JP2008039686A - 衝突試験装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】衝突被害軽減装置の作動を検証することが可能な衝突試験装置を提供する。
【解決手段】2組のレーザセンサ21、22とレーザー反射板31、32とにより試験車1の通過を検出し、その間を通過するのに要した時間tnと、その間の距離D2とから走行速度Vnを算出する。その走行速度Vnと、レーザーセンサ22とレール71との間の距離D1とから、試験車1がレール71の位置まで到達してダミー人形100と衝突する衝突時間Tiを演算する。また、ダミー人形100の移動速度Vtと衝突予定位置D3とから、ダミー人形100が初期位置から衝突予定位置D3まで移動するのに要するダミー人形所要時間を算出する。そして、衝突時間Tiよりもダミー人形所要時間だけ前からダミー人形100の移動を開始する。これにより走行速度Vnを変化させても衝突予定位置D3で試験車1とダミー人形100とを衝突させることが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】2組のレーザセンサ21、22とレーザー反射板31、32とにより試験車1の通過を検出し、その間を通過するのに要した時間tnと、その間の距離D2とから走行速度Vnを算出する。その走行速度Vnと、レーザーセンサ22とレール71との間の距離D1とから、試験車1がレール71の位置まで到達してダミー人形100と衝突する衝突時間Tiを演算する。また、ダミー人形100の移動速度Vtと衝突予定位置D3とから、ダミー人形100が初期位置から衝突予定位置D3まで移動するのに要するダミー人形所要時間を算出する。そして、衝突時間Tiよりもダミー人形所要時間だけ前からダミー人形100の移動を開始する。これにより走行速度Vnを変化させても衝突予定位置D3で試験車1とダミー人形100とを衝突させることが可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、試験車に搭載された衝突被害軽減装置の作動を検証するために、走行中の試験車と歩行者などを模した被衝突物とを衝突させ、あるいは、被衝突物を走行中の試験車に衝突するように移動させる衝突試験装置に関する。
ミリ波レーダ等を用いて前方の障害物を検出し、その障害物との距離に応じて自動で車両の走行状態を制御して、自車両がその障害物に衝突した時の被害を軽減させ、望ましくは、その衝突を回避させる衝突被害軽減装置が知られている。
車両に搭載されている衝突被害軽減装置の作動を検証するためには、その装置が搭載された車両を走行させ、歩行者などを模した被衝突物を車両に衝突させ、あるいは、被衝突物を車両に衝突するように移動させる必要がある。
車両と歩行者を模した被衝突物とを衝突させる装置としては、たとえば、特許文献1に記載の装置がある。この特許文献1に記載の装置は、ダミー人形などの被衝突物との模擬衝突事故を体験するための装置であり、ダミー人形を被衝突物移動装置によって遠隔的に移動させることができるようになっている。この被衝突物移動装置により、ダミー人形を走行中の車両の前方を飛び出させることができるので、衝突事故を模擬することができる。
特開2005−202141号公報
衝突被害軽減装置を搭載した試験車を走行させつつ、特許文献1に記載されている被衝突物移動装置を用いて被衝突物を試験車の前に遠隔的に移動させれば、一応、衝突被害軽減装置の作動を検証することが可能となるが、衝突被害軽減装置の作動をより詳しく検証するためには、試験車の走行速度、試験車において被衝突物が衝突する衝突部位を種々変化させて何度も衝突試験を行う必要がある。
ところが、特許文献1の装置は、ダミー人形の移動開始タイミングおよび移動速度が決まっており、ダミー人形と車両とを衝突させるためには、運転者は、たとえば時速40km/hなどの所定の速度で車両を走行させる必要があり、また、車両において被衝突物が衝突する衝突部位を制御することもできない。そのため、特許文献1の装置では、車両に搭載されている衝突被害軽減装置の作動を詳しく検証することができない。
また、仮に、試験車の走行速度を種々変更して衝突試験を行うことができるようになっていたとしても、ダミー人形やそれを移動させる被衝突物移動装置などに試験車から加えられる衝撃が大きいと、それらダミー人形や被衝突物移動装置の損傷が大きくなってしまい、何度も繰り返して衝突試験を行うことが困難になる。
