載のインピーダンス整合装置。
  16. 前記1つ以上の分路素子および前記1つ以上の直列素子は、各々、少なくとも1つのリアクタンス性および/または無損失素子を含む、請求項14に記載のインピーダンス整合装置。
  17. 前記分路素子のうちの1つはコンデンサーであり、前記直列素子のうちの1つはインダクターである、請求項16に記載のインピーダンス整合装置。
  18. インピーダンス整合装置であって、該インピーダンス整合装置は、
    少なくとも1つの可変リアクタンス素子であって、該少なくとも1つの可変リアクタンス素子は、
    第一の端子と、
    第二の端子と、
    該第一の端子に接続された少なくとも1つのリアクタンス性素子と、
    該少なくとも1つのリアクタンス性素子を該第二の端子に選択的に接続し、それによって、該第一の端子と該第二の端子との間のリアクタンスを変えるように構成されている少なくとも1つのスイッチ回路であって、該少なくとも1つのスイッチ回路は、
    バイポーラ接合トランジスターを含み、該バイポーラ接合トランジスターは、
    オン状態であって、該オン状態において、ベース−エミッター接合は、順方向バイアスをかけられ、該バイポーラ接合トランジスターのベース端子を通る第一の電流のAC成分は、該バイポーラ接合トランジスターのエミッター端子を通る第二の電流のAC成分よりも大きい、オン状態と、
    オフ状態であって、該オフ状態において、該ベース−エミッター接合は、逆バイアスをかけられ、ベース−コレクター接合は、逆バイアスをかけられる、オフ状態と
    を有する、少なくとも1つのスイッチ回路と、
    を含む、少なくとも1つの可変リアクタンス素子と、
    該少なくとも1つの可変リアクタンス素子と縦続している固定インピーダンス整合部と
    を含み、該固定インピーダンス整合部は、プラズマ負荷と縦続して配列されるように構成され、少なくとも2つの異なるDarlington部を含む、
    インピーダンス整合装置。
  19. プラズマ負荷を有するインピーダンス整合ネットワークにおけるスイッチとしてのバイポーラ接合トランジスターの作動方法であって、該方法は、
    バイポーラ接合トランジスターのベース−エミッター接合に順方向バイアスをかけることと、
    該バイポーラ接合トランジスターのコレクター端子と、該バイポーラ接合トランジスターのベース端子との間に該バイポーラ接合トランジスターを通る第一の電流を伝えることであって、該第一の電流は、第一の振幅を有する交流成分を有する、ことと、
    該バイポーラ接合トランジスターの該コレクター端子と、該バイポーラ接合トランジスターのエミッター端子との間に該バイポーラ接合トランジスターを通る第二の電流を伝えることであって、該第二の電流は、第二の振幅を有する交流成分を有し、該第二の振幅は、該第一の振幅よりも小さく、該第二の振幅は、ゼロに等しいかまたはゼロよりも大きい、ことと
    を含む、方法。
  20. プラズマ負荷を有するインピーダンス整合ネットワークにおけるスイッチ回路であって、該スイッチ回路は、
    バイポーラ接合トランジスターのベース−エミッター接合に順方向バイアスをかける手段と、
    該バイポーラ接合トランジスターのコレクター端子と、該バイポーラ接合トランジスターのベース端子との間に該バイポーラ接合トランジスターを通る第一の電流を伝える手段であって、該第一の電流を伝える該手段は、第一の振幅を有する交流成分を有する該第一の電流を伝える手段を含む、手段と、
    該バイポーラ接合トランジスターの該コレクター端子と、該バイポーラ接合トランジスターのエミッター端子との間に該バイポーラ接合トランジスターを通る第二の電流を伝える手段であって、該第二の電流を伝える該手段は、第二の振幅を有する交流成分を有する該第二の電流を伝える手段を含み、該第二の振幅は、該第一の振幅よりも小さく、該第二の振幅は、ゼロに等しいかまたはゼロよりも大きい、手段と
    を含む、スイッチ回路。
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