JP5163227B2 - 移動ロボットの移動制御方法および移動ロボット - Google Patents
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Description
しかし、ロボットが実際に歩行する床面は厳密に平坦面ではなく、傾斜を含む場合も設計値通りではない。そのため、歩行軌道の作成過程で予期していない凹凸や傾斜に遭遇する場合が常にある。予期しない凹凸や傾斜が存在する場合、支持脚の足平が想定角度よりも傾斜してしまうため、ロボットの姿勢全体も傾斜してしまう。すると、遊脚の軌道や着地位置も計画値から異なってきてしまい、当初の想定とは異なる位置に床面が存在する場合には遊脚を床面に衝突させてしまう危険がある。
遊脚と支持脚とを交互に交替する移動動作を自律的に実行する二脚式移動ロボットの移動動作を制御する移動ロボットの移動制御方法において、
移動動作の軌道を計算する軌道計算工程と、
遊脚を離床させてから移動方向に振り出して着床させる移動動作を前記軌道計算工程にて計算された軌道に基づいて実行させる移動動作実行工程と、を備え、
前記移動動作実行工程は、
体幹部および支持脚の少なくとも一方の予定軌道からの偏差を計測する偏差計測工程と、
前記偏差計測工程にて計測された前記偏差に応じて遊脚末端部の予定軌道を修正する修正軌道算出工程と、を有しており、
前記修正軌道算出工程は、支持脚の末端部を回転中心としかつ前記偏差とは逆向きに遊脚末端部を回転させる補正軌道を算出し、この補正軌道を遊脚末端部の予定軌道に加算することによって前記遊脚の予定軌道を修正する
ことを特徴とする。
ここで、従来は、体幹部等の姿勢のずれを計測し、この体幹部のずれを予定軌道に引き戻すようにフィードバックをかけるようにしていた。
しかしながら、ロボットの姿勢全体を立て直すには非常に時間がかかり、応答が間に合わないことが多くなる。
特に、近年にように滑らかで早い移動動作が要求されるレベルになると、姿勢立て直しの修正は間に合わず、ほとんど機能しないという問題が生じる。
軌道修正の対象を遊脚末端部とすることにより、姿勢全体を修正するよりもはるかに早い応答で軌道を修正することができる。よって、移動動作中に遊脚を床面に衝突させるなどの事故を確実に防ぐことができる。さらに、両足が浮く空中相であっても質量の大きい体幹部の慣性を利用して遊脚末端部の軌道を修正することができるため、走行動作中であっても本発明は作用効果を奏する。そして、軌道修正は遊脚に入れるとしているので、本発明を実装するにあたっては遊脚期にあるかどうかだけを判断すればよく、動作フェーズのすべてを監視して判断する(両脚支持期、片脚支持期、空中相を区別する)必要はないため、既存の制御システムに組み込む場合でも簡便である。
支持脚の末端関節(足首、つま先)のゲインを下げた状態で着地させることにより足平が床面に倣って接触している場合には、支持脚末端関節のサーボ偏差に基づいて体幹部および/または支持脚の偏差を計測してもよい。または、足裏に測距センサを設けて、足裏が床面から浮いている距離を計測して姿勢の傾斜を求めてもよい。この二つを組み合わせればなおよい。さらに、体幹部に慣性センサ(加速度センサ、ジャイロスコープ)を設けて、検出値を積分することにより体幹部の姿勢を計測してもよい。
また、本発明では、前記重み係数は、遊脚が離床する時点から滑らかに立ち上がって遊脚の振り出し動作中に最大になり、その後滑らかに減少して遊脚が着床する時点でゼロになるように設定されていることが好ましい。
このように補正軌道をいれる重みを滑らかに変化させていくので、軌道修正の対象となる脚を交互に入れ替えても動作が滑らかに連続する。そして、本発明にあっては、遊脚を振り出す際の事故を回避することを目的としているので、軌道修正対象を遊脚から支持脚に滑らかに交替させるために重み係数が着床時にゼロになっても特に不利益はない。