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、本発明の目的は、より詳細に衝突被害軽減装置の作動を検証することが可能な衝突試験装置を提供し、さらには、試験車との衝突による損傷も少ない衝突試験装置を提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、衝突被害軽減装置の作動を検証するために、前記衝突被害軽減装置を搭載した試験車を走行させつつ、被衝突物を所定の衝突予定位置において前記試験車と衝突するように移動させる衝突試験装置であって、前記試験車の走行速度を決定する走行速度決定手段と、前記被衝突物を所定の移動経路に沿って移動させる移動装置と、前記走行速度決定手段によって決定された走行速度と、その走行速度が検出されたときの試験車の前記衝突予定位置までの距離とから、試験車が前記衝突予定位置に到達する時点である試験車到達時点を決定する試験車到達時点決定手段と、前記移動装置によって前記被衝突物が移動させられる移動速度と、前記被衝突物の初期位置から前記衝突予定位置までの移動距離とから、被衝突物が前記衝突予定位置まで移動するのに要する被衝突物所要時間を算出する所要時間算出手段と、前記移動装置を制御して、前記試験車到達時点決定手段によって決定された試験車到達時点よりも、前記所要時間算出手段によって算出された被衝突物所要時間だけ前の時点から、前記被衝突物の移動を開始させる移動制御手段とを含むことを特徴とする。
このようにすれば、走行速度決定手段により試験車の走行速度が決定されて、試験車到達時間決定手段では、その決定された走行速度と試験車の衝突予定位置までの距離とから試験車が衝突予定位置に到達する試験車到達時間が決定される。また、被衝突物が衝突予定位置まで移動するのに要する被衝突物所要時間が、移動装置によって被衝突物が移動させられる移動速度と被衝突物の移動距離とから算出される。そして、移動制御手段では、試験車到達時間よりも被衝突物所要時間だけ前の時点から被衝突物の移動が開始される。従って、被衝突物も試験車到達時点に衝突予定位置に到達することになる。
このように請求項1記載の発明では、走行中に試験車の走行速度を決定して、その決定した走行速度に基づいて被衝突物の移動を開始する時点を決定しているので、試験車の走行速度を変化させても、所定の衝突予定位置で試験車と被衝突物とを衝突させることが可能となる。従って、試験車に搭載されている衝突被害軽減装置の作動をより詳細に検証することが可能となる。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の衝突試験装置において、前記走行速度決定手段が、前記試験車が走行路上の所定の第1地点を通過したことを検出する第1通過検出手段と、前記試験車が走行路上において前記第1地点と前記衝突予定位置との間に設定された第2地点を通過したことを検出する第2通過検出手段と、前記第1通過検出手段によって前記試験車が第1地点を通過したことが検出されてから、前記第2通過検出手段によって前記試験車が第2地点を通過したことが検出されるまでの時間差と、前記第1地点から第2地点までの距離とに基づいて、前記走行速度を算出する速度算出手段とから構成されていることを特徴とする。
このように、試験車が第1地点に到達したことおよび第2地点に到達したことを検出して、第1地点に到達してから第2地点に到達するまでの時間差に基づいて試験車の速度を決定するようにすれば、試験車の速度を精度よく決定することができる。従って、試験車が衝突予定位置に到達する時点をより精度よく決定することができるようになるので、より確実に、試験車と被衝突物とを衝突予定位置で衝突させることが可能となる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の衝突試験装置において、前記被衝突物が、試験車が衝突してくる側とは反対側へ回転可能な回転機構を介して前記移動装置に連結されていることを特徴とする。
このようにすれば、試験車が被衝突物に衝突した場合には、回転機構により、被衝突物は試験車の衝突してくる側とは反対側に回転する。すなわち、試験車から被衝突物に加えられるエネルギーの一部が被衝突物を回転させるエネルギーとして消費される。従って、被衝突物やそれに連結されている回転機構、移動装置が、試験車と被衝突物との衝突によって損傷する程度が小さくなる。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の衝突試験装置において、前記回転機構は、前記移動装置に固定された基体と、前記移動経路に対して平行に前記基体に固定され、その基体に対して回転可能な第1回転軸が一方の端に形成された連結部材と、前記被衝突物に固定され、前記第1回転軸と平行に配置されている第2回転軸とを備え、前記連結部材の他端が前記第2回転軸を着脱可能に保持する保持部となっており、前記被衝突物に、前記第2回転軸の外周方向に所定値以上の力が生じると、前記第2回転軸が前記連結部材の保持部から外れるようになっていることを特徴とする。
