JP5925299B2 - 自動車両における運転者支援システムの機能試験のためのダミー物体 - Google Patents

自動車両における運転者支援システムの機能試験のためのダミー物体 Download PDF

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Description

本発明は、特に自動車両における運転者支援システムの機能試験のための、頭部、骨格部、胴体部、可動式の腕部および可動式の脚部を備えた3次元のダミー物体に関する。
自動車両の周囲状況の検知を目的としたセンサシステムを含む運転者支援システムの自動車両への組み込みが知られている。このような運転者支援システムは危険な交通状況を認識して、運転手に警告するものであり、それによって事故を回避することができる。さらに、運転者支援システムは、例えばブレーキ、ステアリング機能あるいはエアバッグといった自動車の一定の構成要素が状況に応じて起動されることによって、事故後遺症を防止ないし緩和することができる。
運転者支援システムの機能試験用のシステムは、例えば独国特許発明第102007035474号明細書により知られている。試験するべき運転者支援システムを組み込んだ自動車はテストコースを移動することができ、自動車の周囲状況に関する情報を受け取って処理する。該システムはさらに、実際の交通状況を模擬するために、運転者支援システムによって認識され得る周囲領域に少なくとも一時的に存在するようにテストコースを移動可能な剛性ダミー物体を少なくとも1つ有する。自動車から離れて自動車の動きから独立して動くことのできるダミー物体がレール装置に配置されており、これによってダミー物体の機械的に安定した設置が保証され、ダミー物体の移動が両方向に再現可能な方法で誘導され得る。
米国特許出願公開第2005/0155441号明細書により、ダミー物体と自動車両との衝突を模擬するためのシステムが知られている。レールシステムにロープで吊され、近づいて来る自動車両の走行方向に対して横へ移動可能なダミー物体は、人体を模擬したもので、頭部、頸部、胴体部ならびに腕部と脚部を備えている。その内部には木製の骨格部がある。
独国特許出願公開第102008025539号明細書は、走行路に沿って移動する自動車両における歩行者保護システム用のテスト装置を明らかにする。ここでは歩行者を模擬し、自動車両の走行路に対して横に移動可能なダミー物体が考慮されている。該ダミー物体は基本的に2次元形状で、胴体部、両脚部および少なくとも一方の腕部を有している。両脚部の少なくとも一方および/あるいは少なくとも一方の腕部は、作動装置によってロープおよび/あるいは連動桿を介して胴体部に対して相対的に動かすことができる。その際、両脚部および装備された少なくとも一方の腕部は操り人形形式で、腕部も脚部も前後に振り動かすことができるように胴体部に可動に取り付けられている。胴体部、腕部および脚部は厚さ約3mmのプラスチック板で形成され、自動車に面した側は発泡材で覆われている。
しかし、道路交通における歩行者の身体活動は根本的により複雑である。基本的に3つの基本的動作形態、すなわち歩行、駆足および疾走が認められ得る。歩行は道路交通において最もよく見られる前進形態である。その際一方の足が常に地面に接触しており、もう一方の足は体の前方で着地し、四肢はほぼ真っ直ぐに伸びて、上体は基本的に直立したままである。駆足時は、一時的に両足共に地面から離れて、歩幅は歩行時より大きい。大抵の場合一方の足が体の真下で着地し、上体はほぼ直立ないし僅かに前傾している。速度は比較的長い間一定であり得る。道路交通においては、最初は物体、例えば駐車している自動車の陰に隠れて見えない子供が、駆足で現れる事態が非常に頻繁に見られる。第三の前進形態である疾走においては、速度は比較的短い間しか維持できない。両足共に地面から離れて、体の下方で母趾球において着地し、歩幅は非常に大きく、上体は明らかに前傾する。
運転者に危険な状況を警告する、あるいは独立的に運転に介入する能動的運転者支援システムにおいては、ダミー物体を使用した適切な方法でその機能的安全性を試験する必要がある。発生し得る然るべき交通状況を可能な限り現実に近づけて再現する試験方法およびダミー物体が必要である。歩行者認識においてその検知プロセスは通常2段階で実行される。最初の検知段階では、関連する周辺領域におけるできる限り全ての歩行者が認識されることが重要である。ここでは、歩行者の可能性ありとして誤って物体を検知することも受け入れる。第2段階である分類においては、検知された物体が歩行者あるいは非歩行者として分類される。分類に対しては、検知された物体の経時的特徴、例えば脚の動きが区分けに用いられる。ここで、例えば独国特許出願公開第102008025539号明細書で知られているように、2次元のテスト物体がダミー物体として用いられると、単純な歩行者の横断を模擬する際に、その視野角が自動車の接近の結果として60°まで変化し得る。その際、輪郭のみを描く形状の2次元の物体が線形状に変わり得る。これによって、運転者支援システムの開発と試験の際のデータに誤りが生じ得る。