遊脚と支持脚とを交互に交替する移動動作を自律的に実行する二脚式移動ロボットの移動動作を制御する移動ロボットであって、
移動動作の軌道を計算する軌道計算部と、
遊脚を離床させてから移動方向に振り出して着床させる移動動作を前記軌道計算部にて計算された軌道に基づいて実行させる移動動作実行部と、を備え、
前記移動動作実行部は、
体幹部および支持脚の少なくとも一方の予定軌道からの偏差を計測する偏差計測部と、
前記偏差計測部にて計測された偏差量に応じて遊脚末端部の予定軌道を修正する修正軌道算出部と、を有しており、
前記修正軌道算出部は、支持脚の末端部を回転中心としかつ前記偏差とは逆向きに遊脚末端部を回転させる補正軌道を算出し、この補正軌道を遊脚末端部の予定軌道に加算することによって前記遊脚の予定軌道を修正する
ことを特徴とする。
本発明の移動ロボットの移動制御方法に係る第1実施形態について説明する。
図1は、移動ロボット100の外観を示す図である。
移動ロボット100は、体幹部110に左脚リンク200と右脚リンク300とが股関節部130を介して揺動可能に設けられている。
脚リンク200、300にも膝関節部410、足首関節部420、つま先関節部430をはじめとする関節部が設けられている。
移動ロボット100の各関節はアクチュエータ(不図示)を備え、各アクチュエータは体幹部に内蔵された制御部120により駆動制御される。すなわち、制御部120は、後述する各工程をそれぞれ実行する機能部を格納し、本発明の移動制御方法を実現するものである。
移動ロボット100には、撮像カメラあるいはレーザー送受信手段によって構成されるセンサ手段(不図示)が設けられている。そして、センサ手段にて取得された外部情報に基づいて周囲の環境情報(環境地図)および自己位置情報が制御部120にて同時認識される。
環境地図情報および自己位置情報に基づいて、制御部120は自律的に移動動作を計画し、各アクチュエータに制御指令を与えて歩行動作(移動動作)を実現する。
図2は、移動ロボット100の移動制御方法の全体構成を示すフローチャートである。
まず、本実施形態に係る移動ロボット100の移動制御方法は、初期設定工程(ST100)と、遊脚を離床させてから移動方向に振り出して着床させるまでの一歩分動作を実行させる歩行動作実行工程(移動動作実行工程)(ST200)と、歩行動作実行工程(ST200)における一歩分の動作の後、次の歩行動作実行工程(ST200)で遊脚の振り出しを行うまでの間に次の歩行動作実行工程(ST200)における動作の軌道を再計算する再計算工程(ST300)と、を備える。
以下、順に説明する。
初期設定工程(ST100)では、まず、初期条件の読み込みを行う(ST110)。
これは、操作者によって予め入力された初期条件や初期設定を読み込む工程である。操作者が与える初期条件としては、走行あるいは歩行などの移動の動作態様、移動速度、相対ZMP軌道、終了条件(継続時間あるいは移動距離)、などが例として挙げられる。動作態様を走行とすると、両脚がともに空中に浮く空中相が存在することになる。動作態様を歩行とすると、遊脚と支持脚とが交互に右脚と左脚とで入れ替わり、その間に空中相を挟むことなく接地相の連続となる。本実施形態では歩行を例にして説明する。
移動速度は、移動ロボット100の重心の水平方向速度として与えることができる。相対ZMP軌道は、支持脚の足平の基準点に対する目標ZMPの位置の経時的データである。例えば、相対ZMP軌道を支持脚の足平の中心に固定するように設定することができる。あるいは、支持脚の足平の内部において後方から前方へ移動するような軌道を設定してもよい。
これは、重心の速度(q′)と各関節の速度(θ′)とを関係づけるヤコビ方程式を解くことによって求められる。このようにして実現すべき動作(関節角度)が求められたところで初期設定工程(ST100)を終了し、次の歩行動作実行工程(ST200)に移行する。