このようにすれば、試験車から被衝突物に大きな力が加えられ、被衝突物に第2回転軸の外周方向に所定値以上の力が生じると、被衝突物に固定されている第2回転軸は連結部材の保持部から外れるので、連結部材、移動装置の損傷を小さくすることができる。
請求項5記載の発明は、請求項3または4に記載の衝突試験装置において、前記回転機構を前記試験車が衝突してくる方向とは反対側に回転駆動させる回転駆動装置と、前記試験車到達時点決定手段によって決定された試験車到達時点よりも、予め設定された回避必要時間だけ前の時点から前記回転駆動装置を駆動させる回転制御手段とを、さらに含むことを特徴とする。
このように、試験車到達時点よりも回避時間だけ前から回転駆動装置を駆動させれば、その回転駆動装置によって駆動させられる被衝突物と試験車との衝突の程度が軽減されるので、被衝突物の損傷の程度が軽減する。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る衝突試験装置の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態の衝突試験装置10の全体構成を示す概略図である。なお、同図は、衝突試験装置10を平面図で表している。同図に示すように、衝突試験装置10は、レーザーセンサ21、22、レーザー反射板31、32、電源40、ダミー人形制御部50及びこれらと接続される制御装置60から構成される。なお、試験車1は、ミリ波レーダを発信して歩行者などの被衝突物を検出し、被衝突物を検出したときにはドライバーに警告をするとともに、自動でブレーキがかかるようになっている。
以下、本発明に係る衝突試験装置の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態の衝突試験装置10の全体構成を示す概略図である。なお、同図は、衝突試験装置10を平面図で表している。同図に示すように、衝突試験装置10は、レーザーセンサ21、22、レーザー反射板31、32、電源40、ダミー人形制御部50及びこれらと接続される制御装置60から構成される。なお、試験車1は、ミリ波レーダを発信して歩行者などの被衝突物を検出し、被衝突物を検出したときにはドライバーに警告をするとともに、自動でブレーキがかかるようになっている。
レーザーセンサ21、22は、制御装置60の指示に基づいて、試験車1の走行中にレーザーを出力し、その出力したレーザーがレーザー反射板31、32によって反射された反射光を受光する。レーザーセンサ21およびレーザー反射板31は、試験車が走行する走行路の外側において、それらレーザーセンサ21とレーザー反射板31とを通る直線が走行路と垂直になるように配置されている。
また、レーザーセンサ22とレーザー反射板32も、試験車が走行する走行路の外側において、それらレーザーセンサ22およびレーザー反射板32を通る直線が走行路と垂直になるように配置されている。また、2つのレーザーセンサ21、22間の距離及び2つのレーザー反射板31、32間の距離は、ともに一定距離D2となっており、レーザーセンサ22およびレーザー反射板32の走行路方向における後述する衝突予定位置までの距離はD1とされている。これらレーザーセンサ22およびレーザー反射板32を通る直線によって定まる走行路上の地点が第2地点であり、他方のレーザーセンサ21およびレーザー反射板31を通る直線によって定まる走行路上の地点が第1地点である。なお、試験車が走行する道路幅D4は4,000mmとなっている。
試験車1がレーザーセンサ21とレーザー反射板31を結ぶ線上を通過すると、レーザーセンサ21は、レーザー反射板31からの反射光を受光できなくなる。したがって、制御装置60は、このことを検出することにより、試験車1がレーザーセンサ21とレーザー反射板31を結ぶ線上に到達したことを検出することができる。同様に、制御装置60は、レーザーセンサ22とレーザー反射板32を結ぶ線上に到達したことも検出することができる。これにより、制御装置60は、試験車1がレーザーセンサ21、22間を走行した時間tnを検出することができる。したがって、制御装置60は、レーザーセンサ21、22間の距離D2と、試験車1がレーザーセンサ21、22間を走行した時間tnから、試験車1の走行速度Vnを算出することができる。
制御装置60は、通常のコンピュータであり、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスライン(いずれも不図示)が備えられている。ROMには、衝突試験装置10が実行するプログラムが書き込まれており、CPUはこのプログラムに従って、試験車1の速度の演算、ダミー人形制御部50の制御などの処理を行う。なお、電源40は、制御装置60に電力を供給するものである。
図2、図3はダミー人形制御部50の構成を示す図であって、図2は、ダミー人形制御部50を試験車1の側から見た図、図3は、ダミー人形制御部50を拡大した平面図である。