独国特許発明第102007035474号明細書 米国特許出願公開第2005/0155441号明細書 独国特許出願公開第102008025539号明細書
したがってダミー物体を3次元で可能な限り人間に似せて形成し、できる限り現実に即して動かすことが重要である。ここで、特に歩行者ないし自転車運転手として、自動車両における運転者支援システムの機能試験に使用することができ、可能な限り現実に近い動作特性を、特に歩行、駆足および疾走という動作形式において模擬することを可能にし、3次元の物体としてできる限り現実に近い視覚表示およびレーダ反射を全ての視野角から可能にし、少なくとも脚の動きに関する外的身体活動も内的動作特性も再現することのできるダミー物体の提供を課題とする発明が登場する。
提起された課題は発明に従って、骨格部が空所を備えた胴体骨格部を有し、腕部および脚部が胴体骨格部と関節式に結合されており、その際、両脚部はそれぞれ上腿部およびこれと関節式に結合している下腿部を1つずつ有し、胴体骨格部には駆動装置および受信/制御装置が組み込まれており、後者が、動かされたダミー物体の相対速度に対応する信号を入力変数として受け取り、それによって、組み込まれた動作機構を用いて、ダミー物体の相対速度に応じた上腿部および下腿部の動作パターンを変更できることにより解決される。
したがって発明に従ったダミー物体は、少なくとも脚の動きに関する非常に現実に近い内的動作特性が、例えば、歩行、駆足および疾走の動作パターンといった一定の動作パターンに合わせて実現され得るように形成されている。胴体骨格部を有するダミー物体の骨格構造によって、高強度で、衝撃に強く、非常に軽量な仕様、ならびに駆動装置および制御装置および必要であれば受信装置の組み込みが可能になる。
発明のより好ましい実施形態において、胴体骨格部には頭部を支持する中央支柱が1本、肩部分が2つ、および骨盤部分が2つ含まれ、一体的に形成されている。これによって胴体骨格部の安定した、そして同時に軽量の仕様が可能になる。
歩調−歩行、駆足および疾走−に応じて異なる動作パターンをできる限り現実に忠実に模擬する目的で、上腿部と胴体骨格部の中央支柱の間の脚制限角度、および上腿部と下腿部の間の膝制限角度の変更を、脚の動作パターンに含めることが考慮されている。
発明に従ったダミー物体のより好ましい実施形態において、両腕部はそれぞれ上腕部とこれと関節式に結合している前腕部を1つずつ有し、その際上腕部および前腕部は、組み込まれた動作機構を用いて、ダミー物体の相対速度に応じて変更可能な動作パターンに従って動かすことができる。したがってこのように形成されたダミー物体においては、上腕部と胴体骨格部の中央支柱の間の腕角度、および上腕部と前腕部の間の肘角度の変更が腕部の動作パターンに含まれる場合は特に、腕部の動きも十分に現実に忠実に模擬することができる。
腕部および脚部の動きを最適に模擬するためには、ダミー物体が他の骨格部分、特に各上腕部に上腕要素各1つおよび各上腿部に上腿要素各1つを備えていると有利である。
中空に形成された胴体骨格部の構成要素において駆動装置および制御装置もしくは受信装置の他に、再充電可能な蓄電池付きの電池パックも配置あるいは組み込み可能である。
外から見ることのできるダミー物体の身体部分は、相応する人の身体部分をできる限り現実に近づけて模擬するものである。これは特に、ダミー物体のより好ましい実施形態に従って頭部、腕部および/あるいは脚部および/あるいは胴体部の少なくとも一部がEPPあるいはEPE製の成型品である場合に実現され得る。その際、腕部および/あるいは脚部および/あるいは胴体部の少なくとも一部が膨張式のプラスチック中空体として形成され得る。骨格部分はレーダによる把握が可能で、安定しているが軽い材料で形成するものとする。したがって骨格部分がCFRPで製造されていると特に有利である。
発明に従って形成されたダミー物体は異なるモーションシステムに連結され得る。モーションシステムは総合システムの一部であり、ダミー物体の再現可能な被制御動作を可能にする。
特に、レールシステムなどを介して上からダミー物体を動かすモーションシステムが知られている。相応の結合要素あるいは連結要素が既にダミー物体自体に装備されていると有利である。したがって例えば中央支柱を、頭部から上に突出し、モーションシステム、特にレールシステムを備えたモーションシステムに対する結合要素となる棒部材と不動に連結しておくことができる。この結合によって、ダミー物体を非常に速く衝突領域から引き出すことができる。