歩行動作実行工程(ST200)では、まず、実現すべき動作(関節角度)を読み込んで歩行動作を開始し(ST210)、遊脚に設定されている脚を離床させて持ち上げる(図5参照)。
なお、片脚による立脚状態になった段階では脚の関節を構成するアクチュエータのゲインを大きくして設定条件内の最大値にする。ここでいう脚とは遊脚および立脚の両方であり、両脚の関節のゲインを最大化する。この状態で遊脚を移動方向に振り出して着地位置に向けて駆動させる(ST220)。
ここで特に監視対象とするのは、支持脚の関節角度および体幹部110の傾斜である。そして、予定軌道と実際の軌道との偏差(ずれ)が予め設定された許容範囲内であるかを判断する(ST222)。偏差が許容範囲内であれば(ST222:YES)、そのまま遊脚の振り出し動作を継続して歩行動作を続ける。
ゲインを下げる関節としては、遊脚の足首およびつま先部である末端部分の関節420、430だけでもよい。あるいは、末端部分の関節ではなく、膝関節のゲインを下げてもよい。または、末端部分および膝関節を含めた遊脚の関節すべてのゲインを下げてもよい。下げるゲインの程度は姿勢制御が保たれる範囲内において適宜設定可能である。例えば、最大値の20%から50%程度にすることが例として挙げられる。
再計算工程(ST300)にあっては、まず、現状データの取得を行う(ST310)。すなわち、各関節の実際の角度データを取得する。
本実施形態では、前述の歩行動作実行工程(ST200)において、遊脚を着床させる直前に遊脚の関節のゲインを下げる(ST230)。
これにより着床時の衝撃は緩和されるが、同時にロボット自体の重量によって遊脚が沈みこみ過ぎたり、外乱に対する頑健さが低下してしまう。
そのため目標とする関節角度に対して実際の関節角度がずれてしまうことが生じやすい。例えば、前方から後方に向けての外乱が作用した場合、図9に示すように移動ロボット100が後ろ向きに傾斜してしまう。そこで、実際の関節角度を取得したうえで(ST310)、この現状データと目標関節角度とを対比して関節角度のずれを算出する(ST320)。
例えば、この偏差の制限値を2°に設定したとし、ある関節において角度の目標値が50°であったところ実際は48°になっており角度偏差が2°ある場合、角度偏差を減少させる目標値の設定変更は行わず、目標値は50°のままで維持する。
一方、ある関節において関節角度の目標値が50°であったところ実際は46°になっており角度偏差が4°ある場合、角度偏差を減少させるように目標値の設定変更を行い、この例では目標値を46°にする。
例えば、変更する上限量を5°に設定したとし、ある関節において角度の目標値が50°であったところ実際は40°になっており角度偏差が10°ある場合、角度偏差を減少させるように目標値の設定変更を行い、この例では目標値を45°にする。
これは、ST230において着床前に脚関節のゲインを下げていたところ、下げていたゲインを戻して新たに設定した関節角度の目標値に向けて駆動させる。このとき、現状と目標値との差が小さい関節のゲインについては早く戻し、現状と目標との差が大きい関節のゲインはゆっくり戻すようにする。例えば、先のST330にて関節角度の目標値を設定変更したところ、この変更量の大きさに応じてゲインを戻す速さを変化させる。
すなわち、ST120において算出した重心の目標軌道に対して実際の重心位置がもつ偏差を求める。
関節角度としてはST330にて変更した関節角度の設定目標に基づいて移動ロボット100の状態を把握し、移動ロボット100の重心位置を求めるとともに目標軌道からのずれ(偏差)を算出する。重心のずれは、脚末端の関節(例えばつま先の関節)を中心にした回転角Δθとして求める(図10参照)。そして、ST360において、実際の重心位置に基づいて重心位置を更新する。