図2に示すように、ダミー人形制御部50は、レールユニット70、ワイヤ80a、b、c、衝撃緩和装置90、ウインチ81、ダミー人形100、ベース支柱110を備えている。
ベース支柱110は、1対の垂直支柱112と、1本の水平支柱114と、1対の棒状滑車116とを備えている。1対の垂直支柱112は、その下部が土中に固定されており、地面に対して垂直に設けられている。地面から1対の垂直支柱112の上端までの高さは、いずれも5000mmとなっている。また、1対の垂直支柱112が固定されている位置は、その1対の垂直支柱112を通る平面が走行路と直行する位置とされており、また、1対の垂直支柱112間の距離は15000mmとなっている。
水平支柱114は直径300mmの円筒形であり、その両端がそれぞれ1対の垂直支柱112の上端部に固定され、且つ、路面に対して平行とされている。
1対の棒状滑車116は垂直支柱112に固定されている。この棒状滑車116は、軸心が走行路の長手方向に平行となるように配置された長さ4000mmの回転棒を備えており、その回転棒の長手方向の両端には、ワイヤ80bまたは80cが巻き掛けられる溝が形成されている。
レールユニット70は、レール71と、図示しないベルトと、モータ72と、移動装置である移動ユニット73とを備えている。レール71は、走行路に対して直角に、且つ、地面からの高さが3000mmとなるように配置されており、3本のワイヤ80aによって水平支柱114から吊り下げられている。これら3本のワイヤ80aは、それぞれ、一端がレール71の両端または長手方向の中央に固定され、他方の端が水平支柱114に固定されている。
また、レール71の一方の端には、2本のワイヤ80bの一端も固定されている。この2本のワイヤ80bは、レール71に固定されている端部から略水平方向に延びて、棒状滑車116の両端に形成された一対の溝に巻き掛けられている。この2本のワイヤ80bの他方の端は、一方の垂直支柱112の下部に固定されている。
さらに、レール71の他方の端にも、2本のワイヤ80cの一端が固定されている。この2本のワイヤ80cも、レール71に固定されている端部から略水平方向に延びて、ワイヤ80bが巻き掛けられている側とは反対側の棒状滑車116の両端に形成された一対の溝に巻き掛けられている。この2本のワイヤ80cの他方の端は、垂直支柱112の下部に固定されているウインチ81に固定されている。このウインチ81を駆動させることにより、ワイヤ80b、80cの張力を調整することができる。
移動ユニット73は、モータ72の駆動力がベルトを介して伝達されることにより、レール71に沿って走行路の幅方向両側に移動する。なお、モータ72は、制御装置60によって制御される。
衝撃緩和装置90は、上記移動ユニット73の下面に固定されており、また、ダミー人形100は衝撃緩和装置90に固定されている。従って、衝撃緩和装置90およびダミー人形100は、移動ユニット73と一体的に移動する。
図4は、衝撃緩和装置90及び衝撃緩和装置90に取り付けられたダミー人形100の拡大図である。同図に示すように、衝撃緩和装置90は、基体91、第1シャフト92、第2シャフト93、第1乃至第3ストッパ94、95、96を備えている。なお、この衝撃緩和装置90は、以下に詳述するように、ダミー人形100を試験車1が衝突してくる側とは反対側へ回転させる回転機構になっている。
基体91は、移動ユニット73の下面に固定されている。第1シャフト92は、連結部材に相当するものであり、基体91側の端に第1回転軸97が形成されている。この第1回転軸97は基体91に形成されている嵌合筒部91aに摺動可能に嵌合されている。この構成により、第1シャフト92は、第1回転軸97を回転軸心として基体91に対して回転可能となっている。なお、この第1回転軸97は、レール71と平行(すなわち試験車1が衝突してくる方向と垂直)となるように基体91に取り付けられている。
第1シャフト92の他方の端には、嵌合凹部98aを有する切り欠き筒部98が形成されている。この切り欠き筒部98は保持部として機能しており、第2シャフト93の第1シャフト92側の端には第2回転軸99が形成されており、この第2回転軸99は、第1シャフト92の切り欠き筒部98の嵌合凹部98aと嵌合することにより、切り欠き筒部98に保持されている。これにより、第2シャフト93は第1シャフト92に対して第2回転軸99を回転軸心として回転可能に連結される。また、この第2回転軸99は第1回転軸97と平行に配置されている。