さらに、骨格部の中央支柱ないし棒部材と連結されて、モーションシステムに対する追加的結合要素となる、特にアラミド繊維、PP繊維ないしPE繊維製のロープを考慮しておくことができる。
ダミー物体における動作機構は、望みの動作過程に従って相応に動かされる、あるいは制御される多数の単一構成要素で構成される。関節部に配置された、身体部分を動かす個々の構成要素がサーボ駆動装置である動作機構が特に可変的である。
前腕部と上腕部、あるいは下腿部と上腿部との動作結合を機械式の動作接続ないし機構を介して実行する変形形態も可能である。
そのような下腿部ないし前腕部を動かすための強制連結に対する連結機構のより好ましい変形形態においては、それぞれ胴体骨格部と不動に連結した連結リンク部品が考慮されており、肘関節部あるいは膝関節部と不動に結合した関節用ブラケット、関節用ブラケットと連結リンク部品の間の剛性連結要素、および関節用ブラケットと胴体骨格部ないしこれと不動に連結した骨格部分の間の弾性連結要素が含まれる。
剛性連結要素には、連結リンク部品と接続して、連結リンク部品の2本の形状の異なるリンクガイドレールを滑走することのできる滑り要素が備わっている。リンクガイドレールの延び具合を相応に指定することにより、これに従って上腿部あるいは上腕部の動作時に現実に忠実に下腿部ないし前腕部の相応の動作を同時に行う、あるいは適合させることができる。
本発明のさらに別の実施形態において、ダミー物体に組み込まれた動作機構には、アングル歯車を用いて肩関節部および股関節部を回転させる2本の軸を駆動する、非同期駆動方式のモータを備えた駆動装置が含まれている。
発明に従ったダミー物体は他のモーションシステムを用いて移動ないし動作することもできる。基本的にケーブルカーと同様に、吊り下げロープおよび牽引ロープを使用するモーションシステムにおいては、ダミー物体の胴体部は、モーションシステムの前記ロープの一方、特に吊り下げロープにおいて、滑走ないしローラを介した移動が可能に吊り下げられ得るように形成しておくことができる。
本発明のその他の特徴、利点および詳細は、実施例を表す図面に基づいて、以下により詳細に説明される。
発明に従って形成されたダミー物体の正面図である。 動作段階におけるダミー物体を斜め方向から見た図である。 直立、歩行、駆足および疾走時のダミー物体の図である。 直立、歩行、駆足および疾走時のダミー物体の図である。 直立、歩行、駆足および疾走時のダミー物体の図である。 直立、歩行、駆足および疾走時のダミー物体の図である。 動作段階におけるダミー物体の側面図である。 ダミー物体の脚部の動作特性に関するグラフである。 ダミー物体の脚部の動作特性に関するグラフである。 ダミー物体の脚部の動作特性に関するグラフである。 動作機構の変形形態の基本原理を示した図である。 動作機構の変形形態の基本原理を示した図である。 動作機構の変形形態の基本原理を示した図である。 動作機構の変形形態の基本原理を示した図である。 図11に示した動作機構の脚部の動作の、連続して起こる動作段階を示した図である。 図11に示した動作機構の脚部の動作の、連続して起こる動作段階を示した図である。 図11に示した動作機構の脚部の動作の、連続して起こる動作段階を示した図である。 図11に示した動作機構の脚部の動作の、連続して起こる動作段階を示した図である。 図11に示した動作機構の脚部の動作の、連続して起こる動作段階を示した図である。 図11に示した動作機構の脚部の動作の、連続して起こる動作段階を示した図である。 腕部および脚部に対する動作機構の別の実施形態を有する、ダミー物体の骨格部を示した図である。 ダミー物体に対するモーションシステムの実施形態の基本原理を示した図である。 発明に従ったダミー物体に対するモーションシステムの別の実施形態の基本原理を示した図である。 発明に従ったダミー物体に対するモーションシステムの別の実施形態の基本原理を示した図である。 発明に従ったダミー物体に対するモーションシステムの別の実施形態の基本原理を示した図である。