すなわち、ST360にて新たに更新された重心位置から出発して、次の一歩の歩行を実現するための重心軌道および脚の軌道を算出する。軌道の再計算にあたって加味する点を含めて図11を参照して説明する。
軌道の再計算にあたっては、まず、重心ずれと更新した重心位置の読み込みを行う(ST371)。そして、次に、軌道計算する際の相対ZMPを調整する(ST372)。
相対ZMPは初期設定で入力しているところ、移動ロボット100の重心が予定の軌道からずれる場合には安定化を図るために相対ZMPの位置を調整する。例えば、相対ZMPを足平の中心に固定したときに重心が後ろにずれる場合には、相対ZMPを前にずらす(図12中のP1からP2へ)。
このように重心ずれの方向とは逆方向に相対ZMPをずらすことによって安定化を実現するように相対ZMPを調整する。相対ZMPの位置変更量としては、急な変化は避け、たとえば、重心ずれの5%から10%を一歩の間に改善する程度の変更を加える。
関節角度のずれに応じて関節角度の目標値を変更したところ(ST330)、このような変更により上体姿勢が目標値からずれることになってしまう。
脚のゲイン下げや外乱の影響で例えば重心のずれが後ろ方向に発生した場合、移動ロボット100の上体姿勢は直立よりも後ろに反った姿勢になってしまう。そこで、前回り方向の回転運動量を軌道計算に加味することで上体姿勢を目標値に近づける(図13参照)。すなわち、重心位置ずれに応じて、重心の位置ずれ方向とは逆向きに上体姿勢を回転させる回転運動量を軌道計算に加える。加味する回転運動量は、一回でずれを全部直すのではなく、ずれ分の20%〜40%を一歩の間に改善する程度を加える。移動ロボット100の目標ZMPが適切に制御させていれば、上体姿勢のずれが移動ロボット100の歩行安定性に与える影響は小さいが、関節の可動範囲の問題や見た目の印象の観点から上体姿勢の適正化を図ることが好ましい。
これにより、新たな重心位置から次の一歩の着地までの軌道が計算される。
これにより、新たに計算された軌道に基づいて歩行動作が実行され、遊脚の振り出し(ST220)、着床前のゲイン下げ(ST230)および着床(ST240)によって移動ロボット100の歩行が進行される。
補正軌道算出工程(ST223)では、体幹部110の傾斜と反対方向の回転軌道を遊脚の末端に与える補正軌道を算出する(図14参照)。このときの補正軌道は、支持脚の足首関節を中心として体幹部110の傾斜と反対方向の回転運動を与える軌道とする。そして、前記補正軌道算出工程(ST223)にて算出された遊脚末端の補正軌道を遊脚の軌道に加算する(補正軌道加算工程ST224)。
補正軌道を加算するにあたっては、重み係数を乗算したうえで遊脚末端の軌道に加算する。
ここで、前記重み係数は予めその変化値が設定されているものである。
図15は、補正軌道の加算にあたって補正軌道に乗算する重み係数の変化を示す一例である。
重み係数は、図15に示されるように、遊脚が離床する時点から滑らかに立ち上がって遊脚の振り出し動作中に最大になり、その後滑らかに減少して遊脚が着床する時点でゼロになるように設定されている。
このような重み係数を乗算した補正軌道が遊脚の予定軌道に加算されることにより、遊脚末端部の修正軌道が算出される。
(1)歩行動作実行工程(ST200)中において、偏差計測工程ST221により体幹部110および/または支持脚の偏差を計測し、計測された偏差に応じて遊脚末端部の軌道を修正する。このように、軌道修正の対象を遊脚末端部とすることにより、姿勢全体を修正するよりもはるかに早い応答で軌道を修正することができる。よって、移動動作中に遊脚を床面に衝突させるなどの事故を確実に防ぐことができる。