上記第2シャフト93は、第2回転軸99がダミー人形100の頭部付近に位置する状態でそのダミー人形100に固定されている。従って、ダミー人形100は第2シャフト93とともに第1シャフト92に対して切り欠き筒部98を中心として回転可能となっている。なお、第2シャフト93は、切り欠き筒部98の切り欠き角度範囲(開口角度範囲)θを回転することができるが、それ以上回転は、切り欠き筒部98の端面に当接してしまい、回転することができない。加えて、それ以上回転しようとすると、てこの原理により、第2回転軸99にその外周方向に大きな力が加わることになり、第2回転軸99は嵌合凹部98aから外れることになる。
第1ストッパ94は、第1シャフト92が鉛直方向となったときにその第1シャフト92に当接するように基体91に固定されており、第1シャフト92は第1ストッパ94に当接させられることよって、それ以上、第1ストッパ94側への回転することが阻止される。
第2ストッパ95は柱状部材であり、その軸方向の一方の端は基体91に形成された収容穴に収容されている。また、その収容穴にはバネも収容されており、そのバネを介して第2ストッパ95は基体91に固定されている。また、バネを介して基体91に固定されているので、第2ストッパ95の基体91からの突き出し長さは可変となっている。
この第2ストッパ95が基体91に固定されている位置は、第1シャフト92が鉛直方向となったときに、第1ストッパ94と対向するようにして第1シャフト92に当接する位置とされている。従って、第1シャフト92は、鉛直方向となったときに、第1ストッパ94と第2ストッパ95とによって試験車進行方向両側への回転が阻止されるので、その位置が安定する。そのため、第2シャフト93を介して第1シャフト92に連結されているダミー人形100のふらつきも防止される。
ただし、第2ストッパ95の第1シャフト92が当接させられる面は、先端に向かうほど第1ストッパ94から離隔する傾斜面となっており、この傾斜面に第1シャフト92から力が加えられると、第2ストッパ95にその軸方向の基体91側の力が働くので、第2ストッパ95はバネの付勢力に抗して基体91に形成されている収容穴へ収容される方向に移動させられる。それによって、第1シャフト92は図左方向へ回転移動することが可能となる。
第3ストッパ96も基体91に固定されている。第3ストッパ96の固定位置は、第2ストッパ95を押しのけて第1シャフト92が所定角度回転したときにその第1シャフト92と当接する位置であり、第3ストッパ96と当接させられることにより第1シャフト92の回転は停止させられる。なお、ダミー人形100の表面には、試験車1から発信されるミリ波レーダに対する反射率が人間の反射率と同等になるように表面処理が施されている。一方、ダミー人形100以外の部品は、試験車1から発信されるミリ波レーダを吸収する電波吸収体に覆われている。従って、試験車1がダミー人形100以外の部品を誤って被衝突物として検出してしまうことが抑制される。
次に、制御装置60がダミー人形100の動作を制御する処理を図5のフローチャートを用いて説明する。なお、ダミー人形100の初期位置は、白線の外側の所定位置とされている。また、試験車1は搭乗したドライバーによって運転され、ドライバーは、試験車1を試験車1の幅方向中心線が走行路幅方向の中心上を通るように走行させる。そして、図5のフローチャートは、試験車1が走行を開始する時点またはその少し前に開始する。
先ず、ステップS10では、RAMから、ユーザによって設定されてRAMに記憶されている種々の設定値を読み込む。この設定値としては、ダミー人形100の移動速度Vt、走行路長手方向におけるレーザーセンサ22とレール71との間の距離D1、走行路長手方向における2つのレーザーセンサ21、22間の距離D2、およびダミー人形100と試験車1との衝突予定位置D3などがある。
上記距離D1は、たとえば、20m、30m、40m、50m、60mなどに設定される。また、距離D2は、たとえば、10m、15m、20mに設定される。また、衝突予定位置D3とは、試験車1と衝突したときのダミー人形100の走行路幅方向における位置であり、走行路幅方向の中心を0mとし、そこから一方の白線に向かう側をプラス、他方の白線に向かう側をマイナスとし、たとえば、0m、−1.0m、−0.5m、0.5m、1.0mに設定される。また、移動速度Vtは、たとえば、2、4、6、8km/hに設定される。
次に、走行速度決定手段に相当するステップS20において、レーザーセンサ21、22から連続的にレーザーを出力させつつ、試験車1の初期位置に近い側のレーザーセンサ21が反射光を受光できなくなった時点から、他方のレーザーセンサ22が反射光を受光できなくなる時点までの時間tn、および、ステップS10で読み込んだ距離D2から、試験車1の走行速度Vnを演算する。
試験車到達時点決定手段に相当する続くステップS30では、ステップS20にて演算した試験車1の走行速度Vnと、レーザーセンサ22とレール71との間の距離D1とから、試験車1がレール71の位置まで到達してダミー人形100と衝突する衝突時間(すなわち試験車到達時点)Tiを演算する。