図において歩行者を模擬するダミー物体1が例として示される。ダミー物体1は3次元の身体を有し、ここに示した実施形態においては平均的身長の成人を模擬する。発明に従って形成されたダミー物体1は、例えば3歳および6歳の子供、成人ならびに高齢者を表すために、異なる身長で、あるいはダミーグループに分けて製造される。ダミー物体1は胴体骨格部3から成る骨格部2を1つ、上腕要素4を2つ、および上腿要素6を2つ有する。胴体骨格部3は好ましくは一体的に形成されており、基本的に人の脊柱に相当する垂直に立つ1本の中央支柱3a、2つの同じ角度で、主として直角に同支柱から突出する肩部分3b、および2つの同様に同じ角度で、主として直角に同支柱から突出し、肩部分3bより短く形成された骨盤部分3cで構成される。中央支柱3aには、肩部分3bから突出し、頭部8を支える短い首部分3′aが備わっている。胴体骨格部3の構成要素、上腕要素4および上腿要素6は、主としてレーダによって把握され得る、防水、高強度で、衝撃に強い材料、特にCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製の管として形成されている。胴体骨格部3の空所、主として中央支柱3aの内部には、図1に示すように、モータを少なくとも1つ備えた駆動装置18、受信/制御装置22および電源、主として充電可能な蓄電池付きの電池パック21が収容されている。胴体骨格部3における、外から到達可能で密閉可能な開口部によって、これらの構成要素の組み込み、交換および整備が可能になる。
上腕要素4および上腿要素6は、それぞれ肩関節部5ないし股関節部7を用いて、それぞれ胴体骨格部3の肩部分3bないし骨盤部分3cと連結している。
頭部8は、EPP(発泡ポリプロピレン)あるいはEPE(発泡ポリエチレン)のフライス加工、あるいは発泡成形によって人の頭部を象った部材であり、胴体骨格部3と不動に連結している。頭部表面には、頭部8を赤外線カメラシステムで表示可能にするために、通電加熱可能なマット(抵抗加熱マット)を取り付けておくことができる。頭部外側は例えば肌色の天然ゴムあるいはシリコーンが被覆ないし塗布されている。上腕要素4には肘関節部9を介して前腕部11が、上腿要素6には膝関節部10を介して下腿部12が取り付けられており、その際、前腕部11および下腿部12には骨格部分は含まれない。肩部分3bおよび中央支柱3aの大部分を覆う胴体部13は人の胸郭を象った部材であり、EPP、EPEないしPU(ポリウレタン)発泡体から交差リブ構造形式で形成され、フライス加工ないし切削加工された成型品、あるいはPVCから成る膨張式の部材、あるいは発泡成形部材である。胴体部13は、ダミー物体1の自動車との意図しない衝突が起こった場合の損傷に対して胴体骨格部3を保護する。上腕要素4は上腕部4aで、上腿要素6は上腿部6aで覆われている。上腕部4a、前腕部11、上腿部6aおよび下腿部12は、相応の人の身体部分を模擬する、僅かに錐状に形成された部材であり、膨張式の主としてPVCから成る中空体、あるいはEPPないしEPEで形成され、フライス加工ないし切削加工によって相応の形状に作られた部材である。前腕部11の自由端部には、赤外線カメラシステムを用いて「手の部分」の表示を可能にするために、通電加熱可能なマット(抵抗加熱マット)を取り付けておくことができる。下腿部12は主として下腿部12の構成要素である足部分14と不動に連結されている。関節部5、7、9および10は主として整備不要の衝撃に強い、プラスチック、例えばポリアミド(PA)ないしポリオキシメチレン(POM)製の滑り・ラジアル軸受けである。
頭部8には例えばガラス繊維積層材ないしアラミド強化プラスチックから成る棒部材15を差し込んでおくことができ、これは胴体骨格部3と不動に連結されている。棒部材15には、主としてアラミド繊維、PP繊維ないしPE繊維製のロープ16が接続しており、これは棒部材15と共に、後から説明するように、モーションシステムにおけるダミー物体1の結合要素となる。ここには示されないが、ダミー物体1は好ましくは重量の少ない織物製の防水被覆で覆われている。該被覆は、複数の要素、主としてズボンと上着、あるいはつなぎ服に相応する上下一体式で形成され、靴を模した物を取り付けておくことができる。
ダミー物体1が実行できる動作は、人の少なくとも脚の動作、好ましくは腕の動作も模擬する動作である。脚部および腕部の動作は、ダミー物体1がダミー物体の視線方向(図7を参照)に不動点に対して相対的に動く速度である、相対速度Vrelに応じて制御される。相対速度Vrelの決定ないし算定は、ダミー物体1が導入される、例えば移動システム、超音波ないし赤外線測定システム、レーザ三角測量システム、差動型GPS、光バリアシステム、キャスタあるいは速度計などを備えた総合システム(モーションシステム)の中で行われる。動作過程の開始時、ダミー物体1は図3に示すように、両脚部を真っ直ぐ平行に揃えて直立しており、相対速度は0m/sである。相対速度Vrelの増加直後に、ダミー物体1は右脚部ないし左脚部を動かすことによって動作を開始し、脚部とは逆の動きで好ましくは腕部の動作も実行される。動作過程に対する標準的な入力変数は、ダミーグループ(子供、成人、高齢者)に応じて変更される相対速度Vrelのみであることが好ましい。図4は歩行時、図5は駆足時、図6は非常に速い駆足ないし疾走時のダミー物体1を示しており、その際、図3から6においてはダミー物体1の個々の構成要素は示されていない。