ST221における偏差計測で体幹部および/または支持脚の予定軌道からの偏差を計測する構成については特に説明しなかったが、例えば次の構成を採用することができる。
支持脚の末端関節(足首、つま先)のゲインを下げた状態で着地させることにより足平が床面に倣って接触している場合には、支持脚末端関節のサーボ偏差に基づいて体幹部および/または支持脚の偏差を計測してもよい。または、足裏に測距センサを設けて、足裏が床面から浮いている距離を計測して姿勢の傾斜を求めてもよい。この二つを組み合わせればなおよい。
さらに、体幹部に慣性センサ(加速度センサ、ジャイロスコープ)を設けて、検出値を積分することにより体幹部の姿勢を計測してもよい。
上記実施形態においては説明の都合上、歩行動作実行工程ST200と再計算工程ST300との手順をシリアルに一つずつ説明したが、歩行動作を円滑に進行させるため、歩行動作実行工程ST200と再計算工程ST300とはパラレルに進行するものである。すなわち、現在の歩行動作実行工程ST200を実行中に次の歩行動作実行工程における軌道を再計算工程ST300にて計算する。
Claims (5)
- 遊脚と支持脚とを交互に交替する移動動作を自律的に実行する二脚式移動ロボットの移動動作を制御する移動ロボットの移動制御方法において、
移動動作の軌道を計算する軌道計算工程と、
遊脚を離床させてから移動方向に振り出して着床させる移動動作を前記軌道計算工程にて計算された軌道に基づいて実行させる移動動作実行工程と、を備え、
前記移動動作実行工程は、
体幹部および支持脚の少なくとも一方の予定軌道からの偏差を計測する偏差計測工程と、
前記偏差計測工程にて計測された前記偏差に応じて遊脚末端部の予定軌道を修正する修正軌道算出工程と、を有しており、
前記修正軌道算出工程は、支持脚の末端部を回転中心としかつ前記偏差とは逆向きに遊脚末端部を回転させる補正軌道を算出し、この補正軌道を遊脚末端部の予定軌道に加算することによって前記遊脚の予定軌道を修正する
ことを特徴とする移動ロボットの移動制御方法。 - 請求項1に記載の移動ロボットの移動制御方法において、
前記補正軌道の中心となる前記支持脚の末端部は、支持脚の足首関節、支持脚のつま先関節、支持脚の足裏中心付近、および、その時点での相対ZMPの位置、のうちのいずれかである
ことを特徴とする移動ロボットの移動制御方法。 - 請求項1または請求項2に記載の移動ロボットの移動制御方法において、
前記修正軌道算出工程は、前記補正軌道を遊脚の軌道に加算するにあたって前記補正軌道に遊脚の相に応じた重み係数を乗算する
ことを特徴とする移動ロボットの移動制御方法。 - 請求項3に記載の移動ロボットの移動制御方法において、
前記重み係数は、
遊脚が離床する時点から滑らかに立ち上がって遊脚の振り出し動作中に最大になり、その後滑らかに減少して遊脚が着床する時点でゼロになるように設定されている
ことを特徴とする移動ロボットの移動制御方法。 - 遊脚と支持脚とを交互に交替する移動動作を自律的に実行する二脚式移動ロボットの移動動作を制御する移動ロボットであって、
移動動作の軌道を計算する軌道計算部と、
遊脚を離床させてから移動方向に振り出して着床させる移動動作を前記軌道計算部にて計算された軌道に基づいて実行させる移動動作実行部と、を備え、
前記移動動作実行部は、
体幹部および支持脚の少なくとも一方の予定軌道からの偏差を計測する偏差計測部と、
前記偏差計測部にて計測された偏差量に応じて遊脚末端部の予定軌道を修正する修正軌道算出部と、を有しており、
前記修正軌道算出部は、支持脚の末端部を回転中心としかつ前記偏差とは逆向きに遊脚末端部を回転させる補正軌道を算出し、この補正軌道を遊脚末端部の予定軌道に加算することによって前記遊脚の予定軌道を修正する
ことを特徴とする移動ロボット。
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