続くステップS40は所要時間算出手段にも相当する処理であり、ステップS10で読み込んだダミー人形100の移動速度Vtと衝突予定位置D3とから、ダミー人形100が初期位置から衝突予定位置D3まで移動するのに要するダミー人形所要時間を算出する。さらに、そのダミー人形所要時間と、ステップS30にて演算した衝突時間Tiとから、ダミー人形100の移動開始時期を演算する。
続くステップS50乃至S60は移動制御手段に相当する処理である。まず、ステップS50では、ステップS40にて演算した移動開始時期からモータ43の駆動を開始させて、ステップS10にて読み込んだ移動速度Vtでダミー人形100の移動を開始させる。
ダミー人形100の移動が開始させられると、ミリ波レーダによりダミー人形100の存在が検知されるはずであるので、ドライバーは、ミリ波レーダによりダミー人形100が検出されて、前方に障害物を検出したことを示す警告が出力されたか否かや、ブレーキが自動でかけられたか否か等を検証することになる。
そして、ステップS60では、移動ユニット73およびそれに連結されているダミー人形100が衝突予定位置D3まで到達した後にモータ43を停止させる。このステップS60においてモータ43を停止させる時点とほぼ同時点において、試験車1とダミー人形100は衝突する。その衝突により、第1シャフト92は第1回転軸97を中心として回転させられ、第2シャフト93およびそれに固定されているダミー人形100は第2回転軸99を中心として回転させられる。
ただし、第1シャフト92は第3ストッパ96に衝突すると、それ以上、試験車1から離隔する方向へ回転することができない。一方、第2シャフト93およびそれに固定されているダミー人形100は第3ストッパ96によって回転が阻止されないので、さらに回転する。そして、第2シャフト93が切り欠き筒部98の端面に当たる位置まで回転し(図6参照)、さらに、同じ方向に回転しようとすると、第2回転軸99に嵌合凹部98aから外れる方向に強い力が働くので、第2回転軸99が嵌合凹部98aから外れる。そのため、試験車1との衝突によってダミー人形100に強い力が加えられたとしても、第1シャフト92や基体91などには、それほど強い力が加わらない。従って、それらの部材92、91の損傷が防止される。
以上、説明した本実施形態では、走行中に試験車1の走行速度Vnを決定して、その決定した走行速度Vnに基づいてダミー人形100の移動開始時点を決定しているので、試験車1の走行速度Vnを変化させても、所定の衝突予定位置D3で試験車1とダミー人形100とを衝突させることが可能となる。従って、試験車1に搭載されている衝突被害軽減装置の作動をより詳細に検証することが可能となる。
また、本実施形態では、試験車1がダミー人形100に衝突した場合には、衝撃緩和装置90により、ダミー人形100は試験車1の衝突してくる側とは反対側に回転する。すなわち、試験車1からダミー人形100に加えられるエネルギーの一部がダミー人形100を回転させるエネルギーとして消費される。従って、ダミー人形100やそれに連結されている衝撃緩和装置90、移動ユニット73などが、試験車1とダミー人形100との衝突によって損傷する程度が小さくなる。
特に、試験車1からダミー人形100に大きな力が加えられ、ダミー人形100に第2回転軸99の外周方向に所定値以上の力が生じると、ダミー人形100に固定されている第2回転軸99は第1シャフト92のきり欠き筒部98から外れるので、第1シャフト92、移動ユニット73などの損傷を小さくすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る衝突試験装置の第2実施形態について説明する。図7は第2実施形態の衝突試験装置200の全体構成を示す概略図である。同図に示すように、衝突試験装置200は、第1実施形態の2組のレーザーセンサ21、22およびレーザー反射板31、32に代えて、2組のテープスイッチ201、202を備えている。
次に、本発明に係る衝突試験装置の第2実施形態について説明する。図7は第2実施形態の衝突試験装置200の全体構成を示す概略図である。同図に示すように、衝突試験装置200は、第1実施形態の2組のレーザーセンサ21、22およびレーザー反射板31、32に代えて、2組のテープスイッチ201、202を備えている。
これらテープスイッチ201、202は、いずれも試験車1が走行する道路に垂直に配置されている。また、一方のテープスイッチ201は、第1実施形態においてレーザーセンサ21およびレーザー反射板31が配置されている位置に配置され、他方のテープスイッチ202は、第1実施形態においてレーザーセンサ22およびレーザー反射板32が配置されている位置に配置されている。