動作パターンをできる限り現実に忠実に模擬するために、ダミーの分類、すなわち各ダミー物体1が例えば3歳ないし6歳の子供、成人あるいは高齢者のどれを表すのかが追加として考慮される。各ダミー物体のグループは動作パターンにおいて別の動作過程を有する。相応するプログラムが動作過程に応じて駆動装置および動作機構の構成要素を制御する。
図7はダミー物体1の側面図であり、動作パターン(歩行、駆足、疾走)に応じて大きさの異なる角度(α、α′、α、α′、β、β′、βおよびβ′)を示している。「α」で示した角度は脚角度−上腿要素6と(中央支柱3aの)垂線の間の角度−、「β」で示した角度は膝角度−上腿要素6と下腿12を通る中心線の間の角度−である。角度α、α′、βおよびβ′は、脚の動作の各反転ポイントに位置するそれぞれの制限角度である。図7では例としてダミー物体1は制限角度を伴う動作状態にある。相対速度Vrelの増加あるいは減少に応じて、人体の動作と同様に、脚制限角度α、α′、ならびに該角度に従属する膝制限角度β、β′、歩行率および歩幅が変化する。同様の認識が、図7に描かれている、腕制限角度γ、γ′ならびに肘制限角度δ、δ′にも当てはまる。角度γ、γ′は上腕要素4と(中央支柱3aの)垂線の間、角度δ、δ′は上腕要素4と前腕部11を通る中心線の間で確定される。角度γ、γ′、δおよびδ′は動作の間にその都度変化する角度である。
図8および9は、「成人」として分類されたダミー物体1の動作特性を表すグラフを示す。図8は脚制限角度αおよびα′、図9は膝制限角度βおよびβ′を、それぞれ相対速度Vrelに従って示している。該動作過程は、接地しようとする足と地面との間隔を最大5cmに維持して、相対運動が発生しないように制御される。
図10のグラフは、例として、歩行時の「成人」として分類されたダミー物体1の3歩分の連続歩行動作中の脚角度αα′および膝角度β、β′の変化を示している。脚角度αα′は1歩進む間に1度、両方の脚制限角度αおよびα′の間で変化する。膝角度β、β′は1歩進む間に2度、それぞれ約180°の膝制限角度βから2つの大きさの異なる膝制限角度β′までの間で変化し、その際、第1の膝制限角度β′は立脚相において約160°、第2の角度は遊脚相において約135°である。
ダミー物体1の腕部および脚部を動かすための動作機構を実現する可能性は多数ある。可能な変形形態の1つにおいては、各関節部5、7、9および10が専用のサーボ駆動装置(サーボ制御装置付きのサーボモータ)によって個別に動かされる。脚角度「α」および膝角度「β」ならびに腕角度「γ」および肘角度「δ」は互いに独立して電気制御可能である。組み込まれたサーボ駆動装置およびこれと共同で作用する構成要素は、できる限り重量の少ないものとする。その他の、ここには示していない発明の変化形態に従って、ダミー物体1に、同様に関節部を用いて腕部ないし脚部と連結している独立した手部分と足部分が存在する場合は、これらも別々のサーボ駆動装置を用いて、他のサーボ駆動装置から独立して動かされ得る。したがってこの実施形態は動作過程の選択ないしプログラミングに関して非常に順応性がある。
さらに他の動作機構の変形形態では、肩関節部5および股関節部7が別々のサーボ駆動装置を用いて動かされる、あるいは制御される。前腕部11および/あるいは下腿部12の動作は、それぞれ動作中に生じる脚角度あるいは腕角度に応じた動作機構によって実行され得る。その際、膝関節部10あるいは肘関節部9をサーボ駆動装置によって制御することも考慮しておくことができる。図11、12aから12cおよび図13aから13fは、膝角度β、β′を脚角度αα′に応じて制御する機構の作動方法と形態を図示している。各機構の中心構成要素は、例えば中央支柱3aと不動に連結している2つの支持要素3dに不動かつ回転不能に配置されている、2つの連結リンク部品17である。連結リンク部品17は例えばフライス加工されたアルミニウムないしプラスチック部材で、図面では略図としてのみ示されている2つのリンクガイドレール17a、17bを有している。考慮された各動作形態(歩行、駆足、疾走)および各ダミーグループ(3歳の子供、6歳の子供、成人、高齢者)に対して、特別に形成されたリンクガイドレール17a、17bを備えた連結リンク部品17を用いる必要があることから、連結リンク部品17は胴体骨格部3において交換可能に取り付けられる。膝関節部10には例えばアルミニウムあるいはプラスチック部材である、特にダミー物体1の視線方向に延びる関節用ブラケット28が取り付けられている。関節用ブラケット28の一方の先端は、例えば金属材料ないしプラスチック製のロープ、ボーデンケーブルあるいは棒部材である回転不能な剛性接続要素29の一方の先端と不動に接続されている。関節用ブラケット28のもう一方の先端は、例えばプラスチックコードないしゴムコードないしバネという第2の曲がりやすい弾性接続要素30と接続されている。弾性接続要素30の第2の先端は、ここに示した形態においては、骨盤部分3cに取り付けられており、接続要素29の第2の先端は連結リンク部品17と動作接続している。これに加えて、接続要素29の先端には、金属部材ないしプラスチック部材である滑り要素31が配置されており、これは、以下に説明するように、リンクガイドレール17aおよび17b上を滑走する。接続要素29はさらに、脚部の動作に関係なく上腿要素6に対して常に平行に並んでいるように配置されている。図11および図13aから13fにおいて略図としてのみ示した下腿部12が、上腿要素6に対して相対的に動く動作の発端は、股関節部7の回転である。2つのリンクガイドレール17a、17bによって、上述の大きさの異なる膝制限角度β、β′を伴う動作が実行され得る。滑り要素31は、上腿部6aが進行方向前方に動くと、リンクガイドレール17aに沿って矢印の方向(図12aから図12e)に移動する。上腿部6aが進行方向と逆向きに動けば、リンクガイドレール17bを滑り要素31が滑走する。リンクガイドレール17aおよび17bはそれぞれの大きさおよび望みの角度変化に応じて設計され、その際リンクガイドレール17aは全体としてリンクガイドレール17bより大きく湾曲している。
図13aから13fにおいては、一歩進む間の「持ち上げる」脚部の位置の経時的変化が示されている。リンクガイドレール17aおよび17bを介して強制制御される接続要素29によって、一歩進む間の実際の脚の動作過程に応じて膝角度β、β′が変化するように、関節用ブラケット28、したがって膝関節部10が動かされる。図13aは持ち上げる前の脚部の最も後方の位置、図13bおよび13cは持ち上げる途中の位置、図13dは「接地」直前の位置を示す。この間、滑り要素31はリンクガイドレール17aに沿って動く。図13eは「接地」の際の最も前方に出た状態の脚部の位置に相当する。滑り要素31は「反転ポイント」に位置する。図13fでは脚部は再び後方に動き、滑り要素31はリンクガイドレール17bに沿った動きを開始したところである。
図12aから12cでは、旋回可能に配置されたバネ式のフラップ34を用いて滑り要素31をリンクガイドレール17aからリンクガイドレール17bに導く可能性が示唆されている。
動作機構の別の変形形態は図14に図示される。胴体骨格部3の中央支柱3aにおいて、腕部および脚部の動作に対する非同期駆動方式の、主として炭素繊維複合樹脂製の軸19、20を駆動するモータを有する駆動装置18′が組み込まれており、これはアングル歯車32、33を介して肩関節部5および股関節部7の相応の回転運動を発生させる。駆動装置18′の電源供給に対しては、胴体骨格部3の中央支柱3aに電池パック21が配置されている。受信/制御装置22は無線で相対速度Vrelあるいはこれに対応する信号を受信することができ、この信号を処理して、駆動装置18′に対する制御変数を提供する。
ダミー物体1のモーションシステムへの結合は骨格部2と不動に接続した棒部材15およびアラミド繊維、PP繊維ないしPE繊維製の追加のロープ16を介して実行され得る。ダミー物体1は支持枠に置かれたレールシステム、地面に配置された走行台ないし台車ないし自動車の走行方向横に配置されたレールないしロープ牽引システムに結合され得る。棒部材および/あるいはロープおよび他の要素との結合は視覚的にできる限り目立たないものとし、したがって、断面積が小さく、レーダによって把握されない材料で形成したものとする。モーションシステムに対してダミー物体1を補強して安定させる追加のロープ16によって、ダミー物体1の例えば風といった外的影響による結合箇所に対する揺れを十分に防止することができる。
モーションシステムは総合システムの一部であり、ダミー物体の再現可能な被制御動作を可能にする。
図15はダミー物体1を上から動かすレールシステムを図示している。ダミー物体1の結合要素、棒部材15およびロープ16は、例えば歯付ベルトを介して駆動モータに連結されている高架移動滑車23に不動に接続されており、これによって、ダミー物体1の所定の動作および所定の駆動速度、したがって相対速度Vrelが調整され得る。それぞれの駆動速度は駆動モータによって無線でダミー物体1にある受信/制御装置22に伝送される。