これらテープスイッチ201、202は制御装置205に接続されており、試験車1がテープスイッチ201、202の上を走行すると、そのことを示す信号が制御装置205に出力される。このテープスイッチ201、202からの信号は、第1実施形態におけるレーザーセンサ21、22からの出力信号の代わりに用いられて、試験車1の走行速度Vnが算出される。
第2実施形態におけるダミー人形制御部210は、回転駆動装置220をさらに備えている点において第1実施形態のダミー人形制御部50と相違するが、その他の構成は第1実施形態のダミー人形制御部50と同一である。
この回転駆動装置220は、水平支柱114と略同一線上においてその水平支柱114よりも道路から離隔した位置に設けられた電動ウインチ221を備えており、この電動ウインチ221にはワイヤ222の一端が巻き付けられている。電動ウインチ221は、制御装置205によって制御されることにより、ワイヤ222を巻き取ったり、反対にワイヤ222を巻き出したりする。
案内支柱223は、一方の端が衝撃緩和装置90の基体91に固定されており、レールユニット70に垂直に試験車1とは反対の方向に突き出している。
図8は、第2実施形態におけるダミー人形制御部210を道路側方から見た図である。基体91の上部には、第1案内滑車224が案内支柱223と同一の方向に突き出すように固定されている。また、案内支柱223の先端には、下方に突き出すように第2案内滑車225が固定されている。一端が電動ウインチ221に巻きつけられているワイヤ222は、第1案内滑車224に巻きかけられて、案内支柱223に沿ってその先端方向に向かい、第2案内滑車225に巻き掛けられている。そのワイヤ222の先端は、第2シャフト93の先端に取り付けられている。
制御装置205は、第1実施形態と同様に、通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスライン(いずれも不図示)が備えられている。ROMには、衝突試験装置200が実行するプログラムが書き込まれており、CPUはこのプログラムに従って、各種処理を実行する。具体的には、試験車1の速度の演算、ダミー人形100の移動タイミングの演算などを行う。
図9は、第2実施形態の制御装置205が実行する制御作動を示すフローチャートである。図9のステップS10乃至S40では、図5のステップS10乃至S40と同じ処理を実行する。
ステップS45では、ステップS30で算出した衝突時間Tiと、予め記憶されている回避時間とに基づいて、電動ウインチ221を駆動させてダミー人形100を試験車1の衝突方向とは反対方向に回転駆動させ始める巻上げ開始時期を演算する。なお、回避時間は、電動ウインチ221を所定の回転速度で駆動させた場合に、ダミー人形100を鉛直方向から試験車1と衝突しない角度まで回転させるのに要する時間であり、予め設定された時間である。
ステップS55では、ステップS40にて演算した移動開始時期からモータ43の駆動を開始させて、ステップS10にて読み込んだ移動速度Vtでダミー人形100の移動を開始させる。また、同時に、その移動速度Vtと同じ速度で電動ウインチ221からワイヤ222を巻き出させる。このように電動ウインチ221を制御することにより、ダミー人形100は、その姿勢が鉛直方向を保ったままレール71に沿って移動する。
ステップS65では、ステップS45で演算した巻き上げ開始時期となったか否かを判断する。この判断が否定判断である場合には、このステップS65を繰り返す。なお、その間も、レール71に沿ったダミー人形100の移動は継続する。
ステップS65が肯定判断となった場合には、ステップS75において、電動ウインチ221に、予め設定された巻取り速度での巻き取りを開始させる。このようにすることにより、ダミー人形100は試験車1と衝突する直前で試験車1とは反対方向に巻き上げられ、図8において二点鎖線で示される状態となり、試験車1との衝突が軽減または回避される。
続くステップS85では、ダミー人形100が所定の停止位置まで到達した後、ダミー人形100のレール71に沿った移動および回転方向の移動を停止させる。すなわち、移動ユニット73およびそれに連結されているダミー人形100が衝突予定位置D3まで到達した後にモータ43を停止させるとともに、電動ウインチ221が予め設定された巻取り量だけワイヤ222を巻き取った後に、その電動ウインチ221を停止させる。なお、ステップS45、S65〜S85が回転制御手段に相当する処理である。
以上、説明した第2実施形態によれば、衝突時間Tiよりも回避時間だけ前から電動ウインチ221を駆動させてワイヤ222の巻取りを開始している。そのため、ダミー人形100と試験車1との衝突の程度が軽減されるので、ダミー人形100の損傷の程度が軽減する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