図16および16aにおいて図示されたモーションシステムの変形形態では、支持ロープ24および牽引ロープ25を備えたロープシステムが考慮されている。ダミー物体1の胴体部13はローラ24aを用いて滑り進行するように支持ロープ24に吊されており、牽引ロープ25が胴体部13に固定されて、2つのローラ26を介して方向転換されて導かれている。ローラ26の一方に、牽引ロープ25に対する駆動装置が備わっている。相対速度Vrelを胴体部13内で支持ロープ24に接する牽引ローラ24bを介して直接算定すること、もしくは駆動モータの駆動速度を無線で受信/制御装置22に伝送することが可能である。
その他の図17に示したモーションシステムの変形形態においては、台車27、走行ロボットないし走行台が考慮されている。台車27は遠隔操作が可能であるか、あるいはロープないし歯付ベルト駆動装置と接続しておくことができる。台車27の駆動ローラを介して相対速度Vrelは直接、有線接続もされて、脚部および腕部を動かすためにダミー物体1の動作機構に伝送することができ、この場合は受信装置が不要である。この代わりとして、台車27に専用の駆動装置を備えておくことが可能である。
発明に従ったダミー物体1を既存のモーションシステムにおいてできる限り弾力的に使用可能にするために、ダミー物体1に伝送されるデータ用の送信所が考慮されている。したがって、相対速度Vrelに比例する相応のデータを無線もしくは無線LANで伝達するために、例えば、駆動システムの回転数を利用することができる。さらに、ダミー物体の胴体部13内に配置された、例えば超音波、レーザ、赤外線ないしレーダ方式の距離計を、ダミー物体1と比較的隔たった対象物との距離を測定するために使用することができる。この測定から相対速度Vrelを算出することができ、これもまた同様にダミー物体1の内的動作を制御する。さらに(応答機ないし差動型GPSを用いた)位置検知システムを介して速度を無線ないし無線LANでダミー物体1に伝送することが可能である。
発明に従って実現されたダミー物体は自転車走行ダミーとしても使用され得る。このためには、発明に従って相応に動作するダミーが自転車のフレームと不動に連結される。その際自転車フレームに配置された駆動モータがペダルを介して脚部を動かすことができ、腕部、胴体部および頭部は動かされない。
1 ダミー物体
2 骨格部
3 胴体骨格部
3a 中央支柱
3′a 首部分
3b 肩部分
3c 骨盤部分
3d 支持要素
4 上腕要素
4a 上腕部
5 肩関節部
6 上腿要素
6a 上腿部
7 股関節部
8 頭部
9 肘関節部
10 膝関節部
11 前腕部
12 下腿部
13 胴体部
14 足部分
15 棒部材
16 ロープ
17 連結リンク部品
17a リンクガイドレール
17b リンクガイドレール
18 駆動装置
18′ 駆動装置
19 軸
20 軸
21 電池パック
21′ 電池パック
22 受信/制御装置
23 高架移動滑車
24 支持ロープ
24a ローラ
24b 牽引ローラ
25 牽引ロープ
26 ローラ
27 台車
28 関節用ブラケット
29 接続要素
30 接続要素
31 滑り要素
32 アングル歯車
33 アングル歯車
34 フラップ
α 制限角度
α′ 制限角度
α 脚角度
α′ 脚角度
β 制限角度
β′ 制限角度
β 膝角度
β′ 膝角度
γ 腕角度
γ′ 腕角度
δ 肘角度
δ′ 肘角度
rel 相対速度

Claims (27)

  1. 自動車両における運転者支援システムの機能試験を目的として、頭部、骨格部、可動式の腕部、および、可動式の脚部を備えた3次元のダミー物体であって、
    前記骨格部は、空所を備えた胴体骨格部を有し、
    前記腕部および前記脚部が、前記胴体骨格部と関節式に結合されており、
    両方の前記脚部は、それぞれ上腿部、および、これと関節式に結合している下腿部を1つずつ有し、
    前記胴体骨格部には、駆動装置および受信/制御装置が組み込まれており、
    前記受信/制御装置は、動かされた前記ダミー物体の相対速度(Vrel)に対応する信号を入力変数として受け取り、それにより、組み込まれた動作機構を用いて、前記ダミー物体の相対速度(Vrel)に応じて、前記上腿部および前記下腿部の動作パターンを変更できる、
    ことを特徴とするダミー物体。
  2. 前記胴体骨格部には、前記頭部を支持する中央支柱が1本、肩部分が2つ、および、骨盤部分が2つ含まれる、
    請求項1に記載のダミー物体。
  3. 脚の前記動作パターンには、前記上腿部と前記胴体骨格部の中央支柱との間の脚角度(α、α′)、および、前記上腿部と前記下腿部との間の膝角度(β、β′)の変更が含まれる、
    請求項1または2に記載のダミー物体。
  4. 両方の前記腕部は、それぞれ前記上腕部、および、これと関節式に結合している前記前腕部を1つずつ有し、
    前記上腕部および前記前腕部は、前記組み込まれた動作機構を用いて、前記ダミー物体の相対速度(Vrel)に応じて変更可能な動作パターンに従って動かすことができる、