たとえば、第2実施形態では1組のテープスイッチ201、202を用いて試験車1の走行速度Vnを算出していたが、テープスイッチ201、202に代えて、1組の埋め込みコイル式センサを用いてもよい。また、試験車1にGPS受信機を搭載して、互いに異なる2つの時点においてGPS受信機を用いて試験車1の位置を検出して、その検出した2つの位置から走行速度Vnを算出してもよい。また、1組のレーザーセンサ21、レーザー反射板31、または、テープスイッチ201などを試験車1の位置検出のみに用い、試験車1の走行速度Vnは、試験車1に搭載されている車速センサからの信号を制御装置60、205に無線送信して用いて、それらから衝突時間Tiを決定してもよい。また、対地速度計を試験車1に搭載し、車速センサの信号に代えてその対地速度計の信号を用いてもよい。
また、前述の実施形態では、被衝突物としてダミー人形100を用いていたが、例えば二輪車を模擬したダミー二輪車、あるいは動物を模擬したダミー動物を用いてもよい。また、被衝突物を複数にしてもよい。
1:試験車、 10:衝突試験装置、 73:移動ユニット(移動装置)、 90:衝撃緩和装置(回転機構)、 92:第1シャフト(連結部材)、 97:第1回転軸、 98:切り欠き筒部(保持部)、 99:第2回転軸、 100:ダミー人形(被衝突物)、 200:衝突試験装置、 220:回転駆動装置、 S20:走行速度決定手段、 S30:試験車到達時点決定手段、 S40:所要時間算出手段、 S50乃至S60:移動制御手段、 S45、S65乃至S85:回転制御手段
Claims (5)
- 衝突被害軽減装置の作動を検証するために、前記衝突被害軽減装置を搭載した試験車を走行させつつ、被衝突物を所定の衝突予定位置において前記試験車と衝突するように移動させる衝突試験装置であって、
前記試験車の走行速度を決定する走行速度決定手段と、
前記被衝突物を所定の移動経路に沿って移動させる移動装置と、
前記走行速度決定手段によって決定された走行速度と、その走行速度が検出されたときの試験車の前記衝突予定位置までの距離とから、試験車が前記衝突予定位置に到達する時点である試験車到達時点を決定する試験車到達時点決定手段と、
前記移動装置によって前記被衝突物が移動させられる移動速度と、前記被衝突物の初期位置から前記衝突予定位置までの移動距離とから、被衝突物が前記衝突予定位置まで移動するのに要する被衝突物所要時間を算出する所要時間算出手段と、
前記移動装置を制御して、前記試験車到達時点決定手段によって決定された試験車到達時点よりも、前記所要時間算出手段によって算出された被衝突物所要時間だけ前の時点から、前記被衝突物の移動を開始させる移動制御手段と
を含むことを特徴とする衝突試験装置。 - 前記走行速度決定手段が、
前記試験車が走行路上の所定の第1地点に到達したことを検出する第1到達検出手段と、
前記試験車が走行路上において前記第1地点と前記衝突予定位置との間に設定された第2地点に到達したことを検出する第2到達検出手段と、
前記第1到達検出手段によって前記試験車が第1地点に到達したことが検出されてから、前記第2到達検出手段によって前記試験車が第2地点に到達したことが検出されるまでの時間差と、前記第1地点から第2地点までの距離とに基づいて、前記走行速度を算出する速度算出手段とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の衝突試験装置。 - 前記被衝突物が、試験車が衝突してくる側とは反対側へ回転可能な回転機構を介して前記移動装置に連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載の衝突試験装置。
- 前記回転機構は、
前記移動装置に固定された基体と、
前記移動経路に対して平行に前記基体に固定され、その基体に対して回転可能な第1回転軸が一方の端に形成された連結部材と、
前記被衝突物に固定され、前記第1回転軸と平行に配置されている第2回転軸とを備え、
前記連結部材の他端が前記第2回転軸を着脱可能に保持する保持部となっており、
前記被衝突物に、前記第2回転軸の外周方向に所定値以上の力が生じると、前記第2回転軸が前記連結部材の保持部から外れるようになっていることを特徴とする請求項3に記載の衝突試験装置。 - 前記回転機構を前記試験車が衝突してくる方向とは反対側に回転駆動させる回転駆動装置と、
前記試験車到達時点決定手段によって決定された試験車到達時点よりも、予め設定された回避必要時間だけ前の時点から前記回転駆動装置を駆動させる回転制御手段と
を、さらに含むことを特徴とする請求項3または4に記載の衝突試験装置。
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