    請求項1に記載のダミー物体。
  5. 腕部の前記動作パターンには、前記上腕部と前記胴体骨格部の中央支柱との間の腕角度(γ、γ′)、および、前記上腕部と前記前腕部との間の肘角度(δ、δ′)の変更が含まれる、
    請求項2または4に記載のダミー物体。
  6. 前記腕部は、前記脚部とは逆の動きで動かすことができる、
    請求項1乃至5のいずれか1つに記載のダミー物体。
  7. 各前記腕部は、他の骨格部分として上腕要素を各1つ備えている、
    請求項1乃至6のいずれか1つに記載のダミー物体。
  8. 各前記上腿部は、他の骨格部分として上腿要素各1つを備えている、
    請求項1乃至6のいずれか1つに記載のダミー物体。
  9. 中央支柱には、電池パックが組み込まれている、
    請求項1乃至6のいずれか1つに記載のダミー物体。
  10. 前記頭部、両方の前記腕部、及び/又は、両方の前記脚部、及び/又は、胴体部の少なくとも一部が、EPPあるいはEPE製の成型品である、
    請求項1乃至9のいずれか1つに記載のダミー物体。
  11. 両方の前記腕部、及び/又は、両方の前記脚部、及び/又は、胴体部の少なくとも一部が、膨張式のプラスチック中空体である、
    請求項1乃至9のいずれか1つに記載のダミー物体。
  12. 前記胴体骨格部は、一体的に形成されている、
    請求項1乃至11のいずれか1つに記載のダミー物体。
  13. 前記骨格部分は、CFRP製である、
    請求項1乃至12のいずれか1つに記載のダミー物体。
  14. 前記中央支柱は、前記頭部から上に突出し、モーションシステムに対する結合要素となる棒部材と不動に連結している、
    請求項2に記載のダミー物体。
  15. 前記中央支柱は、前記モーションシステムに対する追加的結合要素となる、特にアラミド繊維、PP繊維、または、PE繊維製の、ロープと不動に連結している、
    請求項14に記載のダミー物体。
  16. 前記動作機構に、少なくとも関節部の一部に配置されたサーボ駆動装置が含まれる、
    請求項1乃至4のいずれか1つに記載のダミー物体。
  17. 前記前腕部は、前記上腕部と機械式に動作接続されている、
    請求項1乃至4のいずれか1つ、または、請求項16に記載のダミー物体。
  18. 前記下腿部は、前記上腿部と機械式に動作接続されている、
    請求項1乃至4のいずれか1つ、または、請求項16に記載のダミー物体。
  19. 連結機構には、前記胴体骨格部と不動に連結した連結リンク部品、膝関節部と不動に結合した関節用ブラケット、前記関節用ブラケットと連結リンク部品との間の剛性連結要素、または、前記関節用ブラケットと胴体骨格部との間の弾性連結要素、が含まれている、
    請求項17または18に記載のダミー物体。
  20. 前記剛性連結要素には、前記連結リンク部品と動作接続している滑り要素が備わっている、
    請求項19に記載のダミー物体。
  21. 前記連結リンク部品には、滑り要素に対するリンクガイドレールが少なくとも1つ備わっている、
    請求項19または20に記載のダミー物体。
  22. 前記連結リンク部品には、相互に移行し合う、形状の異なる前記リンクガイドレールが2つ備わっている、
    請求項21に記載のダミー物体。
  23. 前記動作機構には、アングル歯車を用いて肩関節部および股関節部を回転させる2本の軸を駆動する、非同期駆動方式のモータを備えた駆動装置が含まれている、
    請求項1乃至4のいずれか1つに記載のダミー物体。
  24. 中央支柱は、前記頭部から上に突出する棒部材と不動に接続されて、上方に配置されたレールシステムに対する結合が成立し、歯付ベルト駆動装置などを介して動かされる、
    請求項1乃至23のいずれか1つに記載のダミー物体。
  25. 中央支柱は、中央部の横側で棒部材と不動に接続されて、横側に配置されたレールシステムとの結合が成立し、歯付ベルト駆動装置などを介して動かされる、
    請求項1乃至23のいずれか1つに記載のダミー物体。
  26. 中央支柱は、ローラを介して移動するように支持ロープに吊されており、牽引ロープないし歯付ベルト駆動装置を介して動かされる、
    請求項1乃至23のいずれか1つに記載のダミー物体。
  27. 中央支柱は、下方で棒部材と不動に連結しており、下方に配置されたモーションシステム、走行台などに対する結合が成立し、これによって動かされる、
    請求項1乃至23のいずれか1つに記載のダミー物体。
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